JP2006244016A - コンピュータシステム及びアクセスパスの管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のホストコンピュータからアクセスされるストレージデバイスについて、アクセスパスの自動設定を行う。
【解決手段】 管理コンピュータ1は、複数のホストコンピュータ2に対して、定期的にストレージデバイス4のアクセスを行う際の経路情報23を取得するように要求する。取得した経路情報23は、管理コンピュータ1に送信され、経路監視手段12は、経路情報の変化を監視する。1つのホストコンピュータ2の経路情報が変化すると、他のホストコンピュータ2の経路も自動的に再設定する。
【選択図】図1
【解決手段】 管理コンピュータ1は、複数のホストコンピュータ2に対して、定期的にストレージデバイス4のアクセスを行う際の経路情報23を取得するように要求する。取得した経路情報23は、管理コンピュータ1に送信され、経路監視手段12は、経路情報の変化を監視する。1つのホストコンピュータ2の経路情報が変化すると、他のホストコンピュータ2の経路も自動的に再設定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンピュータシステム、及び、アクセスパスの管理方法に関し、更に詳しくは、複数のホストコンピュータと1つ以上のストレージデバイスとがマルチパスで接続されているコンピュータシステム、及び、そのコンピュータシステムにおけるストレージデバイスのアクセスパスの管理方法に関する。
ストレージデバイスのマルチパスシステムは、複数のアクセスパスからストレージデバイスを制御するコンピュータシステムで用いられており、ストレージデバイスのアクセス負荷を複数のパスに適切に分散させている。ストレージデバイスのマルチパスシステムの一例が、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されたストレージデバイスのマルチパスシステムでは、各ストレージデバイスへの複数のアクセスパスを自動的に検出できるようにしており、ストレージデバイスとアクセスパスとを関連付ける複数パス検出手段と、ホストコンピュータから与えられるユニークIDを記憶するためのストレージデバイスの記憶領域とを備えている。複数パス検出手段は、ホストコンピュータからストレージデバイスへの複数のアクセスパスのうち、任意の1本を使用し、ストレージデバイスに対するユニークIDをストレージデバイス内の記憶領域に書き込む。
特許文献1には、複数のホストコンピュータが存在する場合については記載がない。従って、複数のホストコンピュータが存在する場合に、適切な負荷分散を行うことができるマルチパスシステムを構成する手法が求められている。
また、複数のホストコンピュータが存在する場合には、1つのホストコンピュータについて手作業で負荷分散を設定したとしても、ストレージの増加や、アクセスパスの故障などが発生するたびに、負荷分散を設定しなおす必要がある。
特許文献2には、複数のホストコンピュータから共通のストレージデバイスにアクセスするマルチパスシステムで、ホストコンピュータ、ストレージデバイス及びファブリックスイッチ上で動作する管理エージェントを設け、管理エージェントがアクセスパスに障害が発生した旨を検出すると、別のアクセスパスに切り替えるストレージシステムが記載されている。
特開2000−330924号公報
特開2002−278909号公報
特許文献2では、管理エージェントがアクセスパスに障害が発生した旨を検出すると、ホストコンピュータからのアクセスパスを自動的に切り替えている。しかし、複数のホストコンピュータを有するシステムでは、単にアクセスパスの障害を検出して、正常なアクセスパスに切り替えても、システム全体として効率的なアクセスパスの運用はできないという問題がある。
本発明は、上記従来のコンピュータシステムの問題に鑑み、システム全体として効率的な運用が可能なコンピュータシステム、及び、そのようなコンピュータシステムにおけるマルチパスの管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のコンピュータシステムは、複数のホストコンピュータと1つ以上のストレージデバイスとがマルチパス接続されているコンピュータシステムにおいて、
前記複数のホストコンピュータのアクセスパスを管理する管理コンピュータを備え、該管理コンピュータは、
各ホストコンピュータとストレージデバイスとの現在のアクセスパスの使用状況を示す経路情報を記憶する経路情報記憶部と、
各ホストコンピュータから現在のアクセスパスに関する経路情報を取得し、該取得したパス経路情報と前記経路情報記憶部に記憶された経路情報とを比較し、該経路情報の変化を監視する経路監視手段と、
前記経路監視手段がホストコンピュータに障害が発生した旨を検出した際に、該障害が発生したホストコンピュータの使用パス、及び、それ以外のホストコンピュータの少なくとも一部の使用パスの設定を行う経路設定手段とを備えることを特徴とする。
前記複数のホストコンピュータのアクセスパスを管理する管理コンピュータを備え、該管理コンピュータは、
各ホストコンピュータとストレージデバイスとの現在のアクセスパスの使用状況を示す経路情報を記憶する経路情報記憶部と、
各ホストコンピュータから現在のアクセスパスに関する経路情報を取得し、該取得したパス経路情報と前記経路情報記憶部に記憶された経路情報とを比較し、該経路情報の変化を監視する経路監視手段と、
前記経路監視手段がホストコンピュータに障害が発生した旨を検出した際に、該障害が発生したホストコンピュータの使用パス、及び、それ以外のホストコンピュータの少なくとも一部の使用パスの設定を行う経路設定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のアクセスパスの管理方法は、複数のホストコンピュータと1つ以上のストレージデバイスとがマルチパス接続されているコンピュータシステムで、アクセスパスを管理する方法において、
各ホストコンピュータとストレージデバイスとの現在のアクセスパスの使用状況を記憶するステップと、
各ホストコンピュータから現在のアクセスパスに関するパス使用状況を取得し、該取得したパス使用状況と前記経路情報記憶部に記憶されたパス使用状況とを比較し、パス使用状況の変化を監視するステップと、
前記監視ステップで、ホストコンピュータに障害が発生した旨を検出すると、該障害が発生したホストコンピュータを含む前記複数のホストコンピュータの使用パスの再設定を行うステップとを備えることを特徴とする。
各ホストコンピュータとストレージデバイスとの現在のアクセスパスの使用状況を記憶するステップと、
各ホストコンピュータから現在のアクセスパスに関するパス使用状況を取得し、該取得したパス使用状況と前記経路情報記憶部に記憶されたパス使用状況とを比較し、パス使用状況の変化を監視するステップと、
前記監視ステップで、ホストコンピュータに障害が発生した旨を検出すると、該障害が発生したホストコンピュータを含む前記複数のホストコンピュータの使用パスの再設定を行うステップとを備えることを特徴とする。
本発明のコンピュータシステム及びアクセスパスの管理方法では、1つのホストコンピュータに障害が発生した場合には、その他のホストコンピュータについても、それらの経路情報に基づいてアクセスパスの再設定を行うので、手動でアクセスパスを設定する必要がない。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明のコンピュータシステムのブロック図である。コンピュータシステムは、プログラム制御により動作する2つのホストコンピュータ2と、複数のディスク42及び複数の入出力ポート41を有するストレージデバイス4と、各ホストコンピュータ2とストレージデバイス4との間を接続するマルチパス構成を備えるアクセスパス5と、アクセスパス5を切り替えるファイバチャネルスイッチ3と、ホストコンピュータ2にネットワーク6を経由して接続されプログラム制御により動作する管理コンピュータ1とを備える。
各ホストコンピュータ2は、経路検出手段21と、負荷分散手段22と、経路情報23とを備える。経路検出手段21は、ホストコンピュータ2からストレージデバイス4のディスク42へのアクセスパスを検出し、アクセスパスに接続されているホストコンピュータ2内のポート24の識別子と、アクセスパスに接続されているストレージデバイス4内のポート41の識別子と、アクセスパスを使用しているかどうかを示す使用状況とからなる経路情報23を作成し、経路情報記憶部に記憶する。負荷分散手段22は、ホストコンピュータ2からストレージデバイス4内のディスク42へのアクセスパスのうち、使用するアクセスパスを経路情報23に登録する。
管理コンピュータ1は、経路決定手段11と経路監視手段12と、経路情報13を記憶する経路情報記憶部とを備える。経路情報記憶部は、定期的にホストコンピュータから読み出された経路情報23から作成された経路情報13を記憶している。経路決定手段11は、経路情報記憶部に記憶された経路情報13に基づいて使用経路を決定し、この決定した使用経路情報を、ネットワーク6を経由して、ホストコンピュータ2の負荷分散手段22に送信する。経路決定手段11は、また、ホストコンピュータの1つで障害が発生した場合には、全てのホストコンピュータの経路を再設定する。ホストコンピュータ2の障害には、ホストコンピュータ自体の障害と経路の障害とが含まれる。負荷分散手段22が、受信した経路情報に基づいて使用経路を採用し、これによって、ホストコンピュータ2での負荷分散を実現する。経路監視手段12は、ホストコンピュータ2から送信された経路情報23から経路情報13を作成し記憶装置に記憶する。
次に、図1〜図3を参考して本実施形態の動作について詳細に説明する。図2は本実施形態の管理コンピュータ1の処理を示すフローチャートであり、図3はホストコンピュータ2の処理を示すフローチャートである。管理コンピュータ1の経路決定手段11は、ネットワーク6で接続されている各ホストコンピュータ2に対して、定期的に経路情報取得の要求をする(図2、ステップA1)。ホストコンピュータ2は、経路情報取得の要求を受けると、経路検出手段21を用いて、ホストコンピュータ2からストレージデバイス4内のディスク42への経路を検出し、経路情報23を作成し、これを管理コンピュータ1に送信する。
ホストコンピュータ2で作成される経路情報23は、図4に示されるように、各経路について、その経路が接続されているホストコンピュータ2内のポート24の識別子(サーバポート識別子)と、経路が接続されているストレージデバイス4内のポート41の識別子(ストレージポート識別子と呼ぶ)と、アクセスされているディスク42の識別子と、その経路の使用の有無を示す接続情報とからなるテーブルとして与えられる。接続情報の初期値として「未決定」が与えられる。経路検出手段21で検出された経路情報23は、ネットワーク6を経由して管理コンピュータ1に送信される(ステップA2)。
経路決定手段11は、ホストコンピュータ2から与えられた経路情報23に、送信元のホストコンピュータ名を追加したものを、経路情報13として登録する(ステップA3)。登録された経路情報13は、図5に示されるようなテーブルとして与えられる。つまり、ホストコンピュータ2で取得された経路情報23に、そのホストコンピュータの識別子を付加した経路情報である。
経路決定手段11は、取得した経路情報13に、「未決定」の経路が存在する場合には、経路の決定を行う。また、ホストコンピュータ2自体に障害が発生したなどの理由で、経路決定手段11が規定時間内に経路情報23を受信できなかった場合には、経路情報13にはそのホストコンピュータに関する経路情報が追加されない。また、経路に障害が発生し当該経路の使用状況が空白となった場合には、記憶された経路情報13と送信された経路情報23との間に差分が発生し、経路決定手段11は、経路の再設定を行う。
経路決定手段11は、使用経路を決定するにあたって、まず、記憶された経路情報13を検索し、ホストコンピュータ毎に使用状況が「使用」であるアクセスパスの数を求める。次いで、使用状況が「未決定」の経路が少なくとも1つ以上あるホストコンピュータのうち、「使用」であるアクセスパスの数が最小のホストコンピュータを経路決定の対象とする(ステップA4)。アクセスパスの数が最小のものが複数存在する場合は、その中で任意の1つを選ぶ。
経路情報13から、ステップA4で選択されたホストコンピュータ名が登録されており、かつ、使用状況が「未決定」である任意のディスクを1つ選ぶ(ステップA6)。以下、経路情報13の中で、ステップA4およびA6でそれぞれ決定したホストコンピュータ及びディスクの組に一致するものを経路決定対象と呼ぶ。
次に、経路決定手段11は、経路決定対象の中から、使用するアクセスパス1本を決定する。まず、経路情報13から、ストレージデバイスのポートごとに、使用状況が「使用」であるアクセスパスの数を求める(ステップA7)。ここで、使用状況が「使用」である経路数を使用パス数と呼ぶ。経路決定対象に含まれるストレージデバイスのポートの中で、使用パス数が最小でないものについて、経路情報13に使用状態を「未使用」と登録し、経路決定対象から除外する(ステップA8)。
ステップA8終了後、さらに経路決定対象の絞り込みを行う。経路情報13から、経路決定対象のホストコンピュータ2に一致するものに対象を狭め、ステップA7およびステップA8と同様に、ストレージデバイス4のポート41ごとに使用パス数を求めて、最小でないものを「未使用」と登録し、経路決定対象から除外する(ステップA9および、ステップA10)。
ステップA10終了後、さらに経路決定対象の絞り込みを行う。経路情報13から、経路決定対象のホストコンピュータに一致するものに対象を狭め、ステップA7およびステップA8と同様に、ホストコンピュータのポートごとに使用パス数を求めて、最小でないものを「未使用」と登録し、経路決定対象から除外する(ステップA11および、ステップA12)。
ステップA12終了後の経路決定対象の中から、任意の1つの経路を使用経路として選択し、経路情報13に使用状態を「使用」と登録し、使用経路として選択されなかった経路については、経路情報13に「未使用」と登録する(ステップA13)。
経路決定手段11は、ステップA3へ進み、新たな経路決定対象を求める。ステップA3で経路決定対象がない、すなわち、経路情報13に登録されているすべてのアクセスパスの使用状況が「使用」か「未使用」に設定されたとき、使用経路の決定は終了し、ステップA14へ進む。
次に経路決定手段11は、使用状況が設定された経路情報13を、ネットワーク6を経由して、ホストコンピュータ2に送信する。負荷分散手段22は、経路決定手段11から送信された経路情報13の中から、自身のホストコンピュータ名が登録されているものを抜き出し、経路情報23に使用状況を登録する(ステップA15)。
図3において、経路監視手段12は、規定時間、たとえば1分ごとに、ネットワーク6に接続されている全てのホストコンピュータ2に、経路情報取得の要求を送信する(ステップB1)。経路情報取得の要求を受信したホストコンピュータ2は、経路検出手段21で経路情報23を作成し、ネットワーク6を経由してホストコンピュータ1に経路情報23を送信する(ステップB2)。ステップB2で示される経路検出手段21の動作は、図2のステップA2に示された経路検出手段21の動作と同じであり、説明は省略する。次に、経路監視手段12は、ステップB3で送信された経路情報23と、管理コンピュータ1の経路情報13とを比較し、経路情報に相違がないかを調べる(ステップB3)。
経路情報に相違がある場合、経路監視手段12は、経路決定手段11に使用経路の再決定を要求し、経路決定手段11は、使用経路を決定する(ステップB4)。経路決定手段11の動作は、図2に示された経路決定手段11の動作と同じであり、説明は省略する。
次に、具体例を用いて本実施形態の動作を説明する。図6に示すような装置構成について、本実施形態の動作を示す。経路決定手段11は、ホストコンピュータ2a、2bに対して経路情報取得の要求をすると、経路検出手段21a、21bは、図7に示す経路情報23a、23bを作成し、管理コンピュータ1へ送信する(ステップA1、A2)。経路決定手段11は、経路情報23a、23bから、経路情報13を作成する(ステップA3)。経路情報23a、23bから作成される経路情報13の例を図8に示す。
次に、経路決定手段11は、経路情報13から使用経路を決定する。経路情報13が、図9に示すように登録されているときの動作を説明する。経路決定手段11は、経路情報13を検索し、ホストコンピュータごとに使用状況が「使用」であるアクセスパスの数を求め、「使用」パスの数が最小となるホストコンピュータ2を選ぶ。ホストコンピュータSV1、SV2ともに、使用状況が「使用」のパスの数は1なので、経路決定対象のホストコンピュータは、SV1、SV2のうち、任意の1つが選ばれる。ここでは、SV1が選ばれたとする(ステップA4−A5)。
経路情報13から、ホストコンピュータ名がSV1、かつ、使用状況が「未決定」である任意のディスク1つを選ぶ(ステップA6)。ここでは、D2が選ばれたとする。
次に、経路情報13から、ストレージデバイスのポートごとに、使用状況が「使用」であるアクセスパスの数を求める(ステップA7)。ストレージポートT1、T2ともに使用状況が「使用」であるパスの数は1なので、経路設定対象は変更されない。
経路情報13から、経路決定対象のホストコンピュータに一致するものに対象を狭めて、ストレージデバイスのポートごとに使用パスの数を求める。ここで、ストレージポートT2について、使用状況が「使用」であるパスはないので、経路決定対象からストレージポートT1の経路を「未使用」とし、経路決定対象を絞り込む(ステップA9−A10)。
ステップA10の終了時点で経路決定対象は1つしかないので、ステップA11−A12で、経路決定対象が絞り込まれることはない。絞り込まれた、SV1、I2、T2、D2で示されるアクセスパスを使用経路として選択し、経路情報13の該当する項目の使用状況に「使用」と登録する(ステップA13)。
すべてのアクセスパスについて、使用経路が決定され使用状況が「未決定」で示されるものがなくなったとき、ホストコンピュータ2a、2bへ経路情報13を送信する(ステップA14)。
負荷分散手段22a、22bは、送信された経路情報13から自身のホストコンピュータ名の項目を検索し、登録された使用状況を経路情報23a、23bに反映させる(ステップA15)。それぞれのディスクへのアクセスは、経路情報23a、23bで使用状況が「使用」であるアクセスパスを使用する。
上記実施形態では、管理コンピュータ1から複数のホストコンピュータ2に対する負荷分散の設定を自動的にすることができる。この場合、それぞれのホストコンピュータ2で取得した経路情報を、管理コンピュータ1に送信し、管理コンピュータ1がすべてのホストコンピュータに対しての経路情報から使用経路を設定する。このため、手作業による負荷分散の設定をする必要がなくなり、設定ミスの危険性をなくすことができる。
また、管理コンピュータが定期的に経路情報を取得し、経路情報が更新されたときに、使用経路の再設定を実施するので、アクセスパスの障害や、ホストコンピュータの障害によるダウンなど、経路情報の追加が発生したときに、設定変更を自動的に行うことができる。この結果、設定変更のたびに手作業で負荷分散を設定しなおす必要がなくなり、設定変更の抜けなどを防ぐことができる。
次に、本発明の他の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図10を参照すると、本実施形態のコンピュータシステムは、コンピュータシステムは、プログラム制御により動作する複数のホストコンピュータ2と、複数のディスク42及び入出力ポート41を有するストレージデバイス4と、各ホストコンピュータ2とストレージデバイス4との間を接続するマルチパス構成を備えるアクセスパス5と、アクセスパス5を切り替えるファイバチャネルスイッチ3と、ホストコンピュータ2にネットワーク6を経由して接続されプログラム制御により動作する管理コンピュータ1とを備える。
ホストコンピュータ2は、経路検出手段21と、負荷分散手段22と、経路情報23とを備える。経路検出手段21は、ホストコンピュータ2からストレージデバイス4のディスク42へのアクセスパスを検出し、ホストコンピュータ2に接続されているポート24の識別子と、ストレージデバイス4に接続されているポート41の識別子と、アクセスパスを使用しているかどうかを示す使用状況とからなる経路情報23を作成する。負荷分散手段22は、ホストコンピュータ2からストレージデバイス4内のディスク42へのアクセスパスのうち、使用するアクセスパスを経路情報23に登録する。
管理コンピュータ1は、経路決定手段11と、経路監視手段12と、経路情報13とを備える。経路決定手段11は、ホストコンピュータ2から与えられた経路情報23を用いて、それぞれのホストコンピュータからディスクへの使用状況を設定する。経路監視手段12は、ホストコンピュータ2からの経路情報23を定期的に取得し、取得した経路情報23に変更が生じた場合、経路決定手段11へ使用状況の再決定を要求する。
本実施形態は、ホストコンピュータ2が3つ存在している点と、ストレージデバイス4のポート41が4つ存在している点と、ホストコンピュータとストレージデバイスとのアクセスパスが12本存在している点で、図1に示す実施形態と異なっている。
上記実施形態で示すように、本発明は、ある特定のストレージデバイスにアクセスするためのアクセスパスがN(Nは任意の正整数)本に拡張されていても、ホストコンピュータの数がM(Mは任意の正整数)に拡張されていても、実施することが可能である。
なお、本実施形態における経路決定手段11、経路監視手段12、経路検出手段21、及び、負荷分散手段22の動作の内容は、それぞれ、前述した実施形態における経路決定手段11、経路監視手段12、経路検出手段21、及び、負荷分散手段22の動作の内容と同様である。
以上、本発明をその好適な実施態様に基づいて説明したが、本発明のコンピュータシステム及びマルチパスの管理方法は、上記実施態様の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施態様の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。また、本発明の好適な態様として記載した各構成や実施形態で記載した各構成については、本発明の必須の構成と共に用いることが好ましいが、単独であっても有益な効果を奏する構成については、必ずしも本発明の必須の構成として説明した全ての構成と共に用いる必要はない。
本発明のコンピュータシステムは、複数のホストコンピュータからマルチパスを介してアクセスされる共通のストレージデバイスを有するコンピュータシステムに適用できる。
1:管理コンピュータ
2、2a、2b:ホストコンピュータ
3:ファイバチャネルスイッチ
4:ストレージデバイス
5:パス(ファイバチャネルケーブル)
6:ネットワーク
11:経路決定手段
12:経路監視手段
13:経路情報
21、21a、21b:経路検出手段
22、22a、22b:負荷分散手段
23、23a、23b:経路情報
24:ポート
31:ポート
41:ポート
42:ディスク
2、2a、2b:ホストコンピュータ
3:ファイバチャネルスイッチ
4:ストレージデバイス
5:パス(ファイバチャネルケーブル)
6:ネットワーク
11:経路決定手段
12:経路監視手段
13:経路情報
21、21a、21b:経路検出手段
22、22a、22b:負荷分散手段
23、23a、23b:経路情報
24:ポート
31:ポート
41:ポート
42:ディスク
Claims (4)
- 複数のホストコンピュータと1つ以上のストレージデバイスとがマルチパス接続されているコンピュータシステムにおいて、
前記複数のホストコンピュータのアクセスパスを管理する管理コンピュータを備え、該管理コンピュータは、
各ホストコンピュータとストレージデバイスとの現在のアクセスパスの使用状況を示す経路情報を記憶する経路情報記憶部と、
各ホストコンピュータから現在のアクセスパスに関する経路情報を取得し、該取得したパス経路情報と前記経路情報記憶部に記憶された経路情報とを比較し、該経路情報の変化を監視する経路監視手段と、
前記経路監視手段がホストコンピュータに障害が発生した旨を検出した際に、該障害が発生したホストコンピュータの使用パス、及び、それ以外のホストコンピュータの少なくとも一部の使用パスの設定を行う経路設定手段とを備えることを特徴とするコンピュータシステム。 - 前記経路監視手段は、ホストコンピュータが使用しているアクセスパスに障害が発生したときに、該ホストコンピュータから取得したパス使用状況に基づいて、該ホストコンピュータに障害が発生した旨を検出する、請求項1に記載のコンピュータシステム。
- 前記経路監視手段は、前記ホストコンピュータから経路情報が所定の時間内に受信できないときに、該ホストコンピュータに障害が発生したと判定する、請求項1又は2に記載のコンピュータシステム。
- 複数のホストコンピュータと1つ以上のストレージデバイスとがマルチパス接続されているコンピュータシステムで、アクセスパスを管理する方法において、
各ホストコンピュータとストレージデバイスとの現在のアクセスパスの使用状況を記憶するステップと、
各ホストコンピュータから現在のアクセスパスに関するパス使用状況を取得し、該取得したパス使用状況と前記経路情報記憶部に記憶されたパス使用状況とを比較し、パス使用状況の変化を監視するステップと、
前記監視ステップで、ホストコンピュータに障害が発生した旨を検出すると、該障害が発生したホストコンピュータを含む前記複数のホストコンピュータの使用パスの再設定を行うステップとを備えることを特徴とするアクセスパスの管理方法。
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JP2005057223A JP2006244016A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | コンピュータシステム及びアクセスパスの管理方法 |
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