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JP5215740B2 - 移動ロボットシステム - Google Patents

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Description

本発明は、目的地まで人の操作なしに移動する自律移動型の移動ロボットシステムに関する。
移動ロボットがすすむべき移動軌跡を定義する移動経路データは自動的に作成することができる。例えば、特開2004−98233「自律移動ロボット」に記載された方法では、移動開始地点と移動終了地点とを指定する指定手段と、それを結ぶ複数の移動ルートを検索する手段と、複数の移動ルートのそれぞれに必要な移動コストや移動時間に基づいて最適なルートを決定する手段により、移動コストや移動時間に関して最適な経路が作成される。
特開2004−98233号
背景技術の項で述べたように、設定された移動経路データに基づく移動制御により、移動ロボットは目的地までの自律移動の基本的な動作を行うことができる。
しかし、上で述べた方法は理想的な条件、すなわちセンサデータに誤差がなく、またロボットが指示どおり制御・移動可能なことを前提としており、現実的におこりうる誤差の発生や指示どおりロボットが動かないことによる影響や危険性を考慮していなかった。
本発明の目的は、ロボットが移動時に利用する移動経路データ等のパラメータの調整を事前に行うことで、制御誤差等によって生じる移動時の存在物衝突等の危険性を削減することにある。
本発明の移動ロボットシステムは、周囲の状況を測定するセンシング部、センシング部からのセンシングデータと環境地図とから位置姿勢データを推定する位置姿勢推定部、及び、推定した位置姿勢データと移動経路データとから求めた移動制御データに従って移動を制御するロボット移動部を有する移動ロボットと、移動ロボットが移動する、存在物を含む環境の幾何状況を示した環境地図を生成する環境地図生成部、環境地図の座標系に、移動ロボットが移動する移動経路データを作成する移動経路データ作成部、及び、移動ロボットに関するロボット構成情報と環境地図と移動経路データとから、制御誤差を含む移動ロボットの移動中に存在物に衝突する可能性を示す危険度パラメータを求める危険度パラメータ算出部を有するコンピュータとを設ける。
本発明の他の望ましい態様は、危険度パラメータ算出部は、移動ロボットをコンピュータに仮想的に定義した仮想移動ロボットにより移動ロボットの制御誤差を含む移動を模擬し、ロボット構成情報と環境地図と移動経路データとから求めた仮想移動ロボットの移動中に、存在物に衝突する可能性を示す、仮想移動ロボットの危険度パラメータを求める。
本発明のさらに他の望ましい態様は、危険度パラメータ算出部は、仮想移動ロボットの、環境地図上の位置姿勢の推定値を示す位置姿勢推定値と移動経路データとロボット構成情報とから、仮想移動ロボットの制御データを算出する移動制御データ算出シミュレータと、移動制御データ算出シミュレータにより算出された制御データとロボット構成情報とから、仮想移動ロボットの位置姿勢パラメータを算出するロボット移動シミュレータと、ロボット移動シミュレータにより算出された位置姿勢パラメータと環境地図とロボット構成情報とから、仮想移動ロボットの危険度パラメータを算出する衝突確率算出部とを備える。
本発明のさらに他の望ましい態様は、前述のコンピュータを搭載した、移動ロボットより小型の小型移動ロボットを設け、小型移動ロボットは、周囲の状況を計測する他のセンシング部、他のセンシング部からのセンシングデータと環境地図とから小型移動ロボットの位置姿勢値を推定する他の位置姿勢推定部、及び、推定した位置姿勢推定値と移動経路データとから求めた移動制御データに従って、小型移動ロボットの移動を制御する他のロボット移動部を有する。
本発明の他の態様は、周囲の状況を測定するセンシング部、センシング部からのセンシングデータと環境地図とから位置姿勢データを推定する位置姿勢推定部、及び、推定した位置姿勢データと移動経路データとから求めた移動制御データに従って移動を制御するロボット移動部を有する移動ロボットと、移動ロボットが移動する、存在物を含む環境の幾何状況を示した環境地図を生成する環境地図生成部、環境地図の座標系に、移動ロボットが移動する移動経路データを作成する移動経路データ作成部、及び、移動ロボットに関するロボット構成情報と環境地図と移動経路データとから、制御誤差を含む移動ロボットの移動中に存在物に衝突する可能性を示す危険度パラメータを求める危険度パラメータ算出部と、周囲の状況を計測する他のセンシング部、他のセンシング部からのセンシングデータと環境地図とから自らの位置姿勢値を推定する他の位置姿勢推定部、及び、推定した位置姿勢推定値と移動経路データとから求めた移動制御データに従って、移動ロボットの移動に先行した移動を制御する他のロボット移動部とを有する、移動ロボットより小型の小型移動ロボットとを設ける。
本発明によれば、ロボット移動時の存在物衝突の危険性を削減することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、移動ロボットに搭載された距離センサなどで周囲の状況を測定したセンシングデータと環境の幾何状況を示した環境地図とを用いて自己の位置姿勢を推定し、その結果に基づいて自律移動制御を行う移動ロボットに関する。特に、その移動ロボットが存在物と衝突する可能性を示す危険度パラメータを、移動ロボットを仮想的に定義した仮想移動ロボットにより移動ロボットの制御誤差を含む移動を模擬することにより求める移動ロボットシステムである。危険度パラメータの値に応じて移動ロボットの移動経路データを決定又は変更する必要があるので、危険度パラメータは、移動ロボットが移動経路データを使用して移動するより前に(事前に、直前でも良い)求められる必要がある。
最初に、距離センサと環境地図を用いて移動ロボットの位置姿勢の推定について説明する。距離センサとは、距離センサ周辺の複数の方向について、存在物までの距離を計測できるものである。距離センサは、図2に計測範囲を示すように、ある高さの水平面上を距離センサ(210)の正面に対して-90°から+90°の方向に、1°毎の合計181通りの異なる方向について、存在物(230)までの距離データが瞬時に計測できる。また、この距離センサ(210)は、移動ロボット(220)に搭載されている。
図3に、この距離センサ(210)を用いて測定されたセンシングデータの例を示す。各センシングデータは、角度φと距離dの組み合わせとして(φ0,d0), (φ1,d1), ..., (φi,di), ...としてあらわされる。ここで各変数の数字の添え字iはデータ番号で、φiはi番目の測定方向を示し、diはφi方向における存在物までの距離を示す。上に説明したとおり、正面に対して-90°から+90°の方向に、1°毎の合計181通りの異なる方向について計測できるので、φ0=-90°,φ1=-89°,...,φ180=+90°となる。
2次元の環境地図とは、距離センサ210による測定高さ断面での存在物の存在を、図4に示すようなディジタル画像としてあらわしたものである。ここでは図4に示すように、存在物が存在しない場所(410)を白色、存在物が存在する場所(420)を黒色で表現している。
移動ロボット(220)は、平らな地面上を移動する。その移動によって変化する位置姿勢に関する自由度は、位置について(x,y)の2パラメータ、姿勢については移動ロボットが向く方向角度に関するθの1パラメータの、合計3パラメータである。なお、これらのパラメータをあらわす座標系は、図4に示すような環境地図510をあらわす座標系と一致している。
移動ロボットの位置姿勢を推定することとは、任意の位置姿勢にある移動ロボットのセンシングデータから、上記(x,y,θ)の3パラメータを求めることを意味する。移動ロボットの位置姿勢を推定するマッチング処理について説明する。
マッチング処理とは、あるフレーム(前述した、正面に対して-90°から+90°の方向に、1°毎の合計181通りの異なる方向について計測したデータ)において計測されたセンシングデータの位置および姿勢(方向)を変えながら、センシングデータを環境地図に重ね合わせ、センシングデータと環境地図とが最もマッチする位置および姿勢を探し出し、これをもって移動ロボットの位置姿勢データの推定値とする。その原理は、移動ロボットがその位置および姿勢にあるときに、計測されたデータと同じデータが最も高い確率で得られるであろうという考え方に基づいている。
図5に、この考え方に基づくマッチング処理の概要を示す。環境地図(510)と、センシングデータ(300)とが与えられたときに、この方法によって最もマッチすると判断された状況が図5(c)に示した状況であり、このときの平行移動成分(x,y)と回転成分θが、移動ロボットの位置姿勢推定値となる。
次に、移動ロボットがすすむべき移動軌跡を定義する移動経路データについて説明する。移動経路データとはロボットが通るべき軌跡を直線や曲線として地図上にあらわした移動経路をもとに、これを数値的にデータ化したもので、図6にその曲線の一例を示す。スタートポイント(603)が、ロボットが現在いる位置を示し、ゴールポイント(604)が目的地となる位置を示す。このスタートポイントとゴールポイントを結ぶ曲線(602)が移動経路となる。この移動経路の具体的なデータ記述方法は、その経路(直線や曲線上)に点を高密度でプロットし、その点の地図上での座標値を (x_0, y_0), (x_1, y_1), ..., (x_e, y_e) の形式で順次あらわす。ここで(x_0, y_0)は上で述べたスタートポイント、(x_e, y_e)はゴールポイントを示す。
移動ロボット(220)は、上で述べた位置姿勢推定方法によって逐次自分の位置姿勢データを求め、そこで求められた値と自分がすすむべき経路となる移動経路データを比較することで移動方向や移動速度などを決定し、これに基づき移動ロボット(220)の移動機構部を制御することで目的の移動が実現される。
図7は、移動ロボットシステムの構成図である。移動ロボットシステムは、車輪などによって平らな床を持つ実環境を任意の方向に移動可能な移動ロボット(220)と、環境地図や移動経路データを作成するPC等の計算システム(6040)から構成される。
移動ロボット(220)は、物品の運搬などの作業を行う、上で述べた自律移動が可能なものである。移動ロボットには、上で述べた距離センサなどのセンサ(210)が搭載され、周囲の環境の状態がセンシングできる。またロボット内部にPCあるいはそれと同等の処理が行える計算機能が内部に組み込まれている。移動ロボットは、センシング部(6120)と、位置姿勢推定部(6124)、移動制御データ算出部(6128)、ロボット移動部(6132)を備える。
ここでセンシング部(6120)は、上記距離センサなどのセンサ(210)によって構成され、位置姿勢推定部(6124)ならびに移動制御データ算出部(220)は、上記移動ロボット(220)に組み込まれた計算機能によって実現され、ロボット移動部は、上記ロボット(220)に組み込まれたモータ等の駆動機構とその制御装置によって構成される。移動ロボット(220)は、このセンシング部(6120)で取得されたセンシングデータと、別途無線LANなどを用いて計算システム(6040)から送られた環境地図とを用いて、位置姿勢推定部(6124)によって、現在の位置姿勢データを逐次求める。その求め方の一例は、前述のとおりである。
移動ロボット(220)は、求めた位置姿勢データと、別途無線LANなどを用いて計算システム(6040)から送られた移動経路データを用いて、移動すべき方向などを示す移動制御データを、移動制御データ算出部(6128)によって求める。その求め方の一例を図8に示す。ある時刻において、あらかじめ設定された移動経路(602)上で本来移動ロボットがいるべき位置(608)に対し、その位置(623)に実際にいようとも、あるいはさまざまな要因でそれとは異なる位置(624)(あるいは(625))にいようとも、本来移動ロボットがいるべき位置(608)から所定距離先の移動経路上の目標地点(606)に向かう制御を行う。
移動ロボット(220)は、このようにして求められた移動制御データに従って、ロボット移動部(6132)を動作させることで、移動経路に沿った実際の移動が実現される。
なお、移動経路データは、計算システム(6040)から所定の長さの移動経路のデータとして送られても良いし、所定の長さの移動経路を分割した部分経路のデータとして逐次送られても良い。
次に図7に示す計算システム(6040)で行われる処理を説明する。計算システム(6040)は、移動ロボットの外部において、移動ロボットが動作する以前の準備作業を主に行うもので、大きく、環境地図生成部(6000)、移動経路データ作成部(6004)、ならびに危険度パラメータ算出部(6008)などを備える。
環境地図生成部(6000)は、移動ロボットを動作させる環境の環境地図を作成する。これを移動ロボット(220)に搭載された距離センサなどのセンサ(210)を用いて計測されたセンシングデータを用いて自動処理あるいは半自動処理で作成することもできるが、ここでは、これを環境に存在する存在物の形状の実測によって、手作業での作成を説明する。
移動経路データ作成部(6004)は、移動経路データを自動的あるいは対話処理により作成する。その実施方法の一例を、図9を用いて説明する。最終的に作成したいのは図9(a)に示したとおり、環境地図(510)上で移動ロボットのスタート位置(603)ならびにゴール位置(604)を結ぶ曲線であり、ここでこの曲線は移動ロボットがその上を移動可能なように決定されることが条件となる。
これを作成する手順の1例が図9(b)から(d)である。画面上に図9(b)のように対象となる環境地図が表示されており、オペレータはこの環境地図上でスタート位置(603)と第1の中途目標位置(23)をマウスポインタ(20)の指示などで指定する。なおこれらの位置を示す点を「制御点」と呼ぶことにする。移動経路データ作成部(6004)は、この2つの制御点を結び、なおかつ存在物にある距離を保ち衝突しない経路を算出する。具体的な手法としては例えば、「文献:知能ロボット入門, コロナ社, 2001年, ISBN 4-339-04553-5, pp11-82」に記載された「基礎的な計画手法」を用いて算出する。
このようにして一旦スタート位置(603)と第1の中途目標位置(23)を結ぶ部分経路(1203)が作成されると、同様の操作と処理を繰り返し(図9(b), (c))、第2の中途目標位置(24)までの部分経路(1204)ならびにゴール位置(604)までの部分経路(1205)が順次作成され、これらをつなぎあわせることで、目的となる経路(図9(a)(602))が作成される。
このように分割して経路を作成することで、意図しないルートを辿る経路が作成されることを避けたり、経路が長くなったときに計算時間が膨大になってしまう問題を避けたり、あるいは部分ごとに作成した経路を別の経路を作成するときに再利用できるなどの効果がある。さらに、スタート位置(603)からゴール位置(604)までの経路が長い(計算時間が長い)ときに、部分ごとに作成した経路(部分経路)を移動経路データとして移動ロボット(220)に逐次送ることにより、移動ロボット(220)の移動を円滑に制御できる。
なお上記過程において2つの制御点を結ぶように算出される経路は一意とは限らず、図10に示すように第1の制御点(603)と第2の制御点(23)を結ぶ第1の経路(1203)と第2の経路(1255)のような2つ以上の経路が算出されることもある。この場合は、例えば最短距離となる方を選ぶなどの自動的な選択方法や、オペレータに選ばせる手作業による選択方法などによってどれを有効にするかを決定する。
また図11のユーザインタフェースに示すとおり、移動経路が作成される際に設定されたスタート位置やゴール位置、および中途目標位置等の制御点、ならびにそれらを結ぶ経路には、それぞれs1、g1、c1-1、c1-2、p1-1、p1-2、p1-3等の識別名称がつけられ、それぞれ個別に管理してもよい。ここで、個別に管理するとは、制御点をマウスのドラッグにより画面上で移動させ、これにともない制御点を結ぶ経路が自動的に更新されたり、あるいは上述のようにある2つの制御点を結ぶ経路として複数の曲線から選択することをいう。これらは、上述の2点を結ぶ部分経路を作成する方法によって実現される。
以上が、図7の移動経路データ作成部の1例である。もしセンサのセンシングや移動ロボットの制御に誤差等がなく理想的に行われると、上述の移動ロボット(220)と、計算システム(6040)に備える、ここまでに述べた各機能によって、移動ロボットの自律移動制御は実現される。しかしながら、実際にはセンサのセンシング誤差や移動ロボットの移動制御誤差、あるいは移動ロボットの形状などの影響で、環境内の存在物に衝突する可能性がある。この可能性を削減するため、図7における計算システム(6040)に危険度パラメータ算出部(6008)を設ける。この危険動パラメータ算出部(6008)について詳しく説明する。
危険度パラメータ算出部(6008)は、図7に示すとおりセンシングシミュレータ(120)、位置姿勢推定シミュレータ(124)、移動制御データ算出シミュレータ(128)、ロボット移動シミュレータ(132)、衝突確率算出部(140)から構成される。
図1に、危険度パラメータ算出部(6008)の各部の相互の関係を示す。センシングシミュレータ(120)は、実際の移動ロボット(220)に搭載されたセンサ(210)のセンシング処理を模擬するもので、図1に示すように、仮想ロボット(仮想移動ロボット)の位置姿勢パラメータ(134)、環境地図(510)、ロボット構成情報(138)を入力として、仮想センサデータ(122)を出力する。ここで仮想ロボットの位置姿勢パラメータ(134)とは、実際の移動ロボットを動かすことなく、図7における計算システム(6040)内で仮想的にロボットの動きを模擬する際のロボットの位置姿勢を逐次あらわしたもので、後で述べるロボット移動シミュレータ(132)によって算出される。同じ位置姿勢を表す用語であるが、説明の混乱を避けるために、移動ロボットに関して位置姿勢データ、仮想移動ロボットに関して位置姿勢パラメータと呼ぶ。
またロボット構成情報(138)とは、移動ロボットの形状や寸法、駆動系の構成や特性などの駆動機器の仕様、センサの特性や取り付け位置、ロボットの移動制御の制御アルゴリズムや誤差モデル、センサのセンシングパラメータや誤差モデルなど、ロボットの構成やその構成要素の特性に関する情報をあらわしたもので、これらは移動ロボットの設計仕様や各構成要素のスペックシート、あるいは誤差等に関し実験や実測で得られた値に基づき事前に定義される。
センシングシミュレータ(120)の具体的な処理内容の一例を図12と図13に示す。上に述べた移動ロボットの動きを模擬したもの、すなわち仮想ロボットが現在いる位置と姿勢が図12(a)に示した○印(803)にあるとする。このときにセンシングシミュレータ(120)は、ロボット構成情報(138)にて定義されるセンサの仕様に従い、与えられた環境地図(510)においてどのようなセンサ情報が得られるかを計算する。図12(b)に一定角度ごとに存在物までの距離を、環境地図をもとに算出する様子を示している。このようにして算出されたセンサ情報の例を図12(c)(804)に示す。
これに対し、図13に示すように仮想的に誤差を加える。図12の処理で求められたあるセンサデータ(902)について方向に関する誤差Δθと、距離に関する誤差Δdを加え、誤差を含むセンサデータ(903)を算出する。このときに用いられるΔθとΔdの値は、上記図1におけるロボット構成情報(138)に示されたセンサの誤差モデル情報、より詳しくは誤差の確率分布モデルに基づき、乱数を用いてランダムに決定される。
次に図7における位置姿勢シミュレータ(124)について説明する。これは図7の移動ロボット(220)に搭載されている位置姿勢推定部(6124)と同様の処理を行うもので、実際の移動ロボット(220)ではその入力データの獲得に実際のセンシング部(6120)を用いるのにたいして、ここではセンシングシミュレータ(120)によって算出された仮想的なセンサデータを入力する。より詳しくは、図1に示すように仮想センサデータ(122)と環境地図(510)を入力として位置姿勢推定を行い、位置姿勢推定値(126)を出力する。これによって、図7における計算システム(6040)内で仮想的にロボットの動きを模擬する際のロボットの位置姿勢を仮想的なセンサによって求めることとなる。
次に図7における移動制御データ算出シミュレータ(128)について説明する。移動制御データ算出シミュレータ(128)は、図7の移動ロボット(220)に搭載されている移動制御データ算出部(6128)と同様の処理を計算システム(6040)内で行うもので、実際の移動ロボット(220)ではその出力データをモータ制御等の実際のロボット移動部に対して出力するのにたいして、ここでは後述するロボット移動シミュレータ(132)に出力する。より詳しくは、図1に示すように上述の位置姿勢推定シミュレータ(124)で算出された位置姿勢推定値(126)と別途準備された移動経路データ(136)ならびに上述したロボット構成情報(138)を入力として、ロボットが移動すべき方向等を算出し、制御データ(130)として出力する。その処理内容は移動制御データ算出部(6128)で説明したとおりである。
次に図7におけるロボット移動シミュレータ(132)について説明する。ロボット移動シミュレータ(132)は、図7の移動ロボット(220)に搭載されたロボット移動部(6132)による物理的な動作を計算システム(6040)内で模擬して行うもので、より詳しくは、図1に示すように上述の移動制御データ算出シミュレータ(128)で算出された制御データ(130)ならびにロボット構成情報(138)を入力として、ロボットがその制御によって到達する場所や姿勢に関するパラメータを、仮想ロボットの現在位置姿勢パラメータ(134)として出力する。
ここで「現在」という用語が移動後の時刻を指すように、現在時刻に関する概念が更新されて使われる。現在時刻に関する概念の更新とは、図1から分かるように繰返しの処理によるものである。仮想ロボットの現在位置姿勢パラメータ(134)の具体的な算出方法としては、例えばモータにどういう制御信号を送るとロボットがどのような移動を行うかについて、そのお互いの関係を、確率的な要素を含んであらかじめ実験等によって調べ、これをロボット構成情報(138)として記録しておく。ここで「確率的な要素を含んで」というのは、例えばある制御信号の入力に対して、その出力となる移動後の位置が一意に決められるのではなく、ある範囲を示す確率分布に代表されるような形式で求められることを示している。
より具体的に説明すると、例えばあるAという制御信号を入力したときに、移動後の位置(x, y)が、(10.0, 10.0)と算出されることも、(12.0, 11.0)と算出されることもあり、これは実際のロボットシステムを用いた実験等で求められた誤差の確率モデルに従いランダムに決められることを意味している。この方法によれば、ある値を1回のみ入力させて出力値を求めるのではなく、同じ値を1000回、10,000回・・・と繰り返し入力させて出力値を求めることで、どういう位置に移動しやすいか、あるいは起こりうる確率は低いものの、どういう位置に移動してしまう可能性があるのか、といったことを把握することができる。このように誤差等を乱数を用いてランダムに発生させ、さらに試行を非常に多く繰り返し行い、システムの挙動を確率的に求める方法は、シミュレーション等の分野でモンテカルロ法としてよく知られており、本手法もこのモンテカルロ法に基づき実装することを一例とする。
次に図7における衝突確率算出部(140)について説明する。衝突確率算出部(140)は、上述のロボット移動シミュレータ(132)によって求められる仮想的なロボット移動について、環境地図上にあらわされている存在物に衝突する可能性を、危険度パラメータ(142)として数値化して出力するものである。より詳しくは、図1に示すように環境地図(510)と仮想ロボットの現在位置姿勢パラメータ(134)ならびにロボット構成情報(138)を用いて、存在物に衝突する可能性を数値的に算出する。ここで環境地図(510)は存在物の位置情報ならびに形状情報として利用し、ロボット構成情報(138)はロボットの形状情報等として、ある位置に移動ロボットが移動したときに存在物に衝突するかどうかを判断するために利用する。
図14はその判断を行う際に用いるロボット形状情報の一例である。ある位置にある移動ロボット(1130)がある移動制御(665)によって本来の位置(1145)に移動すべきところ、ある制御誤差の発生によって他の場所(1140)に移動してしまう例である。制御誤差は、制御特性になどに依存するが、前述のセンシング誤差も結果として制御誤差として現れると考えても良い。このようなときに、この場所(1140)のロボットの形状情報を環境地図上に重ね合わせ、存在物とこれが重なれば衝突がおきる、と判断することができる。危険度パラメータ(142)とは、ある移動経路データに基づきある移動制御が行われたときに、環境内の静的な存在物に衝突する可能性があるかどうかを数値的にあらわしたもので、誤差の有無にかかわらず必ず存在物に衝突する場合はこの数値が100.0になり、また考えうる範囲の誤差がどのように発生しても存在物に衝突する可能性が全くない場合は0.0になるようにこのパラメータを定義する。
この危険度パラメータ(142)の具体的な算出方法としては、上述の「センシングシミュレータ(120)」や「移動制御データ算出シミュレータ(128)」で説明したとおり、センシングや移動制御の模擬(シミュレーション)を多数回繰り返し試行し、その際に誤差をランダムに発生させることでさまざまな移動結果を算出し、その際に存在物に衝突するか衝突しないかを判断し、衝突した場合の数を試行回数全体の割合としあらわしたものに変換することで、この危険度パラメータを存在物に衝突する確率として算出する。このように、移動ロボット(220)が存在物に衝突する可能性を、計算システム(6040)に定義した仮想ロボットが存在物に衝突する可能性を示す危険度パラメータとして得る。
なお、以上述べた図1に示す一連の方法では、センサパラメータをセンシングシミュレータ(120)により求めることを前提としたが、この処理を省略し位置姿勢推定値(126)を仮想ロボットの現在位置姿勢パラメータ(134)と同じもの、あるいは仮想ロボットの現在位置姿勢パラメータ(134)にロボット構成情報(138)で定義される誤差を付加したものとして扱うこともできる。この場合はセンシングの誤差を最終的に求める危険度パラメータ(142)に詳細に反映することはできなくなるが、ある移動経路データ(136)について、ロボット移動を模擬して存在物に衝突するおおよの可能性を知るという目的は十分に達成される。
図15は、計算システム(6040)の機能を実現するハードウェア構成の1例を示すハードウェア構成図である。CPU(2)、メモリ(3)、ハードディスク(4)、ユーザインタフェース(UI)部(6)、及びネットワークインタフェース(IF)(7)を有するコンピュータ(5)によって構成される。
CPU(2)は、ハードディスク(4)あるいはメモリ(3)に記憶されたプログラムに基づいて動作し、図1で示した各処理を行う。UI部(6)はキーボードやディスプレイ、マウスなどを示し、ユーザとの対話処理を行う。ネットワークIF(7)は無線あるいは有線の通信回線とのインタフェースを行い、図7において移動ロボット(220)とのデータの受け渡しを行う。
これらのハードウェアと図1の各処理との対応を説明する。センシングシミュレータ(120)、位置姿勢シミュレータ(124)、移動制御データ算出シミュレータ(128)、ロボット移動シミュレータ(132)ならびに衝突確率算出部(140)の処理を、CPU(2)で動作するプログラムによって実行する。ここで使われる仮想センサデータ(122)、位置姿勢推定値(126)、制御データ(130)、移動経路データ(136)、仮想ロボットの現在位置姿勢パラメータ(134)、ロボット構成情報(138)ならびに危険度パラメータ(142)を記憶するのがメモリ(3)ならびにハードディスク(4)である。また上述あるいは後で述べるオペレータとの対話処理をマウスやディスプレイを用いて実施可能とするのがUI部(6)である。
このようにして求められる危険度パラメータの利用例について説明する。危険度パラメータ利用の第1の例は、図10に示すように経路候補が複数存在するときの経路候補の選択に用いることである。図に示すとおり制御点(603)から制御点(23)に向かう経路として第1の候補(1203)と第2の候補(1255)が存在している。このときに危険度パラメータを算出し、図16に示すように、第2の経路候補(1255)上のある位置(1540)において、この危険度パラメータが示す危険度が高いとする。このときに経路設定のために表示している環境地図上のこの位置(1540)周辺で危険度が高いことを示しオペレータに注意を喚起することで、より危険度の少ない第1の経路候補(1203)を対話的に選択できる。
このようなユーザインタフェースは、経路上の各位置での危険度パラメータの値によって、経路を示す曲線の色、太さ、線種などの属性を変えて表示することで実現される。その画面の一例を図17に示す。図で太線で示した区間(1930)(1934)(1938)が危険度が高いことを示している。このような表示画面を見て、オペレータはこの危険度を低くするように図の矢印(1978)の方向に経路を修正する、などの対話処理が可能となる。あるいは図18に示すようにあらかじめ候補となる移動経路を(1956)(1952)(1948)と複数同時に表示しておき、それぞれの色を危険度に応じて変更してあらわすことで、これらの中の経路を選択するオペレータの対話処理による操作をよりわかりやすく行うユーザインタフェースでもよい。
ここで、この選択を、より危険度の低いものに自動的に決定されるようにしないのは、必ずしも危険度だけで経路が決定されるわけではなく、経路の長さをなるべく短くしたいという要求や、なるべく端を通りたいといった場所の要求など、運用条件等に依存する決定要素も実際には多く存在し、その場合はオペレータによる対話操作が不可欠になるからである。
危険度パラメータ利用の第2の例は、図19に示すように高さ方向に凹凸の異なる形状を持つ存在物への対処方法である。図19(a)に示すように環境地図だけからは、ある経路(1203)に沿って移動しても存在物に衝突する可能性がないと判断された場合でも、そこに存在する存在物(図19(a)の例では存在物(230))の形状によっては実際に衝突する可能性が高い場合がある。
これを図19(b)、図19(c)によって説明する。前述のとおり、移動ロボット(220)に搭載されているセンサ(210)はある高さの断面での存在物の形状をセンシングするため、環境地図にあらわされている存在物の形状はあくまでその高さでの断面形状である。よって、図19(b)のように存在物(230)の断面形状に高さ方向で見て凹凸がないとき、環境地図にあらわされている存在物に重ならなければ基本的に移動ロボットが衝突することはない。しかし図19(c)のように存在物(230)の断面形状に高さ方向で見て凹凸がある部分(233)が存在する場合は、この部分(233)にロボットが衝突する可能性がある。このような状況に対処するために、あらかじめ高さ方向の凹凸情報を環境地図に埋め込んでおき、図1に示した衝突確率算出部(140)では各高さでの衝突も含めて詳細に衝突する可能性を判断する。
このような付加的な存在物情報の埋め込みは、あらかじめ作成した環境地図にマウス等を用いた図形描画機能により、オペレータが対話的に追記できるようにする。また、凹凸情報の具体的な埋め込み形態としては、図19(d)の形状(230)と形状(233)で示すように、高さによって異なる属性で地図を表現する。図19(e)に示すように、これらのすべての属性の地図上の存在物との干渉を確認することで、衝突の可能性をより詳細に算出することができる。
危険度パラメータ利用の第3の例は、図20、図21に示すように、移動ロボットの移動速度設定への対応である。いままでの説明では移動ロボットの移動経路のみを設定することを前提としていたが、実際の運用では、これに移動速度も合わせて設定する必要がある場合がある。この場合は、図20(a)に示すように設定した移動経路に沿ってマウスポイント(20)のドラッグで移動可能な制御点(1730)および(1733)を用いて経路上の区間を任意に設定し、この区間内での速度を別のテキストボックス(1753)などを用いてオペレータに数値入力させる。
このように設定した速度情報を用いて、図1に示したロボット移動シミュレータ(132)によってロボットの移動をシミュレートすると、その移動速度によって決められる慣性力などの影響で、移動する軌跡が変化する可能性がある。この様子を図21に示す。図21(a)に、ある区間を時速3.2kmで移動した場合、図21(b)に時速9.2kmで移動した場合を示している。ここでテキストボックス(1753)に表示される時速を変更すると、ある位置での危険度パラメータが変更される。このときに移動経路設定や移動速度設定のために表示している環境地図上のこの位置(1540)周辺で危険度が高いことを示し、オペレータに注意を喚起することで、より危険度の少ない移動速度を対話的に選択可能なユーザインタフェースを実現できる。ここでの注意喚起は、上述のとおり経路上の各位置での危険度パラメータの値によって、経路を示す曲線の色などの属性を変えて表示することで実現する。
次に、本発明の他の実施形態を、図22に示す移動ロボットシステムの構成図を用いて説明する。図22は、図7に示した構成において、計算システム(6040)で行う危険度パラメータ算出のための処理を、実際の移動ロボットを用いて実施することがその基本的な考え方となる。具体的にはそのための移動ロボット(223)を準備し、これに図7に示す移動ロボット(220)に搭載されるものと同等のセンサ(213)を搭載する。なおこの移動ロボット(223)は図7に示す移動ロボット(220)に比べて小さくなるように構成する。
この移動ロボット(223)には計算部が搭載されており、図7で説明した危険度パラメータ算出の処理を、実際にセンシングを行いまたロボットの移動制御を行いながら実施する。ただし、ここで図7に示す移動ロボット(220)が存在物に衝突する場合でも、この移動ロボット(223)は大きさが小型のため実際には存在物に衝突する可能性が少なくなる。よって、移動ロボット(223)は衝突せず、移動ロボット(220)を用いたときは衝突する可能性がある、との情報として設定された経路の危険度パラメータを求めながら、移動ロボット(220)の移動に先行して移動し、先立つ経路の危険度の確認を行うことができる。
以上の実施形態によれば、移動ロボットが移動する前に、環境地図と移動経路データ、ならびにロボットの形状情報やセンサのセンシング誤差モデル、移動制御誤差モデルなどのロボット関連事前情報から、移動時に得られるであろう誤差を含むセンシングデータをシミュレートし、シミュレートした誤差を含むセンシングデータから、移動時の位置姿勢認識処理やロボットの移動制御を行ったときに、移動ロボットがどのような動きをするかをシミュレートすることで、存在物に衝突する可能性を確率的に数値化して求めることができる。これにより、より存在物に衝突する可能性の少ない移動経路に変更することや、移動時に危険性の高い区間では移動速度を低くするなどのロボット移動制御パラメータを変更することなどが可能となり、これにより結果的に、ロボット移動時の存在物衝突の危険性を削減することができる。
危険度パラメータ算出部の各部の相互の関係を示す図である。 距離センサの計測範囲を示す図である。 距離センサで計測したセンシングデータの一例を示す図である。 位置姿勢推定に用いる環境地図の一例である。 環境地図とセンシングデータのマッチング処理の概要を示す図である。 環境地図内に定義された移動経路の一例を示す図である。 移動ロボットシステムの構成図である。 移動制御データ算出部の処理内容を説明する図である。 対話的に移動経路データを設定する一例を示す図である。 複数の経路候補が示される一例を示す図である。 対話的に移動経路を設定するユーザインタフェースの一例を示す図である。 センシングシミュレータの処理内容を示す図である。 センシングシミュレータの処理内容を示す図である。 誤差による移動時のロボット形状情報の一例を示す図である。 計算システムを実現するハードウェア構成の一例を示す図である。 複数の経路候補においてロボットが存在物に衝突する可能性を示す図である。 経路上の危険度によって異なる属性で経路曲線を表示しているユーザインタフェースの一例を示す図である。 複数の移動経路候補を表示するユーザインタフェースの一例を示す図である。 高さ方向に凹凸のある存在物への対処方法の一例を示す図である。 経路上に移動速度を設定するためのユーザインタフェースの一例を示す図である。 移動速度を変更したときに経路上の危険度が変わる様子の一例を示す図である。 他の実施形態に係る移動ロボットシステムの構成図である。
符号の説明
2:CPU、3:メモリ、4:ハードディスク、5:コンピュータ、6:ユーザインタフェース部、7:ネットワークインタフェース、20:マウスポインタ、120:センシングシミュレータ、122:仮想センサデータ、124:位置姿勢推定シミュレータ、126:位置姿勢推定値、128:移動制御データ算出シミュレータ、130:制御データ、132:ロボット移動シミュレータ、134:位置姿勢パラメータ、136:移動経路データ、138:ロボット構成情報、140:衝突確率算出部、142:危険度パラメータ、210:距離センサ、220:移動ロボット、230:存在物、300:センシングデータ、510:環境地図、602:移動経路、603:スタートポイント、604:ゴールポイント。

Claims (15)

  1. 周囲の状況を測定するセンシング部、前記センシング部からのセンシングデータと環境地図とから位置姿勢データを推定する位置姿勢推定部、及び、前記推定した位置姿勢データと移動経路データとから求めた移動制御データに従って移動を制御するロボット移動部を有する移動ロボットと、前記移動ロボットが移動する、存在物を含む環境の幾何状況を示した前記環境地図を生成する環境地図生成部、前記環境地図の座標系に、前記移動ロボットが移動する前記移動経路データを作成する移動経路データ作成部、及び、移動ロボットに関するロボット構成情報と前記環境地図と前記移動経路データとから、制御誤差を含む前記移動ロボットの移動中に前記存在物に衝突する可能性を示す危険度パラメータを求める危険度パラメータ算出部を有するコンピュータとを設けることを特徴とする移動ロボットシステム。
  2. 前記危険度パラメータ算出部は、前記移動ロボットを前記コンピュータに仮想的に定義した仮想移動ロボットにより前記移動ロボットの前記制御誤差を含む移動を模擬し、前記ロボット構成情報と前記環境地図と前記移動経路データとから求めた前記仮想移動ロボットの移動中に、前記存在物に衝突する可能性を示す、前記仮想移動ロボットの危険度パラメータを求めることを特徴とする請求項1記載の移動ロボットシステム。
  3. 前記危険度パラメータ算出部は、前記仮想移動ロボットの、前記環境地図上の位置姿勢の推定値を示す位置姿勢推定値と前記移動経路データと前記ロボット構成情報とから、前記仮想移動ロボットの制御データを算出する移動制御データ算出シミュレータと、前記移動制御データ算出シミュレータにより算出された前記制御データと前記ロボット構成情報とから、前記仮想移動ロボットの位置姿勢パラメータを算出するロボット移動シミュレータと、前記ロボット移動シミュレータにより算出された前記位置姿勢パラメータと前記環境地図と前記ロボット構成情報とから、前記仮想移動ロボットの前記危険度パラメータを算出する衝突確率算出部とを備えることを特徴とする請求項2記載の移動ロボットシステム。
  4. 前記危険度パラメータ算出部は、前記移動制御データ算出シミュレータと前記ロボット移動シミュレータとを繰り返し動作させ、前記ロボット移動シミュレータによる前回の動作により算出した前記位置姿勢パラメータと前記環境地図と前記ロボット構成情報とから、前記仮想移動ロボットの、仮想的に定義した仮想センサデータを算出するセンシングシミュレータと、前記仮想センサデータと前記環境地図とから前記位置姿勢推定値を出力する位置姿勢推定シミュレータとをさらに備えることを特徴とする請求項3記載の移動ロボットシステム。
  5. 前記衝突確率算出部は、前記ロボット構成情報に含まれる前記移動ロボットの形状情報と前記環境地図に含まれる前記存在物の形状情報とを用いて、前記仮想移動ロボットの前記危険度パラメータを算出することを特徴とする請求項3記載の移動ロボットシステム。
  6. 前記存在物の形状情報に、前記存在物の高さ方向の凹凸情報を含むことを特徴とする請求項5記載の移動ロボットシステム。
  7. 前記危険度パラメータ算出部は、前記移動制御データ算出シミュレータと前記ロボット移動シミュレータとを繰り返し動作させ、前記ロボット移動シミュレータによる前回の動作により算出した前記位置姿勢パラメータを前記位置姿勢推定値とすることを特徴とする請求項3記載の移動ロボットシステム。
  8. 前記コンピュータは、操作者に対話的に処理させるユーザインタフェースをさらに有し、
    前記移動経路データ作成部は、前記ユーザインタフェースを用いて、操作者に前記環境地図上に対話的に前記移動ロボットが移動する移動経路を設定させることを特徴とする請求項3記載の移動ロボットシステム。
  9. 前記移動経路データ作成部は、算出した前記仮想移動ロボットの危険度パラメータに応じ、前記ユーザインタフェースを用いて、前記移動経路データが示す前記環境地図上の前記仮想移動ロボットの移動経路を示す線を、色、太さおよび線種の少なくとも1つの表示属性を変えて表示することを特徴とする請求項8記載の移動ロボットシステム。
  10. 前記移動経路データ作成部は、前記ユーザインタフェースを用いて、前記操作者により前記環境地図上に2つの点が指定されると、前記存在物に所定の距離を保った、前記2つの点を結ぶ経路を、前記移動ロボットが移動する前記移動経路データとすることを特徴とする請求項8記載の移動ロボットシステム。
  11. 前記移動経路データ作成部は、前記2つの点を結ぶ経路が複数あるとき、前記複数の経路の中で前記危険度パラメータが示す危険度が小さい経路を、前記移動ロボットが移動する前記移動経路データとすることを特徴とする請求項10記載の移動ロボットシステム。
  12. 前記コンピュータを搭載した、前記移動ロボットより小型の小型移動ロボットを設け、前記小型移動ロボットは、前記周囲の状況を計測する他のセンシング部、前記他のセンシング部からのセンシングデータと前記環境地図とから該小型移動ロボットの位置姿勢値を推定する他の位置姿勢推定部、及び、前記推定した位置姿勢推定値と前記移動経路データとから求めた移動制御データに従って、該小型移動ロボットの移動を制御する他のロボット移動部を有することを特徴とする請求項3記載の移動ロボットシステム。
  13. 前記小型移動ロボットを、前記移動ロボットの移動に先行して移動させることを特徴とする請求項12記載の移動ロボットシステム。
  14. 周囲の状況を測定するセンシング部、前記センシング部からのセンシングデータと環境地図とから位置姿勢データを推定する位置姿勢推定部、及び、前記推定した位置姿勢データと移動経路データとから求めた移動制御データに従って移動を制御するロボット移動部を有する移動ロボットと、前記移動ロボットが移動する、存在物を含む環境の幾何状況を示した前記環境地図を生成する環境地図生成部、前記環境地図の座標系に、前記移動ロボットが移動する前記移動経路データを作成する移動経路データ作成部、及び、移動ロボットに関するロボット構成情報と前記環境地図と前記移動経路データとから、制御誤差を含む前記移動ロボットの移動中に前記存在物に衝突する可能性を示す危険度パラメータを求める危険度パラメータ算出部と、前記周囲の状況を計測する他のセンシング部、前記他のセンシング部からのセンシングデータと前記環境地図とから自らの位置姿勢値を推定する他の位置姿勢推定部、及び、前記推定した位置姿勢推定値と前記移動経路データとから求めた移動制御データに従って、前記移動ロボットの移動に先行した移動を制御する他のロボット移動部とを有する、前記移動ロボットより小型の小型移動ロボットとを設けることを特徴とする移動ロボットシステム。
  15. 前記危険度パラメータ算出部は、前記ロボット構成情報と前記環境地図と前記移動経路データとから求めた前記小型移動ロボットの移動中に、前記移動ロボットの前記制御誤差を含む移動により前記存在物に衝突する可能性を示す危険度パラメータを求めることを特徴とする請求項14記載の移動ロボットシステム。
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