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JP5281929B2 - 二輪自動車用ラジアルタイヤ - Google Patents

二輪自動車用ラジアルタイヤ Download PDF

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JP5281929B2 JP2009053349A JP2009053349A JP5281929B2 JP 5281929 B2 JP5281929 B2 JP 5281929B2 JP 2009053349 A JP2009053349 A JP 2009053349A JP 2009053349 A JP2009053349 A JP 2009053349A JP 5281929 B2 JP5281929 B2 JP 5281929B2
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Description

本発明は、二輪自動車用ラジアルタイヤに関する。
二輪自動車に装着されるラジアルタイヤには通常、赤道面に対して傾斜した多数のコードを含むベルトが採用される。このベルトの構造は、カット構造と称される。このベルトは、旋回時の操縦安定性能に寄与しうる。しかし、このタイヤは直進安定性能に劣る。
周方向に螺旋巻きされたコードを含むバンドが、上記ベルトに換えてタイヤに採用される場合がある。このバンドの構造は、ジョイントレス構造と称される。このバンドは、走行時にタイヤに作用する遠心力の影響を抑制しうる。このバンドは、外径の増大を抑制しうる。このバンドは、直進安定性能及びトラクション性能に寄与しうる。
操縦安定性能に優れる自動二輪車用空気入りタイヤが、特開2007−308101公報に開示されている。このタイヤでは、そのバンドが周方向に螺旋巻きされたセンターコードを含むセンター部と、このセンター部の外側に位置しており周方向に螺旋巻きされたサイドコードを含む一対のサイド部とを備えている。
特開2007−308101公報
二輪自動車は、ハンドルを切りつつ車体を内側に傾けて旋回する。上記バンドを備えるタイヤでは、キャンバー角に応じて発生するキャンバースラストは小さい。このタイヤは、旋回時におけるグリップ性能に劣る。
本発明の目的は、直進安定性能、グリップ性能及びトラクション性能に優れる二輪自動車用ラジアルタイヤの提供にある。
本発明に係る二輪自動車用ラジアルタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、一対のビードと、両ビードの間に架け渡されたカーカスと、このカーカスと上記トレッドとの間に位置するバンドとを備えている。このバンドは、赤道上に位置するセンター部と、このセンター部の軸方向外側に位置する一対のミドル部と、このミドル部の軸方向外側に位置する一対のサイド部とを備えている。このセンター部は、アラミド繊維からなり周方向に螺旋巻きされたコードを備えている。このミドル部は、アラミド繊維からなり周方向に螺旋巻きされたコードを備えている。このサイド部は、アラミド繊維からなり周方向に螺旋巻きされたコードを備えている。上記センター部のコード、上記ミドル部のコード及び上記サイド部のコードは、互いに異なる繊度を有している。このセンター部のコードの強力は、このサイド部のコードの強力よりも高い。このミドル部のコードの強力は、このサイド部のコードの強力よりも低い。
好ましくは、この二輪自動車用ラジアルタイヤでは、上記センター部の端及び赤道面とビードベースラインとの交点を結ぶ直線が赤道面に対してなす第一角度は、15°以上25°以下である。上記ミドル部の外端及びこの交点を結ぶ直線が赤道面に対してなす第二角度は、35°以上45°以下である。
好ましくは、この二輪自動車用ラジアルタイヤでは、上記ミドル部のコードの強力の上記センター部のコードの強力に対する比率は60%以上80%以下である。上記サイド部のコードの強力のこのセンター部のコードの強力に対する比率は、70%以上90%以下である。
好ましくは、この二輪自動車用ラジアルタイヤでは、上記センター部のコードの繊度は1500dtex/2以上1800dtex/2以下である。好ましくは、この二輪自動車用ラジアルタイヤでは、上記ミドル部のコードの繊度は900dtex/2以上1500dtex/2以下である。好ましくは、この二輪自動車用ラジアルタイヤでは、上記サイド部のコードの繊度は1000dtex/2以上1600dtex/2以下である。
好ましくは、この二輪自動車用ラジアルタイヤでは、上記センター部において、上記センター部のコードの密度は30エンズ/5cm以上50エンズ/5cm以下である。好ましくは、この二輪自動車用ラジアルタイヤでは、上記ミドル部において、上記ミドル部のコードの密度は30エンズ/5cm以上50エンズ/5cm以下である。好ましくは、この二輪自動車用ラジアルタイヤでは、上記サイド部において、上記サイド部のコードの密度は30エンズ/5cm以上50エンズ/5cm以下である。好ましくは、この二輪自動車用ラジアルタイヤでは、上記カーカスはナイロン繊維からなるコードを含んでいる。このコードの繊度は、1300dtex以上1500dtex以下である。
本発明に係る二輪自動車用ラジアルタイヤでは、センター部のコードは高い強力を有する。このセンター部は、その赤道部分に設けられている。このセンター部は、直進安定性能に寄与しうる。ミドル部は、上記センター部とサイド部との間に設けられている。このミドル部のコードは、低い強力を有している。このミドル部は、タイヤのトレッドの部分のしなやかな撓みに寄与しうる。このミドル部は、旋回時における接地面積の増大及び均一な接地圧分布の達成に寄与しうる。このタイヤには、旋回時に大きなキャンバースラストが発生する。このタイヤは、旋回時のグリップ性能に優れる。サイド部は、トレッドのショルダーの部分に設けられている。このサイド部のコードの強力は、センター部のコードのそれよりも低くミドル部のコードのそれよりも高い。このサイド部は、旋回走行から直進走行への移行時におけるトラクション性能に寄与しうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1に示されたタイヤのバンドを構成するセンター部の一部が示された拡大斜視図である。 図3は、図1に示されたタイヤのバンドを構成するミドル部の一部が示された拡大斜視図である。 図4は、図1に示されたタイヤのバンドを構成するサイド部の一部が示された拡大斜視図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1において、上下方向が半径方向であり、左右方向が軸方向であり、紙面との垂直方向が周方向である。図示されたタイヤ2は、図1中の一点鎖線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この一点鎖線CLは、タイヤ2の赤道面を表す。このタイヤ2は、トレッド4、サイドウォール6、ビード8、カーカス10、インナーライナー12及びバンド14を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、二輪自動車に装着される。図示されているように、このタイヤ2はリム16に組み込まれている。
トレッド4は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、トレッド面18を備えている。このトレッド面18は、路面と接地する。トレッド面18には、溝が刻まれていない。トレッド面18に溝が刻まれて、トレッドパターンが形成されてもよい。
サイドウォール6は、トレッド4の端20から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール6は、架橋ゴムからなる。サイドウォール6は、撓みによって路面からの衝撃を吸収する。さらにサイドウォール6は、カーカス10の外傷を防止する。
ビード8は、サイドウォール6よりも半径方向略内側に位置している。ビード8は、コア22と、このコア22から半径方向外向きに延びるエイペックス24とを備えている。コア22は、リング状である。コア22は、非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス24は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス24は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス10は、第一カーカスプライ26及び第二カーカスプライ28からなる。第一カーカスプライ26及び第二カーカスプライ28は、両側のビード8の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6の内側に沿っている。第一カーカスプライ26及び第二カーカスプライ28は、コア22の周りを、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。
図示されていないが、第一カーカスプライ26及び第二カーカスプライ28は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、通常は70°から90°である。換言すれば、このカーカス10はラジアル構造を有する。このタイヤ2は、ラジアルタイヤである。このタイヤ2は、操縦安定性に優れる。コードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。汎用性及び軽量化の観点から、ナイロン繊維が好ましい。このタイヤ2では、ナイロン繊維からなるコードが選定される場合、剛性の観点から、このコードの繊度は1300dtex以上が好ましい。軽量化の観点から、このコードの繊度は1500dtex以下が好ましい。
インナーライナー12は、カーカス10の内周面に接合されている。インナーライナー12は、架橋ゴムからなる。インナーライナー12には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー12は、タイヤ2の内圧を保持する役割を果たす。
バンド14は、カーカス10の半径方向外側に位置している。バンド14は、トレッド4の半径方向内側に位置している。このバンド14は、トレッド4とカーカス10との間に位置している。このバンド14は、センター部30と、ミドル部32と、サイド部34とを備えている。
センター部30は、赤道上に位置している。このタイヤ2では、赤道面からセンター部30の一端36までの距離とこの赤道面からこのセンター部30の他端(図示されず)までの距離とは同等である。軸方向において、このセンター部30の中心38は赤道面上に位置している。
ミドル部32は、センター部30の軸方向外側に位置している。このミドル部32の軸方向幅は、その左側に位置する他のミドル部32(図示されず)のそれとは同等である。このタイヤ2では、赤道面からミドル部32の軸方向外側に位置する端40(以下、外端)までの距離は、この赤道面から他のミドル部32の外端までの距離とは同等である。赤道面からミドル部32の軸方向内側に位置する端42(以下、内端)までの距離は、この赤道面から他のミドル部32の内端までの距離とは同等である。
サイド部34は、ミドル部32の軸方向外側に位置している。このサイド部34の外端44は、トレッド4の端20の近傍に位置している。サイド部34の軸方向幅は、その左側に位置する他のサイド部34(図示されず)のそれとは同等である。このタイヤ2では、赤道面からサイド部34の外端44までの距離は、この赤道面から他のサイド部34の外端までの距離とは同等である。赤道面からサイド部34の内端46までの距離は、この赤道面から他のサイド部34の内端までの距離とは同等である。
図2は、図1に示されたタイヤ2のバンド14を構成するセンター部30の一部が示された拡大斜視図である。図2中、両矢印Aはタイヤ2の周方向を表している。
センター部30は、コード48とトッピングゴム50とからなる。コード48は、トッピングゴム50で覆われている。このコード48は実質的に周方向に延びており、螺旋状に巻かれている。このタイヤ2では、コード48が赤道面に対してなす角度の絶対値は、5°以下、特には2°以下である。本発明では、赤道面に対してなす角度の絶対値が5.0°以下である方向は、「実質的な周方向」とされる。このセンター部30は、いわゆるジョイントレス構造を有する。このセンター部30は、タイヤ2の半径方向の剛性に寄与しうる。このタイヤ2では、走行時に作用する遠心力の影響が抑制される。
センター部30のコード48は、アラミド繊維からなる。このコード48は、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維又はポリエチレンナフタレート繊維からなるコードのモジュラスよりも高いモジュラスを有する。このコード48は、タイヤ2の剛性に寄与しうる。
図3は、図1に示されたタイヤ2のバンド14を構成するミドル部32の一部が示された拡大斜視図である。図3中、両矢印Aはタイヤ2の周方向を表している。
ミドル部32は、コード52とトッピングゴム54とからなる。コード52は、トッピングゴム54で覆われている。このコード52は実質的に周方向に延びており、螺旋状に巻かれている。このタイヤ2では、コード52が赤道面に対してなす角度の絶対値は、5°以下、特には2°以下である。このミドル部32は、いわゆるジョイントレス構造を有する。このミドル部32は、タイヤ2の半径方向の剛性に寄与しうる。このタイヤ2では、走行時に作用する遠心力の影響が抑制される。
ミドル部32のコード52は、アラミド繊維からなる。このコード52は、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維又はポリエチレンナフタレート繊維からなるコードのモジュラスよりも高いモジュラスを有する。このコード52は、タイヤ2の剛性に寄与しうる。
図4は、図1に示されたタイヤ2のバンド14を構成するサイド部34の一部が示された拡大斜視図である。図4中、両矢印Aはタイヤ2の周方向を表している。
サイド部34は、コード56とトッピングゴム58とからなる。コード56は、トッピングゴム58で覆われている。このコード56は実質的に周方向に延びており、螺旋状に巻かれている。このタイヤ2では、コード56が赤道面に対してなす角度の絶対値は、5°以下、特には2°以下である。このサイド部34は、いわゆるジョイントレス構造を有する。このサイド部34は、タイヤ2の半径方向の剛性に寄与しうる。このタイヤ2では、走行時に作用する遠心力の影響が抑制される。前述したように、センター部30及びミドル部32のそれぞれも、ジョイントレス構造を有している。このセンター部30、ミドル部32及びサイド部34から構成されたバンド14は、ジョイントレス構造を有している。
サイド部34のコード56は、アラミド繊維からなる。このコード56は、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維又はポリエチレンナフタレート繊維からなるコードのモジュラスよりも高いモジュラスを有する。このコード56は、タイヤ2の剛性に寄与しうる。
このタイヤ2では、センター部30のコード48の繊度はミドル部32のコード52及びサイド部34のコード56の繊度よりも大きい。ミドル部32のコード52の繊度は、センター部30のコード48及びサイド部34のコード56の繊度よりも小さい。サイド部34のコード56の繊度は、センター部30のコード48の繊度よりも小さいがミドル部32のコード52の繊度よりも大きい。センター部30のコード48、ミドル部32のコード52及びサイド部34のコード56は、互いに異なる繊度を有している。
センター部30のコード48は、バンド14に含まれるコード48、52、56の中で最も大きな繊度を有している。このコード48の強力は、ミドル部32のコード52の強力よりも高い。このコード48の強力は、サイド部34のコード56の強力よりも高い。本明細書では、伸び率が1%であるときに1本のセンター部30のコード48に掛けられている正味の荷重がこのコード48の強力として表される。この強力の測定は、その温度が23℃である条件下で、JIS L 1017に準拠して計測される。この強力の単位は、ニュートン(N)である。ミドル部32のコード52の強力及びサイド部34のコード56の強力も、コード48と同様にして計測される。
センター部30は、タイヤ2の赤道部分60に位置している。このセンター部30のコード48が高い強力を有しているので、このセンター部30はタイヤ2の直進安定性能に寄与しうる。
ミドル部32のコード52は、バンド14に含まれるコードの中で最も小さな繊度を有している。このコード52の強力は、センター部30のコード48の強力よりも低い。このコード52の強力は、サイド部34のコード56の強力よりも低い。
ミドル部32は、上記センター部30が位置する赤道部分60と、上記サイド部34が位置するショルダー部分62との間に位置している。ミドル部32のコード52が低い強力を有しているので、このミドル部32はトレッド4の部分のしなやかな撓みに寄与しうる。このミドル部32は、旋回時における接地面積の増大及び均一な接地圧分布の達成に寄与しうる。このタイヤ2には、旋回時に大きなキャンバースラストが発生する。このタイヤ2は、旋回時のグリップ性能に優れる。
前述したように、サイド部34のコード56の繊度はセンター部30のコード48の繊度よりも小さいがミドル部32のコード52の繊度よりも大きい。このコード56の強力は、センター部30のコード48の強力よりも低いがミドル部32のコード52の強力よりも高い。
前述したように、サイド部34はタイヤ2のショルダー部分62に位置している。このサイド部34は、旋回走行から直進走行への移行時におけるトラクション性能に寄与しうる。
このタイヤ2では、ミドル部32のコード52の強力のセンター部30のコード48の強力に対する比率は60%以上80%以下が好ましい。この比率が60%以上に設定されることにより、トレッド4の部分の剛性が適切に維持される。この観点から、この比率は65%以上がより好ましい。この比率が80%以下に設定されることにより、ミドル部32がこのトレッド4の部分のしなやかな撓みに貢献しうる。大きなキャンバー角が達成されるので、このタイヤ2に発生するキャンバースラストは大きい。このタイヤ2は、旋回時のグリップ性能に優れる。この観点から、この比率は75%以下が好ましい。
サイド部34のコード56の強力のセンター部30のコード48の強力に対する比率は70%以上90%以下が好ましい。この比率が70%以上に設定されることにより、サイド部34が旋回走行から直進走行への移行時におけるトラクション性能に効果的に寄与しうる。この観点から、この比率は75%以上が好ましい。この比率が90%以下に設定されることにより、乗り心地が適切に維持される。この観点から、この比率は85%以下がより好ましい。
ミドル部32のコード52の強力のサイド部34のコード56の強力に対する比率は70%以上90%以下が好ましい。この比率が70%以上に設定されることにより、トレッド4の部分の剛性が適切に維持される。この比率が90%以下に設定されることにより、ミドル部32がトレッド4の部分のしなやかな撓みに貢献しうる。大きなキャンバー角が達成されるので、このタイヤ2に発生するキャンバースラストは大きい。このタイヤ2は、旋回時のグリップ性能に優れる。
このタイヤ2では、センター部30のコード48の繊度は1500dtex/2以上1800dtex/2以下が好ましい。この繊度が1500dtex/2以上に設定されることにより、センター部30が直進安定性能に効果的に寄与しうる。この観点から、この繊度は1600dtex/2以上がより好ましい。この繊度が1800dtex/2以下に設定されることにより、乗り心地が適切に維持される。この観点から、この繊度は1700dtex/2以下がより好ましい。この繊度は、JIS L 1017に準拠して計測される。後述するミドル部32のコード52の繊度及びサイド部34のコード56の繊度も、同様にして計測される。
ミドル部32のコード52の繊度は、900dtex/2以上1500dtex/2以下が好ましい。この繊度が900dtex/2以上に設定されることにより、このミドル部32が含まれるタイヤ2の中間部分の剛性が適切に維持される。この中間部分は、特異ではない。この観点から、この繊度は1000dtex/2以上がより好ましく、1100dtex/2以上が特に好ましい。この繊度が1500dtex/2以下に設定されることにより、ミドル部32がトレッド4の部分のしなやかな撓みに寄与しうるので、大きなキャンバー角が達成される。このタイヤ2に発生するキャンバースラストは大きい。このタイヤ2は、旋回時のグリップ性能に優れる。この観点から、この繊度は1300dtex/2以下がより好ましく、1200dtex/2以下が特に好ましい。
サイド部34のコード56の繊度は、1000dtex/2以上1600dtex/2以下が好ましい。この繊度が1000dtex/2以上に設定されることにより、サイド部34が旋回走行から直進走行への移行時におけるトラクション性能に効果的に寄与しうる。この観点から、この繊度は1200dtex/2以上がより好ましく、1300dtex/2以上が特に好ましい。この繊度が1600dtex/2以下に設定されることにより、乗り心地が適切に維持される。この観点から、この繊度は1500dtex/2以下がより好ましく、1400dtex/2以下が特に好ましい。
図1において、実線BBLはビードベースラインを表している。このビードベースラインは、タイヤ2が装着されるリム16のリム径(JATMA参照)を規定する線である。点P0は、赤道面とビードベースラインとの交点である。実線L1は、センター部30の端36及び交点P0を結ぶ直線である。角度αは、この直線L1が赤道面に対してなす第一角度である。実線L2は、ミドル部32の外端40及び交点P0を結ぶ直線である。角度βは、この直線L2が赤道面に対してなす第二角度である。実線L3は、サイド部34の外端44及び交点P0を結ぶ直線である。角度γは、この直線L3が赤道面に対してなす第三角度である。このタイヤ2では、このサイド部34の外端44がバンド14の端である。この第三角度γは、バンド14の幅と相関する。この第三角度γは、50°から60°である。
第一角度αは、15°以上25°以下である。この第一角度αが15°以上に設定されることにより、センター部30が直線安定性能に寄与しうる。この第一角度αが25°以下に設定されることにより、このセンター部30による旋回時のグリップ性能への影響が抑制される。
第二角度βは、35°以上45°以下である。この第二角度βが35°以上に設定されることにより、ミドル部32がトレッド4の部分のしなやかな撓みに寄与しうる。大きなキャンバー角が達成されるので、このタイヤ2に発生するキャンバースラストは大きい。このタイヤ2は、旋回時のグリップ性能に優れる。この第二角度βが45°以下に設定されることにより、旋回走行から直進走行への移行時におけるトラクション性能へのミドル部32の影響が抑制される。
第一角度αは、センター部30の幅の指標値である。このタイヤ2では、この第一角度αの上記第三角度γに対する比率は、20%以上50%以下が好ましい。この比率が20%以上に設定されることにより、センター部30が直進安定性能に寄与しうる。この観点から、この比率は27%以上がより好ましい。この比率が50%以下に設定されることにより、このセンター部30による旋回時のグリップ性能への影響が抑制される。この観点から、この比率は46%以下がより好ましい。
第二角度βと第一角度αとの差(β−α)は、ミドル部32の幅と相関する。このタイヤ2では、差(β−α)の第三角度γに対する比率は、20%以上50%以下が好ましい。この比率が20%以上に設定されることにより、ミドル部32が旋回時のグリップ性能に寄与しうる。この観点から、この比率は27%以上がより好ましい。この比率が50%以下に設定されることにより、直進安定性能へのミドル部32の影響及び旋回走行から直進走行への移行時におけるトラクション性能へのミドル部32の影響が抑制される。この観点から、この比率は46%以下がより好ましい。
第三角度γと第二角度βとの差(γ−β)は、サイド部34の幅と相関する。このタイヤ2では、差(γ−β)の第三角度γに対する比率は、10%以上40%以下が好ましい。この比率が10%以上に設定されることにより、サイド部34が旋回走行から直進走行への移行時におけるトラクション性能に寄与しうる。この観点から、この比率は18%以上が好ましい。この比率が40%以下に設定されることにより、サイド部34による旋回時のグリップ性能への影響が抑制される。この観点から、この比率は36%以下がより好ましい。
このタイヤ2では、センター部30のコード48の密度は30エンズ/5cm以上50エンズ/5cm以下であるのが好ましい。この密度が30エンズ/5cm以上に設定されることにより、センター部30が直進安定性に効果的に寄与しうる。この密度が50エンズ/5cm以下に設定されことにより、センター部30による乗り心地の阻害が適切に抑えられる。なお、この密度はセンター部30のコード48の長手方向に垂直な断面において、センター部30の5cm幅あたりに存在するコード48の本数(エンズ)が計測されることにより、得られる。後述するミドル部32のコード52の密度及びサイド部34のコード56の密度も、同様にして計測される。
ミドル部32のコード52の密度は、30エンズ/5cm以上50エンズ/5cm以下であるのが好ましい。この密度が30エンズ/5cm以上に設定されることにより、このミドル部32がタイヤ2の剛性に適切に寄与しうる。この密度が50エンズ/5cm以下に設定されことにより、ミドル部32がトレッド4の部分のしなやかな撓みに寄与しうるので、大きなキャンバー角が達成される。このタイヤ2に発生するキャンバースラストは大きい。このタイヤ2は、旋回時のグリップ性能に優れる。
サイド部34のコード56の密度は、30エンズ/5cm以上50エンズ/5cm以下であるのが好ましい。この密度が30エンズ/5cm以上に設定されることにより、サイド部34が旋回走行から直進走行への移行時におけるトラクション性能に寄与しうる。この密度が50エンズ/5cm以下に設定されことにより、サイド部34による乗り心地の阻害が適切に抑えられる。
本発明では、タイヤ2の各部材の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された基本構成を備え、下記表1に示された仕様を備えた実施例1の二輪自動車用ラジアルタイヤを得た。このタイヤのサイズは、「190/50 ZR17」である。このタイヤのバンドは、センター部と、一対のミドル部と、一対のサイド部とを備えている。第一角度αは20°、第二角度βは40°そして第三角度γは55°とされた。センター部のコード、ミドル部のコード及びサイド部のコードは、アラミド繊維からなる。センター部のコードの繊度は1670dtex/2、ミドル部のコードの繊度は1170dtex/2そしてサイド部のコードの繊度は1340dtex/2とされた。ミドル部のコードの強力M2及びサイド部のコードの強力M3を、センター部のコードの強力M1を100とした指数値で下記表1に示している。このタイヤでは、強力M2の強力M1に対する比率(M2/M1×100)は70%とされた。強力M3の強力M1に対する比率(M3/M1×100)は、80%とされた。センター部のコードの密度、ミドル部のコードの密度及びサイド部のコードの密度は、それぞれ50エンズ/5cmとされた。
[実施例2−3及び比較例4−8]
ミドル部のコードの繊度及びサイド部のコードの繊度を下記表1及び表2の通りとして強力M2、強力M3、比率(M2/M1×100)及び比率(M3/M1×100)を変えた他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。強力M1、強力M2及び強力M3は、実施例1におけるセンター部のコードの強力M1を100とした指数値で示されている。
[比較例2、3及び9]
センター部のコードの繊度、ミドル部のコードの繊度及びサイド部のコードの繊度を下記表1及び表2の通りとして強力M1、強力M2、強力M3、比率(M2/M1×100)及び比率(M3/M1×100)を変えた他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。強力M1、強力M2及び強力M3は、実施例1におけるセンター部のコードの強力M1を100とした指数値で示されている。
[比較例1]
比較例1は、市販されている従来のタイヤである。このタイヤのバンド以外の構成は、実施例1のタイヤと同等である。このバンドは、アラミド繊維からなり周方向に螺旋巻きされたコードを含んでいる。このコードの繊度は、1670dtex/2とされた。このバンドの端及び赤道面とビードベースラインとの交点を結ぶ直線が赤道面に対してなす角度は、55°とされた。
[実施例5−6]
第一角度αを下記表2の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[実施例4及び7]
第二角度βを下記表2の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[走行テスト]
排気量が1000ccである市販の二輪自動車(4サイクル)の後輪に、試作タイヤが装着された。リムはMT17×6.00、タイヤの空気内圧は290kPaとした。なお、前輪には、市販されている従来タイヤが装着されている。この前輪のタイヤサイズは、「120/70 ZR17」である。リムはMT17×3.50、タイヤの空気内圧は250kPaである。ドライアスファルト路で構成されたサーキットコースで、ライダーによる直進安定性能、軽快性能、旋回時のグリップ性能及び旋回走行から直進走行への移行時におけるトラクション性能に関する走行テストが行われた。この結果が、指数値で示されている。この数値が大きいほど、良好であることが示される。この結果が、下記表1、及び表2に示されている。
Figure 0005281929
Figure 0005281929
表1及び表2に示されるように、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された二輪自動車用ラジアルタイヤは、種々の車両にも適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
14・・・バンド
26・・・第一カーカスプライ
28・・・第二カーカスプライ
30・・・センター部
32・・・ミドル部
34・・・サイド部

Claims (10)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、一対のビードと、両ビードの間に架け渡されたカーカスと、このカーカスと上記トレッドとの間に位置するバンドとを備えており、
    このバンドが、赤道上に位置するセンター部と、このセンター部の軸方向外側に位置する一対のミドル部と、このミドル部の軸方向外側に位置する一対のサイド部とを備えており、
    このセンター部が、アラミド繊維からなり周方向に螺旋巻きされたコードを備えており、
    このミドル部が、アラミド繊維からなり周方向に螺旋巻きされたコードを備えており、
    このサイド部が、アラミド繊維からなり周方向に螺旋巻きされたコードを備えており、
    上記センター部のコード、上記ミドル部のコード及び上記サイド部のコードが、互いに異なる繊度を有しており、
    このセンター部のコードの強力が、このサイド部のコードの強力よりも高く、
    このミドル部のコードの強力が、このサイド部のコードの強力よりも低い二輪自動車用ラジアルタイヤ。
  2. 上記センター部の端及び赤道面とビードベースラインとの交点を結ぶ直線が赤道面に対してなす第一角度が、15°以上25°以下であり、
    上記ミドル部の外端及びこの交点を結ぶ直線が赤道面に対してなす第二角度が、35°以上45°以下である請求項1に記載の二輪自動車用ラジアルタイヤ。
  3. 上記ミドル部のコードの強力の上記センター部のコードの強力に対する比率が、60%以上80%以下であり、
    上記サイド部のコードの強力のこのセンター部のコードの強力に対する比率が、70%以上90%以下である請求項1又は2に記載の二輪自動車用ラジアルタイヤ。
  4. 上記センター部のコードの繊度が、1500dtex/2以上1800dtex/2以下である請求項1から3のいずれかに記載の二輪自動車用タイヤ。
  5. 上記ミドル部のコードの繊度が、900dtex/2以上1500dtex/2以下である請求項1から4のいずれかに記載の二輪自動車用タイヤ。
  6. 上記サイド部のコードの繊度が、1000dtex/2以上1600dtex/2以下である請求項1から5のいずれかに記載の二輪自動車用タイヤ。
  7. 上記センター部において、上記センター部のコードの密度が30エンズ/5cm以上50エンズ/5cm以下である請求項1から6のいずれかに記載の二輪自動車用タイヤ。
  8. 上記ミドル部において、上記ミドル部のコードの密度が30エンズ/5cm以上50エンズ/5cm以下である請求項1から7のいずれかに記載の二輪自動車用タイヤ。
  9. 上記サイド部において、上記サイド部のコードの密度が30エンズ/5cm以上50エンズ/5cm以下である請求項1から8のいずれかに記載の二輪自動車用タイヤ。
  10. 上記カーカスが、ナイロン繊維からなるコードを含んでおり、
    このコードの繊度が、1300dtex以上1500dtex以下である請求項1から9のいずれかに記載の二輪自動車用タイヤ。
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