JP5151353B2 - 回転角検出装置及びこれを使用した電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、回転体の停止状態でもレゾルバの異常を正確に検出することができると共に、レゾルバの異常を高精度で検出することができる回転角検出装置及びこれを使用した電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
さらに、請求項3に係る回転角検出装置は、請求項1に係る発明において、前記出力信号異常検出手段は、第1相出力信号の前後のサンプリング値から当該第1相出力信号の基準電圧を減算した信号偏差の絶対値及び第2相出力信号の前後のサンプリング値から当該第2相出力信号の基準電圧を減算した信号偏差の絶対値の少なくとも一方が第2の所定値以上であるときに、該当する相出力信号の前後のサンプリング値が基準電圧を挟む逆領域に存在しない場合に、該当する相出力信号が異常であるとして検出するように構成されていることを特徴としている。
また、請求項6に係る回転角検出装置は、請求項1乃至5の何れか1つに係る発明において、前記回転角演算手段は、前記出力信号異常検出手段で、第1相出力信号及び第2相出力信号の異常を検出したときに、前回演算した回転角を今回の回転角として保持するように構成されていることを特徴としている。
図1は、本発明を電動パワーステアリング装置に適用した場合の一実施形態を示す全体構成図であって、図中、1はステアリング機構であり、このステアリング機構1はステアリングホイール2が装着されたステアリングシャフト3と、このステアリングシャフト3のステアリングホイール2とは反対側に連結されたラックピニオン機構4と、このラックピニオン機構4にタイロッド等の連結機構5を介して連結された左右の転舵輪6とを備えている。
また、電動モータ8は車両に搭載されたバッテリ11から出力されるバッテリ電圧Vbがヒューズ12及びイグニッションスイッチ20を介して供給されてモータ制御を行う制御装置13によって駆動制御される。
レゾルバ17は、制御装置13の励磁信号発生部21cから出力される1相の正弦波でなる励磁信号sinωtが増幅器20aで増幅されて入力されると、この励磁信号sinωtで変調されて電動モータ8の回転角θに応じた90°位相が異なる2相の正弦波出力信号sinθ及び余弦波出力信号cosθを出力する。これら正弦波出力信号sinθ及び余弦波出力信号cosθは、増幅器20bで増幅されて制御装置13に入力される。
また、前記ステップS3の判定結果が、励磁信号sinωtが最大値ではないときには、ステップS8に移行して、励磁信号sinωtが最小値であるか否かを判定し、麗人信号sinωtが最小値ではないときにはそのままタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰し、最小値であるときには前記ステップS4に移行する。
このステップS25では、正弦波出力信号の前回値Asinθ(n-1)、基準電圧Vs及び現在値Bsinθ(n)がその順に値が大きくなっているか即ち前回値Asinθ(n-1)及び現在値Bsinθ(n)が基準電圧Vsを挟んで逆側に存在するか否かを判定し、Asinθ(n-1)<Vs<Bsinθ(n)であるときには後述するステップS31にジャンプし、Asinθ(n-1)<Vs<Bsinθ(n)ではないときにはステップS26に移行して、正弦波出力信号の現在値Bsinθ(n)、基準電圧Vs及び前回値Asinθ(n-1)がその順に値が大きくなっているか即ち、現在値Bsinθ(n)及び前回値Asinθ(n-1)が基準電圧Vsを挟んで逆側に存在するか否かを判定する。
また、上記異常検出処理は、レゾルバ17から出力される余弦波出力信号cosθについても上記図4の処理におけるAsinθ(n)及びBsinθ(n-1)をCcosθ(n)及びDcosθ(n-1)に置換したことを除いて同様の処理を行って、余弦波出力信号cosθの異常検出を行う。
θm=tan-1(Esinθ(n)/Fcosθ(n)) …………(1)
一方、前記ステップS51の判定結果が、異常検出フラグFAが“1”にセットされているときにはステップS55に移行して、前回モータ回転角記憶領域に記憶した前回のモータ回転角θm(n-1)を読込み、次いでステップS56に移行して、レゾルバ異常継続回数計数値Xを“1”だけインクリメントして新たなレゾルバ異常継続回数計数値Xを算出してからステップS57に移行し、レゾルバ異常継続回数計数値Xが予め設定された所定値Xs以上となったか否かを判定し、X<Xsであるときには、そのままタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰するが、X≧Xsであるときには、ステップS58に移行して、後述する指令値演算部22で実行する操舵補助制御処理を停止させてからタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
指令値演算部22は、操舵トルク検出値T及び車速Vが供給される操舵補助電流指令値演算部24を有する。この操舵補助電流指令値演算部24は、入力される操舵トルクT及び車速Vに基づいて操舵補助電流指令値算出用マップを参照して操舵補助電流指令値Irefを算出して出力する。この操舵補助電流指令値算出用マップは、図5に示すように、横軸に操舵トルクTをとり、縦軸に操舵補助電流指令値Irefをとると共に、車速Vをパラメータとした放物線状の曲線で表される特性線図で構成され、操舵トルクTが“0”からその近傍の設定値Ts1までの間は操舵補助電流指令値Irefが“0”を維持し、操舵トルクTが設定値Ts1を超えると最初は操舵補助電流指令値Irefが操舵トルクTの増加に対して比較的緩やかに増加するが、さらに操舵トルクTが増加すると、その増加に対して操舵補助電流指令値Irefが急峻に増加するように設定され、この特性曲線が車速の増加に従って傾きが小さくなるように設定されている。
このd−q軸電流指令値演算部25には、角度情報演算部21で算出されたモータ回転角θmと、このモータ回転角θmを微分して角速度ωを演算する角速度演算部31から出力される角速度ωとが入力され、入力される電流指令値Iref、モータ回転角θm及び角速度ωに基づいてd−q軸座標におけるd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefを算出し、算出したd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefを2相/3相変換部26に出力する。
そして、2相/3相変換部26から出力される3相電流指令値Iaref、Ibref及びIcrefが減算部27に供給され、この減算部27で3相電流指令値Iaref、Ibref及びIcrefから例えば後述するインバータ回路30に設けられたモータ電流検出部19で検出したモータ電流Ima、Imb及びImcを減算して電流偏差ΔIa、ΔIb及びΔIcを算出して電流制御部28に供給する。
この指令値演算部22では、図6に示す指令値演算処理を実行する。この指令値演算処理は、図6に示すように、所定時間(1msec)毎のタイマ割込処理として実行される。この指令値演算処理は、図6に示すように、所定時間(例えば1msec)毎にタイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS61で、操舵トルクセンサ16、レゾルバ17、車速センサ18、モータ電流検出部19等の各種センサの検出値を読込み、次いでステップS62に移行して、操舵トルクTをもとに前述した図5に示す操舵補助電理流指令値算出マップを参照して操舵補助電理流指令値Irefを算出してからステップS63に移行する。
今、車両がイグニッションスイッチ20をオフ状態として駐車しているものとすると、この状態では、制御装置13にバッテリ11からの電力が供給されないので、制御装置13は作動を停止しており、図3に示す異常検出処理、図4に示すモータ角度算出処理及び図6に示す操舵補助制御処理は実行されておらず、電動モータ8は停止状態を継続し、操舵補助力の発生を停止している。
このとき、電動モータ8の回転角を検出するレゾルバ17が正常であるものとすると、図3の異常検出処理で異常検出フラグFAが“0”にリセットされた状態を維持するので、図4のモータ角度算出処理で、ステップS51からステップS52に移行して、レゾルバ17から出力される正弦波出力信号sinθ及び余弦波出力信号cosθを読込み、次いで、ステップS53で前記(2)式の演算を行うことにより、モータ回転角θmを算出し、これをモータ角度記憶領域に更新記憶して(ステップS54)からタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
そして、算出した操舵補助電流指令値Irefと電気角θe及び電気角速度ωとに基づいて、d−q軸指令値演算処理を行って、d軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefを算出し(ステップS64)、次いで、算出したd軸電流指令値Idref及びq軸電流指令値Iqrefを2相/3相変換処理して、3相のモータ電流指令値Iaref、Ibref及びIcrefを算出する(ステップS65)。
このとき、レゾルバ17の異常の有無が、図3に示す異常検出処理で検出される。レゾルバ17から出力される正弦波出力信号sinθ及び余弦波出力信号cosθが正常であるときには、制御装置13の励磁信号発生部21cから図7(a)に示すように、基準電圧Vsを中心とする正弦波でなる励磁信号sinωtを供給することにより、図7(b)に示すように、基準電圧Vsに対して、電動モータ8の回転軸に連結されたロータの回転角θに応じた振幅で且つ励磁信号sinωtに対して所定の位相遅れを有する正弦波出力信号sinθ及び余弦波出力信号cosθを出力する。
このとき、第2の計数値Mが“0”にクリアされているので、M=1となるが、設定値Ms未満であるので、そのままタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰し、時点t2で、正弦波出力信号sinθ(n)が最大値に達して第2の計数値Mが所定値Msに達すると、サンプリングポイントに達したものと判断して、ステップS10からステップS11に移行して、第2の計数値Mが“0”にクリアされ、次いで正弦波出力信号sinθ(n)を読込む。
このため、次のタイマ割込周期では、異常検出開始フラグFSが“0”にリセットされていることから、ステップS2からステップS3に移行し、励磁信号sinωtが最大値を過ぎているので、ステップS8に移行するが最小値ではないので、そのままタイマ割込処理を終了する。
その後、時点t4で、最大値を検出すると計数値Nが“2”となり、次いで時点t5で励磁信号sinωtの最小値を検出すると、計数値Nが“3”となり、設定値Nsと一致するので、ステップS5からステップS6に移行して、異常検出開始フラグFSを“1”にセットし、ステップS7で計数値Nを“0”にクリアする。
この時点では、前回値sinθ(n-1)を読込み済みであるので、ステップS13からステップS16に移行して、前回の正弦波出力信号sinθ(n)を前回値sinθ(n-1)として前回値記憶領域に更新記憶すると共に、現在値sinθ(n)を現在値記憶領域に更新記憶する。
このとき、図7(a)に示すように、レゾルバ17で入力される励磁信号sinωtに対して所定の位相遅れを有して電動モータ8の回転角に応じて正弦波出力信号sinθ(n)及び余弦波出力信号cosθ(n)が出力されている正常状態では、時点t2での正弦波出力信号の前回値Asinθ(n-1)に対して、波長2λの励磁信号sinωtの半波長λの奇数倍周期(2n+1)λ(=3λ)となる時点t6では、励磁信号sinωtが時点t2での値に対して基準電圧Vsを挟んで反対側の値となり、この時点t6での現在値Bsinθ(n)も、前回値Asinθ(n-1)に対して基準電圧Vsを挟んで反対側の値となる。
また、電動モータ8が図8の位置Paで回転停止している状態では、前述した時点t6のサンプリングポイントに達したときに、励磁信号sinωtがその手前で最小値となることから図8の位置Pbと同一となり、上記と同様に正常と判断される。
このため、正弦波出力信号sinθ及び余弦波出力信号cosθの前回値で表される位置Paに対する現在値で表される位置が前述した図8で表される本来の第3象限の位置Pbに対して第2象限の位置Pb′となる。
このため、図3の処理において、ステップS17からステップS22に移行して、異常検出回数計数値Iを“0”にクリアしてからステップS23に移行し、|Asinθ(n-1)−Vs|がαより大きく、|Bsinθ(n)−Vs|がαより大きいので、ステップS25に移行する。このとき、前回値Asinθ(n-1)及び現在値Bsinθ(n)が共に基準電圧Vsより大きいので、ステップS25からステップS26を経てステップS27に移行する。
この状態でも、前回の時点t6での正弦波出力信号の現在値Bsinθ(n)でなる前回値Asinθ(n-1)と現在値Bsinθ(n)とは同じ値を継続するので、前述した時点t6での異常検出処理と同様に、ステップS27からステップS32に移行して、異常検出回数計数値Jをインクリメントして、この異常検出回数計数値Jが所定値Jsに達することになり、ステップS33からステップS34に移行して、異常検出フラグFAが正弦波出力信号sinθの固着異常を表す “1”にセットされ、次いでステップS35で異常検出開始フラグFSが“0”にリセットされる。
このように、レゾルバ17の正弦波出力信号sinθに固着異常が発生した場合に、モータ回転角θmが異常発生直前の回転角θm(n-1)を保持することにより、制御中のモータ回転角θmが不定となることを防止して、電動モータ8の駆動制御を継続することができ、異常継続回数計数値Xが所定値Xsに達したときに、操舵補助制御を中止するか又はレゾルバ17に代えて別途電動モータ8のモータ回転角を推定するモータ回転角推定手段を設け、異常継続回数計数値Xが所定値Xsに達したときに、レゾルバ17に基づくモータ回転角θmの算出からモータ回転角推定手段で推定したモータ回転角θm′に切換えて、操舵補助制御を継続することができる。
すなわち、図11に示すように、先ず、最初のサンプリングポイントでサンプリングした正弦波出力信号Bsinθ(n-1)及び余弦波出力信号Dcosθ(n-1)で表される位置が正弦波出力信号Bsinθ(n-1)及び余弦波出力信号Dcosθ(n-1)が共に負となる位置Paであるものとし、この状態で、次回のサンプリングポイントでサンプリングしたときに、電動モータ8が速く回転して回転正弦波出力信号Bsinθ(n)及び余弦波出力信号Dcosθ(n)が共に正となって、余弦波出力信号cosθ(n)が前回値cosθ(n-1)と略等しくなる位置Pbとなった場合を考える。この場合には、正弦波出力信号の前回値Asinθ(n-1)及び現在値Bsinθ(n)については、基準電圧Vsを挟む値となることから正常と判断されるが、余弦波出力信号の前回値Ccosθ(n-1)及び現在値Dcosθ(n)については、両者の値が正値で一致することから、図3の異常検出処理と同様でsinθをcosθに置換した異常検出処理で、上記と同様に、ステップS23及びS24を経てステップS25に移行したときに、Ccosθ(n-1)<Vs<Dcosθ(n)ではないので、ステップS26に移行して、Dcosθ(n)<Vs<Ccosθ(n-1)でもないので、ステップS27に移行する。
このとき、正弦波出力信号sinθ及び余弦波出力信号cosθともに、前回値と現在値との符号が一致しているが値が大きく異なることから、前回値から現在値を減算した偏差の絶対値|Asinθ(n-1)−Bsinθ(n)|及び|Ccosθ(n-1)−Dcosθ(n)|の値がともに第2の所定値βより大きな値となり、正常と判断されてステップS27からステップS28に移行し、異常検出回数計数値J及びKを夫々“0”にクリアすると共に、異常検出開始フラグFSを“0”にリセットする。
同様に、図11において、サンプリング周期内で電動モータ8の回転により、位置PaからPbに移動したときに、励磁信号sinωtの周期が反転して、位置Pbとは中心を通る対角線上の位置Pb′が検出された場合には、正弦波出力信号の前回値Asinθ(n-1)と現在値Bsinθ(n)とが符号が一致して略同一値となることにより、図3の異常検出処理で、サンプリングポイントに達したときに、ステップS27からステップS28に移行して、異常検出回数計数値Jを“1”だけインクリメントする。
なお、正弦波出力信号sinθ(又は余弦波出力信号cosθ)の前回のサンプリングポイントにおけるモータ回転角θmが0°、90°、180°及び360°である場合に、電動モータ8の想定外回転速度により、現在のサンプリングポイントにおけるモータ回転角θmが180°進むか又は遅れる状態を継続する場合には、正弦波出力信号sinθ(又は余弦波出力信号cosθ)の固着異常として検出されることになる。
Claims (8)
- 1相励磁信号を入力して第1相出力信号及び第2相出力信号を出力するレゾルバと、該レゾルバの第1相出力信号及び第2相出力信号に基づいて回転角を演算する回転角演算手段とを備えた回転角検出装置であって、
前記1相励磁信号の半波長の奇数倍周期で前記第1相出力信号及び第2相出力信号をサンプリングし、サンプリングした前後の第1相出力信号及び第2相出力信号の状態に基づいて当該第1相出力信号及び第2相出力信号の異常を検出する出力信号異常検出手段とを備えたことを特徴とする回転角検出装置。 - 前記出力信号異常検出手段は、各相出力信号の前後のサンプリング値の双方が各相出力信号の基準電圧と略一致するときに、該当する相出力信号が異常であるとして検出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転角検出装置。
- 前記出力信号異常検出手段は、第1相出力信号の前後のサンプリング値から当該第1相出力信号の基準電圧を減算した信号偏差の絶対値及び第2相出力信号の前後のサンプリング値から当該第2相出力信号の基準電圧を減算した信号偏差の絶対値の少なくとも一方が第2の所定値以上であるときに、該当する相出力信号の前後のサンプリング値が基準電圧を挟む逆領域に存在しない場合に、該当する相出力信号が異常であるとして検出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転角検出装置。
- 前記出力信号異常検出手段は、第1相出力信号の前後のサンプリング値から当該第1相出力信号の基準電圧を減算した信号偏差の絶対値及び第2相出力信号の前後のサンプリング値から当該第2相出力信号の基準電圧を減算した信号偏差の絶対値の少なくとも一方が第2の所定値以上であるときに、該当する相出力信号の前後のサンプリング値の前記信号偏差の絶対値が第3の所定値未満である場合に、該当する相出力信号が異常であるとして検出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転角検出装置。
- 前記出力信号異常検出手段は、第1相出力信号及び第2相出力信号の異常を検出した回数が連続して所定回数以上となったときに、該当する相出力信号の異常を確定するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の回転角検出装置。
- 前記回転角演算手段は、前記出力信号異常検出手段で、第1相出力信号及び第2相出力信号の異常を検出したときに、前回演算した回転角を今回の回転角として保持するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の回転角検出装置。
- 前記回転角演算手段は、回転角に基づいて角速度を演算する角速度演算手段を備え、前記出力信号異常検出手段で、第1相出力信号及び体2相出力信号の異常を検出したときに、前回演算した回転角に、前記角速度演算手段で算出される前回の回転角に基づく角速度に基づいて算出したオフセット値を加算して今回の回転角を演算するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の回転角検出装置。
- 請求項1乃至7の何れか1項に記載の回転角検出装置で検出した回転角に基づいて電流指令値を算出する電流指令値算出手段を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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