JP5000161B2 - フリーオーダー品の過剰注文を防止するセルフオーダー電子メニュー装置 - Google Patents
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Description
レジスタ端末装置、厨房用表示装置、配膳用表示装置、テーブルごとの注文用端末装置を備え、これらを中央処理装置で制御することにより注文・配膳・精算などの業務を正確かつ高能率に行える。
《実開昭63−179557号》「タッチセンサー付・ビジュアルメニューオーダーシステム」
ビデオディスクプレーヤでメニュー映像を再生してパソコンのタッチパネル付モニターテレビに表示し、客がタッチ入力した飲食物の注文情報をPOSレジスタと厨房プリンターに無線伝送して注文伝票を印刷するとともに会計処理を行う。
《特開平2−156372号》「オーダエントリ装置」
オーダエントリ端末を店舗内の各テーブルに埋め込み、画像情報をメニューとして表示し、客に直接オーダエントリさせる。
《特開平5−314149号》「料理オーダ装置」
客がテーブルに座って切り換えスイッチを切り替えると、テレビ番組などを映していたタッチパネル表示装置にメニュービデオ装置で再生される料理メニューが表示される。画面の各料理には文字スーパーインポーズによって値段も同時に表示される。
《特開平9−44569号》「セルフPOSシステム」
客がセルフPOSに近づくとセンサーがこれを検出し、客に向けてメッセージと案内画面が表示される。客はその画面に従ってメニューの中から好みの料理をタッチパネルで選択すると、注文情報を印刷した客用のチケットが発行されるとともに、注文情報が店舗システムに通知される。
《特開平10−74218号》「電子メニュー装置及び電子オーダーリングシステム」
メニューの変更を行うにあたって、電子スチルカメラで商品を撮影してメニューデータ記憶部に格納するだけで良いため、通常のメニューのように写真の現像や印刷を待つ必要がなく、手軽に行うことができる。
《特開平11−296747号》「個人別会計機能を有するPOSシステム」
飲食物をセルフオーダーするごとに注文する客のIDを入力することで、グループ客の合計額と一人一人の客の会計金額の両方を自動的に集計し、精算を客ごとに行える。
《特開2001−338035号》「飲食店のサービスネットワークシステム」
セルフオーダーPOSシステムの基本機能に加えて、テレビやビデオやインターネットを閲覧するサービス、占いなどのゲームやアンケートを行うサービス、姉妹店やその他の店の紹介などのサービスを行う。
《特開2002−215755号》「外食オーダー方法と外食オーダーシステム」
Webブラウザ付きの携帯電話機にて外食オーダーシステムのホームページにアクセスして所要の情報を入手しておけば、お店にては自分の携帯電話機を客席端末としても使用することができる。
《特開2003−317155号》「レストラン等におけるオーダリングサービスシステム」
注文した料理が配膳されてくる間に、客席端末にプログラムされている懸賞やクイズ等のゲームを楽しむことができる。
《特開2004−302582号》「飲食店向けオーダ処理装置およびその方法、ならびにオーダ処理プログラムおよびその記録媒体」
客が注文してから配膳されるまでの上限時間が設定されており、この時間を超えても配膳されない場合は、店員に通報がなされて厨房に調理を急がせるとともに、客席端末にもう少しお待ちくださいとメッセージがでる。
《特開2005−222387号》「飲食店における注文システム」
客が入店した際、係員が注文端末装置を持って客席テーブルに案内すると、テーブルの通信装置と注文端末装置とが通信を開始してテーブルに客がついたことをシステムが認識する。
《特開2005−84897号》「レストラン等におけるオーダリングサービスシステムとそのための表示部」
料理が配膳されるまでの間や食後のひとときの楽しみを増すように、客席端末に備えたデジタルカメラで仲間などを撮影してプリントを受け取ることができる。
株式会社エクシング「オーダーエントリーシステム」、[online]、平成17年11月9日、[平成17年12月20日検索]、インターネット<URL:http://www.xing.co.jp/news/news051109.html>
フリーオーダー品であるビールを客がつぎつぎと注文するのである。たったいまビールを注文したにもかかわらず、客室にビールが届くまでのわずかな時間を待ちきれず、それまで注文して配膳されていないビールが何個あるのかなどを考えず、また注文してしまうのである。カラオケボックスをグルーブで利用し、カラオケパーティでにぎやかに盛り上がっているような状況で、フリーオーダー品の過剰注文が発生しやすいことがわかった。この問題を解決することが本発明の目的である。
(1)メニューデータベースと、表示手段と、操作入力手段と、通信手段と、フリーオーダー管理テーブルと、制御手段を備えたセルフオーダー電子メニュー装置であること
(2)メニューデータベースは、品目IDに対応付けした飲食物の品目情報を集約すること
(3)表示手段は、制御手段の制御により画像を表示すること
(4)操作入力手段は、利用客による操作入力を受付可能であること
(5)通信手段は、制御手段の制御によりPOSシステムと通信して注文情報を送信可能であること
(6)フリーオーダー管理テーブルは、フリーオーダー品の品目IDと最大個数を対応付けして記憶すること
(7)制御手段は、操作入力に従ってメニューデータベースの品目情報を表示させて注文入力を受け付け、フリーオーダー品の注文入力があった際、当該フリーオーダー品の注文個数をその品目IDに該当する最大個数を上限として受け付けること
(a)フリーオーダー品の品目情報を表示させる際、一度に注文できる個数が制限されていることを付加表示させること
(b)フリーオーダー品の注文個数入力欄の数値を最大個数の値を超えて表示させないこと
(c)休止時間に基づいてセルフオーダー品の追加注文の受け付けを一時休止している場合、当該セルフオーダー品の品目情報を表示させる際、追加注文を一時休止していることを付加表示させること
(d)(c)の場合にさらに、追加注文が可能になるまでの時間を付加表示すること
(e)POSシステムから受信した情報に基づき最大個数を品目IDに対応づけてフリーオーダー管理テーブルに書き込むこと
(f)POSシステムから受信した情報に基づき休止時間を品目IDに対応づけてフリーオーダー管理テーブルに書き込むこと
この発明の一実施例に係るセルフオーダー電子メニュー装置のハードウェア構成を図1に示している。この装置はカラオケボックスのような客室で使用されることを想定したものである。これは周知のタブレットコンピュータがベースとなっており、CPU1・RAM2・ROM3・ハードディスク装置4・タッチパネルディスプレイ5・通信インタフェース6を備えている。タッチパネルディスプレイ5の表示部は表示コントローラ7を介してCPUバスにつながり、操作入力部は入力検出回路8を介してCPUバスにつながっている。通信コントローラ7はLANに接続されており、レジ端末や厨房端末を含んだPOSシステムと通信する。
ハードディスク装置4にはメニューデータベースが格納されている。メニューデータベースには、品目IDに対応付けした飲食物の品目情報が集約されている。品目情報としては、品目名・料金・標準配膳時間・主原料・カロリー値・料理分類・画像データ所在などの各種属性を記述したテキスト主体のデータと、飲食物の精細なカラー画像データが含まれる。
CPU1は、ROM3やハードディスク装置4に格納されたプログラムを実行することで、タッチパネルディスプレイ5により客と対話形式の情報交換をし、メニュー処理を行う。メニュー処理は、客の操作入力に応答してメニューデータベースの品目情報を表示させ、その表示オブジェクトに対する客のタッチ入力を検出することで、注文入力を受付可能とする。注文入力を受け付けるプロセスにおいては、客は、まず品目を特定し、つぎの注文個数を入力する。特定した品目に対して注文個数を入力する場面でのタッチパネルディスプレイ5の表示画面例を図2に示している。ここでは、後述するビール飲み放題サービスの品目を特定した場合を例示している。
CPU1は、RAM2またはハードディスク装置4にフリーオーダー管理テーブルを作成し、これに基づいてフリーオーダー品の過剰注文を防止するための処理を行う。フリーオーダー管理テーブルの論理構造の一例を図3に示している。図3のように、このテーブルには、フリーオーダー品の品目IDと、最大個数と、休止時間とが対応づけて記述されている。このテーブルの作成プロセスについては順次説明していく。
CPU1は、前述したメニュー処理において品目を特定する注文入力を受け付けた際、その品目の注文個数の入力を受け付けるプロセスから、以下のようにフリーオーダー処理を実行する。この処理手順を図4のフローチャートに示している。
注文個数が5未満の場合には、ここでフリーオーダー処理は完了となる。
一時休止タイマーは品目ごとに複数を起動することも可能である。
また、一時休止タイマーの計時スタートは、一度に最大個数の注文があった場合に限定されない。たとえば、同一のフリーオーダー品目につき最大個数未満の注文が所定時間内に複数回あって、その合計注文数量が最大個数に達した際にタイマー計時スタートさせるように構成してもよい。そうすると、短時間に複数回に分けての過剰注文をも防止することができる。
5 タッチパネルディスプレイ
6 通信インタフェース
Claims (8)
- メニューデータベースと、表示手段と、操作入力手段と、通信手段と、フリーオーダー管理テーブルと、制御手段を備えたセルフオーダー電子メニュー装置であって、
メニューデータベースは、品目IDに対応付けした飲食物の品目情報を集約し、
表示手段は、制御手段の制御により画像を表示し、
操作入力手段は、利用客による操作入力を受付可能であり、
通信手段は、制御手段の制御によりPOSシステムと通信して注文情報を送信可能であり、
フリーオーダー管理テーブルは、フリーオーダー品の品目IDと最大個数を対応付けして記憶し、
制御手段は、操作入力に従ってメニューデータベースの品目情報を表示させて注文入力を受け付け、フリーオーダー品の注文入力があった際、当該フリーオーダー品の注文個数をその品目IDに該当する最大個数を上限として受け付ける
セルフオーダー電子メニュー装置。 - フリーオーダー管理テーブルは、さらに、休止時間をフリーオーダー品の品目IDに対応づけて記憶し、
制御手段は、最大個数のフリーオーダー品の注文を受け付けた際、当該フリーオーダー品の追加注文を、当該時点から、当該品目IDに該当する休止時間を経過するまでは受け付けない
請求項1に記載のセルフオーダー電子メニュー装置。 - 制御手段は、フリーオーダー品の品目情報を表示させる際、一度に注文できる個数が制限されていることを付加表示させる
請求項1または2に記載のセルフオーダー電子メニュー装置。 - 制御手段は、フリーオーダー品の注文個数入力欄の数値を最大個数の値を超えて表示させない
請求項1〜3のいずれかに記載のセルフオーダー電子メニュー装置。 - 制御手段は、休止時間に基づいてセルフオーダー品の追加注文の受け付けを一時休止している場合、当該セルフオーダー品の品目情報を表示させる際、追加注文を一時休止していることを付加表示させる
請求項2〜4のいずれかに記載のセルフオーダー電子メニュー装置。 - 制御手段は、さらに、追加注文が可能になるまでの時間を付加表示する
請求項5に記載のセルフオーダー電子メニュー装置。 - 制御手段は、POSシステムから受信した情報に基づき最大個数を品目IDに対応づけてフリーオーダー管理テーブルに書き込む
請求項1〜6のいずれかに記載のセルフオーダー電子メニュー装置。 - 制御手段は、POSシステムから受信した情報に基づき休止時間を品目IDに対応づけてフリーオーダー管理テーブルに書き込む
請求項2〜7のいずれかに記載のセルフオーダー電子メニュー装置。
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