JP5078797B2 - 画像補正装置及び画像補正方法 - Google Patents
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Description
これにより、撮像素子に結像される撮像画像のエッジ部分で、色にじみが発生する状況が生まれる。
従来の撮像装置では、この撮像画像の色収差を補償するために、屈折率が異なる複数枚のレンズを組み合わせることで、色収差の影響を少なくしている。
ただし、複数枚のレンズを組み合わせる場合、レンズの個数や種類が増えてしまうため、コストの増加につながる。
また、デジタルスチルカメラでは小型化が進み、レンズも小型化されていることから、レンズによる色収差の補償が困難になっている。
図1はこの発明の実施の形態1による画像補正装置を示す構成図である。
図1において、撮像素子2は画像補正装置3の前段に設置されており、レンズ1を介して撮像画像を結像して、その撮像画像の画像データを画像補正装置3に出力するとともに、その撮像画像を構成する画素の特定を可能にするために、水平同期信号及び垂直同期信号を画像補正装置3に出力する。
画像補正装置3は撮像素子2から出力される画像データを補正して、レンズ収差の色収差を補償する装置である。
距離算出部12は画素カウント部11により算出された各画素の位置を示す座標(X,Y)と、撮像画像内における光軸の中心位置を示す座標(Xc,Yc)との距離Rを算出する処理を実施する。
なお、画素カウント部11及び距離算出部12から距離算出手段が構成されている。
色収差特性算出部14は色収差特性算出テーブル格納部13に格納されている色収差特性算出テーブルを参照して、距離算出部12により算出された距離Rに対応するレンズ収差の色収差特性αを特定する処理を実施する。
なお、色収差特性算出テーブル格納部13及び色収差特性算出部14から色収差特性算出手段が構成されている。
なお、撮像画像の画像データは、各画素の色情報として、R,G,Bの全ての色情報を有しているものとする。即ち、Rawデータ(1画素当りの画像データとして、R,G,Bの色情報のうち、いずれかの単色の情報のみを有しているデータ)を用いて、色補間処理が実施されることによって、R,G,Bの全ての色情報を有する画像データが撮像素子2から得られるものとする。
図2はこの発明の実施の形態1による画像補正装置の処理内容を示すフローチャートである。
撮像素子2は、レンズ1を介して撮像画像を結像すると、その撮像画像の画像データを画像補正装置3に出力するとともに、水平同期信号及び垂直同期信号を画像補正装置3に出力する。
色収差特性算出テーブルは、光軸の中心位置から、色収差がない理想的な結像位置までの距離Rと、実際の結像位置までの距離rとを用いて表される色収差特性α(以下の式(2で表される色収差特性α)を離散的に保持している。
色収差補償部16は、色収差特性算出部14が色収差特性αを特定すると、その色収差特性αを用いて、画像バッファ部15に保持されている撮像画像の画像データを補正して、レンズ収差の色収差を補償する(ステップST4)。
例えば、座標(X,Y)の位置にある画素の像は、図3に示すように、座標が(Xc,Yc)である光軸の中心位置からの距離がαRの位置に結像される。
その結像位置の座標(X’,Y’)は、下記の式(4)で表される。
X’=α(X−Xc)+Xc
Y’=α(Y−Yc)+Yc
(4)
ここで、近傍4点の画像データがI(Xn,Yn),I(Xn+1,Yn),I(Xn,Yn+1),I(Xn+1,Yn+1)であるとすると、結像位置の画像データI(X’,Y’)は、距離の重み付けを用いて、以下の式(5)で表される。
s=X’−Xn
t=Y’−Yn
I(X’,Y’)
=(1−t){(1−s)I(Xn,Yn)+sI(Xn+1,Yn)}
+t{(1−s)I(Xn,Yn+1)+sI(Xn+1,Yn+1)}
(5)
そして、距離算出部12は、例えば、下記の式(6)に示すような変換式(式(6)は1次多項式であるが、N次多項式(Nは2次以上)であってもよい)に、レンズ1のズーム位置a、フォーカス位置b及び絞り量cを代入することで、式(1)で算出した距離Rを補正する。R’は補正後の距離Rである。
R’=aR+bR+cR (6)
上記実施の形態1では、色収差補償部16が、各画素の色情報として、R,G,Bの全ての色情報を有している画像データを補正するものについて示したが、撮像素子2から出力されて、画像バッファ部15に保持されている画像データがRawデータである場合、そのRawデータを補正するようにしてもよい。
Rawデータは、R,G,Bそれぞれの画素と同色の画素が一画素おきに並んでいるデータである。
このため、Rawデータを補正する場合、近傍4点を使用する際に、同色画素を選択する必要が生じる。
よって、(X,Y)座標に位置する画素の色と、(Xn,Yn)座標に位置する参照画素の色とが一致している必要がある。
また、色収差補償部16は、垂直座標YとYnの奇偶が一致する場合、参照画素の垂直座標としてYnを選択し、垂直座標YとYnの奇偶が一致しない場合、参照画素の垂直座標としてYn−1を選択する。
s=X’−Xn
t=Y’−Yn
I(X’,Y’)
={(2−t){(2−s)I(Xn,Yn)+sI(Xn+2,Yn)}
+t{(2−s)I(Xn,Yn+2)+sI(Xn+2,Yn+2)}}/4
(7)
また、式(7)は、垂直座標YとYnの奇偶が一致している場合を示しているが、垂直座標YとYnの奇偶が一致していない場合、式(7)における“Yn”を“Yn−1”として、結像位置の画像データI(X’,Y’)を補正する。
上記実施の形態1,2では、色収差特性が対称の特性であるものに適用するものについて示したが、この実施の形態3では、色収差特性が非対称の特性であるものにも適用できるようにしている。
具体的には、以下の通りである。
距離算出部12は、画素カウント部11が各画素の位置を示す座標(X,Y)を算出すると、各画素の位置を示す座標(X,Y)と、撮像画像内における光軸の中心位置を示す座標(Xc,Yc)との距離Rを算出するが、この実施の形態3では、下記の式(8)に示すように、距離Rを算出するに際して、光軸の中心位置を示す座標(Xc,Yc)を原点として、各画素の位置をθ回転する処理と、P倍・Q倍の拡大縮小処理とを行うことにより、各画素の位置を示す座標(X,Y)を座標(Xd,Yd)に変換する。
また、B方向の正方向及び負方向で、Qの設定値を変更するようにする。
P,Qの設定値を変更することで、適用可能な色収差特性(非対称の色収差特性)を変更することができる。
図5はこの発明の実施の形態4による画像補正装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
色収差特性算出部17は距離算出部12により算出された距離Rを近似式に代入して、レンズ収差の色収差特性αを算出する処理を実施する。
なお、色収差特性算出部17は色収差特性算出手段を構成している。
α=fR2+gR+h (10)
ただし、f,g,hは多項式の係数である。
また、レンズ1のズーム位置、フォーカス位置及び絞り量に応じて、近似式の係数f,g,hを変更することで、色収差補正を行うことができる。
Claims (5)
- レンズを介して撮像素子に結像された撮像画像を構成する各画素の位置と光軸の中心位置との距離を算出する距離算出手段と、上記距離算出手段により算出された距離に対応するレンズ収差の色収差特性を算出する色収差特性算出手段と、上記色収差特性算出手段により算出された色収差特性を用いて、上記撮像画像の画像データを補正する画像データ補正手段とを備え、
上記距離算出手段は、各画素の位置と光軸の中心位置との距離を算出するに際して、光軸の中心位置に対して、各画素の位置の回転と拡大縮小を行うことを特徴とする画像補正装置。 - 距離算出手段は、レンズのズーム位置、フォーカス位置及び絞り量に応じて、各画素の位置と光軸の中心位置との距離を補正することを特徴とする請求項1記載の画像補正装置。
- 色収差特性算出手段は、距離と色収差特性の対応関係が示されている色収差特性算出テーブルを参照して、距離算出手段により算出された距離に対応するレンズ収差の色収差特性を特定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像補正装置。
- 色収差特性算出手段は、距離算出手段により算出された距離を近似式に代入して、レンズ収差の色収差特性を算出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像補正装置。
- 距離算出手段がレンズを介して撮像素子に結像された撮像画像を構成する各画素の位置と光軸の中心位置との距離を算出する距離算出ステップと、色収差特性算出手段が上記距離算出手段により算出された距離に対応するレンズ収差の色収差特性を算出する色収差特性算出ステップと、画像データ補正手段が上記色収差特性算出手段により算出された色収差特性を用いて、上記撮像画像の画像データを補正する画像データ補正ステップとを備え、
上記距離算出手段は、各画素の位置と光軸の中心位置との距離を算出するに際して、光軸の中心位置に対して、各画素の位置の回転と拡大縮小を行うことを特徴とする画像補正方法。
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