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JP4987408B2 - 眼科装置 - Google Patents

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JP4987408B2 JP2006266746A JP2006266746A JP4987408B2 JP 4987408 B2 JP4987408 B2 JP 4987408B2 JP 2006266746 A JP2006266746 A JP 2006266746A JP 2006266746 A JP2006266746 A JP 2006266746A JP 4987408 B2 JP4987408 B2 JP 4987408B2
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Description

本発明は、被検眼の眼屈折力分布もしくは波面収差を測定する眼科装置に関する。
従来、被検眼の眼底に測定光束を投光し、その反射光を受光することにより被検眼の眼屈折力分布もしくは波面収差を測定する眼科装置が知られている。このような眼科装置は、眼屈折力分布や波面収差を測定して得られた測定データを演算処理してマッピング画像として表示する(特許文献1参照)。
特開平10−108837号公報
しかしながら、従来の装置では、被検眼の水晶体に混濁等があり、取得したマッピング画像にその影響が現れていても、この原因を確認することが困難であった。また、被検眼の眼屈折値(球面度数、乱視度数、乱視軸)を測定する眼屈折力測定装置では、被検眼の徹照像を撮影する機能を有するものが知られているが、測定結果の信頼性の確認に用いる程度であり、混濁等の影響による被検眼の眼屈折力分布の変化等を確認することはできなかった。
本発明は、上記問題点を鑑み、被検眼水晶体の混濁等を容易に確認することができるとともに、取得した眼屈折力分布等の測定結果をより好適に評価することができる眼科装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 被検眼の眼底に測定光束を投光し、その反射光を受光することにより被検眼の眼屈折力分布もしくは波面収差を測定するための測定光学系と、
前記測定光学系によって得られた測定データを演算処理して被検眼の眼屈折力分布もしくは波面収差を示すマッピング画像を取得する取得手段と、
被検眼の前眼部を撮影する前眼部撮影光学系と、
被検眼の眼底を照明し,その反射光を前記前眼部撮影光学系を用いて受光して被検眼の徹照像を撮影する徹照像撮影手段と、
前記取得手段によって取得された前記マッピング画像と前記徹照像撮影手段によって撮影された前記徹照像を同一画面上に並列して表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の眼科装置において、検者の操作に応じて前記マッピング画像及び前記徹照像上を同期して移動可能なカーソルを表示することを特徴とする。
(3) (2)の眼科装置において、前記表示制御手段は、前記カーソルによって指定された任意の一点における測定値を同一画面上に表示することを特徴とする。
(4) (1)〜(3)のいずれかの眼科装置において、被検者眼角膜に多数のリングパターンを投影し、前記多数のリングパターンが投影された前眼部像を前記前眼部撮影光学系を用いて撮像することにより被検眼の角膜形状分布を測定するための角膜形状測定光学系を有し、
前記取得手段は、前記角膜形状測定光学系によって得られた前眼部像を演算処理して角膜形状分布マップを取得し、
前記表示制御手段は、前記マッピング画像と、徹照像と、角膜形状分布マップとを、並列表示させることを特徴とする眼科装置。

本発明によれば、被検眼水晶体の混濁等を容易に確認することができるとともに、取得した眼屈折力分布等の測定結果をより好適に評価することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る眼科装置の光学系及び制御系を説明するための図である。
本実施形態の眼科装置の光学系は、被検眼Eの角膜上にプラチド指標を投影するプラチド指標投影光学系10と、被検眼の前眼部を撮像する撮像光学系20と、被検眼を固視させるための固視標呈示光学系30と、被検眼角膜にXY方向(上下左右)のアライメント用指標を投影するXYアライメント指標投影光学系40と、被検眼角膜にZ(作動距離)方向のアライメント用指標を投影しその反射光を検出することにより被検眼に対する装置本体のZ方向のアライメント情報を検出する作動距離検出光学系45(投影光学系45a及び検出光学系45b)と、被検眼の眼屈折力分布又は波面収差を測定するための眼屈折力分布測定光学系1と、に大別される。
プラチド投影光学系10は、光軸L1を中心にした同心円の多数の透光部と遮光部を持つリングパターンが形成されたプラチド板12、プラチド光源13、反射板14を有する。光源13を発した光が反射板14で反射されると、プラチド板12が背後からほぼ均一に照明される。そして、被検眼角膜上にプラチドリング像が投影される。なお、15は被検眼前眼部を近赤外光にて照明する前眼部照明光源15である。
ビームスプリッタ25により光軸L1と同軸にされる光軸L2上には、固視標呈示光学系30が配置されており、より具体的には、可視の照明光源31、固視標32、レンズ33が配置されている。光源31によって照明された固視標32からの光は、レンズ33、ダイクロイックミラー27、ハーフミラー26、対物レンズ23、ビームスプリッタ25を介して、被検眼の眼底に投影される。なお、光源31及び固視標32は光軸L2方向に移動可能であり、被検眼に固視させる固視標32の視度を変更し、被検眼に雲霧を掛ける。
可視光を透過し赤外光を反射するダイクロイックミラー27により光軸L2と同軸にされる光軸L3上には、XYアライメント指標投影光学系40が配置されており、より具体的には、光源41、レンズ42が配置されている。光源41からの光は、レンズ42を介して、ダイクロイックミラー27にて反射された後、前述の固視標32からの光と同様の光路を経て、被検眼の角膜上に投影される。
ハーフミラー26により光軸L2と同軸にされる光軸L4上には、撮像光学系20が配置されており、より具体的には、撮像レンズ21、二次元撮像素子22が配置されている。被検眼前眼部からの光束は、ビームスプリッタ25、対物レンズ23、ビームスプリッタ26、撮像レンズ21を介して、撮像素子22により撮像(受光)される。撮像素子22は、被検眼の前眼部像の観察用に使用される他、角膜上に投影されるプラチド指標の撮像、光源41により形成されるアライメント指標像の検出用として兼用される。
光軸L1上のビームスプリッタ25の透過方向には、眼屈折力分布測定光学系1が配置されている。眼屈折力分布測定光学系1は、被検眼の眼底に測定指標を投影する投影光学系2と、投影光学系によって投影された眼底反射光を受光する受光光学系3と、ビームスプリッタ4と、対物レンズ6と、を含む。ビームスプリッタ4は、投影光学系2に設けられた測定光源2aから発せられた測定光束を反射して被検眼方向に向かわせ、被検眼眼底にて反射された測定光束を透過し受光光学系3方向へと向かわせる。なお、被検眼の眼屈折力分布もしくは波面収差を測定するための光学系としては、位相差方式(例えば、特開平10−108837号公報参照)や、ハルトマン板を用いた方式(例えば、特開平10−216092号公報)のものが考えられる。
なお、ビームスプリッタ25は、測定光源2aからの光の波長を所定の割合で反射透過し、かつ、プラチド光源13及び前眼部照明光源15からの光の波長及び可視光を反射する特性を有する。
次に、制御系について説明する。70は制御部であり、撮像素子22からの撮像信号に基づいて被検眼の角膜形状データ(角膜曲率分布データ)を取得したり、眼屈折力分布測定光学系1の受光光学系3からの受光信号に基づいて被検眼の眼屈折力分布データ(波面収差データ)を取得する。また、制御部70は、光源41により角膜に形成された指標像が撮像素子22により検出されるようになると、指標像の座標位置を得てXY方向のアライメント情報を検出する。また、制御部70は、検出光学系45bに設けられた位置検出素子からの信号によりZ方向のアライメント情報を検出する。75は表示モニタであり、撮像素子22によって撮像される前眼部像や角膜形状データ等の取得結果が表示される。この場合、制御部70による表示モニタ75の表示制御によって、取得された角膜形状データ及び眼屈折力分布データが演算処理されたマッピング表示が行われる。72は記憶手段としてのメモリである。74は検者が各種測定条件の設定を行うための各種スイッチが配置されたコントロール部(例えば、測定モード選択スイッチなど)である。また、制御部70には、検者がアライメント作業を行うためのジョイスティック5が接続されている。なお、ジョイスティック5の頂部には、測定開始スイッチ5aが設けられている。
以上のような構成を備える装置において、その動作について説明する(図2のフローチャート参照)。以下の説明では、測定モードをコントロール部74に設けられた所定の設定スイッチにより眼屈折力分布測定モードに設定しておく。
まず、検者は、被検者の顔を図示なき顔支持ユニットに固定させた後、ジョイスティック5を用いて照明光源15の点灯によって赤外照明された被検眼を観察し、アライメントを行う。検者は、表示モニタ75に表示される前眼部像を見ながらアライメントを行い、上下左右方向、及び作動距離方向のアライメントが適正な状態となったら、測定開始スイッチ5aを押す。
測定開始スイッチ5aが押される(もしくは制御部70によるアライメント判定によって自動的に測定開始のトリガが入力される)と、制御部70は、前眼部照明光源15を消灯させると共に、トリガ信号を発して眼屈折力分布測定光学系1により測定を実行する。投影光学系2に設けられた測定光源2aから測定光束が発せられると、ビームスプリッタ4、対物レンズ6を介して、被検眼の眼底に指標が投影される。そして、指標が投影された被検眼眼底からの反射光は、対物レンズ6、ビームスプリッタ4を介して受光光学系3に向かい、受光光学系3に設けられた受光素子に受光される。この場合、制御部70は、予備測定を行い、予備測定で得られた屈折力に対して所定の雲霧量分だけ固視標32を遠方に移動し、被検眼に雲霧をかけた状態で本測定を行う。そして、制御部70は、受光素子からの受光信号に基づいて取得される眼屈折力分布データをメモリ72に記憶させておく。
眼屈折分布測定が完了したら、制御部70は、引き続き徹照像の撮影に移行する。ここで、制御部70は、投影光学系2の測定光源2aの光量を増加させる。このとき、測定光源2aから出射された光によって照明された眼底からの反射光束は、被検眼の瞳孔を通過したのち、その一部がビームスプリッタ25で反射され、前眼部撮影光学系20の光路を介して撮像素子22に導かれる。
ここで、徹照像を撮影する際、被検眼の瞳孔が大きくなったタイミングで画像取得を行うことが好ましい。より具体的には、制御部70は、撮像素子22にて撮影される徹照像から被検眼の瞳孔の輪郭部分を画像処理により抽出し、これに基づいて被検眼の瞳孔径を算出する。そして、制御部70は、例えば、瞳孔径が所定の許容範囲より大きくなるか否かを判定し、判定条件を満たした場合にトリガ信号を発し、撮像素子22によって取得される徹照像画像を画像データとしてメモリ72に記憶させておく。また、徹照像画像を随時メモリ72に記憶させていき、瞳孔径が最大化されたときの画像データを選択的に用いるようにしてもよい。この場合、前眼部観察時(アライメント時)に点灯していた照明光源15が消灯(減光でもよい)された状態で撮像されているため、ノイズ光が抑制され、測定光束が通過する瞳孔内画像(徹照像)が好適に取得される。よって、徹照像による明部と徹照像周辺の暗部との光量差に基づいて瞳孔のエッジ(瞳孔と虹彩の境界)が検出できる。
なお、上記のように光源2aからの光束によって被検眼の水晶体付近が背後から照明されると、白内障による混濁部によって眼底反射光が遮光されるため、混濁部分が暗くなって撮像される。また、本実施形態では、投影光学系2の測定光源2aを徹照像撮影用光源として用いているが、これに限るものではなく、徹照像撮影用の専用の光源(赤外光)を用いるようにしてもよい。
上記のように徹照像の撮影が完了したら、制御部70は、測定光源2aを消灯させると共に、前眼部照明光源15を点灯(或いは前眼部観察時の光量に戻す)させ、前眼部照明光源15によって照明された被検眼前眼部像を撮像素子22によって取得し、画像データとしてメモリ72に記憶させる。この場合、照明光源15が点灯された状態で前眼部撮影を行っているため、角膜全体、瞳孔、虹彩、まつげ、鼻影等が含まれる前眼部像が取得される。
次に、制御部70は、取得された徹照像が所定の撮影条件を満たしているかどうかを判定し、判定結果が良好であれば、次のステップに移行する。また、エラーと判定された場合には、再度、測定を行う。なお、この際の撮影条件としては、例えば、被検眼のまぶた等によって撮影光束がけられずに、徹照像が所定範囲以上取得されているか否かを画像処理により判定するような手法が考えられる。なお、眼屈折力分布データや前眼部像に関しても、エラー判定を行うようにしてもよい。
以上のようにして、眼屈折力分布測定及び徹照像撮影及び前眼部像撮影が完了したら、制御部70は、メモリ72に記憶された眼屈折力分布データを演算処理してマッピング画像を取得する。また、メモリ72に記憶された瞳孔内徹照画像と前眼部画像を重ね合わせた合成画像である徹照・前眼部像を取得する(図3参照)。この場合、制御部70による画像処理によって、例えば、前眼部画像データFにおける瞳孔領域Pの内側に相当する領域に徹照像データTを貼り付けるようにすればよい。また、制御部70による画像処理によって、瞳孔内徹照像と前眼部像のそれぞれの瞳孔中心位置(画像処理により検出)もしくは角膜中心位置(光源41による指標像の検出位置)を所定の表示基準位置に一致させた状態で、徹照像を前眼部像に重畳させておくと、測定タイミングの違いによるXY方向のアライメントずれが補正される。
図4は、制御部70によって取得されたマッピング画像及び徹照・前眼部像がモニタ75に並列して表示される場合の図である。100は眼屈折力分布が色分けして表現されるマップ表示であり、被検眼の前眼部像と合成して表示される。101は徹照像と前眼部像が合成された徹照・前眼部像である。なお、上記並列表示では、光源41による指標像から得られる角膜中心位置(瞳孔中心位置でもよい)が各マップの中心である十字マーク100a、101aに一致するように、モニタ75の表示が制御部70によって制御される。これにより、異なるタイミングで得られた2つの画像におけるXY方向のずれが補正される。
ここで、徹照・前眼部像101には、白内障と思われる混濁部Kが見られる。また、マップ表示100において、徹照・前眼部像101の混濁部位Kに対応する位置の屈折力は、周囲とは異なる色合いとなって表示されている。すなわち、上記のようにマッピング画像及び徹照像画像を並列表示させることにより、マップ表示100上における特異部位と徹照・前眼部像101上における混濁部位との位置関係を確認できる。また、マップ表示100上に特異部位があるにもかかわらず、徹照・前眼部像101上に混濁部位Kがない場合には、他の要因による測定異常であることが確認できる。なお、上記のように眼内から水晶体を照明すれば、白内障による混濁部以外にも、被検眼に挿入された眼内レンズの輪郭の撮影が可能であり、これがモニタ75に表示されることにより、眼内レンズの位置を把握することが可能である。
また、300はカーソルであり、制御部70に接続されたマウス301の移動によってマップ表示100及び徹照・前眼部像101上を同期して移動可能であり、マウス301に対するドラック操作によってマップ表示100及び徹照・前眼部像101上における任意の一点が指定される。これにより、マッピング画像上で指定された任意の一点における測定値105が表示される。すなわち、マップ表示100では、その点での眼屈折力が表示される。このようにすれば、マップ表示100上における特異部位(色の変化部位)の測定値と徹照・前眼部像101上における混濁部位との対応関係を正確に把握できる。
なお、以上の説明においては、マップ表示100及び徹照・前眼部像101が同一画面上に並列表示されるようにしたが、これに加えて、さらに、プラチド指標の撮像によって取得される角膜形状分布が色分けして表現される角膜形状分布マップ表示が並列表示されるようにしてもよい。これにより、マップ表示100との特異部位と、並列表示された角膜形状分布マップ表示や徹照・前眼部像とを対応づけながらその原因を特定できるので、被検眼の診断において有用な情報を得ることができる。また、本実施形態では、眼屈折分布の測定後、続けて徹照像を取得するものとしているが、眼屈折力分布の測定前あるいは測定中に徹照像を取得することもできる。さらに、本実施形態では眼特性の測定、徹照像撮影、前眼部像撮影の3動作を一回のトリガ信号に基づいて連続的に行うものとしているが、これに限るものではなく、それぞれ単独、或いは一つの動作(例えば眼特性測定)のみ単独で、残りの2つの動作は連続で取得し、その後、前述した画像処理により対応付けて合成表示させることも可能である。
なお、以上の説明においては、被検眼前眼部に向けて照射される照明光を前眼部観察時に照射する照明光の光量に対して消灯(或いは減光)された状態で取得された徹照像と、前眼部照明が点灯された状態で取得された前眼部像とを合成させた状態で表示することによって、前眼部像上における徹照像の位置関係等から瞳孔内の混濁部位の位置を的確に把握することができる。また、合成画像に含まれる徹照像は、前眼部照明によるノイズが抑制されるため、コントラストの良い鮮明な画像として表示される。また、徹照像と前眼部像をそれぞれ異なるタイミングで取得する(経時的に取得)ことにより、撮像素子22のオートゲインコントロール等による瞳孔内と瞳孔外の両画像のコントラストの低下に伴う瞳孔輪郭の見づらさが解消される。ただし、前眼部照明が点灯された状態で徹照像と前眼部像が同時に取得される徹照・前眼像であっても、一定の効果は得られる。
なお、以上の説明において、マップ表示100と徹照・前眼部像101を並列表示させるものとしたが、マップ表示100と徹照・前眼部像101とが重ね合わせて表示されるようにしてもよい。例えば、半透明状に表示される処理を施した徹照・前眼部像101を、位置関係を対応づけた上で、マップ表示100に重ね合わせて表示させるような手法が考えられる(図5(a)参照)。また、徹照・前眼部像101上における混濁部位Kを画像処理により抽出し、混濁部位のエッジ部分を表現するエッジ表示を、位置関係を対応づけた上で、マップ表示100に重ねあわせて表示させるような手法も考えられる(図5(b)参照)。
本実施形態に係る眼科装置の光学系及び制御系を説明するための図である。 本実施形態に係る眼科装置の動作について説明するフローチャートである。 メモリに記憶された瞳孔内徹照画像と前眼部画像を重ね合わせた合成画像である徹照・前眼部像を取得する場合について説明する図である。 制御部によって取得されたマッピング画像及び徹照・前眼部像がモニタに並列して表示される場合の図である。 マップ表示と徹照・前眼部像とが重ね合わせて表示される場合の例である。
符号の説明
1 眼屈折力分布測定光学系
2 投影光学系
2a 測定光源
5a 測定開始スイッチ
15 前眼部照明光源
20 前眼部撮像光学系
70 制御部
75 表示モニタ

Claims (4)

  1. 被検眼の眼底に測定光束を投光し、その反射光を受光することにより被検眼の眼屈折力分布もしくは波面収差を測定するための測定光学系と、
    前記測定光学系によって得られた測定データを演算処理して被検眼の眼屈折力分布もしくは波面収差を示すマッピング画像を取得する取得手段と、
    被検眼の前眼部を撮影する前眼部撮影光学系と、
    被検眼の眼底を照明し,その反射光を前記前眼部撮影光学系を用いて受光して被検眼の徹照像を撮影する徹照像撮影手段と、
    前記取得手段によって取得された前記マッピング画像と前記徹照像撮影手段によって撮影された前記徹照像を同一画面上に並列して表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする眼科装置。
  2. 請求項1の眼科装置において、検者の操作に応じて前記マッピング画像及び前記徹照像上を同期して移動可能なカーソルを表示することを特徴とする眼科装置。
  3. 請求項2の眼科装置において、前記表示制御手段は、前記カーソルによって指定された任意の一点における測定値を同一画面上に表示することを特徴とする眼科装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの眼科装置において、被検者眼角膜に多数のリングパターンを投影し、前記多数のリングパターンが投影された前眼部像を前記前眼部撮影光学系を用いて撮像することにより被検眼の角膜形状分布を測定するための角膜形状測定光学系を有し、
    前記取得手段は、前記角膜形状測定光学系によって得られた前眼部像を演算処理して角膜形状分布マップを取得し、
    前記表示制御手段は、前記マッピング画像と、徹照像と、角膜形状分布マップとを、並列表示させることを特徴とする眼科装置。
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