JP4972075B2 - ブレーキペダルの変位制御構造 - Google Patents
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Description
前記ペダルブラケットの前端側が前記第1車体側構成部材に連結されると共に、前記ペダルブラケットの後端側が、結合部材を介して、前記第2車体側構成部材の前端側に連結されており、
前記外力が車両前部に作用して前記第1車体側構成部材と前記ペダルブラケットが車両後方側へ変位すると、前記ペダルブラケットの後端側と前記結合部材との連結が解除されて、前記ペダルブラケットの後端側が、前記第2車体側構成部材に備えられた案内手段によって、車両下方側に変位するように構成されているブレーキペダルの変位制御構造に関する。
上記構成によって、所定値以上の外力が車両の前方から作用した際に、ブレーキペダル10のペダルパッド58が略車両前方側へ変位するように制御される。
そして、固定ボルト52の頭部が、スリット46の狭幅部46Aから幅広部46Bへ相対移動してスリット46から抜けることによって、ペダルブラケット26が固定ボルト52から外れる仕組みとなっているが、固定ボルト52がスリット46の幅広部46Bから抜け出る際、固定ボルト52の頭部が幅広部46Bの前端部分に引っ掛かることによって、ペダルブラケット26が固定ボルト52から外れ難くなる状況が生じ得る。
尚、固定ボルト52の引っ掛かりを防止するため、スリット46の前後方向の長さをより長く設定すると、ペダルブラケット26の強度低下を招く結果となるため好ましくない。
車体に固定された第1車体側構成部材と、前記第1車体側構成部材よりも車両後方側に固定され、所定値以上の外力が車両前部に作用しても車両後方側にほとんど変位しない第2車体側構成部材と、ブレーキペダルを支持するペダルブラケットとを備え、
前記ペダルブラケットの前端側が前記第1車体側構成部材に連結されると共に、前記ペダルブラケットの後端側が、結合部材を介して、前記第2車体側構成部材の前端側に連結されており、
前記外力が車両前部に作用して前記第1車体側構成部材と前記ペダルブラケットが車両後方側へ変位すると、前記ペダルブラケットの後端側と前記結合部材との連結が解除されて、前記ペダルブラケットの後端側が、前記第2車体側構成部材に備えられた案内手段によって、車両下方側に変位するように構成されているブレーキペダルの変位制御構造において、
前記ペダルブラケットにおける結合部材との連結部分から車両前方側の部分に、底面と、その底面の右及び左の端部から延設される側壁によって凹部が形成されており、前記底面が車両前方側ほど前記ペダルブラケットの外面に近接する傾斜をなして、ペダルブラケットの外面につながるように構成され、前記外力が作用すると、前記結合部材が前記連結部分から離脱して前記凹部内を摺接しながら抜け出ることにより、前記ペダルブラケットの後端側と前記結合部材との連結が解除され、前記ペダルブラケットが前記第2車体側構成部材の案内手段へ導かれるように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、例えば、図4に示されるように、ペダルブラケット2における結合部材9との連結部分12から車両前方側の部分に、底面13aと、その底面13aの右及び左の端部から延設される側壁13b,13bによって凹部13が形成されており、底面13aが車両前方側ほどペダルブラケット2の外面2aに近接する傾斜をなして、ペダルブラケット2の外面2aにつながるように構成されている。
そして、所定値以上の外力が車両前部に作用すると、結合部材9が連結部分12から離脱して凹部13内を摺接しながら抜け出ることにより、ペダルブラケット2の後端側と結合部材9との連結が解除され(ペダルブラケット2の後端側が結合部材9から外れ)、ペダルブラケット2が第2車体側構成部材4の案内手段4aへ導かれる。
また、従来のブレーキペダルの変位制御構造においては、固定ボルト(結合部材)がスリットから抜け出る際の引っ掛かりを防止するため、スリットの前後方向の長さをより長く設定する場合が考えられるが、本発明における凹部13の底面13aは、ペダルブラケットの外面2aとつながっているので、凹部13には、結合部材9が抜け出る際の引っ掛かりとなる部分が存在しない。そのため、凹部13の前後方向の長さを不必要に大きく設定する必要がなく、ペダルブラケット2の小型化が図れる。
〔実施形態〕
本発明のブレーキペダル1の変位制御構造について、図1乃至図4に基づいて説明する。尚、各図に記す矢印FR、矢印UP、矢印Wは、それぞれ車両の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向(横方向)を示すものであり、特に以下に記載する各構成部材の前端側及び後端側のそれぞれは、車両の前方向及び後方向と一致する。
図2及び図3には、所定値以上の外力が車両の前方から作用した際のペダルブラケット2とブレーキペダル1の挙動が示されており、図2、図3の順に推移する。
図4には、本発明のブレーキペダルの変位制御構造に係るペダルブラケット2とスライドプレート4の分解斜視図が概略的に示されている。
スライドプレート4の下端面4aは、略車両下方側へ所定角度傾斜しており、所定値以上の外力が車両前部に作用してダッシュパネル3とペダルブラケット2が車両後方側へ変位する際、ペダルブラケット2後端側のトッププレート部2a(外面)が摺動し、ペダルブラケット2が車両下方側に変位するよう案内する案内手段として機能する。
図1に示されるように、ブレーキ非操作時においては、ブレーキペダル1は図示しないリターンスプリングの付勢力によって初期位置に保持されている。なお、この状態から、乗員がブレーキペダル1のペダルパッド1bに踏力を付与すると、ブレーキペダル1は回転軸部1c回りに略車両前方側へ揺動され、プッシュロッド14が略車両前方側へ押圧される。これにより、ペダルパッド1bに付与された乗員の踏力は、プッシュロッド14を介してブレーキブースタ5に伝達されて増強された後、マスタシリンダ6によって液圧に変換される。
また、従来のブレーキペダルの変位制御構造においては、固定ボルト(結合部材)がスリットから抜け出る際の引っ掛かりを防止するため、スリットの前後方向の長さをより長く設定する場合が考えられるが、本発明における凹部13の底面13aは、ペダルブラケットのトッププレート部2aとつながっているので、凹部13には、固定ボルト9が抜け出る際の引っ掛かりとなる部分が存在しない。そのため、凹部13の前後方向の長さを不必要に大きく設定する必要がなく、ペダルブラケット2の小型化が図れる。
その結果、所定値以上の外力が車両前部に作用した際における乗員の慣性移動による脚部の膝の屈曲が抑制されて、乗員の膝とステアリングコラムとの接触を回避することができる。
〔1〕前述の実施形態に示される固定ボルト9に替えて、ペダルブラケット2の開口部12に係止可能なクリップ部材を使用しても良い。
〔2〕前述の実施形態においては、凹部13の底面13aの傾斜角度を調整することによって、所定値以上の外力が車両前方に作用した際、ペダルブラケット2後端側のトッププレート部2aが、スライドプレート4の下端面4aに当接するまでのペダルブラケット2の動きを調節(チューニング)することも可能である。
2 ペダルブラケット
3 ダッシュパネル(第1車体側構成部材)
4 スライドプレート(第2車体側構成部材)
4a 下端面(案内手段)
9 固定ボルト(結合部材)
12 開口部(連結部分)
13 凹部
13a 底面
13b 側壁
Claims (1)
- 車体に固定された第1車体側構成部材と、前記第1車体側構成部材よりも車両後方側に固定され、所定値以上の外力が車両前部に作用しても車両後方側にほとんど変位しない第2車体側構成部材と、ブレーキペダルを支持するペダルブラケットとを備え、
前記ペダルブラケットの前端側が前記第1車体側構成部材に連結されると共に、前記ペダルブラケットの後端側が、結合部材を介して、前記第2車体側構成部材の前端側に連結されており、
前記外力が車両前部に作用して前記第1車体側構成部材と前記ペダルブラケットが車両後方側へ変位すると、前記ペダルブラケットの後端側と前記結合部材との連結が解除されて、前記ペダルブラケットの後端側が、前記第2車体側構成部材に備えられた案内手段によって、車両下方側に変位するように構成されているブレーキペダルの変位制御構造において、
前記ペダルブラケットにおける結合部材との連結部分から車両前方側の部分に、底面と、その底面の右及び左の端部から延設される側壁によって凹部が形成されており、前記底面が車両前方側ほど前記ペダルブラケットの外面に近接する傾斜をなして、ペダルブラケットの外面につながるように構成され、前記外力が作用すると、前記結合部材が前記連結部分から離脱して前記凹部内を摺接しながら抜け出ることにより、前記ペダルブラケットの後端側と前記結合部材との連結が解除され、前記ペダルブラケットが前記第2車体側構成部材の案内手段へ導かれるように構成されているブレーキペダルの変位制御構造。
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