JP4833827B2 - 異方性冷却素子およびこれを備えたペルチェモジュール、発光ダイオード素子、半導体レーザ素子 - Google Patents
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Description
本発明の他の態様に係る異方性冷却素子は、前記ナノ粒子含有材料を用いて形成される接触層の厚さが200nm以下であることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る半導体レーザ素子は、異方性熱伝導部材と冷却手段とを有する異方性冷却素子と、前記発光体としての発光層とおよび電流狭窄層を有する半導体レーザ素子と、を備え、前記異方性冷却素子の異方性熱伝導部材が前記電流狭窄層の内部、上部および下部のいずれかに形成されていることを特徴とする。
(第1実施態様)
図1は、本発明の第1実施態様に係る異方性冷却素子の断面構造を示す模式図である。図1において、異方性冷却素子100は、発熱体としての半導体素子または半導体モジュール10に取り付けられる異方性熱伝導部材110と、異方性熱伝導部材110を介して伝達した熱を吸熱して冷却または放熱する1つ以上の冷却放熱手段1201、1202と、異方性熱伝導部材110と各冷却放熱手段1201、1202とを熱的に接触させる、冷却放熱手段1201、1202毎の接触層とを備えるように構成される。
mλ/2.2<t<mλ/1.8 (mは整数)
ここで、mは自然数であり、λは対象とするフォノンの波長、つまり共振条件を満たすフォノンの波長である。
このように、異方性熱伝導部材110を用いることによって層に垂直方向への熱の拡散を抑えることが可能となり、ヒートシンク等への熱伝達を効率的にすることができるため、冷却効率が5倍以上も飛躍的に改善できる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る異方性冷却素子100の異方性熱伝導部材110と半導体素子または半導体モジュール10との接続を説明するための模式的な断面図である。異方性熱伝導部材110には、中央部等に半導体素子または半導体モジュール10をマウントする所定の領域(以下、マウント領域と言う。)
が設けられ、異方性熱伝導部材110は、マウント領域で半導体素子または半導体モジュール10に接触層131を介して接触するようになっている。ここで、異方性熱伝導部材110のマウント領域で、図3に示すように、いずれかの熱伝導層111x(x:1〜n)が露出するように構成される。本例では、熱伝導層1111〜111nのうち熱伝導層1111と熱伝導層1112が、半導体素子または半導体モジュール10の外面に露出している。
(第3実施形態)
図4に示す本発明の第3実施形態に係る異方性冷却素子100では、異方性熱伝導部材110のマウント領域で、図3に示す上記第2実施形態の場合よりも多くの熱伝導層111x(x:1〜n)が露出するように構成される。このようにマウント領域を構成することは、熱接触抵抗をさらに低減し、半導体素子または半導体モジュール10から異方性熱伝導部材110への熱の伝達をより一層効率化できるため、好ましい。
なお、異方性熱伝導部材110が熱を輸送する主要な熱伝導層111p(p:1〜n)を有する場合、上記の「x」として、この「p」または「p」の近傍とすることは、さらに熱接触抵抗の低減等の観点から好ましい。
図5に示す本発明の第4実施形態に係る異方性冷却素子100では、異方性熱伝導部材110は、端面又は端面近傍の所定の領域に、各冷却放熱手段1201、1202との良好な熱接触をとるための階段状の接触領域を有する。異方性熱伝導部材110は、接触領域の一部または全部でマウント領域と同様に、いずれか1つ以上の熱伝導層1111〜111nが露出するように構成される。図5で符号「141」は、異方性熱伝導部材110と各冷却放熱手段1201、1202との間に設けられた接触層である。
図6に示す本発明の第5実施形態に係る異方性冷却素子100では、異方性熱伝導部材110の端面又は端面近傍の所定の領域に、冷却放熱手段1201、1202と図5に示す第4実施形態よりも大きな面積で熱接触をとるための接触領域が形成されている。図6で符号「142」は、異方性熱伝導部材110と各冷却放熱手段1201、1202との間に設けられた接触層である。
図7は本発明の第6実施形態に係る異方性冷却素子500を示している。
上記冷却放熱手段1201、1202は、例えば、異方性熱伝導部材110を介して伝達した熱を放熱するヒートシンク、伝達した熱を吸熱して冷却するペルチェ素子等によって構成される。冷却放熱手段をペルチェ素子とする構成としては、上記の構成における冷却放熱手段1201、1202をペルチェ素子で置き換えたものに加えて、図7に示す異方性冷却素子500のように、ペルチェ素子5201、5202の放熱面Hと対向する冷却面Cを異方性熱伝導部材510に接触するように取り付ける構成等がある。図7で符号「20」は半導体素子または半導体モジュールである。半導体素子または半導体モジュール20の上面に異方性熱伝導部材510が取り付けられている。また、冷却放熱手段の一部をゼーベック素子で置き換えた構成でもよい。この構成では、ゼーベック素子が異方性熱伝導部材110を介して伝達した熱を電気エネルギーに変換し、得られた電気エネルギーは内蔵する電池に帰還される。
図8は本発明の第7実施形態に係る異方性冷却素子601を示している。
冷却放熱手段6211、6212は、図8に示すように、異方性熱伝導部材611から離れた位置に配置され、例えばヒートリード6311、6312を介して異方性熱伝導部材611に接続される構成となっている。図8で符号「30」は半導体素子または半導体モジュールである。なお、冷却放熱手段6211、6212は、基板であってもよい。
図9は本発明の第8実施形態に係る異方性冷却素子602を示している。
異方性熱伝導部材612は、半導体素子または半導体モジュール40の対向する1対の面の各面上の一部または全部に接触するように設けられ、各異方性熱伝導部材612が対応する接触層を介して冷却放熱手段6221、6222に接続されるのでもよい。
図10は本発明の第8実施形態に係る異方性冷却素子700を示している。
図10に示すように、半導体素子または半導体モジュール50が積層され、各半導体素子または半導体モジュール50間に異方性熱伝導部材710が半導体素子または半導体モジュール50に接触するように又は半導体素子または半導体モジュール50を挟むように設けられるのでもよい。そして、図10に示す例では、各異方性熱伝導部材710がヒートリード720を介して冷却放熱手段としての基板730に接続されている。ここで、ヒートリード720が異方性熱伝導部材710の接触領域に設けられた接触層に取り付けられ、半導体素子または半導体モジュール50が同様にマウント領域に設けられた接触層に取り付けられるのは、熱接触抵抗を低減できるため好ましい。上記の構成のように、各半導体素子または半導体モジュール50間に異方性熱伝導部材710を設けることによって、内部の半導体素子または半導体モジュール50からの熱を効果的に放熱できるため、極めて好ましい。また、半導体素子または半導体モジュール50が半導体回路等からなる場合、必要に応じて貫通電極740を設け各半導体素子または半導体モジュール50間を接続するのでもよい。
図11は、本発明の第10実施形態に係る異方性冷却素子801の断面構造を示すペルチェモジュールの模式図である。図11において、異方性冷却素子801は、ペルチェ素子が複数同一面内に放熱面または冷却面を揃えて配置された冷却手段811と、冷却手段811を放熱面と冷却面との両方から挟持する1対の受熱基板8311、8312と、冷却手段811と受熱基板8311、8312との間に配置される異方性熱伝導部材8211、8212とを備えた構成を有する。図12のような構成とすることにより、ペルチェ素子が複数同一面内に放熱面または冷却面を揃えて配置されたペルチェモジュールが得られる。
図12は、本発明の第11実施形態に係る異方性冷却素子810の断面構造を示すペルチェモジュールの模式図である。
なお、上記第10実施形態では、受熱基板8311、8312が、冷却手段811を放熱面と冷却面との両方から挟持する構成について説明したが、本実施形態に係る異方性冷却素子802では、図12に示すように、受熱基板8311、8312に代えて冷却放熱手段812を保持するホルダー基板832を設け、異方性熱伝導部材8221、8222がホルダー基板832の対向する面上に配置される構成としている。ホルダー基板が図12に示す構成を採用する場合は、可撓性を有するペルチェモジュールが得られる。
次に、本発明を具体化した第12実施形態に係る半導体素子を図13に基づいて説明する。
半導体素子としてのハイパワーLED素子70は、異方性熱伝導部材としての異方性熱伝導膜71と、発熱体としてのLEDチップ72と、基板73とを備える。基板73は汎用基板である。この基板73上に異方性熱伝導膜71が形成されている。この異方性熱伝導膜71の表面上にLEDチップ72が実装されている。異方性熱伝導膜71は、上記第1実施形態で説明した異方性熱伝導部材110(図1、図2参照)と同様の構成を有する。
基板73上に異方性熱伝導膜71を形成し、この異方性熱伝導膜71の表面上にLEDチップ72を実装することでハイパワーLED素子70を作製できるので、図16に示す上記従来技術のような素子設計上、構造に制約がなくなる。これと共に、基板73は汎用基板で良いので、部品コストを低減できる。これにより、構造が簡単で、汎用基板への高効率成膜が可能となり、製造コストを低減することができる。
異方性熱伝導膜71によりLEDチップ72全体の温度分布が平坦化されて、LEDチップ72のピーク温度が下げられるので、ハイパワーLED素子70の長寿命化を図ることができる。
異方性熱伝導膜71の露出した両端面が接触層75をそれぞれ介してペルチェ素子74と熱的に良好に接触するようになっている。このため、異方性熱伝導膜71により層に垂直方向の熱浸透率である層垂直方向熱浸透率が低く抑えられると共に、LEDチップ72からの熱が異方性熱伝導膜71を介してペルチェ素子74に伝達され、放熱されるので、省スペースかつ冷却効率および熱電変換効率の向上が可能なハイパワーLED素子を実現できる。
次に、本発明を具体化した第13実施形態に係る半導体レーザ素子を図14および図15に基づいて説明する。
また、図14において、符号「150」は半導体レーザ素子90の光出射側端面に形成された反射防止膜(AR膜)或いは非反射膜であり、符号「15」はその光反射側端面に形成された高反射膜(HR膜)である。なお、図14において、高反射膜150の奥は本来見えないが、高反射膜150を透視的に示して半導体レーザ素子90の光出射側端面の断面構造が見えるようにしてある。そして、半導体レーザ素子90の両側面には、図13に示すハイパワーLED素子70と同様に、冷却放熱手段が接触層をそれぞれ介して配置されており、異方性熱伝導膜93の露出した両端面が接触層をそれぞれ介してペルチェ素子等の冷却放熱手段と熱的に良好に接触するようになっている。
電流狭窄層92内部に形成された異方性熱伝導膜93により半導体レーザ素子90の発光層91近傍の温度分布が平坦化されて、発光層91近傍のピーク温度が下げられる。これにより、発光層91近傍の低温化、特に発光層91近傍のピーク温度の低温化を図ることができるので、半導体レーザ素子90の長寿命化を図ることができる。
半導体レーザ素子90の両側面には、冷却放熱手段が接触層をそれぞれ介して配置され、異方性熱伝導膜93の露出した両端面が接触層をそれぞれ介してペルチェ素子等の冷却放熱手段と熱的に良好に接触するようになっている。これにより、異方性熱伝導膜93により層に垂直方向の熱浸透率である層垂直方向熱浸透率が低く抑えられると共に、半導体レーザ素子90からの熱が異方性熱伝導膜93を介して冷却放熱手段に伝達されるので、省スペースかつ冷却効率および熱電変換効率の向上が可能な半導体レーザ素子90を実現できる。
上記第2実施形態では、異方性熱伝導部材110は、マウント領域で半導体素子または半導体モジュール10に接触層131を介して接触するようしているが、異方性熱伝導部材110が半導体素子または半導体モジュール10に直に接触する構成にも本発明は適用可能である。
70 ハイパワーLED素子(発光ダイオード素子)
71 異方性熱伝導膜
72 LEDチップ
73 基板
90 半導体レーザ素子
91 活性層
92 電流狭窄層
93 異方性熱伝導膜
100、500、601、602、700、801、802 異方性冷却素子
110、510、611、612、710、8211、8212、8221、8222
異方性熱伝導部材
1111〜111(n+1) 熱伝導層
1121〜112(n+1) 熱共振体層
1201、1202、6211、6212、6221、6222 冷却放熱手段
131、132 接触層
141、142 接触層
5201、5202、811、812 ペルチェ素子
6311、6312、6321、6322、720 ヒートリード
730 基板
740 貫通電極
8311、8312 受熱基板
832 ホルダー基板
Claims (25)
- 取り付けられる半導体素子または半導体モジュールよりも熱伝導率の高い材料からなる熱伝導層と対象とするフォノンの平均自由行程および波長に応じて層厚が決定される熱共振体層とが交互に積層された異方性熱伝導部材と、
前記半導体素子または半導体モジュールから前記異方性熱伝導部材を介して伝達した熱を吸熱して冷却または放熱する1つ以上の冷却放熱手段と、
を備えたことを特徴とする異方性冷却素子。 - 前記半導体素子または半導体モジュールと前記異方性熱伝導部材との間に接触層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の異方性冷却子。
- 前記異方熱性伝導部材と前記冷却放熱手段との間に接触層が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の異方性冷却子。
- 少なくとも1つ以上の異方性熱伝導部材が、前記半導体素子または半導体モジュールの1つの面上の一部または全部に接触するように設けられ、各異方性熱伝導部材が対応する接触層を介して冷却放熱手段に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の異方性冷却素子。
- 少なくとも1つ以上の異方性熱伝導部材が、前記半導体素子または半導体モジュールの対向する1対の面の各面上の一部または全部に接触するように設けられ、各異方性熱伝導部材が対応する接触層を介して冷却放熱手段に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の異方性冷却素子。
- 積層された半導体素子または半導体モジュールの各半導体素子または半導体モジュール間に1つ以上の異方性熱伝導部材が半導体素子または半導体モジュールに接触するように設けられ、前記各異方性熱伝導部材が対応する接触層を介して冷却放熱手段に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の異方性冷却素子。
- 前記異方性熱伝導部材が、端面または端面近傍の所定の領域にいずれか1つ以上の前記接触層を形成する接触領域を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の異方性冷却素子。
- 前記異方性熱伝導部材のいずれか1つ以上の前記熱伝導層が、前記異方性熱伝導部材のいずれか1つ以上の前記接触領域内の一部または全部で露出していることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の異方性冷却素子。
- 冷却放熱手段の異方性熱伝導部材との接触領域の形状が、対応する異方性熱伝導部材の接触領域内の熱伝導層が露出した部分と密着する形状となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の異方性冷却素子。
- 冷却放熱手段の異方性熱伝導部材との接触領域に形成された接触層がナノ粒子からなる材料を主要材料として含むナノ粒子含有材料を用いて形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の異方性冷却素子。
- 前記接触層のナノ粒子が、銀、銅若しくは金のいずれか、又は酸化銀若しくは酸化銅のいずれかからなることを特徴とする請求項10に記載の異方性冷却素子。
- 前記ナノ粒子含有材料がナノ粒子からなる材料以外に、バインダ樹脂および界面活性剤のうちの1つ以上を含むことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の異方性冷却素子。
- 前記ナノ粒子が少なくとも酸化銀および酸化銅を含む酸化物のうちのいずれか1つ以上の物質からなる場合、さらに、炭化物、遷移金属酸化物、典型金属酸化物、又は、典型金属元素の合金の酸化物を還元用焼結助剤として含むことを特徴とする請求項11に記載の異方性冷却素子。
- 前記ナノ粒子含有材料がハンダ粒子からなる材料又はハンダ粒子を含む材料であることを特徴とする請求項10に記載の異方性冷却素子。
- 前記ナノ粒子の平均の直径が1nm以上200nm以下であることを特徴とする請求項10に記載の異方性冷却素子。
- 前記ナノ粒子含有材料を用いて形成される接触層の厚さが200nm以下であることを特徴とする請求項8乃至請求項15のいずれか1項に記載の異方性冷却素子。
- 前記ナノ粒子含有材料がレーザ光の照射又は高周波電磁波の印加によって焼成され、接触層を形成することを特徴とする請求項8乃至請求項16のいずれか1項に記載の異方性冷却素子。
- いずれか1つ以上の前記冷却放熱手段が、それぞれヒートシンク又はペルチェ素子を用いて構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか1項に記載の異方性冷却素子。
- いずれか1つ以上の前記冷却放熱手段をゼーベック素子で置き換えたことを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれか1項に記載の異方性冷却素子。
- ペルチェ素子が複数同一面内に放熱面または冷却面を揃えて配置された冷却手段と、前記冷却手段を前記放熱面と前記冷却面との両方から挟持する1対の受熱基板と、前記冷却手段と前記受熱基板との間に配置される、熱伝導率の高い材料からなる熱伝導層と対象とするフォノンの平均自由行程および波長に応じて層厚を調整する熱共振体層とが交互に積層された部材である異方性熱伝導部材とを備えた異方性冷却素子を有することを特徴とするペルチェモジュール。
- ペルチェ素子が複数同一面内に放熱面または冷却面を揃えて配置された冷却手段と、前記冷却手段の前記放熱面と前記冷却面との間に設けられ、前記冷却手段を保持するホルダー基板と、前記ホルダー基板の対向する面上に配置される、熱伝導率の高い材料からなる熱伝導層と対象とするフォノンの平均自由行程および波長に応じて層厚を調整する熱共振体層とが交互に積層された異方性熱伝導部材とを備えた異方性冷却素子を有することを特徴とするペルチェモジュール。
- 取り付けられる発熱体よりも熱伝導率の高い材料からなる熱伝導層と対象とするフォノンの平均自由行程および波長に応じて層厚が決定される熱共振体層とが交互に積層された異方性熱伝導部材と前記異方性熱伝導部材を介して伝達した熱を吸熱して冷却または放熱する1つ以上の冷却放熱手段とを有する異方性冷却素子と、
前記発光体としての発光ダイオードチップと、基板とを備え、前記基板上に前記異方性熱伝導部材が形成されており、前記異方性熱伝導部材の表面上に前記発光ダイオードチップが実装されていることを特徴とする発光ダイオード素子。 - 前記異方性熱伝導部材の側面と前記基板の側面のうち、少なくとも前記異方性熱伝導部材の側面に前記冷却放熱手段が設けられていることを特徴とする請求項22に記載の発光ダイオードチップが実装されている発光ダイオード素子。
- 取り付けられる発熱体よりも熱伝導率の高い材料からなる熱伝導層と対象とするフォノンの平均自由行程および波長に応じて層厚が決定される熱共振体層とが交互に積層された異方性熱伝導部材と前記異方性熱伝導部材を介して伝達した熱を吸熱して冷却または放熱する1つ以上の冷却放熱手段とを有する異方性冷却素子と、前記発光体としての発光層とおよび電流狭窄層を有する半導体レーザ素子と、を備え、前記異方性冷却素子の異方性熱伝導部材が前記電流狭窄層の内部、上部および下部のいずれかに形成されていることを特徴とする半導体レーザ素子。
- 前記半導体レーザ素子の側面に前記冷却放熱手段が設けられていることを特徴とする請求項24に記載の半導体レーザ素子。
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