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JP4809019B2 - 車両用障害物検出装置 - Google Patents

車両用障害物検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両用障害物検出装置に関するものである。
今日では、車両周囲の障害物を検出する装置が実用化されている。このような車両用障害物検出装置は、障害物を検出するためにレーダの原理を利用するものと、カメラを利用するものの2種類に大別することができる。レーダの原理を利用する車両用障害物検出装置としては、レーザ光を送信し、障害物で反射されたレーザ光の到達時間から障害物の位置を検出するいわゆるレーザレーダ(特許文献1)や、GHz帯域のミリ波を送信し、障害物で反射されたミリ波の到達時間から障害物の位置を検出するいわゆるミリ波レーダ(特許文献2)、超音波を送信し、障害物で反射された超音波の到達時間から障害物の有無を検出するいわゆる超音波ソナー(特許文献3)が一般的である。またカメラを利用する車両用障害物検出装置としては、車両後方を撮影するカメラ映像の隣り合う映像フレーム間の画像の差分から障害物を検出する装置(特許文献4)や、車両前方を2つのカメラで撮影し、左右の画像の差分から障害物を検出するいわゆるステレオカメラ装置(特許文献4)が一般的である。
特開平5−119147号公報 特開平5−273339号公報 特開平5−210800号公報 特開2004−104478公報
しかしながら、レーザレーダはレーザをスキャニングするための駆動機構を備えており、またミリ波レーダはミリ波の送受信アンテナを備えているため、いずれも小型化が難しく、またコストも非常に高価であるという問題点がある。
また超音波ソナーは安価であるが、横方向の分解能が低く物体の有無程度しかわからないため、障害物の位置や方向を認識するには不向きであるという問題点がある。
またカメラ映像の映像フレーム間の画像の差分から障害物を検出する装置では、車両の速度が遅く隣り合う映像フレーム間の画像の差分がほとんどない場合は、障害物の検出精度が低下するという問題点がある。
さらに、ステレオカメラ装置では、カメラのレンズの歪により左右の画像の差分の算出精度が悪くなり、障害物の検出精度が低下するという問題点がある。また、車両に取り付ける際に、車両1台ごとに精度高く取り付け調整を行う必要があり、多大な労力が必要であるという問題点がある。
本発明の課題は、俯瞰映像への変換を行った車両周囲の映像に基づいて障害物検出を行うとともに、障害物を検出する車両周囲の領域を複数に分割し、分割位置および車両の走行状態に応じて複数の障害物検出方法を使い分け、障害物検出精度の向上を図る障害物検出装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、それぞれの光軸が異なる方向に設定され、車両の周囲の映像を撮影する複数の撮影部を備え同一時点に2つの撮影部で、重複して撮影される領域を含む2つの映像をそれぞれ俯瞰映像に変換して、それぞれの俯瞰映像を、前記重複して撮影される領域の座標系が互いに重なるように座標変換して、前記座標変換された俯瞰映像同士の差分結果に基づいて前記車両の周囲の障害物を検出する第一の障害物検出処理と、つの撮影部で異なる時間に撮影された2つの映像フレームを、それぞれ俯瞰映像に変換して、変換された2つの俯瞰映像のうち一方を、前記2つの映像フレーム間における前記車両の移動量と移動方向に応じた量だけ座標変換して、前記座標変換された俯瞰映像と、前記2つの俯瞰映像のうち他方との差分結果に基づいて前記車両の周囲の障害物を検出する第二の障害物検出処理と、のうち少なくとも第一の障害物検出処理を行う一方、1つの撮影部で撮影される領域では、前記第二の障害物検出処理を行う制御装置本体を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、車両周囲を複数のカメラの撮影範囲に基づいて複数の領域に分割し、各領域で2つの障害物検出方法を使い分ける。この動作により、障害物検出の精度を向上することができる。
さらに、上記構成によれば、撮影した映像を俯瞰映像に変換して障害物検出を行う。この動作により、カメラのレンズ歪やカメラの位置合わせによる影響を排除することができ、障害物検出の精度を向上することができる。
また請求項に記載の発明は、請求項1において、前記制御装置本体は、前記第二の障害物検出処理を行う際に、車速が低速の場合は間隔を隔てた2つの映像フレームを用い、車速が高速の場合は間隔を狭めた2つの映像フレームを用いることを特徴としている。
上記構成によれば、車速に応じて比較する映像フレームの間隔を変化させる。この動作により、映像変化が少ない低速時の障害物検出の精度を向上することができる。
また請求項に記載の発明は、請求項において、前記制御装置本体は、前記車両の姿
勢を検出する姿勢検出部を備え、前記姿勢検出部で検出された前記車両の姿勢に基づいて
前記俯瞰映像への変換を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、撮影した映像を俯瞰映像に変換する際に、車両の姿勢に応じた変換テーブルを用いる。この動作により、車両姿勢の変化による撮影映像の変化の影響を排除することができ、障害物検出の精度を向上することができる。
また請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか1項において、前記複数の撮影部は、隣り合う互いの光軸が直交するように車体の前方、後方、右側方、左側方に取り付けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、車両の全周囲において障害物を検出することができる。
また請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか1項において、前記制御装置
本体は、検出された障害物の位置に基づいて該障害物が前記車両に接近していることを検
出した場合に所定の警報を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、自車両に接近する障害物に対してのみ警報を行うため、必要以上の警報を行って運転者や乗員にわずらわしさを感じさせることがない。
また請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか1項において、前記制御装置
本体は、検出された障害物の位置が、前記車両のハンドルの操舵角に基づいて該車両の予
想進路を算出する予想進路算出部が算出した予想進路内にある場合または予想進路の左右
所定の距離以下の位置にある場合に、所定の警報を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、予想進路線と所定の位置関係にある障害物に対してのみ警報を行うため、必要以上の警報を行って運転者や乗員にわずらわしさを感じさせることがない。
また請求項に記載の発明は、請求項またはにおいて、前記所定の警報は、前記制
御装置本体に接続された警報音発生部が発する警報音であることを特徴としている。
上記構成によれば、警報音により運転者に注意喚起を行うことができる。
また請求項に記載の発明は、請求項またはにおいて、前記所定の警報は、前記複
数の撮影部で撮影した映像のうち検出した障害物を含む映像の障害物付近でかつ該障害物
と前記車両との間に所定の画像を重畳し、前記車両の車内に設けられた表示部に該映像を
表示することを特徴としている。
上記構成によれば、運転者に視覚的な注意喚起を行うことができる。
本発明によれば、俯瞰映像への変換を行った車両周囲の映像に基づいて障害物検出を行うとともに、障害物を検出する車両周囲の領域を複数に分割し、分割位置および車両の走行状態に応じて複数の障害物検出方法を使い分け、障害物検出精度の向上を図る障害物検出装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1に本発明の実施例のブロック図を示す。
制御装置本体1には、撮影カメラ2が電気的に接続されており、撮影カメラ2が出力する映像信号を取り込む。撮影カメラ2は、前方撮影カメラ2F、後方撮影カメラ2B、右側方撮影カメラ2R、左側方撮影カメラ2Lを備えている。撮影カメラ2が請求項における複数の撮影部にあたる。
制御装置本体1は、取り込んだ映像を俯瞰映像および所定の変換映像に変換する映像変換部1Aを備えている。この映像変換部1Aは、各変換を行う場合に利用する変換テーブルを備えており、映像の変換は、撮影カメラ2で撮影された映像の各画素を変換テーブルで定義された座標位置に置き換えることで行うことが出来る。変換テーブルは、変換前後の撮影カメラ2の位置と撮影範囲、撮影画素数、変換した映像の向きや大きさ等に基づいて事前に算出設定することができる。ここで、撮影カメラ2は車両に取り付けられており(後述)、車両が路面に平行に位置する場合と、路面に対して角度を有して位置する場合とでは、同じカメラで撮影した映像でも映像の見え方が異なるため、俯瞰映像への変換は車両の姿勢を考慮する必要がある。すなわち、車両の姿勢に応じた変換テーブルを複数用意しておき、車両の姿勢に応じた変換テーブルをその都度使って俯瞰映像への変換を行う必要がある。このため、映像変換部1Aは、車両姿勢に応じた複数の変換テーブルを備えている。
制御装置本体1は、取り込んだ映像および映像変換部1Aにより変換された映像を一時的に記憶する記憶部1Bを備えている。
制御装置本体1は、所定の映像に情報を重畳する映像処理部1Cを備えている。映像処理部1Cの出力は、車内に設けられた表示部3に表示される。
制御装置本体1には、車両の車速を検出する車速センサ4、車両の水平回転方向を検出するヨーセンサ5、車両の左右傾きを検出するロールセンサ6、車両の上下変位を検出するピッチセンサ7が電気的に接続されており、各センサが出力する出力信号を取り込む。
制御装置本体1は、取り込んだ車速サンサ4の出力値に基づき、車速を判定する。また車速に基づき、車両の直線移動量V(t)(後述)を算出する。
制御装置本体1は、取り込んだヨーセンサ5、ロールセンサ6、ピッチセンサ7の出力値を用いて車両姿勢を算出し、算出した車両姿勢に基づいて前述した変換テーブルを選択し、取り込んだ撮影カメラ2の映像の変換を行う。このヨーセンサ5、ロールセンサ6、ピッチセンサ7と制御装置本体1が、請求項における姿勢検出部にあたる。
また、制御装置本体1は、操舵角センサ8が検出したハンドルの操舵角に基づいて車両の予想進路を算出する予想進路算出部が出力する予想進路線の座標および映像を取り込む。取り込んだ予想進路線の座標は障害物警報を発する際に用いられ(後述)、またその映像は映像処理部1Cで撮影カメラ2により撮影された映像に重畳される。
図2に、撮影カメラ2の取り付け位置を示す。
前方撮影カメラ2Fは、車両前方のフロントグリル20の略中央部に取り付けられており、車両前方を撮影する。
後方撮影カメラ2Bは、車両後方に取り付けられたリアスポイラ21の略中央部に取り付けられており、車両後方を撮影する。
右側方撮影カメラ2Rは右ドアミラー22R内部に下方を向くように取り付けられており、車両右側方を撮影する。
左側方撮影カメラ2Lは左ドアミラー22L内部に下方を向くように取り付けられており、車両左側方を撮影する。
図3に各カメラの撮影領域を示す。
前方撮影カメラ2Fの撮影領域は、領域A+領域B+領域Cとなる。後方撮影カメラ2Bの撮影領域は、領域F+領域G+領域Hとなる。右側方撮影カメラ2Rの撮影領域は、領域C+領域E+領域Hとなる。左側方撮影カメラ2Lの撮影領域は、領域A+領域D+領域Fとなる。
すなわち、領域Aは、前方撮影カメラ2Fおよび左側方撮影カメラ2Lで撮影される。領域Bは、前方撮影カメラ2Fのみで撮影される。領域Cは、前方撮影カメラ2Fおよび右側方撮影カメラ2Rで撮影される。領域Dは、左側方撮影カメラ2Lのみで撮影される。領域Eは、右側方撮影カメラ2Rのみで撮影される。領域Fは、後方撮影カメラ2Bおよび左側方撮影カメラ2Lで撮影される。領域Gは、後方撮影カメラ2Bのみで撮影される。領域Hは、後方撮影カメラ2Bおよび右側方撮影カメラ2Rで撮影される。
次に、図4のフローチャートを用いて、本実施例における障害物検出の基本動作を説明する。
ステップS101では、障害物を検出する領域が判定される。障害物を検出する領域が領域A、領域C、領域F、領域Hの場合は、フローはステップS102へ移行し、2カメラによる障害物検出を行う。一方、障害物を検出する領域が領域B、領域D、領域E、領域Gの場合は、フローはステップS105へ移行し、1カメラによる障害物検出を行う。
ステップS102では、制御装置本体1が、ヨーセンサ5、ロールセンサ6、ピッチセンサ7の各出力信号の値を用いて車両姿勢を算出し、算出した車両姿勢に基づいて撮影カメラ2で撮影した映像を俯瞰映像に変換する際に利用する変換テーブルを選択する。この後に、フローはステップS103へ移行する。
ステップS103では、ステップS102で選択された変換テーブルを用いて、撮影カメラ2で撮影した映像が俯瞰映像に変換される。この後に、フローはステップS104へ移行する。
ステップS104では、同時に撮影した2カメラの映像の差分に基づいて障害物を検出するステレオ画像処理(後述)が行われる。この後に、フローはステップS112へ移行する。
ステップS105では、車速センサ4で検出した車速が判定される。車速が所定値V1以上である場合は、フローはステップS106〜ステップS108へ移行し、隣り合う映像フレーム間の差分を算出して障害物検出を行う。一方、車速が所定値V1未満である場合は、車速が遅く隣り合う映像フレーム間の差分を算出しても差分が少なく精度良く障害物検出が行えない状態であるとして、フローはf(>1)映像フレームを隔てた2つの映像フレーム間の差分を算出して障害物検出を行うステップS109〜ステップS111へ移行する。
ステップS106では、制御装置本体1が、ヨーセンサ5、ロールセンサ6、ピッチセンサ7の各出力信号の値を用いて車両姿勢を算出し、算出した車両姿勢に基づいて撮影カメラ2で撮影した映像を俯瞰映像に変換する際に利用する変換テーブルを選択する。この後に、フローはステップS107へ移行する。
ステップS107では、ステップS106で選択された変換テーブルを用いて、撮影カメラ2で撮影した映像が俯瞰映像に変換される。この後に、フローはステップS108へ移行する。
ステップS108では、隣り合う映像フレーム間の差分に基づいて障害物を検出するモーションステレオ処理(後述)が行われる。この後に、フローはステップS112へ移行する。
ステップS109では、制御装置本体1が、ヨーセンサ5、ロールセンサ6、ピッチセンサ7の各出力信号の値を用いて車両姿勢を算出し、算出した車両姿勢に基づいて撮影カメラ2で撮影した映像を俯瞰映像に変換する際に利用する変換テーブルを選択する。この後に、フローはステップS110へ移行する。
ステップS110では、ステップS109で選択された変換テーブルを用いて、撮影カメラ2で撮影した映像が俯瞰映像に変換される。この後に、フローはステップS111へ移行する。
ステップS111では、f映像フレームを隔てた2つの映像フレーム間の差分に基づいて障害物を検出するモーションステレオ処理(後述)が行われる。この後に、フローはステップS112へ移行する。
ステップS112では、表示部3に表示する映像上の障害物検出位置付近に警報線を重畳表示する。
ステップS113では、警報発生条件が成立した場合に、所定の警報が行われる。ここで、予想進路算出部9で算出した予想進路付近に障害物がある場合、および障害物が自車両に接近する場合を警報発生条件とする。また、警報音発生部10により発する警報音、および警報線の点滅表示を所定の警報とする。
以上の動作フローにより、障害物を検出する領域が2つのカメラ映像で撮影される領域A、領域C、領域F、領域Hの場合は、撮影映像が俯瞰映像に変換された後に、ステレオ画像処理によって障害物検出が行われる。
また、障害物を検出する領域が一つのカメラ映像で撮影される領域B、領域D、領域E、領域Gの場合は、撮影映像が俯瞰映像に変換された後に、2つの映像フレーム間の差分に基づいて障害物の検出を行うモーションステレオ処理が行われる。この場合、車速が速い(車速≧V1)場合は、隣り合う映像フレーム間の差分を算出する。一方、車速が遅い場合は、隣り合う映像フレーム間の差分を算出しても、画像の差分が少なく障害物を検出できない可能性がある。このため、f(>1)映像フレームを隔てた2つの映像フレーム間の差分を算出し、障害物の検出精度の向上を図る。
また、車両の姿勢に応じた変換テーブルを用いて俯瞰変換を行う。これにより、車両の姿勢変化による映像変化の影響を排除し、障害物検出の精度を向上することができる。
なお、上記ステレオ画像処理による障害物検出が請求項における第一の障害物検出処理にあたる。また上記モーションステレオ処理による障害物検出が請求項における第二の障害物検出処理にあたる。
次に、2つのカメラで撮影される領域A、領域C、領域F、領域Hにおける障害物検出の動作を、図5のフローチャートと図6〜図10の動作説明図を用いて説明する。ここでは、代表例として、領域Fにおける障害物検出の動作を説明する。
ステップS201では、左側方撮影カメラ2Lで撮影された映像が車両姿勢に応じて選択された変換テーブルに基づいて俯瞰映像に変換される。左側方撮影カメラ2Lで撮影された映像は、車両の前後方向の撮影範囲が広くなるように、図6の左上図のように撮影される(図6中の文字A、D、Fは説明のための文字であり、左側方撮影カメラ2Lで撮影された映像内に挿入されているものではない)。この映像はレンズによる歪を含んだ映像となり、歪は撮影画角が大きくなればなるほど増大する。この映像を、俯瞰映像に変換して映像の歪を除去すると、図6の左下図に示す映像となる。この後に、フローはステップS202へ移行する。
ステップS202では、後に行う差分算出の前処理として、ステップS201で変換した俯瞰映像を、図6の右下図に示すように90度左に回転した映像に変換する。なお、左側方撮影カメラ2Lで撮影された映像が図6の右上図のように撮影される場合は、このステップは不要である。この後に、フローはステップS203へ移行する。
ステップS203では、後に行う差分算出の前処理として、ステップS202で90度左回転した俯瞰映像を、図7におけるP1の位置での俯瞰映像に変換する。ここでP1の位置は、車両左側方の接線LL上にあり、車両左側方の接線LLと車両後端の接線LBとの交点PCからの距離L2が、交点PCから後方撮影カメラ2Bまでの距離L1と同じ距離となる位置である。このような位置とすることで、領域Fに対する2つのカメラの位置が対照位置となり、ステレオ画像処理による領域F内の障害物検出を精度良く実行することができる。この後に、フローはステップS204へ移行する。
ステップS204では、後方撮影カメラ2Bで撮影した映像が、俯瞰映像に変換される。後方撮影カメラ2Bで撮影された映像は、図8の左上図のようにレンズによる歪を含み、上下が逆転した映像となる(図8中の文字F、G、Hは説明のための文字であり、後方撮影カメラ2Bで撮影された映像内に挿入されているものではない)。この歪は撮影画角が大きくなればなるほど増大する。この映像を180度回転すると、図8の左下図の映像となる。さらにこの映像を、俯瞰映像に変換して映像の歪を除去すると、図8の右下図の映像となる。ステップS203で得た左側方撮影カメラ2Lの俯瞰映像とステップS204で得た後方撮影カメラ2Bの俯瞰映像を、位置調整を行って合わせると、図9に示す映像を得ることができる。この映像でわかるように、領域Fは、左側方撮影カメラ2Lおよび後方撮影カメラ2Bの双方で撮影されている。この後に、フローはステップS205へ移行する。
ステップS205では、ステップS204で変換した後方撮影カメラ2Bの俯瞰映像を図7におけるP1の位置からの俯瞰映像に変換する。この後に、フローはステップS206へ移行する。
ステップS206〜ステップS207がステレオ画像処理による障害物検出のフローである。
ステップS206では、ステップS203で変換した左側方撮影カメラ2Lの映像と、ステップS205で変換した後方撮影カメラ2Bの映像の差分が算出される。ここで、左側方撮影カメラ2Lおよび後方撮影カメラ2Bで撮影された映像内の物体がすべて道路面と同一面上にあるものと仮定すると、ステップS205で変換した後方撮影カメラ2Bの映像は、ステップS203で変換した左側方撮影カメラ2Lの映像と一致するはずである。逆に言えば、これらの映像の差分を取った際に、差分がある画像部分が、道路面と同一面上にはない物体、すなわち障害物であると特定することができる。この後に、フローはステップS207へ移行する。
ステップS207では、差分が検出された座標位置、すなわち表示画面上における障害物の座標位置を算出する。障害物の座標位置は、差分が検出された座標に設定する。この後に、フローはステップS208へ移行する。
ステップS208では、映像処理部1Cにより、ステップS207で算出された座標位置または座標位置付近の左側方撮影カメラ2Lの映像または後方撮影カメラ2Bの映像に、警報線を重畳表示する。警報線は、障害物より車両に近い側に表示される。図10に、左側方撮影カメラ2Lの映像に警報線を重畳表示した例を示す。この後に、フローはステップS209へ移行する。
ステップS209では、予想進路算出部9で算出した予想進路線に対する障害物の位置が判定される。検出された障害物の位置が予想進路算出部9で算出した予想進路線より外側で所定距離D以上離れている場合は(図10参照)、障害物との接触の可能性が低いと判定されて、フローはステップS201へ戻り、障害物警報は行われない。一方、検出された障害物の位置が予想進路算出部で算出した予想進路線より外側で所定距離D未満の位置にある場合は、障害物との接触の可能性があると判定されて、フローは障害物警報を行うステップS210以降へ移行する。
ステップS210では、障害物が自車両に接近しているかどうかの判定が行われる。現在の障害物の位置と前回算出した障害物の位置とを比較し、現在の障害物の位置が前回の位置よりも自車両側に位置する場合は、障害物が自車両に接近していると判定されて、障害物警報を行うためにフローはステップS211へ移行する。一方、現在の障害物の位置が前回の位置よりも車体から離れている場合は、障害物が自車両から遠ざかっていると判定されて、障害物警報は行わず、フローはステップS201へ戻る。
ステップS211では、警報音発生部10により警報音を発するとともに、表示部3の画面上に表示された警報線を点滅して、運転者への注意喚起を行う障害物警報が行われる。
以下、ステップS201〜ステップS211が繰り返される。
以上の動作フローにより、2つのカメラで撮影される領域Fにおける障害物検出が実施される。領域A、領域C、領域Hについても同様の動作フローにより障害物検出が実施される。
なお、車両から表示部3に表示される任意の道路面までの距離はあらかじめ調べておくことが可能であるため、ステップS206で差分の検出された位置座標を車両からの距離に換算することができ、この距離を表示部3に表示しても良い。
次に、一つのカメラで撮影される領域B、領域D、領域E、領域Gにおける障害物検出の動作を、図11のフローチャートと図12〜図13の動作説明図を用いて説明する。一つのカメラによる障害物検出は、撮影位置が変化する一つのカメラで同一の障害物を撮影した際の映像の差分に基づいて障害物を検出する、いわゆるモーションステレオ処理を用いる。ここでは代表例として、領域Gにおける障害物検出の動作を説明する。
ステップS301では、車速センサ4によって検出された車速が判定される。車速が所定値V1以上の場合は、フローはステップS302へ移行する。一方、車速が所定値V1未満の場合は、フローはステップS303へ移行する。
ステップS302では、比較を行う映像フレームの間隔fが設定される。車速が所定値V1以上の場合は、隣り合う映像フレーム、すなわちN映像フレームとN+1映像フレームの比較を行うため、fに値1が代入される。この後に、フローはステップS306へ移行する。
ステップS303では、車速センサ4によって検出された車速が判定される。車速が所定値V2(<V1)以上の場合は、フローはステップS304へ移行する。一方、車速が所定値V2未満の場合は、フローはステップS305へ移行する。
ステップS304では、比較を行う映像フレームの間隔fが設定される。車速が所定値V1未満V2以上の場合は、N映像フレームとN+fr2(>1、例えば15)映像フレームの比較を行うため、fに値fr2が代入される。この後に、フローはステップS306へ移行する。
ステップS305では、比較を行う映像フレームの間隔fが設定される。車速が所定値V2未満の場合は、N映像フレームとN+fr3(>fr2、例えば30)映像フレームの比較を行うため、fに値fr3が代入される。この後に、フローはステップS306へ移行する。
ステップS306では、後方撮影カメラ2Bで撮影された映像が、俯瞰映像に変換される。この後に、フローはステップS307へ移行する。
ステップS307では、ある時点での後方撮影カメラ2Bの俯瞰映像が記憶部1Bに記憶される(図12参照)。ここで、記録された俯瞰映像の映像フレームがN映像フレームであるとする。この後に、フローはステップS308へ移行する。
ステップS308では、後方撮影カメラ2BのN+f映像フレームの俯瞰映像が記憶部1Bに記憶される(図12参照)。fの値は、ステップS301〜ステップS305で設定したように、車速がV1以上の場合はf=1となり、車速がV1未満V2以上の場合はf=fr2(>1)となり、車速がV2未満の場合はf=fr3(>fr2)となる。この後に、フローはステップS309へ移行する。
ステップS309では、映像がf映像フレーム進んだ間の車両の移動量V(f)を算出し、車両の移動量V(f)に対応する映像の移動量S(f)を算出する。映像がf映像フレーム進んだ間の車両の移動量V(f)は、車速センサ4で検出した車速と、映像がf映像フレーム進む間の所要時間から算出することができる。ここで、車両の移動量と映像の移動量の対応関係はあらかじめ調べておくことができるため、映像がf映像フレーム進む間の車両の移動量V(f)を算出すれば、映像がf映像フレーム進む間の映像の移動量S(f)を算出することができる。この後に、フローはステップS310へ移行する。
ステップS310では、ステップS308で記憶されたN+f映像フレームの俯瞰映像が、映像の移動方向とは逆方向に、映像の移動量S(f)分シフトされる。この後に、フローはステップS311へ移行する。
ステップS311では、ステップS307で記憶されたN映像フレームの俯瞰映像と、ステップS310で得られたシフト後のN+f映像フレームの俯瞰映像の差分が算出される(図12参照)。ここで、N映像フレームの俯瞰映像内の物体およびシフト後のN+f映像フレームの俯瞰映像内の物体がすべて道路面と同一面上にあるものと仮定すると、N映像フレームの俯瞰映像は、シフト後のN+f映像フレームの俯瞰映像と一致するはずである。逆に言えば、これらの映像の差分を取った際に、差分がある画像部分が、道路面と同一面上にはない物体、すなわち障害物であると特定することができる。この後に、フローはステップS312へ移行する。
ステップS312では、差分が検出された座標位置、すなわち表示画面上における障害物の座標位置を算出する。障害物の座標位置は、差分が検出された座標に設定する。この後に、フローはステップS313へ移行する。
ステップS313では、映像処理部1Cにより、ステップS312で算出された座標位置または座標位置付近の後方撮影カメラ2Bの映像に、警報線を重畳表示する。警報線は、障害物より車両に近い側に表示される。図13に、後方撮影カメラ2Bの映像に警報線を重畳表示した例を示す。この後に、フローはステップS314へ移行する。
ステップS314では、予想進路算出部9で算出した予想進路線に対する障害物の位置が判定される。検出された障害物の位置が予想進路算出部9で算出した予想進路線より外側にある場合は、障害物との接触の可能性が低いと判定されて、フローはステップS301へ戻り、障害物警報は行われない。一方、検出された障害物の位置が予想進路算出部で算出した予想進路線より内側にある場合は(図13参照)、障害物との接触の可能性があると判定されて、フローは障害物警報を行うステップS315以降へ移行する。
ステップS315では、障害物が自車両に接近しているかどうかの判定が行われる。現在の障害物の位置と前回算出した障害物の位置とを比較し、現在の障害物の位置が前回の位置よりも自車両側に位置する場合は、障害物が自車両に接近していると判定されて、障害物警報を行うためにフローはステップS316へ移行する。一方、現在の障害物の位置が前回の位置よりも車体から離れている場合は、障害物が自車両から遠ざかっていると判定されて、障害物警報は行わず、フローはステップS301へ戻る。
ステップS316では、警報音発生部10により警報音を発するとともに、表示部3の画面上に表示された警報線を点滅して、運転者への注意喚起を行う障害物警報が行われる。
以下、ステップS301〜ステップS316が繰り返される。
以上の動作フローにより、一つのカメラで撮影される領域Gにおける障害物検出が実施される。領域B、領域D、領域Eについても同様の動作フローにより障害物検出が実施される。
なお、車両から表示部3に表示される任意の道路面までの距離はあらかじめ調べておくことが可能であるため、ステップS312で差分の検出された位置座標を車両からの距離に換算することができ、この距離を表示部3に表示しても良い。
以上の動作により、車両周囲を複数のカメラの撮影領域に基づいて複数の領域に分割し、各領域で複数の障害物検出方法を使い分ける。この動作により、障害物検出の精度を向上することができる。
また、撮影した映像を俯瞰映像に変換して障害物検出を行う。この動作により、カメラのレンズ歪やカメラの取り付け位置による影響を排除することができ、障害物検出の精度を向上することができる。
また、撮影した映像を俯瞰映像に変換する際に、車両の姿勢に応じた変換テーブルを用いる。この動作により、車両姿勢の変化による映像変化の影響を排除することができ、障害物検出の精度を向上することができる。
また、一つのカメラで撮影される領域の障害物検出においては、車速に応じて比較する映像フレームの間隔を変化させる。すなわち、車速が速く隣り合う映像フレーム間の映像変化が十分に得られる場合は隣り合う映像フレームを比較して障害物検出を行う。一方、車速が遅く隣り合う映像フレーム間の映像変化が十分に得られない場合は、所定の映像フレームを隔てた映像フレームを比較して障害物検出を行う。この動作により、障害物検出の精度を向上することができる。
また、予想進路線の外側で所定距離以内にある障害物および予想進路線内にある障害物に対してのみ警報を行うため、必要以上の警報を行って運転者や乗員にわずらわしさを感じさせることがない。
さらに、自車両に接近する障害物に対してのみ警報を行うため、必要以上の警報を行って運転者や乗員にわずらわしさを感じさせることがない。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎず、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
例えば、車両周囲を撮影するカメラの数は本実施例に記載した数に限られるものではなく、より多くのカメラを用いても良い。
また、カメラの設置位置は本実施例に記載した設置位置に限られるものではなく、車両の外形等に合わせて設置位置を調整しても良い。
また、領域A、領域C、領域F、領域Hでは、走行中は1カメラによるモーションステレオ処理での障害物検出も可能である。したがって、障害物検出精度をより向上させるため、領域A、領域C、領域F、領域Hでは、走行中に2カメラによるステレオ画像処理に基づいた障害物検出と1カメラによるモーションステレオ処理での障害物検出を併用しても良い。
また障害物警報の方法は、本実施例に記載した方法に限られず、運転者に注意喚起を行うことが出来る他の方法を用いることが出来る。
また、車速センサ4、ヨーセンサ5、ロールセンサ6、ピッチセンサ7の出力が分散型制御ネットワークの規格であるCAN(Controller Area Network)上で送受信され、制御装置本体1はCAN経由でこれ等の出力信号を受け取っても良い。
さらに、車速センサ4、ヨーセンサ5、ロールセンサ6、ピッチセンサ7の出力信号により変換テーブルを選択する際に、各出力信号に基づいて所定時間後に利用する変換テーブルを予測して利用しても良い。
本発明の実施例のブロック図である。 本発明の実施例の撮影カメラ2の取り付け位置を示す図である。 本発明の実施例において撮影カメラ2が撮影する領域を示す図である。 本発明の実施例の障害物検出の基本動作のフローチャートである。 本発明の実施例の2カメラを用いた障害物検出のフローチャートである。 本発明の実施例の2カメラを用いた障害物検出の動作説明図である。 本発明の実施例の2カメラを用いた障害物検出の他の動作説明図である。 本発明の実施例の2カメラを用いた障害物検出の他の動作説明図である。 本発明の実施例の2カメラを用いた障害物検出の他の動作説明図である。 本発明の実施例の障害物検出の表示例である。 本発明の実施例の1カメラを用いた障害物検出のフローチャートである。 本発明の実施例の1カメラを用いた障害物検出の動作説明図である。 本発明の実施例の障害物検出の表示例である。
符号の説明
1 制御装置本体
1A 映像変換部
1B 記憶部
1C 映像処理部
2 撮影カメラ
2F 前方撮影カメラ
2B 後方撮影カメラ
2R 右側方撮影カメラ
2L 左側方撮影カメラ
3 表示部
4 車速センサ
5 ヨーセンサ
6 ロールセンサ
7 ピッチセンサ
8 操舵角センサ
9 予想進路算出部
10 警報音発生部
20 フロントグリル
21 リアスポイラ
22R 右ドアミラー
22L 左ドアミラー

Claims (8)

  1. それぞれの光軸が異なる方向に設定され、車両の周囲の映像を撮影する複数の撮影部を備え
    同一時点に2つの撮影部で、重複して撮影される領域を含む2つの映像をそれぞれ俯瞰映像に変換して、それぞれの俯瞰映像を、前記重複して撮影される領域の座標系が互いに重なるように座標変換して、前記座標変換された俯瞰映像同士の差分結果に基づいて前記車両の周囲の障害物を検出する第一の障害物検出処理と、
    つの撮影部で異なる時間に撮影された2つの映像フレームを、それぞれ俯瞰映像に変換して、変換された2つの俯瞰映像のうち一方を、前記2つの映像フレーム間における前記車両の移動量と移動方向に応じた量だけ座標変換して、前記座標変換された俯瞰映像と、前記2つの俯瞰映像のうち他方との差分結果に基づいて前記車両の周囲の障害物を検出する第二の障害物検出処理と、
    のうち少なくとも第一の障害物検出処理を行う一方、1つの撮影部で撮影される領域では、前記第二の障害物検出処理を行う制御装置本体を備えたことを特徴とする車両用障害物検出装置。
  2. 前記制御装置本体は、前記第二の障害物検出処理を行う際に、車速が低速の場合は間隔を隔てた2つの映像フレームを用い、車速が高速の場合は間隔を狭めた2つの映像フレームを用いることを特徴とする請求項1に記載の車両用障害物検出装置。
  3. 前記制御装置本体は、前記車両の姿勢を検出する姿勢検出部を備え、前記姿勢検出部で
    検出された前記車両の姿勢に基づいて前記俯瞰映像への変換を行うことを特徴とする請求
    に記載の車両用障害物検出装置。
  4. 前記複数の撮影部は、隣り合う互いの光軸が直交するように車体の前方、後方、右側方、左側方に取り付けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両用障害物検出装置。
  5. 前記制御装置本体は、検出された障害物の位置に基づいて該障害物が前記車両に接近し
    ていることを検出した場合に所定の警報を行うことを特徴とする請求項1からのいずれ
    か1項に記載の車両用障害物検出装置。
  6. 前記制御装置本体は、検出された障害物の位置が、前記車両のハンドルの操舵角に基づ
    いて該車両の予想進路を算出する予想進路算出部が算出した予想進路内にある場合または
    予想進路の左右で所定の距離以下の位置にある場合に、所定の警報を行うことを特徴とす
    る請求項1からのいずれか1項に記載の車両用障害物検出装置。
  7. 前記所定の警報は、前記制御装置本体に接続された警報音発生部が発する警報音である
    ことを特徴とする請求項またはに記載の車両用障害物検出装置。
  8. 前記所定の警報は、前記複数の撮影部で撮影した映像のうち検出した障害物を含む映像
    の障害物付近でかつ該障害物と前記車両との間に所定の画像を重畳し、前記車両の車内に
    設けられた表示部に該映像を表示することを特徴とする請求項またはに記載の車両用
    障害物検出装置。
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