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JP4808588B2 - 表示装置、及び表示装置のカラー較正用プログラム、並びに3次元ルックアップテーブルの作成方法 - Google Patents

表示装置、及び表示装置のカラー較正用プログラム、並びに3次元ルックアップテーブルの作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、液晶表示装置などの表示装置、及び表示装置のカラー校正用用プログラム、並びに3次元ルックアップテーブルの作成方法に係り、特に、表示装置に備えられる色変換用の3次元ルックアップテーブルを作成する技術に関する。
従来、プリンタやスキャナー等のように、色空間がシアン(C)、マゼンタ(M)、黄(Y)、黒(K)である機器では、3次元ルックアップテーブルを用いて色域変換を行ってきた。これに対して、液晶表示装置などの表示装置は、その性質上、色再現性が高いため、何も操作せずに表示しているか、もしくは、色再現理論に従った方法(例えば、マトリクス方式)を用いてきた。しかし、色再現理論に従った方法では、表示装置の特性の良し悪しに性能が左右されてしまう。近時、表示装置に対してもより精確な色のコントロールが求められるようになってきた。色空間は、RGB、L、XYZ等の3次元表現であるので、精確性を追求すると、3次元ルックアップテーブルによる制御が必要になる。
具体的には、液晶表示装置などの表示装置は、装置固有の色特性(「色域」ともいう)を有しているので、例えば同じ赤(r)、緑(g)、青(b)の入力信号を与えても、装置が異なると画面に映し出される色は同じにならないことが知られている。このような表示装置の色特定の違いをなくすために、色変換用の3次元ルックアップテーブルが用いられる。周知のように、色変換用の3次元ルックアップテーブルは、入力信号値(r,g,b)と出力信号値(R,G,B)とが対応付けられた検索表であるが、模式的には、入力信号値(r,g,b)は3次元の立方体格子を構成し、この立方体格子の各格子点に出力信号値(R,G,B)が設定されたものである。以下、3次元ルックアップテーブルの各格子点に設定される出力信号値(R,G,B)を3次元ルックアップテーブルの「パラメータ」ともいう。
いま、3次元ルックアップテーブルがそれぞれ8ビット(各色で256階調)であるとすると、表示可能な色(パラメータの個数)は約1,677万色になる。これら全ての色変換データを持つとなると、3次元ルックアップテーブルのデータ量が膨大になる。そこで、入力信号値(r,g,b)の各色を例えば9段階のように、大まかにサンプリングしている。この場合、表示可能な色は729色になる。そして、他の色は補間によって求めるようにしている。
3次元ルックアップテーブルの出力信号値(パラメータ)は次のようにして決められている。
まず、表示装置の理想特性を決める。この理想特性は、入力信号値(r,g,b)で表される立方体格子の各格子点に、目標となる表示色をXYZ、あるいはLabの表色系で表した値をそれぞれ設定したものである。
次に、表示装置の実測特性を求める。この実測特性は、入力信号値(r,g,b)で表される立方体格子の各格子点に、実測された表示色をXYZ、あるいはLabの表色系で表した値をそれぞれ設定したものである。
理想特性の各格子点(以下、「目標点(T0)」ともいう)を取り囲む4つの実測点(T1、T2、T3、T4)の各データに基づいて、目標点(T0)の表色を与える出力信号値(R,G,B))を求める。いわゆる四面体補間法により出力信号値を決定する。このようにして3次元ルックアップテーブルの全ての出力信号値を求める(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−251054号公報(段落0086〜0101、図6)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の四面体補間法による3次元ルックアップテーブルの出力信号値決定手法によると、4つの実測点で囲われない目標点があった場合に、その目標点に係る出力信号値を次のようにして求めている。以下、図10を参照して説明する。
図10において、符号T1〜T4は表示色が実測された実測点である。また、符号T0は、4つの実測点で囲われない目標点である。従来手法によると、目標点T0から近い2つの実測点T1とT2とを結ぶ線分に、目標点T0から垂線を下し、その交点T0´を求める。そして、実測点T1と交点T0´との距離と、格子点T2と交点T0´との距離に応じて、2つの実測点T1、T2の表示色を比例配分し、それを目標点T0の出力信号値と推定している。
このように、従来手法によると、4つの実測点で囲われない目標点があった場合に、その目標点に係る出力信号値としては、近傍2点の実測点の表示色を直線補間して決定しているので、四面体補間法により求められた他の格子点の出力信号値との整合性が悪く、結果として、3次元ルックアップテーブルの精度が悪いという問題点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、3次元ルックアップテーブルの出力信号値の精度を高めた表示装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、3次元ルックアップテーブルの出力信号値の精度を高めることができる表示装置のカラー較正用プログラム、並びに3次元ルックアップテーブルの作成方法を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対応する出力信号値が記憶されている、色変換用の3次元ルックアップテーブルを備え、前記3次元ルックアップテーブルで色変換された出力信号値を表示器に与えるように構成された表示装置であって、
前記3次元ルックアップテーブルは
(1)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の理想とする表示色が記憶されている3次元理想特性を求め、
(2)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の測定された実際の表示色が記憶されている3次元実測特性を求め、
(3)3次元ルックアップテーブルの格子点群のうち、出力信号値を求めようとしている目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれているかどうかを判定し、
(4)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれている場合には、目標点を取り囲んでいる3次元実測特性の各格子点の実測特性値を用いて、目標点の出力信号値を3次元補間により求め、
(5)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、3次元ルックアップテーブルの格子点群において、目標点の近傍にある第1格子点の出力信号値と、この第1格子点を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にある格子点のうち、少なくとも第1格子点と隣接している第2格子点の出力信号値とを用いて、目標点の出力信号値の候補を求め、
(6)前記(5)の処理を目標点の近傍にある複数個の格子点について繰り返し行って出力信号値の候補をそれぞれ求め、これらの出力信号値の候補の平均値を目標点の出力信号値とする
ことにより求められた、入力信号値に対応する出力信号値を記憶していることを特徴とする。
請求項1記載の発明の作用・効果は次のとおりである。
3次元ルックアップテーブルの入力信号値に対する出力信号値の決定手法は、目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれているか否かによって異なる。目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれている場合には、目標点を取り囲んでいる3次元実測特性の各格子点の実測特性値を用いて、目標点の出力信号値を3次元補間により求めるので、目標点の出力信号値は比較的に精度良く求められる。
一方、目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、三次元ルックアップテーブルの格子点群において、目標点の近傍にある格子点の出力信号値だけを用いて目標点の出力信号値を求めると、その精度が悪くなる。以下、図7を参照して説明する。図7において、符号P0は目標点、P1〜P10は既に出力信号値の求まっている3次元ルックアップテーブルの格子点である。いま、格子点P2、P3、P4の出力信号が例えば「10」であり、格子点P6、P8、P10の出力信号値が例えば「8」であったとする。このような場合、目標点Pの出力信号値を、隣接する格子点P2、P3、P4の出力信号値だけを用い、これらの平均値として求めると、目標点の値は「10」になる。しかし、格子点P6、P8、P10の各値を考慮すれば、格子点P6から格子点P2を通って目標点Pに向かうにしたがって、その値は次第に増加している(P6「8」→P2「10」→P0「12」)と考えられる。同様に、P8→P3→P0に向かっても、また、P10→P4→P0に向かっても、その値は次第に増加していると考えられる。このように考えると、目標点の値は「12」であると推定する方が好ましい。
そこで、請求項1記載の発明では、目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、目標点の近傍にある第1格子点の出力信号値と、この第1格子点を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にある格子点のうち、少なくとも第1格子点と隣接している第2格子点の出力信号値とを用いて、目標点の出力信号値の候補を求め、上記の処理を目標点の近傍にある複数個の格子点について繰り返し行って出力信号値の候補をそれぞれ求め、これらの出力信号値の候補の平均値を目標点の出力信号値としている。このようにして目標点の出力信号値を求めると、前記仮想ラインに沿った出力信号値の変化が目標点の出力信号値に反映されるので、目標点の出力信号値を他点との連続性を向上させて求めることができる。
請求項1記載の発明に係る表示装置は、以上のようにして色変換用の3次元ルックアップテーブルの出力信号値を設定しているので、色変換を精度良く行うことができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の表示装置において、前記装置はさらに、
前記3次元ルックアップテーブルよりも入力側に設けられ、前記表示装置のγ特性を任意に設定するための入力側ルックアップテーブルと、
前記3次元ルックアップテーブルよりも出力側に設けられ、前記表示器のγ特性をキャンセルしてγ特性を直線化させるための出力側ルックアップテーブルと
を備えている。
請求項2記載の発明の作用は次の通りである。
出力側ルックアップテーブルによって、表示器のγ特性をキャンセルしてそのγ特性が直線化されるので、入力側ルックアップテーブルに設定されたγ特性が表示装置のγ特性になる。換言すれば、入力側ルックアップテーブルの特性を変えることによって、表示装置のγ特性を任意に設定することができる。このようなγ特性設定用の値を色変換用の3次元ルックアップテーブルに持たせることも可能であるが、そうするとγ特性の設定が煩雑になり、また、高精度にγ特性を設定しようとすると3次元ルックアップテーブルのデータ量が膨大になる。請求項2記載の発明では、γ特性設定用のルックアップテーブルを個別に設けているので、γ特性の設定が容易であるとともに、3次元ルックアップテーブルのデータ量が増大するのを回避することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の表示装置において、前記(4)の処理の3次元補間は、四面体補間である。目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれている場合に、目標点の出力信号値を四面体補間によって求めると精度良くその値を得ることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の表示装置において、前記(6)の処理で求められた各格子点の出力信号値からノイズ成分を除去し、前記3次元ルックアップテーブルは、ノイズ成分が除去された出力信号値を記憶している。出力信号値が実測された3次元実測特性を用いて求められるので、実測過程でノイズ成分を含む場合がある。請求項4記載の発明によれば、前記(6)の処理で求められた各格子点の出力信号値からノイズ成分が除去されるので、3次元ルックアップテーブルの出力信号値の精度を一層高めることができる。
請求項5記載の発明は、入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対応する出力信号値が記憶されている、色変換用の3次元ルックアップテーブルを備え、前記3次元ルックアップテーブルで色変換された出力信号値を表示器に与えるように構成された表示装置のカラー較正用プログラムであって、
前記表示装置が接続されるコンピュータに次の手順を、すなわち、
(1)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の理想とする表示色が記憶されている3次元理想特性を取得する手順と、
(2)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の測定された実際の表示色が記憶されている3次元実測特性を取得する手順と、
(3)3次元ルックアップテーブルの格子点群のうち、出力信号値を求めようとしている目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれているかどうかを判定する手順と、
(4)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれている場合には、目標点を取り囲んでいる3次元実測特性の各格子点の実測特性値を用いて、目標点の出力信号値を3次元補間により求める手順と、
(5)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、3次元ルックアップテーブルの格子点群において、目標点の近傍にある第1格子点の出力信号値と、この第1格子点を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にある格子点のうち、少なくとも第1格子点と隣接している第2格子点の出力信号値とを用いて、目標点の出力信号値の候補を求め、
(6)前記(5)の処理を目標点の近傍にある複数個の格子点について繰り返し行って出力信号値の候補をそれぞれ求め、これらの出力信号値の候補の平均値を目標点の出力信号値とする手順と、
(7)3次元ルックアップテーブルの全ての格子点について得られた出力信号値を3次元ルックアップテーブルに与える手順と、
を実行させることにより、前記3次元ルックアップテーブルの入力信号値に対応する出力信号値を更新することを特徴とする。
請求項5に係る発明によると、コンピュータが(1)から(6)の手順を実行することによって、3次元ルックアップテーブルの各格子点の出力信号値が求められ、(7)の手順で、3次元ルックアップテーブルの内容が更新されるので、表示装置のカラー較正を精度良く行うことができる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の表示装置のカラー較正用プログラムにおいて、 前記(4)の処理の3次元補間は、四面体補間である。四面体補間によれば、目標点の出力信号値を精度良く求めることができる。
請求項7記載の発明は、請求項5または6記載の表示装置のカラー較正用プログラムにおいて、前記(6)の処理で求められた各格子点の出力信号値からノイズ成分を除去した後に、前記(7)の手順を実行する。請求項7記載の発明によれば、3次元ルックアップテーブルの出力信号値の精度を一層高めることができる。
請求項8記載の発明は、入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対応する出力信号値が記憶されている、色変換用の3次元ルックアップテーブルの作成方法であって、
前記3次元ルックアップテーブルに、
(1)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の理想とする表示色が記憶されている3次元理想特性を求める過程と、
(2)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の測定された実際の表示色が記憶されている3次元実測特性を求める過程と、
(3)3次元ルックアップテーブルの格子点群のうち、出力信号値を求めようとしている目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれているかどうかを判定する過程と、
(4)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれている場合には、目標点を取り囲んでいる3次元実測特性の各格子点の実測特性値を用いて、目標点の出力信号値を3次元補間により求める過程と、
(5)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、3次元ルックアップテーブルの格子点群において、目標点の近傍にある第1格子点の出力信号値と、この第1格子点を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にある格子点のうち、少なくとも第1格子点と隣接している第2格子点の出力信号値とを用いて、目標点の出力信号値の候補を求める過程と、
(6)前記(5)の処理を目標点の近傍にある複数個の格子点について繰り返し行って出力信号値の候補をそれぞれ求め、これらの出力信号値の候補の平均値を目標点の出力信号値とする過程
を経て求められた、入力信号値に対応する出力信号値を記憶させることを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、各格子点の出力信号値を精度良く求めることができる。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の3次元ルックアップテーブルの作成方法において、前記(4)の処理の3次元補間は、四面体補間である。四面体補間によれば、目標点の出力信号値を精度良く求めることができる。
請求項10記載の発明は、請求項8または9記載の3次元ルックアップテーブルの作成方法において、前記(6)の処理で求められた各格子点の出力信号値からノイズ成分を除去し、前記3次元ルックアップテーブルに、前記ノイズ成分が除去された出力信号値を記憶させる。請求項10記載の発明によれば、3次元ルックアップテーブルの出力信号値の精度を一層高めることができる。
(削除)
(削除)
本発明によれば、3次元ルックアップテーブルの格子点群のうち、出力信号値を求めようとしている目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、目標点の近傍にある第1格子点の出力信号値と、この第1格子点を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にある格子点のうち、少なくとも第1格子点と隣接している第2格子点の出力信号値を用いて、目標点の出力信号値の候補を求め、上記の処理を目標点の近傍にある複数個の格子点について繰り返し行って出力信号値の候補をそれぞれ求め、これらの出力信号値の候補の平均値を目標点の出力信号値としているので、3次元ルックアップテーブルの各格子点の出力信号値を他点との連続性を向上させて求めることができる。その結果、装置固有の色特性が補正されて、自然な表示を得ることができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の第1実施例を説明する。
図1は、第1実施例に係る表示装置の概略構成を示したブロック図である。
本実施例に係る表示装置は液晶表示装置であって、入力側から順に配置された入力側ルックアップテーブル(LUT)1と、3次元ルックアップテーブル(LUT)2と、出力側ルックアップテーブル(LUT)3と、液晶表示器4とを備えている。
出力側ルックアップテーブル3は、液晶表示器4のγ特性をキャンセルして、そのγ特性をほぼ直線化(γ=1)するためのものであって、入力信号値(R,G,B)に応じて個別に設けられた1次元のルックアップテーブルである。一方、入力側ルックアップテーブル1は、出力側ルックアップテーブル3で液晶表示器4のγ特性がキャンセルされていることを前提として、表示装置のγ特性を任意に設定するためのものであって、入力信号値(R,G,B)に応じて個別に設けられた1次元のルックアップテーブルである。
3次元ルックアップテーブル2は色変換用に用いられるもので、入力信号値(R,G,B)に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値(R,G,B)に対応する出力信号値(R,G,B)が記憶されている。本実施例の特徴である3次元ルックアップテーブル2の出力信号値(パラメータ)の決定手法は後に詳しく説明する。
本実施例装置によると、液晶表示器4に応じたビット数、例えばそれぞれが8ビット又は10ビットの入力信号値(R,G,B)が入力側ルックアップテーブル1に与えられる。入力信号値(R,G,B)は、入力側ルックアップテーブル1に予め記憶されている任意のγ特性によって変換されて信号値(R,G,B)として出力される。この信号値(R,G,B)が3次元ルックアップテーブル2に与えられる。3次元ルックアップテーブル2は、予め設定された色変換特性でもって入力信号値(R,G,B)を変換して、信号値(R,G,B)を出力する。この信号値(R,G,B)は、出力側ルックアップテーブル3で、液晶表示器4のγ特性とは逆の特性で変換される。その出力信号値(R,G,B)が液晶表示器4に与えられる。
以上のように本実施例装置によると、出力側ルックアップテーブル3で液晶表示器4のγ特性がキャンセルされるので、入力側ルックアップテーブル1に設定された任意のγ特性で表示を行うことができる。また、3次元ルックアップテーブル2によって任意の色変換を行うことができるので、液晶表示器4の固有の色特性に影響されないように色再現をすることが可能である。なお、入出力のルックアップテーブル1、3の機能を3次元ルックアップテーブル2にもたせることもできるが、そうすると3次元ルックアップテーブル2のデータ量が膨大になる。本実施例では、入出力のルックアップテーブル1、3を3次元ルックアップテーブル2とは個別に設けているので、3次元ルックアップテーブル2のデータ量を低く抑えることができる。
次に、3次元ルックアップテーブル2の出力信号値の決定手法を図2のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1:理想特性の算出
まず、入力信号値(R,G,B)に対して、どのような色再現をしたいのかを表した表示装置の理想特性を算出する。理想特性は、入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の理想とする表示色が記憶されている。本実施例では、表示色をXYZ表色系の三刺激値(X,Y,Z)で表しているが、Lab系で表してもよい。以下に、理想特性を算出する具体例を説明する。
入力信号値(R,G,B)とXYZ表色系の赤、緑、青の三刺激値(X,Y,Z)と間には、次式(1)で示されるような関係がある。
Figure 0004808588
そこで、まず、(1)式中の変換行列Mを算出する。具体的には、「赤」の入力信号(R=255、G1=0、B1=0)を与えたときの、XYZ表色系の三刺激値(X,Y,Z)を示す第1関係式を得る。三刺激値(X,Y,Z)の値は、ICCプロファイルに記述されたデバイス特性(表示器4の特性)から知ることができる。なお、実際に測定した表示器4の特性から三刺激値(X,Y,Z)の値を決めてもよいし、あるいは、sRGBやNTSCといった規格で定められている特性から三刺激値(X,Y,Z)の値を決めてもよい。「赤」の入力信号を与えたときと同様にして、「緑」の入力信号(R=0、G=255、B=0)を与えたときの第2関係式、「青」の入力信号(R=0、G=0、B=255)を与えたときの第3関係式を求める。前記第1〜第3の関係式に基づいて、変換行例Mの各要素(m00,m01,・・・m22)を決定する。
変換行列Mが算出されたら、その変換行列Mと、入力側ルックアップテーブル1に設定したγ特性(輝度特性)とを用いて、任意の入力信号(R,G,B)で特定される格子点の三刺激値(X,Y,Z)、すなわち、理想とする表示色を算出する。以下に具体的な算出手順を説明する。
まず、次式(2)で示されるような任意の入力信号Viを設定する。
Figure 0004808588
次に、入力側ルックアップテーブル1に設定されたγ特性を考慮した信号R0i´,
G0i´,B0i´を求める。R、G、Bのそれぞれのγ特性をγ、γ、γとすると、信号R0i´,G0i´,B0i´は、次式(3)で求められる。
Figure 0004808588
γ特性を考慮した信号R0i´,G0i´,B0i´と、先に求めた変換行列Mとを用いて、理想特性の各格子点の三刺激値(X,Y,Z)を次式(4)により求める。上記の演算を全ての任意入力(格子点)について実行することにより、表示装置の理想特性を得る。
Figure 0004808588
ステップS2:実測特性の取得
表示装置に任意入力信号(前記(2)式参照)を与え、そのときに液晶表示器4で表示される色を測定して、実測された三刺激値(Xi,Yi,Zi)を得る。全ての格子点について測定して得られる3次元実測特性は、入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の測定された実際の表示色(本実施例では、三刺激値(Xi,Yi,Zi))が記憶されている。
ステップS3、S4:四面体補間の可否の判定
3次元ルックアップテーブル3の格子点群のうち、出力信号値を求めようとしている目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測測定値で取り囲まれているかどうかを判定する。以下その手順を詳しく説明する。
まず、3次元ルックアップテーブル3の格子点群のうち、出力信号値を求めようとしている目標点に係る理想特性値の色空間内の座標をP0(以下、「目標点P0」と呼ぶ)とする。そして、3次元実測特性の各格子点に対応する実測点(この実測点も色空間内の座標で表される)のうちで、目標点P0に最も近い1つの実測点P1を見出す。
以下、図3を参照して説明する。見出した実測点P1を1つの頂点として、目標点P0を内包する6面体について、P1を頂点とする三角錐、すなわち四面体(P1,P2,P3,P4)を仮定する(図3中の符号Aで示した四面体)。そして、平面の方程式を使って、目標点P0が四面体(P1,P2,P3,P4)に囲まれているかどうかを判定する。具体的には次のような手順で判定する。
まず、四面体(P1,P2,P3,P4)の全ての平面について方程式を求める。そして、目標点P0と各平面の位置関係を調べ、四つの平面に対して目標点P0が全て正方向に位置していると判定されれば、目標点P0は四面体(P1,P2,P3,P4)に囲まれていると判断する。
平面の方程式は次のようにして求めることができる。図4を参照する。例えば、実測点(P1,P2,P3)を例に採る。この平面の方程式を、
ax+by+cz+d=0
で表すと、係数a、b、cは、点P1からP2へ向かうベクトルV1と、点P1からP3へ向かうベクトルV2との外積で得られる(式(5)参照)。
Figure 0004808588
ただし、d=−1×(a×V1+b×V1+c×V1)である。
点P4が平面(P1,P2,P3)の正の方向(s≧0)となるようにする。
ここで、s=a×P4+b×P4+c×P4+d である。
求められた平面の方程式に対して点P4が負の方向に位置した場合は(a,b,c,d)に「−1」を掛ける。
以上のような判定を行って、目標点P0が四面体(P1,P2,P3,P4)に囲まれていないと判定された場合は、実測点P1を平面(P2,P3,P4)を挟んで反対側の実測点P1´に移動し、目標点P0が四面体(P1´,P2,P3,P4)(図3中に符号Bで示す)に囲まれているかどうかを同様に判定する。
目標点P0が四面体(P1´,P2,P3,P4)に囲まれていな場合、目標点P0が平面(P1´,P2,P3)の外側(負の方向)にあれば、目標点P0は、四面体(P1´,P2,P3,P4´)(図3中に符号Cで示す)に囲まれていることになる。一方、目標点P0が平面(P1´,P2,P4)の外側にあれば、目標点P0は、四面体(P1´,P2,P3´,P4)(図3中に符号Dで示す)に囲まれていることになる。また、目標点P0が平面(P1´,P3,P4)の外側にあれば、目標点P0は、四面体(P1´,P2´,P3,P4)(図3中に符号Eで示す)に囲まれていることになる。
ステップS5:四面体補間によるパラメータ算出
以上のようにして、目標点P0を取り囲む四面体の存在が確認されると、次の手順で目標点P0に対応する出力信号値(R,G,B)を四面体補間により求める。以下、図5を参照して説明する。いま、目標点P0が四面体(P1,P2,P3,P4)に囲まれているとする。この四面体(P1,P2,P3,P4)を、更に目標点P0を頂点とする4つの四面体v1、v2、v3、v4に分割する。そして、これらの四面体v1〜v4の各体積を用い、次式(6)に従って目標点の出力信号値(R,G,B)を算出する。
RGB(P0)=(RGB(P1)×V1+RGB(P2)×V2+RGB(P3)×V3+RGB(P4)×V4)/V ・・・(6)
式(6)において、RGB(P0)は、3次元ルックアップテーブル2の目標点P0に対応する出力信号値(R,G,B)である。また、RGB(P1)〜RGB(P4)は、3次元実測特性の実測点P1〜P4に対応する入力信号値(R,G,B)である。さらに、V1〜V4は、四面体v1〜v4の体積である。また、Vは、四面体(P1,P2,P3,P4)の体積である。
本実施例では、目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれている場合に、四面体補間によって目標点の出力信号値を求めているが、3次元補間としては、四面体補間の他に、スプライン補間、三角柱(プリズム)補間、六面体(立方体)補間、ピラミッド補間、体積補間などを用いることができる。
図2のフローチャートに戻る。ステップS4において、目標点P0を取り囲む四面体が存在しないと判定されると、ステップS6に進む。
ステップS6:出力信号値の推定
目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、3次元ルックアップテーブルの格子点群において、目標点の近傍にある第1格子点の出力信号値と、この第1格子点を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にある格子点のうち、少なくとも第1格子点と隣接している第2格子点の出力信号値とを用いて、目標点の出力信号値の候補を求める。そして、この処理を目標点の近傍にある複数個の格子点について繰り返し行って出力信号値の候補をそれぞれ求め、これらの出力信号値の候補の平均値を目標点の出力信号値とする。
以下、図6及び図7を参照して具体的に説明する。
図6において、符号Aで示した領域の格子点群は、四面体補間によって出力信号値が求められた3次元ルックアップテーブル2の格子点群である。一方、符号Bで示した領域の格子点群は、これらの格子点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていないので、四面体補間で出力信号値を求めることができなかった格子点群である。いま、領域B内の目標点P0の出力信号値を求める場合を説明する。まず、目標点P0の近傍にある第1格子点を抽出する。3次元格子を考えた場合に、目標点を取り囲む近傍格子は26個ある。このうちステップS5の四面体補間で出力信号値が求められた格子点を第1格子点とする。
説明の簡単のために、図7に示すように、目標点P0の近傍に3つの第1格子点P2、P3、P4があったとする。以下、第1格子点P2に絞って説明する。この第1格子点P2を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にあって、第1格子点と隣接している第2格子点P6を抽出する。そして、第2格子点P6から第1格子点P2に向かうベクトルV(P2−P6)を想定する。このベクトルV(P2−P6)を平行移動してP2を基点とするベクトルV(P2−P6+P2)を想定し、そのベクトルV(2×P2−P6)の先端に目標点の候補P01があると推定する。そうすると目標点の第1候補P01の出力信号値RGB(P01)は、格子点P2およびP6の各出力信号値RGB(P2)、RGB(P6)を使って、次式(7)で求めることができる。
RGB(P01)=2×RGB(P2)−RGB(P6) ・・・(7)
同様にして、第1格子点P3と、これに隣接する第2格子点P8とから、目標点の第2候補P02の出力信号値RGB(P02)は、次式(8)で求めることができる。
RGB(P02)=2×RGB(P3)−RGB(P8) ・・・(8)
また、第1格子点P4と、これに隣接する第2格子点P10とから、目標点の第3候補P03の出力信号値RGB(P03)は、次式(9)で求めることができる。
- RGB(P03)=2×RGB(P4)−RGB(P10) ・・・(9)
図6及び図7で示した符号P0´は、目標点の第1〜第3候補P01〜P03の集合を示している。
以上のようにして求められた目標点の候補点P01、P02、P03は、それぞれ格子点P6からP2に向かって生じている出力信号値の変化を候補点P01に反映させており、同様に、格子点P8からP3に向かって生じている出力信号値の変化を候補点P02に、格子点P10からP4に向かって生じている出力信号値の変化を候補点P03に、それぞれ反映させている。したがて、最終の目標点の出力信号値RGB(P)としては、次式(10)に示すように、これらの候補点P01、P02、P03、・・・の出力信号値の平均値を採れば良い。
RGB(P)=(RGB(P01)+RGB(P02)+RGB(P03)+・・・
+RGB(P0N))/N ・・・(10)
ここで、Nは、第1格子点の個数である。
本実施例では、目標点の出力信号の候補を、第1格子点の出力信号値と、仮想ライン上で第1格子点と隣接する第2格子点の出力信号値とを使って求めているが、仮想ライン上で第2格子点に隣接する第3格子点の出力信号値を更に考慮して求めるようにしてもよい。
図2のフローチャートに戻る。ステップS6で目標点の出力信号値が推定されると、次のステップS7に進み、3次元ルックアップテーブル2の全ての格子点について出力信号値を算出したかどうかを判断し、全ての格子点について出力信号値が求まるまで、ステップS3〜S6を繰り返し実行する。
ステップS8:ノイズ成分の除去
全ての格子点について出力信号値が求まると、ステップS8に進んで出力信号値群の中に含まれるノイズを除去する。すなわち、3次元ルックアップテーブル2の格子点の出力信号値を求めるために、上述したステップS2で説明したように、液晶表示器4に表示される色を実測している。このような表示色の実測過程において、実測された3次元実測特性にノイズ成分が混入することがある。このノイズ成分が3次元ルックアップテーブル2の格子点の出力信号値に混入する結果、格子点の出力信号値の変化が不連続なものになる。格子点の出力信号値は、本来、連続性があると予測されるので、上記のノイズ成分をラプラシアンフィルタやメディアンフィルタを使って除去する。
以上のようにして3次元ルックアップテーブル2の全ての格子点の出力信号値を決定することができる。本実施例によれば、3次元ルックアップテーブルの格子点群のうち、出力信号値を求めようとしている目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、目標点の近傍にある第1格子点の出力信号値と、この第1格子点を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にあって、第1格子点と隣接している第2格子点の出力信号値とを用いて、目標点の出力信号値の候補を求め、上記の処理を目標点の近傍にある複数個の格子点について繰り返し行って出力信号値の候補をそれぞれ求め、これらの出力信号値の候補の平均値を目標点の出力信号値としているので、3次元ルックアップテーブルの各格子点の出力信号値を精度良く求めることができる。
第2実施例は、表示装置のカラー較正用プログラムに関する。図8は、表示装置のカラー較正用プログラムを実行するコンピュータと、カラー較正される対象である表示装置の概略構成を示したブロック図である。
表示装置10は、第1実施例で説明したものと同様の構成であるので、ここでの説明は省略する。コンピュータ20は、中央演算処理装置(CPU)21と、データの読み出し専用メモリ(ROM)22と、データの一次記憶用のランダム・アクセス・メモリ(RAM)23を備え、これらの要素がバス24を介して接続されている。また、コンパクトディスク(CD)ROM25を駆動するCD−ROMドライバ26がコントローラ27を介してバス24に接続されている。さらに、ハードディスク28を駆動するハードディスクドライバ29がコントローラ30を介してバス24に接続されている。操作機器としてのキーボード31やマウス32がコントローラ33を介してバス24に接続されている。そして、表示装置10も、コントローラ34を介してバス24に接続されている。
以下、図9に示した表示装置のカラー較正用プログラムのフローチャートを参照して第2実施例の動作を説明する。
本実施例に係る表示装置のカラー較正用プログラムは、例えば記憶媒体としてのCD−ROM25などで提供されてコンピュータ20に取り込まれ、そのプログラムはハードディスク28に格納される。なお、カラー較正用プログラムは、インターネットなどを用いた通信で提供されてもよい。カラー較正時、CPU21は、ハードディスク28内のカラー較正用プログラムを読み出してその処理を実行する。
ステップT1:理想特性の取得
このステップT1では、入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の理想とする表示色が記憶されている3次元理想特性を取得する。具体的には、第1実施例のステップS1と同様である。ただし、変換行例Mを算出する際の基準となるRGB値や三刺激値(X,Y,Z)はオペレータがキーボード31などを操作して入力する。これらの値が入力されるとCPU21が(1)式に基づいて変換行例Mを算出する。さらに、オペレータがキーボード31などを操作して、入力側ルックアップテーブル31のγ特性を入力すると、CPU21は、先に算出した変換行例Mと、そのγ特性とを用いて、(4)式に従って理想特性の各格子点の三刺激値(X,Y,Z)を算出する。なお、理想特性の取得を上述した演算によらずに、別途作成した理想特性をコンピュータ20に直接に取り込むようにしてもよい。
ステップT2:実測特性の取得
このステップT2では、入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の測定された実際の表示色が記憶されている3次元実測特性を取得する。具体的には、第1実施例のステップS2と同様である。ただし、実測された三刺激値(Xi,Yi,Zi)は、オペレータがキーボード31などを操作して入力する。
ステップT3、T4:四面体補間の可否の判定
ここでは、CPU21が、3次元ルックアップテーブルの格子点群のうち、出力信号値を求めようとしている目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれているかどうかを判定する。具体的には、第1実施例のステップS3、S4と同様であるので、ここでの説明は省略する。
ステップT5:四面体補間によるパラメータ算出
ここでは、目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれている場合には、目標点を取り囲んでいる3次元実測特性の各格子点の実測特性値を用いて、目標点の出力信号値を3次元補間(例えば四面体補間)により求める。具体的には、第1実施例のステップS5と同様であるので、ここでの説明は省略する。
ステップT6:パラメータの推定
ここでは、目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、3次元ルックアップテーブルの格子点群において、目標点の近傍にある第1格子点の出力信号値と、この第1格子点を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にある格子点のうち、少なくとも第1格子点と隣接している第2格子点の出力信号値とを用いて、目標点の出力信号値の候補を求める。そして、この処理を目標点の近傍にある複数個の格子点について繰り返し行って出力信号値の候補をそれぞれ求め、これらの出力信号値の候補の平均値を目標点の出力信号値とする。具体的には、第1実施例のステップS6と同様であるので、ここでの説明は省略する。
ステップT7:
ステップT6で目標点の出力信号値が推定されると、次のステップT7に進み、3次元ルックアップテーブル2の全ての格子点について出力信号値(パラメータ)を算出したかどうかを判断し、全ての格子点について出力信号値が求まるまで、ステップT3〜T6を繰り返し実行する。
ステップT8:ノイズ成分の除去
3次元ルックアップテーブルの全ての格子点について出力信号値が求まると、出力信号値群に含まれるノイズ成分をラプラシアンフィルタやメディアンフィルタを使って除去する。
ステップT9:出力信号値(パラメータ)の更新
出力信号値群からノイズ成分を除去した後、これらのデータをコントラーラ34を介して表示装置10に送り、3次元ルックアップテーブル2の出力信号値を更新する。なお、入力側ルックアップテーブル1のγ特性や、出力側ルックアップテーブル3のγ特性も、コンピュータ20を使って更新するようにしてもよい。
以上のように、第2実施例によれば、3次元ルックアップテーブル2のパラメータを精度良く設定することができるので、表示装置のカラー再現性を良好に維持することができる。
なお、上述の実施例で説明したノイズ成分の除去過程は、3次元実測特性を利用して3次元ルックアップテーブルの出力信号値を得ている場合に好適に用いることができ、3次元補間の手法などは特に限定されない。
第1実施例に係る表示装置の概略構成を示したブロック図である。 3次元ルックアップテーブル2の出力信号値(パラメータ)の決定手法を示したフローチャートである。 四面体補間の説明に供する図である。 四面体補間の説明に供する図である。 四面体補間の説明に供する図である。 四面体補間できない目標点の出力信号値を推定するための処理の説明に供する図である。 四面体補間できない目標点の出力信号値を推定するための処理の説明に供する図である。 第2実施例に係る表示装置とコンピュータの概略構成を示したブロック図である。 表示装置のカラー較正用プログラムの手順を示したフローチャートである。 従来の3次元ルックアップテーブルの出力信号値の決定手法の説明に供する図である。
符号の説明
1 … 入力側ルックアップテーブル
2 … 3次元ルックアップテーブル
3 … 出力側ルックアップテーブル
10 … 表示装置
20 … コンピュータ

Claims (10)

  1. 入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対応する出力信号値が記憶されている、色変換用の3次元ルックアップテーブルを備え、前記3次元ルックアップテーブルで色変換された出力信号値を表示器に与えるように構成された表示装置であって、
    前記3次元ルックアップテーブルは
    (1)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の理想とする表示色が記憶されている3次元理想特性を求め、
    (2)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の測定された実際の表示色が記憶されている3次元実測特性を求め、
    (3)3次元ルックアップテーブルの格子点群のうち、出力信号値を求めようとしている目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれているかどうかを判定し、
    (4)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれている場合には、目標点を取り囲んでいる3次元実測特性の各格子点の実測特性値を用いて、目標点の出力信号値を3次元補間により求め、
    (5)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、3次元ルックアップテーブルの格子点群において、目標点の近傍にある第1格子点の出力信号値と、この第1格子点を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にある格子点のうち、少なくとも第1格子点と隣接している第2格子点の出力信号値とを用いて、目標点の出力信号値の候補を求め、
    (6)前記(5)の処理を目標点の近傍にある複数個の格子点について繰り返し行って出力信号値の候補をそれぞれ求め、これらの出力信号値の候補の平均値を目標点の出力信号値とする
    ことにより求められた、入力信号値に対応する出力信号値を記憶していることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1記載の表示装置において、前記装置はさらに、
    前記3次元ルックアップテーブルよりも入力側に設けられ、前記表示装置のγ特性を任意に設定するための入力側ルックアップテーブルと、
    前記3次元ルックアップテーブルよりも出力側に設けられ、前記表示器のγ特性をキャンセルしてγ特性を直線化させるための出力側ルックアップテーブルと
    を備えている表示装置。
  3. 請求項1または2記載の表示装置において、
    前記(4)の処理の3次元補間は、四面体補間である表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の表示装置において、
    前記(6)の処理で求められた各格子点の出力信号値からノイズ成分を除去し、
    前記3次元ルックアップテーブルは、ノイズ成分が除去された出力信号値を記憶している表示装置。
  5. 入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対応する出力信号値が記憶されている、色変換用の3次元ルックアップテーブルを備え、前記3次元ルックアップテーブルで色変換された出力信号値を表示器に与えるように構成された表示装置のカラー較正用プログラムであって、
    前記表示装置が接続されるコンピュータに次の手順を、すなわち、
    (1)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の理想とする表示色が記憶されている3次元理想特性を取得する手順と、
    (2)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の測定された実際の表示色が記憶されている3次元実測特性を取得する手順と、
    (3)3次元ルックアップテーブルの格子点群のうち、出力信号値を求めようとしている目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれているかどうかを判定する手順と、
    (4)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれている場合には、目標点を取り囲んでいる3次元実測特性の各格子点の実測特性値を用いて、目標点の出力信号値を3次元補間により求める手順と、
    (5)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、3次元ルックアップテーブルの格子点群において、目標点の近傍にある第1格子点の出力信号値と、この第1格子点を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にある格子点のうち、少なくとも第1格子点と隣接している第2格子点の出力信号値とを用いて、目標点の出力信号値の候補を求め、
    (6)前記(5)の処理を目標点の近傍にある複数個の格子点について繰り返し行って出力信号値の候補をそれぞれ求め、これらの出力信号値の候補の平均値を目標点の出力信号値とする手順と、
    (7)3次元ルックアップテーブルの全ての格子点について得られた出力信号値を3次元ルックアップテーブルに与える手順と、
    を実行させることにより、前記3次元ルックアップテーブルの入力信号値に対応する出力信号値を更新することを特徴とする表示装置のカラー較正用プログラム。
  6. 請求項5記載の表示装置のカラー較正用プログラムにおいて、
    前記(4)の処理の3次元補間は、四面体補間である表示装置のカラー較正用プログラム。
  7. 請求項5または6記載の表示装置のカラー較正用プログラムにおいて、
    前記(6)の処理で求められた各格子点の出力信号値からノイズ成分を除去した後に、前記(7)の手順を実行する表示装置のカラー較正用プログラム。
  8. 入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対応する出力信号値が記憶されている、色変換用の3次元ルックアップテーブルの作成方法であって、
    前記3次元ルックアップテーブルに
    (1)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の理想とする表示色が記憶されている3次元理想特性を求める過程と、
    (2)入力信号値に対応した3次元の格子点を備え、各格子点には入力信号値に対する表示器の測定された実際の表示色が記憶されている3次元実測特性を求める過程と、
    (3)3次元ルックアップテーブルの格子点群のうち、出力信号値を求めようとしている目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれているかどうかを判定する過程と、
    (4)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれている場合には、目標点を取り囲んでいる3次元実測特性の各格子点の実測特性値を用いて、目標点の出力信号値を3次元補間により求める過程と、
    (5)目標点に係る理想特性値が、3次元実測特性に係る実測特性値で取り囲まれていない場合には、3次元ルックアップテーブルの格子点群において、目標点の近傍にある第1格子点の出力信号値と、この第1格子点を通って目標点近傍に向かう仮想ライン上にある格子点のうち、少なくとも第1格子点と隣接している第2格子点の出力信号値とを用いて、目標点の出力信号値の候補を求める過程と、
    (6)前記(5)の処理を目標点の近傍にある複数個の格子点について繰り返し行って出力信号値の候補をそれぞれ求め、これらの出力信号値の候補の平均値を目標点の出力信号値とする過程
    を経て求められた、入力信号値に対応する出力信号値を記憶させることを特徴とする3次元ルックアップテーブルの作成方法。
  9. 請求項8記載の3次元ルックアップテーブルの作成方法において、
    前記(4)の処理の3次元補間は、四面体補間である3次元ルックアップテーブルの作成方法。
  10. 請求項8または9記載の3次元ルックアップテーブルの作成方法において、
    前記(6)の処理で求められた各格子点の出力信号値からノイズ成分を除去し、
    前記3次元ルックアップテーブルに、前記ノイズ成分が除去された出力信号値を記憶させる3次元ルックアップテーブルの作成方法。
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