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JP4860829B2 - 可変容量形ポンプ - Google Patents

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JP4860829B2
JP4860829B2 JP2001026533A JP2001026533A JP4860829B2 JP 4860829 B2 JP4860829 B2 JP 4860829B2 JP 2001026533 A JP2001026533 A JP 2001026533A JP 2001026533 A JP2001026533 A JP 2001026533A JP 4860829 B2 JP4860829 B2 JP 4860829B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車用動力舵取装置の油圧供給源として用いる可変容量形ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の可変容量形ポンプとしては、例えば特開平6−200883号公報に開示されているように、ポンプ室の容積を増減させることによって吐出量を制御する構造のものがある。この公報に示された可変容量形ポンプを図11ないし図14によって説明する。
【0003】
図11は従来の可変容量形ポンプの横断面図、図12は同じく縦断面図、図13および図14は吐出通路の構成を示す断面図である。これらの図において、符号1は従来の可変容量形ポンプを示し、2はこのポンプ1のポンプボディ、3はロータを示す。前記ポンプボディ2は、図12に示すように、同図の左側に位置するフロントボディ4と、このフロントボディ4の後端(図12において右側の端部)に取付けたリヤボディ5とからなり、前記ロータ3の軸線方向(図12において左右方向)に分割できるように形成している。
【0004】
前記フロントボディ4は、図12において右側に向けて開口する円形凹部6を形成し、この円形凹部6の内側に、前記ロータ3や後述するプレッシャプレート7、カムリング8およびアダプタリング9などからなるポンプ構成要素を挿入している。この円形凹部6の開口側端部には、前記リヤボディ5の凸部5aを嵌合させており、リヤボディ5を固定用ボルト10によってフロントボディ4に固定することによって、前記円形凹部6が閉塞されるようになっている。
リヤボディ5の前記凸部5aは、後述するポンプ室11の一方の側壁を構成しており、図12に示すように、外周部にOリング12を装着し、圧油が凸部5aと前記円形凹部6との間の隙間を通ってポンプボディ2外に漏洩するのを阻止する構造を採っている。
【0005】
前記円形凹部6の内側底部に配設したプレッシャプレート7は、円形凹部6内に形成されるポンプ室11の側壁を構成する円板7aと、この円板7aの軸心部に突設した円筒7bとによって形成し、前記円板7aを円形凹部6に嵌合させている。前記円板7aの外周部には、圧油が円板7aとフロントボディ4との間の隙間を通って漏洩するのを阻止するためにOリング13を装着している。このプレッシャプレート7を前記円形凹部6に装着した状態で円形凹部6の内周部にアダプタリング9を嵌合させ、このアダプタリング9の内側にカムリング8とロータ3を挿入している。
【0006】
前記カムリング8は、この可変容量形ポンプ1のポンプ容量を増減させるためのもので、前記アダプタリング9の内周部における図11において下側の端部に装着したシールピン14を揺動軸としてアダプタリング9に揺動自在に支持させている。また、前記カムリング8は、図11中に符号15で示す付勢手段によって同図において左側へ付勢されている。前記付勢手段15は、フロントボディ4に螺着したプラグ16と、このプラグ16とカムリング8との間に弾装した圧縮コイルばね17とによって構成している。前記圧縮コイルばね17は、アダプタリング9に形成した貫通穴9aに挿通させている。
【0007】
前記カムリング8を揺動させるためには、カムリング8の揺動方向の一側であってカムリング8とアダプタリング9との間に形成された第1の流体圧室21と、前記揺動方向の他側であってカムリング8とアダプタリング9との間に形成された第2の流体圧室22とに後述する制御バルブ23から圧油を選択的に供給することによって行っている。第1の流体圧室21と第2の流体圧室22とは、前記シールピン14と、カムリング8に装着したシール部材24(図11参照)とによって画成されており、一方の圧室から他方の圧室へ圧油が流入することがないようになっている。
【0008】
前記カムリング8の内側に配設した前記ロータ3は、エンジン(図示せず)から動力が伝達されるドライブシャフト25と、このドライブシャフト25に固着したロータ本体26と、このロータ本体26に移動自在に装着して前記カムリング8の内周面に摺接する多数のベーン27などによって構成しており、図12に示すように、前記ポンプボディ2に軸受28〜30によって回転自在に支持させている。このロータ3は、図11において反時計方向に回転するようになっている。
【0009】
この可変容量形ポンプ1の吸い込み系は、図12に示すように、前記リヤボディ5に設けた吸込管31から作動油が前記凸部5aの吸込口32を通ってポンプ室11に吸い込まれるように構成している。吸込口32に接続する吸込用通路31aの位置を図11中に二点鎖線で示す。
吐出系は、図12においてプレッシャプレート7の前記円板7aの下部に形成した吐出口33を通してポンプ室外の油室34に吐出する構成を採っている。この可変容量形ポンプ1の吐出量は、図11に示すように前記カムリング8が同図の左側へ揺動している状態で最大になり、カムリング8が同図の右側へ揺動することによって低減されるようになっている。
【0010】
前記油室34は、プレッシャプレート7の前記円筒7bとフロントボディ4との間に略環状に形成している。この油室34における図12において上側の端部に吐出通路35を接続し、この吐出通路35から圧油がパワーステアリング装置(図示せず)に圧送されるようにしている。
前記吐出通路35は、図12に示すように、前記油室34からロータ3の径方向の外側へ延びる径方向延在部35aと、この径方向延在部35aから図12の紙面と直交する横方向に延びる横方向延在部35b(図13,13参照)とによって形成しており、横方向延在部35bの一端部に、圧油をパワーステアリング装置へ導く油圧管(図示せず)を接続するようにしている。また、前記横方向延在部35bは、途中にメータリング絞り36を介装するとともに、制御バルブ23を接続している。
【0011】
前記制御バルブ23は、フロントボディ4に穿設した弁孔37にスプール38を嵌合させた構造を採っている。スプール38は、弁孔37内を第1〜第4の油室41〜44に画成しており、圧縮コイルばね45によって図13,13において左側へ付勢されている。前記第1の油室41は、前記横方向延在部35bにおけるメータリング絞り36の上流側の部位に連通路46によって接続している。第2の油室42は、図12に示すように、リヤボディ5の前記吸込口32に連通路47,48によって接続している。
【0012】
前記第3の油室43は、図13,14に示すように、スプール38が前記圧縮コイルばね45によって押圧されてストッパー49に当接している状態で、前記横方向延在部35bにおけるメータリング絞り36より上流側に連通路50によって接続している。前記第4の油室44は、前記横方向延在部35bにおけるメータリング絞り36の下流側に連通路51によって接続している。また、この第4の油室44は、図11に示すように、スプール38内に設けたリリーフ弁52を介して前記第2の油室42に接続している。
【0013】
この制御バルブ23の弁孔37は、図11に示すように、前記第1の流体圧室21に第1の接続用通路53によって接続するとともに、第2の流体圧室22に第2の接続用通路54によって接続している。これらの接続用通路53,54における弁孔37側の開口の位置は、図13に示すようにスプール38がストッパー49に当接している状態では、第1の接続用通路53が第2の油室42に接続するとともに第2の接続用通路54が第3の油室43に接続し、図14に示すようにスプール38が同図において右側へ移動した状態では、第1の接続用通路53が第1の油室41に接続するとともに、第2の接続用通路54が第2の油室42に接続するように設定している。
【0014】
このように構成した従来の可変容量形ポンプ1においては、エンジン回転数がアイドリング回転を含む低回転域にあるときには、前記メータリング絞り36の上流側と下流側との圧力差が小さくなるから、図13に示すように、制御バルブ23のスプール38は圧縮コイルばね45の弾発力によってストッパー49に押し付けられる。
【0015】
この状態では、第1の流体圧室21に第2の油室42から吸込口32の圧力が作用し、第2の流体圧室22には、第3の油室43から吐出圧力(メータリング絞り36の上流側の圧力)が作用する。このため、カムリング8は図11に示す位置に維持され、ロータ3とカムリング8との間に形成されたポンプ室11のポンプ容量が最大になって吐出量が最大になる。
【0016】
エンジン回転数が上昇し、吐出通路35を通る圧油の流量が増大すると、メータリング絞り36の上流側の油圧が下流側より高くなる。前記上流側の圧力上昇に伴って制御バルブ23の第1の油室41の圧力が増大し、スプール38が図14に示すように圧縮コイルばね45の弾発力に抗して移動するようになる。この結果、第1の流体圧室21に第1の油室41から吐出圧力が作用し、第2の流体圧室22には、第2の油室42から吸込口32の圧力が作用するようになる。このため、この高速運転時には、カムリング8が図11において右側へ付勢手段15の圧縮コイルばね17の弾発力に抗して揺動し、ポンプ室11の容量が最低になって吐出量が低減される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように構成した従来の可変容量形ポンプは、吐出量が多い運転状態ではエネルギーの損失量がより多くなるという問題があった。発明者らは、従来の可変容量形ポンプ1の構造を解析した結果、上述した問題が発生する原因が圧油の漏洩にあることを見出した。
【0018】
すなわち、低回転時に第2の流体圧室22に供給される圧油がアダプタリング9の外側の円環状の微小な隙間を通って第1の接続用通路53に流入し、ここから制御バルブ23内で最も圧力が低い第2の油室42に漏洩してしまうことが原因であることを見出した。前記漏洩分だけ、この可変容量形ポンプ1から吐出される圧油が低減されてしまうから、これを補うためにエンジン回転数を上昇させて吐出量を増大させなければならず、上述したようにエネルギーの損失量が増大してしまう。
【0019】
圧油が漏洩する前記円環状の微小な隙間は、アダプタリング9とフロントボディ4との間に形成される第1の隙間と、ポンプ室11をシールするためにリヤボディ5とプレッシャプレート7とに装着したOリング12,13に沿って形成される第2の隙間とが考えられる。前記第1の隙間は、アダプタリング9の外周面に作用する圧油のためにアダプタリング9やフロントボディ4が変形することによって形成されると考えられる。
【0020】
この隙間に、アダプタリング9の付勢手段15用の貫通穴9aや、リヤボディ5、プレッシャプレート7との間に形成される隙間などから第2の流体圧室22の圧油が漏洩する。この第1の隙間を通って圧油が漏洩するのを阻止するためには、アダプタリング9を使用することを止め、フロントボディ4にカムリング8を直接装着する構造を採ればよい。しかし、この構造を採るためには、フロントボディ4を分割してアダプタリング9と同等の高い精度をもって形成しなければならないから、コストが著しく高くなってしまう。
【0021】
一方、前記第2の隙間は、リヤボディ5やプレッシャプレート7に装着したOリング12,13が第2の流体圧室22の油圧によって押されて収縮し、Oリング収容部12a,13a(図12参照)内の空所が拡がることによって形成されると考えられる。この第2の隙間を通って圧油が漏洩するのを阻止するためには、Oリング収容部12a,13aに油圧が作用し難くなるように、フロントボディ4とリヤボディ5、プレッシャプレート7などの嵌合部分を隙間が可及的狭くなるように形成しなければならないから、前記同様にコストアップになってしまう。
【0022】
また、従来の可変容量形ポンプ1は、低回転時に第2の流体圧室22に吐出圧力が常に作用するから、ポンプボディ2を強固に形成しなければならないという問題もあった。
【0023】
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、コストダウンを図りながら、圧油がポンプ内部で漏洩するのを阻止し、圧油を効率よく吐出する可変容量形ポンプを実現することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係る可変容量形ポンプは、ポンプボディと、前記ポンプボディ内に揺動自在に支持され、内部にポンプ室を形成するカムリングと、前記カムリングの揺動方向の一側に形成された第1の流体圧室と、前記カムリングの揺動方向の他側に形成された第2の流体圧室と、前記カムリングをポンプ室のポンプ容積が最大となる方向に付勢する付勢手段と、前記ポンプ室の吐出側に接続された吐出通路の途中に設けられたメータリングオリフィスと、前記ポンプボディに形成された弁孔と、この弁孔に設けられたスプールと、このスプールを軸方向一側に付勢するコイルばねと、前記スプールの前記軸方向一側に設けられ、前記メータリングオリフィスの上流側圧力が導入される第1の油室と、前記スプールの軸方向他側に設けられ、前記メータリングオリフィスの下流側圧力が導入される第3の油室と、前記スプールの軸方向中間部に設けられ、吸入側と連通する第2の油室と、から構成され、前記メータリングオリフィスの上流側と下流側の差圧によって作動し、かつ前記第1の流体圧室および第2の流体圧室の油圧を制御する制御バルブと、前記制御バルブと前記第1の流体圧室とを接続する第1の接続用通路と、前記制御バルブと前記第2の流体圧室とを接続する第2の接続用通路と、を備え、前記制御バルブは、第1の流体圧室が前記第1の油室と連通する状態と前記第2の油室と連通する状態とを切換え制御し、前記第2の流体圧室が前記第2の油室と連通する状態と前記第3の油室と連通する状態とを切換え制御すると共に、前記スプールが最も前記軸方向一側に位置する状態から前記第1の接続用通路が前記第1の油室と連通し始める状態に至るまでの間に、前記第2の接続用通路が前記スプールによって遮断される状態が存在することを特徴とするものである。
本発明によれば、低回転時に第2の流体圧室に圧油が流入することがないから、第2の流体圧室を経てポンプ内部の隙間を通って圧油が漏洩するのを阻止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る可変容量形ポンプの一実施の形態を図1ないし図8によって詳細に説明する。
図1は本発明に係る可変容量形ポンプの縦断面図、図2は同じく横断面図で、同図は図1におけるII−II線断面図である。図3は図1におけるIII−III線断面図、図4は図1におけるIV−IV線断面図、図5は図4におけるV−V線断面図、図6および図7は制御バルブの動作を説明するための図、図8は吐出量と回転数の関係を示すグラフである。これらの図において、前記図11〜図14によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0029】
これらの図において、符号101で示すものは、この実施の形態による可変容量形ポンプである。この可変容量形ポンプ101は、自動車のパワーステアリング装置の油圧供給源として使用するもので、ドライブシャフト25にエンジン(図示せず)の動力が伝達されてロータ3が回転するようになっている。
この可変容量形ポンプ101は、吐出系と制御バルブの構成が異なっている他は、従来のものと同等の構成を採っている。
【0030】
このポンプ101の吐出通路102は、図2においてポンプ室11の下側の端部に形成したプレッシャプレート7の凹溝103と、プレッシャプレート7における前記凹溝103の終端部側(図2において右端側)に穿設した第1および第2の貫通孔104,105と、これらの貫通孔104,105の一方の開口と対向するようにカムリング8に形成した貫通穴106と、前記両貫通孔104,105の他方の開口と対向するように形成したフロントボディ4の油室107(図4および図5参照)と、この油室107とフロントボディ4の吐出口108とを連通する連通路109とによって形成している。
【0031】
前記凹溝103は、図2に示すように、ポンプ室11内からカムリング8と対向する部位まで円弧状に延びており、ロータ3が同図において反時計方向に回転することによって圧油がこの凹溝103の終端部に圧送されるようになっている。また、この凹溝103の途中には、図5に示すように連通孔110を穿設し、この連通孔110を介して圧油が凹溝103内からフロントボディ4の吐出チャンバー111に流出するようにしている。この吐出チャンバー111の圧力を図2および図4中に符号112で示す第1のパイロット圧用通路によってメータリング絞りの上流側の圧力として後述する制御バルブ121に導いている。
【0032】
前記第1および第2の貫通孔104,105のうち、径が相対的に大きい第1の貫通孔104は、前記凹溝103の内側に穿設し、他方の第2の貫通孔105は、凹溝103の終縁からロータ3の回転方向に離間する位置に穿設している。
カムリング8の前記貫通穴106は、図2に示すように、ロータ3の回転方向に沿う円弧状に形成しており、前記凹溝103の終縁部と対向する部位から前記第2の貫通孔105よりロータ3の回転方向の後側の部位まで延びている。
【0033】
また、この貫通穴106の開口幅と、カムリング8の径方向に対する形成位置は、カムリング8が付勢手段15によってアダプタリング9に押し付けられている状態では、貫通穴106の内部に第2の貫通孔105が露出し、カムリング8が付勢手段15の圧縮コイルばね17の弾発力に抗して図2において右側へ揺動したときには、第2の貫通孔105がカムリング8によって閉塞されるように設定している。すなわち、カムリング8が図2において左側に揺動している場合には、圧油は、前記凹溝103から第1の貫通孔104と第2の貫通孔105の両方を通って前記油室107に流入し、カムリング8が右側に揺動している場合には、圧油は前記凹溝103から第1の貫通孔104のみを通って前記油室107に流入するようになっている。前記貫通穴106を有するカムリング8と第2の貫通孔とによって、可変メータリング絞り113が構成され、前記第1の貫通孔104によって固定メータリング絞り114が構成されている。
【0034】
これらのメータリング絞り113,114を通って圧油が吐出される前記油室107は、図4に示すように、前記吐出チャンバー111に隣接するように形成している。この油室107を囲むように設けた符号115で示すものはOリングである。また、図4において、フロントボディ4内の上部に形成した符号116で示す油室は、図1に示すように、プレッシャプレート7に穿設した貫通孔117によってポンプ室11の吸い込み側に連通させている。この油室116もOリング118によって他の油室107,111とは画成されるようにしている。
【0035】
この可変容量形ポンプ101の制御バルブ121は、図2に示すように、フロントボディ4に穿設した弁孔122にスプール123を嵌合させた構造を採っており、弁孔122に第1および第2の接続用通路53,54によって第1および第2の流体圧室21,22を接続している。前記スプール123は、弁孔122内を第1〜第3の油室124〜126に画成しており、圧縮コイルばね127によって図2において左側へ付勢されている。
【0036】
前記第1〜第3の油室124〜126のうち、図2において最も左側に位置する第1の油室124は、前記第1のパイロット圧用通路112によって前記吐出チャンバー111に接続している。第2の油室125は、図1に示すように、この可変容量形ポンプ101の吸込用通路31aに連通路128によって接続している。第3の油室126は、図2に示すように、第2のパイロット圧用通路129によって吐出通路102におけるメータリング絞り113,114の下流側に接続している。また、この第3の油室126は、スプール123内に設けたリリーフ弁130を介して前記第2の油室125に接続している。
【0037】
また、この制御バルブ121は、図2に示すように、スプール123が圧縮コイルばね127によってストッパー131に当接する状態で第1の接続用通路53が前記第2の油室125に接続し、第2の接続用通路54がスプール123の一端の閉塞部132によって閉塞されるようにしている。第2の接続用通路54における弁孔122側の開口は、「第2の流体圧室22に接続するポート」を構成している。
【0038】
前記閉塞部132は、スプール123における第2の油室125と第3の油室126を画成する第1の画成部133(図2参照)に環状溝134を挟んで隣接するように形成している。前記環状溝134は、スプール123を貫通する貫通孔135によって第3の油室126に接続している。前記環状溝134は、スプール123が図2に示す位置から右側へ移動することによって第2の接続用通路54に接続する。この状態では、前記メータリング絞り113,114より下流側の油圧が第3の油室126から前記貫通孔135と環状溝134によって第2の接続用通路54に作用する。
【0039】
次に、上述したように構成した可変容量形ポンプの動作を図6〜図8によって説明する。ポンプ停止時(図8において点Aで示す)には、制御バルブ121に油圧が作用しないために図6(a)に示すように制御バルブ121のスプール123が圧縮コイルばねの弾発力によってストッパー131に当接する。
この状態でエンジンが始動すると、可変容量形ポンプ101の回転数もエンジンの回転上昇に伴って上昇する。
【0040】
スプール123は、エンジン回転数がアイドリング回転数に達するまで図6(a)の位置(初期位置)に停止している。この状態では、第1の流体圧室21には制御バルブ121の第2の油室125からポンプ吸込み側の圧力が作用する。一方、第2の流体圧室22には、制御バルブ121の閉塞部132が第2の接続用通路54を閉塞するために、油圧が作用することはない。このため、カムリング8は図2に示す位置に留まり、この可変容量形ポンプ101は、回転上昇に略比例して吐出量が増大する運転形態を採るようになる。
【0041】
エンジン回転数がアイドリング回転数を上回ってポンプの吐出量が増大すると、ポンプの吐出通路102の圧力は、メータリング絞り113,114の上流側が下流側より高くなる。このため、吐出通路102におけるメータリング絞り113,114の上流側に第1のパイロット圧用通路112と吐出チャンバー111によって接続した制御バルブ121の第1の油室124の油圧が上昇する。この第1の油室124の圧力が、第3の油室126の油圧(メータリング絞り113,114より下流側の油圧)と圧縮コイルばね127の弾発力の総和に相当する圧力を上回ると、スプール123が油圧によって移動するようになる。
【0042】
すなわち、図6(b)〜(d)に示すように、スプール123が同図の右側へ移動する。この行程では、スプール123の閉塞部132が第2の接続用通路54の開口より同図の右側に移動し、同図(c)に示すように前記開口に環状溝134が対向した後に、同図(d)に示すように、第2の接続用通路54に第2の油室125が接続する。このため、第2の流体圧室22内の油圧は、油圧が殆ど作用しない状態から一瞬だけメータリング絞り113,114下流側の圧力が加えられた後にポンプ吸込み側の圧力が作用するようになる。
【0043】
回転数が更に上昇してスプール123が更に移動すると、図7(a)に示す状態から同図(b)に示す状態へ移行し、第2の接続用通路54に第2の油室125のみが接続するとともに、第1の接続用通路53に第1の油室124が接続するようになる。この可変容量形ポンプ101は、図7(b)に示す状態(図8において点Bで示す)に達するまで回転上昇に略比例するように吐出量が増大する。
【0044】
図7(b)に示す状態から回転数が上昇してスプール123が移動すると、同図7(c)〜(d)に示すように、第1の接続用通路53に第1の油室124が接続し、第1の流体圧室21にメータリング絞り113,114上流側の油圧が加えられ、カムリング8が図2において右側へ揺動するようになる。
このようにカムリング8が揺動することによってポンプ容量が低減され、回転が上昇しても吐出量が増大することはなくなる。また、カムリング8の揺動量が増大することによって、回転数が増大するにもかかわらず吐出量が減少するようになる。カムリング8が図2に示す揺動範囲の右側の端部まで揺動した高速運転状態(図8中に点Cで示す)では、回転数が上昇したとしても吐出量が一定になる。
【0045】
また、ポンプの回転数が例えばアイドリング運転時の回転数まで低下すると、制御バルブ121の第1の油室124と第3の油室126の圧力差が減少してスプール123が図6、図7において左側に移動し、図6(d)に示す位置まで戻る。このときには、第1の流体圧室21と第2の流体圧室22がポンプ吸込み側に接続され、カムリング8が付勢手段15の圧縮コイルばね17の弾発力によって図2において左側に揺動する。
【0046】
この復帰行程の終期には、図6(c)に示すように、第2の接続用通路54の開口にスプール123の環状溝134が対向するようになり、第2の流体圧室22にメータリング絞り113,114下流側の油圧が作用する。すなわち、この油圧によってカムリング8を図2において左側へ押圧し、カムリング8が初期位置に戻るのを助勢することができるから、回転上昇に対応して吐出量が増大する運転形態に短時間で移行するようになる。
【0047】
したがって、この実施の形態による可変容量形ポンプ101は、吐出通路102におけるメータリング絞り113,114の上流側と下流側の差圧が相対的に小さいときに第2の接続用通路54を閉塞する閉塞部132を制御バルブ121に設けているから、低回転時に第2の流体圧室22に圧油が流入することがなく、第2の流体圧室22を経てポンプ内部の隙間を通って圧油が漏洩するのを阻止することができる。
【0048】
また、制御バルブ121は、第2の接続用通路54を閉塞部132が閉塞する行程と、第2の接続用通路54をポンプ吸込み側に連通させる行程との間で第2の接続用通路54にメータリング絞り113,114の下流側の吐出通路102の油圧を導く連通孔(環状溝134と貫通孔135)を形成したから、高回転状態から回転が低下してカムリング8が付勢手段15の押圧力によって揺動するときに、第2の流体圧室22に一時的に吐出通路102の油圧が加えられ、この油圧によってカムリング8が助成される。このため、回転低下に伴って吐出量が増大する状態(吐出量が多くなる状態)に短時間で復帰するようになる。
【0049】
メータリング絞りの参考例
メータリング絞りは図9に示すように付勢手段に設けることができる。
図9はメータリング絞りの参考例を示す断面図で、同図において、前記図1ないし図8および図11、図12によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0050】
図9に示す可変容量形ポンプ201は、カムリング8を付勢する付勢手段202に後述するようにメータリング絞りを設けている。付勢手段202は、フロントボディ4に螺着したプラグ203の円筒部204に内側円筒205を摺動自在に支持させ、この内側円筒205を圧縮コイルばね206の弾発力によってカムリング8に押し付ける構造を採っている。
【0051】
前記プラグ203の円筒部204とフロントボディ4との間に環状の第1の油室207を形成し、この第1の油室207にポンプ室11から圧油が吐出されるようにしている。プラグ203の円筒部204は、前記第1の油室207と対応する部位に第1の貫通孔208と第2の貫通孔209を穿設し、これらの貫通孔より図9の左側に離間した部位に第3の貫通孔210を穿設している。これら第1〜第3の貫通孔208〜210は、それぞれ円筒部204の周方向に多数並設している。また、このプラグ203とフロントボディ4との間であって前記第3の貫通孔210と対応する部位には、第2の油室211を形成している。この第2の油室211をフロントボディ4の吐出口108に連通路212によって接続している。
【0052】
前記内側円筒205は、カムリング8に接触する小径円筒213と、前記圧縮コイルばね206を収容する大径円筒214とによって形成し、この大径円筒214の外周部に環状溝215を形成している。この環状溝215は、前記第1〜第3の貫通孔208〜210と対向するように形成しており、カムリング8が図9において右側へ揺動している状態では、第1および第2の貫通孔208,209が環状溝215内に開口し、図示してはいないがカムリング8が図9において左側に揺動した状態では、第1の貫通孔208が大径円筒214によって閉塞されるように形成位置を設定している。すなわち、第1の貫通孔208が可変メータリング絞りを構成し、第2の貫通孔209が固定メータリング絞りを構成している。
このようにメータリング絞りを構成しても、前記第1の実施の形態を採る場合と同等の効果を奏する。
【0053】
(第の実施の形態)
制御バルブは、図10(a)〜(h)に示すように形成することができる。
図10は制御バルブの他の実施の形態の要部を示す部分断面図で、同図(a)は、ポンプ容量が最大になるときのスプールの位置を示す図、同図(b)は、(a)図におけるスプールの二つの画成部を拡大して示す拡大図である。同図(c)はポンプ容量が低減される方向へカムリングが移動する直前の状態でのスプールの位置を示す図、同図(d)は、(c)図におけるスプールの二つの画成部を拡大して示す拡大図である。同図(e)は、回転上昇に伴ってポンプ容量が低減される方向へカムリングが移動を開始するときのスプールの位置を示す図、同図(f)は、(e)図におけるスプールの二つの画成部を拡大して示す拡大図である。同図(g)は、ポンプ容量が低減される方向にカムリングが移動している状態でのスプールの位置を示す図、同図(h)は、(g)図におけるスプールの二つの画成部を拡大して示す拡大図である。図10において、前記図1〜図9および図11〜図14によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
【0054】
図10に示す制御バルブ121のスプール123は、弁孔122内の一端側を第1の油室124と第2の油室125とに画成する第2の画成部141に連通部142{例えば図10(b)参照}と遮断部143とを形成している。前記連通部142は、第1の接続用通路53における弁孔122側の開口であるポート144と、第1の油室124(メータリング絞りより上流側の油圧通路)とを遮断する行程{図10(a)〜(d)参照}で、前記ポート144と第2の油室125(ポンプ吸込み側の油圧通路)とを互いに連通させるように形成している。この実施の形態では、前記連通部142は、前記第2の画成部141における第2の油室125側の端部に形成した小径部によって構成している。
【0055】
前記遮断部143は、図10(e)〜(h)に示すように、前記ポート144と第1の油室124とを連通させる行程で、前記ポート144と前記連通部142との間の通路を遮断するように形成している。この実施の形態では、前記遮断部143は、第2の画成部142に前記連通部142と隣接させて形成している。
【0056】
この実施の形態で示す制御バルブ121は、ロータ3の回転数が低く第1の流体圧室21と第2の流体圧室22の差圧が相対的に小さいときには、図10(a)に示すように、スプール123が同図の左側に移動した状態を維持し、同図(b)に示すように、前記連通部142によってポート144と第2の油室125とが連通される。
【0057】
回転数が上昇して第1の流体圧室21と第2の流体圧室22との差圧が増大すると、第1の油室124の油圧が上昇することによって図10(c),(d)に示すようにスプール123が移動を開始する。第1の油室124の油圧が更に上昇し、同図(e),(f)に示すように、第2の画成部142の端縁とポート144の開口縁とが重なる状態に達した後、同図(g),(h)に示すように、第1の油室124とポート144とが互いに連通する。
【0058】
この連通状態で第1の油室124から第1の接続用通路53を介して油圧が第1の流体圧室21に導かれ、ポンプ容量が低減する方向へカムリング8が移動する。このように第1の流体圧室21に油圧が供給される状態では、前記遮断部143がポート144と第2の油室125との間の通路を遮断しており、第1の油室124からポート144を介して第2の油室125へ圧油が漏洩するのを阻止することができ。
【0059】
したがって、第1の油室124から第1の流体圧室21へ油圧を供給するときの圧力損失を可及的少なくすることができ、第1の流体圧室21に油圧を効率よく伝達することができるから、エネルギーの損失をより一層低減できるとともに、ポンプ容量が低減する方向へカムリング8が円滑に移動する可変容量形ポンプを製造することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、低回転時に第2の流体圧室に圧油が流入することがないから、第2の流体圧室を経てポンプ内部の隙間を通って圧油が漏洩するのを阻止することができる。したがって、ポンプボディの構造やシール構造として既存の構造を採用してコストダウンを図りながら、圧油を効率よく吐出できる可変容量形ポンプを提供することができる。
【0061】
また、低回転時は第2の流体圧室に吐出圧力が常に作用することがないから、ポンプボディに要求される強度が低くなる。この結果、従来のものと同等の強度になるようにポンプボディを形成した場合には、吐出圧力を増大させることができ、吐出圧力が従来のポンプと同等になるようにする場合には、ポンプボディの肉厚を薄くしたりして軽量化を図ることができる。
特にアイドリング時に第2の流体圧室に吐出圧力が作用する構造に較べて、負荷側(例えばパワーステアリング装置側)の圧力変動(脈動)によってポンプボディが振動することがないから、振動が小さい可変容量形ポンプを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る可変容量形ポンプの縦断面図である。
【図2】 本発明に係る可変容量形ポンプの横断面図である。
【図3】 図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】 図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】 図4におけるV−V線断面図である。
【図6】 制御バルブの動作を説明するための図である。
【図7】 制御バルブの動作を説明するための図である。
【図8】 吐出量と回転数の関係を示すグラフである。
【図9】 メータリング絞りの参考例を示す断面図である。
【図10】 制御バルブの他の実施の形態の要部を示す部分断面図である。
【図11】 従来の可変容量形ポンプの横断面図である。
【図12】 従来の可変容量形ポンプの縦断面図である。
【図13】 吐出通路の構成を示す断面図である。
【図14】 吐出通路構成を示す断面図である。
【符号の説明】
8…カムリング、9…アダプタリング、11…ポンプ室、21…第1の流体圧室、22…第2の流体圧室、15,202…付勢手段、54…第2の接続用通路、102…吐出通路、113…可変メータリング絞り、114…固定メータリング絞り、121…制御バルブ、123…スプール、132…閉塞部、134…環状溝、135…貫通孔、142…連通部、143…遮断部。

Claims (1)

  1. ポンプボディと、
    前記ポンプボディ内に揺動自在に支持され、内部にポンプ室を形成するカムリングと、
    前記カムリングの揺動方向の一側に形成された第1の流体圧室と、
    前記カムリングの揺動方向の他側に形成された第2の流体圧室と、
    前記カムリングをポンプ室のポンプ容積が最大となる方向に付勢する付勢手段と、
    前記ポンプ室の吐出側に接続された吐出通路の途中に設けられたメータリングオリフィスと、
    前記ポンプボディに形成された弁孔と、この弁孔に設けられたスプールと、このスプールを軸方向一側に付勢するコイルばねと、前記スプールの前記軸方向一側に設けられ、前記メータリングオリフィスの上流側圧力が導入される第1の油室と、前記スプールの軸方向他側に設けられ、前記メータリングオリフィスの下流側圧力が導入される第3の油室と、前記スプールの軸方向中間部に設けられ、吸入側と連通する第2の油室と、から構成され、前記メータリングオリフィスの上流側と下流側の差圧によって作動し、かつ前記第1の流体圧室および第2の流体圧室の油圧を制御する制御バルブと、
    前記制御バルブと前記第1の流体圧室とを接続する第1の接続用通路と、
    前記制御バルブと前記第2の流体圧室とを接続する第2の接続用通路と、
    を備え、
    前記制御バルブは、第1の流体圧室が前記第1の油室と連通する状態と前記第2の油室と連通する状態とを切換え制御し、前記第2の流体圧室が前記第2の油室と連通する状態と前記第3の油室と連通する状態とを切換え制御すると共に、
    前記スプールが最も前記軸方向一側に位置する状態から前記第1の接続用通路が前記第1の油室と連通し始める状態に至るまでの間に、前記第2の接続用通路が前記スプールによって遮断される状態が存在することを特徴とする可変容量形ポンプ。
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