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JP4752873B2 - シート材搬送装置、それを備えた画像読取装置さらに画像読取装置を備えた画像記録装置 - Google Patents

シート材搬送装置、それを備えた画像読取装置さらに画像読取装置を備えた画像記録装置 Download PDF

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JP4752873B2 JP2008162298A JP2008162298A JP4752873B2 JP 4752873 B2 JP4752873 B2 JP 4752873B2 JP 2008162298 A JP2008162298 A JP 2008162298A JP 2008162298 A JP2008162298 A JP 2008162298A JP 4752873 B2 JP4752873 B2 JP 4752873B2
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Description

本発明は、所定の載置部に堆積状態で載置されている原稿や画像記録用の用紙などのシート材を1枚ずつ分離して、画像読取部や記録部へと円滑に搬送を行なうことが可能なシート材搬送装置、このシート材搬送装置を備えた画像読取装置、さらに画像読取装置を備えた画像記録装置に関する。
画像読取装置や画像記録装置などに採用され、給紙トレイに堆積された原稿や用紙などのシート材を1枚ずつに分離しながら、読取部や記録部などに給紙(搬送)するための給紙装置(または搬送装置)として、特許文献1では、複数枚の原稿を積載する原稿台と、その原稿台の給紙方向下流側端部に設けられて給紙方向に回転する給紙ローラ(分離ローラ)と、この給紙ローラに接する高摩擦部材からなる弁別片と、弁別片と給紙ローラとの接触面側に設けられ且つ給紙方向に行くに従って幅が狭くなる低摩擦部材からなるフィルムと、弁別片を給紙ローラに向かって付勢する付勢手段とを備えた自動給紙装置が開示されている。
この構成では、原稿(シート材)の腰が弱いものであって、原稿台に堆積した原稿(シート材)の高さが大きい(堆積量が多い)場合に、その堆積のうち給紙ローラの周面に最も近い高さ位置の原稿(シート材)の先端部が給紙ローラの周面の接線方向に送られ、次いで、弁別片の表面に向かって送られるとき、上記フィルムが短くてその先端縁がニップ位置から給送方向上流側に大きく離れていると、原稿(シート材)の先端縁が上記フィルムの表面に対して小さい角度で摺接せず、摩擦係数の大きい弁別片の表面に直接突き当たる角度が60度程度の大きい角度となる。すると、原稿(シート材)の先端縁の給紙方向への送りに対して大きい抵抗が生まれる。ところが、それより給紙方向上流側の部位は給紙ローラの周面にて強制的に下流側に送られようとするので、原稿(シート材)の先端部に折曲げ癖が発生するという現象が発生するのであった。そして、この折曲げ癖が形成される範囲は弁別片の幅(給送されるシート材の平面に沿った方向で、且つ給紙方向と直交する方向の弁別片の長さ)寸法に実質的に相当している。従って、この現象は、シート材に対する一種の座屈現象と考えられる。
逆に、給紙ローラと弁別片との接触位置(ニップ位置)近くまで、フィルム先端を延ばすと、弁別片の高摩擦部の表面部分が少なくなり、上記の給紙される原稿(シート材)の先端分離片の折曲げ癖が発生しないのであるが、フィルム先端がニップ位置に到達してしまうと、分離作用が働かず、シート材の重送が発生するという問題がある。しかして、給紙ローラ、弁別片の配置の誤差(ばらつき)があるため、上記フィルム先端位置を適正な位置に配置することが極めて困難になるという問題があった。
特許文献2では、給紙側端部に、回転駆動するゴムなどの給紙ローラとこの給紙ローラの上側の周面に接する摩擦係数の大きな分離片とを備える。そして、分離片の裏面のうち給紙ローラの上側の周面との接触位置(ニップ位置)の近傍を先端部で押圧するように金属板製の規制部材が配置され、ニップ位置より給紙方向の上流側にて規制部材が分離片の裏面を押圧することにより、給紙ローラと分離片との間を1枚のシート材が通過できる程度に規制されている。
また、分離片の左右両側に配置された金属バネ板製の下部バネ部材の基部は分離片と共に支持ブラケットに固定されている。下部バネ部材の基部は分離片の表面(給紙ローラの周面と対向する面)に固定されている。さらに、上記下部バネ部材の一対の自由端側は、ニップ位置よりも給紙方向の上流側の位置にあって、給紙ローラの上側周面にほぼ接する位置まで延長させている。この構成により、給紙部に堆積されたうちの複数枚のシート材が給紙ローラの上側周面と下部バネ部材の間に重なった状態で入り込むが、分離片に接して大きな摩擦抵抗を受けているシート材よりも、給紙ローラの上側周面に接するシート材が当該給紙ローラの摩擦力により大きく進むという捌き作用を受け、重送が発生しないと言われている。この構成では、給紙部に堆積させることができるシート材の枚数(高さ)が10枚程度の少ないものに限定されるという問題があった。
他方、特許文献3及び図14(A)及び図14(B)に示す原稿搬送機構(給紙装置)では、分離片101と第1の板ばね103と第2の板ばね102とを有している。分離片101の裏面側は弾性を有する第1の板ばね103にて支持されている。第1の板ばね103の基部にて曲げ起こしされた係合部104を分離片101の基部の係止孔105に係止させている。これにより、分離片101の先端側の表面が給紙ローラ100の周面に押圧されている。
金属板製の第2の板ばね102の基部は、第1の板ばね103の基部と共にカバー部材等のハウジングに固定され、第2の板ばね102には、基部より二股状に分かれた一対の先端側が分離片101の左右両側に沿って延びている。第2の板ばね102の一対の先端屈曲部102aは、側面視V字状に屈曲形成されている。なお、給紙ローラ100の長さは、上記一対の先端屈曲部102aの外側間の寸法より大きく設定されている。この各先端屈曲部102aは給紙ローラ100の側面視において、給紙搬送の上流側にて堆積されたシート材(原稿)106のうち最上層のシート材106の先端縁が給紙ローラ100の周面に当接する位置108と、給紙ローラ100の周面と分離片101との当接位置(シート材106とのニップ位置)107との間に位置している。且つ、先端屈曲部102aが給紙ローラ100の周面に当接するか、可及的に接近させて配置している。そして、上記構成によれば、分離片101の表面とシート材106とのなす角度θを大きく設定できて、先端屈曲部102aを従来よりも搬送方向下流側に移動させることができる。また、先端屈曲部102aとシート材106とのなす角度φも大きく確保できて、シート材106の分離性能が向上し、重送や空送が発生しないと述べられている。
実願昭58−53653号(実開昭59−159651号公報) 特開平6−227693号公報(図1〜図6参照) 特許第3567609号公報(図1、図2参照)
ところで、特許文献3において、給紙搬送の上流側でのシート材106の堆積量[堆積高さ(H1)]が多い場合であって、シート材106が薄い紙等で腰の強さが弱い時には、次のような不具合が発生する。即ち、最上層のシート材106の先端縁が給紙ローラ100の周面に当接する位置108で、給紙ローラ100の周面に対する接線方向にシート材106の先端部分が分離されて導かれようとする。そして、上記一対の先端屈曲部102aが存在する個所では、分離された最上層のシート材106の先端部分は各先端屈曲部102aをその弾力に抗して押し下げつつ先端屈曲部102aの上端と給紙ローラ100の周面との隙間に導かれるので、シート材106の先端部分は極端に屈曲しない。
しかしながら、上記一対の先端屈曲部102aが存在しない分離片101の幅内の個所では、当該シート材106の先端縁が摩擦係数の大きい分離片101の表面に突き当たって、当該シート材106の先端縁が給紙方向に移動するのに大きい抵抗を受ける一方、給紙ローラ100の周面による給送力によりシート材106が下流側に押されるので、その個所で屈曲される折曲げ癖が発生した状態で、下流側に給紙されることになる。
その後は、分離片101の表面に沿ってシート材106の先端部分がニップ位置107の方向に移動する。従って、腰の弱いシート材106の先端部のうち、分離片101の幅内に相当する個所だけ、折曲げ癖が残った状態となって、搬送方向下流側に移動することになる。その結果、原稿読取後や、画像記録された後には、シート材106の先端部に上記の折り癖が残ったまま排出されてしまうのであった。
本発明は、このような課題を解消し、給紙搬送される原稿等のシート材の堆積高さが高く、且つシート材の腰が弱い場合、分離ローラ(給紙ローラ)と摩擦係数の大きい分離片との協働作用にて1枚ずつに分離搬送される作用時に、シート材の先端縁が分離片の表面に直接衝突する(突き当たる)ことによる折曲げ癖が発生しないようにし、且つ重送も発生しないシート材搬送装置を提供することを第1の目的とし、他の目的は、このシート材搬送装置を備えた画像読取装置、さらに画像読取装置を備えた画像記録装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明におけるシート材搬送装置は、回転駆動する分離ローラを用いて所定の載置部に堆積状態で載置された多数枚のシート材から順に1枚ずつ分離して搬送するシート材搬送装置であって、前記載置部からシート材の搬送方向下流側へ向かうほど前記分離ローラの周面に次第に接近するように設けられ、前記分離ローラによって送出される前記シート材の先端部と当接して送り抵抗を生じさせる分離片と、この分離片を前記分離ローラに向かって押圧する付勢手段と、前記分離片の表面に接して又は近接して配置される中途部と、前記分離ローラの周面の一部と対向する誘導部と、を有する誘導体と、を備え、前記誘導部は前記分離片の摩擦係数よりも小さい摩擦係数を有するとともに、前記分離片の幅内に配置され、前記誘導部は、その先端縁が、前記分離ローラの周面に当接または近接するように前記中途部から屈曲させて浮き上がらせることにより前記分離片の表面から離間して形成され、前記分離片と前記分離ローラとによる前記シート材のニップ位置と、このニップ位置よりもシート材の搬送方向の上流側にて前記載置部に堆積状態で載置されたシート材のうち当該シート材搬送装置によって最先に分離搬送されるべきシート材の先端と前記分離ローラとの接触位置と間において、前記分離ローラによって送出されることにより前記誘導部に当接した前記シート材の先端が前記分離ローラの周面に沿って導かれるように構成されているものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシート材搬送装置において、前記誘導体及び前記誘導部は前記分離片における前記分離ローラの周面と対向する側に配置されているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のシート材搬送装置において、前記誘導体は前記分離片を挟んで前記分離ローラと反対側に配置され、前記誘導部は前記分離片に形成された窓孔を介して、前記分離ローラの周面に臨むように、前記誘導体から延設されているものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のシート材搬送装置において、前記誘導部は前記誘導体自体の弾性力により弾力付勢されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃至4のいずれかに記載のシート材搬送装置を搭載し、前記シート材としての原稿の画像を読取る読取部を備えた画像読取装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像読取装置が搭載されたハウジング内には、被記録媒体に画像を記録するための前記被記録媒体の給紙部と画像記録部とを備えたことを特徴とする画像記録装置である。
請求項1に記載の発明によれば、回転駆動する分離ローラとその周面に対向するように配置される分離片とにより、給紙部に堆積された多数枚の原稿などのシート材のうち堆積の最上位置のシート材から順に1枚ずつ分離搬送するシート材搬送装置であって、シート材の搬送方向下流側へ向かうほど分離ローラの周面に次第に接近するように設けられ、前記分離ローラによって送りだされる前記シート材の先端部と当接して送り抵抗を生じさせる分離片と、この分離片を前記分離ローラに向かって押圧する付勢手段と、前記分離片の表面に接して又は近接して配置される中途部と、前記分離ローラの周面の一部と対向する誘導部と、を有する誘導体とを備えている。
そして、前記誘導部は前記分離片の摩擦係数よりも小さい摩擦係数を有し、前記誘導部は分離片の幅内に配置されており、前記誘導部は、その先端が前記分離ローラの周面に当接または近接するように前記中途部から屈曲させて浮き上がらせることにより前記分離片の表面から離間して形成されている。従って、シート材の腰が弱く、且つ堆積高さが大きい場合、最上層のシート材の先端縁が分離ローラの周面との接点で接触した後、分離ローラの周面に対する接線方向、かつ下向きに上記最上層のシート材を含む1〜3枚のシート材が給紙(搬送)される。弾力性を有する誘導部は、分離片の表面から離間し(浮き上がり)、且つ誘導部の先端縁が分離の周面に当接または近接しているので、上記複数のシート材の先端縁が分離片の表面に向かって斜め下方に進むとき、当該各シート材の先端縁が誘導部に確実に突き当たることになる。この誘導部の表面の摩擦係数が小さいことと、誘導部の全体が弾力性を有することから、上記複数のシート材の先端部分の進行に伴い、誘導部は下向きに撓むことにより、分離ローラの周面との間にシート材が通過可能な隙間ができる。
そして、本願発明では、分離片と分離ローラとによるシート材のニップ位置と、このニップ位置よりもシート材の搬送方向の上流側にあって、分離片に堆積された最上位置のシート材の先端と前記分離ローラとの接触位置と間において、誘導部に当接するシート材の先端が前記分離ローラの周面に沿って導かれるように構成されているものである。
従って、上記複数のシート材の先端縁は分離ローラの周面に接近する方向に誘導される場合、分離ローラの周面に近い側のシート材の先端縁が先行し、隣接する層側のシート材の先端縁が遅れて側面視で楔状にて進む。その結果、シート材の先端部分は、分離ローラの周面と分離片とのニップ位置に円滑に給紙されることになる。そして、ニップ位置の近傍では、最上層のシート材以外のシート材は分離片との摩擦抵抗のため、給紙の進行が阻止され、最上層のシート材のみが分離されて給紙されるのである。従って、これらのシート材は分離片の表面とほぼ平行状にて進行するので、これらのシート材の先端部分には、従来のような折曲げ癖が発生しないのである。
なお、ここで、最上層のシート材とは、堆積された多数枚のシート材のうち、分離ローラの周面に最も近い層のものをいう。従って、下記実施形態のように分離片が下位置にあり、その上に分離ローラが配置されているときの分離片上に堆積されたシート材の場合は、そのシート材層のうちの最も上層のものを「最上層のシート材」という。
しかも、分離片の表面から離間した(浮き上がった)状態の誘導部は、その先端縁が分離ローラの周面に当接または近接するように適宜の傾斜角度に屈曲形成されているのであるから、シート材給紙時に上から押されて当該誘導部が分離片の表面と平行状にまで伏せられても、当該誘導部の先端縁は、分離片と分離ローラとのニップ位置に到達することがないから、シート材の重送現象も発生しないという顕著な効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、前記誘導体及び前記誘導部は前記分離片における前記分離ローラの周面と対向する側に配置されているものであるので、誘導体から立ち上がる(浮き上がる)ように誘導部を屈曲させる構成が至極簡単となる。
請求項3に記載の発明によれば、前記誘導体は前記分離片を挟んで前記分離ローラと反対側に配置され、前記誘導部は前記分離片に形成された窓孔を介して、前記分離ローラの周面に臨むように、前記誘導体から延設されているものであるので、分離片の表面側は段差のない平坦面にでき、その上に堆積されたシート材の最下層に誘導体による段差の痕跡が生じない。
請求項4に記載の発明によれば、前記誘導部は前記誘導体自体の弾性力により弾力付勢されていることを特徴とするものである。従って、給紙搬送されるシート材が誘導部個所から離れた瞬間に、誘導部の先端縁が分離ローラの周面に当接または近接するように元の姿勢に復帰できる。そして、そのための構成もシート材の材質を選択するだけで良いので、設計も簡単になり、コストも低減できる。
請求項5に記載の発明によれば、前記請求項1乃至4のいずれかに記載のシート材搬送装置を搭載し、前記シート材としての原稿の画像を読取る読取部を備えた画像読取装置である。従って、原稿はその堆積順序通りに確実に画像読取部に送られるので、後にその送り順序、ひいては画像読取部で読み取られた画像データの順序が間違っているか否かのチェックを省略または簡素化できる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の画像読取装置が搭載されたハウジング内には、被記録媒体に画像を記録するための前記被記録媒体の給紙部と画像記録部とを備えたことを特徴とする画像記録装置である。従って、結果的に原稿の堆積順序通りに、プリントアウトできるから、その後の丁合作業が簡単になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図2は本発明のシート材搬送装置(自動原稿送り装置)を備えた原稿読取装置の斜視図、図3は同じく正面図、図4は開閉カバーを開いた状態のシート材搬送装置の斜視図、図5は開閉カバーを外した状態のシート材搬送装置の斜視図、図6は分離ローラを外した状態のシート材搬送装置の斜視図、図7はシート材搬送装置の要部拡大側断面図、図8(A)は第1実施形態の分離搬送機構の分解斜視図、図8(B)は分離搬送機構の組立状態の斜視図、図9は作用説明図、図10(A)は第2実施形態の分離搬送機構の分解斜視図、図10(B)は組立状態の断面図、図11(A)は第2実施形態の分離搬送機構の作用説明図、図11(B)は図11(A)のX −X 線矢視図、図12(A)は分離ローラへの動力伝達部の側断面図、図12(B)は図12(A)のXIIB−XIIB線矢視図、図13は土手部材の説明のための側断面図、図14(A)は従来技術の分離搬送機構の作用説明図、図14(B)は従来技術の分離搬送機構の配置図である。
本発明の実施形態は、ファクシミリ機能、スキャナ機能、複写機能及びプリンタ機能を備えた多機能装置(複合装置)等における画像読取装置1に搭載されるシート搬送装置2に適用したものである。
本発明の画像読取装置1の本体ケース3は、図示しない多機能装置のハウジングの上面に配置されたものであって、本体ケース3の後側縁に設けた蝶番(図示せず)を介して上下回動可能に蓋状カバー体4が装着され、この蓋状カバー体4の上部一側に、本発明のシート搬送装置2の一例として自動原稿搬送機構( ADF,Auto Document Feeder)が設けられている。蓋状カバー体4を開放した際に表出する本体ケース3の上面には静止原稿用の大判のガラス板5が、同じく上面一側には細長い搬送原稿用ガラス板6が、いずれも水平状態で固定されている。ガラス板5、6の下面側には、光源からガラス板5、6を通して原稿に光を照射し、原稿からの反射光をレンズ及び受光子に集光して電気的信号に変換するいわゆるライン形イメージセンサ等の画像読取手段8が、周知の走行機構によりガイド軸に沿って図2のY軸方向に往復移動可能に設けられている。
実施形態での画像読取手段8はCIS(Contact Image Sensor)であるが、CCD素子(Charge Couped Devise)であっても良い。シート搬送装置2により搬送されるシート材の一例としての原稿9(図7に示す)を読取る場合には、画像読取手段8はガラス板5の読取位置12の下面側にて静止させる。ガラス板6上に画像や文字を有する面を下向きにして載置した原稿9を読み取るときには、ガラス板6の下面に沿ってY軸方向(図3参照)に移動させる。なお、蓋状カバー体4の下面には、スポンジ及び白板等からなる押え体(図示せず)が設けられている。
図2、図3に示すように、シート搬送装置2の上部を覆う開閉カバー7は、蓋状カバー体4の左側から立設する一対の側カバー4aの間に位置し、一対の側カバー4aの左端に設けられたヒンジ部(図示せず)を中心開閉可能に装着されている。
[シート搬送装置2]
シート搬送装置2は、給紙トレイ10a及び原稿載置台14を有する給紙部10に堆積された原稿9を1枚ずつに分離しながら搬送する分離搬送機構部11と、上記の読取位置12に原稿9を搬送し、且つ排紙トレイ13に読取後の原稿9を排出する搬送手段とを備えている。原稿搬送路は、原稿9を分離搬送機構部11から読取位置12を経て排紙トレイ13まで搬送するUターン形状に形成されている。排紙トレイ13は蓋状カバー体4の上面に形成され、給紙部10及び給紙トレイ10aは排紙トレイ13より上方にて分離搬送機構部11に向かって下向き傾斜状に設けられている(図1、図2参照)。搬送手段は、Uターン部を構成する大径の搬送ローラ15(図3〜図5参照)と、読取位置12より下流側にて適宜間隔をあけて配置した複数の搬送ローラと、開閉カバー7の内面に設けられて搬送ローラ15の外周のうち略左半周部位を原稿通過可能な隙間を隔てて覆うUターンガイド部16(図3参照)とで構成されている。従って、給紙部10及び給紙トレイ10aに堆積された原稿9の画像形成面は上向きとし、Uターン形状の原稿搬送路を介して、読取位置12では原稿9の画像形成面は下向きとなる。
[分離搬送機構部11]
次に、分離搬送機構部11の構成について詳述する。図3〜図6に示すように、分離搬送機構部11は給紙部10における原稿9が堆積される原稿載置台14の下端部寄り部位に配置される。分離搬送機構部11は原稿載置台14の上方に配置される分離ローラ20と、吸引ローラ21と、原稿載置台14の取付孔22から上向きに露出して分離ローラ20の下面側周面に当接する分離片23と、この分離片23を分離ローラ20に向かって押圧するための付勢手段の一例としての金属板製のバネ板24と、このバネ板24の表面(上面) に配置される誘導体25とが備えられている。
分離ローラ20と、吸引ローラ21とは、1つの下向き開放状のケース26内に配置され、分離ローラ20と一体的に回転する駆動軸27の一端に取付られた伝動ギヤ28は、上記一方の側カバー4a内の伝動機構(図示せず)を介して動力伝達される。分離片23、ケース26及び分離ローラ20は原稿載置台14の幅方向(以下、幅方向とは原稿9の搬送方向と直交し、且つ原稿9の表面に沿った方向をいう)の中心部に配置されていて、分離ローラ20の長さは原稿載置台14の幅方向の長さよりもかなり短く設定されている。つまり、分離ローラ20を原稿載置台14の幅方向の中心位置にて幅方向に振り分けて配置することで、原稿9の幅サイズの大小に拘らず、分離ローラ20が常に原稿9の幅方向の中央部に当接できる。分離ローラ20のスリーブ20aの外周面には、ゴム等の摩擦係数の大きい素材29が用いられ、他方、分離片23もゴムやコルク等の摩擦係数の大きい素材からなる。
図12(A)に示すように、分離ローラ20の一側部に形成された第1伝動ギヤ30aからケース26内に回転可能に軸支された中間の第2伝動ギヤ30b及び吸引ローラ21の一側部に形成された第3伝動ギヤ30cに動力伝達され、分離ローラ20と吸引ローラ21とは実質的に同じ周速にて同方向に回転する。このような伝動ギヤに代えて、タイミングベルトを分離ローラ20と吸引ローラ21の一側部間に巻掛けしても良い。
図8(A)及び図8(B)に示すように、バネ板24の基部に切り起こしされた複数(実施形態では3方向の3つ)の係止片31a、31b、31cは、分離片23の基部に穿設された矩形状の取付孔32に嵌まって、バネ板24に対する取付姿勢が保持される。バネ板24の中途部24aは下向きV字状に屈曲され、その先端部24bにて、分離片23の先端側裏面を支持している。バネ板24と分離片23の両基部は、図7に示すように、合成樹脂製の原稿載置台14の支持フレーム33a、33bに移動不能に嵌合している。
また、PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂)製のフィルム材などの摩擦係数の小さい誘導体25は、原稿9の搬送方向に長く、幅方向に短い短冊状である。そして、誘導体25の基部には上向きコ字状の屈曲部25aが設けられている。この屈曲部25aの一部は分離片23の取付孔32の後端壁と係止片31cとで挟まれた状態で、取付孔32に嵌まると共に分離片23の後片に当接している。従って、誘導体25は原稿9の搬送方向の前後方向及びそれと直交する左右方向への移動も阻止される。
誘導体25の中途部25bは分離片23の表面に接するまたは近接するように配置され、誘導体25の先端部分である誘導部25cは分離片23の表面のニップ位置N側と適宜の鋭角θ1のなす角度(夾角)で上向きに傾斜状にて離間している(図7参照)。
実施形態では、分離ローラ20の直径が27mm程度であり、分離ローラ20の長さは分離片23の幅寸法(30mm〜50mm)よりも長く設定されている。他方、誘導体25の厚さは0.25mm程度であり、誘導部25c(分離片23の表面からの立ち上がり部位)の長さは5mm〜6mm程度である。また、角度θ1は20度〜60度程度である。誘導体25の誘導部25cのうち先端部分が分離ローラ20の周面に当接していることが好ましいが、誘導部25cの先端部分を分離ローラ20の周面に可及的に限りなく接近させても良い。分離ローラ20及び分離片23の側面からの投影視(側面視)において、分離片23の表面からの誘導部25cの立ち上がり部は、分離片23に堆積された原稿9の最上層と分離ローラ20の周面との接触位置Sと、分離ローラ20の周面と分離片23の表面との接する位置(ニップ位置)Nとの間に位置する。誘導部25cの先端部分が分離ローラ20の周面に接する位置Mも、上記接触位置Sとニップ位置Nとの間に位置することになる(図9参照)。
上記の構成により、原稿載置台14に堆積させた原稿9の量が普通紙換算で50枚程度(堆積高さH1が5mm程度)のとき、分離搬送機構部11での原稿9の分離搬送作用について、図7及び図9を参照しながら説明する。原稿載置台14に上記所定の量だけ堆積させた原稿9を吸引ローラ21方向に押し込むと、ケース26と共に吸引ローラ21は駆動軸27を中心にして上向き回動し、堆積させた原稿9は分離ローラ20の周面に当接するまで、押し込むことができる。なお、後述の構成により、駆動軸27が停止しているとき、吸引ローラ21が自由回転可能となるように構成されていても良い。また、吸引ローラ21の下方には原稿載置台14の表面に一部だけ突出させた自由回転可能な従動ピンチローラ34が配置されている。
読取指令などにより、駆動軸27が回転し、分離ローラ20と吸引ローラ21とが同期して回転すると、原稿載置台14に堆積させた原稿9のうち、最上層の原稿9の先端縁が上記接触位置Sで接触した後、分離ローラ20の周面に対する接線方向S1、かつ下向きに上記最上層の原稿9を含む1〜3枚の原稿9が給紙(搬送)される。弾力性を有する誘導部25cは、分離片23の表面から浮き上がり、且つ誘導部25cの先端縁Mが分離ローラ20の周面に当接または近接している。従って、上記複数の原稿9の先端縁が分離片23の表面に向かって斜め下方に進むとき、当該各原稿9の先端縁が誘導部25cに確実に突き当たることになる。この誘導部25cの表面の摩擦係数が小さいことと、誘導部25cの全体が弾力性を有することから、上記複数の原稿9の先端部分の進行に伴い、誘導部25cは中途部25bとの付け根部(連設部)を中心にして下向きに撓むことにより、分離ローラ20の周面との間に原稿9が通過可能な隙間ができる(図9の二点鎖線参照)。
一方、上記複数の原稿9の先端縁は分離ローラ20の周面に接近する方向M1に誘導される。その場合、分離ローラ20の周面に近い側の原稿9の先端縁が先行し、隣接する下層側の原稿9の先端縁が遅れて側面視で楔状にて進む。その結果、原稿9の先端部分は、分離ローラ20の周面と分離片23との接触位置である(ニップ位置N)に円滑に給紙されことになる(図9参照)。そして、ニップ位置Nの近傍では、最上層の原稿9以外の原稿9は分離片23との摩擦抵抗のため、給紙の進行が阻止され、最上層の原稿9のみが分離されて給紙されるのである。従って、これらの原稿9は分離片23の表面とほぼ平行状にて進行するので、これらの原稿9の先端部分には、従来のような折曲げ癖が発生しないのである。
上記のように、誘導体25における誘導部25cを分離片23の表面から分離ローラ20の周面に当接または近接するように、中途部25bから屈曲させて浮き上がらせることにより、誘導体25の分離片23に対する取付位置の誤差や、分離ローラ20及び分離片23の取付け差により、分離ローラ20の周面と分離片23とのニップ位置Nが給紙方向の上流側または下流側に多少ずれても、分離ローラ20の回転により給送される最上層おそれに隣接する下層の複数枚の原稿9の先端縁が誘導部25cに確実に当接し得る。
換言すれば、給紙搬送される原稿9の堆積高さが高く、且つ原稿(シート材)9の腰が弱い場合であっても、その先端部に折曲癖を発生させない状態で、原稿9の重送や空送りを発生させずに、確実に1枚ずつに分離して給紙するという作用(効果)を達成させることが簡単にでき、分離搬送機構部11の組み込み性が改良できるのである。
図10(A)、図10(B)及び図11(A)、図11(B)に示す分離搬送機構部11の第2実施形態では、分離ローラ20及び吸引ローラ21の構成は第1実施形態と全く同じである。また、分離片23とその裏面から分離ローラ20の周面に押圧する付勢手段としてのバネ板24の構成も第1実施形態と実質的に同じである。
PET樹脂フィルム製等の低摩擦部材からなる誘導体35は、その幅寸法(原稿9の給紙方向と直交する方向の寸法)は、分離片23の幅寸法よりも短く設定されている。第2実施形態での誘導体35の基部35a及び中途部35bは平坦であって、分離片23の裏面側に配置され、基部35aに穿設された四角状の取付孔36は、バネ板24の基部に切り起こしされた複数(実施形態では3方向の3つ)の係止片31a、31b、31cの外周側に当接するように嵌まって、位置及び姿勢が規制される。
誘導体35の中途部35bから誘導部35cを上向きに屈曲させる。分離片23の先端側(分離ローラ20とのニップ位置Nに近い側)に穿設された窓孔37を介して表面側(分離ローラ20の周面に近い側)に向かって延設されている(図11(A)参照)。中途部35bから誘導部35cを上向きに屈曲させる形態には、図10(A)及び図10(B)のように、一旦略90度程度で立ち上げた後、分離片23の表面側に対して小さい角度θ2にて分離ローラ20の周面に当接ように浮き上がらせするもの。図11(A)に示すように、中途部35bから誘導部35cを鋭角θ3にて直接上向きに屈曲させるものなどがある。なお、誘導部25c、35cの先端部分は若干の下向き屈曲部を有していても良い。
このいずれの形態においても、第1実施形態と実質的に同じ分離作用にて、最上層及びそれに隣接する複数枚の原稿9を、その先端部に折曲癖を発生させない状態で、確実に1枚ずつに分離給紙することができる。即ち、原稿載置台14に堆積させた原稿9の量が普通紙換算で50枚程度(堆積高さH1が5mm程度)の多いとき、最上層の原稿9の先端縁が上記接触位置Sで接触した後、分離ローラ20の周面に対する接線方向S1、かつ下向きに上記最上層の原稿9を含む1〜3枚の原稿9が給紙(搬送)される。弾力性を有する誘導部35cは、分離片23の表面から浮き上がり、且つ誘導部35cの先端縁Mが分離ローラ20の周面に当接または近接しているので、上記複数の原稿9の先端縁が分離片23の表面に向かって斜め下方に進むとき、当該各原稿9の先端縁が誘導部35cに確実に突き当たることになる。この誘導部35cの表面の摩擦係数が小さいことと、誘導部35cの全体が弾力性を有することから、上記複数の原稿9の先端部分の進行に伴い、誘導部35cは下向きに撓むことにより、分離ローラ20の周面との間に原稿9が通過可能な隙間ができる(図11(A)の二点鎖線参照)。
上記複数の原稿9の先端縁は分離ローラ20の周面に接近する方向M1に誘導される。その場合、分離ローラ20の周面に近い側の原稿9の先端縁が先行し、隣接する下層側の原稿9の先端縁が遅れて側面視で楔状にて進む。その結果、原稿9の先端部分は、分離ローラ20の周面と分離片23とのニップ位置Nに円滑に給紙されことになる(図11(A)参照)。そして、ニップ位置Nの近傍では、最上層の原稿9以外の原稿9は分離片23との摩擦抵抗のため、給紙の進行が阻止され、最上層の原稿9のみが分離されて給紙されるのである。従って、これらの原稿9は分離片23の表面とほぼ平行状にて進行するので、これらの原稿9の先端部分には、従来のような折曲げ癖が発生しないのである。
図12(A)及び図12(B)は、分離ローラ20と駆動軸27との取付構成であって、金属丸棒製の駆動軸27の略中央部(分離ローラ20の配置位置の一側)には、その軸線と直交する方向にピン40を起立させるために、ピン40の直径より若干大きい径の取付孔41が駆動軸27の直径のうち3分の2の深さまで穿設されている。残りの断面部分には取付孔41より小径の貫通孔42が穿設されている。このように、駆動軸27に取付孔41と貫通孔42とで連通した孔を形成することにより、駆動軸27全体をメッキするとき、取付孔41及び貫通孔42にメッキ液が通ることで、これら取付孔41及び貫通孔42の内周面もメッキされる。
他方、分離ローラ20のスリーブ20aの一側にはリング状の庇部43が一体的に形成され、さらに、庇部43より内周のスリーブ20aの端面には係合突起44が一体的に形成されている。ピン40の長さは、取付孔41の底面から庇部43の内周面までの寸法より若干短いように設定されている(図12(A)及び図12(B)参照)。分離ローラ20の中心孔及びケース26の取付孔に駆動軸27を挿通し、取付孔41及び貫通孔42が分離ローラ20の一側の庇部43よりも外側に出た時点で、ピン40を取付孔41に嵌め入れる。次いで、スナップリング(Ω状のリング)45をケース26の右外面近傍(分離ローラ20を挟んでピン40の位置と反対側)の取付溝に嵌合させる。すると、ピン40とスナップリング45とで分離ローラ20とケース26とを挟むことになるため、分離ローラ20及びケース26が駆動軸27から外れることが不能となり、更に駆動軸27の軸方向への移動も阻止される。駆動軸27の回転により、ピン40に遠心力が働いても、ピン40の半径外側の庇部43の存在により、ピン40は駆動軸27から外れない。
駆動軸27が図示しない駆動モータによって所定方向(図12(B)において右回り)に回転して、ピン40が係合突起44に当接すると、分離ローラ20が図12(B)において右回りに回転して、給紙動作が開始できる。分離された1枚の原稿9の先端部が分離ローラ20より下流側の搬送ローラ15とピンチローラ (従動ローラ)46(図13参照)とで挟持されると、その部分での周速(搬送速度)が分離ローラ20での周速より若干速いので、分離ローラ20の係合突起44がピン40から回転方向に離れる。そうすると、分離ローラ20には駆動軸27からの駆動力は伝達されないで、空回りすることになる。1枚の原稿9の後端が分離ローラ20と分離片23との接触点(ニップ位置N)から抜け出すと、分離ローラ20の回転は一旦停止する。回転している駆動軸27のピン40が係合突起44に追いつくと、再び駆動軸27からの駆動力にて分離ローラ20が回転する。このようにして、原稿載置台14に堆積された複数枚の原稿9はその先行するものと後続するものと間に適宜隙間ができるから、画像読取部での1枚ごとの原稿9の区切りが可能となる。
なお、図13に示すように、ニップ位置Nと下流側の搬送ローラ15とピンチローラ46におけるニップ位置N1と間には、搬送される原稿9の経路方向を上向きから下向きに変更するための土手部材47が支持フレーム33aに一体的に設けられている。これにより、ニップ位置N1とニップ位置Nとの間で張力が作用する原稿9により、バネ板24の付勢力よりも大きな下向きの外力が分離片23に作用して、分離ローラ20とニップが不用意に解除されるの防止している。
本発明では、吸引ローラ21は必須の要件ではない。例えば、分離ローラ20下面方向への原稿載置台14の下り傾斜角度が大きい場合には、その原稿載置台14に堆積させた原稿9の束は原稿載置台14に沿って滑り落ちて分離ローラ20周面に自動的に当接できるからである。
本発明では、分離片の摩擦係数よりも小さい摩擦係数を有する誘導体及び誘導部は、上記の樹脂製以外に、金属板などの種々の素材を適用することができる。
本発明の分離搬送機構11は、画像読取部への原稿の自動給紙の他、給紙トレイに堆積させた用紙を1枚ずつ分離して画像記録部に給紙する装置や、紙幣の自動カウンタにおける給紙部としても適用できる。
本発明で適用した多機能装置の斜視図である。 本発明のシート材搬送装置を備えた画像読取装置の斜視図である。 画像読取装置の正面図である。 画像読取装置の開閉カバーを開いた状態の斜視図である。 開閉カバーを除去した状態の斜視図である。 開閉カバー、分離ローラ21及びケース26を除去した状態の斜視図である。 分離搬送機構11の要部拡大側断面図である。 (A)は第1実施形態の分離搬送機構の分解斜視図、(B)は分離搬送機構の組立状態の斜視図である。 第1実施形態の作用説明図である。 (A)は第2実施形態の分離搬送機構の分解斜視図、(B)は組立状態の斜視図である。 (A)は第2実施形態の分離搬送機構の作用説明図、図11(B)は図11(A)のXI−XI線矢視図である。 (A)は分離ローラへの動力伝達部の側断面図、(B)は図12(A)のXIIB−XIIB線矢視図である。 土手部材の説明のための側断面図である。 (A)は従来技術の分離搬送機構の作用説明図、(B)は従来技術の分離搬送機構の配置図である。
1 画像読取装置
2 シート材搬送装置
3 本体ケース
4 蓋状カバー体
9 シート材としての原稿
11 分離搬送機構
20 分離ローラ
21 吸引ローラ
23 分離片
24 付勢手段としてのバネ板
25、35 誘導体
25c、35c 誘導部
27 伝動軸
32、36 取付孔
37 窓孔

Claims (8)

  1. 回転駆動する分離ローラを用いて所定の載置部に堆積状態で載置された多数枚のシート材のうち最上位のシート材から順に1枚ずつ分離して搬送するシート材搬送装置であって、
    前記載置部からシート材の搬送方向下流側へ向かうほど前記分離ローラの周面に次第に接近するように設けられ、前記分離ローラによって送出される前記シート材の先端部と当接して送り抵抗を生じさせる分離片と、
    この分離片を前記分離ローラに向かって押圧する付勢手段と、
    前記分離片の表面に接して又は近接して配置される中途部と、前記分離ローラの周面の一部と対向する誘導部と、を有する誘導体と、
    を備え、
    前記誘導部は前記分離片の摩擦係数よりも小さい摩擦係数を有するとともに、前記分離片の幅内に配置され、
    前記誘導部は、その先端縁が、前記分離ローラの周面に当接または近接するように前記中途部から屈曲させて浮き上がらせることにより前記分離片の表面から離間して形成され、
    前記載置部に堆積状態で載置されたシート材のうち当該シート材搬送装置によって分離搬送されるべきシート材の先端と前記分離ローラとの接触位置が、前記誘導部の先端縁が前記分離ローラの周面に当接または近接する位置よりもシート材の搬送方向の上流側にあるときは、前記分離片と前記分離ローラとによる前記シート材のニップ位置と、このニップ位置よりもシート材の搬送方向の上流側にある前記接触位置との間において、前記分離ローラによって送出されることにより前記誘導部に当接した前記シート材の先端が前記分離ローラの周面に沿って前記ニップ位置に導かれるように構成されていることを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 前記誘導体及び前記分離片は前記分離ローラの周面のうち下側の周面と対向するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート材搬送装置。
  3. 前記誘導体に基部は前記分離片を挟んで前記分離ローラと反対側に配置され、
    前記分離片に形成された取付孔と前記付勢手段に設けられて前記取付孔に係止する係止片とにより前記誘導体の基部が挟まれて固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシート材搬送装置。
  4. 前記付勢手段はバネ板であり、このバネ板の基部に複数の前記係止片が切り起こし形成され、前記バネ板の中途部が屈曲されてその先端部にて前記分離片の裏面を支持するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のシート材搬送装置。
  5. 前記誘導部は前記分離片に形成された窓孔または取付孔を介して、前記分離ローラの周面に臨むように、前記誘導体から延設されていることを特徴とする請求項3または4に記載のシート材搬送装置。
  6. 前記誘導部は前記誘導体自体の弾性力により弾力付勢されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシート材搬送装置。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれかに記載のシート材搬送装置を搭載し、前記シート材としての原稿の画像を読取る読取部を備えた画像読取装置。
  8. 請求項7に記載の画像読取装置が搭載されたハウジング内には、被記録媒体に画像を記録するための前記被記録媒体の給紙部と画像記録部とを備えたことを特徴とする画像記録装置。
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