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JP4748759B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

識別情報の変動結果に基づき開閉可能な普通電動役物及び当該識別情報の変動時間が短縮されうる特定遊技を有したパチンコ遊技機に関する。
従来から、パチンコ遊技機には、遊技領域内の所定の入賞部{例えば、始動口又は通過口(ゲート)}に打球が流入したことに基づいて抽選を行い、この抽選結果を識別情報表示装置(例えば画像表示装置)に表示するものが広く親しまれている。また、最近では、上記のパチンコ遊技機に、いわゆる大当たり以外に遊技者に有利な状況を創出するものが販売されており、代表的なものとして、大当たり確率が通常時と異なる確率変動遊技や、始動口への入賞割合を変動させる変動短縮遊技(時短遊技)等の特定遊技が付加されたものが知られている。
このような遊技機には、遊技盤上に配設された図柄作動領域と、当該図柄作動領域に打球が流入したことによって所定時間変動表示を行った後に抽選結果に応じた図柄を表示する図柄表示装置と、当該図柄表示装置に特定の態様が表示された(抽選結果が当たりであった)ときに所定時間開放する電動役物が配設され、通常遊技中には、図柄変動時間を長く(例えば30秒)、当たり時の開放時間を短く(例えば0.5秒)設定しており、特定遊技中には、図柄変動時間を短く(例えば5秒)、当たり時の開放時間を長く(例えば3秒)設定している。ここで、図柄変動時間の管理は、変動開始時に当該遊技状況(特定遊技中か否か)を判定して、当該図柄変動時間を設定し、設定された時間が経過したかを判定するように行われる。
特開2001−680
しかしながら、このような管理方法では、特定遊技状態への移行時において変動中の普通図柄は、移行前の情報に基づいて設定された時間だけ変動することとなり、特定遊技状態移行後の普通図柄に対する遊技の利益還元タイミングにばらつきが生じるという問題がある。例えば、図9のタイミングチャートは、従来のパチンコ遊技機における関連各要素の動きを時系列的に示したものである。まず、本例における検出信号S及びSは、いずれも非変動短縮遊技中に、普通図柄に関する特定の入賞部(例えば通過口)のゲート通過検出器により検出された信号である。これら検出信号に基づき、まず最初の信号Sに基づく普通図柄変動が、検出と同時に開始し、非変動短縮遊技時における設定時間(t)経過後に終了する。そして、当該信号Sが「当たり」であったため、可変入賞口は開放し、非変動短縮遊技時における設定時間(t)経過後に閉鎖する。そして、可変入賞口の閉鎖後、次の信号Sに基づく普通図柄変動が開始する。ここで、信号Sの変動開始時も非変動短縮遊技時であるので、当該変動中に遊技状態が変動短縮遊技に切り替わった場合であっても、非変動短縮遊技時における設定時間(t)経過後に終了するのが実情であった。
本発明(1)は、上記の問題に鑑みなされたもので、
遊技領域内の特定の入賞部(通過口30)に打球が流入したことに基づいて乱数(当選乱数)を取得する乱数取得手段(普通図柄乱数取得手段114)と、
識別情報の変動開始条件が成立したことによって、前記乱数取得手段(普通図柄乱数取得手段114)により取得した乱数(当選乱数)に基づいて識別情報を所定時間変動させた後に停止させる識別情報変動制御手段(普通図柄制御手段134)と、
前記識別情報が特定の態様となった場合に、可変入賞口(始動入賞口20)を作動する可変入賞口制御手段(普通電動役物開閉制御手段150)と、
を備え、
遊技状態によって、前記識別情報変動制御手段(普通図柄制御手段134)による識別情報の変動時間が変化しうるパチンコ遊技機であって、
前記識別情報変動制御手段(普通図柄制御手段134)は、
一つのタイマ(タイマ134a)と、
当該識別情報の変動開始時に前記タイマ(タイマ134a)をクリアするリセット手段(リセット手段134b)と、
当該識別情報が所定時間変動したか否かを前記タイマ(タイマ134a)により判定するタイマ判定手段(タイマ判定手段134c)と、
を有し、
前記タイマ判定手段(タイマ判定手段134c)には、
非変動短縮遊技状態時(例えば通常遊技状態時)に使用される第一タイマ判定部(第一タイマ判定部134c−1)と、
前記非変動短縮遊技状態時(例えば通常遊技状態時や特別遊技状態時)よりも前記識別情報の変動時間が短い変動短縮遊技状態時(例えば確率変動遊技時や時間短縮遊技時)に使用される第二タイマ判定部(第二タイマ判定部134c−2)と
を有する。
本発明(2)は、前記発明(1)において、前記非変動短縮遊技状態時が、通常遊技状態又は特別遊技状態時であり、前記変動短縮遊技状態時が、確率変動短縮遊技状態時又は時間短縮遊技状態時である。
本発明(3)は、前記発明(1)又は前記発明(2)において、前記タイマ(タイマ134a)がインクリメントカウンタである。
本発明(4)は、前記発明(1)又は前記発明(2)において、
前記タイマ{タイマ134a(2)}がデクリメントカウンタであり、
前記識別情報変動制御手段{普通図柄制御手段134(2)}は、
当該リセット手段{リセット手段134b(2)}によりクリアされた当該タイマ{タイマ134a(2)}に所定値をセットするカウントセット手段(カウントセット手段134d)を更に有する。
本発明(1)によれば、非変動短縮遊技状態時から変動短縮遊技状態時への特定遊技への移行時において変動中の普通図柄は、変動短縮遊技状態時における設定時間を経過したことが確認された時点で変動を終了するので、変動短縮遊技状態移行後の普通図柄に対する遊技の利益還元タイミングにばらつきが生じるという問題を防止できこれにより安定した変動短縮遊技が実行できるという効果を奏する。更に、本発明(1)によれば、一つのタイマを用いて二種類の変動時間管理を行っているため、記憶容量の増加幅を最小限に抑えることが可能になるという効果も奏する。
本発明(2)によれば、1)通常遊技状態から確率変動短縮遊技状態に移行、2)通常遊技状態から時間短縮遊技状態に移行、3)特別遊技状態から確率変動短縮遊技状態に移行、又は、4)特別遊技状態から時間短縮遊技状態に移行時において変動中の普通図柄は、確率変動短縮遊技状態時又は時間短縮遊技状態時における設定時間を経過したことが確認された時点で変動を終了するので、確率変動短縮遊技状態又は時間短縮遊技状態移行後の普通図柄に対する遊技の利益還元タイミングにばらつきが生じるという問題を防止できこれにより安定した変動短縮遊技が実行できるという効果を奏する。更に、本発明(2)によれば、一つのタイマを用いて二種類の変動時間管理を行っているため、記憶容量の増加幅を最小限に抑えることが可能になるという効果も奏する。
本発明(3)によれば、非変動短縮遊技状態時(例えば通常遊技状態又は特別遊技状態)から変動短縮遊技状態時(例えば確率変動遊技又は時間短縮遊技)への移行時において変動中の普通図柄は、変動短縮遊技状態時における設定時間を経過したことが確認された時点で変動を終了するので、変動短縮遊技状態移行後の普通図柄に対する遊技の利益還元タイミングにばらつきが生じるという問題を防止できこれにより安定した変動短縮遊技が実行できるという効果を奏する。また、本発明(3)によれば、一つのタイマを用いて二種類の変動時間管理を行っているため、記憶容量の増加幅を最小限に抑えることが可能になるという効果も奏する。更に、本発明(3)によれば、タイマとしてインクリメントカウンタを用いているので、タイマをゼロクリアした後、遊技状態に応じた所定値を再度セットする必要が無いという効果も奏する。
本発明(4)によれば、非変動短縮遊技状態時から変動短縮遊技状態時への移行時において変動中の普通図柄は、変動短縮遊技状態時における設定時間を経過したことが確認された時点で変動を終了するので、変動短縮遊技状態移行後の普通図柄に対する遊技の利益還元タイミングにばらつきが生じるという問題を防止できこれにより安定した変動短縮遊技が実行できるという効果を奏する。また、本発明(4)によれば、一つのタイマを用いて二種類の変動時間管理を行っているため、記憶容量の増加幅を最小限に抑えることが可能になるという効果も奏する。更に、本発明(4)によれば、タイマとしてデクリメントカウンタを用いているので、タイムアップした際にCPUが発生するゼロフラグを活用することができる。これにより、時間が所定時間に達したか否かを判定するためのプログラムが簡素になるという効果も奏する。
まず、本特許請求の範囲及び本明細書中で用いられる用語の意義につき説明する。「特定の入賞部」とは、識別情報変動の条件となるような入賞部をいい、典型的には、普通図柄作動口又はゲートを挙げることができる。「識別情報」とは、遊技者が視覚的に識別可能な一切の表示情報を指し、例えば、液晶による図柄(記号、数字、キャラクタ等)やLED等のランプ(7セグやドット等)を挙げることができる。「非変動短縮遊技状態」とは、可変入賞口の作動と関連する識別情報の変動時間が比較的長い状態(例えば30秒)をいい、例えば、通常遊技状態や特別遊技状態を挙げることができる。「変動短縮遊技状態」とは、可変入賞口の作動と関連する識別情報の変動時間が非変動遊技時の変動時間よりも短い状態(例えば5秒)をいい、例えば、確率変動遊技状態や時間短縮遊技状態(変動短縮遊技状態)を挙げることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態につき説明する。但し、あくまで最良の形態であり、本発明が適用可能なパチンコ遊技機、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序や各ステップの処理を担う手段名等につき、以下の態様に限定されるものではない。
本発明が適用可能なパチンコ遊技機の一例を、図を参照しながら説明する。図1に示すように、該パチンコ遊技機は、外枠に対して前枠が回動可能に固定されている構成を採っている。該前枠には、遊技盤1を収容する収容枠が形成されており、この収容枠に遊技盤1が保持されている。該遊技盤には、内レール及び外レールにより区画された遊技領域が形成されており、この遊技領域に、特別図柄の表示を行う図柄表示部42及び保留球の表示を行う保留表示部44を有する図柄表示装置40、打球の流入を検知可能なセンサが取り付けられている通過口(普通図柄作動ゲート)30、打球の流入を検知可能なセンサが取り付けられている始動入賞口(特別図柄作動口、普通電動役物)20、特別遊技中に所定個数の入賞があるまで又は所定時間が経過するまで開放しつづける大入賞口10、遊技効果ランプ50(例えばサイドランプ)、いずれの入賞口にも入賞しなかった打球を遊技領域外に排出するためのアウト口60が設けられている。
ここで、始動入賞口20は、そこへの打球の入賞が検知可能な入賞検出装置22が取り付けられている入賞口26と、普通電動役物ソレノイド24により開閉駆動可能な電動役物28とを備えている。前記電動役物28は、後述するように、通過口30の打球の通過により取得された当選乱数が当たりであった場合、遊技状態に応じて所定時間開放される。
図2は、該パチンコ遊技機の背面であり、主制御装置が搭載されている遊技制御装置(主制御装置、メイン基盤)100、表示制御装置(サブ基盤)40、賞球払出機構70(賞球タンク71、賞球レール73、賞球払出装置75)、賞球制御装置80などが、前枠裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3に、本好適態様に係るパチンコ遊技機のブロック図の一例を示す。図3に示すように、遊技制御装置100は、大入賞口10、始動入賞口20、通過口30、図柄表示装置40、各種遊技効果ランプ50(例えばサイドランプ)と電気的に接続されている。以下、各要素につき説明する。遊技制御装置(主制御装置)100は、各入賞口への入賞を判定する入賞判定手段110、各種乱数(例えば当選乱数や演出決定乱数)を記録するための乱数記録手段115、遊技盤上の各種図柄表示装置(例えば特別図柄表示部42や普通図柄表示部44を有する図柄表示装置40)に表示される各種図柄(例えば特別図柄や普通図柄)を決定するための図柄決定手段120、現在の遊技状態を判定する遊技状態判定手段125、前記の各種図柄表示装置(例えば図柄表示装置40)の表示内容を制御するための表示制御手段130、大入賞口10が所定条件開放し続ける特別遊技(例えば、1回当たり、大入賞口10内の入賞検出装置12が10球入賞をカウントした後又は30秒経過後に閉じる動作を、大入賞口10内の特定領域を通過することにより、最大16回まで継続される)の開始及び終了のタイミングを判定するための特別遊技判定実行手段140、始動入賞口20の普通電動役物を普通電動役物ソレノイド24を用いて開閉制御するための普通電動役物開閉制御手段150、前記普通電動役物が遊技者に有利な条件で開放する変動短縮遊技(時間短縮遊技)の開始及び終了のタイミングを判定するための変動短縮遊技実行判定手段160を備えている。
ここで、上記各手段は、更に以下で述べる手段を有している。まず、入賞判定手段110は、後述する通過口30の普通図柄作動ゲート通過検出装置32での検知に基づき普通図柄に関する当選乱数を取得する普通図柄当選乱数取得手段114と、後述する始動入賞口20の入賞検出装置22での検知に基づき特別図柄に関する当選乱数と演出決定乱数を取得する特別図柄乱数取得手段112とを含む。乱数記録手段115は、特別図柄に関する乱数(当選乱数、演出決定乱数等)を記録するための特別図柄乱数記録手段115aと、普通図柄に関する乱数(当選乱数等)を記録するための普通図柄乱数記録手段115bを含む。図柄決定手段120は、特別図柄当たり決定テーブルを参照しながら特別図柄に関する当選乱数が当たりか否かを決定する特別電動役物当たり決定手段122と、普通図柄に関する当選乱数を普通図柄当たり決定テーブルを参照しながら普通図柄に関する当選乱数が当たりか否かを決定する普通電動役物当たり決定手段124とを含む。表示制御手段130は、特別図柄に関する当選乱数と演出決定乱数に基づき、図柄表示装置40の特別図柄表示部42上で所定時間特定図柄を変動させた後に停止させる特別図柄制御手段132と、普通図柄に関する当選乱数と遊技状態に基づき、図柄表示装置40上の普通図柄表示部44上で所定時間普通図柄を変動させた後に停止させる普通図柄制御手段134とを含む。特別遊技判定実行手段140は、特別遊技を開始するか否かを判定する特別遊技移行判定手段142と、所定条件下で特別遊技を終了する特別遊技終了手段144とを含む。普通電動役物開閉制御手段150は、普通電動役物ソレノイド24を駆動して始動入賞口20の電動役物を開放させるか否かを判定する開放条件判定手段152と、前記普通電動役物ソレノイド24の駆動を止めて前記電動役物を閉鎖させるか否かを判定する閉鎖条件判定手段154とを有する。変動短縮遊技実行判定手段160は、変動短縮遊技に移行するか否かを判定する変動短縮遊技移行判定手段162と、変動短縮遊技を終了して他の遊技状態に移行するか否かを判定する変動短縮遊技終了判定手段164とを含む。
これらの内、本発明の特徴部分である普通図柄制御手段134につき更に説明する。図3に示すように、普通図柄制御手段134は、普通図柄の変動時間をカウントするタイマ134a(インクリメントカウンタ)と、前記タイマ134aのカウント値をクリア(ゼロクリア)するリセット手段134bと、普通図柄が所定時間変動したか否かを前記タイマ134aにより判定するタイマ判定手段134cを有する。更に、前記タイマ判定手段134cは、非変動短縮遊技状態時(通常遊技状態時や特別遊技状態時)に使用される第一タイマ判定部134c−1と、変動短縮遊技状態時(時間短縮遊技状態時や確率変動遊技状態時)に使用される第二タイマ判定部134c−2とを有する。
次に、本好適態様に係る処理の内、遊技制御装置100側で行う処理の流れの一例を図4〜図8を参照しながら説明する。まず、図4は、遊技制御装置100が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。図4に示すように、遊技制御装置100は、入賞判定処理200、タイマ更新処理300、特別図柄決定処理400、普通図柄決定処理500、普通電動役物判定駆動処理600、特別遊技判定実行処理700、変動短縮遊技実行判定処理800、表示制御処理900の各処理をループして行っている。そして、各処理の条件が成立した際、当該処理を行うこととし、当該条件が不成立の場合には当該処理をスキップして次の処理を行う。各処理の概要を説明する。尚、本発明の特徴となる処理(普通図柄に関する入賞判定処理200、普通図柄決定処理500、普通電動役物判定駆動処理600、変動短縮遊技実行判定処理800)については後に詳述する。まず、入賞判定処理200においては、入賞判定手段110が、各入賞口(大入賞口10、始動入賞口20、通過口30等)へ入賞したか否かの判定を行う。ここで、始動入賞口20に入賞した場合には、保留球が上限(例えば4個)でないことを条件として、特別図柄乱数取得手段112が、特別遊技に移行するか否かを決定するための当選乱数と、図柄表示装置40の特別図柄表示部42上に特別図柄を所定時間変動させた後に停止させる一連の変動態様の内容を決定するための演出決定乱数を取得する。次に、タイマ更新処理300においては、普通図柄制御手段134が、タイマ134aを加算する処理を行う。次に、特別図柄決定処理400においては、特別電動役物当たり決定手段122及び特別図柄制御手段132が、特別図柄に関する前記当選乱数及び前記演出決定乱数に基づき、「当たり」か否かと、図柄表示装置40の特別図柄表示部42上で演出される特別図柄の変動態様と停止図柄を決定する処理を行う。次に、特別遊技判定実行処理700においては、特別遊技判定実行手段140が、特別遊技に関する前記当選乱数が「当たり」であった場合、上記した特別遊技を実行する処理を行う。最後に、表示制御処理900については、特別図柄の表示に関しては、表示制御手段130の特別図柄制御手段132が、図柄表示装置40の特別図柄表示部42上で、決定された変動態様を行い決定された特別図柄で停止するような処理を行う。また、普通図柄の表示に関しては、表示制御手段130の普通図柄制御手段134が、図柄表示装置40の普通図柄表示部44上で、遊技状態に応じた変動時間を経た後、決定された普通図柄で停止するような処理を行う。
以下、普通図柄に関する入賞判定処理200、普通図柄決定処理500、普通電動役物判定駆動処理600、変動短縮遊技実行判定処理800につき詳述する。まず、図5を参照しながら、普通図柄に関する入賞判定処理200につき説明する。まず、ステップ202で、入賞判定手段110は、通過口30の普通図柄作動ゲート通過検出装置32に打球が入賞(流入、通過)したか否かを判定する。入賞が確認された場合、ステップ204で、入賞判定手段110は、保留球上限内(例えば3個以内)であるかを判定し、保留球上限内であった場合には、普通図柄乱数取得手段114は、普通図柄に関する当選乱数(FR)を取得し、ステップ206で、保留球を1加算するという形で、普通図柄乱数記録手段115b中に当該当選乱数を記録し、次の処理(タイマ更新処理)に移行する。尚、ステップ202及びステップ204でNoと判定されたときには、当該処理を終了し、次の処理に移行する。
次に、図6を参照しながら、普通図柄決定処理500につき説明する。まず、ステップ502において、普通図柄制御手段134は、普通図柄乱数記録手段115bにアクセスし、保留球があるか否かを判定する。保留球がある場合には、ステップ504で、普通図柄制御手段134は、普通図柄変動が許可されているか、具体的には、現在図柄変動中であるか否か等を判定する。そして、普通図柄変動が許可されている場合には、ステップ506で、普通図柄制御手段134は、普通図柄乱数記録手段115bから当該当選乱数を読み込むと共に、保留球を1減算する。次に、ステップ508で、普通図柄制御手段134は、当たり乱数テーブル(ブロック図には示していない)を参照して当該当選乱数が「当たり」か否かを判定する。そして、ステップ510及びステップ512で、普通図柄制御手段134は、当該当選乱数が「当たり」である場合には当たり図柄をセットし、「外れ」である場合には外れ図柄をセットする。次に、ステップ514で、リセット手段134bは、タイマ134a(普通図柄に関する変動タイマ)をリセットする。そして、ステップ516で、普通図柄制御手段134は、普通図柄変動コマンドを図柄表示装置40に送信し、次の処理(普通電動役物判定駆動処理)に移行する。尚、ステップ502及びステップ504でNoと判定されたときには、当該処理を終了し、次の処理に移行する。
次に、図7を参照しながら、普通電動役物判定駆動処理600につき説明する。まず、遊技状態判定手段125は、変動短縮中フラグ(ステップ806で、特別遊技終了後、当たり図柄が変動短縮図柄である場合にオンされるフラグ)がオンか否かを判定する。次に、変動短縮中フラグオンの場合、タイマ判定手段134cの内、第二タイマ判定部134c−2が作動し、ステップ604で、当該第二タイマ判定部134c−2は、変動タイマが5秒経過したか否かを判定する。他方、変動短縮中フラグオフの場合、タイマ判定手段134cの内、第一タイマ判定部134c−1が作動し、ステップ606で、当該第一タイマ判定部134c−1は、変動タイマが30秒経過したか否かを判定する。そして、ステップ608で、第一タイマ判定部134c−1又は第二タイマ判定部134c−2が、所定時間(前者は30秒、後者は5秒)経過したと判定した場合には、図柄表示装置40に変動終了コマンドを送信し、普通図柄表示部44での図柄変動を終了させる。次に、ステップ610で、普通図柄制御手段134は、当該当選乱数(FR)が「当たり」か否かを判定し、「当たり」であった場合には、ステップ612で、開放延長フラグ(ステップ808で、特別遊技終了後、当たり図柄が変動短縮図柄である場合にオンされるフラグ)がオンか否かを判定する。次に、ステップ614及びステップ616で、普通図柄制御手段134は、開放延長フラグオンの場合には開放時間に5秒をセットし、開放延長フラグオフの場合には開放時間に0.5秒をセットする。そして、ステップ618で、普通電動役物開閉制御手段150の開放条件判定手段152は、始動入賞口20の電動役物を開放すると共に、ステップ620で、電動役物開放中フラグをオンにする。次に、ステップ622で、閉鎖条件判定手段154は、電動役物開放中フラグがオンか否かを判定する。次に、ステップ624で、普通電動役物開閉制御手段150の閉鎖条件判定手段154は、開放タイマが0であるか否か(即ち、セットされた所定の開放時間に達したか否か)を判定し、開放タイマが0である場合には、ステップ626で、電動役物開放中フラグをオフにし、ステップ628で、始動入賞口20の電動役物の閉鎖駆動を行い、次のステップ(特別遊技判定実行処理700)に移行する。また、ステップ604、ステップ606及びステップ610でNoと判定されたときには、ステップ622に移行し、ステップ622及びステップ624でNoと判定されたときには、次の処理に移行する。
次に、図8を参照しながら変動短縮遊技実行判定処理800につき説明する。まず、ステップ802で、変動短縮遊技実行判定手段160は、特別遊技が終了したか否かを判定する。次に、ステップ804で、変動短縮遊技移行判定手段162は、特定図柄に関する当たり図柄が変動短縮図柄か否かを判定する。そして、特定図柄に関する当たり図柄が変動短縮図柄であった場合には、ステップ806及びステップ808で、変動短縮遊技移行判定手段162は、変動短縮中フラグ及び開放延長フラグをオンにする。
次に、上記構成に基づいて達成される本発明の作用につき、図10(第一のパターン)及び図11(第二のパターン)のタイミングチャートを参照しながら、本好適態様の関連各要素の動きを時系列的に説明する。ここで、第一のパターンとは、変動タイマがt秒(t>t>t)経過した時点で変動短縮中フラグがオンになる場合であり、第二のパターンとは、変動タイマがt秒(t>t>t)経過した時点で変動短縮中フラグがオンになる場合である。
はじめに、図10を参照しながら第一のパターンにつき説明する。まず、通過口30内に設けられた普通図柄作動ゲート通過検出装置(ゲート検出器)32が、非変動短縮遊技中に3個の打球の流入を検出し、これらがいずれも「当たり」であることを想定する(検出順にS10、S11、S12の検出信号)。これら検出信号は、普通図柄乱数記録手段115bに一旦記録され、普通図柄の変動開始条件が成立するまで変動を待機することになる。ただ、この例の場合は、最初の検出信号S10に関しては、検出と同時に変動開始条件が成立していたため、普通図柄制御手段134は、図柄表示装置40の普通図柄表示部44上で普通図柄の変動をただちに開始すると共に、タイマ134aをゼロクリアする。そして、非変動短縮遊技時を担当する第一タイマ判定部134c−1が、タイマ134aが所定時間(t)経過したか否かを監視し続ける。そして、普通図柄制御手段134は、当該所定の変動時間(t)経過後に変動を停止すると共に、普通電動役物開閉制御手段140は、当該変動停止後に、始動入賞口20の普通電動役物ソレノイド24を駆動して電動役物を開放し、非変動短縮遊技の際に設定されている所定の変動時間(t)経過後に閉鎖する。
次に、ポイントとなる二番目の検出信号S11につき詳述する。最初の検出信号S10に基づく電動役物の閉鎖後(換言すれば、検出信号S11についての変動開始条件成立後)、普通図柄制御手段134は、図柄表示装置40の普通図柄表示部44上で普通図柄の変動を開始すると共に、タイマ134aをゼロクリアする。そして、非変動短縮遊技時を担当する第一タイマ判定部134c−1が、タイマ134aが所定時間(t)経過したか否かを監視し続ける。ここで、遊技状態判定手段125が、t秒に達する前のt秒(t>t>t)時点で遊技状態が非変動短縮遊技から変動短縮遊技に移行したことを判定したことを受け、タイマ判定手段134cは、タイマ134aを監視する担当を第一タイマ判定部134c−1から第二タイマ判定部134c−2に切り替える。そして、第二タイマ判定部134c−2が、変動短縮遊技の際に設定されている所定の変動時間(t)経過したか否かを監視し続ける。そして、所定時間(t)経過が確認された時点で、普通図柄制御手段134は、当該所定の変動を停止すると共に、普通電動役物開閉制御手段140は、当該変動停止後に、始動入賞口20の普通電動役物ソレノイド24を駆動して電動役物を開放し、変動短縮遊技の際に設定されている所定の変動時間(t)経過後に閉鎖する。
最後に、三番目の検出信号S12につき詳述する。二番目の検出信号S11に基づく電動役物の閉鎖後、普通図柄制御手段134は、図柄表示装置40の普通図柄表示部44上で普通図柄の変動を開始すると共に、タイマ134aをゼロクリアする。そして、変動短縮遊技時を担当する第二タイマ判定部134c−2が、タイマ134aが所定時間(t)経過したか否かを監視し続ける。そして、所定時間(t)経過が確認された時点で、普通図柄制御手段134は、当該所定の変動を停止すると共に、普通電動役物開閉制御手段140は、当該変動停止後に、始動入賞口20の普通電動役物ソレノイド24を駆動して電動役物を開放し、変動短縮遊技の際に設定されている所定の変動時間(t)経過後に閉鎖する。
次に、図11を参照しながら第二のパターンにつき説明する。まず、通過口30内に設けられた普通図柄作動ゲート通過検出装置(ゲート検出器)32が、非変動短縮遊技中に2個の打球の流入を検出し、これらがいずれも「当たり」であることを想定する(検出順にS21、S22の検出信号)。これら検出信号は、普通図柄乱数記録手段115bに一旦記録され、普通図柄の変動開始条件が成立するまで変動を待機することになる。ただ、この例の場合は、最初の検出信号S21に関しては、検出と同時に変動開始条件が成立していたため、普通図柄制御手段134は、図柄表示装置40の普通図柄表示部44上で普通図柄の変動をただちに開始すると共に、タイマ134aをゼロクリアする。そして、非変動短縮遊技時を担当する第一タイマ判定部134c−1が、タイマ134aが所定時間(t)経過したか否かを監視し続ける。その後、所定時間(t)経過後、普通図柄制御手段134は、当該所定の変動時間(t)経過後に変動を停止すると共に、普通電動役物開閉制御手段140は、当該変動停止後に、始動入賞口20の普通電動役物ソレノイド24を駆動して電動役物を開放し、非変動短縮遊技の際に設定されている所定の変動時間(t)経過後に閉鎖する。
次に、ポイントとなる二番目の検出信号S22につき詳述する。最初の検出信号S21に基づく電動役物の閉鎖後(換言すれば、検出信号S22についての変動開始条件成立後)、普通図柄制御手段134は、図柄表示装置40の普通図柄表示部44上で普通図柄の変動を開始すると共に、タイマ134aをゼロクリアする。そして、非変動短縮遊技時を担当する第一タイマ判定部134c−1が、タイマ134aが所定時間(t)経過したか否かを監視し続ける。ここで、遊技状態判定手段125が、t秒に達する前のt秒(t>t>t)時点で遊技状態が非変動短縮遊技から変動短縮遊技に移行したことを判定したことを受け、タイマ判定手段134cは、タイマ134aを監視する担当を第一タイマ判定部134c−1から第二タイマ判定部134c−2に切り替える。そして、第二タイマ判定部134c−2が、変動短縮遊技の際に設定されている所定の変動時間(t)経過したか否かを監視することになる。ここで、当該判定部の切換時点で、既に所定時間(t)が経過しているので、普通図柄制御手段134は、当該所定の変動を停止すると共に、普通電動役物開閉制御手段140は、当該変動停止後に、始動入賞口20の普通電動役物ソレノイド24を駆動して電動役物を開放し、変動短縮遊技の際に設定されている所定の変動時間(t)経過後に閉鎖する。
このように、上記好適態様によれば、非変動短縮遊技時から変動短縮遊技時への移行時において変動中の普通図柄は、変動短縮遊技時における設定時間を経過したことが確認された時点で変動を終了するので、変動短縮遊技移行後の普通図柄に対する遊技の利益還元タイミングにばらつきが生じるという問題を防止できこれにより安定した変動短縮遊技が実行できるという効果を奏する。また、上記好適態様によれば、一つのタイマを用いて二種類の変動時間管理を行っているため、記憶容量の増加幅を最小限に抑えることが可能になるという効果も奏する。更に、上記好適態様によれば、タイマとしてインクリメントカウンタを用いているので、タイマをゼロクリアした後、遊技状態に応じた所定値を再度セットする必要が無いという効果も奏する。
次に、別の好適態様につき説明する。上記好適態様との相違点は、タイマとしてインクリメントカウンタではなくデクリメントカウンタを用いた点である{図4のタイマ更新処理300で、普通図柄制御手段134(2)が、タイマ134a(2)を減算する処理を行う}。以下、当該別の好適態様につき、上記好適態様と相違する部分を中心に説明する。尚、以下では、図12〜14を参照して説明するが、これらの図中に示された要素及びステップの内、上記好適態様に係る図3、図6及び図7中に示された要素及びステップと構成や処理が相違しないものについては、同一符号を付することで説明を省略することとする。
図12は、当該別の好適態様に係るパチンコ遊技機のブロック図の一例を示す。図12に示すように、遊技制御装置100(2)中の表示制御手段130(2)の普通図柄制御手段134(2)は、カウントセット手段134dを有する。当該カウントセット手段134dは、リセット手段134bがデクリメントカウンタであるタイマ134a(2)をゼロリセットした後、当該タイマ134a(2)に所定のカウント値をセットするものである。
次に、図13は、普通図柄決定処理を示したフローチャートである。当該別の好適態様における普通図柄決定処理500’の特徴的なステップは、ステップ515である。当該ステップにおいて、リセット手段134b(2)が、デクリメントカウンタであるタイマ134a(2)をゼロリセットすると共に、カウントセット手段134dが、所定値として30秒をセットする。
次に、図14は、普通電動役物判定駆動処理を示したフローチャートである。当該別の好適態様における普通図柄決定処理600’の特徴的なステップは、ステップ603、ステップ605及びステップ607である。ステップ602で変動短縮中フラグオンと判定した場合、ステップ603で、タイマ判定手段134c(2)の内、第二タイマ判定部134c−2(2)が作動し、当該第二タイマ判定部134c−2(2)は、変動タイマ残が25秒以下であるか否かを判定する。そして、変動タイマ残が25秒以下である場合には、ステップ607で、リセット手段134b(2)は、変動タイマをゼロクリアして、ステップ608に移行する。他方、変動短縮中フラグオフの場合、タイマ判定手段134c(2)の内、第一タイマ判定部134c−1(2)が作動し、ステップ605で、当該第一タイマ判定部134c−1(2)は、変動タイマがタイムアップ(ゼロ)であるか否かを判定する。そして、変動タイマタイムアップの場合には、ステップ608に移行する。尚、ステップ603及びステップ605においてNoの場合には、ステップ622に移行する。
当該別の好適態様における作用は、図10及び図11に示したタイミングチャートと全く同じである。
このように、当該別の好適態様によれば、非変動短縮遊技時から変動短縮遊技時への移行時において変動中の普通図柄は、変動短縮遊技時における設定時間を経過したことが確認された時点で変動を終了するので、変動短縮遊技移行後の普通図柄に対する遊技の利益還元タイミングにばらつきが生じるという問題を防止できこれにより安定した変動短縮遊技が実行できるという効果を奏する。また、当該別の好適態様によれば、一つのタイマを用いて二種類の変動時間管理を行っているため、記憶容量の増加幅を最小限に抑えることが可能になるという効果も奏する。更に、当該別の好適態様によれば、タイマとしてデクリメントカウンタを用いているので、タイムアップした際にCPUが発生するゼロフラグを活用することができる。これにより、時間が所定時間に達したか否かを判定するためのプログラムが簡素になるという効果も奏する。
図1は、本発明が適用可能なパチンコ遊技機の一例の正面図である。 図2は、本発明が適用可能なパチンコ遊技機の一例の背面図である。 図3は、本発明の好適な態様のブロック図の一例である。 図4は、本発明の好適な態様で行われる、主制御装置側での典型的な流れの一例を示したフローチャートである。 図5は、本発明の好適な態様で行われる入賞判定処理の一例を示したフローチャートである。 図6は、本発明の好適な態様で行われる普通図柄決定処理の一例を示したフローチャートである。 図7は、本発明の好適な態様で行われる普通電動役物判定駆動処理の一例を示したフローチャートである。 図8は、本発明の好適な態様で行われる変動短縮遊技実行判定処理の一例を示したフローチャートである。 図9は、従来技術における、ゲート通過検出器の検出・非検出、普通図柄の変動・停止、普通電動役物の開放・閉鎖、遊技状態の変動短縮遊技中・非変動短縮遊技中のタイミングチャートの一例である。 図10は、本発明の好適な態様で行われる、ゲート通過検出器の検出・非検出、普通図柄の変動・停止、普通電動役物の開放・閉鎖、遊技状態の変動短縮遊技中・非変動短縮遊技中のタイミングチャートの一例である。 図11は、本発明の好適な態様で行われる、ゲート通過検出器の検出・非検出、普通図柄の変動・停止、普通電動役物の開放・閉鎖、遊技状態の変動短縮遊技中・非変動短縮遊技中のタイミングチャートの一例である。 図3は、本発明の別の好適な態様のブロック図の一例である。 図13は、本発明の別の好適な態様で行われる普通図柄決定処理の一例を示したフローチャートである。 図14は、本発明の別の好適な態様で行われる普通電動役物判定駆動処理の一例を示したフローチャートである。
符号の説明
1 遊技盤
10 大入賞口
20 始動入賞口(特別図柄作動口)
30 通過口(普通図柄作動ゲート)
40 図柄表示装置
42 特別図柄表示部
44 普通図柄表示部
50 遊技効果ランプ(サイドランプ)
60 アウト口
70 賞球払出機構
71 賞球タンク
73 賞球レール
75 賞球払出装置
80 賞球制御装置
100 遊技制御装置(主制御装置)

Claims (2)

  1. 遊技領域内の特定の入賞部に打球が流入したことに基づいて乱数を取得する乱数取得手段と、
    識別情報の変動開始条件が成立したことによって、前記乱数取得手段により取得した乱数に基づいて識別情報を所定時間変動させた後に停止させる識別情報変動制御手段と、
    前記識別情報が特定の態様となった場合に、可変入賞口を作動する可変入賞口制御手段と、
    現在の遊技状態を判定する手段であって、現在の遊技状態が、識別情報の変動時間が第一の時間である非変動短縮遊技状態であるか、或いは、識別情報の変動時間が前記第一の時間よりも短い時間である変動短縮遊技状態であるか、を判定する遊技状態判定手段と
    を備え、
    前記乱数の保留個数に拘わらず、前記非変動短縮遊技状態か前記変動短縮遊技状態であるかのみによって、前記識別情報変動制御手段による識別情報の変動時間が変化しうると共に、識別情報の変動中に前記非変動短縮遊技状態から前記変動短縮遊技状態に切り替わりうるパチンコ遊技機であって、
    前記識別情報変動制御手段は、
    一つのタイマと、
    当該識別情報の変動開始時に前記タイマをクリアするリセット手段と、
    当該識別情報が所定時間変動したか否かを前記タイマにより判定するタイマ判定手段と、
    を有し、
    前記タイマ判定手段は、
    前記遊技状態が非変動短縮遊技状態である時に使用される、当該識別情報の変動時間が第一の時間に達したか否かを判定する第一タイマ判定部と、
    前記遊技状態が前記非変動短縮遊技状態時よりも前記識別情報の変動時間が短い変動短縮遊技状態である時に使用される、当該識別情報の変動時間が前記第一の時間よりも短い第二の時間に達したか否かを判定する第二タイマ判定部と
    を有しており、
    前記識別情報変動制御手段は、当該識別情報の変動開始時における前記遊技状態が非変動短縮遊技状態である場合、前記第一タイマ判定部により当該識別情報の変動時間が前記第一の時間に達したと判定されたときに当該識別情報の変動を終了するが、前記遊技状態判定手段により前記第一の時間に到達する前に前記遊技状態が非変動短縮遊技状態から変動短縮遊技状態に切り換わったと判定された場合には、前記第二タイマ判定部により当該識別情報の変動時間が前記第二の時間に達したと判定されたときに当該識別情報の変動を終了する
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記識別情報変動制御手段は、当該識別情報の変動開始時における前記遊技状態が非変動短縮遊技状態である場合であり且つ前記第一の時間に到達する前に前記遊技状態が非変動短縮遊技状態から変動短縮遊技状態に切り換わった場合に、当該切換時点で、前記第二タイマ判定部により当該識別情報の変動時間が前記第二の時間を既に経過していると判定されているときには、当該識別情報の変動を強制的に終了する、請求項1記載のパチンコ遊技機。
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