JP4684968B2 - 高湿分ガスタービンプラント及びその制御方法 - Google Patents
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Description
図に示す高湿分ガスタービンプラントは、燃焼ガスによって駆動されるタービン1と、吸入した燃焼用の空気に水を噴霧する吸気噴霧器2と、吸気噴霧器2から空気流通方向下流側に設けられ、水を噴霧された燃焼用空気を圧縮する圧縮機3と、圧縮機3によって圧縮された空気を加湿する増湿塔4と、燃焼ガスの排気の流通経路に設けられ、増湿塔4によって加湿された空気をタービン1を駆動させた燃焼ガスの排気によって加熱する再生熱交換器5と、再生熱交換器5によって加熱された空気と燃料を燃焼して、タービン1を駆動させる燃焼ガスを発生する燃焼器6と、燃焼器6へ導入される燃料の量を開度によって調節する燃料調節弁7と、吸気噴霧器2から空気流通方向上流側に設けられ、圧縮機3に導入される燃焼用の空気の流量を開度によって調節する圧縮機入口案内翼8と、圧縮機3の出口側に設けられ、圧縮機3の出口圧力を検出する圧縮機出口圧力検出器9と、タービン1を駆動させた燃焼ガスの排気の流通経路に設けられ、その排気の温度を検出する排気温度検出器10と、増湿塔4へ供給される水の流通経路に設けられ、増湿塔4へ供給される水の量を検出する給水量検出器11と、燃焼器6における燃焼の状況に応じて燃焼ガスの排気温度の設定値を設定し、その設定値に応じて排気温度を制御する制御装置12とを主に備えている。
2 吸気噴霧器
3 圧縮機
4 増湿塔
5 再生熱交換器
6 燃焼器
7 燃料調節弁
8 圧縮機入口案内翼
9 圧縮機出口圧力検出器
10 排気温度検出器
11 給水量検出器
12 制御装置
18 水回収装置
30 部分負荷運転用制御関数
31 平行部
32 斜線部
50 定格負荷運転用制御関数
40 負荷上昇時用制御関数
40A 増湿塔起動前用制御関数
40B 増湿塔起動後用制御関数
41a,b 平行部
42a,b 斜線部
Claims (7)
- 燃焼ガスによって駆動されるタービンと、
燃焼用の空気を圧縮する圧縮機と、
この圧縮機によって圧縮された空気を加湿する増湿塔と、
この増湿塔によって加湿された空気を前記タービンを駆動させた燃焼ガスの排気によって加熱する再生熱交換器と、
この再生熱交換器によって加熱された空気と燃料を燃焼して、前記タービンを駆動させる燃焼ガスを発生する燃焼器と、
前記圧縮機に導入される燃焼用の空気の流量を調節する圧縮機入口案内翼と、
前記圧縮機の出口側に設けられ、前記圧縮機の出口圧力を検出する圧縮機出口圧力検出器と、
前記タービンを駆動させた排気の流通経路に設けられ、その排気の温度を検出する排気温度検出器と、
前記増湿塔へ供給される水の量を検出する給水量検出器と、
前記増湿塔への給水量に応じて補正される関数であって、ガスタービンの部分負荷運転時における燃焼ガスの温度を間接的に制御するための前記排気温度の設定値を前記圧縮機の出口圧力に応じて規定する関数を用いて、前記圧縮機出口圧力検出器によって検出された出口圧力、及び前記給水量検出器によって検出された給水量から前記排気温度の設定値を算出し、前記排気温度検出器によって検出された排気温度が前記算出した設定値に近づくように前記圧縮機入口案内翼の開度を調節する制御装置とを備えることを特徴とする高湿分ガスタービンプラント。 - 燃焼ガスによって駆動されるタービンと、
燃焼用の空気を圧縮する圧縮機と、
この圧縮機によって圧縮された空気を加湿する増湿塔と、
この増湿塔によって加湿された空気を前記タービンを駆動させた燃焼ガスの排気によって加熱する再生熱交換器と、
この再生熱交換器によって加熱された空気と燃料を燃焼して、前記タービンを駆動させる燃焼ガスを発生する燃焼器と、
この燃焼器へ導入される燃料の量を調節する燃料調節弁と、
前記圧縮機の出口側に設けられ、前記圧縮機の出口圧力を検出する圧縮機出口圧力検出器と、
前記タービンを駆動させた排気の流通経路に設けられ、その排気の温度を検出する排気温度検出器と、
前記増湿塔が稼働しているか否かに応じて補正される関数であって、ガスタービンの負荷上昇時における燃焼ガスの温度を間接的に制御するための前記排気温度の設定値を前記圧縮機の出口圧力に応じて規定する関数を用いて、前記圧縮機出口圧力検出器によって検出された出口圧力から前記排気温度の設定値を算出し、前記排気温度検出器によって検出された排気温度が前記算出した設定値に近づくように前記燃料調節弁の開度を調節する制御装置とを備えることを特徴とする高湿分ガスタービンプラント。 - 請求項1記載の高湿分ガスタービンプラントにおいて、
前記燃焼器へ導入される燃料の量を調節する燃料調節弁を備え、
前記制御装置は、前記増湿塔が稼働しているか否かに応じて補正される関数であって、ガスタービンの負荷上昇時における燃焼ガスの温度を間接的に制御するための前記排気温度の設定値を前記圧縮機の出口圧力に応じて規定する関数を用いて、前記圧縮機出口圧力検出器によって検出された出口圧力から前記排気温度の設定値を算出し、前記排気温度検出器によって検出された排気温度が前記算出した設定値に近づくように前記燃料調節弁の開度を調節することを特徴とする高湿分ガスタービンプラント。 - 請求項2又は3記載の高湿分ガスタービンプラントにおいて、
前記ガスタービンの負荷上昇時における燃焼ガスの温度を間接的に制御するための関数は、前記増湿塔を起動させる前に利用する起動前用の関数、及び前記増湿塔を起動させた後に利用する起動後用の関数であり、
前記制御装置は、前記起動前用の関数及び前記起動後用の関数を前記増湿塔が稼働しているか否かに応じて選択し、その選択した関数を用いて、前記圧縮機出口圧力検出器によって検出された出口圧力から前記排気温度の設定値を算出し、前記排気温度検出器によって検出された排気温度が前記算出した設定値に近づくように前記燃料調節弁の開度を調節することを特徴とする高湿分ガスタービンプラント。 - 請求項1から4いずれか記載の高湿分ガスタービンプラントにおいて、
前記圧縮機の空気流通方向上流側に設けられ、前記圧縮機に導入される燃焼用の空気に水を噴霧する吸気噴霧器を備えていることを特徴とする高湿分ガスタービンプラント。 - 燃焼ガスによって駆動されるタービンと、
燃焼用の空気を圧縮する圧縮機と、
この圧縮機によって圧縮された空気を加湿する増湿塔と、
この増湿塔によって加湿された空気を前記タービンを駆動させた燃焼ガスの排気によって加熱する再生熱交換器と、
この再生熱交換器によって加熱された空気と燃料を燃焼して、前記タービンを駆動させる燃焼ガスを発生する燃焼器と、
前記圧縮機に導入される燃焼用の空気の流量を調節する圧縮機入口案内翼とを備えるガスタービンプラントの制御方法において、
前記増湿塔への給水量に応じて補正される関数であって、ガスタービンの部分負荷運転時における燃焼ガスの温度を間接的に制御するための排気温度の設定値を前記圧縮機の出口圧力に応じて規定する関数を用いて、前記圧縮機の出口圧力及び前記増湿塔へ供給される水の量から前記排気温度の設定値を算出し、
前記タービンを駆動させた燃焼ガスの排気温度が前記算出した設定値に近づくように前記圧縮機入口案内翼の開度を調節することを特徴とする高湿分ガスタービンプラントの制御方法。 - 燃焼ガスによって駆動されるタービンと、
燃焼用の空気を圧縮する圧縮機と、
この圧縮機によって圧縮された空気を加湿する増湿塔と、
この増湿塔によって加湿された空気を前記タービンを駆動させた燃焼ガスの排気によって加熱する再生熱交換器と、
この再生熱交換器によって加熱された空気と燃料を燃焼して、前記タービンを駆動させる燃焼ガスを発生する燃焼器と、
この燃焼器へ導入される燃料の量を調節する燃料調節弁とを備えるガスタービンプラントの制御方法において、
前記増湿塔が稼働しているか否かに応じて補正される関数であって、ガスタービンの負荷上昇時における燃焼ガスの温度を間接的に制御するための排気温度の設定値を前記圧縮機の出口圧力に応じて規定する関数を用いて、前記圧縮機の出口圧力から前記排気温度の設定値を算出し、
前記タービンを駆動させた燃焼ガスの排気温度が前記算出した設定値に近づくように前記燃料調節弁の開度を調節することを特徴とする高湿分ガスタービンプラントの制御方法。
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