JP4678411B2 - 皮膜形成性オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物 - Google Patents
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Description
なお、本発明者は、両末端ヒドロキシ基含有シロキサンとMQ樹脂反応物を水混和性有機溶剤とともに乳化したエマルジョン組成物を提案している(特願2007−285785)が、これについては更なる乾燥ゴム皮膜の強度向上が望まれている。
〔1〕 (A−1)下記一般式(I)で示される両末端がヒドロキシ基で封鎖されたオルガノポリシロキサンのヒドロキシ基と、下記組成式(II)で示されるトリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有し、かつシラノール基を有するオルガノポリシロキサンのシラノール基とを縮合反応させることにより得られた反応物: 100質量部、
HO−[R1 2SiO]n−H (I)
(ここで、R1は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、アリール基、アルケニル基、エポキシ基含有1価炭化水素基、アミノ基含有1価炭化水素基、メルカプト基含有1価炭化水素基から選ばれる基、nは2〜5,000の正数である。)
[R2 3SiO1/2]a[R2 2SiO2/2]b[SiO4/2]c (II)
(ここで、R2は炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、アルケニル基、3−グリシドキシプロピル基、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基、3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基、N−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−アミノプロピル基、N−フェニル−3−アミノプロピル基、3−メルカプトプロピル基から選ばれる基、a,b,cは0.1≦a≦0.7、0≦b≦0.5、0.3≦c≦0.7、a+b+c=1を満足する正数である。)
(A−2)シリカ: 0.1〜20質量部、
(B)乳化剤: 1〜50質量部、
(C)水: 25〜20,000質量部、
(D)SP値が8.0〜11.0である水混和性有機溶剤: 1〜50質量部
を含有してなる皮膜形成性オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
〔2〕 (A−3)下記一般式(I)で示される両末端がヒドロキシ基で封鎖されたオルガノポリシロキサンのヒドロキシ基と、下記組成式(II)で示されるトリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有し、かつシラノール基を有するオルガノポリシロキサンのシラノール基と、表面にシラノール基を有するシリカのシラノール基とを縮合反応させることにより得られた反応物: 100質量部、
HO−[R1 2SiO]n−H (I)
(ここで、R1は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、アリール基、アルケニル基、エポキシ基含有1価炭化水素基、アミノ基含有1価炭化水素基、メルカプト基含有1価炭化水素基から選ばれる基、nは2〜5,000の正数である。)
[R2 3SiO1/2]a[R2 2SiO2/2]b[SiO4/2]c (II)
(ここで、R2は炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、アルケニル基、3−グリシドキシプロピル基、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基、3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基、N−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−アミノプロピル基、N−フェニル−3−アミノプロピル基、3−メルカプトプロピル基から選ばれる基、a,b,cは0.1≦a≦0.7、0≦b≦0.5、0.3≦c≦0.7、a+b+c=1を満足する正数である。)
(B)乳化剤: 1〜50質量部、
(C)水: 25〜20,000質量部、
(D)SP値が8.0〜11.0である水混和性有機溶剤: 1〜50質量部
を含有してなる皮膜形成性オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
まず、(A−1)成分である両末端がヒドロキシ基で封鎖されたオルガノポリシロキサンと、トリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有し、かつシラノール基を有するオルガノポリシロキサンとの反応物は、両末端ヒドロキシオルガノポリシロキサンと、トリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有し、かつシラノール基を有するオルガノポリシロキサンとの反応により得られる。
HO−[R1 2SiO]n−H (I)
(ここで、R1は炭素数1〜20の1価有機基から選ばれる基、nは2〜5,000の正数である。)
[R2 3SiO1/2]a[R2 2SiO2/2]b[SiO4/2]c (II)
(ここで、R2は炭素数1〜20の1価有機基から選ばれる基、a,b,cは0.1≦a≦0.7、0≦b≦0.5、0.3≦c≦0.7、a+b+c=1を満足する正数である。)
なお、(A−1)、(A−2)成分に代えて、(A−3)成分を用いる場合は、(A−3)成分100質量部に対して1〜50質量部、好ましくは2〜30質量部、より好ましくは3〜20質量部添加する。
なお、(A−1)、(A−2)成分に代えて、(A−3)成分を用いる場合は、(A−3)成分100質量部に対して25〜20,000質量部、好ましくは50〜10,000質量部配合する。
即ち、(A−1)成分の上記式(I)のオルガノポリシロキサンと式(II)のオルガノポリシロキサンとの反応物は、これら両オルガノポリシロキサンの混合物を上記(B),(C)成分中に乳化し、このエマルジョン中において、上述した反応条件で両オルガノポリシロキサンを反応させることにより得られ、これに(A−2)のシリカを添加することにより本発明のエマルジョン組成物を得ることができる。
また、(A−3)成分の上記式(I)のオルガノポリシロキサンと式(II)のオルガノポリシロキサンとシリカとの反応物は、これら両オルガノポリシロキサンとシリカの混合物を上記(B),(C)成分中に乳化し、このエマルジョン中において、上述した反応条件で両オルガノポリシロキサンとシリカを反応させること、又は上記式(I)のオルガノポリシロキサンと式(II)のオルガノポリシロキサンの混合物を上記(B),(C)成分中に乳化した後に、微粉末シリカをエチレングリコールのような親水性溶剤中に分散させて添加して得られたエマルジョン中において、上述した反応条件で両オルガノポリシロキサンと微粉末シリカを反応させることにより得られ、これにより本発明のエマルジョン組成物を得ることができる。
なお、(A−1)、(A−2)成分に代えて、(A−3)成分を用いる場合は、(A−3)成分100質量部に対して1〜50質量部、好ましくは2〜40質量部、より好ましくは3〜30質量部添加する。
組成式[(CH3)3SiO1/2]0.39[SiO4/2]0.61で示されるトリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有するオルガノポリシロキサン(シラノール基含量0.1モル/100g)の50%トルエン溶液1,400g、水混和性有機溶剤としてブチルセロソルブアセテート(SP値8.9)300gを減圧ストリップ装置に仕込み、50℃、20mmHgの条件でトルエンのみ減圧溜去してトリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有するオルガノポリシロキサンと水混和性有機溶剤の混合物Aを1,000g得た。このものは150℃/3時間での不揮発分が69.9%、粘度230mPa・sの溶液であった。
一般式HO−[(CH3)2Si−O]400−Hで示される粘度3,000mPa・sの両末端ヒドロキシオルガノポリシロキサン210g、製造例1で得たトリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有するオルガノポリシロキサンと水混和性有機溶剤の混合物A129g、乳化剤としてノイゲンXL40(第一工業製薬製:ポリオキシアルキレンデシルエーテル、HLB10.5)20g、ノイゲンXL400D(第一工業製薬製:ポリオキシアルキレンデシルエーテル、HLB18.4の65%水溶液)23g、ニューコール291M(日本乳化剤製:アルキルスルホコハク酸ソーダ75%液)5g及びイオン交換水589.6gをホモディスパーで乳化し、乳白色のエマルジョンを得た。このものに予めエチレングリコール中にアエロジル200(日本アエロジル製)を20%分散させた溶液90g、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドの25%水溶液20gを添加し、15℃にて24時間反応させた後、酢酸3.4gを添加して中和し、乳白色のエマルジョンBを得た。このものは、150℃/3時間での不揮発分が29.6%であり、不揮発残分は皮膜状であった。なお、このエマルジョンは室温3ヶ月後も分離なく安定なものであった。
このエマルジョン組成物を乾燥残分の厚さが0.7mmとなる量をトレーに入れ、室温で1週間乾燥した後、更に150℃で2時間乾燥してゴムシートを作製した。このゴムシートの引っ張り強さと伸びをJIS K6249に準拠して測定した。結果を表1に示す。
一般式HO−[(CH3)2Si−O]400−Hで示される粘度3,000mPa・sの両末端ヒドロキシオルガノポリシロキサン120g、一般式HO−[(CH3)2Si−O]1000[(CH3)Si(C3H6NH2)−O]4−Hで示される粘度30,000mPa・sの両末端ヒドロキシアミノ変性オルガノポリシロキサン120g、製造例1で得たトリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有するオルガノポリシロキサンと水混和性有機溶剤の混合物A86g、乳化剤としてノイゲンXL40(第一工業製薬製:ポリオキシアルキレンデシルエーテル、HLB10.5)20g、ノイゲンXL400D(第一工業製薬製:ポリオキシアルキレンデシルエーテル、HLB18.4の65%水溶液)23g、ニューコール291M(日本乳化剤製:アルキルスルホコハク酸ソーダ75%液)5g及びイオン交換水602.6gをホモディスパーで乳化し、乳白色のエマルジョンを得た。このものに予めエチレングリコール中にアエロジル200(日本アエロジル製)を20%分散させた溶液100g、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドの25%水溶液20gを添加し、15℃にて24時間反応させた後、酢酸3.4gを添加して中和し、乳白色のエマルジョンCを得た。このものは、150℃/3時間での不揮発分が29.7%であり、不揮発残分は皮膜状であった。なお、このエマルジョンは室温3ヶ月後も分離なく安定なものであった。
このエマルジョン組成物を乾燥残分の厚さが0.7mmとなる量をトレーに入れ、室温で1週間乾燥した後、更に150℃で2時間乾燥してゴムシートを作製した。このゴムシートの引っ張り強さと伸びをJIS K6249に準拠して測定した。結果を表1に示す。
一般式HO−[(CH3)2Si−O]400−Hで示される粘度3,000mPa・sの両末端ヒドロキシオルガノポリシロキサン210g、製造例1で得たトリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有するオルガノポリシロキサンと水混和性有機溶剤の混合物A129g、乳化剤としてノイゲンXL40(第一工業製薬製:ポリオキシアルキレンデシルエーテル、HLB10.5)20g、ノイゲンXL400D(第一工業製薬製:ポリオキシアルキレンデシルエーテル、HLB18.4の65%水溶液)23g、ニューコール291M(日本乳化剤製:アルキルスルホコハク酸ソーダ75%液)5g及びイオン交換水589.6gをホモディスパーで乳化し、乳白色のエマルジョンを得た。このものにテトラメチルアンモニウムヒドロキシドの25%水溶液20gを添加し、15℃にて24時間反応させた後、酢酸3.4gを添加して中和し、更に予めエチレングリコール中にアエロジル200(日本アエロジル製)を20%分散させた溶液90gを添加混合して乳白色のエマルジョンDを得た。このものは、150℃/3時間での不揮発分が29.9%であり、不揮発残分は皮膜状であった。なお、このエマルジョンは室温3ヶ月後も分離なく安定なものであった。
このエマルジョン組成物を乾燥残分の厚さが0.7mmとなる量をトレーに入れ、室温で1週間乾燥した後、更に150℃で2時間乾燥してゴムシートを作製した。このゴムシートの引っ張り強さと伸びをJIS K6249に準拠して測定した。結果を表1に示す。
一般式HO−[(CH3)2Si−O]400−Hで示される粘度3,000mPa・sの両末端ヒドロキシオルガノポリシロキサン210g、製造例1で得たトリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有するオルガノポリシロキサンと水混和性有機溶剤の混合物A129g、乳化剤としてノイゲンXL40(第一工業製薬製:ポリオキシアルキレンデシルエーテル、HLB10.5)20g、ノイゲンXL400D(第一工業製薬製:ポリオキシアルキレンデシルエーテル、HLB18.4の65%水溶液)23g、ニューコール291M(日本乳化剤製:アルキルスルホコハク酸ソーダ75%液)5g及びイオン交換水589.6gをホモディスパーで乳化し、乳白色のエマルジョンを得た。このものにテトラメチルアンモニウムヒドロキシドの25%水溶液20gを添加し、15℃にて24時間反応させた後、酢酸3.4gを添加して中和し、乳白色のエマルジョンEを得た。このものは、150℃/3時間での不揮発分が31.5%であり、不揮発残分は皮膜状であった。なお、このエマルジョンは室温3ヶ月後も分離なく安定なものであった。
このエマルジョン組成物を乾燥残分の厚さが0.7mmとなる量をトレーに入れ、室温で1週間乾燥した後、更に150℃で2時間乾燥してゴムシートを作製した。このゴムシートの引っ張り強さと伸びをJIS K6249に準拠して測定した。結果を表1に示す。
両末端ヒドロキシオルガノポリシロキサンを、一般式HO−[(CH3)2Si−O]400−Hで示される粘度3,000mPa・sの両末端ヒドロキシオルガノポリシロキサン120g、一般式HO−[(CH3)2Si−O]1000[(CH3)Si(C3H6NH2)−O]4−Hで示される粘度30,000mPa・sの両末端ヒドロキシアミノ変性オルガノポリシロキサン120g、製造例1で得たトリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有するオルガノポリシロキサンと水混和性有機溶剤の混合物A86gに変えた以外は比較例1と同様にして、乳白色のエマルジョンFを得た。このものは、150℃/3時間での不揮発分が31.7%であり、不揮発残分は皮膜状であった。なお、このエマルジョンは室温3ヶ月後も分離なく安定なものであった。
このエマルジョン組成物を乾燥残分の厚さが0.7mmとなる量をトレーに入れ、室温で1週間乾燥した後、更に150℃で2時間乾燥してゴムシートを作製した。このゴムシートの引っ張り強さと伸びをJIS K6249に準拠して測定した。結果を表1に示す。
Claims (2)
- (A−1)下記一般式(I)で示される両末端がヒドロキシ基で封鎖されたオルガノポリシロキサンのヒドロキシ基と、下記組成式(II)で示されるトリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有し、かつシラノール基を有するオルガノポリシロキサンのシラノール基とを縮合反応させることにより得られた反応物: 100質量部、
HO−[R1 2SiO]n−H (I)
(ここで、R1は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、アリール基、アルケニル基、エポキシ基含有1価炭化水素基、アミノ基含有1価炭化水素基、メルカプト基含有1価炭化水素基から選ばれる基、nは2〜5,000の正数である。)
[R2 3SiO1/2]a[R2 2SiO2/2]b[SiO4/2]c (II)
(ここで、R2は炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、アルケニル基、3−グリシドキシプロピル基、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基、3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基、N−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−アミノプロピル基、N−フェニル−3−アミノプロピル基、3−メルカプトプロピル基から選ばれる基、a,b,cは0.1≦a≦0.7、0≦b≦0.5、0.3≦c≦0.7、a+b+c=1を満足する正数である。)
(A−2)シリカ: 0.1〜20質量部、
(B)乳化剤: 1〜50質量部、
(C)水: 25〜20,000質量部、
(D)SP値が8.0〜11.0である水混和性有機溶剤: 1〜50質量部
を含有してなる皮膜形成性オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。 - (A−3)下記一般式(I)で示される両末端がヒドロキシ基で封鎖されたオルガノポリシロキサンのヒドロキシ基と、下記組成式(II)で示されるトリアルキルシロキシ単位及びシリケート単位を有し、かつシラノール基を有するオルガノポリシロキサンのシラノール基と、表面にシラノール基を有するシリカのシラノール基とを縮合反応させることにより得られた反応物: 100質量部、
HO−[R1 2SiO]n−H (I)
(ここで、R1は炭素数1〜20の直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、アリール基、アルケニル基、エポキシ基含有1価炭化水素基、アミノ基含有1価炭化水素基、メルカプト基含有1価炭化水素基から選ばれる基、nは2〜5,000の正数である。)
[R2 3SiO1/2]a[R2 2SiO2/2]b[SiO4/2]c (II)
(ここで、R2は炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、アルケニル基、3−グリシドキシプロピル基、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基、3−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基、N−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−アミノプロピル基、N−フェニル−3−アミノプロピル基、3−メルカプトプロピル基から選ばれる基、a,b,cは0.1≦a≦0.7、0≦b≦0.5、0.3≦c≦0.7、a+b+c=1を満足する正数である。)
(B)乳化剤: 1〜50質量部、
(C)水: 25〜20,000質量部、
(D)SP値が8.0〜11.0である水混和性有機溶剤: 1〜50質量部
を含有してなる皮膜形成性オルガノポリシロキサンエマルジョン組成物。
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