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JP4668107B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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JP4668107B2 JP2006091565A JP2006091565A JP4668107B2 JP 4668107 B2 JP4668107 B2 JP 4668107B2 JP 2006091565 A JP2006091565 A JP 2006091565A JP 2006091565 A JP2006091565 A JP 2006091565A JP 4668107 B2 JP4668107 B2 JP 4668107B2
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Description

本発明は、ステアリングシャフト側に取り付けられる取付構造を有するステアリングロック装置に関する。
特許文献1には、ロック機構が支持されたリッドとロック機構を収容するロックボディとを備えたステアリングロック装置が記載されている。このステアリングロック装置では、ロック機構をリッドで支持することによって1つのユニットを構成し、このユニットをロックボディに収容してロックボディの開口部をリッドによって閉塞している。これにより、ロックボディ内でロック機構の組立作業をすることなく、ロック機構をロックボディ内に収容することができる。
特開2006−36107号公報
ところで、上記のステアリングロック装置では、ロックボディのステアリングシャフトを支持する側に円弧面状の取付部を設け、この取付部に円弧面状のブラケットをボルトによって取り付けている。そして、ロックボディの取付部にブラケットを取り付けることによって円筒形状を成し、この円筒部の内部にステアリングシャフトを挿通している。
しかしながら、上記のような取付構造では、ロックボディの取付部のネジ穴に対してブラケットのネジ穴の位置決めを行った後、どちらか一方を固定してボルトを締結しなければならなかったので、ステアリングロック装置のステアリングシャフト側への取付作業が繁雑となっていた。
また、従来では、ステアリングロック装置とステアリングシャフトが挿通されたケースとが独立しているものもあるが、この場合、ステアリングロック装置をステアリングシャフト側のケースに対して4本のボルトによってネジ止めしており、ネジ止め作業が繁雑になると共に、部品点数が多くなっていた。
そこで、この発明は、取付作業性を向上することができると共に、部品点数を削減することができるステアリングロック装置の提供を目的としている。
請求項1の発明は、ステアリングシャフトが挿通されるシャフト側ケースに複数の固定部を有する取付部を設け、前記ステアリングシャフトを施錠・解錠するロック機構を収容するロック側ケースに前記取付部に取り付けられる被取付部を設け、前記被取付部は、板状体に形成され、前記複数の固定部間に前記被取付部を配置し、前記ロック側ケースを回転させることにより前記被取付部が前記取付部に取り付けられ、前記複数の固定部間と前記被取付部には、前記ロック機構の帯板状のロッキングロッドが挿通される長口がそれぞれ設けられ、該各長口は前記取付部に前記被取付部が取り付けられた状態で一致することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のステアリングロック装置であって、前記複数の固定部は、前記シャフト側ケースから立設され前記ロック側ケースの回転方向の移動を規制して前記被取付部を支持する支持壁と、前記被取付部を覆う覆壁とを備え、前記支持壁と対向する側に開口部を有することを特徴とする。
請求項1のステアリングロック装置は、ロック側ケースを回転させることによりシャフト側ケースに取り付けられるので、ネジ穴の位置決め行わずにロック側ケースをシャフト側ケースに取り付けることができ、取付作業性を向上することができる。
また、被取付部を取付部に取り付けた状態では、ロック側ケースを固定するために複数の固定部の少なくとも1つをネジ止めすれば良く、これにより部品点数を削減することができる。また、取付部と被取付部の長口が取付部に被取付部が取り付けられた状態で一致するので、帯板状のロッキングロッドが施錠位置にある場合、ロック側ケースを取付解除方向に回転させようとしても、取付部と被取付部の長口にロッキングロッドが挿通されており、ロック側ケースを回転させることができない。従って、ステアリングのロック状態では、ロック側ケースを取付解除方向に回転させることができず、防盗性を向上することができる。
請求項2のステアリングロック装置は、取付部の支持壁によって被取付部の回転を規制すると共に、覆壁によって被取付部を覆うので、被取付部を取付部に安定して取り付けることができる。
図1乃至図5を用いて実施形態について説明する。
本実施形態のステアリングロック装置1は、ステアリングシャフト(不図示)が挿通されるシャフト側ケース3に一対の固定部13、13を有する取付部5を設け、ステアリングシャフト(不図示)を施錠・解錠するロック機構7を収容するロック側ケース9に取付部5に取り付けられる被取付部11を設け、被取付部11は、板状体に形成され、一対の固定部13、13間に被取付部11を配置し、ロック側ケース9を回転させることにより被取付部11が取付部5に取り付けられる。
図1乃至図5に示すように、シャフト側ケース3は、円筒部15と基体部17とを有し、円筒部15と基体部17とが一体に設けられている。円筒部15の内部には、ステアリングシャフト(不図示)が挿通される。基体部17には、取付部5が設けられている。
取付部5は、基体部17上に一対の固定部13、13を有している。一対の固定部13、13は、支持壁19と覆壁21とで構成されている。支持壁19は、基体部17から立設されている。覆壁21は、基体部17から立設され支持壁19と一体に設けられた部分と、支持壁19の端部と基体部17から立設された部分の端部とから基体部17と平行に延設された部分とから構成されている。この支持壁19と覆壁21とによって固定部13は、凹状に形成されて支持壁19と対向する側に開口部23を有している。また、一方の固定部13には、ネジ穴25が形成されている。さらに、基体部17の一対の固定部13、13間には、ロック側ケース9に収容されたロック機構7のロッキングロッド27が挿通される取付部側長口29がステアリングシャフト(不図示)の軸方向に形成されている。
ロック側ケース9は、ロック機構7を収容し、取付部5に取り付けられる被取付部11が設けられている。ロック機構7は、ステアリングシャフト(不図示)を施錠・解錠するロッキングロッド27を有している。ロッキングロッド27は、帯板状に形成され、モータ等の駆動源(不図示)によって施錠位置・解錠位置にスライドされ、施錠位置ではステアリングシャフト(不図示)と嵌合し、解錠位置ではステアリングシャフト(不図示)との嵌合が解除される。
被取付部11は、直方体状に形成され、連結部31でロック側ケース9と一体に設けられている。また、被取付部11の幅は、一対の固定部13、13間の間隔とほぼ同等か僅かに小さく設定されている。さらに、被取付部11の長手方向の一端部には、突起33が突設されている。この突起33は、被取付部11が取付部5に取り付けられた状態で被取付部11ががたつくのを防止するためのものである。さらに、被取付部11の長手方向の他端部には、ネジ穴35が形成されている。このネジ穴35は、被取付部11が取付部5に取り付けられた状態で固定部13のネジ穴25と一致する。また、被取付部11には、ロッキングロッド27が挿通される被取付部側長口37が被取付部11の長手方向に対して直交方向に形成されている。この被取付部側長口37は、被取付部11が取付部5に取り付けられた状態、すなわち、ロック側ケース9がシャフト側ケース3に取り付けられた状態で取付部側長口29と一致するように設定されている。
次に、シャフト側ケース3へのロック側ケース9の取付について説明する。
まず、図2に示すように、シャフト側ケース3の一対の固定部13、13間にロック側ケース9の被取付部11を配置する。このとき、シャフト側ケース3の取付部側長口29とロック側ケース9の被取付部側長口37とが一致しておらず、被取付部側長口37は、取付部側長口29に対して直交方向に配置されている。次に、図3に示すように、ロック側ケース9をステアリングシャフト(不図示)の軸方向と直交する方向、すなわち、図中の矢印方向に被取付部11が一対の固定部13、13に入り込むように回転させる。
そして、図4に示すように、被取付部11が一対の固定部13、13に入り込み、一対の固定部13、13の支持壁19に当接することによってロック側ケース9の回転が規制され、被取付部11が取付部5に取り付けられる。また、このとき、固定部13のネジ穴25と被取付部11のネジ穴35とが一致する。これにより、ネジ穴25とネジ穴35をネジ止めして、シャフト側ケース3にロック側ケース9を固定する。さらに、このとき、シャフト側ケース3の取付部側長口29とロック側ケース9の被取付部側長口37も一致する。これにより、図5に示すように、ロッキングロッド27を施錠位置にスライドさせることができる。また、図5(b)に示すように、ロッキングロッド27が施錠位置にある場合、ネジ止めしていない状態でロック側ケース9を取付解除方向に回転させようとしても、帯板状のロッキングロッド27と取付部側長口29とが当接するため、ロック側ケース9を回転させることができない。このため、ステアリングのロック状態を解除することができず、防盗性が向上する。
なお、被取付部11は、取付部5に取り付けられた状態で取付部5によって覆われていると共に、被取付部11の突起33によってがたつきが防止されているためネジ止めは1箇所で十分であるが、ネジ穴25とネジ穴35と対向する方向にネジ穴を設けて2箇所をネジ止めしても良い。この場合、より強固にロック側ケース9を固定することができる。
また、固定部13の数を2つ以上にしても良く、この複数の固定部13に合わせて被取付部11の形状を設定すれば良い。例えば、固定部13を3つとした場合、被取付部11を三角形の板状体とし、3つの固定部13間に被取付部11を配置して、ロック側ケース9を回転させれば良い。
このようなステアリングロック装置1では、ロック側ケース9を回転させることにより被取付部11がシャフト側ケース3の取付部5に取り付けられる。このとき、取付部5のネジ穴25と被取付部11のネジ穴35とが一致するので、ネジ穴25、35の位置決め行わずにロック側ケース9をシャフト側ケース3に取り付けることができる。従って、ステアリングロック装置1の取付作業性を向上することができる。
また、被取付部11を取付部5に取り付けた状態では、ロック側ケース9を固定するために少なくとも1箇所をネジ止めすれば良いので、ネジ等の部品点数を削減することができる。
さらに、被取付部11は、取付部5に取り付けられた状態で取付部5によって覆われるので、被取付部11を取付部5に安定して取り付けることができる。加えて、被取付部11には、取付部5と被取付部11とのがたつきを防止する突起33が設けられているので、被取付部11の取付状態がより安定する。
また、取付部5の取付部側長口29と被取付部11の被取付部側長口37が取付部5に被取付部11が取り付けられた状態で一致するので、帯板状のロッキングロッド27が施錠位置にある場合、ロック側ケース9を取付解除方向に回転させようとしても、取付部側長口29と被取付部側長口37にロッキングロッド27が挿通されており、ロック側ケース9を回転させることができない。従って、ステアリングのロック状態では、ロック側ケース9を取付解除方向に回転させることができず、防盗性を向上することができる。
(a)本実施形態のステアリングロック装置の上面図である。(b)本実施形態のステアリングロック装置の側面図である。(c)図1(b)のA−A断面図とシャフト側ケースの上面図である。 (a)本実施形態のステアリングロック装置の上面図である。(b)本実施形態のステアリングロック装置の側面図である。(c)図2(a)のB−B断面図である。(d)図2(b)のC−C断面図である。 (a)本実施形態のロック側ケースを回転させた上面図である。(b)本実施形態のロック側ケースを回転させた側面図である。(c)図3(b)のD−D断面図である。 (a)本実施形態のロック側ケースをシャフト側ケースに取り付けた上面図である。(b)本実施形態のロック側ケースをシャフト側ケースに取り付けた側面図である。(c)図4(b)のF−F断面図である。 (a)本実施形態のロッキングロッドの解錠位置の図4(a)のE−E断面図である。(b)本実施形態のロッキングロッドの施錠位置の図4(a)のE−E断面図である。
符号の説明
1…ステアリングロック装置
3…シャフト側ケース
5…取付部
7…ロック機構
9…ロック側ケース
11…被取付部
13…固定部
19…支持壁
21…覆壁
23…開口部
27…ロッキングロッド
29…取付部側長口
37…被取付部側長口

Claims (2)

  1. ステアリングシャフトが挿通されるシャフト側ケースに複数の固定部を有する取付部を設け、前記ステアリングシャフトを施錠・解錠するロック機構を収容するロック側ケースに前記取付部に取り付けられる被取付部を設け、前記被取付部は、板状体に形成され、前記複数の固定部間に前記被取付部を配置し、前記ロック側ケースを回転させることにより前記被取付部が前記取付部に取り付けられ、前記複数の固定部間と前記被取付部には、前記ロック機構の帯板状のロッキングロッドが挿通される長口がそれぞれ設けられ、該各長口は前記取付部に前記被取付部が取り付けられた状態で一致することを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 請求項1記載のステアリングロック装置であって、
    前記複数の固定部は、前記シャフト側ケースから立設され前記ロック側ケースの回転方向の移動を規制して前記被取付部を支持する支持壁と、前記被取付部を覆う覆壁とを備え、前記支持壁と対向する側に開口部を有することを特徴とするステアリングロック装置。
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