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JP4650486B2 - 積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

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JP4650486B2
JP4650486B2 JP2007336918A JP2007336918A JP4650486B2 JP 4650486 B2 JP4650486 B2 JP 4650486B2 JP 2007336918 A JP2007336918 A JP 2007336918A JP 2007336918 A JP2007336918 A JP 2007336918A JP 4650486 B2 JP4650486 B2 JP 4650486B2
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Description

この発明は積層セラミック電子部品の製造方法に関し、特にたとえば積層セラミックコンデンサや積層セラミックインダクタなどの積層セラミック電子部品を製造する積層セラミック電子部品の製造方法に関する。
この発明の背景となる従来の積層セラミックコンデンサの製造方法が、特開平6−124848、特開平6−342736、特開平8−250370、特開平9−007883および特開平11−300727に開示されている。これらの積層セラミックコンデンサの製造方法では、キャリアフィルム上に、誘電体セラミックグリーンシート、内部電極、誘電体セラミックグリーンシート、内部電極・・・という順序でそれぞれを2層以上形成し、その積層シートをシート工法で積層している。この場合、誘電体セラミックグリーンシートは、キャリアフィルム上や内部電極を覆うように下の誘電体セラミックグリーンシート上に、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法やドクターブレード法、カーテンコーター法などの塗工法を用いて形成される。
特開平6−124848号公報 特開平6−342736号公報 特開平8−250370号公報 特開平9−007883号公報 特開平11−300727号公報
積層セラミックコンデンサは、大容量化の要求により、薄層化・多層化が進展しており、近年では誘電体層の厚さが5μm以下で誘電体層の積層枚数が200層以上のものが量産化されている。
しかし、積重ね枚数の増大は、積層工程における生産性の低下やコストの増加という問題を発生させている。また、誘電体層の薄層化は、キャリアフィルムから剥離し積重ねるシートハンドリング時の誘電体セラミックグリーンシートの破れやしわという問題を発生させている。
これらの問題を解決するために、上記の従来の技術のように、キャリアフィルム上に誘電体セラミックグリーンシートおよび内部電極をそれぞれ2層以上形成し、その単位シートをシート工法で積層する方法が提案されている。
これにより、積層工程における積層枚数の低減による生産性の向上と、シート強度の向上による誘電体セラミックグリーンシートの破れやしわの発生の防止とを実現することができる。
しかし、上記の従来の技術では、内部電極を形成した上に、印刷法または塗工法を用いて誘電体セラミックグリーンシートを形成するために、誘電体セラミックグリーンシートの厚みが均一とならず、誘電体セラミックグリーンシートにピンホールが発生しやすく、発生したピンホールを検出することができなく、誘電体セラミックグリーンシートの乾燥時の熱の影響で内部電極の位置の歪みが発生するなどの問題がある。これらの問題は、誘電体層の厚さが薄くなっていくに従い影響はより大きくなり、コンデンサとしてショート不良や耐圧不良の増大、IRの劣化、容量ばらつきの増大、ライフや信頼性の低下の問題を引き起こす。
上述のような問題は、積層セラミックインダクタなど他の積層セラミック電子部品の製造方法においても存在する。
それゆえに、この発明の主たる目的は、積層工程における生産性を向上することができ、セラミックグリーンシートの破れやしわの発生を防止することができ、セラミックグリーンシートの厚みを均一に形成することができ、セラミックグリーンシートにピンホールが発生しない、積層セラミック電子部品の製造方法を提供することである。
この発明にかかる積層セラミック電子部品の製造方法は、帯状のキャリアフィルム上にセラミックグリーンシートを成形する第1工程と、セラミックグリーンシート上に内部電極および位置合わせマークを印刷し、乾燥する第2工程と、帯状の別のキャリアフィルム上に別のセラミックグリーンシートを成形する第3工程と、内部電極および位置合わせマークを覆うようにして、キャリアフィルム上のセラミックグリーンシートに別のセラミックグリーンシートを圧着する第4工程と、別のセラミックグリーンシートから別のキャリアフィルムを剥離する第5工程と、別のセラミックグリーンシートを通してセラミックグリーンシート上に印刷された位置合わせマークをイメージセンサで読み取り、別のセラミックグリーンシート上に別の内部電極を印刷する第6工程と、セラミックグリーンシート、内部電極、別のセラミックグリーンシートおよび別の内部電極からなり複数のセラミックグリーンシートを有する単位シートが作製され、単位シートを複数積層する第7工程とを含み、別のキャリアフィルムとしてキャリアフィルムの離型層よりセラミックグリーンシートの剥離力が70%以下と弱い離型層を有する帯状のキャリアフィルムが使用される、積層セラミック電子部品の製造方法である。
この発明にかかる積層セラミック電子部品の製造方法では、内部電極による段差を解消するためのセラミックペーストをセラミックグリーンシート上に印刷し乾燥する工程と、別の内部電極による段差を解消するためのセラミックペーストを別のセラミックグリーンシート上に印刷し乾燥する工程とを含んでもよい。
また、この発明にかかる積層セラミック電子部品の製造方法では、セラミックペーストの印刷時に、内部電極とセラミックペーストとの位置合わせのために、キャリアフィルムおよびセラミックグリーンシートを通して、または、別のセラミックグリーンシートを通して、位置合わせマークをイメージセンサで読み取ってもよい。
さらに、この発明にかかる積層セラミック電子部品の製造方法では、セラミックグリーンシートは誘電体セラミックグリーンシートであり、別のセラミックグリーンシートは別の誘電体セラミックグリーンシートであり、積層セラミック電子部品は積層セラミックコンデンサであってもよい。
また、この発明にかかる別の積層セラミック電子部品の製造方法は、帯状のキャリアフィルム上にセラミックグリーンシートを成形する第1工程と、セラミックグリーンシート上に内部電極および位置合わせマークを印刷し、乾燥する第2工程と、帯状の別のキャリアフィルム上に別のセラミックグリーンシートを成形する第3工程と、内部電極および位置合わせマークを覆うようにして、キャリアフィルム上のセラミックグリーンシートに別のセラミックグリーンシートを圧着する第4工程と、別のセラミックグリーンシートから別のキャリアフィルムを剥離する第5工程と、キャリアフィルムおよびセラミックグリーンシートを通して位置合わせマークをイメージセンサで読み取り、これを基準として別のセラミックグリーンシート上に別の内部電極を印刷する第6工程と、セラミックグリーンシート、内部電極、別のセラミックグリーンシートおよび別の内部電極からなる単位シートが作製され、単位シートを複数積層する第7工程とを含み、別のキャリアフィルムとしてキャリアフィルムの離型層よりセラミックグリーンシートの剥離力が70%以下と弱い離型層を有する帯状のキャリアフィルムが使用される、積層セラミック電子部品の製造方法である。
この発明にかかる別の積層セラミック電子部品の製造方法では、第3工程から第6工程までを複数回繰り返すことによって、キャリアフィルム上に3組以上のセラミックグリーンシートおよび内部電極からなる単位シートを形成するようにしてもよい。
さらに、この発明にかかる別の積層セラミック電子部品の製造方法でも、内部電極による段差を解消するためのセラミックペーストをセラミックグリーンシート上に印刷し乾燥する工程と、別の内部電極による段差を解消するためのセラミックペーストを別のセラミックグリーンシート上に印刷し乾燥する工程とを含み、セラミックペーストの印刷時に、内部電極とセラミックペーストとの位置合わせのために、キャリアフィルムおよびセラミックグリーンシートを通して、位置合わせマークをイメージセンサで読み取ってもよい。
さらに、この発明にかかる別の積層セラミック電子部品の製造方法でも、セラミックグリーンシートは誘電体セラミックグリーンシートであり、別のセラミックグリーンシートは別の誘電体セラミックグリーンシートであり、積層セラミック電子部品は積層セラミックコンデンサであってもよい。
また、この発明にかかる別の積層セラミック電子部品の製造方法では、第3工程から第5工程までを複数回繰り返すことによって、単位シートにおいて内部電極間で複数のセラミックグリーンシートを積層するようにしてもよい。この場合、複数のセラミックグリーンシートは、たとえば、第3工程において別のキャリアフィルム上に形成された別のセラミックグリーンシート上にさらに別のセラミックグリーンシートを形成することによって、別のキャリアフィルム上で順に積層された後に内部電極上に一度に積層される。
さらに、この発明にかかる別の積層セラミック電子部品の製造方法では、単位シートの最上層としてセラミックグリーンシートを積層することによって、単位シート間において複数のセラミックグリーンシートを積層するようにしてもよく、または、単位シートの最下層を含む下層として複数のセラミックグリーンシートを積層することによって、単位シート間において複数のセラミックグリーンシートを積層するようにしてもよい。
さらに、この発明にかかる積層セラミック電子部品の製造方法およびこの発明にかかる別の積層セラミック電子部品の製造方法では、それぞれ、単位シートはロールで圧着されることが好ましい。
この発明にかかる積層セラミック電子部品の製造方法では、2層以上のセラミックグリーンシートを含む単位シートを積層するので、積層工程における積層枚数の低減による生産性の向上と、シート強度の向上によるセラミックグリーンシートの破れやしわの発生の防止とを実現することができる。
さらに、この発明にかかる積層セラミック電子部品の製造方法では、セラミックグリーンシートおよび別のセラミックグリーンシートが別々に成形され乾燥されるので、それらのセラミックグリーンシートの厚みを均一に形成することができるとともに、セラミックグリーンシートにピンホールが発生しない。そのため、セラミックグリーンシートの乾燥時の熱の影響で内部電極の位置の歪みが発生しにくい。したがって、たとえば、積層セラミックコンデンサとしてショート不良や耐圧不良の増大、IRの劣化、容量ばらつきの増大、ライフや信頼性の低下の問題を引き起こすことを防止することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明が適用される積層セラミックコンデンサの一例を示す図解図である。図1に示す積層セラミックコンデンサ10は直方体状の積層体12を含む。積層体12は、積層される複数の誘電体層14を含む。複数の誘電体層14間には、内部電極16がそれぞれ形成される。積層体12の両側部には、2つの外部電極18、20が形成される。一方の外部電極18は1層おきの内部電極16に接続され、他方の外部電極20は残りの内部電極16に接続される。
次に、図1に示す積層セラミックコンデンサ10の製造方法について説明する。
(実施例1)
まず、帯状のキャリアフィルム100が準備される。このキャリアフィルム100は、表面に離型層(図示せず)を有する。この離型層は、キャリアフィルム100から後述する誘電体セラミックグリーンシート102を剥離しやすくするためのものである。
図2に示すように、キャリアフィルム100上には、誘電体セラミックグリーンシート102が、たとえばダイコーター、ドクターブレードコーター、リバースロールコーターなどで成形され、乾燥される。
次に、図3に示すように、誘電体セラミックグリーンシート102上には、複数の内部電極104が、たとえばスクリーン印刷法、グラビア印刷法などの印刷法で印刷され、乾燥される。この場合、誘電体セラミックグリーンシート102上には、後述する別の内部電極104′の印刷時の基準となる位置合わせマーク106が、内部電極104と同じ材料で内部電極104と同時に印刷される。
また、帯状の別のキャリアフィルム100′が準備される。このキャリアフィルム100′は、表面に離型層(図示せず)を有する。この離型層は、キャリアフィルム100′から後述する別の誘電体セラミックグリーンシート102′を剥離しやすくするためのものである。この別のキャリアフィルム100′の離型層は、キャリアフィルム100の離型層に比べて、誘電体セラミックグリーンシートの剥離力の弱い物が選択される。具体的には、この別のキャリアフィルム100′の離型層からの別の誘電体セラミックグリーンシート102′の剥離力としては、キャリアフィルム100の離型層からのセラミックグリーンシート102の剥離力の70%以下が望ましい。
図4に示すように、別のキャリアフィルム100′上には、別の誘電体セラミックグリーンシート102′が、たとえばダイコーター、ドクターブレードコーターなどで成形され、乾燥される。この場合、別の誘電体セラミックグリーンシート102′は、誘電体セラミックグリーンシート102と同じ組成で同じ厚みに形成される。
次に、図5に示すように、誘電体セラミックグリーンシート102には、別の誘電体セラミックグリーンシート102′が熱圧着される。
そして、図6に示すように、別のキャリアフィルム100′が別の誘電体セラミックグリーンシート102′から剥離される。
上述のように別の誘電体セラミックグリーンシート102′を誘電体セラミックグリーンシート102に熱圧着するためには、図7に示すように、キャリアフィルム100などと別のキャリアフィルム100′などとが2本のロール200、200間に挟み込まれ、ロール200、200を回転させながらキャリアフィルム100、100′などが送られ、同時に誘電体セラミックグリーンシート102、102′などに熱と圧力とが加えられる。この圧着強度としては、少なくとも次工程で別の誘電体セラミックグリーンシート102′が剥がれない程度以上が好ましい。
また、上述のように別のキャリアフィルム100′を別の誘電体セラミックグリーンシート102′から剥離するためには、図7に示すように、別のキャリアフィルム100′がロール200、200間を通った上方に引っ張られる。
次に、図8に示すように、別の誘電体セラミックグリーンシート102′上には、複数の別の内部電極104′が、たとえばスクリーン印刷法、グラビア印刷法などの印刷法で印刷され、乾燥される。この場合、複数の別の内部電極104′は、複数の内部電極104に相対して静電容量が生じるように形成される。また、この場合、複数の内部電極104と別の複数の内部電極104′との位置合わせのために、位置合わせマーク106が、別の誘電体セラミックグリーンシート102′を通してイメージセンサで読み取られる。なお、複数の内部電極104と別の複数の内部電極104′との位置合わせのためには、位置合わせマーク106が、キャリアフィルム100および誘電体セラミックグリーンシート102を通してイメージセンサで読み取られてもよい。
そして、図9に示すように、キャリアフィルム100上の2層の誘電体セラミックグリーンシート102、102′を含む単位シート108が、キャリアフィルム100から剥離され積層される。この場合、単位シート108は、キャリアフィルム100から剥離した後に積層される。なお、単位シート108は、積層された後でキャリアフィルム100から剥離されてもよい。また、積層された単位シート108の上側および下側には、それぞれ、上述の誘電体セラミックグリーン102と同様の外層110、110が熱圧着される。それによって、単位シート108などの積層体112が形成される。
その後、積層体112は、所定の大きさにカットされ、焼成され、さらに外部電極が形成されることによって、積層セラミックコンデンサ10が製造される。
上述の積層セラミックコンデンサ10の製造方法では、2層の誘電体セラミックグリーンシート102、102′を含む単位シート108を積層するので、単位シート108を積層する枚数の低減により積層工程での生産性を向上することが可能となる。
また、単位シート108の厚みが誘電体セラミックグリーンシート102(102′)の厚みの2倍以上になるので、シート強度が向上し、誘電体セラミックグリーンシート102、102′に破れやしわの発生を防止することが可能となる。
さらに、すべての誘電体セラミックグリーンシート102、102′は、同一の工法(シート成形)により形成されるので、厚みが均一でしかもピンホールのないものとすることができ、コンデンサとしての性能悪化を招かない。
また、圧着する側のキャリアフィルム100′の離型層の剥離力を弱くすることにより、圧着後にキャリアフィルム100′を剥離する際に、誘電体セラミックグリーンシート102、102′が、キャリアフィルム100側に残り、破れるのを防止することができる。
さらに、2本のロール200、200に重ね合せたシートを挟み、ロール200、200を回転させながらシートを送り、同時に熱と圧力とを加えて行なう圧着工法を採用することにより、圧着シート間のエアトラップを発生させずに、20m/分以上の高速圧着が可能となる。また、2本のロール200、200の平行度、真円度、直径を高精度で仕上げることにより、圧着後のシート厚みばらつきの小さい圧着が可能となる。
また、位置合せマーク106は、誘電体セラミックグリーンシート102上に印刷しているため、離型層を有するキャリアフィルム100に印刷する場合に比べて、印刷性に優れている。
さらに、位置合せマーク106は、誘電体セラミックグリーンシート102の任意の場所に設けることができるため、位置合せ精度が向上する。なお。特開平6−124848、特開平11−300727では、位置合わせマークをキャリアフィルムの端に設ける必要があり、乾燥時の熱による局部的な伸縮歪みの影響を受けやすいという問題がある。
また、位置合せマーク106は、誘電体セラミックグリーンシート102上に印刷しているため、キャリアフィルム100上に印刷する場合に比べ、キャリアフィルム100に不要なスペースを設けなくて済み、キャリアフィルム100の使用効率が向上する。
(実施例2)
実施例2では、実施例1と比べて、別のキャリアフィルム100′上に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を成形し乾燥する工程と、キャリアフィルム100上の誘電体セラミックグリーンシート102(102′)に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を熱圧着する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′から別のキャリアフィルム100′を剥離する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′上に別の内部電極104′を印刷し乾燥する工程とが、5回繰り返される。そのため、実施例2では、図10に示すように、キャリアフィルム100上に6組の誘電体セラミックグリーンシート102(102′)および内部電極104(104′)の単位シート108が形成される。したがって、実施例2では、6層の誘電体セラミックグリーンシート102、102′を含む単位シート108が、キャリアフィルム100から剥離され積層される。
実施例2では、実施例1と同様の効果を奏する。
また、実施例2では、実施例1と比べて、単位シート108が6層の誘電体セラミックグリーンシート102、102′を含むので、単位シート108を積層する枚数のさらなる低減により積層工程での生産性をさらに向上することが可能となる。
さらに、実施例2では、実施例1と比べて、単位シート108の厚みが誘電体セラミックグリーンシート102(102′)の厚みの6倍になるので、シート強度がさらに向上し、誘電体セラミックグリーンシート102、102′に破れやしわの発生を防止することが可能となる。
(実施例3)
実施例3では、実施例1と比べて、図11に示すように、誘電体セラミックグリーンシート102上に内部電極104による段差を解消するためのセラミックペースト114をスクリーン印刷法で印刷し乾燥する工程を有する。
さらに、実施例3では、実施例1と比べて、図12に示すように、別の誘電体セラミックグリーンシート102′上に別の内部電極104′による段差を解消するためのセラミックペースト114′をスクリーン印刷法で印刷し乾燥する工程を有する。
そのため、実施例3では、図13に示すように、セラミックペースト114、114′を有する単位シート108などの積層体112が形成される。
実施例3では、実施例1と同様の効果を奏する。
また、実施例3では、実施例1と比べて、内部電極104による段差がなくなるため、別の内部電極104′を印刷する際ににじみが少なく精度よく印刷することができるという効果も奏する。
(実施例4)
実施例4では、実施例3と比べて、別のキャリアフィルム100′上に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を成形し乾燥する工程と、キャリアフィルム100上の誘電体セラミックグリーンシート102(102′)に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を熱圧着する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′から別のキャリアフィルム100′を剥離する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′上に別の内部電極104′を印刷し乾燥する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′上に別の内部電極104′による段差を解消するためのセラミックペースト114′をスクリーン印刷法で印刷し乾燥する工程とが、5回繰り返される。そのため、実施例4では、図14に示すように、キャリアフィルム100上に6組の誘電体セラミックグリーンシート102(102′)、内部電極104(104′)およびセラミックペースト114(114′)の単位シート108が形成される。したがって、実施例4では、6層の誘電体セラミックグリーンシート102、102′を含む単位シート108が、キャリアフィルム100から剥離され積層される。
実施例4では、実施例3と同様の効果を奏する。
また、実施例4では、実施例3と比べて、単位シート108が6層の誘電体セラミックグリーンシート102、102′を含むので、単位シート108を積層する枚数のさらなる低減により積層工程での生産性をさらに向上することが可能となる。
さらに、実施例4では、実施例3と比べて、単位シート108の厚みが誘電体セラミックグリーンシート102(102′)の厚みの6倍になるので、シート強度がさらに向上し、誘電体セラミックグリーンシート102、102′に破れやしわの発生を防止することが可能となる。
なお、上述の実施例1〜4では、単位シート108が2層または6層の誘電体セラミックグリーンシートを含むが、この発明では、単位シートは3層、4層、5層または7層以上の誘電体セラミックグリーンシートを含んでもよい。
また、上述の実施例1〜4は、誘電体セラミックグリーンシートを用いた積層セラミックコンデンサの製造方法であるが、この発明は、磁性体セラミックグリーンシートを用いた積層セラミックインダクタなど他のセラミックグリーンシートを用いた他の積層セラミック電子部品の製造方法にも適用され得る。
(実施例5)
実施例5では、実施例1と同様にして、図15に示すように、表面に離型層(図示せず)を有するキャリアフィルム100上に誘電体セラミックグリーンシート102が成形され、乾燥され、次に、誘電体セラミックグリーンシート102上に複数の内部電極104および位置合わせマーク106が印刷される。
さらに、実施例5では、実施例1と同様にして、表面に離型層(図示せず)を有する別のキャリアフィルム100′上に別の誘電体セラミックグリーンシート102′が成形され、乾燥される。
次に、図16に示すように、誘電体セラミックグリーンシート102には、別の誘電体セラミックグリーンシート102′が熱圧着される。
そして、図17に示すように、別のキャリアフィルム100′が別の誘電体セラミックグリーンシート102′から剥離される。
さらに、同様にして、表面に離型層(図示せず)を有する別のキャリアフィルム100′上に別の誘電体セラミックグリーンシート102′が成形され、乾燥される。
次に、図18に示すように、誘電体セラミックグリーンシート102上の別の誘電体セラミックグリーンシート102′には、別の誘電体セラミックグリーンシート102′が熱圧着される。
そして、図19に示すように、別のキャリアフィルム100′が別の誘電体セラミックグリーンシート102′から剥離される。
なお、別の誘電体セラミックグリーンシート102′は、誘電体セラミックグリーンシート102よりも薄いシートを用いてもよい。たとえば、別の誘電体セラミックグリーンシート102′を2層にした場合には、誘電体セラミックグリーンシート102の1/2の厚さにすることで全体の厚みが誘電体セラミックグリーンシート102と同じになるので容量設計が容易になる。
次に、図20に示すように、別の誘電体セラミックグリーンシート102′上には、複数の別の内部電極104′が印刷され、乾燥される。
さらに、同様にして、表面に離型層(図示せず)を有する別のキャリアフィルム100′上に別の誘電体セラミックグリーンシート102′が成形され、乾燥される。
次に、図21に示すように、誘電体セラミックグリーンシート102上の上方の別の誘電体セラミックグリーンシート102′には、別の誘電体セラミックグリーンシート102′が熱圧着される。
そして、図22に示すように、別のキャリアフィルム100′が別の誘電体セラミックグリーンシート102′から剥離される。
それから、図23に示すように、キャリアフィルム100上の4層の誘電体セラミックグリーンシート102、102′を含む単位シート108が、キャリアフィルム100から剥離され積層される。この場合、単位シート108は、キャリアフィルム100から剥離した後に積層される。なお、単位シート108は、積層された後でキャリアフィルム100から剥離されてもよい。また、積層された単位シート108の上側および下側には、それぞれ、上述の誘電体セラミックグリーンシート102と同様の外層110、110が熱圧着される。それによって、単位シート108などの積層体112が形成される。
その後、積層体112は、所定の大きさにカットされ、焼成され、さらに外部電極が形成されることによって、積層セラミックコンデンサ10が製造される。
実施例5では、実施例1と同様の効果を奏する。
また、実施例5では、内部電極104(104′)間で複数の誘電体セラミックグリーンシート102′が積層されているので、仮に複数の誘電体セラミックグリーンシート102′にピンホールが発生したとしても、複数の誘電体セラミックグリーンシート102′のピンホールが重なりにくく、内部電極104(104′)どうしがピンホールを介してショートされにくい。
さらに、実施例5では、単位シート108どうしの積層工程において、誘電体セラミックグリーンシート102、102′どうしが直接積み重ねられるので、誘電体セラミックグリーンシート102、102′どうしが内部電極104′を介して積み重ねられるたとえば実施例1と比べて、単位シート108どうしの密着力が強くなり、単位シート108の積みずれおよびデラミネーションの発生を防止することができる。
(実施例6)
実施例6では、実施例5と比べて、別のキャリアフィルム100′上に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を成形し乾燥する工程と、キャリアフィルム100上の誘電体セラミックグリーンシート102(102′)に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を熱圧着する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′から別のキャリアフィルム100′を剥離する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′上に別の内部電極104′を印刷し乾燥する工程と、別のキャリアフィルム100′上に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を成形し乾燥する工程と、キャリアフィルム100上の誘電体セラミックグリーンシート102(102′)に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を熱圧着する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′から別のキャリアフィルム100′を剥離する工程とが、3回繰り返される。そのため、実施例6では、図24に示すように、キャリアフィルム100上に4組の誘電体セラミックグリーンシート102(102′)、内部電極104(104′)および誘電体セラミックグリーンシート102′の単位シート108が形成される。したがって、実施例6では、8層の誘電体セラミックグリーンシート102、102′を含む単位シート108が、キャリアフィルム100から剥離され積層される。
実施例6では、実施例5と同様の効果を奏する。
また、実施例6では、実施例5と比べて、単位シート108が8層の誘電体セラミックグリーンシート102、102′を含むので、単位シート108を積層する枚数のさらなる低減により積層工程での生産性をさらに向上することが可能となる。
さらに、実施例6では、実施例5と比べて、単位シート108の厚みが誘電体セラミックグリーンシート102(102′)の厚みの8倍になるので、シート強度がさらに向上し、誘電体セラミックグリーンシート102、102′に破れやしわの発生を防止することが可能となる。
(実施例7)
実施例7では、実施例5と比べて、図25に示すように、誘電体セラミックグリーンシート102上に内部電極104による段差を解消するためのセラミックペースト114をスクリーン印刷法で印刷し乾燥する工程を有する。
さらに、実施例7では、実施例5と比べて、図26に示すように、別の誘電体セラミックグリーンシート102′上に別の内部電極104′による段差を解消するためのセラミックペースト114′をスクリーン印刷法で印刷し乾燥する工程を有する。
そのため、実施例7では、図27に示すように、セラミックペースト114、114′を有する単位シート108が形成される。
そして、実施例7では、図28に示すように、セラミックペースト114、114′を有する単位シート108などの積層体112が形成される。
実施例7では、実施例5と同様の効果を奏する。
また、実施例7では、実施例5と比べて、内部電極104による段差がなくなるため、別の内部電極104′を印刷する際ににじみが少なく精度よく印刷することができるという効果も奏する。
なお、実施例7において、別のキャリアフィルム100′上に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を成形し乾燥する工程と、キャリアフィルム100上の誘電体セラミックグリーンシート102′に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を熱圧着する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′から別のキャリアフィルム100′を剥離する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′上に別の内部電極104′を印刷し乾燥する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′上に別の内部電極104′による段差を解消するためのセラミックペースト114′をスクリーン印刷法で印刷し乾燥する工程と、別のキャリアフィルム100′上に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を成形し乾燥する工程と、キャリアフィルム100上の誘電体セラミックグリーンシート102′に別の誘電体セラミックグリーンシート102′を熱圧着する工程と、別の誘電体セラミックグリーンシート102′から別のキャリアフィルム100′を剥離する工程とが、複数繰り返されてもよい。
(実施例8)
実施例8では、実施例1と同様にして、表面に離型層(図示せず)を有するキャリアフィルム100上に誘電体セラミックグリーンシート102が成形され、乾燥される。
さらに、実施例8では、実施例1と同様にして、表面に離型層(図示せず)を有する別のキャリアフィルム100′上に別の誘電体セラミックグリーンシート102′が成形され、乾燥される。
次に、誘電体セラミックグリーンシート102には、別の誘電体セラミックグリーンシート102′が熱圧着される。
そして、図29に示すように、別のキャリアフィルム100′が別の誘電体セラミックグリーンシート102′から剥離される。
次に、図30に示すように、誘電体セラミックグリーンシート102′上には、複数の内部電極104および位置合わせマーク106が印刷される。
そして、実施例8では、実施例5と同様にして、図31に示すように、誘電体セラミックグリーンシート102上の別の誘電体セラミックグリーンシート102′に、2層の別の誘電体セラミックグリーンシート102′、102′および複数の内部電極104′がその順に形成される。
それから、図32に示すように、キャリアフィルム100上の4層の誘電体セラミックグリーンシート102、102′を含む単位シート108が、キャリアフィルム100から剥離され積層される。また、積層された単位シート108の上側および下側には、それぞれ、誘電体セラミックグリーン102と同様の外層110、110が熱圧着される。それによって、単位シート108などの積層体112が形成される。
その後、積層体112は、所定の大きさにカットされ、焼成され、さらに外部電極が形成されることによって、積層セラミックコンデンサ10が製造される。
実施例8では、実施例5と同様の効果を奏する。
(実施例9)
実施例9では、実施例8と同様にして、図33に示すように、表面に離型層(図示せず)を有するキャリアフィルム100上に、誘電体セラミックグリーンシート102、別の誘電体セラミックグリーンシート102′、複数の内部電極104および位置合わせマーク106が形成される。
さらに、同様にして、図34に示すように、表面に離型層(図示せず)を有する別のキャリアフィルム100′上に、2層の別の誘電体セラミックグリーンシート102′、102′が形成される。
次に、図35に示すように、誘電体セラミックグリーンシート102上の別の誘電体セラミックグリーンシート102′には、別のキャリアフィルム100′上の別の誘電体セラミックグリーンシート102′が熱圧着される。
そして、別のキャリアフィルム100′が別の誘電体セラミックグリーンシート102′から剥離される。
次に、図36に示すように、誘電体セラミックグリーンシート102′上に複数の内部電極104′が形成される。
そして、実施例8と同様にして、図37に示すように、キャリアフィルム100上の4層の誘電体セラミックグリーンシート102、102′を含む単位シート108が、キャリアフィルム100から剥離され積層される。また、積層された単位シート108の上側および下側には、それぞれ、誘電体セラミックグリーン102と同様の外層110、110が熱圧着される。それによって、単位シート108などの積層体112が形成される。
その後、積層体112は、所定の大きさにカットされ、焼成され、さらに外部電極が形成されることによって、積層セラミックコンデンサ10が製造される。
実施例9では、実施例5と同様の効果を奏する。
なお、上述の実施例5〜9では、内部電極間に2層の誘電体セラミックグリーンシートが積層されているが、この発明では、内部電極間に3層以上の誘電体セラミックグリーンシートが積層されてもよい。
また、上述の実施例5〜9では、単位シート108が4層または8層の誘電体セラミックグリーンシートを含むが、この発明では、単位シートは5層以上の誘電体セラミックグリーンシートを含んでもよい。
さらに、上述の実施例5〜9は、誘電体セラミックグリーンシートを用いた積層セラミックコンデンサの製造方法であるが、この発明は、磁性体セラミックグリーンシートを用いた積層セラミックインダクタなど他のセラミックグリーンシートを用いた他の積層セラミック電子部品の製造方法にも適用され得る。
また、上述の実施例1〜9では、誘電体セラミックグリーンシート102と別の誘電体セラミックグリーンシート102′とが同じ組成で同じ厚みに形成されているが、この発明では、内部電極によるシートの溶解性や内部電極との圧着性を考慮して、それらの組成や厚みを適時変更してもよい。
この発明によれば、たとえば積層セラミックコンデンサなどの積層セラミック電子部品の製造方法において、積層工程における生産性を向上することができ、セラミックグリーンシートの破れやしわの発生を防止することができ、セラミックグリーンシートの厚みを均一に形成することができ、セラミックグリーンシートにピンホールが発生しない。そのため、品質および信頼性のよい積層セラミックコンデンサなどの積層セラミック電子部品を製造することができる。
この発明が適用される積層セラミックコンデンサの一例を示す図解図である。 実施例1の一工程を示す図解図である。 実施例1の他の工程を示す図解図である。 実施例1のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例1のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例1のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例1のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例1のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例1のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例2の一工程を示す図解図である。 実施例3の一工程を示す図解図である。 実施例3の他の工程を示す図解図である。 実施例3のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例4の一工程を示す図解図である。 実施例5の一工程を示す図解図である。 実施例5の他の工程を示す図解図である。 実施例5のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例5のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例5のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例5のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例5のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例5のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例5のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例6の一工程を示す図解図である。 実施例7の一工程を示す図解図である。 実施例7の他の工程を示す図解図である。 実施例7のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例7のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例8の一工程を示す図解図である。 実施例8の他の工程を示す図解図である。 実施例8のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例8のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例9の一工程を示す図解図である。 実施例9の他の工程を示す図解図である。 実施例9のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例9のさらに他の工程を示す図解図である。 実施例9のさらに他の工程を示す図解図である。
符号の説明
10 積層セラミックコンデンサ
12 積層体
14 誘電体層
16 内部電極
18、20 外部電極
100 キャリアフィルム
100′ 別のキャリアフィルム
102 誘電体セラミックグリーンシート
102′ 別の誘電体セラミックグリーンシート
104 内部電極
104′ 別の内部電極
106 位置合わせマーク
108 単位シート
110 外層
112 積層体
114、114′ セラミックペースト

Claims (13)

  1. 帯状のキャリアフィルム上にセラミックグリーンシートを成形する第1工程、
    前記セラミックグリーンシート上に内部電極および位置合わせマークを印刷し、乾燥する第2工程、
    帯状の別のキャリアフィルム上に別のセラミックグリーンシートを成形する第3工程、
    前記内部電極および前記位置合わせマークを覆うようにして、前記キャリアフィルム上のセラミックグリーンシートに前記別のセラミックグリーンシートを圧着する第4工程、
    前記別のセラミックグリーンシートから前記別のキャリアフィルムを剥離する第5工程、
    前記別のセラミックグリーンシートを通して前記セラミックグリーンシート上に印刷された前記位置合わせマークをイメージセンサで読み取り、前記別のセラミックグリーンシート上に別の内部電極を印刷する第6工程、および
    前記セラミックグリーンシート、前記内部電極、前記別のセラミックグリーンシートおよび前記別の内部電極からなり複数のセラミックグリーンシートを有する単位シートが作製され、前記単位シートを複数積層する第7工程を含み、
    前記別のキャリアフィルムとして前記キャリアフィルムの離型層よりセラミックグリーンシートの剥離力が70%以下と弱い離型層を有する帯状のキャリアフィルムが使用される、積層セラミック電子部品の製造方法。
  2. 前記内部電極による段差を解消するためのセラミックペーストを前記セラミックグリーンシート上に印刷し乾燥する工程、および
    前記別の内部電極による段差を解消するためのセラミックペーストを前記別のセラミックグリーンシート上に印刷し乾燥する工程を含む、請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  3. 前記セラミックペーストの印刷時に、前記内部電極と前記セラミックペーストとの位置合わせのために、前記キャリアフィルムおよび前記セラミックグリーンシートを通して、または、前記別のセラミックグリーンシートを通して、前記位置合わせマークをイメージセンサで読み取る、請求項2に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  4. 前記セラミックグリーンシートは誘電体セラミックグリーンシートであり、
    前記別のセラミックグリーンシートは別の誘電体セラミックグリーンシートであり、
    前記積層セラミック電子部品は積層セラミックコンデンサである、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  5. 帯状のキャリアフィルム上にセラミックグリーンシートを成形する第1工程、
    前記セラミックグリーンシート上に内部電極および位置合わせマークを印刷し、乾燥する第2工程、
    帯状の別のキャリアフィルム上に別のセラミックグリーンシートを成形する第3工程、
    前記内部電極および前記位置合わせマークを覆うようにして、前記キャリアフィルム上のセラミックグリーンシートに前記別のセラミックグリーンシートを圧着する第4工程、
    前記別のセラミックグリーンシートから前記別のキャリアフィルムを剥離する第5工程、
    前記キャリアフィルムおよび前記セラミックグリーンシートを通して前記位置合わせマークをイメージセンサで読み取り、これを基準として前記別のセラミックグリーンシート上に別の内部電極を印刷する第6工程、および
    前記セラミックグリーンシート、前記内部電極、前記別のセラミックグリーンシートおよび前記別の内部電極からなる単位シートが作製され、前記単位シートを複数積層する第7工程を含み、
    前記別のキャリアフィルムとして前記キャリアフィルムの離型層よりセラミックグリーンシートの剥離力が70%以下と弱い離型層を有する帯状のキャリアフィルムが使用される、積層セラミック電子部品の製造方法。
  6. 前記第3工程から第6工程までを複数回繰り返すことによって、
    前記キャリアフィルム上に3組以上のセラミックグリーンシートおよび内部電極からなる単位シートを形成するようにした、請求項5に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  7. 前記内部電極による段差を解消するためのセラミックペーストを前記セラミックグリーンシート上に印刷し乾燥する工程、および
    前記別の内部電極による段差を解消するためのセラミックペーストを前記別のセラミックグリーンシート上に印刷し乾燥する工程を含み、
    前記セラミックペーストの印刷時に、前記内部電極と前記セラミックペーストとの位置合わせのために、前記キャリアフィルムおよび前記セラミックグリーンシートを通して、前記位置合わせマークをイメージセンサで読み取る、請求項5または請求項6に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  8. 前記セラミックグリーンシートは誘電体セラミックグリーンシートであり、
    前記別のセラミックグリーンシートは別の誘電体セラミックグリーンシートであり、
    前記積層セラミック電子部品は積層セラミックコンデンサである、請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  9. 前記第3工程から第5工程までを複数回繰り返すことによって、
    前記単位シートにおいて内部電極間で複数のセラミックグリーンシートを積層するようにした、請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  10. 前記複数のセラミックグリーンシートは、前記第3工程において前記別のキャリアフィルム上に形成された前記別のセラミックグリーンシート上にさらに別のセラミックグリーンシートを形成することによって、別のキャリアフィルム上で順に積層された後に内部電極上に一度に積層される、請求項9に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  11. 前記単位シートの最上層としてセラミックグリーンシートを積層することによって、
    前記単位シート間において複数のセラミックグリーンシートを積層するようにした、請求項9または請求項10に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  12. 前記単位シートの最下層を含む下層として複数のセラミックグリーンシートを積層することによって、
    前記単位シート間において複数のセラミックグリーンシートを積層するようにした、請求項9または請求項10に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  13. 前記単位シートはロールで圧着される、請求項1または請求項5に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
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