JP4538989B2 - 蒸発燃料処理装置の故障診断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料タンクで発生した蒸発燃料をエンジンの所定運転時に吸気系へ放出することにより燃焼させる蒸発燃料処理装置の故障を診断する故障診断装置に関し、車両の故障診断装置の改良技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ガソリン等の液体燃料を燃料とするエンジンが搭載された自動車等には、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を燃焼処理する蒸発燃料処理装置が備えられるようになり、該蒸発燃料の大気への放出防止に応えることができるようになっている。上記蒸発燃料処理装置は、燃料タンク内で発生した蒸発燃料をキャニスタに吸着保持し、この吸着した蒸発燃料をエンジンの所定の運転状態の下でキャニスタから離脱させてエンジンの吸気系に放出することにより、燃料タンク内に発生した蒸発燃料を燃焼処理するように構成されている。
【0003】
また、この種の蒸発燃料処理装置には、特開平11−336620号公報に開示されているように、該処理装置におけるリークの有無を診断する故障診断装置が設けられているものがある。該故障診断装置は、エンジン停止後に、燃料タンクからパージ弁に至るパージ系統を加圧してリーク診断する方式を用いており、電動ポンプによって基準口径を有した基準オリフィスを経由して加圧空気を供給して該パージ系統を加圧したときのこの電動ポンプの負荷電流値に基づいて判定レベルを設定したのち、電動ポンプによって上記基準オリフィスをバイパスして上記パージ系統を加圧したときの該電動ポンプの負荷電流値を上記判定レベルと比較することにより、該パージ系統内のリークの有無を診断するものである。つまり、例えば上記基準オリフィス相当の孔が生じたときのリーク量より大きなリーク量が有ると、加圧負荷の減少によって電動ポンプの負荷電流値は判定レベルより減少するので、負荷電流値が判定レベルより小さいときにはリークが有ると判定することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記故障診断装置では、上記パージ系統内のリークの有無を診断することはできるものの、例えば、上記パージ弁からエンジンの吸気通路までの間において配管外れや配管詰まり等がある場合、このような異常の診断の要求には応えられないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、蒸発燃料処理装置の故障診断装置における上記のような問題に鑑み、パージ弁からエンジンの吸気通路までの間における配管外れや配管詰まり等の異常を検出可能とする蒸発燃料処理装置の故障診断装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】
まず、請求項1に記載の発明は、燃料タンクからパージ弁を介してエンジンの吸気通路に至る蒸発燃料のパージ系統が設けられ、かつ、所定の診断条件成立時に、上記パージ弁を閉じた状態で上記パージ系統における燃料タンクとパージ弁との間の部分に加圧空気を供給する加圧手段と、該加圧手段により加圧空気を供給したときに上記部分のリークの有無に対応するパラメータの変化に基づいて該パージ系統のリークの有無を診断する診断手段とが設けられた蒸発燃料処理装置の故障診断装置に関するもので、基準オリフィスと、上記加圧手段により該基準オリフィスを加圧する状態と上記パージ系統における燃料タンクとパージ弁との間の部分を加圧する状態とを切り換える切換手段と、エンジン運転中の所定の時期に、上記加圧手段を作動させている状態でパージ弁を開いたときの上記パラメータの変化に基づき、パージ系統におけるパージ弁から上記吸気通路までの間の連通状態を検出する連通状態検出手段とが設けられていると共に、上記連通状態検出手段は、上記パージ弁を閉じた状態で、上記切換手段によって上記基準オリフィスを加圧した状態から上記パージ系統における燃料タンクとパージ弁との間の部分を加圧する状態に切り換えたときのパラメータの値に対して、その後パージ弁を開いたときのパラメータの値が大きく、かつ、上記両パラメータ間の変化が所定値より小さいときに、パージ弁から吸気通路までの間は開放状態であることを検出する一方、上記変化が所定値以上であるときに、パージ弁から吸気通路までの間は閉塞状態であることを検出することを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、加圧手段を作動させている状態でパージ弁を開いたときのパラメータの変化に基づき、パージ系統におけるパージ弁から吸気通路までの間の連通状態を検出する連通状態検出手段が設けられているので、該連通状態が正常であるか異常であるかを確実に検出することができるようになる。
【0012】
その場合に、この発明によれば、パージ弁から吸気通路までの間の連通状態が異常であると検出された場合、上記パラメータの変化を所定値と比較することにより、パージ弁から吸気通路までの間が開放状態(例えば配管外れ)であるか閉塞状態(例えば配管詰まり)であるかを検出することができるようになるので、検出結果に応じて的確な処置が行われるようになる。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の蒸発燃料処理装置の故障診断装置において、上記連通状態検出手段は、上記加圧手段がパージ系統における燃料タンクとパージ弁との間の部分を加圧した後、所定期間経過したときパージ弁を開くように構成されていることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、加圧手段がパージ系統における燃料タンクとパージ弁との間の部分を加圧した後、所定期間経過したときパージ弁を開くので、つまり、加圧手段の作動を安定させた上で連通状態を検出するので、該連通状態を一層精度良く検出することができるようになる。
【0015】
そして、請求項3に記載の発明は、上記請求項1に記載の蒸発燃料処理装置の故障診断装置において、空燃比変化を検出する空燃比変化検出手段が設けられており、上記連通状態検出手段によってパージ系統におけるパージ弁から吸気通路までの間の連通状態を検出するとき、該連通状態検出手段によって連通状態が正常であること、かつ/または、上記空燃比変化検出手段によって空燃比のリッチ側への変化が所定以上であることが検出されたとき、連通状態が正常であることを検出するように構成されていることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、連通状態検出手段によって連通状態が正常であること、かつ、空燃比変化検出手段によって空燃比のリッチ側への変化が所定以上であることが検出されたときか、または、連通状態検出手段によって連通状態が正常であることと、空燃比変化検出手段によって空燃比のリッチ側への変化が所定以上であることとのいずれか一方が検出されたとき、連通状態が正常であることを検出するように構成したので、連通状態が正常であることを検出する場合の要求精度に応じて対応可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
図1に示すように、ガソリン等の液体燃料が貯留される燃料タンク1の上部には、該燃料タンク1内で発生した蒸発燃料を収集してキャニスタ2に導く蒸発燃料導入通路3が接続されており、そして、上記キャニスタ2に上流側が接続されたパージ通路4が、パージ弁5を介して図示しないエンジンの吸気通路6に接続されて、パージ系統が構成されている。また、上記燃料タンク1側壁から斜め上方へ延びる給油管1aの先端は、フィラキャップ1bによって閉塞されている。そして、上記パージ系統には、該パージ系統の故障を診断する診断部7が設けられている。
【0019】
上記診断部7には、フィルタ11が介装されたエア導入通路12が、モータ13で駆動される電動ポンプ14を介して第1通路15と第2通路16とに連通すると共に、第3通路17にも連通するように設けられている。そして、上記第1〜第3通路15〜17は合流し、第4通路18を介してキャニスタ2に接続されている。また、上記電動ポンプ14は、フィルタ11とエア導入通路12とを介して導入された空気を加圧すると共にパージ系統に加圧空気を白矢印で示すように供給し、該パージ系統を加圧するようになっている。
【0020】
上記第1通路15には口径が0.5mmとされた基準オリフィス19が介装されると共に、上記第1〜第3通路15〜17の合流部には切換弁20が介装されており、該切換弁20の作動によって、第4通路18と第1〜第3通路15〜17とがそれぞれ分岐接続されるようになっている。つまり、この切換弁20は、図1に示す閉状態で第3通路17を遮断して第1、第2、及び第4通路15,16,18を連通状態とする一方、図2に示す開状態で第2通路16を遮断して第1、第3、及び第4通路15,17,18を連通状態とするように作動する。
【0021】
また、図3に示すように、エンジンの所定の運転状態の下で、切換弁20を開状態とすると共にパージ弁5を開状態とすると、白矢印で示すように、フィルタ11及びエア導入通路12を介して導入された空気によって、キャニスタ2に吸着保持された蒸発燃料はキャニスタ2から離脱し、該空気と共にパージ通路4及びパージ弁5を介してエンジンの吸気通路6に放出されることになり、燃料タンク1内に発生した蒸発燃料を燃焼処理することができる。
【0022】
そして、本実施の形態に係る車両には電子制御式のコントロールユニット21が備えられており、該ユニット21は、パージ弁5、モータ13、及び切換弁20に制御信号を出力すると共に、モータ13からの電動ポンプ14の負荷電流値信号及び空燃比制御部22からの空燃比フィードバック補正値信号を入力する。
【0023】
次に、蒸発燃料処理装置の故障診断について、上記コントロールユニット21による制御動作の一例を、図4〜7に示すフローチャート図にしたがって説明する。なお、以下に説明する故障診断の特徴部分は、パージ系統におけるパージ弁5から吸気通路6までの間の連通状態を検出すると共に、パージ系統における燃料タンク1とパージ弁5との間のリークの有無を診断することができるように構成されているところにある。
【0024】
まず、図4及び図5にしたがって、パージ系統におけるパージ弁5から吸気通路6までの間の連通状態の検出処理について説明する。
【0025】
すなわち、コントロールユニット21は、ステップS1で、車両状態を検出し、ステップS2で、連通状態検出実行条件が成立しているか否かを判定する。ここで、連通状態検出実行条件とは、例えば、外気温度が所定範囲内にあるか否か、バッテリ電圧が所定範囲内にあるか否か、燃料タンク1内の燃料残量が所定範囲内にあるか否か、スロットル開度が所定値以下であるか否か、エンジン回転数が所定範囲内にあるか否か、パージを実行可能な領域にあるか否か、電動ポンプ14や切換弁20等の故障診断用デバイスが正常であるか否か等の条件である。そして、連通状態検出実行条件が成立していないと判定すればステップS1へ戻る一方、実行条件が成立していると判定すればステップS3へ進む。
【0026】
ステップS3で、故障判定タイマTmのタイマ値をリセットして0に設定した後、ステップS4で、パージ弁5に作動信号を出力して該パージ弁5を閉状態とし、そして、ステップS5で、モータ13に作動信号を出力して電動ポンプ14をONさせる。
【0027】
次いで、ステップS6で、故障判定タイマTmのタイマ値を1増加させた後、ステップS7で、該故障判定タイマTmのタイマ値が予め設定された所定値Trefより大きいか否かを判定し、所定値Tref以下であると判定すればステップS6へ戻る一方、所定値Trefより大きいと判定すればステップS8へ進む。
【0028】
そして、ステップS8で、切換弁20を開状態から閉状態として第2通路16を連通させた上で、電動ポンプ14でパージ系統における燃料タンク1とパージ弁5との間の部分を加圧するように加圧空気を供給し、そのときの電動ポンプ14の負荷電流初期値I1を検出する。さらに、そのとき空燃比制御部22を介して検出した空燃比フィードバック補正値cfb1をリセットして0に設定する。なお、該空燃比フィードバック補正値cfb1は、空燃比フィードバック制御が実行されるときに、図示しない排気通路に設けられたO2センサにより検出された実空燃比と目標空燃比との偏差に基づいて算出される補正値である。
【0029】
そして、ステップS9で、故障判定タイマTmのタイマ値を1増加させた後、ステップS10で、該故障判定タイマTmのタイマ値が予め設定された所定値Tpumpより大きいか否かを判定し、所定値Tpump以下であると判定すればステップS9へ戻る一方、所定値Tpumpより大きいと判定すればステップS11へ進む。
【0030】
ステップS11で、パージ弁5を閉状態から開状態とし、次いで、ステップS12で、故障判定タイマTmのタイマ値を1増加させた後、ステップS13で、該故障判定タイマTmのタイマ値が予め設定された所定値Tpurgeより大きいか否かを判定し、所定値Tpurge以下であると判定すればステップS12へ戻る一方、所定値Tpurgeより大きいと判定すればステップS14へ進む。
【0031】
ステップS14で、そのときの電動ポンプ14の負荷電流最終値I2と空燃比フィードバック補正値cfb2とを検出する。
【0032】
そして、ステップS15で、上記負荷電流最終値I2が上記負荷電流初期値I1以下か否かを判定し、負荷電流初期値I1以下であると判定すれば、次に、ステップS16で、上記ステップS14で検出された空燃比フィードバック補正値cfb2と上記ステップS8で検出された空燃比フィードバック補正値cfb1との差が、予め設定されたリッチ判定閾値fcfbより小さいか否かを判定し、リッチ判定閾値fcfb以上であると判定すれば、ステップS17で、連通状態は正常であると判定する。
【0033】
一方、上記ステップS15で、負荷電流最終値I2が負荷電流初期値I1より大きいと判定すれば、また、上記ステップS16で、ステップS14で検出された空燃比フィードバック補正値cfb2とステップS8で検出された空燃比フィードバック補正値cfb1との差が、リッチ判定閾値fcfbより小さいと判定すれば、共にステップS18へ進み、負荷電流最終値I2と負荷電流初期値I1との差が予め設定された連通状態判定閾値fT1より小さいか否かを判定する。
【0034】
ステップS18で、負荷電流最終値I2と負荷電流初期値I1との差が連通状態判定閾値fT1より小さいと判定すれば、ステップS19で、パージ系統におけるパージ弁5から吸気通路6までの間は開放状態であると判定する一方、連通状態判定閾値fT1以上であると判定すれば、ステップS20で、パージ系統におけるパージ弁5から吸気通路6までの間は閉塞状態であると判定する。
【0035】
そして、上記ステップS17,S19,S20の後、いずれの場合もステップS21へ進み、電動ポンプ14をOFFすると共に切換弁20を閉状態から開状態とし、かつ、パージ弁5の制御を通常制御へ移行した上で、連通状態の検出処理を終了する。
【0036】
次に、図6及び図7にしたがって、パージ系統における燃料タンク1からパージ弁5までの間の部分のリークの有無の診断処理について説明する。
【0037】
すなわち、ステップS31で、車両状態を検出し、ステップS32で、リーク診断実行条件が成立しているか否かを判定する。ここで、リーク診断実行条件とは、例えば、エンジンが停止状態であるか否か、予測外気温度が所定範囲内にあるか否か、燃料タンク1内の燃料残量が所定範囲内にあるか否か、電動ポンプ14や切換弁20等の故障診断用デバイスが正常であるか否か等の条件である。そして、リーク診断実行条件が成立していないと判定すれば診断処理を終了する一方、実行条件が成立していると判定すればステップS33へ進む。
【0038】
ステップS33で、故障判定タイマTmのタイマ値をリセットして0に設定した後、ステップS34で、モータ13に作動信号を出力して電動ポンプ14をONさせる。
【0039】
そして、ステップS35で、切換弁20を開状態として第2通路16を遮断した上で、フィルタ11を介して導入した空気を電動ポンプ14で加圧して第1通路15に設けられた基準オリフィス19へ供給し、そのときの電動ポンプ14の負荷電流閾値Irefを測定する。
【0040】
次に、ステップS36で、切換弁20を閉状態として第2通路16を連通させた上で、電動ポンプ14で加圧空気をパージ系統における燃料タンク1とパージ弁5との間の部分に供給するようにし、そのときの電動ポンプ14の負荷電流初期値Ioを検出する。
【0041】
そして、ステップS37で、故障判定タイマTmのタイマ値が予め設定された第1判定閾値T(1)以上か否かを判定し、第1判定閾値T(1)より小さいと判定すれば、ステップS38で、タイマ値を1増加させて上記ステップS37へ戻る。
【0042】
一方、上記ステップS37で、故障判定タイマTmのタイマ値が第1判定閾値T(1)以上であると判定すれば、ステップS39で、そのときの電動ポンプ14の負荷電流値Imを検出する。
【0043】
次いで、ステップS40で、該負荷電流値Imと上記負荷電流初期値Ioとの差Im−Ioが、燃料残量と、負荷電流閾値Iref及び負荷電流初期値Ioとの差Iref−Ioとに基づいて予め決定されて、比較的大きなリークが有ると判定するラージリーク判定閾値f1より大きいか否かを判定する。すなわち、上記の差Im−Ioがリーク診断パラメータであり、該パラメータIm−Ioは、電動ポンプ14によりパージ系統における燃料タンク1とパージ弁5との間の部分を加圧したとき、リークの有無によって変化する。例えば、リークが有る場合には、リークが無い場合に比較して電動ポンプ14の負荷が小さくなるので、つまり負荷電流値Imが小さくなるので、このリーク診断パラメータIm−Ioは変化することになる。
【0044】
ステップS40で、リーク診断パラメータIm−Ioがラージリーク判定閾値f1以下であると判定すれば、ステップS41で、故障判定タイマTmのタイマ値が予め設定された第2判定閾値T(2)以上か否かを判定する。そして、故障判定タイマTmのタイマ値が第2判定閾値T(2)より小さいと判定すれば、ステップS42で、タイマ値を1増加させて再びステップS41へ戻る一方、第2判定閾値T(2)以上であると判定すれば、ステップS43で、そのときの電動ポンプ14の負荷電流値Imを検出する。
【0045】
次いで、ステップS44で、リーク診断パラメータIm−Ioが、燃料残量と、負荷電流閾値Iref及び荷電流初期値Ioとの差Iref−Ioとに基づいて予め決定されて、比較的大きなリーク(例えば、1mm径程度の孔が有る場合に相当するリーク)が有ると判定する1mm径リーク判定閾値f2より大きいか否かを判定する。
【0046】
ステップS44で、リーク診断パラメータIm−Ioが1mm径リーク判定閾値f2以下であると判定すれば、ステップS45で、パージ系統に比較的大きなリークが有ると判定した後、ステップS46で、切換弁20を閉状態から開状態とすると共に電動ポンプ14をOFFし、診断処理を終了する。
【0047】
一方、上記ステップS40で、リーク診断パラメータIm−Ioがラージリーク判定閾値f1より大きいと判定すれば、また、上記ステップS44で、リーク診断パラメータIm−Ioが1mm径リーク判定閾値f2より大きいと判定すれば、共にステップS47へ進む。
【0048】
すなわち、ステップS47で、電動ポンプ14によるパージ系統の加圧を中止する閾値である加圧中止閾値Is1を、負荷電流閾値Irefに所定値を乗算することにより演算する。
【0049】
次に、ステップS48で、燃料タンク1内の燃料残量に応じて決まるフィラキャップ漏れ防止閾値fcap1を設定する。このフィラキャップ漏れ防止閾値fcap1は、フィラキャップ1bから液体燃料が漏れる虞のある限界値である。
【0050】
そして、ステップS49で、故障判定タイマTmのタイマ値を1増加させ、ステップS50で、そのときの電動ポンプ14の負荷電流値Imを検出する。
【0051】
次いで、ステップS51で、リーク診断パラメータIm−Ioがフィラキャップ漏れ防止閾値fcap1より小さいか否かを判定し、フィラキャップ漏れ防止閾値fcap1以上であると判定すれば、ステップS52で、フィラキャップ1bからの燃料漏れの可能性があると判定し、診断処理を中止する。
【0052】
一方、リーク診断パラメータIm−Ioがフィラキャップ漏れ防止閾値fcap1より小さいと判定すれば、次に、ステップS53で、リーク診断パラメータIm−Ioが加圧中止閾値Is1以上か否かを判定し、加圧中止閾値Is1以上であると判定すれば、ステップS54で、パージ系統に0.5mm径の孔が有る場合に相当するリークはなく正常であると判定する。
【0053】
また、上記ステップS53で、リーク診断パラメータIm−Ioが加圧中止閾値Is1より小さいと判定すれば、ステップS55で、故障判定タイマTmのタイマ値が第3判定閾値T(3)以上か否かを判定し、第3判定閾値T(3)より小さいと判定すれば、再びステップS49へ戻る一方、第3判定閾値T(3)以上であると判定すれば、ステップS56で、パージ系統に0.5mm径の孔が有る場合に相当する比較的小さなリークが有ると判定する。
【0054】
そして、上記ステップS52,S54,S56の後、いずれの場合もステップS57へ進み、切換弁20を閉状態から開状態とすると共に電動ポンプ14をOFFし、診断処理を終了する。
【0055】
次に、パージ系統におけるパージ弁5から吸気通路6までの間の連通状態の検出処理の流れを、図8に基づいて説明する。
【0056】
すなわち、パージ弁5が閉状態かつ切換弁20が開状態で電動ポンプ14がONされると、電動ポンプ14によって加圧された空気が第1通路15に設けられた基準オリフィス19へ供給される。その場合、図2に白矢印で示すように、加圧空気はその通路が規制されることになる上記基準オリフィス19を通過するので、電動ポンプ14の負荷電流値Imは急激に増加する。
【0057】
そして、所定時間Trefが経過して切換弁20が開状態から閉状態とされると、図1に白矢印で示すように、加圧空気はその通路が比較的規制されない第2通路16を介して減圧状態のパージ系統における燃料タンク1とパージ弁5との間の部分へ供給されるので、電動ポンプ14の負荷電流値Imは一旦急激に減少して負荷電流初期値I1を示した後、上記部分が次第に加圧傾向となるため、負荷電流値Imは増加傾向を示すようになる。
【0058】
次いで、所定時間Tpumpが経過すると、パージ弁5が閉状態から開状態とされる。その場合、パージ弁5から吸気通路6までの間の連通状態が正常であると、パージ弁5を介して、加圧状態の上流側部分と負圧状態の下流側部分である吸気通路6とが正常に接続されることになるので、符号アで示すように、電動ポンプ14の負荷電流値Imは比較的速やかに減少し、所定時間Tpurgeが経過したときには上記負荷電流初期値I1以下の負荷電流最終値I2Aを示すようになる。
【0059】
また、パージ弁5から吸気通路6までの間が開放状態であると、この吸気通路6内は略大気圧状態と想定されるので、符号イで示すように、電動ポンプ14の負荷電流値Imは上記符号アの場合に比較して緩やかに減少し、所定時間Tpurgeが経過したときには上記負荷電流初期値I1より大きい負荷電流最終値I2Bを示すようになる。
【0060】
そして、パージ弁5から吸気通路6までの間が閉塞状態であると、この吸気通路6への加圧空気の通路が閉鎖されることになるので、符号ウで示すように、電動ポンプ14の負荷電流値Imはパージ弁5が開状態とされた後も増加の一途をたどり、所定時間Tpurgeが経過したときには上記負荷電流初期値I1より大きく、さらには符号イの場合の負荷電流最終値I2Bよりも大きい負荷電流最終値I2Cを示すようになる。
【0061】
このように、パージ弁5を閉状態から開状態とした後の上記負荷電流値Imの挙動に基づき、所定時間Tpurgeが経過したときの負荷電流最終値I2を負荷電流初期値I1と比較することにより、上記連通状態が正常であるか異常であるかを検出することができるようになる。つまり、負荷電流最終値I2が負荷電流初期値I1以下であれば、連通状態は正常であることを検出する一方、負荷電流最終値I2が負荷電流初期値I1より大きければ、連通状態は異常であることを検出する。
【0062】
そして、上記負荷電流最終値I2が負荷電流初期値I1より大きい場合には、さらに、両者の差I2−I1が、予め設定された連通状態判定閾値fT1より小さいか否かが判定されることになる。すなわち、符号イの場合のように両者の差I2−I1が連通状態判定閾値fT1より小さければ、パージ弁5から吸気通路6までの間は開放状態であると判定される一方、符号ウの場合のように両者の差I2−I1が連通状態判定閾値fT1以上であれば、パージ弁5から吸気通路6までの間は開放状態であると判定される。
【0063】
また、図8には示さないが、上記連通状態が正常であることが検出された場合、次いで、所定時間Tpurgeが経過したときに検出された空燃比フィードバック補正値cfb2と切換弁20が開状態から閉状態とされたときに検出された空燃比フィードバック補正値cfb1との差を、予め設定されたリッチ判定閾値fcfbと比較することができる。その場合、両空燃比フィードバック補正値cfb2,cfb1の差が上記リッチ判定閾値fcfb以上であれば、このことは、空燃比フィードバック制御において所定以上に空燃比を減量するような補正が行われたことを意味し、キャニスタ2に吸着保持された蒸発燃料がパージ弁5を介して正常に吸気通路6へ放出されたことに他ならなく、これにより、上記連通状態が正常であることを一層精度よく検出することができる。
【0064】
次に、パージ系統における燃料タンク1とパージ弁5との間の部分のリークの有無の診断処理の流れを、図9に基づいて説明する。
【0065】
すなわち、符号P1で電動ポンプ14の負荷電流閾値Irefが検出された後、符号P2で切換弁20を開状態から閉状態とされることにより、電動ポンプ14の負荷電流初期値Ioが検出される。
【0066】
そして、符号エの場合、故障判定タイマTmのタイマ値が増加し、符号P3で故障判定タイマTmのタイマ値が第1判定閾値T(1)になったので、そのときのリーク診断パラメータIm−Ioがラージリーク判定閾値f1より大きいか否かが判定される。この場合は、リーク診断パラメータIm−Ioがラージリーク判定閾値f1より大きいので、加圧中止閾値Is1及びフィラキャップ漏れ防止閾値fcap1が演算される。
【0067】
次いで、故障判定タイマTmのタイマ値の増加と共に負荷電流値Imが検出され、そのときの診断パラメータIm−Ioがフィラキャップ漏れ防止閾値fcap1より小さいか否かが判定される。この場合は、該パラメータIm−Ioがフィラキャップ漏れ防止閾値fcap1より小さいので、次に、診断パラメータIm−Ioが加圧中止閾値Is1以上か否かが判定される。この場合は、符号P4でリーク診断パラメータIm−Ioが加圧中止閾値Is1と同じ値になったので、この時点でパージ系統にリークは無く正常であると判定されて、診断処理は終了となる。
【0068】
次に、符号オの場合、符号P5で故障判定タイマTmのタイマ値が第1判定閾値T(1)になったので、そのときのリーク診断パラメータIm−Ioがラージリーク判定閾値f1より大きいか否かが判定される。この場合は、該パラメータIm−Ioがラージリーク判定閾値f1以下であるので、さらに故障判定タイマTmのタイマ値が増加し、そのタイマ値が第2判定閾値T(2)になったとき、つまり符号P6で、そのときのリーク診断パラメータIm−Ioが1mm径リーク判定閾値f2より大きいか否かが判定される。この場合は、該パラメータIm−Ioが1mm径リーク判定閾値f2より大きいので、次に、加圧中止閾値Is1及びフィラキャップ漏れ防止閾値fcap1が演算される。
【0069】
そして、故障判定タイマTmのタイマ値の増加と共に負荷電流値Imが検出され、リーク診断パラメータIm−Ioがフィラキャップ漏れ防止閾値fcap1より小さいか否かが判定される。この場合は、該パラメータIm−Ioがフィラキャップ漏れ防止閾値fcap1より小さいのでフィラキャップ1bでの燃料漏れ故障はないと判定され、次に、故障判定タイマTmのタイマ値が第3判定閾値T(3)以上か否かが判定される。そして、故障判定タイマTmのタイマ値が第3判定閾値T(3)になったとき、つまり符号P7で、パージ系統に0.5mm径の孔が有る場合に相当するリークが有ると判定されて、故障診断は終了となる。
【0070】
次に、符号カの場合、符号P8で故障判定タイマTmのタイマ値が第1判定閾値T(1)になったので、そのときのリーク診断パラメータIm−Ioがラージリーク判定閾値f1より大きいか否かが判定する。この場合は、該パラメータIm−Ioがラージリーク判定閾値f1以下であるので、さらに故障判定タイマTmのタイマ値が増加し、そのタイマ値が第2判定閾値T(2)になったとき、つまり点P9で、そのときのリーク診断パラメータIm−Ioが1mm径リーク判定閾値f2より大きいか否かが判定される。この場合は、該パラメータIm−Ioが1mm径リーク判定閾値f2以下であるので、パージ系統に大きなリークが有ると判定されて、診断処理は終了となる。
【0071】
このように、パージ系統におけるパージ弁5から吸気通路6までの間の連通状態を検出するようにしたので、この間が開放状態である、あるいは閉塞状態である等の異常が確実に検出されるようになり、これらの異常を速やかに処置することができるようになる。
【0072】
その上で、電動ポンプ14で加圧空気を基準オリフィス19へ供給し、そのときの電動ポンプ14の負荷電流閾値Irefを基準とすることにより、パージ系統における燃料タンク1とパージ弁5との間の部分の、基準オリフィス19の口径に相当する孔を確実に検出することが可能になる。
【0073】
なお、上記実施の形態において、図5に示すようなパージ系統におけるパージ弁5から吸気通路6までの間の連通状態の検出処理に代わり、図10に示すような検出処理としてもよい。
【0074】
すなわち、上記図5においては、ステップS15で、負荷電流最終値I2が上記負荷電流初期値I1以下か否かを判定し、負荷電流初期値I1以下であると判定すれば、次に、ステップS16で、両空燃比フィードバック補正値cfb2,cfb1間の差が、予め設定されたリッチ判定閾値fcfbより小さいか否かを判定し、リッチ判定閾値fcfb以上であると判定すれば、ステップS17で、連通状態は正常であると判定するようになっており、連通状態が正常であることを一層精度よく検出することができることになる。
【0075】
これに対し、上記図10においては、ステップS115で、負荷電流最終値I2が上記負荷電流初期値I1以下か否かを判定し、負荷電流初期値I1以下であると判定すれば、また、上記ステップS115で、負荷電流初期値I1より大きいと判定された場合でも、次に、ステップS116で、両空燃比フィードバック補正値cfb2,cfb1間の差が、リッチ判定閾値fcfbより小さいか否かを判定し、リッチ判定閾値fcfb以上であると判定すれば、共にステップS117で、連通状態は正常であると判定するようになっている。なお、ステップS118以降の制御は、上記図5におけるステップS18以降の制御と同様である。
【0076】
すなわち、連通状態が正常であることを特に精度よく判定する必要がある場合には図5に示す制御を実行すればよく、一方、これほどの精度が必要とされない場合には図10に示す制御を実行すればよい。
【0077】
また、上記実施の形態においては、パージ系統におけるパージ弁5から吸気通路6までの間の連通状態を電動ポンプ14の負荷電流値Imに基づいて判定したが、電動ポンプ14の回転数や燃料タンク1内の圧力等に基づいて判定してもよい。また、パージ系統における燃料タンク1とパージ弁5との間の部分のリークの有無を電動ポンプ14の負荷電流値Imに基づくリーク診断パラメータIm−Ioによって判定したが、上記同様、電動ポンプ14の回転数や燃料タンク1内の圧力等に基づいて判定してもよい。いずれの場合においても、上記実施の形態で説明したと同様に、パージ系統におけるパージ弁5から吸気通路6までの間の連通状態とパージ系統における燃料タンク1とパージ弁5との間の部分のリークの有無とを確実に診断することができるようになる。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、空気を電動ポンプで加圧して、パージ系統における燃料タンクとパージ弁との間の部分に供給することによって、該部分のリークの有無を診断する蒸発燃料処理装置の故障診断装置において、パージ系統におけるパージ弁から吸気通路までの間の連通状態を検出するようにしたので、この間が開放状態である、あるいは閉塞状態である等の異常をも確実に検出することができるようになり、これらの異常を速やかに処置することが可能になる。本発明は、蒸発燃料処理装置の故障診断装置を備えた車両分野に広く好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る蒸発燃料処理装置の故障診断装置を示す模式図である。
【図2】 同じく切換弁が開状態とされて、基準オリフィスを加圧した場合の模式図である。
【図3】 同じく切換弁が開状態とされると共にパージ弁が開状態とされた場合の模式図である。
【図4】 連通状態の検出処理の一例を示すフローチャート図である。
【図5】 同じくフローチャート図である。
【図6】 リークの有無の診断処理の一例を示すフローチャート図である。
【図7】 同じくフローチャート図である。
【図8】 連通状態を検出する場合のタイムチャート図である。
【図9】 リークの有無を診断する場合の負荷電流値と時間との関係を示す図である。
【図10】 別の実施の形態に係る連通状態の検出処理の一例を示すフローチャート図の一部抜粋である。
【符号の説明】
1 燃料タンク
5 パージ弁
6 吸気通路
7 診断部(故障診断装置)
14 電動ポンプ(加圧手段)
19 基準オリフィス
20 切換弁(切換手段)
21 コントロールユニット(診断手段、連通状態検出手段、空燃比変化検出手段)
Claims (3)
- 燃料タンクからパージ弁を介してエンジンの吸気通路に至る蒸発燃料のパージ系統が設けられ、かつ、所定の診断条件成立時に、上記パージ弁を閉じた状態で上記パージ系統における燃料タンクとパージ弁との間の部分に加圧空気を供給する加圧手段と、該加圧手段により加圧空気を供給したときに上記部分のリークの有無に対応するパラメータの変化に基づいて該パージ系統のリークの有無を診断する診断手段とが設けられた蒸発燃料処理装置の故障診断装置であって、基準オリフィスと、上記加圧手段により該基準オリフィスを加圧する状態と上記パージ系統における燃料タンクとパージ弁との間の部分を加圧する状態とを切り換える切換手段と、エンジン運転中の所定の時期に、上記加圧手段を作動させている状態でパージ弁を開いたときの上記パラメータの変化に基づき、パージ系統におけるパージ弁から上記吸気通路までの間の連通状態を検出する連通状態検出手段とが設けられていると共に、上記連通状態検出手段は、上記パージ弁を閉じた状態で、上記切換手段によって上記基準オリフィスを加圧した状態から上記パージ系統における燃料タンクとパージ弁との間の部分を加圧する状態に切り換えたときのパラメータの値に対して、その後パージ弁を開いたときのパラメータの値が大きく、かつ、上記両パラメータ間の変化が所定値より小さいときに、パージ弁から吸気通路までの間は開放状態であることを検出する一方、上記変化が所定値以上であるときに、パージ弁から吸気通路までの間は閉塞状態であることを検出することを特徴とする蒸発燃料処理装置の故障診断装置。
- 上記連通状態検出手段は、上記加圧手段がパージ系統における燃料タンクとパージ弁との間の部分を加圧した後、所定期間経過したときパージ弁を開くように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理装置の故障診断装置。
- 空燃比変化を検出する空燃比変化検出手段が設けられており、上記連通状態検出手段によってパージ系統におけるパージ弁から吸気通路までの間の連通状態を検出するとき、該連通状態検出手段によって連通状態が正常であること、かつ/または、上記空燃比変化検出手段によって空燃比のリッチ側への変化が所定以上であることが検出されたとき、連通状態が正常であることを検出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理装置の故障診断装置。
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