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JP4509670B2 - 蓄電デバイスの残存容量演算装置 - Google Patents

蓄電デバイスの残存容量演算装置 Download PDF

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Description

本発明は、二次電池や電気化学キャパシタ等の蓄電デバイスの残存容量を演算する蓄電デバイスの残存容量演算装置に関する。
近年、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学キャパシタといった蓄電デバイスの小型軽量化・高エネルギー密度化が進み、携帯型の情報通信機器から電気自動車やハイブリッド自動車等の電源として活発に利用されている。
このような蓄電デバイスを有効に活用するには、その残存容量を正確に把握することが重要であり、従来から、蓄電デバイスの充放電電流を積算して残存容量を求める技術や、開放電圧に基づいて残存容量を求める技術が知られている。
例えば、特許文献1には、電気自動車の車両停止時の電池電圧から求めた開放電圧により停止時残存容量を求めると共に、電池の放電電流の積算値に基づいて放電電気容量を検出し、この放電電気容量と停止時残存容量とから満充電容量を算出し、この満充電容量と放電電気容量とから残存容量を求める技術が開示されている。
また、特許文献2には、リチウムイオン電池のような電池容量と電池電圧とに直線的な比例関係があるものにおいて、任意の時間のあいだ放電または充電したときの電流積算量と、放電または充電前の電圧、放電または充電後の電圧より、残存容量を求める技術が開示されている。
更に、特許文献3には、電池の充放電電流を積分して求めた残存容量と、電池の開放端子電圧に基づいて推定した残存容量との差の変化率に基づいて、残存容量の演算方法を補正する技術が開示されている。
特開平6−242193号公報 特開平8−179018号公報 特開平11−223665号公報
しかしながら、充放電電流を積算して残存容量を求める技術と開放電圧の推定値に基づいて残存容量を求める技術とは、それぞれに一長一短があり、前者は、突入電流等の負荷変動に強く、安定した残存容量が得られる反面、誤差が累積し易い(特に、高負荷継続時には誤差が大きくなる)という欠点があり、また、後者は、通常の使用時において、正確な値を求めることができる反面、短時間で負荷が大きく変動した場合に演算値が変動しやすいという欠点がある。
従って、特許文献1,2,3のように、単に、両者の技術を組合わせただけでは、電流積算による誤差の累積を排除することは困難である。特に、ハイブリッド車等のように充放電が連続する状態では、残存容量の演算精度が低下したり、残存容量の演算値が急激に変化するといった事態が生じる虞があり、安定した精度を確保することは困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、電流積算に基づく残存容量における誤差の累積を低減する共に、開放電圧に基づく残存容量における負荷変動の影響を低減し、常に安定した高精度な残存容量を求めることのできる蓄電デバイスの残存容量演算装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による蓄電デバイスの残存容量演算装置は、蓄電デバイスの開放電圧に基づく第1の残存容量の演算値と上記蓄電デバイスの充放電電流の積算値に基づく第2の残存容量の演算値との容量差に基づいて、上記蓄電デバイスの充放電電流の電流誤差を算出する電流誤差算出手段と、上記電流誤差算出手段で算出した電流誤差に基づいて、上記充放電電流の計測値を補正するための電流補正値を算出する電流補正値算出手段と、上記電流補正値算出手段で算出した電流補正値により、上記充放電電流の計測値を補正した電流推定値を算出する電流推定値算出手段と、上記電流推定値算出手段で算出した電流推定値と上記蓄電デバイスの内部インピーダンスとに基づいて開放電圧を推定し、推定した開放電圧に基づいて上記第1の残存容量を算出する第1の残存容量算出手段と、上記電流推定値算出手段で算出した電流推定値を積算して上記第2の残存容量を算出する第2の残存容量算出手段と、上記第1の残存容量と上記第2の残存容量とを上記蓄電デバイスの使用状況に応じて設定したウェイトを用いて重み付け合成し、上記蓄電デバイスの残存容量を算出する第3の残存容量算出手段とを備えたことを特徴とする。
その際、電流誤差は、第1の残存容量に含まれる電流誤差分を蓄電デバイスの電圧に対する残存容量の変化率とインピーダンスとから推定し、第2の残存容量に含まれる電流誤差分を蓄電デバイスの電流容量に基づいて推定することにより算出することができ、電流補正値は、電流誤差をフィルタ処理して算出することができる。
また、電流推定値は、電流誤差を学習し、その学習結果に応じて学習補正した電流補正値と電流誤差の学習値とを用いて算出することが望ましく、更に、電流補正値に基づいて充放電電流を計測するセンサの故障診断を行うことが望ましい。
本発明の蓄電デバイスの残存容量演算装置は、電流積算に基づく残存容量における誤差の累積を低減する共に、開放電圧に基づく残存容量における負荷変動の影響を低減することができ、常に安定した高精度な残存容量を求めることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図11は本発明の実施の一形態に係わり、図1はハイブリッド車への適用例を示すシステム構成図、図2はバッテリ残存容量の推定アルゴリズムを示すブロック図、図3はバッテリ電流容量と温度との関係を示す説明図、図4は等価回路モデルを示す回路図、図5は残存容量と開放電圧との関係を示す説明図、図6はバッテリ残存容量算出処理を示すフローチャート、図7はインピーダンステーブルの説明図、図8は残存容量テーブルの説明図、図9はウェイトテーブルの説明図、図10は電流補正後の残存容量を示す説明図、図11は電流センサの故障診断処理を示すフローチャートである。
図1は、本発明をエンジンとモータとを併用して走行するハイブリッド車両(HEV)に適用した例を示し、同図において、符号1は、HEVの電源ユニットである。この電源ユニット1には、蓄電デバイスとして例えば複数のセルを封止した電池パックを複数個直列に接続して構成されるバッテリ2と、バッテリ2の残存容量の演算、バッテリ2の冷却や充電の制御、異常検出及び異常検出時の保護動作等のエネルギーマネージメントを行う演算ユニット(演算ECU)3とが1つの筐体内にパッケージされている。
尚、本形態においては、蓄電デバイスとしてリチウムイオン二次電池を例に取って説明するが、本発明による残存容量の演算手法は、電気化学キャパシタやその他の二次電池にも適用可能である。
演算ECU3は、マイクロコンピュータ等から構成され、電圧センサ4で測定したバッテリ2の端子電圧VB、電流センサ5で測定したバッテリ2の充放電電流IB、温度センサ6で測定したバッテリ2の温度(セル温度)温度TBに基いて、所定時間毎に充電状態(State of charge;SOC)すなわち残存容量SOCを演算する。この残存容量SOCは、電源ユニット1の演算ECU3から、例えばCAN(Controller Area Network)通信等を介してHEV制御用電子制御ユニット(HEV制御用ECU)10に出力され、車両制御用の基本データ、バッテリ残量や警告用の表示用データ等として使用される。
HEV制御用ECU10は、同様にマイクロコンピュータ等から構成され、運転者からの指令に基づいて、HEVの運転、その他、必要な制御を行う。すなわち、HEV制御用ECU10は、電源ユニット1からの信号や図示しないセンサ・スイッチ類からの信号により、車両の状態を検出し、バッテリ2の直流電力を交流電力に変換してモータ15を駆動するインバータ20を初めとして、図示しないエンジンや自動変速機等を、専用の制御ユニットを介して或いは直接的に制御する。
演算ECU3における残存容量SOCの演算は、図2のブロック図に示す推定アルゴリズムに従って実行される。このSOC推定アルゴリズムでは、残存容量を算出する上での最も基本的なパラメータ、すなわち、電流センサ5によって測定するバッテリ電流IBの誤差を補正し、この誤差を補正した電流を用いて、電流積算に基づく残存容量SOCIと、バッテリ端子電圧とバッテリ電流と内部インピーダンスとから推定される開放電圧に基づく残存容量SOCVとを並行して演算する。そして、残存容量SOCI,SOCVをバッテリの使用状態に応じて重み付けして合成し、この合成した残存容量SOCをバッテリ2の残存容量として出力する。
一般的に、バッテリの残存容量を算出する技術としては、バッテリ電流の積算値に基づて残存容量を求める技術と、バッテリの開放電圧に基づいて残存容量を求める技術とがあり、それぞれに一長一短がある。前者は、突入電流等の負荷変動に強く、安定した残存容量が得られる反面、電流誤差が累積し易い(特に、高負荷継続時には誤差が大きくなる)という欠点がある。また、後者は、電流が安定している領域では、正確な値を求めることができる反面、短時間で負荷が大きく変動した場合には、バッテリの開放電圧を推定する際のインピーダンスを正確に求めることができず、残存容量の算出値が振動し易いという欠点がある。
従って、本SOC推定アルゴリズムでは、電流センサ5による計測値を補正した電流値を用いて電流積算に基づく残存容量SOCIと開放電圧に基づく残存容量SOCVとを算出し、負荷変動の少ない安定した状態では、開放電圧に基づく残存容量SOCVの重みを大きくすることにより、正確な残存容量SOCを取得し、負荷変動が比較的大きい状態では、電流積算に基づく残存容量SOCIの重みを大きくすることにより、電流誤差の累積を防止しつつ、負荷変動時にも安定した残存容量SOCを取得するようにしている。
このため、演算ECU3には、SOC推定アルゴリズムを形成する各機能として、開放電圧に基づく第1の残存容量としての残存容量SOCVを算出する第1の残存容量算出手段としての第1の残存容量算出部3a、電流積算に基づく第2の残存容量としての残存容量SOCIを算出する第2の残存容量算出手段としての第2の残存容量算出部3b、第1の残存容量の演算値と第2の残存容量の演算値との容量差に基づいて、電流誤差IDを算出する電流誤差算出手段としての電流誤差算出部3c、電流誤差IDを用いて電流センサ5で計測した電流値IBを補正するための電流補正値IDFを算出する電流補正値算出手段としての電流補正値算出部3d、この電流補正値IDFにより電流センサ5で計測した電流値IBを補正し、計測誤差を排除した電流値としての電流推定値ISを算出し、第1の残存容量算出部3a及び第2の残存容量算出部3bに出力する電流推定値算出手段としての電流推定値算出部3e、第1の残存容量SOCVと第2の残存容量SOCIとを、バッテリ2の使用状況に応じて随時変化させるウェイト(重み係数)wにより重み付けして合成し、最終的な残存容量SOCを算出する第3の残存容量算出手段としての第3の残存容量算出部3fが備えられている。
詳細には、電流積算に基づく残存容量SOCIは、バッテリ電流Iにより、初期値SOCI(0)をベース値として以下の(1)式によって表現することができる。尚、以下の各式における電流I,電圧V,温度Tは、理論上のパラメータを表すものとする。
SOCI=SOCI(0)−∫[(100×η×I/AH)+SD]dt/3600…(1)
但し、η :電流効率
AH:電流容量(温度による変数)
SD:自己放電率
電流効率η及び自己放電率SDは、本形態のリチウムイオン電池では、それぞれ定数と見なすことができ、実用上、η=1、SD=0とすることができる。従って、(1)式は、以下の(1’)式で表現することができる。
SOCI=SOC(0)−(∫Idt)/(AH×3600)…(1’)
ここで、バッテリ電流に誤差IDが重合されている場合の残存容量SOCIは、以下の(2)式で表すことができる。
SOCI=SOCI(0)−[(∫Idt)/(AH×3600)+(∫IDdt)/(AH×3600)]…(2)
一方、バッテリの開放電圧VOCは、端子電圧V、バッテリ電流I、インピーダンスZにより、以下の(3)式で表現することができる。
VOC=V+I×Z…(3)
開放電圧VOCと、この開放電圧VOCに基づく残存容量SOCVとの関係は、バッテリ内の電気化学的な関係、すなわち、平衡状態での電極電位とイオンの活量との関係を記述した周知のネルンストの式を適用し、以下の(4)式で表現することができる。
VOC=E+[(Rg×T/Ne×F)×lnSOCV/(100−SOCV)]+Y…(4)
但し、E :標準電極電位(本形態のリチウムイオン電池では、E=3.745)
Rg:気体定数(8.314J/mol−K)
T :温度(絶対温度K)
Ne:イオン価数(本形態のリチウムイオン電池では、Ne=1)
F :ファラデー定数(96485C/mol)
尚、(4)式におけるYは補正項であり、常温における電圧−SOC特性をSOCの関数で表現したものである。SOCV=Xとすると、以下の(5)式に示すように、SOCVの三次関数で表すことができる。
Y=−10-63+9・10-52+0.013X−0.7311…(5)
以上の(4)式の関係から、残存容量SOCVを、開放電圧VOCの関数Fによって表現すると、以下の(6)式の関係となり、バッテリ電流に誤差IDが重合されている場合の残存容量SOCVは、関数Fと、誤差電流による電圧の関数Gとを用い、以下の(7)式で近似することができる。
SOCV=F(VOC)…(6)
SOCV=F(V+I×Z)+G(ID×Z)…(7)
ここで、誤差電流による電圧分(ID×Z)は、端子電圧Vに比べて小さい値であるため、電圧に対する残存容量の変化率を考えた場合、関数Gによる容量分は、電圧に対する一次関数であると仮定することができる。従って、(7)式は、以下の(8)式に示すように、残存容量SOCをパラメータとする係数KSCを用いて表現することができる。
SOCV=F(V+I×Z)+KSC×(ID×Z)…(8)
以上の(8)式で表現される残存容量SOCVと、(2)式で表現される残存容量SOCIとから、両者の容量差ESOCは、それぞれの電流誤差分、すなわち、電圧に対する残存容量の変化率とインピーダンスZとから推定される電流誤差分と、電流容量AHに基づいて推定される電流誤差分とが重合したものであると考えることができる。従って、この容量差ESOCを用いて電流誤差IDによる容量分を表現すると、以下の(9)式で表現することができ、更に、微分形式で表現した以下の(10)式を得ることができる。
ESOC=(∫IDdt)/(AH×3600)+KSC×(ID×Z)…(9)
d(ESOC)/dt=ID/(AH×3600)+KSC×Z×d(ID)/dt…(10)
但し、ESOC=SOCV−SOCI
更に、連続時間系で表現される(10)式を、周期的な演算処理で算出するため、サンプル時間k毎の演算周期DLTTで離散化し、以下の(11)式に簡略化して電流誤差IDを表現する。
ID(k)=[1−DLTT/(KSC×Z×AH×3600)]×ID(K-1)+[1/(KSC×Z)]×[(ESOC(k)−ESOC(k-1)]…(11)
但し、ESOC(k)=SOCV(k-1)−SOCI(k-1)
尚、バッテリの電流容量AHは、図3に示すように、温度に依存して変化し、低温になる程、バッテリ容量が減少するため、例えば、温度TBをパラメータとするテーブルを作成しておき、このテーブルを参照して電流容量AHを算出する。
この場合、前述したように、開放電圧に基づく残存容量SOCVは、負荷変動による振動成分を含んでいる可能性がある。従って、(11)式による電流誤差IDにフィルタ処理を施し、以下の(12)式に示すように、電流センサ5によって計測したバッテリ電流を補正するための電流補正値IDFを算出する。
IDF(k)=(1−KA)×IDF(k-1)+KA×ID(k)…(12)
但し、KA:フィルタ定数(0<KA<1)
そして、電流センサ5によるバッテリ電流の計測値IBと、電流誤差IDから算出した電流補正値IDFとを用い、計測誤差を排除した電流値としての電流推定値ISを以下の(13)式によって求める。
IS(k)=IB(k)−IDF(k)…(13)
尚、詳細は後述するが、電流補正値IDFを算出する際に電流誤差IDを学習するようにしても良い。電流推定値ISは、学習結果を反映した電流補正値IDFと、電流誤差IDを学習した学習値とを用いて算出することになる。また、電流補正値IDFは、電流センサ5によるバッテリ電流の実測値を補正するものであることから、電流補正値IDFの取り得る範囲は予め設定された範囲に制限され、この設定範囲を越えているか否かを調べることにより、電流センサ5の故障診断を行うことができる。
電流推定値ISを求めた後は、この電流推定値ISを前述の(1)式に適用し、電流積算に基づく残存容量SOCIと、開放電圧に基づく残存容量SOCVとを算出する。電流積算に基づく残存容量SOCIは、以下の(14)式によって算出される。
SOCI(k)=SOCI(k-1)+IS(k)×DLTT/(AH×3600)…(14)
また、開放電圧に基づく残存容量SOCVは、前述の(3)式において、端子電圧V、バッテリ電流Iを、それぞれ、電圧センサ4で測定した端子電圧VB、(13)式で求めた電流推定値ISを適用し、また、インピーダンスZを用いて開放電圧VOCを求めた後、開放電圧VOCをパラメータとして残存容量SOCVを求める。
ここで、バッテリのインピーダンスZは、図4に示す等価回路モデルを用いて求めることができる。この等価回路は、抵抗分R1〜R3、容量分C1,CPE1,CPE2(但し、CPE1,CPE2は二重層容量分)の各パラメータを、直列及び並列に組合わせた等価回路モデルであり、交流インピーダンス法における周知のCole-Coleプロットをカーブフィッティングすることにより、各パラメータを決定する。
これらのパラメータから求められるインピーダンスZは、バッテリの温度や電気化学的な反応速度、充放電電流の周波数成分によって大きく変化する。従って、インピーダンスZを決定するパラメータとして、電流の変化率を周波数成分の置き換えとして採用する。電流変化率は、バッテリの負荷変動を直接的に反映しているが、単なる電流変化率では、スパイク的に発生する電流の急激な変化の影響を受けてしまう。
このスパイク的な電流の影響は、所定のサンプリング数の単純平均、移動平均、加重平均等の処理により軽減することができるが、特に、電流の遅れを考慮した場合、バッテリの充放電状態の変化に対して、過去の履歴を過剰となることなく適切に反映することのできる移動平均を用いるようにしている。すなわち、電流の移動平均は、電流の高周波成分に対するローパスフィルタとなり、この移動平均のフィルタリングにより、走行中の負荷変動で発生する電流のスパイク成分を、遅れ成分を助長することなく除去することができる。
具体的には、バッテリ電流の移動平均値をIMとすると、この移動平均値IMの時間tにおける電流変化率ΔIM/Δtと温度TBとを条件とするインピーダンス測定を行ってデータを蓄積した後、温度TBと電流変化率ΔIM/Δtとに基づいてインピーダンスZのテーブル(後述する図7のインピーダンステーブル)を作成する。そして、このテーブルを利用してインピーダンスZを求め、このインピーダンスZと、端子電圧VBと電流推定値ISとを前述の(3)式に適用して開放電圧VOCを求める。
尚、バッテリの内部インピーダンスZは、詳細には、低温になるほど増加し、これに伴って電流変化率が小さくなることから、後述するように、直接的には、電流変化率ΔIM/Δtを温度補正した補正後電流変化率TKΔIM/Δtを用いてインピーダンスZを決定する。
開放電圧VOCと残存容量SOCVとの関係は、ネルンストの式に基づく前述の(4)式から求めることができるが、具体的な相関関係は、電池の種類や特性によって異なり、例えば、リチウムイオン電池では、図5に示すような曲線で表すことができる。図5に示す開放電圧VOCと基準残存容量SOCVとの関係は、開放電圧VOCの変化に対して基準残存容量SOCVの変化が平坦となることなく、単調変化する曲線によって表される相関関係であり、開放電圧VOCの値を知ることで基準残存容量SOCVの値を明確に把握することができる。
また、残存容量SOCVは、開放電圧VOCのみならずバッテリ温度との間にも強い相関性があり、図5に示すように、開放電圧VOCが同じ値であっても、バッテリ温度が下がると基準残存容量SOCVが減少する。この場合、開放電圧VOCと温度TBとをパラメータとして、直接、(4)式を用いて残存容量SOCVを算出することも可能であるが、実際には使用する電池特有の充放電特性や使用条件等に対する考慮が必要となる。
従って、以上の(4)式の関係から実際の電池の状態を把握する場合には、常温でのSOCV−VOC特性を基準として、各温度域での充放電試験或いはシミュレーションを行い、実測データを蓄積する。そして、蓄積した実測データから開放電圧VOCと温度TBとをパラメータする残存容量SOCVのテーブル(後述する図8の残存容量テーブル)を作成しておき、このテーブルを利用して残存容量SOCVを求める。
以上の残存容量SOCI,SOCVは、バッテリ2の使用状況に応じて随時変化させるウェイト(重み係数)wにより重み付けして合成され、最終的な残存容量SOCが算出される。ウェイトwは、w=0〜1の間で変化させ、合成後の最終的な残存容量SOC(k)は、以下の(15)式で与えられる。
SOC(k)=w×SOCI(k)+(1−w)×SOCV(k)…(15)
ウェイトwは、現在のバッテリの使用状況を的確に表すことのできるパラメータを用いて決定する必要があり、そのパラメータとしては、単位時間当たりの電流の変化率や残存容量SOCI,SOCVの間の偏差等を用いることが可能である。好適には、前述した移動平均による電流変化率ΔIM/Δtを単位時間当たりの電流変化率として用いることができ、本形態においては、電流変化率ΔIM/Δtを用いてウェイトwを決定する。
そして、電流変化率ΔIM/Δtが大きいときには、電流積算に基づく残存容量SOCIの重みを大きくして開放電圧に基づく残存容量SOCVの重みを小さくすることにより、負荷変動にも拘らず電流積算による正確な残存容量を得ることができると共に、開放電圧推定時の振動を防止することができる。逆に、電流変化率ΔIM/Δtが小さいときには、電流積算に基づく残存容量SOCIの重みを小さくして、開放電圧に基づく残存容量SOCVの重みを大きくすることにより、電流積算時の誤差の累積による影響を回避し、開放電圧に基づく正確な残存容量を得ることができる。
これにより、電流積算による誤差の累積を抑制すると共に、外乱が発生した場合にも、安定した正確な残存容量を求めることができ、残存容量SOCI,SOCV双方の欠点を打消して互いの利点を最大限に引き出し、残存容量の推定精度を大幅に向上することができる。
次に、以上の電流補正によるバッテリの残存容量SOCの算出処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。尚、図6に示す残存容量算出処理では、電流誤差IDの学習制御を取入れている。
図6のフローチャートは、電源ユニット1の演算ECU3における残存容量推定の基本的な処理を示すものであり、所定時間毎(例えば、0.1sec毎)に実行される。この処理がスタートすると、先ず、ステップS1において、バッテリのインピーダンスZ、電流容量AHをテーブル参照等により読込むと共に、電流誤差IDの算出に用いる係数KSCを読込む。
尚、バッテリ2の端子電圧VBは、複数の電池パックの平均値、電流IBは複数の電池パックの電流の総和を取り、それぞれ、例えば0.1sec毎に、データを取得するものとする。また、温度TBは、例えば10sec毎に取得するものとする。
図7は、電流の移動平均による電流変化率ΔIM/Δtを温度補正した補正後電流変化率TKΔIM/Δtと温度TBとをパラメータとして、インピーダンスZを格納したインピーダンステーブルの例であり、概略的には、補正後電流変化率TKΔIM/Δtが同じ場合には、温度TBが低くなる程、インピーダンスZが増加し、同じ温度では、補正後電流変化率TKΔIM/Δtが小さくなる程、インピーダンスZが増加する傾向を有している。
尚、電流の移動平均は、例えば、電流のサンプリングを0.1sec毎、電流積算の演算周期を0.5sec毎とした場合、5個のデータを移動平均する。
次に、ステップS2へ進み、1演算周期前の残存容量SOCI(k-1),SOCV(k-1)を読込む。今回読込んだ残存容量SOCI(k-1),SOCV(k-1)は、前回の演算周期で読込んだ残存容量SOCI(k-2),SOCV(k-2)と共に、容量差ESOC(k),ESOC(k-1)を算出する際に用いられる。そして、ステップS3において、インピーダンスZ、電流容量AH、係数KSC、容量差ESOC(k)、容量差ESOC(k-1)を用い、前述の(11)式に従って、電流誤差IDを算出する。そして、ステップS4で、前述の(12)式に従い、電流誤差IDをフィルタ定数KAを用いてフィルタ処理し、電流補正値IDFを算出する。
ステップS4に続くステップS5からステップS11までは、電流誤差IDに対する学習制御の処理であり、先ず、ステップS5において、以下の(16)式に示すように、電流補正値IDFに対してフィルタ処理を施し、電流誤差の学習値(電流誤差学習値)IDLを更新する際の基準値となる学習更新量基準値ILBを算出する。
ILB(k)=(1−KA)×ILB(k-1)+KB×KL×ID(k)…(16)
但し、KB:フィルタ定数(0<KB<1)
KL:学習値定数(0<KL<1)
次いで、ステップS6へ進み、学習値更新のタイミングを決定するためのカウンタCLをカウントアップし(CL=CL+1)、ステップS7で、カウンタCLが設定値TL(例えば、10min程度に相当するカウンタ値)に達したか否かを調べる。その結果、CL<TLの場合には、ステップS7からステップS12へジャンプし、CL=TLになった場合、ステップS7からステップS8へ進み、以下の(17)式に示すように、メモリに格納されている前回までの電流誤差学習値IDL(k-1)に、学習更新量基準値ILB(k)を加算して新たな電流誤差学習値IDL(k)を算出する。そして、この新たな電流誤差学習値IDL(k)でメモリに格納されている電流誤差学習値IDL(k-1)を書換え、学習値を更新する。
IDL(k)=IDL(k-1)+ILB(k)…(17)
電流誤差学習値IDLを更新した後は、ステップS9へ進み、以下の(18)式に示すように、先にステップS4で算出した電流補正値IDFから学習更新量基準値ILBを減算して新たな電流補正値IDFに補正する。この電流補正値IDFの補正は、以下のステップS12において電流補正値IDFにより電流推定値ISを算出する際の段差をなくし、演算上の連続性を確保するためである。
IDF=IDF−ILB…(18)
次に、ステップS10,S11において、それぞれ、学習更新量基準値ILBをリセットし(ILB=0)、また、カウンタCLをクリアし(CL=0)、ステップS12へ進む。ステップS12では、バッテリ電流の計測値IB、電流補正値IDF、電流誤差学習値IDLを用い、前述の(13)式に電流誤差学習値IDLを取入れた以下の(19)式により、電流推定値ISを算出する。
IS=IB−(IDF+IDL)…(19)
尚、学習制御を行わない場合には、上述のステップS5〜S11を省略し、ステップS4で算出した電流補正値IDFとバッテリ電流の計測値IBとから、前述の(13)式、すなわち(19)式においてIDL=0とした式に従って電流推定値ISを算出する。
その後、ステップS13へ進み、前述の(14)式に従って、電流推定値ISを積算して残存容量SOCIを算出する。更に、ステップS14において、バッテリの温度TBと開放電圧VOCとをパラメータとするテーブル参照により、開放電圧に基づく残存容量SOCVを算出する。図8は、前述したようにネルンストの式に基づいてバッテリ内の電気化学的な状態を把握して作成した残存容量テーブルであり、概略的には、温度TB及び開放電圧VOCが低くなる程、残存容量SOCVが小さくなり、温度TB及び開放電圧VOCが高くなる程、残存容量SOCVが大きくなる傾向を有している。
尚、図7,8においては、通常の条件下で使用される範囲のデータを示し、他の範囲のデータは記載を省略してある。
その後、ステップS15へ進み、図9に示すウェイトテーブルを参照してウェイトwを算出する。ウェイトテーブルは、補正後電流変化率TKΔIM/Δtをパラメータとする一次元テーブルであり、概略的には、補正後電流変化率TKΔIM/Δtが小さくなる程、すなわち、バッテリ負荷変動が小さい程、ウェイトwの値を小さくして電流積算による残存容量SOCIの重みを小さくする傾向を有している。そして、前述の(15)式に従って、電流積算による残存容量SOCIと開放電圧に基づく残存容量SOCVとをウェイトwを用いて重み付けして合成し、最終的な残存容量SOCを算出して1サイクルの本演算処理を終了する。
以上の電流補正処理による残存容量SOCは、電流補正無しの場合の準残存容量、電流誤差が無い場合の理論上の残存容量と共に、図10に示される。電流補正無しの残存容量は、時間の経過と共に電流誤差が累積してゆき、真の残存容量とのずれが大きくなって行くが、電流誤差を補正した本方式の残存容量では、負荷変動による振動もなく、電流誤差の累積を効果的に抑制することができ、真値に近い正確且つ安定した残存容量とすることができる。
また、以上の電流推定値ISを用いた残存容量SOCの算出処理と並行して、図11に示す電流センサ5の故障診断処理が実行される。
この電流センサ5の故障診断処理では、最初のステップS21において、電流補正値IDFを読込み、ステップS22で、電流補正値IDFの絶対値│IDF│と予め設定した診断値IDMAXとを比較する。診断値IDMAXは、例えば、電流センサ5による測定値が通常取り得る範囲から逸脱した場合に生じる電流誤差の最大値である。
そして、│IDF│≦IDMAXの場合は、電流センサ5は正常であると判定してステップS22から処理を抜け、│IDF│>IDMAXの場合、ステップS22からステップS23へ進み、電流センサ5が異常であるとの故障判定を行って処理を抜ける。この故障判定がなされた場合には、演算ECU3からHEV制御用ECU10にフェール信号が出力され、直ちにフェール制御に移行する。
この電流センサ異常時の残存容量SOCは、例えば、ウェイトwを「0」に固定し、開放電圧に基づく残存容量SOCVのみを用いて推定した値とすることが可能である。この場合、開放電圧VOCの推定精度が低下するが、異常時の短時間のフェール制御を可能として安全を確保することができる。
ハイブリッド車への適用例を示すシステム構成図 バッテリ残存容量の推定アルゴリズムを示すブロック図 バッテリ電流容量と温度との関係を示す説明図 等価回路モデルを示す回路図 残存容量と開放電圧との関係を示す説明図 バッテリ残存容量算出処理を示すフローチャート インピーダンステーブルの説明図 残存容量テーブルの説明図 ウェイトテーブルの説明図 電流補正後の残存容量を示す説明図 電流センサの故障診断処理を示すフローチャート
符号の説明
1 電源ユニット
2 バッテリ
3 演算ユニット
3a 第1の残存容量算出部
3b 第2の残存容量算出部
3c 電流誤差算出部
3d 電流補正値算出部
3e 電流推定値算出部
3f 第3の残存容量算出部
VOC バッテリ開放電圧
SOCV 残存容量(第1の残存容量)
SOCI 残存容量(第2の残存容量)
SOC 残存容量(最終的な残存容量)
ESOC 容量差
IB バッテリ電流の計測値
ID 電流誤差
IDL 電流誤差学習値
IDF 電流補正値
IS 電流推定値
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (5)

  1. 蓄電デバイスの開放電圧に基づく第1の残存容量の演算値と上記蓄電デバイスの充放電電流の積算値に基づく第2の残存容量の演算値との容量差に基づいて、上記蓄電デバイスの充放電電流の電流誤差を算出する電流誤差算出手段と、
    上記電流誤差算出手段で算出した電流誤差に基づいて、上記充放電電流の計測値を補正するための電流補正値を算出する電流補正値算出手段と、
    上記電流補正値算出手段で算出した電流補正値により、上記充放電電流の計測値を補正した電流推定値を算出する電流推定値算出手段と、
    上記電流推定値算出手段で算出した電流推定値と上記蓄電デバイスの内部インピーダンスとに基づいて開放電圧を推定し、推定した開放電圧に基づいて上記第1の残存容量を算出する第1の残存容量算出手段と、
    上記電流推定値算出手段で算出した電流推定値を積算して上記第2の残存容量を算出する第2の残存容量算出手段と、
    上記第1の残存容量と上記第2の残存容量とを上記蓄電デバイスの使用状況に応じて設定したウェイトを用いて重み付け合成し、上記蓄電デバイスの残存容量を演算する第3の残存容量算出手段とを備えたことを特徴とする蓄電デバイスの残存容量演算装置。
  2. 上記電流誤差算出手段は、
    上記第1の残存容量に含まれる電流誤差分を、上記蓄電デバイスの電圧に対する残存容量の変化率とインピーダンスとから推定すると共に、上記第2の残存容量に含まれる電流誤差分を、上記蓄電デバイスの電流容量に基づいて推定し、上記電流誤差を算出することを特徴とする請求項1記載の蓄電デバイスの残存容量演算装置。
  3. 上記電流補正値算出手段は、
    上記電流誤差をフィルタ処理して上記電流補正値を算出することを特徴とする請求項1又は2記載の蓄電デバイスの残存容量演算装置。
  4. 上記電流補正値算出手段は、
    上記電流誤差を学習し、その学習結果に応じて上記電流補正値を学習補正し、
    上記電流推定値算出手段は、
    学習補正した上記電流補正値と上記電流誤差の学習値とを用いて上記電流推定値を算出することを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の蓄電デバイスの残存容量演算装置。
  5. 上記電流補正値算出手段で算出した電流補正値に基づいて上記充放電電流を計測するセンサの故障診断を行う故障診断手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の蓄電デバイスの残存容量演算装置。
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