JP4505962B2 - 照明制御装置及びそれを用いた照明器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体検知手段を有して自動的に点灯制御を行う照明制御装置及びそれを用いた照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、トイレ等に設置され、人体検知手段を有し、人が近傍に存在すると自動的に点灯し、人が遠ざかると自動的に消灯する照明制御装置及びそれを用いた照明器具は存在した。
【0003】
ここで使用される人体検知手段を構成する人体検知センサは、主に超音波センサ、測距センサ、焦電センサ(熱線センサ、PIR)が使われる。
【0004】
超音波センサと測距センサは各々超音波、赤外線を出力して、人体に当たって反射して戻ってくるまでの時間、または三角法によって反射角度を測定することで、人体の存在や人体までの距離を検知する能動型センサ(アクティブタイプセンサ)である。このタイプのセンサの長所は、人体が完全に静止していても確実に人体の存在検知ができることである。短所は、検知範囲(検知角度)が狭いこと、センサ稼動時の消費電力が比較的大きいこと、及び周辺回路を含めたコストが高いことである。
【0005】
焦電センサは人体の体温により発生する遠赤外線の変化量を検知して人体の移動を検知するセンサであり、センサ自身からは何も出力しない受動型センサ(パッシブタイプセンサ)である。このタイプのセンサの長所は、検知範囲(検知角度)が比較的広いこと、センサ稼動時の消費電力が比較的小さいこと、壁などの人体以外の物体の誤検知が少ないこと、及び周辺回路を含めたコストが比較的安いことである。短所は、熱量の変化を検知するセンサであるので人体が完全に静止すると人体の存在検知ができないことである。
【0006】
最近は、前記のような各センサの特徴を考慮して、能動型センサは洗面所のミラーライト等のように人体が必ず正面に位置する部位の照明制御装置及びそれを用いた照明器具に利用され、また受動型センサは廊下等の移動空間の照明制御装置及びそれを用いた照明器具に利用されることが多い。
【0007】
また、玄関やトイレ等のように人体が静止する可能性があり、且つ一定以上の検知範囲(検知角度)が必要な部位の照明制御装置及びそれを用いた照明器具では受動型センサである焦電センサを使用し、人体の静止時のセンサ不動作対策として数十秒から数分の範囲で動作するタイマ回路を使用して、焦電センサにより人体の存在検知をして照明負荷を点灯させた後、前記タイマ回路が計時動作中は点灯状態を保持して、前記タイマ回路が計時動作を終了した後(タイムアップ後)消灯させる照明制御方式が用いられている。なお、以後このタイマの動作時間を点灯保持時間と呼ぶ。また、能動型センサを使用する場合においても、検知範囲(検知角度)が狭いという短所を補う理由で前記同様にタイマ回路によって一定時間点灯保持する照明制御方式が用いられている。
【0008】
そして、前記点灯保持時間は通常固定、あるいはボリューム等を用いて手動調整が一般的であるが、特開平7−312295号公報で開示されているように人体の存在検知の検知間隔に応じて前記点灯保持時間を自動的に調整する照明制御方式も提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の照明制御装置及びそれを用いた照明器具では、人体の静止時のセンサ不動作対策として十分な点灯保持時間を設定する必要から、その場を立ち去った後(トイレでは退室後)人体が照明制御装置及びそれを用いた照明器具の周辺に存在しないにも関わらず点灯保持時間が終了するまで無駄に点灯する問題があった。
【0010】
特開平7−312295号公報で開示されている発明では、人体検知手段の検知間隔に応じて柔軟に点灯保持時間を調整するため、無駄に点灯する時間は点灯保持時間固定の照明制御方式より短いと考えられる。焦電センサは熱(体温)の変化を検知するセンサであるから人間の移動速度が速ければ検知回数が多くなり点灯保持時間は短くなり、例えば人間が移動してから急に立ち止まった時には点灯保持時間が短くなっているので、人体が存在しているのにも関わらず誤消灯する可能性が高い。また、点灯時常に人体検知手段の検知間隔を比較する必要があり制御が複雑になる。
【0011】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置及びそれを用いた照明器具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、照明負荷と、前記照明負荷の点灯を制御する点灯制御回路部と、人体の存在を検知する人体検知手段と、点灯保持時間と再点灯時間とを計時するタイマ回路部と、前記人体検知手段の出力信号と前記タイマ回路部の計時状態とに基づいて前記点灯制御回路部を制御する制御回路部と、前記各回路部と前記手段とに電力を供給する電源回路部とから構成され、前記制御回路部は、前記人体検知手段が人体の存在を検知した時点から前記点灯保持時間の間前記照明負荷を点灯させるよう前記点灯制御回路部を制御し、前記照明負荷の点灯中に前記人体検知手段が人体の存在を検知した時は、前記照明負荷の点灯中に前記人体検知手段が人体の存在を検知した時点から前記点灯保持時間の間前記照明負荷を点灯させるよう前記点灯制御回路部を制御し、前記タイマ回路部は、前記照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に前記人体検知手段が人体の存在を検知した結果に基づいて前記点灯保持時間を長くすることを特徴とし、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供することができる。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知すると、前記点灯保持時間を所定の点灯保持時間より長くすることを特徴とし、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供することができる。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知した回数をカウントするカウンタ回路部を備え、タイマ回路部は、前記カウンタ回路部がカウントした回数が所定の回数に達すると前記点灯保持時間を所定の点灯保持時間より長くすることを特徴とし、カウンタ回路部を用いた簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供することができる。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知する毎に、前記点灯保持時間を前回の点灯保持時間より長くすることを特徴とし、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供することができる。
【0016】
請求項5の発明は、請求項3の発明において、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間にカウンタ回路部がカウントした人体検知手段が人体の存在を検知した回数が増える毎に、前記点灯保持時間を前回の点灯保持時間より長くすることを特徴とし、カウンタ回路部を用いた簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供することができる。
【0017】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、少なくとも2個以上の人体検知手段を備え、制御回路部は、照明負荷の点灯終了後、前記再点灯時間が経過した後に少なくとも2個以上の前記人体検知手段が同時に人体の存在を検知すると、照明負荷を点灯させるように点灯制御回路部を制御することを特徴とし、小動物や暖房機器等による人体の存在検知の誤動作を防いで信頼性向上を図ることができる。
【0018】
請求項7の発明は、請求項6の発明において、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に少なくとも1個以上の人体検知手段が人体の存在を検知すると、前記点灯保持時間を長くすることを特徴とし、一度点灯すると、人が存在するにも関わらず消灯する誤消灯、及び人が存在するにも関わらず調光する誤調光を可能な限り防止し、信頼性向上を図ることができる。
【0019】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、人体検知手段は人体までの距離を測定できる波動の反射を利用した能動型センサから構成され、人体を検知した時の前記人体までの距離に応じて前記能動型センサの波動出力を下げることを特徴とし、消費電力を低減させることができる。
【0020】
請求項9の発明は、請求項1の発明において、制御回路部は、照明負荷を点灯させるとき以外は照明負荷を調光させるよう点灯制御回路部を制御することを特徴とし、完全に消灯させると危険な部位に設置することができる。
【0021】
請求項10の発明は、請求項1の発明において、照明負荷は放電灯で構成され、制御回路部は、前記放電灯の点灯終了後から前記再点灯時間の間は前記放電灯を予熱するよう点灯制御回路部を制御することを特徴とし、放電灯を予熱しておくことで誤消灯時においても即座に再点灯させて、ユーザの不快感を最小限に抑えることができる。
【0022】
請求項11の発明は、請求項1乃至10いづれか記載の照明制御装置を内蔵したことを特徴とし、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明器具を提供することができる。
【0023】
請求項12の発明は、請求項11の発明において、形状が卓上自立型であることを特徴とし、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない卓上自立型の照明器具を提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
(実施形態1)
本実施形態1の構成を図1に示し、動作を示すタイムチャートを図2に示す。本実施形態1は、白熱灯からなる照明負荷4と、スイッチング素子としてトライアックを含み照明負荷4を点灯制御する点灯制御回路部3と、受動型センサである焦電センサとアンプICとで構成され人体の存在を検知して人体検知信号を出力する人体検知手段7と、タイマ用ICからなり人体検知手段7から出力された人体検知信号を入力された時点から所定の点灯保持時間T1またはT1´を計時する点灯保持タイマ機能及び点灯保持時間T1またはT1´の計時が終了した時点から所定の再点灯時間T2を計時する再点灯タイマ機能を有するタイマ回路部6と、マイクロコンピュータ等からなり人体検知手段7から出力される人体検知信号とタイマ回路部6から出力される点灯保持時間T1、T1´及び再点灯時間T2の各計時状態とに基づいて点灯制御回路部3を制御する制御回路部5と、前記各回路部と手段とに交流電源1を整流平滑、降圧した電力を供給する電源回路部2とから構成される。なお、タイマ回路部6は制御回路部5のマイクロコンピュータで実現してもよい。
【0026】
ここで、図2(a)は人体検知手段7から出力される人体検知信号、図2(b)はタイマ回路部6の点灯保持タイマ機能の計時状態、図2(c)はタイマ回路部6の再点灯タイマ機能の計時状態、図2(d)は照明負荷4の状態の各タイムチャートを示す。時点S1において照明負荷4が消灯している状態で人体検知手段7が人体の存在を検知して人体検知信号を出力すると、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を点灯させ、制御回路部5を介して人体検知信号を入力されたタイマ回路部6は点灯保持タイマ機能により点灯保持時間T1の計時を開始する。以後タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能が点灯保持時間T1またはT1´の計時を行っている間、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を点灯させる。タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能が点灯保持時間T1の計時中である時点S2において人体検知手段7が人体の存在を検知して人体検知信号を出力すると、タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能は時点S2から点灯保持時間T1の計時を再び開始し、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4の点灯をそのまま保持する。時点S2から点灯保持時間T1が経過して点灯保持タイマ機能の計時が終了する時点S3まで人体検知手段7が人体の存在を検知しなければ、時点S3において制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を消灯させて、タイマ回路部6の再点灯タイマ機能は再点灯時間T2の計時を開始する。時点S4において、再点灯時間T2の計時中に人体検知手段7が人体を再検知して人体検知信号を出力すると、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を点灯させて、タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能は前回の点灯保持時間T1よりも長い点灯保持時間T1´の計時を開始する。すなわち、消灯後、再点灯時間T2の計時中に人体検知手段7が人体の存在を再検知するのは、人がその場にいるにも関わらず、人体検知手段7の検知範囲が狭いため、あるいは本実施形態1のように人体検知手段7の人体検知センサに焦電センサを用いている場合に人が静止してしまったために人体検知手段7が人体の存在を検知できない人体不検知現象のために誤消灯したと判断し、点灯保持時間を長くして誤消灯を防止する方向に制御する。ここでもし、時点S3からの再点灯時間T2の計時終了後に人体検知手段7が人体検知信号を出力した場合は、タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能は前回と同じ点灯保持時間T1を計時する。次に時点S4から点灯保持時間T1´が経過した時点S5までに人体検知手段7が人体の存在を検知しない場合は、時点S5において制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を消灯させて、再点灯時間T2の計時が開始される。この時点S5から再点灯時間T2が経過するまで人体検知手段7が人体の存在を再検知しない場合は、次に人体の存在を検知した時点S6において、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を点灯させて、タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能は点灯保持時間T1´をリセットして再び点灯保持時間T1にて計時を開始する。時点S6から点灯保持時間T1が経過するまで人体検知手段7が人体の存在を検知しない場合には時点S6から点灯保持時間T1が経過した時点S7にて照明負荷4は消灯し、再点灯時間T2の計時が開始される。点灯保持時間T1、T1´は使用される部位やユーザによって異なるためボリューム等で調整できることが望ましい。例えば、点灯保持時間T1は30秒から数分程度、点灯保持時間T1´はT1+30秒、再点灯時間T2は5秒程度が一般的である。
【0027】
本実施形態1では、例えば時点S5から再点灯時間T2が経過するまでに人体検知手段7が人体の存在を再検知したとしても点灯保持タイマ機能は前回の計時と同様に点灯保持時間T1´で計時を開始するが、人体検知手段7が連続して人体の存在を再検知した場合は、再検知回数が増える毎に点灯保持時間を延長してもよい。また、本実施形態1では照明負荷4として白熱灯を用いているが、蛍光灯やLEDを用いてもよい。
【0028】
このように本実施形態1によれば、人体検知手段7の人体不検知現象があった場合には次の点灯保持時間を長く設定し、また初期の点灯保持時間T1を必要と予想される最短時間に設定することにより、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに消灯することにより不要な点灯による電力消費を抑え、誤消灯を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置及びそれを用いた照明器具を提供することができる。
【0029】
(実施形態2)
本実施形態2の構成を図3に示し、動作を示すタイムチャートを図2に示す。前記実施形態1とは基本的な構成は同一であり、同一の構成、要素には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態2において、制御回路部5と接続されるカウンタ回路部8は、カウンタを有し、照明負荷4の点灯が終了してタイマ回路部6の再点灯タイマ機能が再点灯時間T2の計時中に人体検知手段7が人体の存在を検知する再検知が発生するとカウンタが1回カウントアップする。そして再検知が2回発生し、カウンタが2回カウントアップするとタイマ回路部6の点灯保持タイマ機能は前回の点灯保持時間T1よりも長い点灯保持時間T1´を計時して、点灯保持時間を長くして誤消灯を防止する方向に制御する。また人体検知手段7は、ドップラー効果による超音波の反射波の周波数の違いを利用して人体の移動(主に接近移動)を検知するセンサである。
【0030】
そして本実施形態2の照明負荷4は蛍光灯であり、点灯制御回路部3は蛍光灯点灯回路で構成され、点灯制御回路部3と照明負荷4とは図5の回路構成で示される。交流電源1を整流器DBで全波整流し、電解コンデンサC1で平滑して直流電源を得る。電解コンデンサC1に並列にインダクタL1とコンデンサC2との直列回路が接続され、インダクタL1に並列にコンデンサC3とインダクタL2との直列回路が接続され、コンデンサC3に並列に蛍光灯である照明負荷4が接続される。コンデンサC2に並列にダイオードD1とスイッチング素子Q1とが接続され、スイッチング素子Q1には駆動回路K1が接続される。この回路は一般に一石式インバータと呼ばれる電圧共振型のインバータ回路であり、駆動回路K1でスイッチング素子Q1のオンデューティを制御することで電解コンデンサC1から供給される直流電力を高周波電力に変換して照明負荷4に高周波電流を供給し、スイッチング素子Q1のオンデューティを変化させることで調光制御を行うことができる。例えば、スイッチング素子Q1のオンデューティを小さくすることで調光比を下げることができる。またコンデンサC3は予熱用のコンデンサであり、照明負荷4を構成する蛍光灯が点灯(放電)を開始するまでの予熱時には高周波の予熱電流がコンデンサC3を介して照明負荷4を構成する蛍光灯のフィラメントを流れる。この予熱時にはスイッチング素子Q1のオンデューティを予熱期間だけ小さくしてコンデンサC3を介して照明負荷4を構成する蛍光灯のフィラメントに予熱電流を流して十分に予熱して、その後スイッチング素子Q1のオンデューティを大きくすることで照明負荷4の両端電圧を始動電圧以上にして点灯させる。本実施形態2では一石式インバータ回路を用いているが、調光制御と予熱期間の制御とが可能なハーフブリッジ式のインバータ回路、及び銅鉄式の安定器回路であってもよい。
【0031】
ここで、図4(a)は人体検知手段7から出力される人体検知信号、図4(b)はタイマ回路部6の点灯保持タイマ機能の計時状態、図4(c)はタイマ回路部6の再点灯タイマ機能の計時状態、図4(d)は照明負荷4の状態の各タイムチャートを示す。時点S10において照明負荷4が消灯している状態で、人体検知手段7が人体の存在を検知して人体検知信号を出力すると、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を予熱し点灯させ、制御回路部5を介して人体検知信号を入力されたタイマ回路部6は点灯保持タイマ機能により点灯保持時間T1の計時を開始する。以後タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能が点灯保持時間T1またはT1´の計時を行っている間、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を点灯させる。時点S10から点灯保持時間T1が経過する時点S11まで人体検知手段7が人体の存在を検知しなければ、時点S11からタイマ回路部6の再点灯タイマ機能が再点灯時間T2の計時を行う。このタイマ回路部6の再点灯タイマ機能が再点灯時間T2の計時を行っているとき、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を完全には消灯させず予熱状態にしておく(予熱状態時には照明負荷4は点灯していない)。これは、再点灯時間T2の計時中に人体検知手段7が人体を再検知して人体検知信号を出力するときは誤消灯であったと考えられるので、照明負荷4を予熱状態にしておいて人体検知手段7が人体の存在を再検知したら少しでも早く再点灯をさせて、ユーザの不快感を最小限に抑えるためである。時点S12において、再点灯タイマ機能が再点灯時間T2の計時を終了すると、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4の予熱状態を解除して完全に消灯させる。時点S13において、人体検知手段7が人体の存在を検知して人体検知信号を出力すると、時点S10同様に制御回路部5は照明負荷4を予熱して点灯させる。タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能が点灯保持時間T1の計時中である時点S14において、人体検知手段7が人体の存在を検知して人体検知信号を出力すると、タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能は時点S14から点灯保持時間T1の計時を再び開始し、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4の点灯をそのまま保持する。時点S14から点灯保持時間T1が経過する時点S15まで人体検知手段7が人体の存在を検知しなければ、時点S15において制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を予熱状態にして、タイマ回路部6の再点灯タイマ機能が再点灯時間T2の計時を開始する。時点S16において、再点灯タイマ機能が再点灯時間T2の計時中に人体検知手段7が人体を再検知して人体検知信号を出力すると、カウンタ回路部8のカウンタはカウントアップし、1をカウントする。そして制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して予熱状態であった照明負荷4をすぐ点灯させ、制御回路部5を介して人体検知信号を入力されたタイマ回路部6は点灯保持タイマ機能により点灯保持時間T1の計時を開始する。時点S17において照明負荷4は点灯状態から予熱状態になり、タイマ回路部6の再点灯タイマ機能が再点灯時間T2の計時を開始する。時点S18において、再点灯時間T2の計時中に人体検知手段7が人体を再検知して人体検知信号を出力すると、カウンタ回路部8のカウンタはカウントアップし、2をカウントする。本実施形態2ではカウンタ回路部8のカウンタが2回カウントアップして2をカウントすると、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して予熱状態であった照明負荷4をすぐ点灯させ、制御回路部5を介して人体検知信号を入力されたタイマ回路部6は誤消灯を防止するために点灯保持タイマ機能により前回の点灯保持時間T1よりも長い点灯保持時間T1´の計時を開始する。時点S18から点灯保持時間T1´が経過した時点S19までに人体検知手段7が人体の存在を検知しない場合は、時点S19において前記同様照明負荷4は予熱状態になり、再点灯時間T2の計時が開始される。
【0032】
なお、本実施形態2では、カウンタ回路部8のカウンタが2回カウントアップすると誤消灯防止のために点灯保持時間を延長しているが、カウントアップの回数は2回に限定しておらず、任意の回数カウントアップすれば点灯時間T1を長くしてもよい。またカウンタ回路部6のカウンタがカウンタアップする毎に点灯保持時間を延長してもよい。
【0033】
図6は本実施形態2の照明制御装置を内蔵して、机やテーブル上に設置して使用する卓上自立型の照明器具の外形図を示す。電源回路部2、点灯制御回路3、制御回路部5、タイマ回路部6及びカウンタ回路部8を内蔵し、電源コード24を介して交流電源と接続される台座20と、台座20の表面に配置された操作スイッチ23と、台座20後部から上方に向かって設置され、台座20の前部側に人体検知手段7を備え、且つ点灯制御回路部3と照明負荷4との間の配線を内部に備えた支柱21と、支柱21の上端に設置され、下面に蛍光灯である照明負荷4を備えた蛍光灯取付け部22とから構成される。
【0034】
(実施形態3)
本実施形態3の構成を図7に示し、動作を示すタイムチャートを図8に示す。前記実施形態2と同一の構成、要素には同一の符号を付して説明は省略する。本実施形態3では、点灯制御回路部3は一定の調光比で照明負荷4を調光する調光制御を行うことができ、完全に消灯すると危険な部位に設置するため照明負荷4を点灯させていないときは調光状態にしておく。また、照明器具100と送信機101とに分離され、各々が人体検知手段を有している。送信機101は、第1の人体検知手段7aと、送信制御回路部11と、送信タイマ回路部12と、送信回路部10と送信電源回路部(図示せず)とを内蔵している。送信電源回路部は、電池等で構成され送信機101の前記各回路部と手段とに電力を供給する。第1の人体検知手段7aは、能動型センサであり、本実施形態3では出力した赤外線が反射して戻ってきたときの反射角から人体との距離を測定して人体の存在を検知する測距センサからなり、その検知動作はタイマ用ICで構成された送信タイマ回路部12により検知動作間隔T3にて離散的に行うよう制御され、人体の存在を検知したときには第1の人体検知信号を出力する。送信制御回路部11はマイクロコンピュータ等で構成され、送信回路部10の送信動作を制御する。送信回路部10は、赤外LEDやトランジスタ等で構成され、周知の赤外リモコン送信機と同様の手段で、第1の人体検知信号に基づいたリモコン送信信号を照明器具100内の受信回路部9に送信する。また照明器具100は、受動型センサである焦電センサからなる第2の人体検知手段7bを有している。なお送信タイマ回路部12は、送信制御回路部11のマイクロコンピュータで実現してもよい。また、送信機101には点灯保持時間T1、T1´を手動で設定できる設定スイッチを設けてもよい。
【0035】
ここで、図8(a)は測距センサからなる第1の人体検知手段7aの赤外線出力、図8(b)は第1の人体検知手段7aから出力される第1の人体検知信号、図8(c)は送信回路部10から送信されるリモコン送信信号、図8(d)は第2の人体検知手段7bから出力される第2の人体検知信号、図8(e)はタイマ回路部6の点灯保持タイマ機能の計時状態、図8(f)はタイマ回路部6の再点灯タイマ機能の計時状態、図8(g)は照明負荷4の状態の各タイムチャートを示す。
【0036】
図8(a)に示すように第1の人体検知手段7aが、送信タイマ回路部12で計時する時間T3の間隔で赤外線を出力して人体の存在の検知動作を行い、時点S20において、第1の人体検知手段7aは人体の存在を検知して第1の人体検知信号を出力し、送信制御回路部11は第1の人体検知信号が出力されている間、送信回路部10を制御して一定間隔のリモコン送信信号を受信回路部9に送信させ、受信回路部9は受信したリモコン送信信号をデジタル信号に変換して制御回路部5に入力する。そして時点S21において受信回路部9が受信したリモコン送信信号と第2の人体検知手段7bから出力された第2の人体検知信号とが同時に制御回路部5に入力されると、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を調光状態から点灯させ、タイマ回路部6は点灯保持タイマ機能により点灯保持時間T1の計時を開始する。即ち、第2の人体検知手段7bの焦電センサで人体であることを検知し、第1の人体検知手段7aの測距センサで所定の距離にまで接近したことを検知して第1及び第2の人体検知手段7a、7bから各人体検知信号が同時に入力されて照明負荷4は調光状態から点灯することにより、小動物や暖房機器等による誤動作を防ぐ。以後タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能が点灯保持時間T1またはT1´の計時を行っている間、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を点灯させる。点灯後は、タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能が点灯保持時間T1の計時中である時点S22〜25のように第1の人体検知手段7aまたは第2の人体検知手段7bの内どちらか一方が人体検知信号を出力すると、タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能は各時点S22〜25から点灯保持時間T1の計時を再び開始し、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4の点灯をそのまま保持する。時点S25から点灯保持時間T1が経過する時点S26まで人体検知手段7aまたは人体検知手段7bが人体の存在を検知しなければ、時点S26において制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を完全には消灯させず調光状態にして、タイマ回路部6の再点灯タイマ機能は再点灯時間T2の計時を開始する。時点S27において、再点灯時間T2の計時中に第1の人体検知手段7aまたは第2の人体検知手段7bの内どちらか一方が人体の存在を再検知して人体検知信号を出力すると、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して調光状態であった照明負荷4を点灯させ、タイマ回路部6は誤調光を防止するために点灯保持タイマ機能により前回の点灯保持時間T1よりも長い点灯保持時間T1´の計時を開始する。点灯後は、タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能が点灯保持時間T1´の計時中である時点S28〜31のように第1の人体検知手段7aまたは第2の人体検知手段7bの内どちらか一方が人体検知信号を出力すると、タイマ回路部6の点灯保持タイマ機能は各時点S28〜31から点灯保持時間T1´の計時を再び開始し、制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4の点灯をそのまま保持する。時点S31から点灯保持時間T1´が経過する時点S32まで第1の人体検知手段7aまたは第2の人体検知手段7bが人体の存在を検知しなければ、時点S32において制御回路部5は点灯制御回路部3を制御して照明負荷4を完全には消灯させず、調光状態にしておく。
【0037】
このように本実施形態3では、タイマ回路部6の再点灯タイマが計時を行っていない調光状態では第1の人体検知手段7aと第2の人体検知手段7bとが同時に人体の存在を検知すると照明負荷4は点灯し、点灯後はどちらか一方の人体検知手段の人体検知信号によって点灯を保持し、また再点灯タイマが計時を行っている調光状態ではどちらか一方の人体検知手段の人体検知信号によって再点灯する。したがって、一度点灯すると人が存在するのに調光状態になる誤調光を防止する方向に制御するので信頼性向上を図ることができる。また、能動型の第1の人体検知手段7aを分離して第1の人体検知信号を無線で送信することにより、第1の人体検知手段7aを人体が静止する場所の近くに設置できるため、検知範囲が狭くても確実に人体の存在を検知することができ、検知するための赤外線の出力を必要最小限に下げることができる。そして、前記赤外線の出力を必要最小限に下げること及び第1の人体検知手段7aが検知動作を連続的ではなく離散的に行うことによって消費電力を低減させることができる。そのため、送信電源回路部(図示せず)を電池で構成して送信機101の前記各回路部、手段を電池駆動することができる。本実施形態3では、第1の人体検知センサ7aを赤外線の反射角から人体の存在の検知を行う測距センサとしたが、超音波が反射して戻ってくる時間で人体の存在の検知を行う超音波センサでもよい。
【0038】
また、測距センサや超音波センサを用いた第1の人体検知手段7aは、人体の存在を検知したときの人体との距離に応じて次回に出力する赤外線や超音波の出力を下げることによりさらに消費電力を低減させることができる。即ち、調光状態に移行した直後は壁までの距離を測定しているのでその時に測定した距離を記憶しておき、その次に第2の人体検知手段7bが人体の存在を検知して照明負荷4が点灯した時に測定した人体との距離が前記記憶した距離より短い距離であれば、その距離が人体までの距離であるので、次回からの赤外線や超音波の出力を前記人体までの距離を測定することのできる最小限の出力に下げることができる。その結果さらに消費電力を低減させることができる。
【0039】
なお、本実施形態3では第1の人体検知手段7aを測距センサとしたが、ドアの開閉を検知することによって人体の存在を検知するセンサであってもよい。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の発明は、照明負荷と、前記照明負荷の点灯を制御する点灯制御回路部と、人体の存在を検知する人体検知手段と、点灯保持時間と再点灯時間とを計時するタイマ回路部と、前記人体検知手段の出力信号と前記タイマ回路部の計時状態とに基づいて前記点灯制御回路部を制御する制御回路部と、前記各回路部と前記手段とに電力を供給する電源回路部とから構成され、前記制御回路部は、前記人体検知手段が人体の存在を検知した時点から前記点灯保持時間の間前記照明負荷を点灯させるよう前記点灯制御回路部を制御し、前記照明負荷の点灯中に前記人体検知手段が人体の存在を検知した時は、前記照明負荷の点灯中に前記人体検知手段が人体の存在を検知した時点から前記点灯保持時間の間前記照明負荷を点灯させるよう前記点灯制御回路部を制御し、前記タイマ回路部は、前記照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に前記人体検知手段が人体の存在を検知した結果に基づいて前記点灯保持時間を長くするので、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供することができるという効果がある。
【0041】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知すると、前記点灯保持時間を所定の点灯保持時間より長くするので、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供することができるという効果がある。
【0042】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知した回数をカウントするカウンタ回路部を備え、タイマ回路部は、前記カウンタ回路部がカウントした回数が所定の回数に達すると前記点灯保持時間を所定の点灯保持時間より長くするので、カウンタ回路部を用いた簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供することができるという効果がある。
【0043】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知する毎に、前記点灯保持時間を前回の点灯保持時間より長くするので、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供することができるという効果がある。
【0044】
請求項5の発明は、請求項3の発明において、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間にカウンタ回路部がカウントした人体検知手段が人体の存在を検知した回数が増える毎に、前記点灯保持時間を前回の点灯保持時間より長くするので、カウンタ回路部を用いた簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明制御装置を提供することができるという効果がある。
【0045】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、少なくとも2個以上の人体検知手段を備え、制御回路部は、照明負荷の点灯終了後、前記再点灯時間が経過した後に少なくとも2個以上の前記人体検知手段が同時に人体の存在を検知すると、照明負荷を点灯させるように点灯制御回路部を制御するので、小動物や暖房機器等による人体の存在検知の誤動作を防いで信頼性向上を図ることができるという効果がある。
【0046】
請求項7の発明は、請求項6の発明において、タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に少なくとも1個以上の人体検知手段が人体の存在を検知すると、前記点灯保持時間を長くするので、一度点灯すると、人が存在するにも関わらず消灯する誤消灯、及び人が存在するにも関わらず調光する誤調光を可能な限り防止し、信頼性向上を図ることができるという効果がある。
【0047】
請求項8の発明は、請求項1の発明において、人体検知手段は人体までの距離を測定できる波動の反射を利用した能動型センサから構成され、人体を検知した時の前記人体までの距離に応じて前記能動型センサの波動出力を下げるので、消費電力を低減させることができるという効果がある。
【0048】
請求項9の発明は、請求項1の発明において、制御回路部は、照明負荷を点灯させるとき以外は照明負荷を調光させるよう点灯制御回路部を制御するので、完全に消灯させると危険な部位に設置することができるという効果がある。
【0049】
請求項10の発明は、請求項1の発明において、照明負荷は放電灯で構成され、制御回路部は、前記放電灯の点灯終了後から前記再点灯時間の間は前記放電灯を予熱するよう点灯制御回路部を制御するので、放電灯を予熱しておくことで誤消灯時においても即座に再点灯させて、ユーザの不快感を最小限に抑えることができるという効果がある。
【0050】
請求項11の発明は、請求項1乃至10いづれか記載の照明制御装置を内蔵したので、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない照明器具を提供することができるという効果がある。
【0051】
請求項12の発明は、請求項11の発明において、形状が卓上自立型であるので、簡単な構成、制御で人間が周辺を離れたときはすみやかに点灯制御することにより不要な点灯による電力消費を抑え、また誤消灯、誤調光を可能な限り防止して使用者の利便性を損なわない卓上自立型の照明器具を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1の動作タイムチャートを示す図である。
【図3】本発明の実施形態2の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態2の動作タイムチャートを示す図である。
【図5】本発明の実施形態2の点灯制御回路部の回路構成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態2の卓上自立型の照明器具の外形を示す図である。
【図7】本発明の実施形態3の構成を示す図である。
【図8】本発明の実施形態3の動作タイムチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 交流電源
2 電源回路部
3 点灯制御回路部
4 照明負荷
5 制御回路部
6 タイマ回路部
7 人体検知手段
Claims (12)
- 照明負荷と、前記照明負荷の点灯を制御する点灯制御回路部と、人体の存在を検知する人体検知手段と、点灯保持時間と再点灯時間とを計時するタイマ回路部と、前記人体検知手段の出力信号と前記タイマ回路部の計時状態とに基づいて前記点灯制御回路部を制御する制御回路部と、前記各回路部と前記手段とに電力を供給する電源回路部とから構成され、前記制御回路部は、前記人体検知手段が人体の存在を検知した時点から前記点灯保持時間の間前記照明負荷を点灯させるよう前記点灯制御回路部を制御し、前記照明負荷の点灯中に前記人体検知手段が人体の存在を検知した時は、前記照明負荷の点灯中に前記人体検知手段が人体の存在を検知した時点から前記点灯保持時間の間前記照明負荷を点灯させるよう前記点灯制御回路部を制御し、前記タイマ回路部は、前記照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に前記人体検知手段が人体の存在を検知した結果に基づいて前記点灯保持時間を長くすることを特徴とする照明制御装置。
- タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知すると、前記点灯保持時間を所定の点灯保持時間より長くすることを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
- 照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知した回数をカウントするカウンタ回路部を備え、タイマ回路部は、前記カウンタ回路部がカウントした回数が所定の回数に達すると前記点灯保持時間を所定の点灯保持時間より長くすることを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
- タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に人体検知手段が人体の存在を検知する毎に、前記点灯保持時間を前回の点灯保持時間より長くすることを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
- タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間にカウンタ回路部がカウントした人体検知手段が人体の存在を検知した回数が増える毎に、前記点灯保持時間を前回の点灯保持時間より長くすることを特徴とする請求項3記載の照明制御装置。
- 少なくとも2個以上の人体検知手段を備え、制御回路部は、照明負荷の点灯終了後、前記再点灯時間が経過した後に少なくとも2個以上の前記人体検知手段が同時に人体の存在を検知すると、照明負荷を点灯させるように点灯制御回路部を制御することを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
- タイマ回路部は、照明負荷の点灯終了後から前記再点灯時間の間に少なくとも1個以上の人体検知手段が人体の存在を検知すると、前記点灯保持時間を長くすることを特徴とする請求項6記載の照明制御装置。
- 人体検知手段は人体までの距離を測定できる波動の反射を利用した能動型センサから構成され、人体を検知した時の前記人体までの距離に応じて前記能動型センサの波動出力を下げることを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
- 制御回路部は、照明負荷を点灯させるとき以外は照明負荷を調光させるよう点灯制御回路部を制御することを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
- 照明負荷は放電灯で構成され、制御回路部は、前記放電灯の点灯終了後から前記再点灯時間の間は前記放電灯を予熱するよう点灯制御回路部を制御することを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
- 請求項1乃至10いづれか記載の照明制御装置を内蔵したことを特徴とする照明器具。
- 形状が卓上自立型であることを特徴とする請求項11記載の照明器具。
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