JP4573077B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置に関する。詳しくは、キーボードを有するコンピュータ本体と表示画面を有する表示部とを備えた情報処理装置についての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の操作キーが配置されたキーボードを有するコンピュータ本体に対して表示部が開閉自在に支持された情報処理装置がある。
【0003】
このような情報処理装置の従来のものの一例を図30に示す。
【0004】
情報処理装置aは上面に所定の複数の操作キーが配置されたキーボードbを有するコンピュータ本体cと、該コンピュータ本体cの後端部に回動自在に支持された表示部dとから成る。表示部dは表示画面eを有しており、その周縁部が表示画面eを保持する枠部fとして設けられている。そして、表示部dは、回動されることによりキーボードbを開閉可能とされている。
【0005】
表示部dの枠部fにはカメラ部gが設けられている。即ち、枠部fは、その一部が切り取られるように形成され、当該部分に横長のカメラ部gが挿入されるようにして設けられている。そして、カメラ部gは、枠部fに矢印R方向へ回動自在に支持されている。
【0006】
使用者は、情報処理装置aをコンピュータとして使用し、操作キーに対する操作によって情報の入力等を行うことができ、また、情報処理装置aをビデオカメラとして使用し、カメラ部を用いて静止画や動画を撮影したりコンピュータ本体cに内蔵されている所定の記録媒体等に撮影した画像を取り込んで記録することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の情報処理装置aにあっては、表示部dの枠部fの一部にカメラ部gが設けられているため、カメラ部gを用いて表示画面eを見ながら撮影を行う場合には、キーボードbを開放した状態で行わなければならず、使用者が開放されているキーボードbの操作キーを誤って操作してしまい誤動作を招くおそれがあった。
【0008】
また、カメラ部gが枠部fの一部という限られた配置スペースに設けられているため、大型で高画質のカメラ部を搭載することができず、また、カメラ部gの機能も限らてしまうという不都合があった。
【0009】
そこで、本発明情報処理装置は、上記した問題点を克服し、カメラ部の性能の向上を図ると共にカメラ部の使用に際して誤動作を防止することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明情報処理装置は、上記した課題を解決するために、キーボードを有する本体部と、表示画面を有し第1の支持軸を介して回動することにより本体部に対して開閉されると共に第1の支持軸と直交する第2の支持軸を介して本体部に対して回転される表示部と、本体部のキーボード側と表示部の表示画面側とが対向した状態での閉塞、及び本体部のキーボード側と表示部の表示画面を有さない側とが対向した状態での閉塞をするロック手段と、撮像手段と、キーボードの所定の操作キーと同じ機能を有し、キーボードが表示画面側と対向した状態で閉塞された場合に操作可能な第1の入力手段と、撮影モード時に第1の入力手段が操作された場合に、当該撮影モードに関するメニュー画面を表示画面上に表示する表示制御手段とを備えたものである。
【0011】
従って、本発明情報処理装置にあっては、カメラ部による撮影時に表示部によってキーボードを閉塞することが可能になるので、撮影者が誤ってキーボードを操作することによる誤動作を回避することができる。また、本体部のキーボード側と表示部の表示画面側とが対向した状態での閉塞をロックするロック手段と本体部のキーボード側と表示部の表示画面を有さない側とが対向した状態での閉塞をロックするロック手段を設けるとともに、両ロック手段を共通にして単一化したので、構造を複雑化することなくキーボードを隠しつつ表示画面は表裏どちらにしても閉塞状態をロックすることができ、コンピュータとしての使用はもちろん、ビデオカメラとしての使用にも適した情報処理装置を提供することができる。また、第1の入力手段は、キーボードの所定の操作キーと同じ機能を有するので、ビデオカメラとしても使用できる情報処理装置の使い勝手を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0013】
情報処理装置1はコンピュータ本体2と表示部3とを備えている(図1乃至図5参照)。尚、コンピュータ本体2の以下の説明にあっては、キーボードに配置された操作キーが上方を向きコンピュータ本体2の後方側に表示部3が位置されている状態において前後左右及び上下方向を規定する。
【0014】
コンピュータ本体2の上面部2aにはキーボード4が設けられ、該キーボード4には所定の操作キー5、5、・・・が配置されている(図1及び図6参照)。
コンピュータ本体2の内部にはCPU(中央演算処理装置)等の処理手段が設けられており、キーボード4の操作キー5、5、・・・等に対する操作によって入力された信号についての各処理が行われる。
【0015】
操作キー5、5、・・・は、右端手前側に位置する3つの操作キー5、5、5を除いて横7列に隣接して配置されている(図1及び図6参照)。
【0016】
操作キー5、5、・・・は複数の異なる種類の各キーから成る(図6参照)。
【0017】
最後列、即ち、第1列には、前の操作の段階に戻すため等のエスケープキー5a及び所定の機能を実行させるためのファンクションキー5b、5b、・・・(F1〜F12)が配置されている。
【0018】
最後列の1つ前側の列である第2列には、内蔵されたアプリケーションソフトウェアを立ち上げるためのアプリケーションキー5c、表示されている画像を取り込むためのプリントスクリーンキー5d、所定の記号やカナを入力するための記号キー5e、5e及びカナキー5f、5f、5f、入力した文字を削除するためのディリートキー5g及びバックスペースキー5h等が配置されている。
【0019】
第2列の1つ前側の列である第3列には、数字の入力が可能な数字キー5i、5i、・・・及び1つの記号キー5eが配置されている。
【0020】
第4列には、カーソルを所定の位置にジャンプさせるためのタブキー5jとアルファベットの入力が可能なアルファベットキー5k、5k、・・・が配置されている。尚、アルファベットキー5k、5k、・・・は、カナキー5f、5f、・・・としても機能する。そして、第3列と第4列とに跨って、右端に入力等を確定するためのエンターキー5lが配置されている。
【0021】
第5列には、入力文字を変換するためのキャプスロックキー5mとアルファベットキー5k、5k、・・・とカナキー5f、5fが配置されている。
【0022】
第6列には、他の操作キー5、5、・・・と組み合わせて使用され特定の機能を実行させるためのシフトキー5n、アルファベットキー5k、5k、・・・及びカナキー5f、5fが配置されている。
【0023】
第7列には、他の操作キー5、5、・・・と組み合わせて使用され特定の機能を実行するためのコントロールキー5o、5o及びオルトキー5p、ウインドウズソフトウェアのスタートメニューを表示するためのウインドウズキー5q、スペースを設ける等のためのスペースキー5r、シフトキー5n、カーソルを移動するための移動キー5s等が配置されている。
【0024】
第8列には、右端側に寄って3つの移動キー5s、5s、5sが配置されている。
【0025】
操作キー5、5、・・・は以上のように配置されており、ファンクションキー5b、5b、・・・、数字キー5i、5i、・・・及びアルファベットキー5k、5k、・・・は、既存のキーボードにおける操作キーの配列状態と全く変わっていない。また、カナキー5f、5f、・・・も入力文字「へ」、「ほ」、「む」を除いては既存のキーボードにおける操作キーの配列状態と全く変わっていない。
【0026】
例えば、後述するカメラ部を含めたコンピュータ本体2の全体の横幅H1(図6参照)を従来のコンピュータ本体cの横幅と同じ249mmに設定すると、カメラ部の大きさを考慮してキーボード4の横幅H2(図6参照)が178mmとなる。そして、操作キー5、5の中心間のピッチであるキーピッチは、既存のキーボードの操作キーの配列状態である横6列の配置を変更した結果、最小で13.8mmが確保されている。
【0027】
従って、情報処理装置1にあっては、上記のように操作キー5、5、・・・を配置したことにより、良好な操作性を維持するための十分なキーピッチを確保した上で、キーボード4の小型化を図ることができる。
【0028】
また、ファンクションキー5b、5b、・・・は、通常、操作時にブラインドタッチされない操作キー5、5、・・・であるため、上記のように、ファンクションキー5b、5b、・・・を最後列である第1列に配置しブラインドタッチされる他の操作キー5、5、・・・を第2列以下に配置することにより、ブラインドタッチの操作に支障を来たすようなことがなく、良好な操作性を維持することができる。
【0029】
尚、上記には、キーボード4の操作キー5、5、・・・を横7列又は8列に配列した場合を示したが、良好な操作性を維持できるだけのキーピッチが確保されキーボード4の良好な使い勝手を確保することができれば、横7列又は8列に限らず、操作キー5、5、・・・をそれ以上の列に配列してもよい。
【0030】
コンピュータ本体2の上面部2aの前端部でその左右方向における中央部には、マウスカーソルの移動に用いられスティック式ポインティングデバイス6、マウスの左釦及び右釦に相当する左クリック釦7及び右クリック釦8、スクロール操作するためのセンター釦9が設けられている(図1参照)。
【0031】
コンピュータ本体2の中央部2aの前端部には、左右に離間してロック爪挿通孔10、10が形成されている(図1参照)。そして、後述するように、必要に応じて、コンピュータ本体2の内部に設けられた後述する一対のロック爪が、それぞれロック爪挿通孔10、10から上方へ突出されるようになっている。
【0032】
コンピュータ本体2の上面部2aには、キーボード4の直ぐ後方でその右端部にインジケーター11、11、・・・が設けられており(図1参照)、該インジケーター11、11、・・・はそれぞれ後述する板状の記憶媒体のアクセス状態、ナムロックキーの操作状態、キャプスロックキー5mの操作状態、スクロールロックの状態を表示するものである。また、インジケーター11、11、・・・の右側には、電源釦12が配置されている。
【0033】
コンピュータ本体2の上面部2aの後端部には左右に離間して支持突部13、13が突設され、該支持突部13、13は左右方向に長く形成されている(図1及び図2参照)。そして、左側の支持突部13にはインジケーター14、14、14が設けられ、該インジケーター14、14、14はそれぞれ電源の入力状態、後述するバッテリーの充電状態、コンピュータ本体2に内蔵されたハードディスクの駆動状態を表示するものである。
【0034】
コンピュータ本体2の前面部2bの右端寄りの位置には、放熱孔15が形成され(図2参照)、コンピュータ本体2の内部に放熱孔15に対応した位置に図示しないファンが配置されている。そして、前面部2bの左端寄りの位置には、スライド摘子16が支持されており、該スライド摘子16を左方へスライド操作すると、上記ロック爪がロック爪挿通孔10、10から上方へ突出され、スライド摘子16を右方へスライド操作すると、突出されていたロック爪がコンピュータ本体2内に収納されるようになっている。また、コンピュータ本体2の右端寄りの位置には、前面部2bから底面部にかけて回り込むようにして、前方及び下方から視認可能な撮影時点灯レンズ17が設けられている。撮影時点灯レンズ17は、後述するカメラ部を用いた撮影時に点灯されるようになっており、被撮影者は撮影時点灯レンズ17を視認することにより撮影されていることを認識することができる。
【0035】
コンピュータ本体2の左側面部2cには、その後方側からステレオスピーカー18、ACアダプターが接続されるDCジャック19、各種の記録再生機器又はマイクロフォンとの接続用のLINEIN/MICコネクタ20、ヘッドフォン接続用のヘッドフォンジャック21が設けられている(図3参照)。そして、左側面部2cには、ヘッドフォンジャック21の前側にモジュラージャック用のモデム端子22、モニター接続のためのVGA(Video Graphics Array)OUTコネクタ23が設けられ、これらのモデム端子22及びVGAOUTコネクタ23は、非使用時にはカバー24によって保護されている。また、左側面部2cの前端部には、USB(Universal Serial Bus)端子25が設けられている。さらに、左側面部2cには、PCカードが挿入されるPCカードスロット26が設けられ、該PCカードスロット26の近傍に挿入したPCカードを取り出すためのイジェクト釦26aが設けられている。
【0036】
コンピュータ本体2の底面部2dには、その略中央部に、三脚ネジ穴27が形成されている(図4参照)。この三脚ネジ穴27は三脚を立てるための穴であり、後述するカメラ部による撮影時に三脚を用いて情報処理装置1を固定することにより、例えば、定点観測を行うことができ、情報処理装置1の用途の向上が図られる。
【0037】
コンピュータ本体2の底面部2dの前端寄りの位置には、後述するカメラ部のレンズ保護キャップを保持する保持凹部28が形成されている(図4参照)。
【0038】
コンピュータ本体2の後端部には内部にバッテリーが装着されたバッテリーパック29が着脱自在に設けられる(図4参照)。そして、底面部2dの後端部には、左右に離間してバッテリー用摘子30、30がスライド自在に支持されており、バッテリー用摘子30、30をそれぞれ所定の方向へスライド操作することにより、取り付けられたバッテリーパック29のコンピュータ本体2へのロック又はコンピュータ本体2からの取外を行うことができる。
【0039】
コンピュータ本体2の右端部はその後端部が右方へ突設されて釦配置部31として設けられている(図1、図4及び図5参照)。釦配置部31の側面、即ち、コンピュータ本体2の右側面部2eには、後方側からステレオスピーカー32、所謂ビデオデッキ等と接続するための4ピン対応のIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394端子33、テレビジョンと接続するためのAVOUT端子34が設けられている。また、右側面部2eには、板状の記憶媒体を挿入するためのスロット35が設けられている。
【0040】
釦配置部31の上面には、手前側にアプリケーション釦36、その後側にメニュー釦37、これら両者の間の右側と左側にそれぞれA釦38、B釦39が設けられている(図1参照)。これらの各釦36、37、38、39は、何れもカメラ部による撮影時に使用する釦であり、これらの機能については後述する。
【0041】
釦配置部31の前方にはCCD(Charge Coupled Device)撮像素子を有するカメラ部40が設けられ、該カメラ部40はコンピュータ本体2の前端寄りの右側面に設けられた図示しない軸を介してコンピュータ本体2に回動自在に支持されている(図1、図2、図4及び図5参照)。このカメラ部40は、例えば、光学10倍ズーム、手ぶれ補正機能、オートフォーカス機能といった高性能の機能を有している。
【0042】
カメラ部40はレンズ鏡筒41と該レンズ鏡筒41の一端部に設けられたフォーカスリング42とを有し、レンズ鏡筒41内には、所要のレンズ群が配置されている。カメラ部40には、前面レンズ43を保護するレンズ保護キャップ44が着脱自在に設けられ、該レンズ保護キャップ44はレンズ鏡筒41に結ばれた紐45の先端部に取り付けられている(図12参照)。
【0043】
カメラ部40の撮影時に取り外されたレンズ保護キャップ44は、コンピュータ本体2の底面部2dに形成された上記保持凹部28に挿入して保持することができる。従って、カメラ部40による撮影時に取り外されたレンズ保護キャップ44がぶらぶらして撮影の邪魔になるようなことがなく、また、紛失するおそれもないので、情報処理装置1の使い勝手の向上を図ることができると共にカメラ部40の不使用時に前面レンズ43を確実に保護することができる。
【0044】
表示部3には、LCD(Liquid Crystal Display)を有する表示画面46が設けられ、該表示画面46の周縁が枠部47として形成されている(図1参照)。
尚、表示部3の以下の説明にあっては、表示画面46が前方又は上方を向いた状態において左右方向を規定し、コンピュータ本体2に支持された側を一端側、その反対側を他端側とする。また、表示画面46が設けられた面を前面、その反対側の面を後面とする。
【0045】
枠部47の前面47aには、その右端部に撮影釦として機能するキャプチャー釦48と画角を変更するためのズーム摘子49とが設けられている(図1参照)。キャプチャー釦48が半押し状態にされたときにカメラ部40によって撮影される画像のフォーカシング調整が為され、全押し状態にされたときにフォーカシング調整された画像が取り込まれるようになっている。また、ズーム摘子49をスライド操作することにより、ズーム機能(広角又は望遠)が発揮され画角の変更が為される。尚、ズーム摘子49を他端側へスライドさせるとWide(広角)、一端側へスライドさせるとTele(望遠)となる。
【0046】
枠部47の右側面47bには、一部が側方へ突出されたジョグダイヤル50が設けられている(図1、図5、図7及び図8参照)。ジョグダイヤル50は、図7に示すように、回転操作により、例えば、表示画面46に表示されたジョグダイヤル用のウインドウ上のアプリケーションソフトウェアのメニューがスクロールされ、図8に示すようにジョグダイヤル50の回転軸方向への押圧操作により選択されたメニューの実行が為されるようになっている。尚、情報処理装置1にあっては、表示画面46にジョグダイヤル用のウインドウが常に表示されるようになっているが、一定時間経過後にこのウインドウを閉じるように設定することも可能である。
【0047】
ジョグダイヤル50を回転操作するときには、所定の回転角度毎に軽い引っ掛かり、即ち、クリック感が生じるようになっている。従って、操作時に、回転操作の量が触覚を通じて認識される。
【0048】
上記ジョグダイヤル用のウインドウには、例えば、「取扱説明書」、「○○ソフト」、「△△設定」等のメニューが表示されており、これらのメニューをジョグダイヤル50の回転操作により選択し、ジョグダイヤル50の押圧操作によって実行させ、例えば、表示画面46の輝度調整、ステレオスピーカー18、32の音量設定、カメラ部40の画質やモード(静止画又は動画)設定等を行うことができる。
【0049】
また、カメラ部40についての設定は、所定のアプリケーションソフトウェア(以下、「ソフトA」と言う。)が実行されることにより行われる。ソフトAの実行は、ジョグダイヤル50の操作によって行われ、このソフトAの実行によって静止画モードと動画モードの選択、表示画面46に表示される任意の静止画像の選択、表示画面46に表示される任意の動画像の選択、静止画像及び動画像のスクロール、動画像の再生・一時停止等を行うことができる。
【0050】
枠部47の右側面47bには、ジョグダイヤル50より他端側にバック摘子51が設けられている(図1及び図5参照)。バック摘子51は、ジョグダイヤル50を誤って操作したときに、選択したメニューの1つ前の階層に戻す機能を有する。
【0051】
枠部47の前面47aには、その他端部47cに左右に離間して係合孔52、52が形成されている(図1参照)。係合孔52、52は、表示画面46がキーボード4と対向した状態で表示部3がキーボード4を閉塞した閉塞位置において(図9参照)、それぞれコンピュータ本体2のロック爪挿通孔10、10から上方へ突出された上記ロック爪と係合され、これにより表示部3が閉塞位置にロックされる。また、枠部47の他端部47cにはマイクロフォン53が設けられている(図1及び図4参照)。
【0052】
枠部47の後面47dには、その他端部47cに左右に離間して係合孔54、54が形成されている(図4参照)。係合孔54、54は、後面47dがキーボード4と対向した向きで表示部3がキーボード4を閉塞した閉塞位置において(図10参照)、それぞれコンピュータ本体2のロック爪挿通孔10、10から上方へ突出された上記ロック爪と係合され、これにより表示部3が閉塞位置にロックされる。
【0053】
キーボード4が開放された状態から表示部3を閉塞位置へ向けて回動させた場合に、ロック爪がロック爪挿通孔10、10から上方へ突出されていたときには、各ロック爪が係合孔52、52又は係合孔54、54に自動的に係合してロックが為されるようになっている。また、キーボード4が開放された状態から表示部3を閉塞位置へ向けて回動させた場合に、ロック爪がロック爪挿通孔10、10から上方へ突出されていなかったときには、コンピュータ本体2と表示部3とが当接された状態でコンピュータ本体2の前面部2bに設けられた上記スライド摘子16を左方へスライド操作することによりロック爪がロック爪挿通孔10、10から上方へ突出され係合孔52、52又は係合孔54、54と係合されて表示部3がロックされる。
【0054】
尚、表示部3のロックを解除するときには、スライド摘子16を右方へスライド操作することによりロック爪がコンピュータ本体2内へ収納されてロックが解除される。
【0055】
尚、上記したロック爪及び該ロック爪を操作するための機構を有するロック爪ユニットの詳細と該ロック爪ユニットの動作については後に詳細に説明する。
【0056】
コンピュータ本体2の後端部に設けられた上記支持突部13、13間には、左右方向に長い支持部材55が挿入されており、表示部3は支持部材55を介してコンピュータ本体2に支持されている(図1、図2及び図12参照)。即ち、支持部材55内には、支持突部13、13に貫通された左右方向に延びる第1の支持軸56が設けられ、該第1の支持軸56を介して支持部材55が支持突部13、13に対して回動可能とされ、表示部3は第1の支持軸56と直交する第2の支持軸57を介して支持部材55に対して回転可能とされている(図12参照)。従って、表示部3は第1の支持軸56を中心として支持突部13、13に対して支持部材55と一体となって図12に示すR1−R2方向へ回動され、また、第2の支持軸57を介して支持部材55に対して図12に示すS1−S2方向へ回転される。
【0057】
以下に、情報処理装置1の回路構成について説明する(図11参照)。
【0058】
コンピュータ本体2には各種の機能を統括的に制御するCPU58が設けられており、該CPU58がホストバス59に接続されている。そして、CPU58によってRAM(Random Access Memory)60にロードされた各種のプログラムやアプリケーションソフトウェアに応じた処理を、クロックジェネレータ61から付与されるシステムクロックに基づいて所定の動作速度で実行することにより、各種の機能を為し得るようになっている。
【0059】
ホストバス59にはキャッシュメモリ62が接続されており、該キャッシュメモリ62によってCPU58が使用するデーターをキャッシュし、これにより高速アクセスが為されるようになっている。
【0060】
ホストバス59は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス63とホストPCIブリッジ64を介して接続されている。そして、ホストPCIブリッジ64は、メモリバス65を介してRAM60と接続されている。
【0061】
PCIバス63には、ビデオコントローラ66、IEEE1394インターフェース67、ビデオキャプチャー処理チップ68及びPCカードインターフェース69が接続されている。
【0062】
ホストPCIブリッジ64はCPU58とビデオコントローラ66、IEEE1394インターフェース67、ビデオキャプチャー処理チップ68又はPCカードインターフェース69との間で行われる各種のデーターの授受を制御すると共にメモリバス65を介して接続されたRAM60のメモリーコントロールを行う。また、ホストPCIブリッジ64は、ビデオコントローラ66とAGP(Accelerated Graphics Port)70に沿った信号線を介して接続されており、これによりホストPCIブリッジ64とビデオコントローラ66との間で画像データを高速転送されるようになっている。
【0063】
ビデオキャプチャー処理チップ68は、シリアスバスであるSM(System Management)バス71と接続されている。そして、ビデオキャプチャー処理チップ68にSMバス71を介して上記カメラ部40によって撮影された画像データが供給されると、供給された画像データがビデオキャプチャー処理チップ68に内蔵された図示しないフレームメモリに一旦格納され、JPEG(Joint Photographic Experts Group)規格にしたがって画像圧縮処理が為されてJPEG画像データが生成され、生成されたJPEG画像データが再びフレームメモリに格納されるようになっている。
【0064】
また、ビデオキャプチャー処理チップ68は、CPU58から送出された指令信号に基づいてフレームメモリに格納されているJPEG画像データをバスマスタ機能を用いてRAM60に転送し、JPEG画像データ(静止画データ)又はモーションJPEG画像データ(動画データ)としてHDD(Hard Disk Drive)72に転送する。
【0065】
ビデオコントローラ66はカメラ部40によって撮影された画像データやビデオキャプチャー処理チップ68によって生成されたJPEG画像データに対して所定のグラフィックス処理を施し、次いで内蔵されている図示しないVRAM(Video Random Access Memory)に格納して適宜読み出し、LCDを有する上記表示画面46に画像を表示する。また、ビデオコントローラ66は供給される各種のアプリケーションソフトウェアに基づく画像データを表示画面46に出力し、複数のウインドウ画面を表示する。
【0066】
PCカードインターフェース69は上記PCカードスロット26に接続され、オプション機能を追加するときにPCカードを介して装着されるようになっており、例えば、CD−ROMドライブやDVDドライブ等の外部デバイスとPCカードを介して接続される。
【0067】
IEEE1394インターフェース67は上記IEEE1394端子33と接続されており、例えば、他のコンピュータ装置やデジタルビデオカメラ等の外部デバイスとIEEE1394端子33を介して接続される。
【0068】
上記PCIバス63はPCI−ISA(Industrial Standard Architecture)ブリッジ73を介してISAバス74と接続されており、PCI−ISAブリッジ73にはHDD72と上記USB端子25とが各別に接続されている。PCI−ISAブリッジ73は、IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェース、コンフィギュレーションレジスタ、RTC(Real Time Clock)回路、USBインターフェース等によって構成され、上記クロックジェネレータ61から付与されるシステムクロックに基づいてIDEインターフェースを介してHDD72を制御する。
【0069】
HDD72のハードディスクには、OS(Operating System)、電子メールプログラム、オートパイロットプログラム等の他、各種のアプリケーションソフトウェアが記憶されており、起動処理の過程でこれらのアプリケーションソフトウェア等がRAM60に転送される。また、PCI−ISAブリッジ73は、USB端子25を介して接続されるフロッピーディスクドライブ、プリンタ、USBマウス等の外部デバイスをUSBインターフェイスを介して制御すると共にISAバス74に接続されるモデム75及びサウンドコントローラ76を制御する。
尚、モデム75は上記モデム端子22に接続され、また、サウンドコントローラ76は上記ステレオスピーカー18、32及びマイクロフォン53に各別に接続される。
【0070】
モデム75はモデム端子22を介して電話回線及びインターネットを通じインターネットサービスプロバイダと接続される。また、サウンドコントローラ76はマイクロフォン53を通じて音声信号の取込及びステレオスピーカー18、32への音声信号の出力を行う。
【0071】
ISAバス74には、I/Oコントローラ77が接続され、電源供給充電制御回路78を介して外部電源コネクタ79から電力の供給が為され、上記電源釦12がオンされたときに所要の各部に電力を供給する。そして、I/Oコントローラ77はクロックジェネレータ61と接続されており、該クロックジェネレータ61から供給されるシステムクロックに基づいて動作される。また、電源供給充電制御回路78は、I/Oコントローラ77によって制御され、上記バッテリーパック29のバッテリーの充電の制御を行う。
【0072】
I/Oコントローラ77はマイクロコントローラ、I/Oインターフェイス、CPU、ROM、RAM等によって構成され、フラッシュメモリ80に格納されているBIOS(Basic Input Output System)に基づいてOSやアプリケーションソフトウェアと表示画面46やHDD72等の周辺機器との間におけるデータの入出力を制御する。
【0073】
I/Oコントローラ77は反転スイッチ81と接続されており、上記カメラ部40がコンピュータ本体2に対して所定の方向へ回動されたときに反転スイッチ81をオンとし、その信号がPCI−ISAブリッジ73及びホストPCIブリッジ64を介してCPU58に入力され、これにより表示画面46に表示される画像が反転されるようになっている。
【0074】
I/Oコントローラ77は上記キャプチャー釦48とも接続されており、キャプチャー釦48が上記したように半押し状態又は全押し状態にされたときに、その旨の信号がCPU58に入力され所定のモードが設定される。
【0075】
即ち、HDD72のハードディスクから撮像用の所定のソフトウェアがRAM60に転送されているときに、キャプチャー釦48が半押し状態にされると、静止画像モードが設定され静止画像がフリーズされ、キャプチャー釦48が全押し状態にされると、フリーズされた静止画像データが取り込まれて上記ビデオコントローラ66に送出される。そして、キャプチャー釦48が半押し状態にされたときには、上記したようにフォーカシング調整が為される。尚、フォーカシング調整は、カメラ部40の上記フォーカスリング42を回転させることにより、マニュアル操作によっても行うことが可能である。
【0076】
一方、撮像用の所定のソフトウェアがRAM60に転送されていないときに、キャプチャー釦48が全押し状態にされると、動画像モードが設定され動画像データが取り込まれて上記ビデオコントローラ66に送出される。
【0077】
I/Oコントローラ77のROMには、ジョグダイヤル監視プログラム、キー入力監視プログラム、インジケーター制御プログラム等の各種のプログラムが格納されている。ジョグダイヤル監視プログラムはジョグダイヤル50の回転操作及び押圧操作の状態を監視するプログラムである。キー入力監視プログラムは上記操作キー5、5、・・・やスティック式ポインティングデバイス6、左クリック釦7、右クリック釦8、センター釦9等の入力を監視するプログラムである。
インジケーター制御プログラムは上記インジケーター11、11、・・・及びインジケーター14、14、14の点灯/消灯を制御するプログラムである。
【0078】
I/Oコントローラ77は回転検出部82を介してジョグダイヤル50と接続されており、ジョグダイヤル50の回転操作及び押圧操作によってあるメニューが選択・決定されると、I/Oコントローラ77のRAMに格納されたI/Oレジスタに回転操作フラグ及び押圧操作フラグを格納すると共にその旨の信号をCPU58に送出する。
【0079】
CPU58は、HDD72から読み出してRAM60で起動中のジョグダイヤルユーティリティプログラムに従って、決定されたメニューに該当するアプリケーションソフトウェアを立ち上げて所定の処理を実行する。
【0080】
I/Oコントローラ77はアプリケーション釦36、メニュー釦37、A釦38及びB釦39と各別に接続されており、これらの各釦36、37、38、39の操作によって後述する所定の機能が実行されるようになっている。
【0081】
尚、I/Oコントローラ77は電源釦12がオフでOSが起動していない状態であっても、上記電源供給充電制御回路78の制御によってジョグダイヤル監視プログラムに基づいて常時動作されており、ジョグダイヤル50の操作によって決定されたアプリケーションソフトウェア等を起動し得るようになっている。
【0082】
また、I/Oコントローラ77は上記SMバス71と接続されており、操作キー5、5・・・やジョグダイヤル50によって設定したカメラ部40に対する各種のパラメーターをSMバス71を介して供給することにより、カメラ部40における電源のオン/オフの制御や明るさ、コントラスト等の調整を行うことができるようになっている。
【0083】
I/Oコントローラ77は上記ズーム摘子49、バック摘子51の操作状態を監視するプログラムをも有しており、ズーム摘子49、バック摘子51の操作に応じた信号をCPU58に送出する。
【0084】
次ぎに、上記したロック爪挿通孔10、10から出入りして表示部3をコンピュータ本体2の上面部2aを覆った状態にロックするためのロック爪を操作するためのロック爪ユニット83について、主として図25乃至図29を参照して説明する。
【0085】
コンピュータ本体2の前面部2bはロック爪ユニット83によって構成されている。すなわち、ロック爪ユニット83はコンピュータ本体2の前面部2bを為す横長の前面パネル84を有し、ロック爪ユニット83がコンピュータ本体2の前面部2bを除く部分の前端に取着されることによって、上記前面パネル84がコンピュータ本体2の前面部2bを為すことになる。
【0086】
該前面パネル84は合成樹脂成形品として形成され、右端寄りの部分には放熱口15が形成され、左端寄りの部分の前面には左右方向に長い凹部85が形成され、該凹部85の上下方向におけるほぼ中央部には左右方向に長い挿通孔86が形成されている。また、前面パネル84には後方へ向けて突出した取付用ボス87、87、87が形成されている。さらに、位置決め孔88、88、・・・(図面では2個のみ示す)が形成されている(図26参照)。
【0087】
上記前面パネル84の後側には板金材料で形成されたベースプレート89が固定される。ベースプレート89にはネジ挿通孔90、90、90が形成されており(図26参照)、該ネジ挿通孔90、90、90を後方から挿通されたネジ91、91、91が上記前面パネル84の取付用ボス87、87、87の後端に捻じ込まれ、これによって、ベースプレート89が前面パネル84に固定される。
【0088】
上記ベースプレート89には軸ピン92、92、・・・が前方へ向けて突設されており(図26参照)、ベースプレート89が、上記したように、前面パネル84に固定されると、上記軸ピン92、92、・・・の前端部が前面パネル84に形成された位置決め孔88、88、・・・に嵌合され、これによって、軸ピン92、92、・・・の位置が安定する。
【0089】
ベースプレート89には後方へ突出された2個の取付片93、93と2個の位置決め片94、94とが形成されている。そして、取付片93、93にはネジ挿通孔93a、93aが形成され、左側の位置決め片94には小さい円形の位置決め孔94aが形成され、右側の位置決め片94には左右方向に長い長孔状の位置決め孔94bが形成されている(図26参照)。そして、コンピュータ本体2の図示しないフレームシャーシに突設された位置決めピンにベースプレート89の位置決め片94、94に形成された位置決め孔94a、94bが係合されてロック爪ユニット83がフレームシャーシに位置決めされ、その状態で、取付片93、93のネジ挿通孔93a、93aを挿通された図示しないネジが上記フレームシャーシに螺着され、これによって、ロック爪ユニット83がフレームシャーシに固定されて、コンピュータ本体2の前面部2bを構成することになる。
【0090】
尚、ベースプレート89の左端寄りの位置の下方部にはバネ支持孔95が形成されている(図26参照)。
【0091】
上記した前面パネル84とベースプレート89との間に2個のロック爪とこれらロック爪の動きを連動させるリンクレバーが配設される。
【0092】
リンクレバー96は合成樹脂の成形品として形成され、左右方向に長い板状をしている。リンクレバー96の左右両端部には左右方向に長いスライド孔97、97が形成されており、ベースプレート89の上記した軸ピン92、92、・・・のうち左右両端部の下側に位置したもの92、92がリンクレバー96の上記スライド孔97、97に挿通されることによって、リンクレバー96が前面パネル84及びベースプレート89に対して左右方向にスライド可能に支持される。
また、リンクレバー96には左右両端部に上下方向に長い連結孔98、98が形成され、さらに、左端寄りの上縁に連結切欠99が形成されている(図26参照)。
【0093】
左右のロック爪100、100は同じ形状をしている。尚、ロック爪100の説明において上下及び左右の関係は、ロック爪挿通孔10から突出したロック爪100を前方から見た状態においての上下及び左右として説明する。ロック爪100はほぼ上下方向に長く形成され、上下方向におけるほぼ中間の位置に被支持孔101が形成されている。被支持孔101から上方の部分102の左側縁102aは上方に行くに従って右方へ変位する傾斜縁とされ、該上部102の上端部に右方へ突出した係止爪103が形成され、該係止爪103の上縁103aは右下がりの傾斜縁とされ、下縁103bは左右方向に延びる係止部とされている。
また、ロック爪100の下端には前方へ突出した連結ピン104が形成されている(図26参照)。
【0094】
上記したロック爪100、100は、その被支持孔101、101にベースプレート89の上側の2つの軸ピン92、92が各別に挿通されることによって前面パネル84及びベースプレート89に対して回動自在に支持され、また、連結ピン104、104がリンクレバー96の連結孔98、98にスライド可能に挿通されることによってリンクレバー98と連結される。これによって、左右のロック爪100、100の動作がリンクレバー96を介して連動される。
【0095】
ベースプレート89と左側のロック爪100との間にトグルバネ105が介挿される。トグルバネ105は中央のコイル部105aから2つの腕105b、105cが延びてほぼV字状に形成され、一方の腕105bの先端にはコイル部105dが形成されている(図26参照)。そして、トグルバネ105の一方の腕105bのコイル部105dがロック爪100の連結ピン104に外嵌され、他方の腕105cの先端部がベースプレート89のバネ支持孔95に係合される。
このようにして、トグルバネ105が左側のロック爪100とベースプレート89との間に介挿される。そして、トグルバネ105には2つの腕105b、105c先端間が開くような力が働いているので、図28に示すように、ロック爪100、100がロック爪挿通孔10、10から上方へ突出した状態では、ロック爪100、100は前方から見て時計回り方向、すなわち、図28の矢印CW方向に付勢され、その結果、リンクレバー96はロック爪100の連結ピン104を介して左方へ、すなわち、図28中矢印LD方向に付勢される。従って、リンクレバー96はスライド範囲の左端に保持され、これによって、ロック爪100、100はロック爪挿通孔10、10から突出した状態に確実に保持される。また、図27に示すように、ロック爪100、100がロック爪挿通孔10、10から内部に引っ込んだ状態では、ロック爪100、100は前方から見て反時計回り方向、すなわち、図27中矢印CCW方向に付勢され、その結果、リンクレバー96はロック爪100の連結ピン104を介して右方へ、すなわち、図27中矢印RD方向に付勢される。従って、リンクレバー96はスライド範囲の右端に保持され、これによって、ロック爪100、100はロック爪挿通孔10、10から引っ込んだ状態に確実に保持される。
【0096】
上記リンクレバー96には上記したスライド摘子16が連係される。スライド摘子16は合成樹脂成形品として形成され、主部16aと該主部16aから後方へ突出された連結片16bとから成る(図26参照)。そして、連結片16bが前面パネル84の挿通孔86に前側から挿通され、該連結片16bの前面パネル84の後方へ突出した部分がリンクレバー96の連結切欠99内に位置した状態となる。このようにして、スライド摘子16の主部16aが前面パネル84の凹部85内で左右方向にスライド可能に位置される。
【0097】
次ぎに、このロック爪ユニット83の動作について説明する。
【0098】
図27に示す状態がロック爪100、100が非ロック位置にある状態であり、この状態で、リンクレバー96は移動範囲の右端に位置しており、スライド摘子16も移動範囲の右端に位置していて、スライド摘子16の連結片16bはその左端がリンクレバー96の連結切欠99の左端と当接した状態となっている。
そこで、ロック爪100、100を図28に示すようにロック爪挿通孔10、10から突出したロック位置へと回動させる場合は、スライド摘子16を左方へ、すなわち、図27の矢印LD方向へと移動させる。すると、スライド摘子16の連結片16bの左端がリンクレバー96の連結切欠99の左端を左方へと押圧するので、これによって、リンクレバー96は左方へと移動される。リンクレバー96の左方への移動によって、リンクレバー96の連結孔98、98がロック爪100、100の連結ピン104、104を左方へと押圧するので、ロックレバー100、100は前方から見て時計回り方向、すなわち、図27中矢印CW方向に回動して行き、図28に示すロック位置へと達する。尚、左側のロック爪100が時計回り方向に回動することによって、トグルバネ105の一方の腕105bの先端が他方の腕105cの先端に近づいて行き、やがて、該一方の腕105cの先端、すなわち、ロック爪100の連結ピン104がトグルバネ105の他方の腕105cの先端を通る垂直線(リンクレバー96の移動方向に対して垂直な線)106を左方へ越えると、トグルバネ105の2つの腕105b、105cが開こうとする力がロック爪100をさらに時計回り方向へ、また、リンクレバー96を左方へと移動させる力となり、該力によって、リンクレバー96は移動範囲の左端まで移動して、連結切欠98の右端がスライド摘子16の連結片16bの右端に当接し、また、ロック爪100、100は垂直な姿勢になるまで回動される(図28参照)。
【0099】
そして、表示部3がコンピュータ本体2の上面部2aを覆っている状態(図9、図10参照)、すなわち、閉塞状態においてロック爪100、100が上記したように非ロック位置からロック位置へと回動されると、ロック爪100、100の係止爪103、103の係止部103b、103bが表示部3に形成された係合孔52、52又は54、54の右側の内側開口縁52a、52a又は54a、54aに係合し(図28参照)、表示部3を上記閉塞状態にロックすることになる。
【0100】
尚、表示部3の閉塞状態へのロックを左右方向における中央のみで行った場合には、両側部が浮き上がり易くなるが、上記したように、本情報処理装置1においては、表示部3を両側部でロックするので、両側部の浮き上がりが確実に防止され、コンピュータ本体2の上面部2aと表示部3との間に塵埃等の異物が入り込みにくくなる。
【0101】
また、ロック爪が左右方向にスライドすることによって係合孔に係合するようにすると、ロック爪の係止部と該係止部が接触する面との間にある程度のクリアランスがないと、係合自体が不能であり、そのために、係止部と該係止部が接触する面との間に多少なりともクリアランスを設ける必要があり、該クリアランスが閉塞状態における表示部のガタつきの原因となる。それに対して、本情報処理装置1にあっては、ロック爪100、100は回動によってその係止爪103、103が係合孔52、52又は54、54に係合するので、係止爪103、103の係止部103b、103bと係合孔52、52又は54、54の内側開口縁52a、52a又は54a、54aとの間にクリアランスを設ける必要が無く、係止部103b、103bによって上記内側開口縁52a、52a又は54a、54aをコンピュータ本体2側へ引き込むようにすることが出来、そのために、表示部3をガタつきのない状態で閉塞状態にロックすることが出来る。
【0102】
図28に示すロック位置からロック爪100、100を図27に示す非ロック位置へと回動させる場合は、スライド摘子16を右方へ、すなわち、図28中矢印RD方向へ移動させる。スライド摘子16を右方へ移動させると、該スライド摘子16の連結片16bの右端がリンクレバー96の連結切欠99の右端を右方へ押圧するので、リンクレバー96が右方へ移動される。リンクレバー96が右方へ移動すると、その連結孔98、98がロック爪100、100の連結ピン104、104を右方へ押圧するので、ロック爪100、100は前方から見て反時計回り方向、すなわち、図28中矢印CCW方向へ回動して図27に示す非ロック位置へと達する。そして、左のロック爪100が図28に示すロック位置から図27に示す非ロック位置へと回動していく過程において、トグルバネ105の一方の腕105bの先端が他方の腕105cの先端に近づくように押圧され、そして、一方の腕105bの先端が上記垂直線106を右側へ越えると、トグルバネ105の付勢力がリンクレバー96を右方へ移動させるように働き、これによって、リンクレバー96が移動範囲における右端まで移動すると共に、ロック爪100、100が図27に示す非ロック位置まで回動される。そして、リンクレバー96の連結切欠99の左端がスライド摘子16の連結片16bの左端に当接する(図27参照)。
【0103】
上記したロック爪ユニット83によって表示部3の閉塞状態へのロックを行うようにすると、表示部3に係合孔52、52及び54、54のみを設ければよく、表示部3の小型化及び軽量化が可能である。しかも、この利点は、表示部3の閉塞状態が図9に示す状態と図10に示す状態の二通りある場合には著しい。このように二通りの閉塞状態がある場合に、表示部3の表裏両面からロック爪が突出した状態になっているのは、該ロック爪が各種操作の邪魔になり、使い勝手が悪く、また、表示部3の表裏両面に突出・収納自在のロック爪を設けるとなると、表示部の大型化及び大重量化は免れない。
【0104】
上記したように、ロック爪100、100は必要のない時にはロック爪挿通孔10、10から内側に収納しておくことが出来るので、ロック爪100、100が使用者の情報処理装置1に対する操作、例えば、操作キー5、5、・・・の操作等の邪魔になることがないようにしておくことが出来る。
【0105】
尚、表示部3を図9や図10に示す閉塞状態にロックする場合は、上記したように、ロック爪100、100が非ロック位置にある状態から、先ず、表示部3を閉塞状態にしてから、ロック爪100、100をロック位置へと移動させることによって行うが、表示部3の閉塞状態へのロックは、ロック爪100、100を図28に示すロック位置に位置させた状態からでも行うことが出来る。すなわち、ロック爪100、100をロック位置に位置させた状態から表示部3を図9又は図10に示す閉塞位置へと回動させる。すると、先ず、表示部3の係合孔52、52又は54、54の右側の縁がロック爪100、100の係合爪103、103の傾斜縁103a、103aに当接し、これを押圧する(図29(a)参照)。ロック爪100、100は係止爪103、103の傾斜縁103a、103aが上方から押圧されることによって、前方から見て反時計回り方向への回動力を受け、該力がトグルバネ105の一方の腕105bを他方の腕105cに近付けるように作用するので、これによって、ロック爪100、100は反時計回り方向、すなわち、図28中矢印CCW方向へ僅かに回動して(リンクレバー96も僅かに右方へ、すなわち、図28中矢印RD方向へ移動する)、上記係合孔52、52又は54、54の右側縁の下方への通り抜けを許容する(図29(b)参照)。そして、表示部3の係合孔52、52又は54、54が係止爪103、103を下方へ通り抜けると、トグルバネ105の弾発力によって、リンクレバー96は左方へ移動し、また、ロック爪100、100は時計回り方向に回動して、係止爪103、103の係止部103b、103bが表示部3の係合孔52、52又は54、54の右側の内側開口縁52a、52a又は54a、54aに係合する(図29(c)参照)。
【0106】
以下に、図12乃至図20に従って情報処理装置1の各使用形態について説明する。情報処理装置1はコンピュータとしての使用の他、上記したようにビデオカメラとしても使用することができる。
【0107】
図12は、情報処理装置1をコンピュータとして使用するときの使用形態を示すものである。表示部3は図9に示す閉塞位置から図12に示すR1方向へ回動され、コンピュータ本体2に設けられたキーボード4の操作キー5、5、・・・が開放されている。使用者は、この状態で操作キー5、5、・・・、スティック式ポインティングデバイス6、左クリック釦7、右クリック釦8、センター釦9、ジョグダイヤル50等を操作して入力作業や入力した情報の編集作業等を行うことができる。
【0108】
情報処理装置1をビデオカメラとして使用する場合には、先ず、図12の状態から表示部3を第2の支持軸57を中心として図12に示すS1方向又はS2方向へ回転させていく(図13参照)。そして、表示部3をコンピュータ本体2に対して180°回転させたところで回転を停止させる(図14参照)。このとき表示部3の表示画面46が略後方を向いた状態となる。
【0109】
次に、表示部3を第1の支持軸56を中心として回動し、表示部3によって操作キー5、5、・・・等を閉塞する(図15参照)。表示部3が操作キー5、5、・・・等を閉塞した状態において、上記したように、コンピュータ本体2の前面部2bに設けられたスライド摘子16を左方へスライド操作することによりロック爪100、100がロック爪挿通孔10、10から上方へ突出され係合孔54、54に係合されて表示部3が閉塞位置にロックされる(図28参照)。この状態では、表示画面46が外面側を向いている。
【0110】
使用者は、枠部47の一端部47eが下側に他端部47cが上側に位置するようにし、かつ、両手で情報処理装置1の両側縁を把持し表示画面46を正面に見ながらカメラ部40を用いて情報処理装置1をビデオカメラとして使用する(図16参照)。
【0111】
情報処理装置1にあっては、キャプチャー釦48及びズーム摘子49が表示部3の枠部47に設けられており、撮影者は情報処理装置1を両手で把持した状態のままこれらのキャプチャー釦48及びズーム摘子49を操作することができる。従って、情報処理装置1をビデオカメラとして使用する際の使い勝手の向上を図ることができ、また、キャプチャー釦48又はズーム摘子49の使用時に情報処理装置1を両手で把持しているため誤って情報処理装置1を落下させてしまうような不都合を防止することができる。
【0112】
また、情報処理装置1にあっては、枠部47にジョグダイヤル50が設けられているため、上記のように情報処理装置1をコンピュータとして使用する場合及びビデオカメラとして使用する場合の何れの場合においても、表示画面46を正面から見た状態ではジョグダイヤル50が使用者から見て常に同じ位置(右側)にあるため、ジョグダイヤル50に対する操作方向を情報処理装置1の使用の形態に応じて変更する必要がなく、常に違和感のない良好な操作性を確保することができ使い勝手の向上を図ることができる。
【0113】
使用者は、カメラ部40を用いた撮影時において、カメラ部40を前面レンズ43が撮影者と反対側を向くように回動させて撮影者の対面に存在する被写体を撮影することができる(図17参照)。このとき、カメラ部40を、その先端部がコンピュータ本体2の釦配置部31に当接するまで回動することが可能であり、図18に示すように、回転角度αは最高120゜である。
【0114】
また、使用者は、カメラ部40を用いた撮影時において、カメラ部40を前面レンズ43が撮影者側を向くように回動させて、例えば、撮影者自身を撮影することができる(図19参照)。このとき、カメラ部40を、その先端部がコンピュータ本体2の釦配置部31に当接するまで回動することが可能であり、図20に示すように、回転角度βは最高120゜である。従って、情報処理装置1にあっては、カメラ部40を240゜の角度範囲で回転させることが可能である(図18及び図20参照)。
【0115】
尚、図19及び図20に示すように、カメラ部40を前面レンズ43が撮影者側を向くように回動させたときには、内蔵された上記反転スイッチ81によってカメラ部40の回動方向が検知され、表示画面46に表示される画像が反転され天地の正しい画像が表示される。
【0116】
図17乃至図20に示したようにカメラ部40を回動させるときには、使用者は情報処理装置1の両側縁部を両手で把持したままでカメラ部40を回動させることができるため、誤って情報処理装置1を落下させるという不具合を防止することができる。
【0117】
また、情報処理装置1にあっては、上記したように、放熱孔15がコンピュータ本体2の前面部2bに設けられているため、撮影時に情報処理装置1を把持した両手で放熱孔15を覆ってしまうようなことがなく、効率的な放熱を行うことができる。
【0118】
尚、カメラ部40を用いたビデオカメラとしての使用形態としては、上記した図16乃至図20に示した使用形態の他、例えば、図12乃至図15の状態で使用することも可能である。また、コンピュータとしての使用形態も上記した図12に示した使用形態に限られず、例えば、図13乃至図20の状態で使用することも可能である。但し、使い勝手を考慮すると、コンピュータとしての使用に最も適する使用形態は図12に示す使用形態であり、ビデオカメラとしての使用に最も適する使用形態は図16乃至図20に示す使用形態である。
【0119】
以上に記載した通り、情報処理装置1にあっては、コンピュータ本体2に表示部3が開閉自在かつ回転自在に支持されると共にコンピュータ本体2にカメラ部40が回動自在に支持されている。従って、上記したように、表示部3によってキーボード4を閉塞した状態でカメラ部40を用いて撮影することができ(図16乃至図20参照)、撮影者が誤ってキーボード4の操作キー5、5、・・・等を操作してしまうことがなく誤動作を回避することができる。
【0120】
また、カメラ部40をコンピュータ本体2に設けているので、大型で高画質の機能性の高いカメラ部40を搭載することができる。
【0121】
以下に、カメラ部40を用いた撮影時における、上記釦配置部31に設けられたアプリケーション釦36、メニュー釦37、A釦38、B釦39の機能及び操作例について説明する(図21乃至図24参照)。
【0122】
アプリケーション釦36は、キーボード4の操作キー5の一つであるアプリケーションキー5cと同じ機能を有する釦であり、起動中のアプリケーションソフトウェアに対応するメニューを表示する機能を有する。メニュー釦37は、起動中のアプリケーションソフトウェアに依存しないメニューを表示する機能を有し、例えば、カメラ用のアプリケーションソフトウェアの起動や起動中のアプリケーションソフトウェアの終了等の他、電源のオン/オフ等を行うことが可能である。A釦38及びB釦39は、起動中のアプリケーションソフトウェア固有の機能を実行するための釦である。
【0123】
尚、以下に示すように、アプリケーション釦36、メニュー釦37、A釦38又はB釦39を操作したときには、これらの各釦36、37、38、39の配置に対応して各メニューが表示され、即ち、アプリケーション釦36が操作されると表示画面46の上部中央にメニューが表示され(図22参照)、メニュー釦37が操作されると表示画面46の下部中央にメニューが表示され(図23参照)、A釦38が操作されると表示画面46の下部左側にメニューが表示され(図24参照)、B釦39が操作されると表示画面46の下部右側にメニューが表示される(図24参照)。
【0124】
図21は、表示画面46に表示された画像の一例を示しており、現在「撮る」モード、即ち、撮影モード(静止画)の状態である。表示画面46中、右側の縦長の表示部(以下、「サムネール部」と言う。)にはキャプチャー釦48の操作によって既に取り込まれた画像が3画像表示されている。この3つの画像はジョグダイヤル50の操作によってスクロール可能であり、サムネール部に表示される画像が順次送られていく。また、表示画面46中、中央から左側の部分にかけては、カメラ部40によって撮影される画像が表示されている。尚、表示画面46には、撮影枚数、ハードディスクの記憶残量、画面サイズ及び画質が表示される。
【0125】
図22は、アプリケーション釦36が操作された状態を示しており、表示画面46の上部中央にメニュー画面が表示されている。現在、カーソルが「撮る」のメニュー上にある。このメニューは、ジョグダイヤル50の回転操作によってスクロールされ、ジョグダイヤル50の押圧操作によって決定される。
【0126】
図23は、メニュー釦37が操作された状態を示しており、表示画面46の下部中央にメニュー画面が表示されている。現在、カーソルが「撮影サイズ」のメニュー上にある。このメニューもアプリケーション釦36の場合と同様に、ジョグダイヤル50の回転操作によってスクロールされ、ジョグダイヤル50の押圧操作によって決定される。
【0127】
図24は、A釦38及びB釦39が操作された状態を示しており、表示画面46の下部左側にA釦38によるメニュー画面が表示され、表示画面46の下部右側にB釦39によるメニュー画面が表示されている。現在、左側の画面では、カーソルが「静止画」のメニュー上にあり、右側の画面では、カーソルが「ローカルディスク」のメニュー上にある。
【0128】
左側の画面に示されるように、動画の場合には圧縮レイトの高い「高画質」と圧縮レイトの低い「ネットワーク(低画質)」とを選択することができ、例えば、サーバ上にデータを保存する場合等には「ネットワーク」が適する。
【0129】
右側の画面に示される「ローカルディスク」は、内蔵のHDD72のハードディスクに保存する場合である。また、「イメージステーション」は、ネットワーク上のサーバに保存する場合であり、例えば、コンピュータ本体2に接続された携帯電話からインターネットに接続して、リアルタイムで順次サーバにデータを送るような場合に選択される。
【0130】
上記した実施の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0131】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明情報処理装置にあっては、キーボードを有する本体部と、表示画面を有し第1の支持軸を介して回動することにより本体部に対して開閉されると共に第1の支持軸と直交する第2の支持軸を介して本体部に対して回転される表示部と、本体部のキーボード側と表示部の表示画面側とが対向した状態での閉塞、及び本体部のキーボード側と表示部の表示画面を有さない側とが対向した状態での閉塞をするロック手段と、撮像手段と、キーボードの所定の操作キーと同じ機能を有し、キーボードが表示画面側と対向した状態で閉塞された場合に操作可能な第1の入力手段と、撮影モード時に第1の入力手段が操作された場合に、当該撮影モードに関するメニュー画面を表示画面上に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0132】
従って、表示部によってキーボードを閉塞した状態でカメラ部を用いて撮影することができ、撮影者が誤ってキーボードの操作キー等を操作してしまうことがなく誤動作を回避することができる。また、本体部のキーボード側と表示部の表示画面側とが対向した状態での閉塞をロックするロック手段と本体部のキーボード側と表示部の表示画面を有さない側とが対向した状態での閉塞をロックするロック手段を設けるとともに、両ロック手段を共通にして単一化したので、構造を複雑化することなくキーボードを隠しつつ表示画面は表裏どちらにしても閉塞状態をロックすることができ、コンピュータとしての使用はもちろん、ビデオカメラとしての使用にも適した情報処理装置を提供することができる。また、第1の入力手段は、キーボードの所定の操作キーと同じ機能を有するので、ビデオカメラとしても使用できる情報処理装置の使い勝手を向上させることができる。
【0136】
請求項2に記載した発明にあっては、表示制御手段は、メニュー画面上に、撮像手段により撮影された画像を電子メールプログラムにより送信するかを選択させるためのメニューを表示するので、ビデオカメラとしても使用できる情報処理装置の使い勝手を向上させることができる。
【0137】
請求項3に記載した発明にあっては、表示制御手段は、メニュー画面上に、撮像手段により撮影された画像を内部ハードディスクに保存させるか外部サーバに保存させるかを選択させるためのメニューを表示するので、ビデオカメラとしても使用できる情報処理装置の使い勝手を向上させることができる。
【0138】
請求項4に記載した発明にあっては、スクロール操作と決定操作とを入力可能な第2の入力手段を表示部の表示画面の周縁の枠部に更に備え、メニュー画面上のメニューは、第2の入力手段でのスクロール操作によりスクロールされ、決定操作により決定されるので、ビデオカメラとしても使用できる情報処理装置の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図29と共に本発明の実施の形態を示すものであり、本図は操作キーが開放された状態で示す情報処理装置の平面図である。
【図2】図1と同じ状態で示す情報処理装置の正面図である。
【図3】図1と同じ状態で示す情報処理装置の左側面図である。
【図4】図1と同じ状態で示す情報処理装置の底面図である。
【図5】図1と同じ状態で示す情報処理装置の右側面図である。
【図6】コンピュータ本体を示す拡大平面図である。
【図7】図8と共にジョグダイヤルの操作方法を示すものであり、本図は回転操作の方法を示す拡大斜視図である。
【図8】押圧操作の方法を示す拡大斜視図である。
【図9】表示画面がキーボードに対向した状態で表示部によって操作キーが閉塞された情報処理装置を示す平面図である。
【図10】表示画面と反対側の面がキーボードに対向した状態で表示部によって操作キーが閉塞された情報処理装置を示す平面図である。
【図11】情報処理装置の回路構成を示すブロック図である。
【図12】コンピュータとして使用する使用形態を示す情報処理装置の斜視図である。
【図13】表示部がコンピュータ本体に対して回転されている状態を示す情報処理装置の斜視図である。
【図14】表示部が180°回転された状態を示す情報処理装置の斜視図である。
【図15】表示部が180°回転された後、回動されてキーボードが閉塞された状態を示す斜視図である。
【図16】図17乃至図20と共に情報処理装置をビデオカメラとして使用する使用形態を示すものであり、本図はカメラ部が回動される前の状態を示す正面図である。
【図17】カメラ部を前面レンズが撮影者と反対側を向くように回動した状態を示す正面図である。
【図18】カメラ部を前面レンズが撮影者と反対側を向くように回動した場合に、回動端まで回動された状態を示す側面図である。
【図19】カメラ部を前面レンズが撮影者側を向くように回動した状態を示す正面図である。
【図20】カメラ部を前面レンズが撮影者側を向くように回動した場合に、回動端まで回動された状態を示す側面図である。
【図21】図22乃至図24と共にアプリケーション釦、メニュー釦、A釦、B釦の機能及び操作例について説明するためのものであり、本図は撮影された画像が表示されている状態を示す表示画面の正面図である。
【図22】アプリケーション釦が操作された状態を示す表示画面の正面図である。
【図23】メニュー釦が操作された状態を示す表示画面の正面図である。
【図24】A釦及びB釦が操作された状態を示す表示画面の正面図である。
【図25】ロック爪ユニットを示す斜視図である。
【図26】ロック爪ユニットの分解斜視図である。
【図27】ロック爪が非ロック位置にある状態のロック爪ユニットの要部を示す正面図である。
【図28】ロック爪がロック位置にある状態のロック爪ユニットの要部を示す正面図である。
【図29】ロック爪がロック位置にある状態から表示部が閉塞状態にロックされる過程を示す要部の断面図である。
【図30】従来の情報処理装置の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…情報処理装置、2…コンピュータ本体(本体部)、3…表示部、4…キーボード、5…操作キー、17…撮影時点灯レンズ、28…保持凹部、36…アプリケーション釦(第1の入力手段)、40…カメラ部(撮像手段)、46…表示画面、47…枠部、50…ジョグダイヤル(第2の入力手段)、52…係合孔(ロック手段)、54…係合孔(ロック手段)、56…第1の支持軸、57…第2の支持軸、77…I/Oコントローラ(表示制御手段)、100…ロック爪(ロック手段)
Claims (4)
- キーボードを有する本体部と、
表示画面を有し第1の支持軸を介して回動することにより本体部に対して開閉されると共に第1の支持軸と直交する第2の支持軸を介して本体部に対して回転される表示部と、
前記本体部の前記キーボード側と前記表示部の前記表示画面側とが対向した状態での閉塞、及び前記本体部の前記キーボード側と前記表示部の前記表示画面を有さない側とが対向した状態での閉塞をするロック手段と、
撮像手段と、
前記キーボードの所定の操作キーと同じ機能を有し、前記キーボードが前記表示画面側と対向した状態で閉塞された場合に操作可能な第1の入力手段と、
撮影モード時に前記第1の入力手段が操作された場合に、当該撮影モードに関するメニュー画面を前記表示画面上に表示する表示制御手段とを備えた
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記メニュー画面上に、前記撮像手段により撮影された画像を電子メールプログラムにより送信するかを選択させるためのメニューを表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記メニュー画面上に、前記撮像手段により撮影された画像を内部ハードディスクに保存させるか外部サーバに保存させるかを選択させるためのメニューを表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - スクロール操作と決定操作とを入力可能な第2の入力手段を前記表示部の表示画面の周縁の枠部に更に備え、
前記メニュー画面上のメニューは、前記第2の入力手段での前記スクロール操作によりスクロールされ、前記決定操作により決定される
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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