Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP4422082B2 - 薄葉紙製品の製造方法 - Google Patents

薄葉紙製品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4422082B2
JP4422082B2 JP2005249003A JP2005249003A JP4422082B2 JP 4422082 B2 JP4422082 B2 JP 4422082B2 JP 2005249003 A JP2005249003 A JP 2005249003A JP 2005249003 A JP2005249003 A JP 2005249003A JP 4422082 B2 JP4422082 B2 JP 4422082B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fragrance
continuous sheet
product
folded
tissue paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005249003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007061256A (ja
Inventor
芳樹 遠藤
丈晴 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2005249003A priority Critical patent/JP4422082B2/ja
Publication of JP2007061256A publication Critical patent/JP2007061256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4422082B2 publication Critical patent/JP4422082B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sanitary Thin Papers (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

本発明は、複数の原反を折り畳みながら積み重ねて製造される箱詰型ティシュペーパー等の薄葉紙製品に関する。
香り付きのティシュペーパーはよく知られるところである。その製造における香料付与工程は、香料を封入したマイクロカプセルをグリセリンなどの溶媒に分散させた薬液を、後にティシュペーパーとされる原反ロールから繰り出された連続シートに塗布して、行うのが主流となっている。
この方法により製造される香り付きティシュペーパーは、使用者がティシュペーパーを取り出すときのカートン箱に形成されたスリットとの摺れや、使用者自身が手にとって掴むことによって、前記マイクロカプセルが壊れて香料が揮発して香りが広がるしくみとなっている。
従って、この方法により製造される香り付きティシュペーパーは、香料がマイクロカプセルに封入されているため、最後の一枚まで揮発せずに香りを保持することができるほか、香料自体の酸化がなく経時的な香り変化がないというメリットがある。
一方、近年、ティシュペーパーが肌に直接的に触れる用途によく使用されることから、ティシュペーパーに直接的に薬液を直接的に付与せずに、ティシュペーパーを収納する収納箱に香料を付与して、その内部に納められたティシュペーパー群に間接的に香りを付与するように構成した香り付きティシュペーパー製品も知られる。製品時においてティシュペーパーが収納されている収納箱は、一般にカートン箱とも呼ばれ、その上面にティシュペーパー取り出し用の開口が形成されているとともに、この開口にスリットが形成されたフィルムが貼付されている略直方体をなす。このようなカートン箱を組み立てる際に用いるホットメルト糊等に香料を混合して、カートン箱内部に香り成分が揮発して広がるようにして、その中に収納されたティシュペーパー群に香りを間接的に写し、使用時にて香り付きティシュペーパーとして前記スリットから取り出されるように構成したものである。
特開平2004−115055
しかしながら、香料を封入したマイクロカプセル薬液を塗布したティシュペーパー製品は、マイクカプセルを製造するコストが高い。また、使用者はマイクロカプセルを意識して使用するわけではないため、使用時に香りが確実に香るようにするためには、必然的に、ティシュペーパー全体に薬液を付与しておかねばならないし、また収納箱内に収納される一枚一枚の全てのティシュペーパーに薬液を付与しておかなければならない。しかし、実際の使用時には塗布された一部のマイクロカプセルが壊れるだけであって、大部分のマイクロカプセルが壊れることなく使用済みティシュペーパーととともに無駄に廃棄されることになる。従って、費用対効果が良好とはいえずコスト高であるとともに環境面でも好ましいものではない。さらには、薬液塗布工程以後はマイクロカプセルを壊さないように、取り扱う必要があるため、操業速度の低下等の操業上の悪化を招くこともある。
一方、カートン箱の組み立てに用いるホットメルト糊に香料を混ぜる方法やカートン箱に直接香料を塗布する方法は、操作が煩雑となるとともに接着剤の接着性に少なからず影響を与えるなど操業トラブルの原因となる可能性がある。また、カートン箱の組み立ては、通常はカートン箱の側面を構成する端面片同士を接着して行われる。そして、カートン箱は比較的丈夫な厚手の紙で構成される。従って、カートン箱形成後は、ホットメルト接着剤は厚手の紙と紙との間に位置されることになるため、実際にはホットメルト接着剤中の香料が効果的に箱内部に広がらず十分にティシュペーパー群に香りが付与されないことがある。特に、気温の低い時期や場所ではホットメルト接着剤が硬化しやすく揮発が不十分となり、香りが十分に付与されないことがある。また、カートン箱の外面に香料成分がしみ出して意図せずにカートン箱そのものが香りを発するおそれもある。
そこで、本発明の主たる課題は、上記に掲げた従来方法による、操業トラブルや操業速度の低下、あるいはコストや環境面、設計の自由度などの課題を解決した、薄葉紙製品を製造する方法を提供すことにある。
上記課題を解決した本発明およびその作用効果は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
原反ロール支持部と折畳機構部とを複数備え、
各原反ロール支持部に、複数枚のプライからなりかつ予め製品幅に合わせてスリットが入れられた製品幅の複数倍幅を有する二次原反ロールを、それぞれ取り付け、
各二次原反ロールから繰り出された各連続シートが、各折畳機構部に案内されて折り畳まれ積み重ねられて一つの連続する折り畳み積層連続シートを形成するように、構成された折り板タイプのインターフォルダにおいて、
各連続シートを折り畳みながら積み重ねてポップアップ式の製品とするための折り畳み積層連続シートを形成するにあたって、
一部の原反ロール支持部から繰り出された連続シートに対して、当該連続シートが前記一部の原反ロール支持部に対応する折畳機構部に移送されるまでの間に、香料を塗布して香気を放つ香り付きの連続シートとし、
前記折り畳み積層連続シートを、所定層に香り付き連続シートが配されたものとする

ことを特徴とする薄葉紙製品の製造方法。
(作用効果)
本発明では、香り付き連続シートがインターフォルダにて他の香りのない連続シートとともに折り畳み積み重ねられて折り畳み積層連続シートとされる。従って、これを裁断して収納箱に収めることにより、所定の箇所に香り付き薄葉紙が配された折り畳み積層物を備える薄葉紙製品が得られる。
そして、本発明における香り付き連続シートは香料が塗布された香気を放つものであるから、これよりなる薄葉紙製品における香り付き薄葉紙も、当然同様に香気を放つ。従って、かかる薄葉紙製品は、当該香り付き薄葉紙から放たれ香気が収納箱内に広がり、他の連続シートからなる香料が塗布されていない薄葉紙にも香りが移るものとなる。この新規な薄葉紙製品における香り付与過程は、従来製品のように外的な作用によりマイクロカプセルが壊れることによって香料が飛散するしくみではないため、香料の無駄が極めて少ない。すなわち、香料が塗布されているのが、一部の薄葉紙のみであるから、使用後に無駄となる香料が少ない。また、香料をマイクロカプセルに封入する必要なく、直接的に連続シートに塗布することができるので、コスト安に製造するこができる。また、マイクロカプセルのような取り扱いの慎重さを必要とせず操業もしやすい。
一方、上記本発明の製造方法による薄葉紙製品は、香り付き薄葉紙に隣接するのは収納箱内に納められる他の薄葉紙である。従来の接着剤に香料を混合した製品のように厚手の紙に香料が挟まれることがないため、収納箱内に確実に香りが広がる。また、収納箱外面に香料がしみだして意図せず収納箱が香るということもない。
他方、本発明は、インターフォルダに連続的に供給する香り付き連続シートの数の増減によって、折り畳み積層連続シートにおける香り付き連続シートの割合が増減し、もってこれよりなる薄葉紙製品における収納箱内に配置される香り付き薄葉紙の数が増減されることになる。このためインターフォルダに供給する香り付き連続シートと香りなし連続シートの数の割を変化させることによって収納箱内の香りの強さを容易に調整することができる。
また、香り付きの連続シートの折り畳み積層連続シートにおける位置を、任意に設定することにより、製品時における香り付与時間等の調整することが可能である。例えば、後に薄葉紙製品としたときに最上層に位置する薄葉紙となる連続シートを香り付き連続シートとすれば、当該製品は使用者が開封して最初に取り出す薄葉紙が、香り付きのものとなり、使用開始後の早い段階で香原が収納箱から取り除かれることになる。反対に、最底部に位置する薄葉紙が香り付きとなるようにすれば、収納箱内に香原が長時間留まることになり、香りを長期間に渡って他の香なし薄葉紙に移すことができる。
このように本発明の製造方法は、香り強さなどの設計変更を極めて容易に行うことができ、例えば、気温、湿度、消費者の好み、コストなどを考慮した最適な薄葉紙製品を簡易に製造することが可能である。
その他、一部の連続シートに香料Aを塗布したものとして、他の一部の連続シートに香料Bを塗布したものとすれば、収納箱内においてこれら香りAおよびBの混合を図りつつ香料非塗布薄葉紙に香りを移すことも可能となる。
なお、本発明は、インターフォルダに供給する複数の連続シートのうちの一部を香料が塗布された香り付き連続シートとするものであり、すべての連続シートが香り付き連続シートである形態は含まない。
また、香料を塗布した連続シートがただちに他の連続シートによって積層されることになるため、操業過程における香料の揮発が少なくできる。塗布香料の多くを収納箱内にまで保持することができ香料の無駄をより少なくできる。
<請求項2記載の発明>
最上流側の原反ロール支持部から繰り出される連続シートに対して香料を塗布して、折り畳み積層連続シートにしたときに最底部に位置される連続シートを香り付きの連続シートとする請求項1記載の薄葉紙製品の製造方法。
(作用効果)
折り畳み積層連続シートにしたときに最底部に位置される、連続シートを香り付きの連続シートにすれば、後に薄葉紙製品としたときに最底部に位置する薄葉紙を香り付きとすることができ、収納箱内に香原が長時間留まる製品とすることができ、香りを長期間に渡って他の香なし薄葉紙に移すことができる薄葉紙製品を得ることができる。また、従来の接着剤に香料を混合した製品のように厚手の紙に香料が挟まれることがないため、収納箱内に確実に香りが広がる。
(その他)
本発明にかかる薄葉紙製品は、当該香り付き薄葉紙から放たれ香気が収納箱内に広がり、他の連続シートからなる香料が塗布されていない薄葉紙にも香りが移るものとなる。この薄葉紙製品における香り付与過程は、従来製品のように外的な作用によりマイクロカプセルが壊れることによって香料が飛散するしくみではないため、香料の無駄が極めて少ない。すなわち、香料が塗布されているのが、一部の薄葉紙のみであるから、使用後に無駄となる香料が少ない。また、香料をマイクロカプセルに封入する必要なく、直接的に連続シートに塗布することができるので、コスト安に製造するこができる。
また、簡易に製造でき、特に最底部等に位置する薄葉紙が香り付きであると、収納箱内に香原が最後まで留まることになり、香りが長期間にわたって他の香なし薄葉紙に移されることになる。最後の一枚まで香原となる香り付き薄葉紙から香りが付与された薄葉紙を使用することができる。
さらに、香り付き薄葉紙にのみ色を付けたり、エンボスを付与したり、これらを併せて行うと、使用者が香料が塗布された香り付き薄葉紙と、香料の塗布されていない薄葉紙とを視覚的に区別できるようになる。従って、使用中に香りに嫌悪感を抱いた時、香り付き薄葉紙のみ排除することが容易にできることになる。色は薄葉紙全体を染めてもよいし、部分的に染めてもよい。また、プリント柄のように幾何学模様に色を付けてもよい。また、エンボスを薄葉紙全体又は部分的に付与してもよい。エンボスの中には、複数枚をプライする際のエンボス、いわゆるプライボンディングエンボスを香り付き薄葉紙にのみ、他の薄葉紙と異なる柄で行ってもよい。さらに、色付き及びエンボスを併せ持つように行ってもよい。
以上のとおり、本発明によれば、操業トラブルや操業速度の低下、あるいはコストや環境面、設計の自由度などの課題を解決した、薄葉紙製品およびその製造方法が提供される。
以下、本発明の実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の対象となる折板タイプのインターフォルダ1を示している。図中には、インターフォルダ1の原反ロール支持部2にセットされた二次原反ロールRが示されている。この二次原反ロールRは、必要数が図示平面と直交する方向に横並びでセットされるものであり、本例の場合予めプライマシンによって製品ティシュペーパーの幅にスリットされ、製品ティシュペーパーの複数倍幅、例えば2倍幅で巻き取られた原反ロールRがセットされる。なお、プライマシンとしては例えば、図8に示すように、複数の一次原反ロールJR,JRから繰り出した一次連続シート101,102を重ね合わせて巻き取るとともに輪切り(幅方向に複数に分割)にし、複数枚のプライからなる二次原反ロール110を製造する構造のものが好適に用いられる。
二次原反ロールRから繰り出された二次連続シート(以下、単にシートという)3A,3Bは、ガイドローラG1,G1等のガイド手段を介して折畳機構部20へ送り込まれる。
折畳機構部20においては、図2にも示すように、折板P,P…が必要数並設され折板群21が形成されており、各折板P,P…に対して各二次原反ロールより繰り出された一対のシート3A,3Bをそれぞれ案内するガイドローラG2,G2やガイド丸棒部材G3,G3がそれぞれ適所に配設され、また折板P,P…の下側には折り畳まれ積み重ねられた積層物30を受けて搬送するコンベア22が配設されている。
この種の折板P,P…を用いた折り畳み機構は例えば米国特許4,052,048号特許明細書等によって公知のものであり、一般には折板タイプ又はマルチスタンド方式インターフォルダと呼ばれており、図3に示すように、各シート3A,3B…をZ字状に折り畳みながら、かつ隣接するシート3A,3B…の側端部相互を掛け合わせながら積み重ねるものである。
この折り畳み機構の折板との関係を図示したものが図4〜図7である。簡単に説明すると、図4〜図7に示すように、先ず各折板Pに対して一対のシート3A,3Bが案内され、この際これらシート3A,3Bはガイド丸棒部材G3によって側端部相互が重なるように位置をずらされながら案内される。ここに、この折板に案内された時点で側端部が下側に重なっているシートを第1のシート3Aとし、上側に重なっているシートを第2のシート3Bとすると、これらシート3A,3Bは、図3及び図5に示すように第1のシート3Aにおける第2のシートと重なっていない側端部e1が、折板の側板P1によって第2のシート3Bの上側に折り返されるとともに、図3および図6に示すように第2のシート3Bにおける第1のシート3Aと重なっていない側端部e2が、折板PのスリットP2から折板上に引き込まれるようにして下側に折り返され、この際、図3及び図7に示すように、上流の折板Pにおいて折り畳まれ積み重ねられたシート3Aの最上層の折り返し端部e3が、折板PのスリットP2から第2のシート3Bの折り返し部分間に案内される。かくして、各シート3A,3B…はZ字状に折り畳まれるとともに隣接するシート3A,3Bの側端部相互が掛け合わされる。
このようにしてインターフォルダ1で製造した折り畳み積層連続シート30は、後段設備において長手方向に所定の間隔をおいて裁断される。
その後、裁断された積層物は収納箱に箱詰めされるが、収納箱への箱詰め作業は、展開状態の収納箱を、上面にティシュペーパー取出口が位置するようにして側面が開口された状態に組み立てるとともに、この側面開口部から前記コンベア22上を流れてくる裁断された積層物を挿入することにより行われる。従って、コンベア22上の積層物において最下層に位置していたティシュペーパーが、箱詰めされた製品時においては最底部に位置される。
かくして、最上位のティシュペーパーを引き取ると次のティシュペーパーが引き出されるいわゆるポップアップ式のティシュペーパー製品が製造される。
本発明は、上述のようなインターフォルダ1において、折り畳み積み重ねに先立って、複数の連続シート3A,3B、3A,3B…のうちの一部の連続シートに香料を塗布して香気を放つ香り付きの連続シートにして、所定の層に香り付き連続シートが配された折り畳み積層連続シートを形成する。上述したインターフォルダ1の操業機構からも明らかなとおり、折畳機構部20の各折板P,P…には、それぞれ対応する二次原反ロールRから繰り出されたそれぞれ連続シート3A,3B、3A,3B…が供給される。従って、折板P,P…に供給する何れかのあるいは一部の連続シートを香料が塗布された香り付きのものとすれば、所定の層に香り付き連続シートが配された折り畳み積層連続シート30が形成される。かかる折り畳み積層連続シート30から形成されるティシュペーパー製品は、上述の箱詰め作業からして、収納箱内のティシュペーパーのうちの一部のみが香料が塗布された香気を放つ香り付きティシュペーパーとされたものとなる。
製品時において何番目に取り出されるティシュペーパーを香り付きティシュペーパーにするかは、いずれの折板P,Pに供給する連続シート3A,3B…を香料が塗布されたものとするかの選択により定まる。例えば、上述の折畳機構部20では、最も上流がわ(図2において左方)に位置する折板P1から最も下流に位置する折板PXに向かって、順次連続シートが積み重ねられるため、折り畳み積層連続シート30とされたときには、最上流の折板P1に供給した連続シートが最底部(ベルトコンベア22に最も近い位置)に位置され、反対に最下流の折板PXに供給された連続シートが、最上層に位置されることになる。従って、最上流折板P1に供給する連続シート3A,3Bを香料が塗布された香りつきのものとすれば、製品時には最底部およびそれよりも一層上のティシュペーパー(最後およびその一つ前に取り出されるティシュペーパー)が香り付きのものとされたティシュペーパー製品となる。
ここで、折り畳み積層に先立って、何れか一部の連続シートに香料を塗布する方法としては、予め香料が塗布された連続シートよりなる二次原反ロールRをインターフォルダ1の何れかの原反ロール支持部に取り付けるようにするのが簡易ではあるが、例えば、図1に示すように、何れかの原反ロール支持部2から折畳機構部20へ至るシート案内経路に、特に望ましくは図示しないスリッター装置の出側から折畳機構部20へ至るシート案内経路に、香料塗布装置10を設けて、連続的に香料を塗布するようにすることも可能である。
この例の香料塗布装置10は、一方のロール11外周面に香料を連続的に供給するように構成した一対のロール11,12を有し、このロール11,12間でシート3A,3Bを挟み印刷様にして香料を塗布する。かくして、原反ロール支持部2から折畳機構部20へ移送される途中のあるシート3A,3Bに、香料が塗布される。なお、香料塗布装置は、連続シートの幅方向にわたって香料を散布する形態にしてもよい。この際のインターフォルダの運転速度としては、150m/分以下、特に120〜140m/分とするのが望ましい。
(その他)
本発明は上記例のような折板タイプのインターフォルダにも適用することができる。また、本発明は例えば、製品ティシュペーパーと同幅の原反ロールをセットするタイプのものや、製品ティシュペーパー幅の2倍以上の幅を有し、これを折畳に先立ってインターフォルダに設けたスリッターにより製品ティッシュ幅の連続シートに分割するタイプに対しても適用することができる。本発明は上記図示例のように予めプライマシンによって製品ティシュペーパーの幅にスリットされ、製品ティシュペーパーの複数倍の幅で巻き取られた原反ロールRがセットされるタイプのインターフォルダに特に好適である。
なお、本発明において用いられる香料としては、塗布のみで香気を放つ既知の香料を用いることができる。好適には揮発性のものである。具体例としては、例えば、メントール、ミント、ラベンダー、ローズマリーなどのハーブ系の香り成分、バラの香り成分、柑橘系の香り成分、ヒノキの香り成分など天然系の香料、あるいは合成系の香料などが挙げられる。
本発明は、箱詰めティシュペーパーのほか、インターフォルダを用いて積層物を作成したのち収納箱に収める種の製品、例えば、キッチンペーパー、ペーパータオル等にも利用可能である。
本発明に係るインターフォルダの側面図である。 折畳機構部の正面図である。 折り畳み方を示す縦断面図である。 折板部分の要部拡大斜視図である。 折り畳み方を示す要部拡大斜視図である。 折り畳み方を示す要部拡大斜視図である。 折り畳み方を示す要部拡大斜視図である。 従来のプライマシンの概略図である。
1…インターフォルダ、2…原反ロール支持部、R…二次原反ロール、3A,3B…二次連続シート、10…香料塗布装置、20…折畳機構部。

Claims (2)

  1. 原反ロール支持部と折畳機構部とを複数備え、
    各原反ロール支持部に、複数枚のプライからなりかつ予め製品幅に合わせてスリットが入れられた製品幅の複数倍幅を有する二次原反ロールを、それぞれ取り付け、
    各二次原反ロールから繰り出された各連続シートが、各折畳機構部に案内されて折り畳まれ積み重ねられて一つの連続する折り畳み積層連続シートを形成するように、構成された折り板タイプのインターフォルダにおいて、
    各連続シートを折り畳みながら積み重ねてポップアップ式の製品とするための折り畳み積層連続シートを形成するにあたって、
    一部の原反ロール支持部から繰り出された連続シートに対して、当該連続シートが前記一部の原反ロール支持部に対応する折畳機構部に移送されるまでの間に、香料を塗布して香気を放つ香り付きの連続シートとし、
    前記折り畳み積層連続シートを、所定層に香り付き連続シートが配されたものとする

    ことを特徴とする薄葉紙製品の製造方法。
  2. 最上流側の原反ロール支持部から繰り出される連続シートに対して香料を塗布して、折り畳み積層連続シートにしたときに最底部に位置される連続シートを香り付きの連続シートとする請求項1記載の薄葉紙製品の製造方法。
JP2005249003A 2005-08-30 2005-08-30 薄葉紙製品の製造方法 Expired - Fee Related JP4422082B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249003A JP4422082B2 (ja) 2005-08-30 2005-08-30 薄葉紙製品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249003A JP4422082B2 (ja) 2005-08-30 2005-08-30 薄葉紙製品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007061256A JP2007061256A (ja) 2007-03-15
JP4422082B2 true JP4422082B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=37924159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005249003A Expired - Fee Related JP4422082B2 (ja) 2005-08-30 2005-08-30 薄葉紙製品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4422082B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5377910B2 (ja) * 2008-09-19 2013-12-25 大王製紙株式会社 衛生薄葉紙製品の製造方法
JP5564247B2 (ja) * 2009-12-28 2014-07-30 大王製紙株式会社 ティシュペーパー製品用二次原反ロールの製造方法
JP4676552B1 (ja) * 2009-12-28 2011-04-27 大王製紙株式会社 ティシュペーパー製品用二次原反ロールの製造方法
JP4676564B1 (ja) * 2009-12-28 2011-04-27 大王製紙株式会社 ティシュペーパー製品の製造方法及び製造設備
KR101712690B1 (ko) * 2009-12-28 2017-03-06 다이오 페이퍼 코퍼레이션 티슈 페이퍼 제품용 2차 원단 롤의 제조방법
JP4723681B1 (ja) * 2010-01-29 2011-07-13 大王製紙株式会社 薬液が塗布されたティシュペーパー製品の製造方法
JP4681677B1 (ja) * 2010-03-26 2011-05-11 大王製紙株式会社 ティシュペーパー製品用二次原反ロールの製造方法及びティシュペーパー製品の製造方法
JP5701512B2 (ja) * 2010-03-31 2015-04-15 大王製紙株式会社 薬液付与タイプのティシュペーパー製品の製造方法
JP4981180B1 (ja) * 2011-02-22 2012-07-18 大王製紙株式会社 ティシュペーパー製品の製造方法及びティシュペーパー製品
JP5736191B2 (ja) * 2011-02-22 2015-06-17 大王製紙株式会社 ティシュペーパー製品の製造方法及びティシュペーパー製品
JP5711003B2 (ja) * 2011-02-22 2015-04-30 大王製紙株式会社 ティシュペーパー製品の製造方法及びティシュペーパー製品用の二次原反ロールの製造方法
JP5911089B2 (ja) * 2011-09-15 2016-04-27 大王製紙株式会社 ティシュペーパー製品
JP6029825B2 (ja) * 2011-12-27 2016-11-24 日本製紙クレシア株式会社 ティッシュペーパーの折機及びティッシュペーパーの製造方法
JP5736470B2 (ja) * 2014-01-06 2015-06-17 大王製紙株式会社 ティシュペーパー製品用二次原反ロールの製造方法
JP6609805B2 (ja) * 2015-01-15 2019-11-27 日本製紙クレシア株式会社 キッチンタオル
US9918595B2 (en) * 2015-05-26 2018-03-20 Gpcp Ip Holdings Llc Partitionable paper towel
JP2019099224A (ja) * 2017-12-01 2019-06-24 王子ホールディングス株式会社 キッチンペーパーパッケージおよびキッチンペーパー束

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007061256A (ja) 2007-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4422082B2 (ja) 薄葉紙製品の製造方法
US20040001930A1 (en) Foldform label laminate
CA2857182C (en) Mouthpiece lining paper for a smoking article
US11420808B2 (en) Scented tissue product and method of making scented tissue product
WO2007116328A1 (en) An absorbent article printed using digital printing technology and a method of printing
WO2007021359A1 (en) Product providing sheet samples
JP2016189942A (ja) ティシュペーパー製品の製造方法及びティシュペーパー製品
JP2010035659A (ja) 衛生薄葉紙製品及びその製造方法
JP2010179946A (ja) 衛生用紙収納用カートン
JP5755697B2 (ja) トイレットロール
JP2010012761A (ja) 情報通信体の製造方法
JP4271675B2 (ja) 衛生薄葉紙製品の製造方法及び製造設備
JP2016069145A (ja) 紙管及び当該紙管を使用したロール状シート
WO2005037696A2 (en) Folded roll product and method and apparatus for making and using the same
JP6168594B2 (ja) トイレットロールの製造方法
JP5988351B2 (ja) 香り付きティシュペーパー製品
JP6479390B2 (ja) ティシュペーパー製品
JP2020054825A (ja) ティシュペーパー製品の製造方法及びティシュペーパー製品
JP6223069B2 (ja) ティシュペーパー製品
CN113562342A (zh) 一种抽取式纸巾及其制造方法和制造设备
US20230382145A1 (en) Production system, process and modular fragrance unit for processing and/or finishing a print substrate
CN102715861A (zh) 加香纸巾生产工艺及加香纸巾
JP5933307B2 (ja) 香り付きティシュペーパー製品
JP7320372B2 (ja) 化粧箱
JP6218268B2 (ja) ロールペーパー及びロールペーパーの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090414

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090810

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4422082

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees