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JP4421854B2 - 車両のアンチロックブレーキ制御装置 - Google Patents

車両のアンチロックブレーキ制御装置 Download PDF

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本発明は、ブレーキ操作量に応じたブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段の発生液圧を車輪ブレーキに作用せしめる増圧状態、車輪ブレーキのブレーキ液圧を保持する保持状態ならびに車輪ブレーキのブレーキ液圧を解放する減圧状態を切換えて車輪ブレーキのブレーキ液圧を調圧し得る調圧弁手段と、増圧時には前回増圧量のフィードバック演算により得た目標増圧量となるようにして前記調圧弁手段の作動を制御する制御ユニットとを備える車両のアンチロックブレーキ制御装置に関する。
アンチロックブレーキ制御状態での増圧時に、前回増圧時の増圧量をフィードバックして今回の増圧量を定めるようにしたものが、たとえば特許文献1等により既に知られている。
特開平7−117648号公報
ところで、アンチロックブレーキ制御を実行中に、路面の摩擦係数が低から高に変化したときや、ブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側にブレーキペダルをかけ直し操作したときには、増圧量が大きくなるように調圧弁手段の作動を制御するのが一般的であり、そのような摩擦係数の変化やかけ直し操作時にもフィードバックによって目標増圧量を定めるようにしておくと、摩擦係数が変化した後やかけ直し操作後の増圧量が大きくなり過ぎてブレーキフィーリングの低下を招く可能性がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、摩擦係数が低から高に変化した後や、ブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側への再ブレーキ操作後に、増圧量が大きくなり過ぎることを回避し、良好なブレーキフィーリングが得られるようにした車両のアンチロックブレーキ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ブレーキ操作量に応じたブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段の発生液圧を車輪ブレーキに作用せしめる増圧状態、車輪ブレーキのブレーキ液圧を保持する保持状態ならびに車輪ブレーキのブレーキ液圧を解放する減圧状態を切換えて車輪ブレーキのブレーキ液圧を調圧し得る調圧弁手段と、増圧時には前回増圧量のフィードバック演算により得た目標増圧量となるようにして前記調圧弁手段の作動を制御する制御ユニットとを備える車両のアンチロックブレーキ制御装置において、前記制御ユニットは、走行路面の摩擦係数が低から高に変化したときには目標増圧量のフィードバック演算を禁止するとともにフィードバック演算禁止時の目標増圧量を一定に定め、前記摩擦係数の変化後に最初の減圧状態となった後の増圧状態から目標増圧量のフィードバック演算を、前記フィードバック演算禁止時に定めた一定の目標増圧量を初期値としてその初期値から再開することを特徴とする。
また上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、ブレーキ操作量に応じたブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段の発生液圧を車輪ブレーキに作用せしめる増圧状態、車輪ブレーキのブレーキ液圧を保持する保持状態ならびに車輪ブレーキのブレーキ液圧を解放する減圧状態を切換えて車輪ブレーキのブレーキ液圧を調圧し得る調圧弁手段と、増圧時には前回増圧量のフィードバック演算により得た目標増圧量となるようにして前記調圧弁手段の作動を制御する制御ユニットとを備える車両のアンチロックブレーキ制御装置において、前記制御ユニットは、ブレーキ操作の途中でブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側に再ブレーキ操作したときには目標増圧量のフィードバック演算を禁止するとともにフィードバック演算禁止時の目標増圧量を一定に定め、再ブレーキ操作後に最初の減圧状態となった後の増圧状態から目標増圧量のフィードバック演算を、前記フィードバック演算禁止時に定めた一定の目標増圧量を初期値としてその初期値から再開することを特徴とする。
上記請求項1記載の発明によれば、アンチロックブレーキ制御実行中に走行路面の摩擦係数が低から高に変化したときには、増圧量のフィードバックを禁止するとともにフィードバック演算禁止時の目標増圧量を一定に定め、その後で目標増圧量のフィードバック演算を、フィードバック演算禁止時に定めた目標増圧量を初期値としてその初期値から再開するので、摩擦係数の変化に対応して増圧量を大きくした後に増圧量が大きくなり過ぎることを回避し、良好なブレーキフィーリングを得ることができる。
また請求項2記載の発明によれば、アンチロックブレーキ制御実行中にブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側に再ブレーキ操作したときには、増圧量のフィードバックを禁止するとともにフィードバック演算禁止時の目標増圧量を一定に定め、その後で目標増圧量のフィードバック演算を、フィードバック演算禁止時に定めた目標増圧量を初期値としてその初期値から再開するので、ブレーキのかけ直し操作に対応して増圧量を大きくした後に増圧量が大きくなり過ぎることを回避し、良好なブレーキフィーリングを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、図1は自動二輪車用ブレーキ装置の液圧回路図、図2は増圧制御時の処理手順を示すフローチャート、図3は図2のフローチャートでのフラグ設定処理のためのサブルーチンを示すフローチャート、図4はアンチロックブレーキ制御時に摩擦係数が低から高に変化したときのタイミングチャート、図5はアンチロックブレーキ制御時にブレーキのかけ直し操作がなされたときのタイミングチャートである。
先ず図1において、スクータ型である自動二輪車には、ブレーキ液圧発生手段である第1および第2マスタシリンダMA,MBが搭載されており、第1マスタシリンダMAは乗員が右手で操作する右ブレーキレバー1の操作に応じて液圧を出力し、第2マスタシリンダMBは乗員が左手で操作する左ブレーキレバー2の操作に応じて液圧を出力する。
一方、非駆動輪である前輪には、一対のポッド3,4を有する前輪用車輪ブレーキBFが搭載されており、この前輪用車輪ブレーキBFには、第1マスタシリンダMAが調圧弁手段6Aを介して接続されるとともに第2マスタシリンダMBが調圧弁手段6B1および遅延弁5を介して接続される。また駆動輪である後輪に装着された後輪用車輪ブレーキBRには第2マスタシリンダMBが調圧弁手段6B2を介して接続される。
調圧弁手段6Aは、前輪用車輪ブレーキBFのポッド3および第1マスタシリンダMA間に設けられる常開型電磁弁7と、該常開型電磁弁7に並列に接続されるチェック弁8と、前輪用車輪ブレーキBFのポッド3およびリザーバ10A間に設けられる常閉型電磁弁9とで構成されるものであり、第1マスタシリンダMAおよび前輪用車輪ブレーキBFのポッド3間の連通・遮断と、前輪用車輪ブレーキBFのポッド3およびリザーバ10A間の連通・遮断とを切換え可能である。
リザーバ10Aには、該リザーバ10Aのブレーキ液を汲上げて第1マスタシリンダMA側に圧送する戻しポンプ11Aの吸入側が吸入弁12Aを介して接続されており、この戻しポンプ11Aの吐出側は、吐出弁13A、ダンパ14Aおよびオリフィス15Aを介して第1マスタシリンダMAに接続される。
調圧弁手段6B1は、上記調圧弁手段6Aと同様に常開型電磁弁7、チェック弁8および常閉型電磁弁9で構成されるものであり、前輪用車輪ブレーキBFのポッド4に接続される遅延弁5および第2マスタシリンダMB間の連通・遮断と、前記遅延弁5およびリザーバ10B間の連通・遮断とを切換え可能である。
また調圧弁手段6B2は、上記調圧弁手段6A,6B1と同様に常開型電磁弁7、チェック弁8および常閉型電磁弁9で構成されるものであり、後輪用車輪ブレーキBRおよび第2マスタシリンダMB間の連通・遮断と、後輪用車輪ブレーキBRおよびリザーバ10B間の連通・遮断とを切換え可能である。
リザーバ10Bには、該リザーバ10Bのブレーキ液を汲上げて第2マスタシリンダMB側に圧送する戻しポンプ11Bの吸入側が吸入弁12Bを介して接続されており、この戻しポンプ11Bの吐出側は、吐出弁13B、ダンパ14Bおよびオリフィス15Bを介して第2マスタシリンダMBに接続される。
前記両戻しポンプ11A,11Bには共通な単一のモータ16が連結されており、該モータ16により両戻しポンプ11A,11Bが駆動される。
各調圧弁手段6A,6B1,6B2における常開型電磁弁7…および常閉型電磁弁9…の非通電・通電、ならびにモータ16の作動は、前輪および後輪の車輪速度を個別に検出する前輪用および後輪用車輪速度センサ19F,19Rの検出信号が入力される制御ユニット18により制御されるものであり、制御ユニット18は、前輪用および後輪用車輪速度センサ19F,19Rの検出値に基づいて車輪がロック状態に入りそうであると判断したときには、ブレーキ液圧の減圧、保持および増圧サイクルを繰返すように各調圧弁手段6A,6B1,6B2の作動を制御することで、前輪用および後輪用車輪ブレーキBF,BRのアンチロックブレーキ制御を実行する。
一対の戻しポンプ11A,11Bを共通に駆動するモータ16は、上記アンチロックブレーキ制御の開始に応じて作動を開始するものであり、リザーバ10A,10Bに逃がされたブレーキ液が戻しポンプ11A,11Bから第1および第2マスタシリンダMA,MB側に戻される。したがってリザーバ10A,10Bに逃がした分だけ第1および第2マスタシリンダMA,MBにおけるブレーキレバー1,2の操作量が増加することはない。さらに制御ユニット18は、前記各調圧弁手段6A,6B1,6B2のいずれか1つによるアンチロックブレーキ制御の開始に伴ってモータ16の作動を開始する。
而して上記アンチロックブレーキ制御時にブレーキ液圧を減圧するときには、制御ユニット18は、常開型電磁弁7…のうちロック状態に入りそうである車輪に対応する常開型電磁弁を通電により閉弁するとともに常閉型電磁弁9…のうち上記車輪に対応する常閉型電磁弁を通電により開弁する。そうすると、ブレーキ液圧の一部がリザーバ10Aあるいは10Bに逃がされて減圧されることになる。またブレーキ液圧を保持する際に制御ユニット18は、常開型電磁弁7…を通電により閉弁するとともに常閉型電磁弁9…を非通電により閉弁状態に保持する。さらにブレーキ液圧を増圧する際に、制御ユニット18は、常開型電磁弁7…を非通電により開弁するとともに常閉型電磁弁9…を非通電により閉弁状態に保持するパルス出力状態と、常開型電磁弁7…を通電により閉弁するとともに常閉型電磁弁9…を非通電により閉弁状態に保持するパルス非出力状態とを繰り返すパルス増圧を実行するものであり、しかも該パルス増圧時には、1周期でのパルス出力状態の時間を変化させることによってデューティ比を変化させ、それにより増圧量を変化させることができる。
また制御ユニット18は、図2で示す手順に従って増圧制御を実行するのであるが、ステップS1では図3で示すサブルーチンによるフラグ設定処理を実行する。図3のステップS11では、摩擦係数(μ)が低から高に変化したか否かを、たとえば推定車体減速度が大きく変化したか否かにより判定し、摩擦係数が低から高に変化したと判断したときにはステップS12でフラグF1を「1」に設定してステップS13に進む。
ステップS13では、ブレーキ操作の途中でブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側への再ブレーキ操作すなわちかけ直し操作が行われたか否かを、たとえばマスタシリンダMA,MBの液圧出力変化に基づいて判断し、かけ直し操作が行われたと判断したときにはステップS14でフラグF2を「1」に設定してステップS15に進む。
ステップS15ではフラグF1が「1」であるか否かを判断し、フラグF1が「0」であったときには、ステップS16に進んでフラグF2が「1」であるか否かを判断する。而してフラグF1,F2のいずれかが「1」であることをステップS15,16で確認したときには、ステップS17に進んで減圧状態となったか否かを判断し、減圧状態であることを確認したときにはステップS18においてフラグF1,F2をリセットする。
このようなフラグ設定処理によれば、走行路面の摩擦係数が低から高に変化したときには、摩擦係数の変化時から変化後に最初の減圧状態となるまでフラグF1が「1」となり、またブレーキ操作の途中でブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側に再ブレーキ操作したときには、その再ブレーキ操作時から再ブレーキ操作後に最初の減圧状態となるまでフラグF2が「1」となる。
再び図2において、フラグ設定処理後のステップS2では、前回増圧時の増圧量のフィードバックにより今回増圧時の目標増圧量を定めるべく、フィードバックによる目標増圧量の演算処理を実行する。
ステップS3ではフラグF1が「1」であるか否かを判定し、フラグF1が「1」であったときには、ステップS2で得た目標増圧量をステップS4でクリアし、その後のステップS5では、走行路面の摩擦係数が低から高に変化したときに対応した目標増圧量を、たとえば時間経過に応じて増圧量が次第に大きくなるようにして演算する。
ステップS3でフラグF1が「0」であると判定したときには、ステップS6に進んでフラグF2が「1」であるか否かを判定し、フラグF2が「1」であったときには、ステップS2で得た目標増圧量をステップS7でクリアし、その後のステップS8では、ブレーキ操作の途中でブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側に再ブレーキ操作したときに対応した目標増圧量を、たとえば最大の一定量として演算する。
而して、ステップS6でフラグF2が「0」であると判定したとき、ならびにステップS8の処理後には、ステップS9において、目標増圧量となるようにして増圧処理を実行することになる。
このような増圧処理によれば、制御ユニット18は、その増圧制御時において基本的にはフィードバックにより今回増圧時の目標増圧量を定めるのであるが、走行路面の摩擦係数が低から高に変化したときには目標増圧量のフィードバック演算を禁止し、摩擦係数の変化後に最初の減圧状態となった後の増圧状態から目標増圧量のフィードバックを再開するものであり、またブレーキ操作の途中でブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側に再ブレーキ操作したときには目標増圧量のフィードバック演算を禁止し、再ブレーキ操作後に最初の減圧状態となった後の増圧状態から増圧量のフィードバック演算を再開することになる。
次にこの実施例の作用について説明すると、たとえば前輪のアンチロックブレーキ制御時に、制御モード、前輪の車輪速度、推定車体速度、増圧パルス、目標増圧量および前輪のブレーキ液圧が、図4で示すように変化した場合を想定すると、フラグF1が立ち上がった時刻t1、すなわち走行路面の摩擦係数が低から高に変化した時刻t1で、目標増圧量のフィードバック演算が禁止されることになり、摩擦係数の変化後の最初の減圧状態が時刻t2で生じると、フラグF1が立ち下がることになり、そのフラグF1の立ち下がり後の最初の増圧状態が時刻t3で生じるのに応じて目標増圧量のフィードバック演算が再開されることになる。
而してフラグF1がセットされている状態では、走行路面の摩擦係数が低から高に変化したときに対応すべく、増圧量がたとえば時間経過に応じて次第に大きくなるように目標増圧量が一定に定められるのであるが、その後では、目標増圧量のフィードバック演算が、フィードバック演算禁止時に定めた一定の目標増圧量を初期値として再開されることになるので、アンチロックブレーキ制御実行中に走行路面の摩擦係数が低から高に変化した後で増圧量が大きくなり過ぎることを回避し、良好なブレーキフィーリングを得ることができる。
また前輪のアンチロックブレーキ制御時に、制御モード、前輪の車輪速度、推定車体速度、増圧パルス、目標増圧量および前輪のブレーキ液圧が、図5で示すように変化した場合を想定すると、フラグF2が立ち上がった時刻t4、すなわちブレーキ操作の途中でブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側に再ブレーキ操作した時刻t4で、目標増圧量のフィードバック演算が禁止されることになり、再ブレーキ操作後の最初の減圧状態が時刻t5で生じると、フラグF2が立ち下がることになり、そのフラグF2の立ち下がり後の最初の増圧状態が時刻t6で生じるのに応じて目標増圧量のフィードバック演算が再開される。
而してフラグF2がセットされている状態では、ブレーキ操作の途中でブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側に再ブレーキ操作したときに対応すべく、増圧量がたとえば一定の最大値となるように目標増圧量が一定に定められるのであるが、その後では、目標増圧量のフィードバック演算が、フィードバック演算禁止時に定めた一定の目標増圧量を初期値として再開されることになるので、アンチロックブレーキ制御実行中にブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側に再ブレーキ操作した後で増圧量が大きくなり過ぎることを回避し、良好なブレーキフィーリングを得ることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では自動二輪車に本発明を適用した場合について説明したが、本発明を四輪車両に適用することも可能である。
自動二輪車用ブレーキ装置の液圧回路図である。 増圧制御時の処理手順を示すフローチャートである。 図2のフローチャートでのフラグ設定処理のためのサブルーチンを示すフローチャートである。 アンチロックブレーキ制御時に摩擦係数が低から高に変化したときのタイミングチャートである。 アンチロックブレーキ制御時にブレーキのかけ直し操作がなされたときのタイミングチャートである。
6A,6B1,6B2・・・調圧弁手段
18・・・制御ユニット
BF,BR・・・車輪ブレーキ
MA,MB・・・ブレーキ液圧発生手段としてのマスタシリンダ

Claims (2)

  1. ブレーキ操作量に応じたブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段(MA,MB)の発生液圧を車輪ブレーキ(BF,BR)に作用せしめる増圧状態、車輪ブレーキ(BF,BR)のブレーキ液圧を保持する保持状態ならびに車輪ブレーキ(BF,BR)のブレーキ液圧を解放する減圧状態を切換えて車輪ブレーキ(BF,BR)のブレーキ液圧を調圧し得る調圧弁手段(6A,6B1,6B2)と、増圧時には前回増圧量のフィードバック演算により得た目標増圧量となるようにして前記調圧弁手段(6A,6B1,6B2)の作動を制御する制御ユニット(18)とを備える車両のアンチロックブレーキ制御装置において、前記制御ユニット(18)は、走行路面の摩擦係数が低から高に変化したときには目標増圧量のフィードバック演算を禁止するとともにフィードバック演算禁止時の目標増圧量を一定に定め、前記摩擦係数の変化後に最初の減圧状態となった後の増圧状態から目標増圧量のフィードバック演算を、前記フィードバック演算禁止時に定めた一定の目標増圧量を初期値としてその初期値から再開することを特徴とする車両のアンチロックブレーキ制御装置。
  2. ブレーキ操作量に応じたブレーキ液圧を発生するブレーキ液圧発生手段(MA,MB)の発生液圧を車輪ブレーキ(BF,BR)に作用せしめる増圧状態、車輪ブレーキ(BF,BR)のブレーキ液圧を保持する保持状態ならびに車輪ブレーキ(BF,BR)のブレーキ液圧を解放する減圧状態を切換えて車輪ブレーキ(BF,BR)のブレーキ液圧を調圧し得る調圧弁手段(6A,6B1,6B2)と、増圧時には前回増圧量のフィードバック演算により得た目標増圧量となるようにして前記調圧弁手段(6A,6B1,6B2)の作動を制御する制御ユニット(18)とを備える車両のアンチロックブレーキ制御装置において、前記制御ユニット(18)は、ブレーキ操作の途中でブレーキ力を一旦緩めた後にブレーキ力を増大する側に再ブレーキ操作したときには目標増圧量のフィードバック演算を禁止するとともにフィードバック演算禁止時の目標増圧量を一定に定め、再ブレーキ操作後に最初の減圧状態となった後の増圧状態から目標増圧量のフィードバック演算を、前記フィードバック演算禁止時に定めた一定の目標増圧量を初期値としてその初期値から再開することを特徴とする車両のアンチロックブレーキ制御装置。
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