JP4476234B2 - 作業車の駆動制御装置 - Google Patents
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Description
尚、上記特許文献1は、作業車としてのコンバインを例示するものであって、作業装置として、脱穀装置及び穀稈を刈取処理して脱穀装置に供給する刈取処理装置が装備され、そして、作業クラッチとして、エンジンの出力を脱穀装置に伝達する入り状態とエンジンの出力の脱穀装置への伝達を遮断する切り状態とに切り換え自在脱穀クラッチ、及び、エンジンの出力を刈取処理装置に伝達する入り状態とエンジンの出力の刈取処理装置への伝達を遮断する切り状態とに切り換え自在な刈取クラッチが設けられており、さらに、操作スイッチが、作業状態及び非作業状態の指令に加えて、枕扱ぎ状態を指令できるように構成され、制御手段が、作業状態が指令されると、脱穀クラッチ及び刈取クラッチを入り状態にし、非作業状態が指令されると、脱穀クラッチ及び刈取クラッチを切り状態にし、さらに、枕扱ぎ状態が指令されると、脱穀クラッチを入り状態に且つ刈取クラッチを切り状態にするように、電動モータを制御するように構成されている。
つまり、例えば、エンジンを始動させて作業を行うときには、先ず、作業クラッチの切り状態で且つアクセル手段のアイドリング状態においてエンジンを始動し、その後、アクセル手段を手動操作により定格回転状態に操作し且つ作業クラッチを入り状態にするために操作スイッチを操作して、アクセル手段を定格回転状態に且つ作業クラッチを入り状態にすることになるが、このようにエンジンの始動状態から作業を行うときには、作業クラッチを入り状態にするための操作スイッチの操作に加えて、アクセル手段を定格回転状態に切り換える操作を要するものとなるのであり、操作が面倒となるものであった。
このように、モード指令手段にて作業モード指令を指令することにより、アクセル手段を定格回転状態に且つ作業クラッチを入り状態に切り換えることができるものであるから、例えばエンジンを始動させて作業を行うときにおいて、作業クラッチが切り状態で且つアクセル手段のアイドリング状態においてエンジンを始動させた後、そのエンジンの始動状態において、アクセル手段を定格回転状態に且つ作業クラッチを入り状態にすることを、モード指令手段にて作業モード指令を指令することにより行なえるものとなる等、エンジンの始動状態において作業を行なうために、アクセル手段を定格回転状態に且つ作業クラッチを入り状態にすることを、モード指令手段にて作業モード指令を指令するだけの簡単な操作にて行なえるものとなる。
したがって、エンジンの始動状態において作業を行なうために、アクセル手段を定格回転状態に且つ作業クラッチを入り状態にするときの操作の簡略化を図ることができる作業車の駆動制御装置を得るに至った。
このように、モード指令手段にて走行モード指令を指令することにより、アクセル手段を定格回転状態に且つ作業クラッチを切り状態に切り換えることができるものであるから、例えば、作業クラッチが切り状態で且つアクセル手段がアイドリング状態となるエンジンの始動状態や、作業クラッチが入り状態で且つアクセル手段が定格回転状態となる作業状態において、高速走行する等のために、作業クラッチを切り状態し且つアクセル手段を定格回転状態にすることを、モード指令手段にて走行モード指令を指令する簡単な操作で行えるものとなる。
したがって、作業クラッチを切り状態し且つアクセル手段を定格回転状態にするときの操作の簡略化を図ることができる作業車の駆動制御装置を得るに至った。
このように、モード指令手段にて走行停止モード指令を指令することにより、アクセル手段をアイドリング状態に且つ作業クラッチを切り状態に切り換えることができるものであるから、例えば、作業クラッチが切り状態で且つアクセル手段が定格回転状態となる高速走行する状態や、作業クラッチが入り状態で且つアクセル手段が定格回転状態となる作業状態において、低速走行する等のために、作業クラッチを切り状態し且つアクセル手段をアイドリング状態にすることを、モード指令手段にて走行停止モード指令を指令する簡単な操作で行えるものとなる。
したがって、作業クラッチを切り状態し且つアクセル手段をアイドリング状態にするときの操作の簡略化を図ることができる作業車の駆動制御装置を得るに至った。
このように、モード指令手段にて作業モードを指令することにより、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチを入り状態に切り換えることができるものであるから、例えばエンジンを始動させて刈取作業や枕脱穀作業を行うときにおいて、脱穀クラッチが切り状態で且つアクセル手段のアイドリング状態においてエンジンを始動させた後、そのエンジン始動状態において、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチを入り状態にすることを、モード指令手段にて作業モードを指令することにより行えるものとなる等、エンジンの始動状態において刈取作業や枕脱穀作業のために、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチを入り状態にすることを、モード指令手段にて作業モードを指令するだけの簡単な操作で行えるものとなる。
したがって、エンジンの始動状態において刈取作業や枕脱穀作業のために、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチを入り状態にするときの操作の簡略化を図ることができる作業車の駆動制御装置を得るに至った。
このように、モード指令手段にて作業モード指令を指令することにより、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチ及び刈取クラッチを入り状態に切り換えることができるものであるから、例えばエンジンを始動させて刈取作業を行うときにおいて、脱穀クラッチ及び刈取クラッチが切り状態で且つアクセル手段のアイドリング状態においてエンジンを始動させた後、そのエンジンの始動状態において、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチ及び刈取クラッチを入り状態にすることを、モード指令手段にて作業モード指令を指令することにより行なえる等、エンジンの始動状態において刈取作業のために、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチを入り状態にすることを、モード指令手段にて作業モード指令を指令するだけの簡単な操作で行なえるものとなる。
したがって、エンジンの始動状態において刈取作業のために、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチを入り状態にするときの操作の簡略化を図ることができる作業車の駆動制御装置を得るに至った。
このように、モード指令手段にて作業モード指令を指令することにより、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチを入り状態に切り換え、その後、刈取クラッチを入り状態に切り換えることができるものであるから、エンジンの始動状態から刈取作業を行うときに、エンストを起こす虞を少ないものにできる。
説明を加えると、アクセル手段を定格回転状態に且つ刈取クラッチ及び脱穀クラッチを同時に入り状態に切り換えると、バリカン式刈刃等を装備した刈取処理装置を作動させるためにエンジンに掛かる負荷、及び、駆動トルクの大きな扱き胴等を装備した脱穀装置を作動させるためにエンジンに掛かる負荷がエンジンに集中して掛かるために、エンジンの回転数が減少してエンストを起こす虞があるのに対して、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチを入り状態に切り換え、その後、刈取クラッチを入り状態に切り換える、言い換えると、刈取クラッチ及び脱穀クラッチをタイミングをずらした状態で入り状態に切り換えると、刈取処理装置を作動させるためにエンジンに掛かる負荷、及び、脱穀装置を作動させるためにエンジンに掛かる負荷がエンジンにタイミングをずらした状態で掛かるために、エンジンの回転数が減少してエンストを起こす虞を少ないものにできる。
したがって、エンジンの始動状態から刈取作業を行うときに、エンストを起こす虞を少ないものにできる作業車の駆動制御装置を得るに至った。
このように、モード指令手段にて脱穀指令を指令することにより、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチを入り状態に切り換え、モード指令手段にて刈取作業指令を指令することにより、刈取クラッチ及び脱穀クラッチを入り状態に切り換えることができるものであるから、例えば、エンジンを始動させて枕地を走行するときにおいて、刈取クラッチ及び脱穀クラッチが切り状態で且つアクセル状態のアイドリング状態においてエンジンを始動させた後、そのエンジン始動状態において、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチを入り状態にすることを、モード指令手段にて脱穀指令を指令することにより行なえるものとなる等、エンジンの始動状態において枕地を走行するために、アクセル手段を定格回転状態に且つ脱穀クラッチを入り状態にすることを、モード指令手段にて脱穀指令を指令するだけの簡単な操作で行なえるものとなる。
そして、脱穀クラッチが入り状態で且つアクセル手段が定格回転状態となるときにおいて、例えば、枕地から未刈領域に進入して刈取作業を開始するときにおいて、脱穀クラッチが入り状態で且つアクセル手段が定格回転状態において枕地を走行した後、刈取クラッチ及び脱穀クラッチを入り状態にすることを、モード指令手段にて刈取作業指令を指令するだけの簡単な操作で行なえるものとなる。又、刈取クラッチ及び脱穀クラッチが入り状態となるときにおいて、例えば、刈取作業を終了して枕地を走行するときにおいて、刈取クラッチ及び脱穀クラッチが入り状態において刈取作業を行なった後、脱穀クラッチを入り状態で且つアクセル手段を定格回転状態にすることを、モード指令手段にて脱穀指令を指令するだけの簡単な操作で行なえるものとなる。
したがって、刈取作業を行なうときの操作の簡略化を図ることができる作業車の駆動制御装置を得るに至った。
このように、作業モード指令用操作スイッチの押し操作される時間の長短により、脱穀指令を指令する状態と刈取作業指令を指令する状態とを選択して操作することができるものであるから、例えば、刈取作業指令を指令するための操作スイッチと、脱穀指令を指令するための操作スイッチとを各別に設けるのに比べて、構成の簡素化を図ることができる。
したがって、構成の簡素化を図ることができる作業車の駆動制御装置を得るに至った。
このように、インスイッチにてオフ状態からオン状態に切り換えることにより、アクセル手段をアイドリング状態に且つ作業クラッチを切り状態に切り換えることができるものであるから、例えば、作業中にエンジンが停止する等により、作業クラッチが入り状態を維持した状態でメインスイッチがオフ状態からオン状態に切り換えられたとしても、メインスイッチがオフ状態からオン状態に切り換えられると、アクセル手段をアイドリング状態に且つ作業クラッチを切り状態に切り換えることになるので、エンジンが始動されたときに作業装置が不測に駆動される不都合が無いものとなる。
したがって、エンジンが始動されたときに作業装置が不測に駆動される不都合を防止することができる作業車の駆動制御装置を得るに至った。
このように、副変速装置が高速側の変速状態に切り換えられている状態においては、モード指令手段にて作業モード指令が指令されても、その指令を無効にすることができるものであるから、高速で走行しているときに作業装置が不測に駆動される不都合を防止することができるものとなる。
説明を加えると、一般に、高速で走行するときには、副変速装置を高速側の変速状態にするものであるので、副変速装置が高速側の変速状態に切り換えられている状態においては、モード指令手段にて作業モード指令が指令されたとしても、その指令を無効にすることにより、高速で走行しているときに作業装置が不測に駆動される不都合を防止することができるものとなる。
したがって、高速で走行しているときに作業装置が不測に駆動される不都合を防止することができる作業車の駆動制御装置を得るに至った。
このように、作業モード指令の指令によりアクセルを定格回転状態に且つ作業クラッチを入り状態に操作した状態において、副変速装置を高速側の変速状態に切り換えることにより、アクセル手段を定格回転状態に且つ作業クラッチを切り状態に切り換えることができるものであるから、副変速装置を高速側の変速状態に切り換えて高速で走行する場合において、作業クラッチを切り状態に切り換えることを忘れたとしても、副変速装置を高速側の変速状態に切り換えれば、アクセル手段を定格回転状態に且つ作業クラッチを切り状態に切り換えることになるので、作業装置が駆動された状態で高速で走行する不都合を防止することができる。又、作業モード指令の指令によりアクセルを定格回転状態に且つ作業クラッチを入り状態に操作した状態において、副変速装置を高速側の変速状態に切り換えることにより、アクセル手段を定格回転状態に且つ作業クラッチを切り状態に切り換えることができるものであるから、副変速装置を高速側の変速状態に切り換えて高速で走行する場合において、副変速装置を高速側の変速状態に切り換えるだけの簡単な操作で、アクセル手段を定格回転状態に且つ作業クラッチを切り状態に切り換えることができるものとなる。
したがって、作業装置が駆動された状態で高速で走行する不都合を防止することができ、副変速装置を高速側の変速状態に切り換えて高速で走行するときの操作の簡略化を図ることができる作業車の駆動制御装置を得るに至った。
以下、本発明に係る作業車の駆動制御装置について図面に基づいて説明する。
図1にコンバインの全体側面が示されており、このコンバインは、左右一対のクローラ式の走行装置1L、1Rの駆動により走行機体2が走行自在に構成され、その走行機体2の前部に、昇降操作自在でかつ圃場の植立穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を後方に搬送する刈取処理装置3が設けられ、走行機体2に、刈取処理装置3にて刈り取られた刈取穀稈を受け取って脱穀および選別処理する脱穀装置4と、脱穀装置4にて脱穀および選別処理することにより得られた穀粒を貯留する穀粒タンク5とが搭載されるとともに、穀粒タンク5の前方箇所に搭乗運転部6が形成されている。
図2、図3に示すように、エンジンEの動力が伝動ベルト14及び伝動プーリ15を介して直進用の無段変速装置7と旋回用の無段変速装置8に伝達され、これら無段変速装置7、8の変速出力は、ミッションケース9を経由して、走行装置1R、1Lの夫々に伝達されている。又、これら無段変速装置7、8のうち直進用の無段変速装置7の変速出力は、ミッションケース9を経由した後、刈取クラッチ10を介して刈取処理装置3に伝達され、刈取クラッチ10には、その入り切りを検出する刈取センサ11が付設されている。又、エンジンEの動力は、脱穀クラッチ12を介して脱穀装置4に伝達され、脱穀クラッチ12には、その入り切り状態を検出する脱穀センサ13が付設されている。
シフトギヤ23からはファイナルギヤ30を介して左右一対の走行装置1L、1Rに伝達される。このシフトギヤ23は、噛み合いクラッチ24が噛み合いしているときも噛み合いしていないときも常時走行装置への伝動系の中継ギヤ31に噛合するように構成されている。
そして、支軸52の回動に伴って、脱穀クラッチ操作用取り付け板56が支軸52に固定されている基端部を揺動支点として揺動し、脱穀クラッチ操作用取り付け板56に相対回動自在に連結されている脱穀クラッチ操作用L字リンク58に取り付けられている脱穀クラッチ操作用ケーブル57を引っ張り操作して脱穀クラッチ12を入り状態に切り換え、又、支軸52の回動に伴って、刈取クラッチ操作用取り付け板59が支軸52に固定されている基端部を揺動支点として揺動し、刈取クラッチ操作用取り付け板59に相対回動自在に連結されている刈取クラッチ操作用L字リンク61に取り付けられている刈取クラッチ操作用ケーブル60を引っ張り操作して刈取クラッチ10を入り状態に切り換えるようになっている。
説明を加えると、図7に示すように、連動操作部Bが走行停止位置に位置する場合において、アクセルレバー操作用カム46のカム面46aがカムフォロア54に当接することにより、アクセルレバー45を切り位置に維持し、速度調整レバー42をアイドリング状態に維持する。ちなみに、この走行停止位置において、脱穀クラッチ12及び刈取クラッチ10の両方とも切り状態になっている。このとき、連動操作部位置検出用リミットスイッチ101a、101bがオン状態となり、連動操作部位置検出用リミットスイッチ101cがオフ状態となっている。
尚、切換操作用モータMを逆回転駆動させることにより、連動操作部Bが刈取作業位置から走行停止位置に位置変更する場合において、バネの付勢力により速度調整レバー42を定格回転状態からアイドリング状態に切り換え、アクセルレバー45を入り位置から切り位置に位置変更する。
説明を加えると、可変油圧ポンプ8Aの旋回用斜板78が油圧式の変速操作手段HSに連係され、この変速操作手段HSにより斜板角を変更することにより油圧モータ8B側の出力状態を変更するように構成されている。この変速操作手段HSは、図11に示すように、旋回用の無段変速装置8における旋回用斜板78に連動連結された複動型の変速用油圧シリンダ79と、この変速用油圧シリンダ79に対する作動油の給排状態を切り換え操作する油圧制御ユニットVUとを備えて構成されている。前記変速用油圧シリンダ79は、中立位置から正方向並びに逆方向夫々に操作自在な複動型に構成されており、内装される左右一対のバネ79a、79bの付勢力により中立位置に復帰付勢される構成となっている。
そして、直進用変速位置センサ94は、直進用の無段変速装置7における直進用斜板77の角度(傾倒位置)に応じた電圧が出力されるものであり、その電圧がA/D変換されて直進用検出値として制御装置Hに入力され、旋回用変速位置センサ95は、旋回用の無段変速装置8における旋回用斜板78の角度(傾倒位置)に応じた電圧が出力されるものであり、その電圧がA/D変換されて旋回用検出値として制御装置Hに入力されるように構成されている。
前記走行モード指令用操作スイッチ71が押し操作されると、連動操作部Bが走行位置に位置するように切換操作用モータMを作動させるとともに、走行モード指令用操作スイッチ71を点灯させ、走行停止モード指令用操作スイッチ72、刈取作業指令用操作スイッチ74、脱穀指令用操作スイッチ75を消灯させる(図14(d)参照)。これにより、速度調整レバー42を定格回転状態とし、刈取クラッチ10及び脱穀クラッチ12を切り状態とすることになる。
以下、本発明に係る作業車の旋回制御装置の第2実施形態を説明するが、基本的な構成は、上記第1実施の形態と同様であるので、同様な構成については、第1実施の形態と同じ符号を付け、説明は省略する。
モード指令手段Gとしての非操作状態に自動復帰する押し操作式の走行モード指令用操作スイッチ71、走行停止モード指令用操作スイッチ72、刈取作業指令用操作スイッチ74、脱穀指令用操作スイッチ75のうち、走行停止モード指令用操作スイッチ72を省略する構成となっている。そして、走行モード指令用操作スイッチ71の押し操作を検出する走行モード指令用操作スイッチ検出センサ87、刈取作業指令用操作スイッチ74の押し操作を検出する刈取作業指令用操作スイッチ検出センサ89、脱穀指令用操作スイッチ75の押し操作を検出する脱穀指令用操作スイッチ検出センサ90の入力情報に基づいて、切換操作用モータMの動作、及び、走行モード指令用操作スイッチ71、刈取作業指令用操作スイッチ74、脱穀指令用操作スイッチ75の点灯を制御する制御手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御手段としての制御装置Hが備えられている。
このように、走行停止モード指令用操作スイッチ72を省略したとしても、メインスイッチ76がオフ状態からオン状態に切り換えられると、速度調整レバー42をアイドリング状態にかつ脱穀クラッチ12及び刈取クラッチ10を切り状態とすることになるので、操作上の不都合無く構成の簡素化を図れるものとなる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明に係る作業車の旋回制御装置の第3実施形態を説明するが、基本的な構成は、上記第1実施の形態と同様であるので、同様な構成については、第1実施の形態と同じ符号を付け、説明は省略する。
モード指令手段Gとしての非操作状態に自動復帰する押し操作式の走行モード指令用操作スイッチ71、走行停止モード指令用操作スイッチ72、刈取作業指令用操作スイッチ74、脱穀指令用操作スイッチ75のうち、走行停止モード指令用操作スイッチ72を省略し、走行モード指令用操作スイッチ71に代えて走行ランプ103を設ける構成となっている。そして、刈取作業指令用操作スイッチ74の押し操作を検出する刈取作業指令用操作スイッチ検出センサ89、脱穀指令用操作スイッチ75の押し操作を検出する脱穀指令用操作スイッチ検出センサ90の入力情報に基づいて、切換操作用モータMの動作、及び、走行ランプ103、刈取作業指令用操作スイッチ74、脱穀指令用操作スイッチ75の点灯を制御する制御手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御手段としての制御装置Hが備えられている。
このように、走行モード指令用操作スイッチ71に代えて走行ランプ103を設けることにより、構成の一層の簡素化を図れるものとなる。
〔第4実施形態〕
以下、本発明に係る作業車の旋回制御装置の第4実施形態を説明するが、基本的な構成は、上記第1実施の形態と同様であるので、同様な構成については、第1実施の形態と同じ符号を付け、説明は省略する。
モード指令手段Gとしての非操作状態に自動復帰する押し操作式の走行モード指令用操作スイッチ71、走行停止モード指令用操作スイッチ72、刈取作業指令用操作スイッチ74、脱穀指令用操作スイッチ75のうち、走行停止モード指令用操作スイッチ72を省略し、刈取作業指令用操作スイッチ74、脱穀指令用操作スイッチ75に代えて非操作状態に自動復帰する押し操作式の作業モード指令用操作スイッチ104を設ける構成となっている。そして、作業モード指令用操作スイッチ104の押し操作を検出する作業指令用操作スイッチ検出センサ、走行モード指令用操作スイッチ71の押し操作を検出する走行モード指令用操作スイッチ検出センサ87の入力情報に基づいて、切換操作用モータMの動作、及び、走行モード指令用操作スイッチ71、作業モード指令用操作スイッチ104の点灯を制御する制御手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御手段としての制御装置Hが備えられている。
(1)上記実施の形態では、作業装置Fが、作業車としてのコンバインに装備された脱穀装置4及び穀稈を刈取処理して脱穀装置4に供給する刈取処理装置5である構成を例示したが、作業装置Fが、作業車としてのコンバインに装備された穀稈を挟持搬送する脱穀フィードチェーンである構成としてもよく、作業装置Fが、作業車としてのイグサ収穫機に装備されたイグサ刈取装置である構成や、あるいは、作業装置Fが、作業車としての芝刈り機に装備された芝刈り装置である構成としてもよい。
(6)上記実施の形態では、高低2段の変速状態に切換え自在な走行用の副変速装置Dと、前後方向の操作により副変速装置Dの変速状態を切り換える副変速レバーと、副変速装置Dの変速状態を制御装置Hに出力する副変速状態出力手段41とが設けられる構成を例示したが、このような構成に代えて、高低2段の変速状態に切換え自在な走行用の副変速装置Dと、その副変速装置Dの変速指令を指令する副変速スイッチと、その副変速スイッチの変速指令に基づいて副変速装置Dを変速操作する制御手段とが設けられる構成としてもよい。
3 刈取処理装置
4 脱穀装置
10 刈取クラッチ
12 脱穀クラッチ
41 副変速状態出力手段
42 アクセル手段
76 メインスイッチ
69 主変速レバー
104 作業モード指令用操作スイッチ
C 作業クラッチ
D 副変速装置
E エンジン
F 作業装置
G モード指令手段
H 制御手段
M 切換操作用駆動手段
Claims (11)
- エンジンの出力にて駆動される走行装置及び作業装置と、
前記エンジンの出力を前記作業装置に伝達する入り状態と前記エンジンの出力の前記作業装置への伝達を遮断する切り状態とに切り換え自在な作業クラッチと、
前記エンジンを設定定格回転数にて回転させる定格回転状態と前記エンジンをアイドリング回転数にて回転させるアイドリング状態とに切り換え自在なアクセル手段とが設けられた作業車の駆動制御装置であって、
前記作業クラッチの前記入り状態と前記切り状態との切換操作及び前記アクセル手段の前記定格回転状態と前記アイドリング状態との切換操作を行う切換操作用駆動手段と、
前記走行装置を変速操作する主変速レバーの操作位置とは無関係に作業モード指令を指令する状態に手動で操作自在なモード指令手段と、
前記モード指令手段により前記作業モード指令が指令されると、前記アクセル手段を前記定格回転状態に且つ前記作業クラッチを前記入り状態とするように、前記切換操作用駆動手段を作動させる制御手段とが設けられている作業車の駆動制御装置。 - 前記モード指令手段が、走行モード指令を指令する状態に操作自在に構成され、
前記制御手段が、前記モード指令手段により前記走行モード指令が指令されると、前記アクセル手段を前記定格回転状態に且つ前記作業クラッチを前記切り状態とするように、前記切換操作用駆動手段を作動させるように構成されている請求項1記載の作業車の駆動制御装置。 - 前記モード指令手段が、走行停止モード指令を指令する状態に操作自在に構成され、
前記制御手段が、前記モード指令手段により前記走行停止モード指令が指令されると、前記アクセル手段を前記アイドリング状態に且つ前記作業クラッチを前記切り状態とするように、前記切換操作用駆動手段を作動させるように構成されている請求項1又は2記載の作業車の駆動制御装置。 - 前記作業装置が、作業車としてのコンバインに装備された脱穀装置であり、前記作業クラッチが、前記エンジンの出力を前記脱穀装置に伝達する入り状態と前記エンジンの出力の前記脱穀装置への伝達を遮断する切り状態とに切り換え自在な脱穀クラッチである請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車の駆動制御装置。
- 前記作業装置が、作業車としてのコンバインに装備された脱穀装置及び穀稈を刈取処理して前記脱穀装置に供給する刈取処理装置であり、前記作業クラッチが、前記エンジンの出力を前記脱穀装置に伝達する入り状態と前記エンジンの出力の前記脱穀装置への伝達を遮断する切り状態とに切り換え自在な脱穀クラッチ、及び、前記エンジンの出力を前記刈取処理装置に伝達する入り状態と前記エンジンの出力の前記刈取処理装置への伝達を遮断する切り状態とに切り換え自在な刈取クラッチである請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車の駆動制御装置。
- 前記制御手段が、前記モード指令手段により前記作業モード指令が指令されると、前記アクセル手段を定格回転状態に且つ前記脱穀クラッチを前記入り状態とし、その後、前記刈取クラッチを前記入り状態とするように、前記切換操作用駆動手段を作動させるように構成されている請求項5記載の作業車の駆動制御装置。
- 前記作業装置が、作業車としてのコンバインに装備された脱穀装置及び穀稈を刈取処理して前記脱穀装置に供給する刈取処理装置であり、前記作業クラッチが、前記エンジンの出力を前記脱穀装置に伝達する入り状態と前記エンジンの出力の前記脱穀装置への伝達を遮断する切り状態とに切り換え自在な脱穀クラッチ、及び、前記エンジンの出力を前記刈取処理装置に伝達する入り状態と前記エンジンの出力の前記刈取処理装置への伝達を遮断する切り状態とに切り換え自在な刈取クラッチであり、
前記モード指令手段が、前記作業モード指令を指令する状態としての、脱穀指令を指令する状態と刈取作業指令を指令する状態とを選択して操作できるように構成され、
前記制御手段が、前記モード指令手段により前記脱穀指令が指令されると、前記アクセル手段を前記定格回転状態に且つ前記脱穀クラッチを入り状態とし、且つ、前記モード指令手段により前記刈取作業指令が指令されると、前記刈取クラッチ及び前記脱穀クラッチを入り状態とするように、前記切換操作用駆動手段を作動させるように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業車の駆動制御装置。 - 前記モード指令手段が、非操作状態に自動復帰する押し操作式の作業モード指令用操作スイッチを備えて構成され、
前記制御手段が、前記作業モード指令用操作スイッチが操作状態判別用設定時間より短い時間継続して押されたときは、前記刈取作業指令が指令されたと判断し、且つ、前記作業モード指令用操作スイッチが操作状態判別用設定時間よりも長い時間継続して押されたときは、前記脱穀指令が指令されたと判断するように構成されている請求項7に記載の作業車の駆動制御装置。 - 電源回路を切るオフ状態、及び、前記電源回路を入れるオン状態に切り換え操作自在なメインスイッチが設けられ、
前記制御手段が、前記メインスイッチが前記オフ状態から前記オン状態に切り換えられると、前記アクセル手段を前記アイドリング状態に且つ前記作業クラッチを切り状態とするように、前記切換操作用駆動手段を作動させるように構成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の作業車の駆動制御装置。 - 高低複数段に切換自在な走行用の副変速装置と、その副変速装置の変速状態を前記制御手段に出力する副変速状態出力手段とが設けられ、
前記制御手段が、前記副変速装置が高速側の変速状態に切り換えられている状態においては、前記モード指令手段にて前記作業モード指令が指令されても、その指令を無効にするように構成されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の作業車の駆動制御装置。 - 高低複数段に切換自在な走行用の副変速装置と、その副変速装置の変速状態を前記制御手段に出力する副変速状態出力手段とが設けられ、
前記制御手段が、前記作業モード指令の指令により前記アクセル手段を前記定格回転状態に且つ前記作業クラッチを入り状態に操作した状態において、前記副変速装置が高速側の変速状態に切り換えられたときには、前記アクセル手段を前記定格回転状態に且つ前記作業クラッチを切り状態とするように、前記切換操作用駆動手段を作動させるように構成されている請求項1〜10のいずれか1項に記載の作業車の駆動制御装置。
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JP2006083354A JP4476234B2 (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 作業車の駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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