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JP4307509B1 - タクシー情報提供装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タクシー車両の到着までの会社別の待ち時間をユーザに知らせる。
【解決手段】複数のタクシー車両の位置情報、空車/実車区分情報及び所属タクシー会社情報を含むタクシー車両情報を記憶したプローブDB21と、移動体通信装置5の現在位置情報を取得し、各タクシー車両の位置情報と移動体通信装置5の現在位置情報から移動体通信装置5と各タクシー車両との距離を算出し、この距離に基づいて一以上の空車タクシー車両を抽出するタクシー検索部13と、抽出された一以上の空車タクシー車両のそれぞれが移動体通信装置5の現在位置へ移動するのに要する所要時間を予測するルート検索エンジン15とを備える。タクシー検索部13は、各タクシー車両の所属タクシー会社情報に基づいて、抽出された一以上の空車タクシー車両が所属するタクシー会社別の所要時間に関する情報を移動体通信装置5に対して提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空車タクシーに関する情報を提供するための技術に関し、特に移動体通信装置に対して、タクシー会社ごとの空車タクシー情報を提供する技術に関する。
複数のタクシー会社が加盟し、加盟したタクシー会社のタクシー車両の配車を行う共同配車システムが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の共同配車システムは、加盟するタクシー会社が独自に営業することを可能にする。
特開2007−310912号公報
ところで、ユーザがタクシーを呼ぶ場合、タクシー会社はどこでもよいので、すぐに迎えに来てくれるところを選びたいことが多い。しかしながら、配車センタに電話をしてみなければ、待ち時間がどのくらいになるかはわからないので、電話をする前に会社ごとの待ち時間を比較することができない。
また、目的地が予め決まっているときは、各タクシー会社の料金を比較して、安いタクシー会社を選ぶことができれば、ユーザには好ましい。
さらに、見知らぬ土地などで、携帯電話を使ってタクシーを呼ぶ場合など、現在の居場所をうまく伝えられない場合もある。
そこで、本発明の目的は、タクシー車両の到着までの会社別の待ち時間をユーザに知らせることである。
本発明の別の目的は、タクシーを呼ぶ前に、タクシー会社別に、目的地までのタクシー料金の見積もりをユーザに知らせることである。
本発明のさらに別の目的は、配車センタに携帯電話機から電話をかけたときに、ユーザが口頭で現在位置を説明しなくても、的確にタクシー車両の配車を受けることができるようにすることである。
本発明の一つの実施態様に従うタクシー情報提供装置は、複数のタクシー車両について、各タクシー車両の位置情報、空車であるかまたは実車であるかを示す空車/実車区分情報、及び各タクシー車両の所属タクシー会社情報を含むタクシー車両情報を記憶した記憶手段と、移動体通信装置から、前記移動体通信装置の現在位置情報を取得する取得手段と、前記タクシー車両情報に含まれる各タクシー車両の位置情報と、前記取得した移動体通信装置の現在位置情報とに基づいて、前記移動体通信装置と各タクシー車両との距離を算出し、前記算出した距離と前記各タクシー車両の空車/実車区分情報とに基づいて一以上の空車タクシー車両を抽出する抽出手段と、前記抽出された一以上の空車タクシー車両のそれぞれについて、前記移動体通信装置の現在位置へ移動するためのルート検索を行い、各空車タクシー車両が前記移動体通信装置の現在位置へ移動するのに要する所要時間を予測するルート検索手段と、前記タクシー車両情報に含まれる前記各タクシー車両の所属タクシー会社情報に基づいて、前記抽出された一以上の空車タクシー車両が所属するタクシー会社別の前記所要時間に関する情報を、前記移動体通信装置に対して提供する提供手段と、を備える。
好適な実施形態では、前記ルート検索手段によって予測された各空車タクシー車両の所要時間と、前記各タクシー車両の所属タクシー会社情報とに基づいて、タクシー会社別の所要時間の平均値を算出する算出手段をさらに備え、前記提供手段は、前記算出されたタクシー会社別の所要時間の平均値を前記移動体通信装置に対して提供するようにしてもよい。
好適な実施形態では、前記提供手段は、タクシー会社別の空車タクシー車両台数を、前記タクシー会社別の所要時間の平均値とともに前記移動体通信装置に対して提供するようにしてもよい。
好適な実施形態では、前記タクシー車両情報に含まれる各タクシー車両の位置情報は時系列になっていて、前記抽出手段は、時系列になっている前記各タクシー車両の位置情報に基づいて、各空車タクシー車両の所定時間後の位置を予測し、前記所定時間後の各空車タクシー車両と前記移動体通信装置との距離を算出し、前記算出した所定時間後の各空車タクシー車両と前記移動体通信装置との距離に基づいて、前記一以上の空車タクシー車両を抽出してもよい。
好適な実施形態では、前記抽出手段による前記所定時間後の各タクシー車両の位置予測は、時系列になっている前記各タクシー車両の位置情報から推定した各タクシー車両の進行方向及び速度に基づいて行ってもよい。
好適な実施形態では、前記ルート検索手段による前記ルート検索は、前記予測された各空車タクシー車両の所定時間後の位置と、前記移動体通信装置の現在位置とに基づいて行われるようにしてもよい。
好適な実施形態では、前記取得手段は、前記移動体通信装置から、目的地を示す目的地情報をさらに取得し、前記ルート検索手段は、前記移動体通信装置の現在位置から前記目的地へ移動するためのルート検索を行って、前記移動体通信装置の現在位置から前記目的地までの走行距離を算出する。前記タクシー情報提供装置は、タクシー会社別の料金データを記憶した記憶部と、前記料金データ及び前記移動体通信装置の現在位置から前記目的地までの走行距離に基づいて、前記移動体通信装置の現在位置から前記目的地までのタクシー会社別の料金見積もりを行う見積もり手段と、をさらに備え、前記提供手段は、タクシー会社別の見積金額を、前記タクシー会社別の所要時間の平均値とともに、前記移動体通信装置に対して提供してもよい。
好適な実施形態では、前記移動体通信装置のユーザに関するユーザ情報を記憶した記憶部と、各タクシー会社のWebサイトのURLを記憶した記憶部と、をさらに備え、前記提供手段は、各タクシー会社のWebサイトのURLに前記ユーザ情報を付加して提供し、前記移動体通信装置が前記提供されたURLへアクセスする際に、付加されたユーザ情報が前記提供されたURLのWebサイトへ送信されるようにしてもよい。
以下、本発明の一実施形態に係るタクシー情報提供システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本システムの概要を示す図である。本システムは、タクシー情報提供装置1と、一以上のタクシー会社の会社別の配車システム3とを有する。本システムは、ユーザ4が使用する移動体通信装置5からユーザ4の現在位置情報などを取得して、タクシー情報を提供する。
移動体通信装置5は、可搬型の通信機能を有するコンピュータ装置であって、例えば、携帯電話機、携帯情報端末などでもよい。移動体通信装置5は、液晶パネルなどの表示装置、及びプッシュボタンあるいはポインティングデバイスなどの入力装置を有する。移動体通信装置5が携帯電話機の場合は、無線基地局7との間で無線通信を行う。以下の実施形態では、移動体通信装置5が携帯電話機である場合を例にとって説明する。
タクシー情報提供装置1、会社別の配車システム3及び無線基地局7は、ネットワーク9を介して接続されている。
タクシー情報提供装置1および会社別の配車システム3は、いずれも例えば汎用的なコンピュータシステムにより構成され、以下に説明するタクシー情報提供装置1および会社別の配車システム3内の個々の構成要素または機能は、例えば、コンピュータプログラムを実行することにより実現される。
タクシー会社別の配車システム3は、例えば、各社の配車センタに設置されていて、プローブデータ収集部31と、プローブデータを蓄積したプローブデータベース33と、プローブデータをタクシー情報提供装置1へ送信するデータ送信部35と、空車タクシー車両の予約を行う予約システム37とを有する。
プローブデータ収集部31は、各タクシー車両8,8,・・・に搭載されている無線通信機から送られてくる各タクシー車両8,8,・・・の現在位置情報及び実車/空車区分を示す情報を含むプローブデータを収集して、プローブデータベース33に格納する。現在位置情報は、各タクシー車両8,8,・・・に搭載されているGPS(Global Positioning System)によって特定された緯度及び経度を含む。プローブデータの収集は周期的に行ってもよい。例えば、プローブデータの収集間隔は、5秒、10秒、20秒、30秒などでよい。なお、プローブデータには、タクシー車両8の状態を示す種々の情報を含めることができる。
プローブデータベース33は、自社のタクシー車両8,8,・・・から収集したプローブデータを格納する。例えば、プローブデータベース33には、時刻(タイムスタンプ)とその時刻における各車両の位置情報を蓄積されている。すなわち、プローブデータベース33には、各車両の時系列の位置情報が記憶されている。
データ送信部35は、プローブデータベース33に蓄積されているプローブデータをタクシー情報提供装置1へ送信する。データ送信部35は、前回送信時からの差分のプローブデータを周期的にタクシー情報提供装置1へ送信してもよい。この送信間隔は、例えば、5秒、10秒、20秒、30秒などでよい。
予約システム37は、ユーザ4からの配車要求があったときに、タクシー車両を割り当てて、タクシー車両の予約を行う。例えば、予約システム37は、ユーザから配車要求の電話を受けたオペレータが参照する画面を提供する。
タクシー情報提供装置1は、データ受信部11と、タクシー検索部13と、ルート検索エンジン15と、プローブデータベース21と、ユーザデータベース23と、タクシー会社データベース25とを有する。
データ受信部11は、各社の配車システム3からプローブデータを受信する。そして、受信したプローブデータをプローブデータベース21に格納する。その際、データ受信部11は、受信したプローブデータに送信元のタクシー会社の会社IDを付加して、プローブデータベース21に格納する。
プローブデータベース21は、各タクシー会社の車両から取得したプローブデータを記憶する。図2は、プローブデータベース21のデータ構造の一例を示す。すなわち、プローブデータベース21は、各車両が所属するタクシー会社の会社ID211と、各タクシー車両の車両ID212と、時刻(タイムスタンプ)213と、その時刻における位置214と、顧客を乗せている実車と顧客を乗せていない空車の別を示す実車/空車区分215とをデータ項目として有する。
タクシー検索部13は、移動体通信装置5からタクシー検索要求を受け付けると、移動体通信装置5近辺のタクシー車両を検索する。タクシー検索部13が行う検索処理の詳細は後述する。
ルート検索エンジン15は、出発地及び目的地が指定されると、その出発地から目的地までの車のルート検索を行う。例えば、ルート検索エンジン15は、地図データ及び交通規制データなどを有し、出発地及び目的地が緯度及び経度で指定すると、車両で出発地から目的地まで移動するルート検索を行う。ルート検索エンジン15は、検索したルートの走行距離及び所要時間も算出する。なお、本実施形態に係るルート検索エンジン15は、広く一般に用いられているルート検索エンジンを使用するができるので、その内部処理についての詳細な説明を省略する。
ユーザデータベース23は、本システムのユーザに関する情報を記憶する。例えば、図3は、ユーザデータベース23のデータ構造の一例を示す。すなわち、ユーザデータベース23は、ユーザID231と、ユーザ名232と、携帯電話番号233とをデータ項目として有する。
タクシー会社データベース25は、タクシー会社に関する情報を記憶する。例えば、図4は、タクシー会社データベース25のデータ構造の一例を示す。すなわち、タクシー会社データベース25は、会社ID251、エリアID252,初乗り料金253,初乗り距離254,加算料金255,加算距離256及び予約システム37サイトのURL(Universal Resource Locator)をデータ項目として有する。
図5は、タクシー検索部13が行うタクシー検索処理の手順を示すフローチャートである。以下、図5以降の画面を参照して、タクシー検索部13のタクシー検索処理の詳細について説明する。
まず、ユーザ4が移動体通信装置5からタクシー検索要求を行う。例えば、図6Aは、移動体通信装置5の表示装置に表示されるタクシー検索画面100の一例を示す。移動体通信装置5はGPSにより現在位置の緯度及び経度を把握できるので、ユーザが現在位置110を入力する必要はない。ユーザは、目的地120をテキストで入力してもよいし、別の図示しない地図画面において位置を選択してもよい。目的地の入力は省略することもできる。
タクシー検索画面100に対する入力が完了し、検索ボタン130が押されると、移動体通信装置5タクシー情報提供装置1へタクシー検索要求が送られる。
タクシー検索部13は、移動体通信装置5からタクシー検索要求を受け付ける(S10)。このタクシー検索要求には、移動体通信装置5の現在位置の緯度及び経度が含まれている。さらに、このタクシー検索要求に目的地の緯度及び経度、または地名などの目的地を特定できる情報が含まれていてもよい。
タクシー検索部13は、プローブデータベース21を参照して、移動体通信装置5の現在位置近くの空車タクシーを検索する(S12)。
タクシー検索部13は、例えば、各タクシー車両の現在位置214と移動体通信装置5の現在位置とから、ユーザ4から直線距離で所定の距離(例えば2km)以内にいる、空車/実車区分215が「空車」のタクシー車両の車両ID212を特定する。このとき、時刻(タイムスタンプ)213が現在時刻から1分以内のデータレコードを用いるようにしてもよい。さらに、プローブデータベース21に、同一のタクシー車両に関する複数のプローブデータのデータレコードが存在する場合は、時刻(タイムスタンプ)213が最新のデータレコードを用いる。
また、タクシー検索部13は、ここで抽出された空車タクシー車両のうち、移動体通信装置5の現在位置が属するエリアのタクシー会社のタクシー車両のみを対象としてもよい。つまり、タクシー検索部13は、タクシー会社データベース25において、抽出された空車タクシー車両の会社ID211と対応するエリアID252が移動体通信装置5の現在位置が属するエリアである車両のみを抽出してもよい。
タクシー検索部13は、ステップS12の検索によって抽出された空車タクシー車両の所定の経過時間後の位置を予測して、その予測位置に基づいて対象となる空車タクシー車両を絞り込む(S14)。これは、ユーザ4がこの後、実際にタクシーを呼ぶためにタクシー会社へ電話をかけるまでの間に一定の経過時間を要するので、それを見込んでタクシー車両の絞り込みを行うものである。ここで、経過時間は例えば2分でよい。
ここで、図7を参照して、ステップS14の処理をさらに説明する。タクシー検索部13は、例えば、プローブデータベース21を参照して、ステップS12で抽出された空車タクシー車両8a,8bの過去のデータレコードを特定する。そして、タクシー検索部13は、各空車タクシー車両8a,8bの速度及び進行方向を算出し、同じ道路をそのまま走行したと仮定して、経過時間後の位置を予測する。そして、その予想位置が移動体通信装置5から処理の距離以内である車両に絞り込む。この絞り込みにより、図7の例では、経過時間後の予測位置が、ユーザから所定距離以上となるタクシー車両8bが対象外となる。
なお、ステップS14は省略してもよい。
タクシー検索部13は、次にタクシー会社の絞り込みを行う(S16)。これは、ユーザがこの後にタクシー会社に配車を依頼して、実際の配車が行われるまでの間に、空車であったタクシー車両が実車になってしまうこともあるので、上記の処理で対象となった空車タクシー車両の台数が一定数以上あるタクシー会社だけに絞り込みを行うものである。
つまり、タクシー検索部13は、上記処理で抽出された空車タクシー車両のデータレコードの会社ID211に基づいて、タクシー会社別の車両台数をカウントする。そして、タクシー会社別の車両台数が所定数(例えば5台)に達しているタクシー会社の車両のみを対象とする。
なお、ステップS16は省略してもよい。
タクシー検索部13は、上記処理によって対象となった各空車タクシー車両が、ユーザ4の現在位置(移動体通信装置5の位置)に到着するまでに要する時間を予想する(S18)。
図8を参照して、ステップS18の処理をさらに説明する。タクシー検索部13は、各空車タクシー車両8の位置と移動体通信装置5の位置を指定して、ルート検索エンジン15に対してルート検索要求を行う。これは、同図からもわかるように、移動体通信装置5と空車タクシー車両8の直線距離が近くても空車、タクシー車両8の現在位置からユーザ4の現在位置までの走行距離は必ずしも近くない場合もあるので、走行ルートを確定させて、所要時間を算出するためのである。ルート検索エンジン15は、車両の位置、速度及び走行方向に基づいて車両での移動ルートを検索して、そのルートで移動する場合の走行距離及び所要時間を算出する。タクシー検索部13は、各空車タクシー車両8の走行距離及び予測された所要時間を取得する。なお、上述したルート検索エンジン15のルート検索処理においては、渋滞状況などを考慮してルート検索を行ってもよい。渋滞状況は、例えば、プローブデータベース21を参照して判断する。
タクシー検索部13は、ステップS18で求めた各空車タクシー車両の所要時間に基づいて、タクシー会社ごとに、上記所要時間の平均値を算出する(S20)。この平均値の算出は、対象となる空車タクシー車両の台数が所定数よりも多いタクシー会社については、移動体通信装置5から直線距離で最も近い所定数の車両に限定して行ってもよい。タクシー検索部13は、さらに、走行距離の平均値を算出してもよい。
タクシー検索部13は、タクシー会社別に、移動体通信装置5の現在位置から目的地までの予想料金の見積もりを行う(S22)。例えば、タクシー検索部13は、ルート検索エンジン15に移動体通信装置5の現在位置から目的地までのルート検索要求を行って、走行距離及び予想所要時間を取得する。このとき、移動体通信装置5の現在位置の出発時刻を、ステップS20で算出した各会社別の所要時間が経過したときとしてもよい。さらに、ルート検索エンジン15は、プローブデータベース21を参照して、渋滞状況を考慮してルート検索を行ってもよい。タクシー検索部13は、タクシー会社データベース25を参照して、各タクシー会社別の予想料金を算出する。
なお、ステップS22は省略してもよい。
タクシー検索部13は、タクシー会社別の移動体通信装置5の現在位置までの所要時間(予想到着時間)と、目的地までの所要時間及び予想料金とを、検索結果として移動体通信装置5へ送信する(S24)。
移動体通信装置5は、この検索結果の通知を受けて、図6Bに示す検索結果表示画面200を表示する。検索結果表示画面200には、同図に示すように、タクシー会社別の予想到着時間と目的地までの予想料金が表示される。なお、図6B及び図6Cでは、移動体通信装置5を省略し、移動体通信装置5の表示装置に表示される画面のみ示す。
検索結果表示画面200により、ユーザは、タクシー会社別のタクシー待ち時間を知ることができる。さらに、ユーザは、タクシー会社別の目的地までの予想料金を知ることもできる。その結果、ユーザは、複数のタクシー会社の中から、ユーザが希望する条件に合うタクシー会社を選択することができる。
次に、上記の処理により、タクシー情報提供装置1から検索結果を受け付けた移動体通信装置5の処理について説明する。
上述のように、移動体通信装置5は、タクシー情報提供装置1から検索結果を受け付けると、図6Bに示す移動体通信装置5の表示装置に検索結果表示画面200を表示する。検索結果表示画面200には、さらに、各タクシー会社別のタクシーコールボタン210a〜cが含まれている。このタクシー会社へTELボタン210a〜cには、各タクシー会社のWebサイトのURLが貼り付けられている。URLには、引数としてユーザ情報が付加されている。
タクシーコールボタン210a〜cに貼り付けられているURL及びユーザ情報の一例を図9に示す。同図に示すように、タクシー会社のURL257の引数として、ユーザの携帯電話番号233、ユーザ名232及び移動体通信装置5の緯度及び経度が付加されている。このタクシー会社のURL及びユーザ情報は、タクシー検索部13がユーザデータベース23及びタクシー会社データベース25を参照して生成し、図5のステップS24の検索結果とともに移動体通信装置5へ送信する。
図6Bに戻ると、いずれかのタクシーコールボタン210a〜cがユーザ4によって選択されると、移動体通信装置5が選択されたタクシーコールボタン210a〜cに貼り付けられているURLのWebサイトへアクセスする際に、引数のユーザ情報が一緒に送信させる。つまり、本実施形態では、ユーザが所望するタクシー会社の予約システム37へ、引数のユーザ情報が送信される。
これによって、予約システム37のWebサイトは、ユーザの現在位置、及びユーザ名及び携帯電話番号を取得して、一時保持する。そして、予約システム37は、図6Cに示すような案内画面300を移動体通信装置5に対して送信する。案内画面300には、ユーザ名310が表示される。
ユーザ4が、案内画面300に表示された電話番号320を選択すると、配車システム3を備えた配車センタへ電話がかかる。配車システム3は、例えば、CTI(Computer Telephony Integration)によって、発信元の電話番号を特定し、既に予約システム37が取得している携帯電話番号とマッチングする。そして、発信元の電話番号と、既に取得している携帯電話番号とが合致すれば、予約システム37は、既に取得しているそのユーザの現在位置情報に基づいて、例えば図10に示すような、配車センタのオペレータ画面400を表示させてもよい。配車センタのオペレータ画面400には、ユーザ名410及びユーザの現在位置420が示される。
これにより、オペレータは、この画面400を見ながら電話をかけてきたユーザと会話をすることができる。従って、ユーザは相手の名前と正確な現在位置を知ることができるので、配車するタクシー車両の運転手にも正確に指示をすることができる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
例えば、検索結果表示画面200において表示する所要時間は、上記実施形態では各タクシー会社の平均値を用いたが、各タクシー会社における所要時間の最短時間でもよい。
本発明の一実施形態に係るタクシー情報提供システムの概要図である。 プローブデータベース21のデータ構造の一例を示す。 ユーザデータベース23のデータ構造の一例を示す。 タクシー会社データベース25のデータ構造の一例を示す。 タクシー検索部13が行うタクシー検索処理の手順を示すフローチャートである。 移動体通信装置5に表示される画面の例を示す。 空車タクシー車両の絞り込みの説明図である。 空車タクシー車両からユーザ位置までのルートを示す図である。 タクシーコールボタンに貼り付けられているURL及びユーザ情報の一例を示す。 配車センタのオペレータ画面400の一例を示す。
符号の説明
1 タクシー情報提供装置
3 配車システム
4 ユーザ
5 移動体通信装置
8 タクシー車両
11 データ受信部
13 タクシー検索部
15 ルート検索エンジン
21 プローブデータベース
23 ユーザデータベース
25 タクシー会社データベース
31 プローブデータ収集部
33 プローブデータベース
35 データ送信部
37 予約システム
100 タクシー検索画面

Claims (8)

  1. 複数のタクシー車両について、各タクシー車両の現在及び過去の位置を時系列に有する位置情報、空車であるかまたは実車であるかを示す空車/実車区分情報、及び各タクシー車両の所属タクシー会社情報を含むタクシー車両情報を記憶した記憶手段と、
    移動体通信装置から、前記移動体通信装置の現在位置情報を取得する取得手段と、
    前記タクシー車両情報に含まれている各タクシー車両の前記位置情報及び前記空車/実車区分情報に基づいて、各空車タクシー車両の所定時間後の位置を予測し、前記予測された所定時間後の各空車タクシー車両の位置と、前記取得した移動体通信装置の現在位置情報とに基づいて、前記所定時間後の前記移動体通信装置と各空車タクシー車両との距離を算出し、前記算出され前記所定時間後の距離に基づいて一以上の空車タクシー車両を抽出する抽出手段と、
    前記抽出された一以上の空車タクシー車両のそれぞれについて、前記予測された所定時間後の各空車タクシー車両の位置から前記移動体通信装置の現在位置へ移動するためのルート検索を行い、各空車タクシー車両が前記移動体通信装置の現在位置へ移動するのに要する所要時間を予測するルート検索手段と、
    前記タクシー車両情報に含まれる前記各タクシー車両の所属タクシー会社情報に基づいて、前記抽出された一以上の空車タクシー車両が所属するタクシー会社別の前記所要時間に関する情報を、前記移動体通信装置に対して提供する提供手段と、を備えるタクシー情報提供装置。
  2. 前記ルート検索手段によって予測された各空車タクシー車両の所要時間と、前記各タクシー車両の所属タクシー会社情報とに基づいて、タクシー会社別の所要時間の平均値を算出する算出手段をさらに備え、
    前記提供手段は、前記算出されたタクシー会社別の所要時間の平均値を前記移動体通信装置に対して提供する請求項1記載のタクシー情報提供装置。
  3. 前記提供手段は、タクシー会社別の空車タクシー車両台数を、前記タクシー会社別の所要時間の平均値とともに前記移動体通信装置に対して提供する請求項1または2に記載のタクシー情報提供装置。
  4. 前記抽出手段による前記所定時間後の各タクシー車両の位置予測は、時系列になっている前記各タクシー車両の位置情報から推定した各タクシー車両の進行方向及び速度に基づいて行われる請求項1〜3のいずれかに記載のタクシー情報提供装置。
  5. 前記取得手段は、前記移動体通信装置から、目的地を示す目的地情報をさらに取得し、
    前記ルート検索手段は、前記移動体通信装置の現在位置から前記目的地へ移動するためのルート検索を行って、前記移動体通信装置の現在位置から前記目的地までの走行距離を算出し、
    前記タクシー情報提供装置は、
    タクシー会社別の料金データを記憶した記憶部と、
    前記料金データ及び前記移動体通信装置の現在位置から前記目的地までの走行距離に基づいて、前記移動体通信装置の現在位置から前記目的地までのタクシー会社別の料金見積もりを行う見積もり手段と、をさらに備え、
    前記提供手段は、タクシー会社別の見積金額を、前記タクシー会社別の所要時間の平均値とともに、前記移動体通信装置に対して提供する請求項1〜のいずれかに記載のタクシー情報提供装置。
  6. 前記移動体通信装置のユーザに関するユーザ情報を記憶した記憶部と、
    各タクシー会社のWebサイトのURLを記憶した記憶部と、をさらに備え、
    前記提供手段は、各タクシー会社のWebサイトのURLに前記ユーザ情報を付加して提供し、前記移動体通信装置が前記提供されたURLへアクセスする際に、付加されたユーザ情報が前記提供されたURLのWebサイトへ送信されるようにする請求項1〜のいずれかに記載のタクシー情報提供装置。
  7. タクシー情報提供装置が行う方法であって、
    複数のタクシー車両について、各タクシー車両の現在及び過去の位置を時系列に有する位置情報、空車であるかまたは実車であるかを示す空車/実車区分情報、及び各タクシー車両の所属タクシー会社情報を含むタクシー車両情報を記憶手段に格納し、
    移動体通信装置から、前記移動体通信装置の現在位置情報を取得し、
    前記タクシー車両情報に含まれている各タクシー車両の前記位置情報及び前記空車/実車区分情報に基づいて、各空車タクシー車両の所定時間後の位置を予測し、前記予測された所定時間後の各空車タクシー車両の位置と、前記取得した移動体通信装置の現在位置情報とに基づいて、前記所定時間後の前記移動体通信装置と各空車タクシー車両との距離を算出し、前記算出され前記所定時間後の距離に基づいて一以上の空車タクシー車両を抽出し、
    前記抽出された一以上の空車タクシー車両のそれぞれについて、前記予測された所定時間後の各空車タクシー車両の位置から前記移動体通信装置の現在位置へ移動するためのルート検索を行って、各空車タクシー車両が前記移動体通信装置の現在位置へ移動するのに要する所要時間を予測し、
    前記タクシー車両情報に含まれる各タクシー車両の所属タクシー会社情報に基づいて、前記抽出された一以上の空車タクシー車両が所属するタクシー会社別の前記所要時間に関する情報を、前記移動体通信装置に対して提供する、タクシー情報提供方法。
  8. タクシー情報提供装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムが前記タクシー情報提供装置に実行されると、
    複数のタクシー車両について、各タクシー車両の現在及び過去の位置を時系列に有する位置情報、空車であるかまたは実車であるかを示す空車/実車区分情報、及び各タクシー車両の所属タクシー会社情報を含むタクシー車両情報を記憶手段に格納し、
    移動体通信装置から、前記移動体通信装置の現在位置情報を取得し、
    前記タクシー車両情報に含まれている各タクシー車両の前記位置情報及び前記空車/実車区分情報に基づいて、各空車タクシー車両の所定時間後の位置を予測し、前記予測された所定時間後の各空車タクシー車両の位置と、前記取得した移動体通信装置の現在位置情報とに基づいて、前記所定時間後の前記移動体通信装置と各空車タクシー車両との距離を算出し、前記算出され前記所定時間後の距離に基づいて一以上の空車タクシー車両を抽出し、
    前記抽出された一以上の空車タクシー車両のそれぞれについて、前記予測された所定時間後の各空車タクシー車両の位置から前記移動体通信装置の現在位置へ移動するためのルート検索を行って、各空車タクシー車両が前記移動体通信装置の現在位置へ移動するのに要する所要時間を予測し、
    前記タクシー車両情報に含まれる各タクシー車両の所属タクシー会社情報に基づいて、前記抽出された一以上の空車タクシー車両が所属するタクシー会社別の前記所要時間に関する情報を、前記移動体通信装置に対して提供するように前記タクシー情報提供装置を動作させるためのコンピュータプログラム。
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