JP4209213B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、側部周方向溝と傾斜溝とで区分される鋭角陸部を有するトレッドパターンを備える空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、空気入りタイヤのトレッドパターンとして、タイヤの要求性能に応じて各種のパターンが存在する。中でも、湿潤路面における排水性と乾燥路面における操縦安定性とを同時に満足するものとして、図8に示すような、タイヤ赤道に略対称な傾斜角にてタイヤ赤道O付近からトレッド端側へと回転後着側が徐々に広がるように夫々延びる複数の傾斜主溝51を有する回転方向指定型のトレッドパターンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、このトレッドパターンではショルダー部Cの陸部がメディエイト部Bへと連続しており、かつショルダー部Cへ連続する傾斜主溝51同士の間隔がショルダー部Cで広くなるため、ショルダー部Cの陸部59の剛性が大きくなり、打撃音によるパターンノイズが大きくなり易い。
【0004】
このため、打撃音を小さくする目的で、急傾斜溝を有するトレッドパターンのショルダー部とメディエイト部の境界付近に周方向溝を設けて、ショルダー部をブロック状にすることで剛性を低下させたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
一方、急傾斜溝を有するトレッドパターンに対して、ショルダー部とメディエイト部の境界付近に周方向溝を設けると、メディエイト部の急傾斜溝と周方向溝とで区分されるブロックの先端部がかなり鋭角(30°以下)になる。その結果、先端部の剛性が低下し、タイヤの耐偏摩耗性や操縦安定性が悪化し易くなる。そこで、当該先端部に限らず、ブロックの鋭角な先端部に対して、図9(a)〜(c)に示すような形状で、鋭角な先端部52に面取り部53a〜53cを設ける技術も知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−113015号公報(第2頁、図1)
【特許文献2】
特開2000−272308号公報(第2頁、図1)
【特許文献3】
特開2002−347412号公報(第2頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9に示すような形状にブロックの先端部52を面取りする方法は、耐偏摩耗性の改善には多少の効果があるものの、ブロック剛性を高める効果は小さく、乾燥路面や湿潤路面での操縦安定性の改善効果は少ない。
【0008】
そこで、本発明の目的は、パターンノイズを抑えながら湿潤路面での排水性を高め、しかも乾燥路面や湿潤路面での操縦安定性の改善効果が大きい空気入りタイヤを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
即ち、本発明の空気入りタイヤは、トレッドの両側部に配置されタイヤ周方向に連続する側部周方向溝と、その側部周方向溝からタイヤ赤道線側へ延びる複数の傾斜溝とを有し、前記側部周方向溝と前記傾斜溝とで区分される鋭角陸部は、稜線の交わる先端の角度が40°以下であるトレッドパターンを備える空気入りタイヤにおいて、前記鋭角陸部は、前記側部周方向溝に徐々にせり出しながら稜線の交わる先端を超えて延びる延長陸部を備え、前記鋭角陸部の稜線が交わる先端を通過するタイヤ子午線断面において、稜線が交わる先端の下方から前記側部周方向溝にせり出した延長陸部の斜面の角度は、陸部接地面の法線に対して20〜60°であることを特徴とする。本発明において、周方向溝とはタイヤ周方向に沿って連続する溝を指し、直線状のものに限らない。
【0010】
上記において、前記傾斜溝はタイヤ赤道線に対し略対称であると共に、前記側部周方向溝で区分されたトレッド外側の陸部は、前記傾斜溝より緩い傾斜角で外側に延びる複数の緩傾斜溝を有することが好ましい。
【0012】
[作用効果]
本発明によると、側部周方向溝に徐々にせり出しながら傾斜溝の側壁を延長した方向に向けて延びる延長陸部を鋭角陸部が備えるため、鋭角陸部の稜線が交わる先端付近で陸部剛性が高くなり、乾燥路面や湿潤路面での操縦安定性の改善効果が大きくなる。また、複数の傾斜溝により湿潤路面での排水性を高めることができ、また、側部周方向溝を設けているため外側の陸部の剛性が低下して、パターンノイズを抑えることができる。その結果、パターンノイズを抑えながら湿潤路面での排水性を高め、しかも乾燥路面や湿潤路面での操縦安定性の改善効果が大きい空気入りタイヤを提供することができる。
【0013】
前記傾斜溝はタイヤ赤道線に対し略対称であると共に、前記側部周方向溝で区分されたトレッド外側の陸部は、前記傾斜溝より緩い傾斜角で外側に延びる複数の緩傾斜溝を有する場合、傾斜溝と緩傾斜溝によって、指定方向のタイヤの回転により湿潤路面での排水性が更に高まる。また、側部周方向溝の外側陸部を複数の緩傾斜溝で分断することにより、陸部の剛性を低下させてより確実にパターンノイズを抑えることができる。
【0014】
前記鋭角陸部の稜線が交わる先端を通過するタイヤ子午線断面において、稜線が交わる先端の下方から前記側部周方向溝にせり出した延長陸部の斜面の角度は、陸部接地面の法線に対して20〜60°である場合、鋭角陸部の延長陸部が適度にせり出した状態になるため、側部周方向溝の排水性を維持しながら、より確実に鋭角陸部の先端付近で陸部剛性を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の空気入りタイヤの一例のトレッドパターンの概略展開図を示すものであり、図2は図1の各部((a)は図1のI−I断面(b)はII−II断面)のタイヤ子午線断面を示すものである。
【0016】
本発明の空気入りタイヤは、図1に示すように、トレッド1の両側部に配置されタイヤ周方向に連続する側部周方向溝6,7と、その側部周方向溝6,7からタイヤ赤道線O側へ延びる複数の傾斜溝2,3とを有する。本実施形態では、傾斜溝2,3がタイヤ赤道線Oに対し略対称であり、矢印Rがタイヤの正回転方向を示すような、回転方向指定を有するトレッド1である例を示す。また、タイヤ赤道線Oの両側に2本の周方向溝4,5を有する例を示す。
【0017】
傾斜溝2,3は、直線状、S字状、放物線状など、何れも形状でよいが、図示した例では、傾斜溝2,3の中心線の接線方向が、、トレッド端側へと延びるにしたがって徐々に傾斜角(トレッド幅方向に対する角度)が大きくなるように少しづつ湾曲している。
【0018】
また、ショルダー開始部付近の側部周方向溝6,7で区分されたトレッド外側の陸部9は、タイヤ周方向に連続するものや、複数のラグが形成されたものでもよいが、傾斜溝2,3より緩い傾斜角で外側に延びる複数の緩傾斜溝8を有するのが好ましい。緩傾斜溝8は、例えば傾斜溝2,3が側部周方向溝6,7に交わる部分の辺りに連続するものと、その緩傾斜溝8間の中央に設けられたものとで構成される。
【0019】
側部周方向溝6,7と傾斜溝2,3とで区分される鋭角陸部10は、稜線11,12の交わる先端13の角度αが40°以下であり、特に先端13の角度αが30°以下の場合に、本発明による前記の効果が大きくなる。
【0020】
本発明の空気入りタイヤは、上記のようなトレッドパターンにおいて、図1及び図2に示すように、鋭角陸部10は、側部周方向溝6,7に徐々にせり出しながら稜線11,12の交わる先端13を超えて延びる延長陸部15を備えている。延長陸部15は、その先端15aが傾斜溝2,3の側壁を延長した方向に向けて延びることが好ましい。
【0021】
図2(a)は、鋭角陸部10の稜線11,12が交わる先端13を通過するタイヤ子午線断面に相当するが、稜線11,12が交わる先端13の下方から側部周方向溝6,7にせり出した延長陸部15の斜面の角度β1は、陸部接地面の法線Nに対して20〜60°であることが好ましい。側部周方向溝6,7の排水性を維持しながら、より確実に鋭角陸部10の先端付近で陸部剛性を高める上で、角度β1は30〜50°がより好ましい。
【0022】
図2(b)は、延長陸部15が側部周方向溝6,7にせり出し始める開始点付近におけるタイヤ子午線断面に相当するが、延長陸部15の斜面の角度β2は、角度β1より小さくなっている。つまり、本発明における鋭角陸部10は、側部周方向溝6,7に徐々にせり出しながら傾斜溝2,3の側壁を延長した方向に向けて延びており、延長陸部15が側部周方向溝6,7にせり出し始める開始点では角度β2が小さく、稜線11,12が交わる先端13の位置の角度β1まで、徐々に角度が大きくなるのが好ましい。
【0023】
稜線11,12が交わる先端13から更に延長された部分は、延長陸部15の先端15aに向かって徐々に高さが低くなるように形成するのが好ましい。延長陸部15の先端15aまでの延長陸部15の斜面の角度は、角度β1の±20°以内の範囲内とするのが好ましい。また、稜線11,12が交わる先端13と延長陸部15の先端15aとを結ぶ線は、直線でも凸状の曲線でもよい。
【0024】
また、延長陸部15の先端15aは、延長陸部15が形成された鋭角陸部10の傾斜溝2,3に面する側壁を延長した線上にあり、かつその傾斜溝2,3より1本回転先着側(図1の下側)の傾斜溝2,3の側壁を延長した線上にあるのが好ましい。
【0025】
上記以外の陸部の側壁の傾斜角は、何れでもよいが、陸部接地面の法線Nに対して0〜20°が好ましい。なお、陸部にはサイプが形成されていてもよく、また、陸部の先着側の鋭角部に対して面取り等を施してもよい。
【0026】
本発明の空気入りタイヤは、以上のようなトレッド1を有するものであるが、他の部分は従来のタイヤと同様であり、トレッド1の形成も従来タイヤの成型方法に準じて行うことができる。
【0027】
[他の実施形態]
以下、本発明の他の実施の形態について説明する。本発明は図1及び図2に示すトレッドパターンに限らず、図3〜図5に示すようなトレッドパターンにも適用可能である。以下、前述の実施形態と相違する部分について説明する。
【0028】
(1)図3に示すトレッドパターン
図3(a)に示すトレッドパターンでは、側部周方向溝6,7からタイヤ赤道線O側へ延びる複数の傾斜溝2,3が、タイヤ赤道線Oの両側のやや円弧状の周方向溝4,5に交わる前に、V字状に傾斜方向を逆転している。また鋭角陸部10の稜線11は外側に凸に湾曲しており、更に陸部を複数に分割するサイプ20が複数形成されている。
【0029】
図3(b)は、鋭角陸部10の稜線11,12が交わる先端13を通過するタイヤ子午線断面に相当するが、先端13の下方から側部周方向溝6,7にせり出した延長陸部15の斜面は、トレッド接地端側に大きくせり出している。
【0030】
図3(c)は、傾斜溝2がV字状に傾斜方向を逆転している領域Aの拡大平面図である。この図に示すように、比較的鋭角な陸部20の先端には側壁の傾斜をやや緩やかにした面取り部20a,20bが設けられている。面取り部20a,20bはV字状に形成されている。
【0031】
(2)図4に示すトレッドパターン
図1〜図3に示すトレッドパターンでは、タイヤ赤道線Oの両側に周方向溝4,5を有するものを例示したが、図4に示すように、周方向溝4,5を設けずに、傾斜溝2,3がタイヤ赤道線Oの近傍で閉塞したものでもよい。このトレッドパターンでは、傾斜溝2,3で区分される陸部が、タイヤ赤道線Oに沿った陸部に連続した構造となる。このトレッドパターンでも、鋭角陸部10に対して同様に延長陸部15が設けられる。
【0032】
(3)図5に示すトレッドパターン
図1〜図4に示すトレッドパターンでは、傾斜溝2,3がタイヤ赤道線Oに対し略対称であり、矢印Rがタイヤの正回転方向を示すような、回転方向指定を有するトレッド1の例を示したが、図5に示すように、図面の中心に対して回転対称となるものや、左右非対称のトレッドパターンでもよい。
【0033】
つまり、図5に示すトレッドパターンでは、傾斜溝2と傾斜溝3との関係がV字状とならずに、傾斜溝2と傾斜溝3とが各々延長線上に形成されるか、又は平行線上に形成されている。そして、左右の鋭角陸部10がタイヤ回転の逆方向に向く事になるが、側部周方向溝6,7に徐々にせり出しながら傾斜溝2,3の側壁を延長した方向に向けて延びる延長陸部15も、回転の逆方向にが向けて延びている。
【0034】
(4)他のトレッドパターン
前述の実施形態では、鋭角陸部10に設けた延長陸部15の先端15aが、鋭く尖った形状になっているが、先端が丸みを帯びたものでもよい。また、延長陸部15の先端15aは、稜線11,12の交わる先端13を通過するタイヤ子午線を超えて、鋭角陸部10の先端側に延びていれば、何れの位置まで延びていてもよい。
【0035】
【実施例】
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。
【0036】
表1に示す各図のトレッドパターンを有するタイヤサイズ205/55R16の各タイヤを試作した。比較タイヤ1では、図1の実施タイヤ1の鋭角陸部に延長部を設ける代わりに、図9(a)に示すような面取り(長さ10mm)を行った。これらを用いて、試験リム16×6.5−Jに装着して空気圧を210KPaとし、下記の如き乾燥路及び湿潤路の操縦安定性、耐ハイドロプレーニング性能、耐偏摩耗性能、パターンノイズの各性能評価試験を行った。テスト車両としては、国産FFセダンを使用し、2名乗車相当の条件でテストを行った。
【0037】
〔乾燥路の操縦安定性〕
テストドライバー2名により、乾燥路面を各種走行モードで走行したときのドライバーによるフィーリングで評価した。なお、評価は従来タイヤ1を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0038】
〔湿潤路の操縦安定性〕
テストドライバー2名により、水深1mmの湿潤路面を各種走行モードで走行したときのフィーリングで評価した。なお、評価は従来タイヤ1を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0039】
〔耐ハイドロプレーニング性能〕
水深8mmの湿潤路面を走行したときのハイドロプレーニングの発生速度を測定して評価した。なお、評価は従来タイヤ1を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0040】
〔耐偏摩耗性能〕
1200km走行後に、ブロック間(トゥーアンドヒール比)の摩耗量差を測定した。なお、評価は従来タイヤ1を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0041】
〔パターンノイズ〕
テストドライバー2名により、乾燥路面を各種走行モードで走行したときのフィーリングで評価した。なお、評価は従来タイヤ1を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0042】
以上の結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
表1の結果が示すように、本発明のタイヤでは、パターンノイズを抑えながら湿潤路面での排水性を高め、しかも乾燥路面や湿潤路面での操縦安定性の改善効果が大きいものとすることができる。これに対して、鋭角陸部に通常の面取りを施した比較タイヤ1では、乾燥路面や湿潤路面での操縦安定性の改善効果が小さいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例のトレッドパターンを示す概略展開図
【図2】図1のI−I断面およびII−II断面を示す要部断面図
【図3】本発明の空気入りタイヤの他の例のトレッドパターンを示す図
【図4】本発明の空気入りタイヤの他のトレッドパターンを示す概略展開図
【図5】本発明の空気入りタイヤの他のトレッドパターンを示す概略展開図
【図6】従来の空気入りタイヤのトレッドパターンの一例(従来タイヤ1)を示す概略展開図
【図7】従来の空気入りタイヤのトレッドパターンの他の例(従来タイヤ2)を示す概略展開図
【図8】従来の空気入りタイヤのトレッドパターンの一例を示す概略展開図
【図9】従来の空気入りタイヤのトレッドパターンの面取り部を示す要部図
【符号の説明】
1 トレッド
2 傾斜溝
3 傾斜溝
6 側部周方向溝
7 側部周方向溝
8 緩傾斜溝
9 トレッド外側の陸部
10 鋭角陸部
11 鋭角陸部の稜線
12 鋭角陸部の稜線
13 稜線の交わる先端
15 延長陸部
O タイヤ赤道線
α 先端での稜線のなす角度
β1 延長陸部の斜面の角度(先端)
β2 延長陸部の斜面の角度
N 陸部接地面の法線
R タイヤの正回転方向
Claims (2)
- トレッドの両側部に配置されタイヤ周方向に連続する側部周方向溝と、その側部周方向溝からタイヤ赤道線側へ延びる複数の傾斜溝とを有し、前記側部周方向溝と前記傾斜溝とで区分される鋭角陸部は、稜線の交わる先端の角度が40°以下であるトレッドパターンを備える空気入りタイヤにおいて、
前記鋭角陸部は、前記側部周方向溝に徐々にせり出しながら稜線の交わる先端を超えて延びる延長陸部を備え、
前記鋭角陸部の稜線が交わる先端を通過するタイヤ子午線断面において、稜線が交わる先端の下方から前記側部周方向溝にせり出した延長陸部の斜面の角度は、陸部接地面の法線に対して20〜60°であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記傾斜溝はタイヤ赤道線に対し略対称であると共に、前記側部周方向溝で区分されたトレッド外側の陸部は、前記傾斜溝より緩い傾斜角で外側に延びる複数の緩傾斜溝を有する請求項1記載の空気入りタイヤ。
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