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JP4294671B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディーゼルエンジン等の内燃機関に燃料を噴射供給するために使用される燃料噴射装置、特にツインニードル式の可変噴孔ノズルを備える燃料噴射装置に関する。
自動車用内燃機関には、環境や資源保護の観点から排気エミッションおよび燃費を改善するとともに、運転者の要請に応じた出力性能を実現することが望まれる。これらを両立させるため、より高度な燃料噴射制御が必要となっており、例えば、ディーゼルエンジンにおいて、コモンレールから供給される高圧燃料を、可変噴孔ノズルから噴射する燃料噴射装置が提案されている。可変噴孔ノズルは、ノズルの先端部に複数の噴孔を有し、ノズルニードルのリフト量に応じて複数の噴孔を順に開放することで、燃料噴射率を可変とすることができる。
このような可変噴孔ノズルの従来技術として、ツインニードル式の可変噴孔ノズルがある(例えば、特許文献1等)。
特開2005−320904号公報
特許文献1に開示される可変噴孔ノズルは、筒状のノズルボデー内にノズルニードルを摺動自在に保持し、ノズルボデー先端部に軸方向に形成した複数の噴孔を開閉するようになっている。ノズルニードルは、中空筒状のアウタニードルの内部にインナニードルを摺動自在に設けたツインニードル式で、アウタニードルおよびインナニードルは、それぞれの上部に配したスプリング部材により閉弁方向に付勢されている。ノズルニードルの上方には圧力制御室が設けられ、高圧通路から供給される高圧燃料にてアウタニードルおよびインナニードルに背圧を作用させている。圧力制御室は、アウトオリフィスを介して低圧通路に連通し、その出口部に設けた制御弁を開閉駆動することによって、圧力が増減するようになっている。
上記構成において、制御弁を駆動して圧力制御室を低圧通路に連通させると、圧力制御室の燃料が排出され、ノズルニードルに作用する背圧が低下する。これに伴い、アウタニードルが先行してリフトを開始し、複数の噴孔のうち先端側を開放する。アウタニードルがさらにリフトしてインナニードルに当接すると、それ以降は両ニードルが一体となってリフトし、残る噴孔を開放する。これにより、低負荷時にはアウタニードルのみをリフトさせて、小量の燃料噴射を実施し、高負荷時には、アウタニードルとインナニードルの両方をリフトさせて、より大きな燃料噴射量とすることができるので、高度な噴射量制御が可能となる。
しかしながら、上記従来技術の構成では、アウタニードルがインナニードルに衝突してこれを押し上げる際に、インナニードルがアウタニードルから受ける衝撃によりバウンスする現象が生じる。この現象により、噴孔の開閉動作が不安定となりやすく、インナニードルが一旦持ち上げられて噴孔を開放した後、下降して再び噴孔を閉鎖すると、噴射量が変動する。このため、インナニードル開弁時またはその前後において噴射量がばらつくという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、ツインニードル式の可変噴孔ノズルを備える燃料噴射装置において、ノズルニードル開弁時に、アウタニードルの衝突によるインナニードルのバウンスを抑制し、噴射量のばらつきを低減すること、これにより運転状態に応じた高度な噴射量制御を行うことのできる高性能な燃料噴射装置を提供することにある。
請求項1の燃料噴射装置は、ノズルボデー先端に設けた複数の噴孔を、同軸的に配設された第1ノズルニードルおよび第2ノズルニードルにて開閉する可変噴孔ノズルを備える。第1ノズルニードルおよび第2ノズルニードルのリフトは、閉弁方向に作用する制御室の圧力をニードル駆動部にて増減させることにより制御され、制御室の圧力低下に伴い、第1ノズルニードルが先行リフトし、第2ノズルニードルに当接してこれをリフトさせる構成となっている。さらに、第1ノズルニードルと上記第2ノズルニードルとの当接による衝撃を吸収して、第2ノズルニードルのリフト量の変動を抑制する衝撃緩和手段を設けている。
上記構成によれば、先行リフトする第1ノズルニードルが第2ノズルニードルに衝突する際に生じる衝撃が、衝撃緩和手段により吸収されるので、第2ノズルニードルが浮き上がってバウンスするのを防止できる。よって、ノズルニードルのリフト量制御性が向上し、噴射量のばらつきを改善して、安定した運転を実現することができる。
請求項2の発明では、上記衝撃緩和手段を、圧力上昇により衝撃力を緩和するダンパ室、あるいは軟質材または弾性材よりなり衝撃力を吸収可能な緩衝部材とする。
具体的には、ダンパ室の油圧力により第1ノズルニードルが第2ノズルニードルに衝突する時の衝撃を緩和したり、両ニードルの間に弾性材や軟質材からなる緩衝部材を配置して、衝撃力を吸収することができる。
請求項3の発明では、上記衝撃緩和手段を、第2ノズルニードルの背面側に設けられるダンパ室とする。
第2ノズルニードルの背面側にダンパ室となる油圧室を設け、リフトと反対方向の圧力を作用させることで、第1ノズルニードルによる上昇力を抑えることができ、衝突によるバウンスを容易に低減できる。
請求項4の発明では、上記衝撃緩和手段を、第1ノズルニードルの、第2ノズルニードルとの当接端面に設けられる緩衝部材とする。
例えば、第2ノズルニードルと当接する第1ノズルニードルの一部を軟質材で構成することで、第2ノズルニードルと当接した時の衝撃力を吸収する緩衝部材として機能させることができる。
請求項5の発明では、請求項2のダンパ室を、閉弁方向の圧力を作用させる制御室内に設ける。この時、請求項6の発明のように、ダンパ室から制御室への流体流出量を制限し、ダンパ室の圧力を調整するオリフィスを設けることができる。
具体的には、制御室内において、第2ノズルニードル上方の空間をオリフィスを介して制御室と区画し、ダンパ室として機能させることができる。この時、オリフィスを適切に設定して、流体流出を制限することで、第1ノズルニードルの衝突時に圧力を上昇させ、第2ノズルニードルのリフトと反対方向に作用させて浮き上がりを効果的に抑制できる。
請求項7の発明では、上記ダンパ室を、制御室内に設置した一端閉鎖の筒状容器体とその開口内に摺動自在に挿通した第2ノズルニードルの背面との間に設けられる室とする。
ダンパ室の構成部材として、筒状容器体を用いることで、簡易にダンパ室を設定することができる。
請求項8の発明では、上記ダンパ室を、ボデー部材に形成した一端閉鎖の空間部とその開口内に摺動自在に挿通した第2ノズルニードルの背面との間に設けられる室とする。
ダンパ室をボデー部材と一体に設けることで、第2ノズルニードルの姿勢保持性が向上する。
請求項9の発明では、上記衝撃緩和手段を、第1ノズルニードルと第2ノズルニードルとの当接部位の間に介設されるダンパ室および緩衝部材の一方または両方とする。
第1ノズルニードルと第2ノズルニードルとの当接部位の間に、ダンパ室となる油圧室を設け、あるいは、衝撃を吸収可能な緩衝部材を配設することもできる。これらダンパ室と緩衝部材の一方あるいは両方を介在させることで、第2ノズルニードルへ伝達される衝撃が小さくなり、バウンスを抑制する同様の効果が得られる。
請求項10の発明では、請求項4のダンパ室を、制御室内において第1ノズルニードルおよび第2ノズルニードルの対向端面間に配設した可動部材にて構成する。
第1ノズルニードルおよび第2ノズルニードルの対向端面間に、可動部材を配設して、第1ノズルニードルのリフトによって可動部材と第2ノズルニードルとの間に形成される空間の圧力が上昇するように構成し、ダンパ室として機能させることができる。
請求項11の発明では、請求項2のダンパ室を高圧通路に連通させ、第2ノズルニードルの背面に常時高圧を作用させる。
第2ノズルニードルの上方に高圧のダンパ室を設け、常にダンパ室の高圧を作用させる構成としてもよく、リフト上昇力を抑え、バウンスを抑制する同様の効果が得られる。
請求項12の発明のように、好適には、第1ノズルニードルを筒状としてその内部に第2ノズルニードルを摺動可能に配設する。この際、これら第1ノズルニードル、第2ノズルニードルをそれぞれ閉弁方向に付勢する第1スプリングおよび第2スプリングを設けることで、閉弁時に第1ノズルニードル、第2ノズルニードルを速やかに閉弁位置に移動させることができる。
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明を適用したディーゼルエンジンのコモンレール燃料噴射装置の全体構成を示す概略図であり、図2にその主要部である可変噴孔ノズル1の拡大図を示す。図1において、燃料噴射装置は、ツインニードル式のノズルニードル2を有する可変噴孔ノズル1を備え、ノズル先端部に設けた噴孔群3を、ノズルニードル2の駆動に伴って開閉するようになっている。ノズルニードル2を駆動するニードル駆動部としてのニードル駆動機構6は、制御弁7およびピエゾ駆動部8からなり、ECU10にて制御される。
噴射燃料はエンジンの各気筒に共通のコモンレール9から供給される。コモンレール9には高圧ポンプ12が接続されており、燃料タンク11の燃料を高圧ポンプ12にて加圧し、燃料通路13を介して圧送することで、所定の高圧に保持される。
可変噴孔ノズル1のボデーBは、先端円錐部に噴孔群3が形成されるノズルボデーB1にプレート状の流路形成部材B2を積層し、これらボデー部材の外周をリテーニングナットB3にて締付固定してなる。ノズルボデーB1にはノズルニードル2を収容する縦孔1aが形成され、縦孔1aの先端部内周面に噴孔群3を構成する複数の第1噴孔31および複数の第2噴孔32が開口している。複数の第1噴孔31は、複数の第2噴孔32より上方に配置される。
ノズルニードル2は、略円筒状のアウタニードル21と、その内部を摺動する軸状のインナニードル22からなり、請求項記載の第1ノズルニードルと第2ノズルニードルに各々相当する。第1ノズルニードルであるアウタニードル21は、上端部が縦孔1a内に配設したシリンダ部材23に摺動自在に保持されており、下端部はノズルボデーB1の先端円錐部に延びて複数の第1噴孔31に対向している。第2ノズルニードルであるインナニードル22の下端部は、アウタニードル21の下端開口から下方へ突出し、複数の第2噴孔32に対向している。よって、ノズルニードル2が下端位置にある時に、アウタニードル21が複数の第1噴孔31を閉孔し、インナニードル22が複数の第2噴孔32を閉孔する。
アウタニードル21の中間部外周には、燃料溜まり16が形成され、流路形成部材B2に設けた高圧通路17から縦孔1a内の空間を経て高圧燃料が供給されている。高圧通路17は、ニードル駆動機構6内の高圧通路71を介してコモンレール9に至る燃料供給通路14に連通している。流路形成部材B2には、シリンダ部材23内空間に連通する空間が形成され、これら空間にて制御室としての油圧制御室4を構成しノズルニードル2の背圧を発生している。また、アウタニードル21の上端部外周には、第1ばね部材としてのリターンスプリング24が配設され、インナニードル22の上端部外周には、第2ばね部材としてのリターンスプリング25が配設されて、それぞれアウタニードル21、インナニードル22を下方に付勢している。
油圧制御室4の油圧は、ニードル駆動機構6の制御弁7にて制御される。制御弁7は2位置3方弁構造で、高圧通路71から分岐する高圧通路72と、燃料タンク11への燃料排出通路15に接続する低圧通路73のいずれか一方を、油圧制御室4に選択的に連通させる。油圧制御室4の頂面には、制御弁7への連通路74が開口しており、高圧通路72が開放される図示の位置では、コモンレール9の高圧燃料が高圧通路72から連通路74を経て流入することになる。このために、高圧となる油圧制御室5の圧力と、リターンスプリング24、25の付勢力とが閉弁方向に作用して、ノズルニードル2を噴孔31、32に押付けている。
ピエゾ駆動部8は、ピエゾアクチュエータ81の駆動力にて駆動ピストン82を変位させ、油圧室83の圧力を増減することにより制御弁7を駆動する。ピエゾアクチュエータ6は、例えば圧電体を積層してなるピエゾスタックを備え、通電によりピエゾスタックを伸長させて変位を発生する。これに伴い制御弁7の位置が切り換えられ、低圧通路73と油圧制御室4とが連通すると、油圧制御室4の圧力が低下するために、ノズルニードル2が開弁する。
ここで、本発明の特徴部分である衝撃緩和手段について、図2を参照しながら説明する。図2は、図1における可変噴孔ノズル1の構造を簡略に示したもので、図1と実質的な差異はない。
本発明が採用するツインニードル式の可変噴孔ノズル1では、油圧制御室4の燃料圧力が低下すると、まずアウタニードル21がリフトして第1噴孔31を開放し、次いでアウタニードル21に押し上げられてインナニードル22がリフトし、第2噴孔32を開放するように構成される。この際、アウタニードル21とインナニードル22の衝突によるバウンスが生じやすくなり、これを抑制するため、本実施形態では衝撃吸収手段として、インナニードル22の背面側にダンパ室5を設ける。この背面側は、図1中におけるインナニードル22のリフト方向上方(反噴孔側)に位置する。
具体的には、油圧制御室4内に上端閉鎖の筒状容器体26を収容し、その内周をシリンダとして下端開口からインナニードル22を摺動自在に挿通する。この時、筒状容器体26の内周面とインナニードル22の上端面とで囲まれる空間を、ダンパ室5とする。また本実施形態では、ダンパ室5は、筒状容器体26の上部筒壁に設けたオリフィス51を介して油圧制御室4と連通する構成としている。オリフィス51の径は、ダンパ効果が十分発揮できるように、油圧制御室4と制御弁との連通路74に設けられるオリフィスよりも小径に設定され、ノズルニードル2の開弁時に油圧制御室4に遅れを有して圧力が低下するようになっている。筒状容器体26の筒壁外周にはフランジ261が設けられ、該フランジ261とインナニードル22外周のフランジ221との間に、インナニードル22を閉弁方向に付勢するリターンスプリング25が配設されている。また、アウタニードル21を閉弁方向に付勢するリターンスプリング24は、油圧制御室4を構成するシリンダ部材23とアウタニードル21外周のフランジ211との間に配設される。
上記構成の燃料噴射装置の作動を次に説明する。ニードル駆動機構6のピエゾ駆動部8が作動しない図1の状態では、制御弁7が油圧制御室4と高圧通路72とを連通する位置にあり、コモンレール9から制御弁7および連通路74を介して油圧制御室4に高圧燃料が導入される。油圧制御室4とオリフィス51を介して連通するダンパ室5も高圧となっている。この時、アウタニードル21は、油圧制御室4の燃料圧力とリターンスプリング24のばね力によって、第1噴孔31に押付けられ、インナニードル22は、ダンパ室5の燃料圧力とリターンスプリング25のばね力によって、第2噴孔32に押付けられており、ノズルニードル2は閉弁状態となる。
ECU10からの指令により、ピエゾ駆動部8のピエゾスタック81が通電により伸長し、駆動ピストン82が油圧室83の圧力を上昇させると、制御弁7が油圧制御室4と低圧通路73を連通する位置に切り換えられる。これにより、油圧制御室4の燃料が連通路74から低圧通路73へ排出され、制御圧力が徐々に低下する。油圧制御室4の燃料圧力が所定圧を下回ると、アウタニードル21に上向きに作用する高圧の燃料圧力によって、アウタニードル21がリフトを開始し、第1噴孔31を開放する。
図2の左半部は、アウタニードル21のみがリフトし、第1噴孔31から燃料が噴射されている状態を示す。ここで、油圧制御室4の圧力低下に伴い、ダンパ室5も圧力低下するが、オリフィス51により燃料の流出が制限されるため、ダンパ室5の圧力は比較的高く保たれる。アウタニードル21がさらにリフトすると、その上端面がインナニードル22のフランジ221に衝突し、これを押し上げるために、インナニードル22がリフトを開始する。
この時、アウタニードル21のインナニードル22への衝突に伴い、インナニードル22の上端面が上方へ移動し、これを室壁とするダンパ室5の圧力を上昇させる。このダンパ室5の油圧力が、インナニードル22の上昇力を抑えるように作用し、バウンスを防止する。よって、アウタニードル21とインナニードル22とが一体となってスムーズに上昇し、第2噴孔32を開放する。図2の右半部はこの状態を示すもので、アウタニードル21およびインナニードル22がリフトし、第1噴孔31および第2噴孔32の両方から燃料が噴射されている。
噴射停止時には、図1のピエゾ駆動部8により制御弁7を初期位置に切り換え、コモンレール9から制御弁7および連通路74を介して、油圧制御室4に高圧燃料を導入する。これにより、油圧制御室4の圧力が再上昇し、所定圧を超えるとアウタニードル21およびインナニードル22が下降する。インナニードル22が第2噴孔32を閉鎖すると、アウタニードル21がインナニードル22のフランジ221から離れてさらに下降し、第1噴孔31を閉鎖する。
このように、本実施形態によれば、油圧制御室4に設けたダンパ室5が、アウタニードル21とインナニードル22の衝突による衝撃を緩和するダンパ機能を有するので、インナニードル22のバウンスを抑制することができる。よって、インナニードル22の開弁時やその前後の動作が不安定となるのを防止し、安定した燃料噴射制御が可能となる。
また、アウタニードル21用の油圧制御室4が、ダンパ室5の容積だけ縮小するので、その分、連通路74径を小さくすることができる。例えば、アウタニードル21の上昇初期には、開弁速度を小さくすることが望まれ、連通路74径を小さくして燃料流出を抑制することで、アウタニードル21のリフト速度を抑制できる。また、ダンパ室5から油圧制御室4への燃料流出によっても、油圧制御室4の圧力減少が緩和される。
このように、アウタニードル21のリフト上昇を抑えることにより、噴射パルスTと噴射量Qで示される線図の傾きを小さくすることができる。これにより、パイロット噴射等の微小噴射量制御性が向上するので、軽負荷運転時の燃料消費量の改善や燃焼音の低下に効果がある。
図3に本発明の第2の実施形態を示す。上記第1の実施形態では衝撃緩和手段としてインナニードル22のリフト方向上方にダンパ室5を設けたが、本実施形態では、アウタニードル21のリフト方向上方に緩衝部材を設けている。図3に概略図を示す可変噴孔ノズル1の基本構造は、上記第1の実施形態と同様であり、以下、相違点を中心に説明する。図3において、略円筒状のアウタニードル21は、インナニードル22外周のフランジ221と対向する上端部21Aを、アウタニードル21母材よりも軟質材で構成して、アウタニードル21と一体の緩衝部材として機能させている。具体的には、アウタニードル21の製造工程において熱処理する際に、上端部21Aのみをマスキングして防炭処理することにより、母材よりも軟質として緩衝機能を持たせることが可能である。好適には、アウタニードル21母材をSKH2(熱処理QT:HRC60付近)、上端部21Aを45C(生材:HRC30付近)とすることができ、衝撃吸収効果が高い。
この状態から、図1のニードル駆動機構6により油圧制御室4を低圧通路73に連通させると、油圧制御室4の圧力が低下してアウタニードル21がリフトを開始し、第1噴孔31を開放する(図3左半部参照)。アウタニードル21がさらにリフトすると、その上端部21Aが、インナニードル22外周のフランジ221を押し上げる(図3右半部参照)。この時、軟質材からなる上端部21Aが、衝突による衝撃力を緩和するので、インナニードル22のバウンスを抑制することができる。
このように、アウタニードル21側に緩衝部材を設ける構成によっても、インナニードル22の開弁前後の動作が不安定になるのを防止し、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ここでは、緩衝部材をアウタニードル21と一体に設けたが、別体としてもよい。この場合は、アウタニードル21と母材よりも軟質の、例えば、軟綱(もしくはアウタニードル21と同材質の部材を防炭処理し軟質化してもよい)からなるリング状部材を挿通配置することができる。
図4に本発明の第3の実施形態を示す。本実施形態では、衝撃緩和手段となるダンパ室5Aをアウタニードル21とインナニードル22の当接部位の間に配設する。図4に概略図を示す可変噴孔ノズル1の基本構造は、上記第1の実施形態と同様であり、以下、相違点を中心に説明する。図4において、油圧制御室4内には、アウタニードル21の上端面とインナニードル22外周のフランジ221との間に、衝撃緩和手段となるリング状の可動プレート52が収容されている。可動プレート52は、外径がインナニードル22外周のフランジ221よりやや大きく形成され、ダンパ室5Aを構成するとともに、緩衝部材として機能する。可動プレート42の材質は、例えば弾性の大きい金属系材料が好適に使用される。
ノズルニードル2が下端位置にある時、可動プレート52と、その上方のフランジ221との間に形成される空間にて、ダンパ室5Aが構成される。この時、ダンパ室5Aは、フランジ221外周のクリアランスを介して、その上方の油圧制御室4と連通している。アウタニードル21の上端面は、可動プレート52との接触面積が小さくなるように、内外周縁部が面取りしてある。
この状態から、ニードル駆動機構6により油圧制御室4を低圧通路73に連通させると、油圧制御室4の圧力が低下してアウタニードル21がリフトを開始し、第1噴孔31を開放する(図4左半部参照)。アウタニードル21がリフトして可動プレート52を押し上げると(図4右半部参照)、ダンパ室5Aの圧力が上昇してダンパ効果を発生するとともに、可動プレート52の弾性力によりアウタニードル21の衝突力を緩和する。従って、アウタニードル21がインナニードル22に衝突する際に下向きの作用力を発生させて、インナニードル22の浮き上がりを抑止することができる。
上記構成によれば、可動プレート52を用いてダンパ室5Aを比較的簡易に構成し、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、アウタニードル21が可動プレート52をインナニードル22に押圧するために、閉弁時には、スクイーズ力で可動プレート52がインナニードル22から離れにくくなるが、本実施形態の構成では、アウタニードル21の上端面を面取りを施した形状として、スクイーズ力の発生を抑えたので、アウタニードル21は可動プレート52から容易に離れて閉弁作動を行う。このため、ノズルニードル2のリフトを高精度に制御することが可能である。
図5に本発明の第4の実施形態を示す。本実施形態では、衝撃緩和手段となるダンパ室5Aを、アウタニードル21とインナニードル22の当接部位の間に配設するとともに、インナニードル22外周のフランジ221を覆うように配設した略コ字状の可動部材53にて構成する。図5(a)に概略図を示す可変噴孔ノズル1の基本構造は、上記第1の実施形態と同様であり、以下、相違点を中心に説明する。図5(a)において、可動部材53は、略L字状の断面を有するリング状の下側部材53aと平板リング状の上側部材53bからなる。下側部材53aは、アウタニードル21の上端面とインナニードル22外周のフランジ221との間に位置し、その外周縁から上方に延びる縦壁が、フランジ221外周面に当接している。上側部材53bは、フランジ221の上面に配置され、その上方に配したリターンスプリング25によりフランジ221上面に押圧されている。ダンパ室5Aは、上側部材53bおよび下側部材53aとフランジ221との間に形成される空間からなる。
図5(b)、(c)に示すように、ダンパ室5Aとなる空間は、アウタニードル21とインナニードル22の相対位置の変化によってフランジ221の下部位置と上部位置に交互に形成される。アウタシート時(図5(b))にフランジ221下部に形成されるクリアランスL1は、フルリフト時(図5(c))にフランジ221上部に形成されるクリアランスL1と同じである。
本実施形態の作動について説明する。上記実施形態と同様に、油圧制御室4の圧力が低下すると、まずアウタニードル21がリフトを開始し、第1噴孔31を開放する(図5(a)左半部参照)。次いで、アウタニードル21がリフトして可動部材53を押し上げる(図5(a)右半部参照)。ここで、ダンパ室5Aは、図6(b)に示すアウタシート時には、フランジ221の下位置にあり、リフトとともにその容積が縮小する。これに伴いフランジ221の上位置に形成されるダンパ室5Aの容積が膨張していき、図5(c)に示すフルリフト時に最大となる。
このように、本実施形態では、アウタニードル21とインナニードル22の相対位置変化(いずれかの移動)により、フランジ上下に形成されるダンパ室5Aが、交番して膨張・縮小される。この構成により、アウタニードル21とインナニードル22が相対位置変化する全工程において、制動効果を生じさせることができ、アウタニードル21とインナニードル22との衝突力を緩和して、インナニードル22のバウンスを防止する同様の効果が得られる。また、略コ字状の可動部材53を用いたので、ダンパ室5Aの容積やクリアランスL1の設定が容易となり、ダンパ効果を高める。さらに、噴射停止時には、リターンスプリング25からの付勢力を受けるので、可動部材53を強制的に初期位置に戻すことができる。
図6に発明の第5の実施形態を示す。上記第1の実施形態では衝撃緩和手段となるダンパ室5と油圧制御室4を連通させるオリフィス51を設けたが、オリフィス51を設けない構成とすることもできる。図6に概略図を示す可変噴孔ノズル1の基本構造は、上記第1の実施形態と同様であり、油圧制御室4内に収容した上端閉鎖の筒状容器体26と、その下端開口から挿通されるインナニードル22とで囲まれる空間によりダンパ室5を形成している。この時、筒状容器体26の内周面とインナニードル22の外周面との間隙を、流体が流出入できる適度な大きさとすることで、オリフィスを省略することができる。
上記構成における作動は、上記第1の実施形態と同様であり、アウタニードル21がインナニードル22に衝突して、インナニードル22を上方へ移動させると、ダンパ室5の圧力が上昇してインナニードル22の上昇力を抑える。よって、インナニードル22のバウンスを防止し、アウタニードル21と一体となってスムーズに上昇させることができる。本実施形態の構成によれば、インナニードル22外周の間隙をオリフィスに相当する流体流れ経路とすることで、簡易な構成で同様の効果が得られる。
図7に本発明の第6の実施形態を示す。本実施形態では、衝撃緩和手段となるダンパ室5を、インナニードル22の背面側に、ボデーBと一体に設けている。図7に概略図を示す可変噴孔ノズル1の基本構造は、上記第1の実施形態と同様であり、以下、相違点を中心に説明する。図7において、インナニードル22の上方には、油圧制御室4の頂面を構成するボデーB部材の一部を凹陥させてダンパ室5となる空間が構成されている。インナニードル22の上端部は、この凹陥部に下方から摺動自在に挿通配置され、インナニードル22の外周部と凹陥部の内周面との間には、オリフィスに相当する適度な大きさの間隙が形成され、油圧制御室4との間で燃料の流出入を可能にしている。なお、凹陥部を設ける代わりに、油圧制御室4の頂面から制御室4に突出する筒状部を、ボデーB部材と一体に設けてもよい。
上記構成によっても、上記第1の実施形態と同様の効果が得られ、アウタニードル21がインナニードル22に衝突して、インナニードル22を上方へ移動した時に、ダンパ室5の圧力が上昇してインナニードル22の上昇力を抑える。よって、インナニードル22のバウンスを防止し、アウタニードル21と一体となってスムーズに上昇させることができる。また、本実施形態の構成によれば、ダンパ室5の構成部材を別体で設ける必要がなく、ダンパ室5が固定されることでインナニードル22の姿勢保持性が向上する。また、ダンパ室5と他部位との間のリークを小さくすることができる。
図8に本発明の第7の実施形態を示す。本実施形態では、衝撃緩和手段となるダンパ室5Bを、油圧制御室4と独立に設ける。図8に概略図を示す可変噴孔ノズル1の基本構造は、上記第1の実施形態と同様であり、以下、相違点を中心に説明する。図8において、油圧制御室4内には両端開口のシリンダ部材41を設けてインナニードル22の上端部を摺動可能に挿通配設してある。シリンダ部材41内の空間は、ダンパ室5Bを構成し、その頂面にはコモンレール9に至る高圧通路18が開口している。ダンパ室5Bは油圧制御室4と連通せず、油圧制御室4に燃料は流出しない。これによりインナニードル22の上端面には、常時コモンレール9からの高圧が作用することになる。
本実施形態の構成において、ダンパ室5Bの圧力はインナニードル22にのみ作用し、油圧制御室4の圧力は、インナニードル22とアウタニードル21の両方に作用する。ノズルニードル2の開弁は、上記実施形態と同様に、ニードル駆動機構6を駆動して油圧制御室4の圧力を低下させることによりなされ、まずアウタニードル21がリフトを開始し、第1噴孔31を開放する(図8左半部参照)。次いで、アウタニードル21がさらにリフトしてインナニードル22を押し上げると、第2噴孔32が開放される(図8右半部参照)。この際、高圧のダンパ室5Bの圧力が、常にインナニードル22に下向きに作用しているので、インナニードル22の上昇力が抑えられて、衝突力を緩和する効果が高くなる。従って、衝突時にインナニードル22が持ち上げられ難くなり、インナニードル22のバウンスを防止して、安定した作動を実現する。
以上のように構成すれば、ツインニードル式の可変噴孔ノズルにおいて、インナニードルのバウンスを抑制し、噴射指令に対する噴射量のばらつきを低減して、安定した運転を行うことができる。
なお、上記実施形態におけるニードル駆動機構、例えば制御弁やピエゾ駆動部の構成は、これに限るものではなく、他の構成としてもよい。また、ピエゾ駆動部に代えてソレノイドを有する電磁駆動部を用いてもよい。
本発明を適用した第1の実施形態を示すディーゼルエンジンの燃料噴射装置の全体構成概略図である。 第1の実施形態における燃料噴射装置の要部拡大断面図である。 第2の実施形態における燃料噴射装置の要部拡大断面図である。 第3の実施形態における燃料噴射装置の要部拡大断面図である。 第4の実施形態における燃料噴射装置の要部拡大断面図である。 第5の実施形態における燃料噴射装置の要部拡大断面図である。 第6の実施形態における燃料噴射装置の要部拡大断面図である。 第7の実施形態における燃料噴射装置の要部拡大断面図である。
符号の説明
B1 ノズルボデー
1 可変噴孔ノズル
1a 縦孔
14 燃料供給通路
15 燃料排出通路
16 燃料溜まり
17 高圧通路
2 ノズルニードル
21 アウタニードル(第1ノズルニードル)
21A 上端部 (緩衝部材)
22 インナニードル(第2ノズルニードル)
221 フランジ
23 シリンダ部材
24 リターンスプリング(第1ばね部材)
25 リターンスプリング(第2ばね部材)
26 筒状容器体
3 噴孔群
31 第1噴孔
32 第2噴孔
4 油圧制御室(制御室)
5、5A、5B ダンパ室
51 オリフィス
52 可動プレート (緩衝部材)
53 可動部材
6 ニードル駆動機構(ニードル駆動部)
7 制御弁
71、72 高圧通路
73 低圧通路
74 連通路
8 ピエゾ駆動部
9 コモンレール

Claims (12)

  1. ノズルボデー先端に設けた複数の噴孔を複数のノズルニードルにて開閉する可変噴孔ノズルを備える燃料噴射装置において、
    同軸的に配設された第1ノズルニードルおよび第2ノズルニードルと、
    高圧通路から供給される高圧油により上記第1ノズルニードルおよび第2ノズルニードルに閉弁方向の圧力を作用させる制御室と、
    上記制御室の圧力を増減させて上記第1ノズルニードルおよび第2ノズルニードルのリフトを制御するニードル駆動部を設けて、
    上記制御室の圧力低下に伴い上記第1ノズルニードルが先行リフトし、上記第1ノズルニードルが上記第2ノズルニードルに当接してこれをリフトさせる構成とし、
    かつ上記第1ノズルニードルと上記第2ノズルニードルとの当接による衝撃を吸収して、上記第2ノズルニードルのリフト量の変動を抑制する衝撃緩和手段を設けたことを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 上記衝撃緩和手段は、圧力上昇により衝撃力を緩和するダンパ室、あるいは軟質材または弾性材よりなり衝撃力を吸収可能な緩衝部材である請求項1記載の燃料噴射装置。
  3. 上記衝撃緩和手段は、上記第2ノズルニードルの背面側に設けられる上記ダンパ室である請求項2記載の燃料噴射装置。
  4. 上記衝撃緩和手段は、上記第1ノズルニードルの、上記第2ノズルニードルとの当接端面に設けられる上記緩衝部材である請求項2記載の燃料噴射装置。
  5. 上記ダンパ室を上記制御室内に設けた請求項3記載の燃料噴射装置。
  6. 上記ダンパ室から上記制御室への流体流出量を制限して上記ダンパ室の圧力を調整するオリフィスを設けた請求項5記載の燃料噴射装置。
  7. 上記ダンパ室は、上記制御室内に設置した一端閉鎖の筒状容器体とその開口内に摺動自在に挿通した上記第2ノズルニードルの背面との間に設けられる室である請求項5または6記載の燃料噴射装置。
  8. 上記ダンパ室は、ボデー部材に形成した一端閉鎖の空間部とその開口内に摺動自在に挿通した上記第2ノズルニードルの背面との間に設けられる室である請求項5または6記載の燃料噴射装置。
  9. 上記衝撃緩和手段は、上記第1ノズルニードルと上記第2ノズルニードルとの当接部位の間に介設されるダンパ室および緩衝部材の一方または両方である請求項2記載の燃料噴射装置。
  10. 上記ダンパ室は、上記制御室内において上記第1ノズルニードルと上記第2ノズルニードルの対向端面間に配設した可動部材にて構成される請求項9記載の燃料噴射装置。
  11. 上記ダンパ室を高圧通路に連通させ、上記第2ノズルニードルの背面に常時高圧を作用させる構成とした請求項3記載の燃料噴射装置。
  12. 上記第1ノズルニードルを筒状としてその内部に上記第2ノズルニードルを摺動可能に配設し、上記第1ノズルニードルを閉弁方向に付勢する第1ばね部材および上記第2ノズルニードルを閉弁方向に付勢する第2ばね部材を設けた請求項1ないし11のいずれかに記載の燃料噴射装置。
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