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JP4287600B2 - 基板用圧接コネクタ付の絶縁基板 - Google Patents

基板用圧接コネクタ付の絶縁基板 Download PDF

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JP4287600B2 JP2001031085A JP2001031085A JP4287600B2 JP 4287600 B2 JP4287600 B2 JP 4287600B2 JP 2001031085 A JP2001031085 A JP 2001031085A JP 2001031085 A JP2001031085 A JP 2001031085A JP 4287600 B2 JP4287600 B2 JP 4287600B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気接続箱等に適用される基板用圧接コネクタ付の絶縁基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等に搭載される電装部品類その他の補機類の増加により、回路構成は複雑化し、圧接端子の極数および電線の配線本数が増加するとともに、絶縁基板は積層化の傾向にある。このように、圧接端子および電線が高密度に密集した状況下においては、密集した端子や電線が互いに干渉して電気的なトラブルを生ずることなく、基板上の限られたスペース内において如何に効率良く回路構成するのかが重要であり、回路構成の変更、改良等が行われている。
【0003】
電気接続箱は、基板上に接続回路や分岐回路等が構成された基本回路体が収容された組立回路体である。基本回路体の構成された基板は、積層されているのが一般的である。基板には、導電板で回路体を構成したブスバー、回路遮断用のヒューズ、継電用のリレー等が取り付けられている。また、回路構成の変更や配線パターンの自由度を大きくするために、複数の電線と圧接端子群とで基本回路体を構成した基板もある。
【0004】
図8〜図12は、複数の電線と圧接端子群等で基本回路体を構成する基板に装着される基板用圧接コネクタを示したものである。図示する基板用圧接コネクタ61は、絶縁基板52に配線される複数の電線80と、電線80を接続する屈曲状の複数の圧接端子71と、圧接端子71を基板部63に沿って装着するコネクタハウジング62とで構成されている。電線80には、芯線の周囲が絶縁性の外皮で覆われた被覆電線が用いられている。
【0005】
圧接端子71は、L字又は逆L字に折れ曲がる屈曲状の端子である(図12等参照)。圧接端子71の一方の端部には電気接触部72が形成され、他方の端部にはスリット状の圧接刃74を有する電線圧接部73が形成されている。このような圧接端子71は、コネクタハウジング62内に収納されて、いわゆる雌型の基板用圧接コネクタ61を構成している。
【0006】
絶縁基板52には、圧接端子71の電線圧接部73を挿着できるように端子挿通孔53が千鳥状のパターンで形成されている。また、絶縁基板52の周縁部には、基板用圧接コネクタ61を着脱自在に取り付けることができるようにコネクタ装着部54が形成されている。
【0007】
基板用圧接コネクタ61は、嵌合後端面を絶縁基板52のコネクタ装着部54に直付けして固定される。そして、圧接端子71の電線圧接部73は、絶縁基板52の端子挿通孔53から突出される。電線圧接部73には、スリット状の圧接刃74が設けられており、圧接刃74に電線80の端部や中間部が圧入されるようになっている。このように電線80を圧接端子71に圧接することで、所望の配線パターンの回路を構成することが可能となる。
【0008】
電線80と圧接端子71との接続に際しては、電線80端部を圧接刃74に圧接する場合と、電線80中間部を圧接する場合とがある。いずれの処理を行うかは、回路の構成によってケース・バイ・ケースである。
【0009】
電線80端部を圧接する場合は、電線80の外径が隣接する圧接端子71の間隔より太い場合を除いて比較的容易に圧接することができる。しかし、電線80中間部を圧接する場合は、湾曲部が圧接端子71と干渉したり、湾曲部の曲率半径が小さくなるように湾曲させると、湾曲部に欠陥を生じて接続不良となることもある。
【0010】
従って、このような場合は、湾曲部と干渉する位置にある圧接端子71を取り除いたり、電線80の湾曲部の曲率半径を小さくしないようにする必要がある。また、電線80の径が太い場合には、隣接する圧接端子71間の間隔を広げる必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
自動車等に搭載される電装部品等は増加する傾向にある。これによって、回路構成が複雑化し、配線も高密度化し、基板に配設される端子数が増加して、電線の配線スペースは益々狭くなってきている。従って、電気接続箱等を大型化することなく、回路構成の複雑化や配線の高密度化に対処できる基板用圧接コネクタ付の絶縁基板が望まれているところである。
【0012】
従来技術で示した基板用圧接コネクタ61は、絶縁基板52の周囲に直付けされたものである。圧接端子71の電線圧接部73は絶縁基板52上に千鳥状に配列されるとともに、垂直に突出され、圧接端子71の極数を多く、電線80を高密度に配線することができる。
【0013】
しかしながら、圧接端子71の隣接する間隔および前後に対向する間隔が狭く、電線80端部を圧接する際に、電線80と圧接端子71とが干渉して短絡したり、プレート状の圧接端子71を折れ曲げたりすることがあった。
【0014】
また、コネクタ61に上下二段(図9、図12)に収容された圧接端子71の電線圧接部73が全て同一方向を向いて突出しているため、絶縁基板52の両面ではなく片面のみを利用していることになり、絶縁基板52上の配線スペースが狭くなり、配線経路を確保できず、電線80同士が絡まるという心配があった。
【0015】
さらにまた、電線80中間部を分岐接続する際には、電線80の湾曲部が圧接端子71と干渉するなどして、電線の配索作業が煩雑になっていた。無理に湾曲させた場合は、圧接刃74のスリット溝から電線80が抜け出す心配があった。このような場合は、干渉する圧接端子71を取り除くか、圧接端子71の間隔を広げるように設計変更するしかなく、配線パターンの自由度が小さく、コネクタの大型化を招くことにもなっていた。
【0016】
また、長さの異なる四種類の屈曲状の圧接端子71を必要とするため、回路構成が複雑になるとともに、作業性や生産管理性も悪く、低コスト生産の障害にもなっていた。
【0017】
本発明は、上記した点に鑑み、電線の配線スペースを確保して、配索作業性や回路接続の信頼性を向上させるとともに、部品点数を削減してコストを低減することのできる基板用圧接コネクタ付の絶縁基板を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、絶縁基板に配線される複数の電線と、該電線を接続する屈曲状の複数の圧接端子と、該圧接端子を基板部に沿って装着するコネクタハウジングとで構成される基板用圧接コネクタにおいて、前記コネクタハウジングの基板部の表裏両側に前記絶縁基板が配置され、前記圧接端子一方の電気接触部が前記コネクタハウジング内に配置されると共に上下二段に並列に配置され、該圧接端子の他方の電線圧接部が該絶縁基板の上下両面から突出しており、上下に対向する前記各圧接端子の前記電線圧接部は同一方向に突出し、かつ、左右に隣接する前記各圧接端子の前記電線圧接部は逆方向に突出しており、上下に対向する前記各圧接端子の前記電線圧接部は前後に対向して配置され、左右に隣接する前記各圧接端子の前記電線圧接部の間が、プレート状の絶縁壁で仕切られていることを特徴とする(請求項1)
【0019】
特に、前記のように、前記圧接端子は、前記コネクタハウジングに上下二段に並列に配置され、上下に対向する前記各圧接端子の前記電線圧接部は同一方向に突出し、かつ、左右に隣接する前記各圧接端子の前記電線圧接部は逆方向に突出している。
【0020】
また、上下に対向する前記各圧接端子の前記電線圧接部は前後に対向して配置され、左右に隣接する前記各圧接端子の前記電線圧接部の間が、プレート状の絶縁壁で仕切られている。
【0021】
また、請求項1に記載の基板用圧接コネクタにおいて、上下に対向する前記各圧接端子が、長さの異なる二種類の圧接端子で構成されていることも有効である(請求項)。
【0022】
以下に、上記構成に基づく作用・効果を説明する。
請求項1記載の発明においては、絶縁基板の上下両面から突出する圧接端子の電線圧接部に電線が挟持されて回路を構成するから、配線スペースが確保されて、電線同士の干渉や電線と圧接端子との干渉を生ずることなく電線の配索作業性や回路接続の信頼性を向上させることができる。
【0023】
請求項2記載の発明においては、上下に対向する各圧接端子の電線圧接部と、、左右に隣接する各圧接端子の電線圧接部とが互いに逆向きに絶縁基板の上下両面から突出しているから、圧接端子の対向間隔が広くなるとともに、隣合う圧接端子の間隔も広くなり、電線同士の干渉や電線と端子との干渉などの問題を回避することができ、電線の配索作業性や回路接続の信頼性を向上させることができる。
【0024】
請求項3記載の発明においては、左右に隣接する各圧接端子の電線圧接部の間が絶縁壁で仕切られているから、電線が隣の端子と接触して短絡を生じたり、各種電装品が誤動作することを防止することができる。
【0025】
請求項4記載の発明においては、2種類の圧接端子を用いているから、コネクタを構成する部品点数を少なくでき、コストを低減することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図7は、本発明に係る基板用圧接コネクタ付の絶縁基板の一実施形態を示すものである。なお、本発明の基板用圧接コネクタ付の絶縁基板は、電気接続箱(図示せず)に適用されるものである。
【0027】
図1及び図2に示すように、基板用圧接コネクタ付の絶縁基板21(以降、基板用圧接コネクタと呼称する)は、絶縁基板12に配線される複数の電線40と、電線40を接続する屈曲状の複数の圧接端子31,36と、圧接端子31,36を基板部24(図4等参照)に沿って装着するコネクタハウジング22とで構成されている。基本回路体11は、絶縁基板12と、基板用圧接コネクタ21とで構成されている。
【0028】
図示しない電気接続箱は、複数の基板と、これらを収容する絶縁ケース(図示せず)とからなり、絶縁ケースは上部ケース、下部ケース及び側部ケースから構成されている。基板は、一枚だけで使用されることもあるが、板厚方向に積層して使用されるのが一般的である。ブスパー、ヒューズ及びリレーなどで回路体を構成した基板と積層して用いられるのが一般的である。
【0029】
絶縁基板12は、ポリプロピレンその他の合成樹脂を構成材料とし、薄肉平板状に形成されており、上下面(両面)12a,12bと側面12cとで外面が構成されている。上下面12a,12bは、電線40の敷設面を成すとともに、圧接端子31,36の電線圧接部33,33(図4等参照)を挿通させる端子挿通孔14を回路構成に従って形成している。
【0030】
端子挿通孔14は、複数形成されており、所望の配線パターンに応じて回路を構成することができるようになっている。絶縁基板12の周縁部の複数箇所には、コネクタ装着部13が切欠状に形成されており、基板用圧接コネクタ21は絶縁基板12に対して水平方向に取付けられている。
【0031】
コネクタハウジング22は、いわゆる雌型のコネクタハウジング22であり、後端面側には基板支持部25を介して基板部24が続いている。基板支持部25及び基板部24(図4等参照)は、絶縁基板12に対する取付部に相当する。前後の概念は、相手方コネクタ(図示せず)と嵌合する側を前側とし、絶縁基板12のコネクタ装着部13に取り付けられる側を後側とする。
【0032】
コネクタハウジング22の嵌合空間23内には、圧接端子31,36の電気接触部32,37が突出しており、相手方コネクタの雌型の電気接触部(図示せず)と接続できるようになっている。
【0033】
基板部24は、上面24a、下面24b、側面24c及び後端面24dとから矩形状に形成され、上下面24a、24b及び後端面24dには圧接端子31,36を案内支持することができるように案内溝26(図4)が凹設されている。また、上下面24a、24bの案内溝26を除く平面は、絶縁基板12に対する取付平坦面となっている。
【0034】
図6及び図7に示すように、圧接端子31,36は、L字又は逆L字に折れ曲がる屈曲状に形成されている。一方の端部の電気接触部32,37は、相手方コネクタの雌型の電気接触部(図示しない)と接続することができるようにコネクタハウジング22の嵌合空間23内に突出して配置されている。電気接触部32,37の基部側は、コネクタハウジング22の基板部24側に延出し、案内溝26に支持されている。
【0035】
他方の電線圧接部33,38は、電気接触部32,37に対して直角又は略直角に屈曲しており、端部には、電線40との接続に供することができるようにスリット状の圧接刃34,39(図5等参照)を備えている。
【0036】
圧接刃34,39は、スリット溝の開口端部に傾斜状に形成されているから、圧入された電線40は、切れ刃に案内されると同時に絶縁外皮が切裂され、さらに圧入することで溝内に進入して挟持される。なお、圧接刃34,39の溝間隔は、電線40の芯線部を切裂しない所定の間隔に設定されている。
【0037】
電気接触部32,37は、電線圧接部33,38より長く形成されており、絶縁基板12の周縁部より一定間隔離間した内側の位置に電線圧接部33,38を垂直又は略垂直に突出させることができるようになっている。本発明では、長さの異なる二種類の端子31,36が用いられている。これは、上下に対向する各圧接端子31,36の電線圧接部33,38が干渉しないようにして、同一方向に突出できるようにするためである。また、電線圧接部33,38の対向間隔は従来(図8〜図12)に比べて長くなっており、配線スペースは広くなっている。なお、上下方向は、絶縁基板12の板厚方向をいうものとする。
【0038】
このような、屈曲状の圧接端子31,36が用いられるのは、基板用圧接コネクタ21が絶縁基板12に平行に配置されているからである。もしそうでなければ、圧接端子31,36の電気接触部32,37を、絶縁基板12の上下面12a,12bと平行に延在させ、他方、電線圧接部33,38を絶縁基板12に対し垂直又は略垂直に突出させることができないからである。ここでいう水平方向とは、絶縁基板12の上下面12a,12bと平行な方向をいうものとする。
【0039】
電線40には、芯線の周囲を絶縁外皮で被覆した被覆電線が用いられている。図1及び図2に再掲するように、電線40は両方向から電線圧接部33,38に接続されている。
【0040】
従来技術の欄の図8で示したように、従来は、絶縁基板52の片面のみを利用して、圧接端子71の電線圧接部73を全て同一方向に突出させていたから、絶縁基板52上に電線80の配線スペースが少なくなっていた。そして、隣接する圧接端子71間に挟まれた電線80は、隣りの圧接端子71と干渉して短絡等を生ずるおそれもあった。しかし、本発明では、絶縁基板12の上下面12a,12bを利用して、回路が構成されているから、配線スペースが確保され、かかる問題を生ずることが回避されている。
【0041】
次に、圧接端子36とコネクタハウジング22とについてさらに詳しく述べる。
図3〜図7に示すように、圧接端子31,36は、いわゆる雄型の端子であり、電気接触部32,37は、コネクタハウジング22の嵌合空間23内に突出している。各圧接端子31,36は、所定の間隔で離間しているから、接触して短絡するようなことはない。また、圧接端子31,36は、インサート成型または圧入にてコネクタハウジング22内に収容されているから、後抜けが防止されている。
【0042】
基板用圧接コネクタ21は、図1及び図2に示したように、絶縁基板12と平行に直付けして取り付けられている。上下二段に配設された圧接端子31,36は、水平方向に複数並べられてコネクタハウジング22に収納されている。上下二段の構成で圧接端子31,36を配置するのは、従来と同様である。従来と相違する点は、絶縁基板12から垂直に突出する電線圧接部33,38の突出方向が同一方向ではない点である(図6等参照)。
【0043】
圧接端子31,36は、屈曲しているから、コネクタハウジング22を絶縁基板12の板厚方向ではなく水平方向に直付けすることができ、絶縁基板12を積層するに際して基板用圧接コネクタ21が邪魔をして基板間の板厚方向の距離が高くなるのを防止することができる。逆に、真直状の端子を用いた場合は、コネクタを絶縁基板の板厚方向に直付けしなければならず、絶縁基板を積層すると電気接続箱が大型化するという問題がある。
【0044】
図5〜図7に示すように、圧接端子31,36は、全体として屈曲しているから、コネクタ21を絶縁基板12の水平方向に直付けした状態で、電線圧接部33,38を絶縁基板12の端子挿通孔14から垂直または略垂直に突出させることができる。突出方向は、絶縁基板12の板厚方向において同一方向に突出しているのではなく、左右(幅方向)に隣接する各圧接端子31,36の電線圧接部33,38は上下逆方向に突出している。上下に対向する各圧接端子31,36の電線圧接部33,38は、同一方向に突出している(図6、図7参照)。
【0045】
左右に隣接する各圧接端子31,36の電線圧接部33,38の間は、プレート状の絶縁壁15で仕切られており(図1、図2参照)、各圧接端子31,36が接触して短絡するのが防止されている。
【0046】
上下に対向する各圧接端子31,36には、長さの異なる二種類の圧接端子31,36が用いられている。従来は、4種類の圧接端子を使用して、圧接端子同士が干渉しないように配置されていた。しかし、圧接端子の種類が多いと、コネクタの構造が複雑化するのは明らかであるが、それと同時に、端子相互間の互換性がなく、部品点数も多くなるためコスト高になるという問題を有していた。
【0047】
本発明では、係る問題を考慮して、2種類の圧接端子31,36を用いているから、コネクタ21の構造をコンパクトにでき(コネクタを短くできる)、また、圧接端子31,36相互間の互換性もあり、部品点数も少なくなるからコストを低減できる利益がある。
【0048】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、電線と接続する圧接端子が絶縁基板の上下両面から突出しているから、絶縁基板上に配線スペースが確保されて、電線同士の干渉や電線と圧接端子との干渉を生ずることなく電線の配索作業性や回路接続の信頼性を向上させることができる。
【0049】
また、上下に対向する各圧接端子の電線圧接部と、左右に隣接する各圧接端子とが互いに逆向きに絶縁基板の上下両面から突出しているから、圧接端子の対向間隔が広くなるとともに、隣合う圧接端子の間隔も広くなり、電線同士の干渉や電線と端子との干渉などの問題を回避することができる。
従って、電線の配索作業性や回路接続の信頼性を向上させることができる。また、空きスペースを利用することにより電線の配線数の増加にも対処することができる。
【0050】
また、左右に隣接する各圧接端子間が絶縁壁で仕切られているから、電線が隣の端子と接触して短絡を生じたり、各種電装品が誤動作することを防止することができる。
【0051】
また、請求項2に記載の発明によれば、2種類の圧接端子を用いているから、コネクタの構造をコンパクトにでき、また、圧接端子相互間の互換性もあり、部品点数も少なくなるからコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板用圧接コネクタの一実施形態を示し、絶縁基板のコネクタ装着部に取り付けられた状態の要部の平面図である。
【図2】同じく絶縁基板のコネクタ装着部に取り付けられた状態の要部の底面図である。
【図3】図1に示す基板用圧接コネクタの正面図である。
【図4】図3に示す基板用圧接コネクタの平面図である。
【図5】図3に示す基板用圧接コネクタの背面図である。
【図6】図4に示す基板用圧接コネクタのA−A線に沿う相当断面図である。
【図7】図4に示す基板用圧接コネクタのB−B線に沿う相当断面図である。
【図8】従来の基板用圧接コネクタの一例を示し、絶縁基板のコネクタ装着部に取り付けられた状態の要部の平面図である。
【図9】図8に示す基板用圧接コネクタの正面図である。
【図10】図9に示す基板用圧接コネクタの平面図である。
【図11】図9に示す基板用圧接コネクタの背面図である。
【図12】図9に示す基板用圧接コネクタのC−C線に沿う相当断面図である。
【符号の説明】
11 基本回路体
12 絶縁基板
14 端子挿通孔
15 絶縁壁
21 基板用圧接コネクタ
22 コネクタハウジング
24 基板部
26 案内溝
31,36 圧接端子
32,37 電気接触部
33,38 電線圧接部
34,39 圧接刃
40 電線

Claims (1)

  1. 絶縁基板に配線される複数の電線と、該電線を接続するL字形状の複数の圧接端子と、該圧接端子を基板部に沿って装着するコネクタハウジングとで構成される基板用圧接コネクタ付の絶縁基板において、
    前記コネクタハウジングの基板部の表裏両側に前記絶縁基板の挿通孔に該圧接端子を挿着して該絶縁基板が配置され、前記圧接端子は一方の電気接触部が前記コネクタハウジング内に配置されると共に該基板部の表裏面に上下二段に並列に配置され、該圧接端子の他方の電線圧接部が該絶縁基板の上下両面から突出しており、上下に対向する前記各圧接端子の前記電線圧接部は同一方向に突出し、かつ、左右に隣接する前記各圧接端子の前記電線圧接部は逆方向に突出しており、上下に対向する前記各圧接端子の前記電線圧接部は前記基板部の後端面方向で前後に対向して配置されていることを特徴とする基板用圧接コネクタ付の絶縁基板
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