JP4265354B2 - 双方向dc−dcコンバータ - Google Patents
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Description
上方スイッチング素子の非導通は、これに先立つ導通時に、上方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは放電状態に、下方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは充電状態にあることにより、接続点の電圧変化は緩やかに行われる。このため、上方スイッチング素子は、電流径路端子間の電圧差が僅少の状態で非導通とされる。その後の上方スイッチング素子の再導通に先立ち、第1補助スイッチング素子の導通により、第1インダクタに電磁エネルギが蓄積される際の電流に比して大きな電流が第1補助電流径路から接続点に流入するので、上方スイッチング素子は、電流径路端子間の電圧差が僅少な状態で導通される。ここで、第1補助電流径路に流れる電流により、第1インダクタの電磁エネルギの一部は、トランスおよび第1または第2ダイオードを介して、二次電源端子あるいは一次電源端子に戻される。
下方スイッチング素子の導通は、上方スイッチング素子の非導通に応じて第1インダクタに蓄積されている電磁エネルギにより、上方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは充電された上で、下方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは放電された上で、行なわれる。下方スイッチング素子は、電流径路端子間の電圧差が僅少となった状態で導通が行われる。また、下方スイッチング素子の非導通は、これに先立つ導通時に、上方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは充電状態に、下方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは放電状態にあることにより、接続点の電圧変化は緩やかに行われる。このため、下方スイッチング素子は、電流径路端子間の電圧差が僅少の状態で非導通とされる。
また、下方スイッチング素子の導通により、一次電源端子から第1インダクタに電流が流れ電磁エネルギが蓄積される場合、蓄積された電磁エネルギは、上方スイッチング素子の導通に伴い二次電源端子に放出される。このとき、上方スイッチング素子と下方スイッチング素子とが共に導通する期間がないように、上方および下方スイッチング素子の導通に先立ち、下方および上方スイッチング素子が非導通とされる。
下方スイッチング素子の非導通は、これに先立つ導通時に、上方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは充電状態に、下方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは放電状態にあることにより、接続点の電圧変化は緩やかに行われる。このため、下方スイッチング素子は、電流径路端子間の電圧差が僅少の状態で非導通とされる。その後の下方スイッチング素子の再導通に先立ち、第2補助スイッチング素子の導通により、第1インダクタに電磁エネルギが蓄積される際の電流に比して大きな電流が接続点から第2補助電流径路に流入するので、下方スイッチング素子は、電流径路端子間の電圧差が僅少な状態で導通される。ここで、第2補助電流径路に流れる電流により、主インダクタの電磁エネルギの一部は、トランスおよび第1または第2ダイオードを介して、二次電源端子あるいは一次電源端子に戻される。
上方スイッチング素子の導通は、下方スイッチング素子の非導通に応じて第1インダクタに蓄積されている電磁エネルギにより、上方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは放電された上で、下方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは充電された上で、行なわれる。上方スイッチング素子は、電流径路端子間の電圧差が僅少となった状態で導通が行われる。また、上方スイッチング素子の非導通は、これに先立つ導通時に、上方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは放電状態に、下方スイッチング素子の電流径路端子間にコンデンサが並列接続されていればそのコンデンサは充電状態にあることにより、上方スイッチング素子の電流径路端子間の電圧差が僅少の状態で非導通とされる。
これにより、スイッチング損失の低減された双方向コンバータを構成することができる。
例えば、本実施形態においては、本発明を双方向コンバータに使用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、昇圧コンバータや降圧コンバータについても同様に適用することができることは言うまでもない。
また、所定のインダクタンス値を有するインダクタL2を使用し、トランスT1の一方巻線と他方巻線との巻線比を1:2として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。これらの値を調整することにより、インダクタ電流IL2の時間傾きを調整することができ、トランジスタQ2またはQ1の導通タイミングを調整することが可能である。
また、本実施形態では、トランジスタQ1、Q2の各々の電流径路端子間に並列にコンデンサC1、C2が接続される場合を例に説明したが、コンデンサの充放電により決定される接続点Xの電圧変化がトランジスタQ1、Q2の0Vスイッチングが可能な程度に緩やかに変化するようにコンデンサの容量値を確保できる場合には、コンデンサC1、C2のうちいずれか一方を備えていればよい。
また、本実施形態では、トランスT1の他方巻線について、中間タップが基準端子に接続され、両側端子がダイオードD3、D4のアノードに接続され、ダイオードD3、D4のカソードが出力端子に接続される場合を例にとり説明したが、逆方向の接続も可能であることはいうまでもない。すなわち、中間タップが出力端子に接続され、両側端子がダイオードD3、D4のカソードに接続され、ダイオードD3、D4のアノードが基準端子に接続される場合でも、インダクタL1の電磁エネルギを出力端子に供給することができる。また、出力端子に代えて入力端子に接続することにより、電磁エネルギを入力端子に戻すことも考えられる。
本実施形態では、一次電源端子に入力電圧VINを接続し、二次電源端子に負荷を接続して、モータ等の負荷を制動する際のエネルギを入力電圧VINに回生する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。二次電源端子に、入力電圧VINに比して高電圧のバッテリ等の電圧源を接続する場合にも適用できることは言うまでもない。
C1、C2 コンデンサ
D1、D2 逆並列ダイオード
IL1、IL2 インダクタ電流
L1、L2 インダクタ
LD 負荷
Q1乃至Q4 トランジスタ
T1 トランス
VIN 入力電圧
Claims (4)
- 一次電源端子に一端子が接続される第1インダクタと、二次電源端子と基準端子との間に直列に接続される上方スイッチング素子および下方スイッチング素子とを備え、前記上方および下方スイッチング素子の接続点に前記第1インダクタの他端子が接続されてなる双方向DC−DCコンバータであって、
前記上方および下方スイッチング素子のうち少なくともいずれか一方の電流径路端子間に並列接続されるコンデンサと、
前記上方スイッチング素子の導通により前記第1インダクタに電磁エネルギを蓄積する際、前記上方スイッチング素子の導通に先立ち、前記上方スイッチング素子の電流径路端子間の印加電圧を僅少とするため、前記第1インダクタに流れる電流に比して大きな電流を、前記接続点に流入する第1補助電流径路を形成する第1補助スイッチング素子と、
前記下方スイッチング素子の導通により前記第1インダクタに電磁エネルギを蓄積する際、前記下方スイッチング素子の導通に先立ち、前記下方スイッチング素子の電流径路端子間の印加電圧を僅少とするため、前記第1インダクタに流れる電流に比して大きな電流を、前記接続点から流出する第2補助電流径路を形成する第2補助スイッチング素子とを備え、
前記第1および第2補助電流径路には、トランスの一方巻線を備え、
前記トランスの他方巻線は、中間タップを備え、中間タップと両側端子のうち一方は基準端子に接続され、他方は前記二次電源端子あるいは前記一次電源端子に接続され、
前記両側端子は、前記基準端子から前記二次電源端子あるいは前記一次電源端子に向かう径路を順方向として接続された第1および第2ダイオードを備えることを特徴とする双方向DC−DCコンバータ。 - 前記接続点と前記トランスの一方巻線との間に、第2インダクタを備えることを特徴とする請求項1に記載の双方向DC−DCコンバータ。
- 前記第1または第2補助電流経路が形成される際、前記他方巻線に印加される電圧に対して、前記トランスの巻き線比に応じて前記一方巻線に誘起される電圧により、前記接続点と前記一方巻線との間に存在する、前記トランスの漏れインダクタンス成分、前記第2インダクタ、あるいは前記漏れインダクタンス成分と前記第2インダクタとの合成インダクタに印加される電圧は、前記二次電源端子における電圧の略半分であることを特徴とする請求項1または2に記載の双方向DC−DCコンバータ。
- 前記上方および下方スイッチング素子の電流径路端子間には、前記第1インダクタに電磁エネルギを蓄積する際に流れる電流の電流方向とは逆方向を順方向として接続される逆並列ダイオードを備えることを特徴とする請求項1に記載の双方向DC−DCコンバータ。
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