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JP4193032B2 - 車両用ミラーコントロールスイッチ - Google Patents

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JP4193032B2
JP4193032B2 JP2002230719A JP2002230719A JP4193032B2 JP 4193032 B2 JP4193032 B2 JP 4193032B2 JP 2002230719 A JP2002230719 A JP 2002230719A JP 2002230719 A JP2002230719 A JP 2002230719A JP 4193032 B2 JP4193032 B2 JP 4193032B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用の複数個の電動ミラーの鏡面角度を個別に上下左右4方向に調整するための車両用ミラーコントロールスイッチに関し、更に詳しくは、電動ミラーの選択と、選択された電動ミラーにおける鏡面角度調整とを単一の操作ノブの回動操作と傾動操作により行うことができる車両用ミラーコントロールスイッチの改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開平6−333466号公報に示される車両用ミラーコントロールスイッチは、角度調整を行う電動ミラーを選択するためのスイッチ操作部と、選択された電動ミラーにおける鏡面角度を調整するためのスイッチ操作部とを別個に配設し、2つの操作部を個別に操作するものとなっている。
【0003】
この種の従来の車両用ミラーコントロールスイッチにおいては、電動ミラーを選択するためのスイッチ回路の固定接点と、選択された電動ミラーにおける鏡面角度の調整方向を選択するためのスイッチ回路の固定接点とを別個に配置することができるので、両スイッチ回路の特に固定接点の配置を簡素化することができるとともに、各々を余裕をもって回路基板上に配置できるという利点がある。
【0004】
しかしながら、2つのスイッチ操作部を配置し個別に操作する必要があるため、部品点数が増えるとともに、操作性が良くないという欠点がある。
【0005】
一方、角度調整を行う電動ミラーの選択と、選択された電動ミラーにおける鏡面角度の調整とを単一のノブ操作で行うことができる単一ノブ操作型の車両用ミラーコントロールスイッチも提案されている(特開平10−302577号公報参照)。
【0006】
この単一ノブ操作型の車両用ミラーコントロールスイッチは、操作ノブの回動操作と十字方向の傾動操作とに連動させてスライダを回路基板に対し回動と十字方向移動とを可能とし、これによりスライダに設けられた可動接点を計8通りの位置に切り換えることができるようになっている。
【0007】
すなわち、可動接点の計8通りの位置に対応させるため、左側の電動ミラーを選択したときにミラーの角度調整方向を上下左右4方向に切り換えるためのスイッチ回路の固定接点と、右側の電動ミラーを選択したときにミラーの角度調整方向を上下左右4方向に切り換えるためのスイッチ回路の固定接点とを回路基板の片面に近接させて集結配置したものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来の単一ノブ操作型の車両用ミラーコントロールスイッチにおいては、操作ノブにより回動操作および十字方向移動操作されるスライダに設けられた可動接点の計8通りの切換え位置に対応させて、左側の電動ミラーを選択したときにミラーの角度調整方向を上下左右4方向に切り換えるためのスイッチ回路の固定接点と、右側の電動ミラーを選択したときにミラーの角度調整方向を上下左右4方向に切り換えるためのスイッチ回路の固定接点とを回路基板の片面に近接させて集結配置しているため、固定接点パターンの形状が細かく複雑なものになり、各接触モードにおいて固定接点や可動接点に大きな接触面積を確保することが困難となる。
【0009】
このため固定接点に対する可動接点の電気的接続の安定性および信頼性を確保することが難かしい。
【0010】
また、操作ノブによりスライダを回動操作および十字方向移動操作したときの固定接点パターンに対する可動接点の位置合わせに高い精度が要求されることとなり、部品の加工精度や組付け公差等のばらつきにより接触不良を招きやすく、不良品発生率が高くなるという欠点がある。
【0011】
さらに、回路基板上の固定接点が互いに近接して集結配置されるため、可動接点を備えたスライダのスライド移動量が制限される。
そして、操作ノブの傾動量とスライダのスライド移動量とが比例する関係にあるため、操作ノブの傾動量も制限されることとなり、操作性の観点から所望量の傾動量を確保することができないという欠点がある。
【0012】
したがって、本発明の目的は、角度調整を行う電動ミラーの選択と、選択された電動ミラーにおける鏡面角度の調整とを単一の操作ノブで行うことができるとともに、スイッチ回路の固定接点を十分な余裕をもって回路基板上に配置することができる。
【0013】
これにより高い加工精度や組付け精度を必要とすることなく固定接点に対する可動接点の電気的接続の安定性および信頼性を確保でき、しかも、操作ノブの操作性に優れた車両用ミラーコントロールスイッチを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る車両用ミラーコントロールスイッチにおいては、スイッチハウジング内に設けた回路基板の表面に4方向切換用スイッチ回路を構成する固定接点を十字方向に配置して設け、回路基板の裏面に他のスイッチ回路を構成する複数組の固定接点を設け、回路基板の表面側のスイッチハウジング内に、回路基板の表面側の固定接点に電気的に接触させる可動接点と該可動接点を回路基板の表面側の固定接点から離間した位置に弾性的に支持する弾性部材のドーム部とを有する複数の押圧スイッチ部材を設けている。
【0015】
また、回路基板の裏面側のスイッチハウジング内に回動可能に設けた回動スイッチ部材に、その回動位置に応じて回路基板の裏面側の固定接点に電気的に接触する可動接点を設けるとともに、回路基板に形成した軸孔を貫通して回路基板の表面側のスイッチハウジング内へと延びる回動軸を一体的に設けている。
【0016】
さらに、操作ノブからスイッチハウジング内へと延びた操作軸の先端を、前記回動軸の先端に対し該回動軸とともに回動可能且つ該回動軸に対し傾動可能に係合させ、操作ノブの操作軸には操作ノブを十字方向に傾動したとき押圧スイッチ部材を押圧して各傾動方向に対応する押圧スイッチ部材の可動接点を回路基板の表面側の固定接点に接触させる押圧操作部を一体的に設けている。
【0017】
上記構成を有する車両用ミラーコントロールスイッチにおいては、操作ノブを中立位置で軸線回りに回動すると、操作軸および回動軸を介して回動スイッチ部材が連動して回動し、該回動スイッチ部材の回動位置に応じて、該回動スイッチ部材に設けられている可動接点を回路基板の裏面に設けられている固定接点に対し選択的に接触させることことができる。
したがって、操作ノブの回動により、回路基板の裏面側に設けられているスイッチ回路を切り換えることができる。
【0018】
一方、操作ノブの操作軸は回動スイッチ部材の回動軸先端に対し自由に傾動することができるので、操作ノブを中立位置から十字方向に傾動させると、押圧操作部が操作軸を介して操作ノブとともに傾動し押圧スイッチ部材を押圧する。
【0019】
これにより、操作ノブの傾動方向に対応して押圧スイッチ部材の可動接点を回路基板の表面上の固定接点に接触させることができる。
【0020】
したがって、操作ノブを中立位置から十字方向に傾動することにより回路基板の表面側に設けられているスイッチ回路を4通りに切り換えることができる。
【0021】
したがって、操作ノブの回動操作により車両用の左右のミラーを選択し、その後操作ノブを中立位置から十字方向に傾動することにより選択したミラーの鏡面角度を上下左右4方向に調整することができる。
【0022】
しかも、4方向切換用スイッチ回路を構成する十字方向配置の固定接点は回路基板の表面側に設け、且つ、他のスイッチ回路を構成する複数組の固定接点を回路基板の裏面に設けているので、両スイッチ回路の固定接点を十分な余裕をもって回路基板の両面に配置することができる。
したがって、高い加工精度や組付け精度を必要とすることなく固定接点に対する可動接点の電気的接続の安定性および信頼性を確保できるようになる。
【0023】
さらに、操作ノブの傾動による押圧スイッチ部材の押圧操作は、回路基板の裏面側のスイッチ回路の切り換え操作とは全く切り離して行うことができるので、操作ノブには操作性の観点から所望量の傾動量を確保することができる。
したがって、操作ノブの操作性に優れた車両用ミラーコントロールスイッチを提供することができる。
【0024】
また、この車両用ミラーコントロールスイッチにおいては、前記回転スイッチ部材の回転軸を挿通する軸孔を形成し、操作ノブの操作軸に設けた押圧操作部と押圧スイッチ部材の複数のドーム部との間で保持するとともに、回路基板の表面側のスイッチハウジング内で回動不可能とする一方、傾動可能として収容した節度部材を設け、この節度部材の上面側と前記押圧操作部の底面側の一方にはクリック溝を、その他方には該クリック溝に当接する節度突起を設け、
押圧スイッチ部材の弾性部材からなるドーム部の弾性力により、前記クリック溝と前記節度突起とを弾性的に当接させ、さらに、スイッチハウジングはその頂部に操作ノブの操作軸を通す開口を有するとともに、該頂部をドーム状に形成しており、前記操作ノブの操作軸に設けた押圧操作部は押圧スイッチ部材の前記ドーム部の弾性力によってスイッチハウジングのドーム状の頂部内面に摺動可能に係合するドーム部を有する構成となっている。
【0025】
上記構成を有する車両用ミラーコントロールスイッチにおいては、押圧スイッチ部材の弾性部材により節度突起を介して節度部材を押圧操作部に弾性的に当接させているので、別途に付勢手段を必要とすることなく、操作ノブを傾動させたときに中立位置に復帰させることができるとともに、操作ノブの軸線回りの回動に節度感を付与することができる。
【0026】
したがって、操作ノブの傾動および回動操作性が良好で且つ構造を簡素化することができ、構成部品を少なくできる車両用ミラーコントロールスイッチを提供することができる。
また、この車両用ミラーコントロールスイッチは、スイッチハウジングの頂部の開口部と操作ノブの操作軸との間に生じる隙間を押圧操作部のドーム部により塞いだ状態のまま操作ノブを傾動させることができるので、スイッチハウジングの内部にゴミ等が入りにくい車両ミラーコントロールスイッチを提供することができる。
【0027】
さらに好ましくは、上記構成の車両用ミラーコントロールスイッチにおいて、節度部材には押圧スイッチ部材の可動接点の配置領域の外側で且つ押圧スイッチ部材の可動接点の十字配置に対し各々の中間に位置する4つの突起部を回路基板の表面に対し当接可能に設け、これら突起部は、節度部材が押圧スイッチ部材の可動接点の十字配置に対応する十字方向に傾動するときは突起部が回路基板に当接する前に押圧スイッチ部材の可動接点が回路基板の表面側の固定接点に接触し、且つ、節度部材が可動接点の十字配置に対する中間位置方向に傾動するときは押圧スイッチ部材の可動接点が回路基板の表面側の固定接点に接触する前に突起部が回路基板に当接するように、各々の突出高さが設定された構成とされる。
【0028】
上記構成を有する車両用ミラーコントロールスイッチにおいては、操作ノブを、押圧スイッチ部材の可動接点の十字配置に対応する十字方向に傾動させたときのみ、その傾動方向に対応する押圧スイッチ部材の可動接点を回路基板の表面上の固定接点に接触させることができるので、押圧スイッチ部材の異方向用の可動接点が同時に回路基板の表面上の固定接点に接触することを防止することができる。
【0029】
また、操作ノブを十字方向のうちの1つの方向に傾動させた後、操作ノブを中立位置まで戻すことなく、他の方向に傾動させることができるので、操作ノブによる電動ミラーの鏡面の上下左右方向への角度調整を迅速に行うことができる。したがって、操作ノブによる電動ミラーの鏡面角度調整の操作性に優れた車両用ミラーコントロールスイッチを提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1から図12までは本発明に係る車両用ミラーコントロールスイッチの一実施形態を示したものである。
【0033】
図1は車両用ミラーコントロールスイッチの正面図であり、図2は図1に示すミラーコントロールスイッチのカバーのみを図1中2−2線に沿って切断した当該スイッチの側面図である。
【0034】
図3は図1に示すミラーコントロールスイッチを図1中2−2線に沿って切断した断面図であり、図4は図1に示すミラーコントロールスイッチを分解して示す断面図である。
【0035】
図5(a)、(b)、(c)は各々図1に示すミラーコントロールスイッチの組み立て途中状態を示す断面図、底面図、(a)中5c−5c線に沿った断面図である。
【0036】
図6(a)、(b)、(c)は各々図1に示すミラーコントロールスイッチのスイッチハウジングの一部を構成するベース部材の平面図、(a)中6b−6b線に沿った断面図、(a)中6c−6c線に沿った断面図である。
【0037】
図7(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)は各々図1に示すミラーコントロールスイッチの回動スイッチ部材を示す平面図、正面図、右側面図、底面図、(b)中7e−7e線に沿った断面図、(c)中7f−7f線に沿った断面図である。
【0038】
図8(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は各々図1に示すミラーコントロールスイッチの押圧操作部を示す平面図、正面図、底面図、(a)中8d−8d線に沿った断面図、(a)中8e−8e線に沿った断面図である。
【0039】
図9(a)、(b)、(c)、(d)は各々図1に示すミラーコントロールスイッチの節度部材を示す平面図、(a)中9b−9b線に沿った断面図、(a)中9c−9c線に沿った断面図、(a)中9d−9d線に沿った断面図である。
【0040】
図10(a)、(b)、(c)は各々図1に示すミラーコントロールスイッチの動作状態を模式的に示す断面図である。
【0041】
図11(a)、(b)は各々図1に示すミラーコントロールスイッチの回路基板の表面側を示す平面図および裏面側を示す底面図であり、図12は図1に示すミラーコントロールスイッチを用いて自動車の左右ドアミラーを上下左右に角度調整する場合の電気回路図である。
【0042】
はじめに図1〜図4、図10(a)を参照すると、車両用ミラーコントロールスイッチは、ベース12とケース13とで構成されるスイッチハウジング11と、カバー14と、スイッチハウジング11およびカバー14の外部に突出して設けられる操作ノブ15とを有する。
これらベース12、ケース13、カバー14、操作ノブ15は各々合成樹脂の成形品である。
カバー14は車両の運転席側の計器盤(図示省略)に取り付け可能に形成されている。
【0043】
図2、図3、図4に示すように、カバー14は、ケース13の上からケース13の側面に嵌合可能であり、且つ、ケース13の側面に突設した係止爪16をカーバー14の側面に形成した係合穴17に係合させることにより、ケース13に対し着脱可能に取り付けることができるものとなっている。
また、カバー14には操作ノブ15の外形寸法よりも大きな内径寸法の開口部14aが形成されている。
【0044】
一方、図6(c)、図10(a)に示すように、ケース13は、ベース12の側面に嵌合可能であり、且つ、ベース12の側面に突設した係止爪18をケース13の側面に形成した係合穴19に係合させることにより、ベース12に対し着脱可能に取り付けることができるものとなっている。
【0045】
図3に示すようにベース12の上面12aには回路基板20が搭載可能となっており、ベース12には回路基板20をベース12の上面に保持するための基板保持爪21が設けられている。
【0046】
また、図5(a)、(b)に示すように、ケース13の内側面には、ベース12にケース13を装着したときベース12の上面と協働して回路基板20を挟むことができる複数個のリブ13aが設けられている。
【0047】
図11(a)に示すように、回路基板20の表面には4方向切換用スイッチ回路を構成する計16個の固定接点23a〜23pが、2つで1組をなして十字方向に各々2組ずつ配置して設けられている。
【0048】
また、図11(b)に示すように、回路基板20の裏面には3つで1組をなす計6つの固定接点24a〜24fが設けられている。
【0049】
さらに、回路基板20には7つのコネクタ端子ACC、E、M、MRV、MLV、MRH、MLH、が半田付けされて設けられている。
【0050】
また、回路基板20の表面には8つの接点パターン25a〜25hが形成されており、回路基板20の裏面には7つの接点パターン26a〜26gが形成されている。
【0051】
そして、コネクタ端子ACCには、上記固定接点23a、23e、23oが接点パターン25aを介して接続されている。
【0052】
さらに、固定接点23kを有する接点パターン25bはスルーホール27aにより回路基板20の裏面の接点パターン26aと接続され、さらに、この接点パターン26aがスルーホール27bを介して上記接点パターン25aに接続されており、これにより固定接点23kはコネクタ端子ACCに接続されている。
【0053】
また、コネクタ端子Eには、上記固定接点23c、23g、23i、23mが接点パターン25cを介して接続されている。
【0054】
さらに、コネクタ端子Mには、上記固定接点23j、23l、23n、23pが接点パターン25dを介して接続されている。
【0055】
さらに、上記固定接点23b、23dを有する接点パターン25e、25fは各々スルーホール27c、27dを介して回路基板20の裏面の接点パターン26bに接続され、この接点パターン26bを介して固定接点24aに接続されている。
【0056】
さらに、上記固定接点23f、23hを有する接点パターン25g、25hは各々スルーホール27e、27fを介して回路基板20の裏面の接点パターン26cに接続され、この接点パターン26cを介して固定接点24dに接続されている。
【0057】
さらに、回路基板20の裏面において、固定接点24b、24c、24e、24fは各々接点パターン26d、26e、26f、26gを介してコネクタ端子MRV、MLV、MRH、MLHに接続されている。
【0058】
詳細な説明は省略するが、図12に概略的に示すように、車両用の右側ミラー30には鏡面角度を上下方向に調整するための電動モーター28aと、鏡面角度を左右方向に調整するための電動モーター28bとが組み込まれており、また、車両用の左側ミラー31には鏡面角度を上下方向に調整するための電動モーター28cと、鏡面角度を左右方向に調整するための電動モーター28dとが組み込まれている。
【0059】
そして、上記コネクタ端子MRV、MLV、MRH、MLHは各々上記電動モーター28a〜28dの一方の端子に接続されており、また、上記コネクタ端子Mは上記電動モーター28a〜28dの他方の端子に接続されている。
【0060】
さらに、上記コネクタ端子ACCは直流電源29の正側電極に接続されており、上記コネクタ端子Eは直流電源29の負側電極に接続されている。
【0061】
次に、図3〜図5に示すように、回路基板20の表面側のスイッチハウジング11内すなわちケース13内には、押圧スイッチ部材32が設けられており、この押圧スイッチ部材32は回路基板20の表面側で十字方向に各々2組ずつ計8組をなす固定接点23a〜23pに対し電気的に接触させる8つの可動接点33a〜33hと、該可動接点33a〜33hを回路基板20の表面の固定接点23a〜23pから離間した位置に弾性的に支持する弾性部材34とを有している。
【0062】
弾性部材34は外形が略矩形をなしたラバーの一体成形品からなり、2つずつ十字方向に配設した計8つのドーム部を有し、各々のドーム部の頂部内面に可動接点33a〜33hを構成する金属片を一体成形してなる。弾性部材34の4つのコーナー部には各々切欠き34a〜34dが形成されている。
【0063】
このような構成の押圧スイッチ部材32は一般にラバーコンタクトと称されるものであり、弾性部材34の各ドーム部を上から押圧して可動接点33a〜33hを対応する固定接点23a〜23pに接触させるとき、並びに、可動接点33a〜33hが弾性部材34の弾性により離間位置へと復帰するときにそれぞれクリック感を生じさせることができるものである。
【0064】
図5(a)、(b)に示すように、ケース13の内側面に設けられている上記リブ13aは、弾性部材34の4辺に当接して弾性部材34を回動規制するとともに、弾性部材34をケース13内に位置決めする役割を果たすものとなっている。
【0065】
一方、図3、図4、図6に示すように、回路基板20の裏面側のスイッチハウジング11内、すなわち、ベース12の上面12aに開口して設けられた凹部35には回動スイッチ部材36が回動可能に設けられている。
ベース12の凹部35の底面中央には軸部37が突設されており、回動スイッチ部材36の底面中央に形成された軸穴38がこの軸部37に回動可能に嵌合している。
【0066】
回動スイッチ部材36の上面中央には上方に突出して延びる回動軸39が一体に設けられており、この回動軸39を中心としてその両側方に上面に開口する2つの収容溝36a、36b(図7参照)が形成され、これら収容溝36a、36bにそれぞれ可動接点40,41と該可動接点40、41を回路基板20の裏面に向けて付勢するばね42,43が収容されている。
【0067】
また、図7に示したように、回動スイッチ部材36の外周面には周方向に延びる2つの凹溝36c、36dが形成されており、ベース12の凹部35の内周面に突設された2つのリブ35a、35b(図6参照)がこれら凹溝36c、36d内に各々位置することにより、回動スイッチ部材36の回動角度が略90°の範囲内に規制されるようになっている。
【0068】
図11(b)において、符号40a〜40cおよび符号41a〜41cは各々回動スイッチ部材36の可動接点40,41の位置を概略的に示したものである。
【0069】
回動スイッチ部材36が中立位置にあるとき、可動接点40、41は符号40a、41aの位置にある。この中立位置から回動スイッチ部材36が図11(b)中時計方向に略45°回動すると、可動接点40、41は符号40b、41bの位置に到達する。
【0070】
この位置において可動接点40は回路基板20の裏面の固定接点24d、24eに電気的に接触し、可動接点41は回路基板20の裏面の固定接点24a、24bに電気的に接触する。
【0071】
一方、回動スイッチ部材36が中立位置から図11(b)中反時計方向に略45°回動すると、可動接点40、41は符号40c、41cの位置に到達する。
【0072】
この位置において可動接点40は回路基板20の裏面の固定接点24a、24cに電気的に接触し、可動接点41は回路基板20の裏面の固定接点24d、24fに電気的に接触する。
【0073】
図3、図4、図10に示すように、回動軸39は回路基板20に形成された軸孔44を貫通して回路基板20の表面側のスイッチハウジング11内へと延びている。押圧スイッチ部材32も中央部に開口部45を有しておりおり、回動軸39は押圧スイッチ部材32の開口部45を貫通して上方へと延びている。
【0074】
一方、操作ノブ15は、スイッチハウジング11内へと延びる操作軸46を一体に形成したものとなっており、操作軸46の先端は、回動軸39の先端に対し該回動軸39とともに回動可能且つ該回動軸39に対し傾動可能に係合している。
【0075】
更に具体的に説明すると、図3、図4、図7、図10に示すように、回動軸39の先端面中央にはその直径方向に延びる板片状の突起部47が一体に設けられており、この突起部47の頂部は横断面略半円形をなしているとともに(図7(b)、(f)参照)、長さ方向に沿って円弧状に延びている(図7(c)、(e)参照)。
【0076】
一方、図4に示すように、操作軸46の先端部には回動軸39の突起部47と係合する凹溝48が形成されており、この凹溝48は突起部47の横断面形状にほぼ対応して断面略U字状に形成されている。
【0077】
回動軸39と操作軸46とは上記形状をなして係合しているので、操作ノブ15を回動操作したときは、操作軸46と一体となって回動軸39が回動する。
また、操作ノブ15を十字方向に傾動操作したときは、操作軸46は回動軸39によって規制されることなく、操作ノブ15とともに回動軸39の軸線に対し傾動することができる。
【0078】
操作ノブ15の操作軸46には、操作ノブ15を十字方向に傾動したとき押圧スイッチ部材32を押圧して各傾動方向に対応する押圧スイッチ部材32の可動接点33a〜33fを回路基板20の表面側の固定接点23a〜23pに接触させる押圧操作部49が一体的に設けられている。
【0079】
この実施形態においては、押圧操作部49は合成樹脂の成形品であり、図8に示す如く、操作軸46は押圧操作部49の中央部に形成された軸孔50に一体的に嵌合されており、且つ、操作軸46に形成された係止突起51が押圧操作部49に係合することにより、軸孔50からの抜けを適度の力で防止するものとなっている。
【0080】
さらに、この実施形態においては、押圧操作部49と押圧スイッチ部材32との間に介在させて、スイッチハウジング11内に節度部材52が回動不可能且つ傾動可能に収容されている。節度部材52もまた合成樹脂の成形品である。
【0081】
図9に示すように、この節度部材52の中央には回動軸39を挿通させる軸孔53が形成されている。この軸孔53の周囲に沿って節度部材52の上面には環状に延びるクリック溝54が形成されている。
クリック溝54は等間隔に8つの谷部54a〜54hを有し、各々の谷部54a〜54hの中間部に山部を有している。
【0082】
一方、図8に示すように、押圧操作部49の下面にはクリック溝54に当接可能な4つの節度突起55が十字方向に配置されて設けられており、節度部材52は押圧スイッチ部材32の弾性部材34の弾性により節度突起55を介して押圧操作部49に弾性的に当接されるようになっている。
【0083】
操作ノブ15が左右回動の中立位置に有るとき、押圧操作部49の節度突起55が節度部材52のクリック溝54の谷部54a、54c、54e、54gに当接する位置にあり、この中立位置から操作ノブ15を時計方向又は反時計方向に略45°回動させる間に、押圧操作部49の節度突起55は節度部材52のクリック溝54の山部を1つ乗り越えて隣の谷部へと移動することにより、節度感が得られる。
【0084】
また、節度部材52は押圧スイッチ部材32の弾性部材34の弾性により節度突起55を介して押圧操作部49に弾性的に当接しているので、操作ノブ15の傾動操作によって押圧操作部49を傾動させた後、操作ノブ15から手を離すと、押圧操作部49とともに操作ノブ15が押圧スイッチ部材32の弾性部材34の弾性復帰力を受けて傾動位置から中立位置へと復帰することができる。
【0085】
さらに、節度部材52の軸孔53とクリック溝54との間には軸孔53の周りに沿って円弧状に延びる2つの凹溝56a、56bが形成されており、押圧操作部49の下面にはこれら凹溝56a、56b内に入り込む2つの回動規制突起57が形成されている。
【0086】
回動規制突起57と凹溝56a、56bとの係合により、節度部材52に対する押圧操作部49の回動角度を略90°(中立位置から時計方向および反時計方向に各々略45°)の範囲内に規制することができる。
【0087】
さらに、図9に示すように、この実施形態においては、節度部材52は略矩形の外形をなしており、その4つのコーナー部に回路基板20の表面側に向けて突出する4つの突起部58a、58b、58c、58dが各々設けられている。
これら突起部58a、58b、58c、58dは、節度部材52による押圧スイッチ部材32のいわゆる斜め押しを防止するためのものである。
【0088】
上記したように、押圧スイッチ部32の弾性部材34の4つのコーナー部には切欠き34a、34b、34c、34dが形成されており(図5参照)、突起部58a、58b、58c、58dは弾性部材34の切欠き34a、34b、34c、34dを介して回路基板20の表面に当接可能となっている。
【0089】
すなわち、突起部58a、58b、58c、58dは、押圧スイッチ部材32の可動接点33a〜33hの配置領域の外側で且つ押圧スイッチ部材32の可動接点33a〜33hの十字配置に対し各々の中間に位置するように配置されている。
【0090】
そして、これら突起部58a、58b、58c、58dの突出高さは、節度部材52が押圧スイッチ部材32の可動接点33a〜33hの十字状配置に対応する十字方向に傾動するときは、突起部58a、58b、58c、58dが回路基板20に当接する前に押圧スイッチ部材32の可動接点33a〜33hが回路基板20の表面側の固定接点23a〜23pに接触し、且つ、節度部材52が可動接点33a〜33hの十字配置に対する中間位置方向(節度部材52のコーナー部を押し下げる方向)に傾動するときは、押圧スイッチ部材32の可動接点33a〜33hが回路基板20の表面側の固定接点23a〜23pに接触する前に突起部58a、58b、58c、58dが回路基板20に当接するように設定されている。
【0091】
さらに、図3、図4に示すように、この実施形態においては、ケース13がその頂部13cに操作ノブ15の操作軸を通す開口13dを有するとともに、該頂部13cをドーム状に形成したものとなっており、一方、押圧操作部49は、ケース13のドーム状の頂部13cの内面に摺動可能に係合するドーム部49aを有している。
【0092】
上記構成を有する車両用ミラーコントロールスイッチにおいては、操作ノブ15を中立位置で軸線回りに回動すると、操作軸46および回動軸39を介して回動スイッチ部材36が連動して回動し、該回動スイッチ部材36の回動位置に応じて、該回動スイッチ部材36に設けられている可動接点40、41を回路基板20の裏面に設けられている固定接点24a〜24fに対し選択的に接触させることことができる。
したがって、操作ノブ15の回動により、回路基板20の裏面側に設けられているスイッチ回路を切り換えることができる。
【0093】
一方、操作ノブ15の操作軸46は回動軸39の先端に対し自由に傾動することができるので、操作ノブ15を中立位置から十字方向に傾動させると、操作軸46を介して押圧操作部49が操作ノブ15とともに傾動し、節度部材52を介して押圧スイッチ部材32を押圧する。
【0094】
これにより、操作ノブ15の傾動方向に対応して押圧スイッチ部材32の可動接点33a〜33hを回路基板20の表面上の固定接点23a〜23pに選択的に接触させることができる。
【0095】
したがって、操作ノブ15を中立位置から十字方向に傾動することにより回路基板20の表面側に設けられているスイッチ回路を4通りに切り換えることができる。
【0096】
したがって、操作ノブ15の回動操作により車両用の左右のミラー30、31のどちらかを選択し、その後操作ノブ15を中立位置から十字方向に傾動することにより選択したミラーの鏡面角度を上下左右4方向に調整することができる。
【0097】
しかも、4方向切換用スイッチ回路を構成する固定接点23a〜23pは回路基板20の表面に設け、且つ、他のスイッチ回路を構成する固定接点24a〜24fを回路基板20の裏面に設けているので、両スイッチ回路の固定接点23a〜23p、24a〜24fを十分な余裕をもって回路基板20の両面に配置することができる。
【0098】
したがって、高い加工精度や組付け精度を必要とすることなく固定接点に対する可動接点の電気的接続の安定性および信頼性を確保できるようになる。
【0099】
さらに、操作ノブ15の傾動による押圧スイッチ部材32の押圧操作は、回路基板20の裏面側のスイッチ回路の切り換え操作とは全く切り離して行うことができるので、操作ノブ15には操作性の観点から所望量の傾動量を確保することができる。
したがって、操作ノブ15の操作性に優れた車両用ミラーコントロールスイッチを提供することができる。
【0100】
また、上記構成を有する車両用ミラーコントロールスイッチにおいては、押圧スイッチ部材32の弾性部材34により節度突起55を介して節度部材52を押圧操作部49に弾性的に当接させているので、別途に付勢手段を必要とすることなく、操作ノブ15を傾動させたときに中立位置に復帰させることができるとともに、操作ノブ15の軸線回りの回動に節度感を付与することができる。
【0101】
したがって、操作ノブ15の傾動および回動操作性が良好で且つ構造を簡素化することができ、構成部品を少なくできる車両用ミラーコントロールスイッチを提供することができる。
【0102】
さらに、上記構成を有する車両用ミラーコントロールスイッチにおいては、操作ノブ15を、押圧スイッチ部材32の可動接点23a〜33hの十字配置に対応する十字方向に傾動させたときのみ、その傾動方向に対応する押圧スイッチ部材32の可動接点32a〜33hを回路基板20の表面上の固定接点23a〜23pに接触させることができるので、押圧スイッチ部材32における異方向用の可動接点が同時に回路基板20の表面上の固定接点23a〜23pに接触することを防止することができる。
【0103】
また、操作ノブ15を十字方向のうちの1つの方向に傾動させた後、操作ノブを中立位置まで戻すことなく、他の方向に傾動させることができるので、操作ノブ15による電動ミラーの鏡面の上下左右方向への角度調整を迅速にに行うことができる。
したがって、操作ノブ15による電動ミラーの鏡面角度調整の操作性に優れた車両用ミラーコントロールスイッチを提供することができる。
【0104】
さらに、上記構成を有する車両用ミラーコントロールスイッチにおいては、スイッチハウジング11におけるケース13の頂部13cの開口部13dと操作ノブ15の操作軸46との間に生じる隙間を押圧操作部49のドーム部49aにより塞いだ状態のまま操作ノブ15を傾動させることができるので、スイッチハウジング11の内部にゴミ等が入りにくい車両用ミラーコントロールスイッチを提供することができる。
【0105】
以上図示実施形態につき説明したが、本発明は上記実施形態の態様のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内でその構成要素に種々の変更を加えることができる。
【0106】
例えば、上記実施形態においては、節度部材52にクリック溝54が形成されるとともに、押圧操作部49に節度突起55が形成されているが、押圧操作部49にクリック溝を形成し、節度部材52に節度突起を形成しても同様の作用効果を奏することができる。
【0107】
また、節度部材52を省略して操作ノブ15の傾動時に押圧操作部49により直接押圧スイッチ部32を押圧するように構成してもよい。
そして、この場合、回動スイッチ部材36とベース12との間に節度感を発生する機構を付加してもよい。
【0108】
さらに、上記実施形態においては、押圧スイッチ部材32がいわゆるラバーコンタクトからなるので、簡単な構造で操作ノブ15の傾動時に適度のクリック感を生じさせることができるが、押圧スイッチ部材32の弾性部材としては、可動接点を固定接点から離間した位置に弾性的に支持するものであれば如何なる形態のものであってもよい。
【0109】
さらに、上記実施形態においては、回動スイッチ部材36は中立位置から時計方向および反時計方向へ各々略45°回動して2つの電動ミラーの選択を行うことができるが、回路基板の裏面上に配置する固定接点の数を増やすことができるので、3つ以上の電動ミラーを選択できるように構成することもできる。
【0110】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、角度調整を行う電動ミラーの選択と、選択された電動ミラーにおける鏡面角度の調整とを単一の操作ノブで行うことができるとともに、スイッチ回路の固定接点を十分な余裕をもって回路基板上に配置することができる。
【0111】
これにより高い加工精度や組付け精度を必要とすることなく固定接点に対する可動接点の電気的接続の安定性および信頼性を確保でき、しかも、操作ノブの操作性に優れた車両用ミラーコントロールスイッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す車両用ミラーコントロールスイッチの正面図である。
【図2】図1に示すミラーコントロールスイッチのカバーのみを図1中2−2線に沿って切断して示す当該スイッチの側面図である。
【図3】図2は図1に示すミラーコントロールスイッチを図1中2−2線に沿って切断した断面側面図である。
【図4】図1に示すミラーコントロールスイッチを分解して示した断面図である。
【図5】(a)、(b)、(c)は、各々図1に示すミラーコントロールスイッチの組み立て途中状態の断面図、底面図、(a)中5c−5c線に沿った断面図である。
【図6】(a)、(b)、(c)は、各々図1に示すミラーコントロールスイッチのスイッチハウジングの一部を構成するベース部材の平面図、(a)中6b−6b線に沿った断面図、(a)中6c−6c線に沿った断面図である。
【図7】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)は、各々図1に示すミラーコントロールスイッチの回動スイッチ部材を示す平面図、正面図、右側面図、底面図、(b)中7e−7e線に沿った断面図、(c)中7f−7f線に沿った断面図である。
【図8】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、各々図1に示すミラーコントロールスイッチの押圧操作部を示す平面図、正面図、底面図、(a)中8d−8d線に沿った断面図、(a)中8e−8e線に沿った断面図である。
【図9】(a)、(b)、(c)、(d)は、各々図1に示すミラーコントロールスイッチの節度部材を示す平面図、(a)中9b−9b線に沿った断面図、(a)中9c−9c線に沿った断面図、(a)中9d−9d線に沿った断面図である。
【図10】(a)、(b)、(c)は、各々図1に示すミラーコントロールスイッチの動作状態を模式的に示す断面図である。
【図11】(a)、(b)は、各々図1に示すミラーコントロールスイッチの回路基板の表面側を示す平面図および裏面側を示す底面図である。
【図12】図1に示すミラーコントロールスイッチを用いて自動車の左右ドアミラーを上下左右に角度調整する場合の電気回路図である。
【符号の説明】
11 スイッチハウジング
12 ベース
13 ケース
13c ケースの頂部
13d 開口
14 カバー
15 操作ノブ
20 回路基板
23a〜23p 表面側の固定接点
24a〜24f 裏面側の固定接点
28a〜28d 電動モーター
30、31 電動ミラー
32 押圧スイッチ部材
33a〜33h 可動接点
34 弾性部材
36 回動スイッチ部材
39 回動軸
40、41 可動接点
42、43 ばね
46 操作軸
47 回動軸の突起部
48 操作軸の凹溝
49 押圧操作部
49a 押圧操作部のドーム部
52 節度部材
54 クリック溝
54a〜54g クリック溝の谷部
55 節度突起
58a〜58d 突起部

Claims (2)

  1. スイッチハウジング内に設けた回路基板の表面に4方向切換用スイッチ回路を構成する固定接点を十字方向に配置して設け、
    回路基板の裏面に他のスイッチ回路を構成する複数組の固定接点を設け、
    回路基板の表面側のスイッチハウジング内に、回路基板の表面側の固定接点に電気的に接触させる可動接点と該可動接点を回路基板の表面側の固定接点から離間した位置に弾性的に支持する弾性部材のドーム部とを有する複数の押圧スイッチ部材を設け、
    回路基板の裏面側のスイッチハウジング内に回動可能に設けた回動スイッチ部材に、その回動位置に応じて回路基板の裏面側の固定接点に電気的に接触する可動接点を設けるとともに、回路基板に形成した軸孔を貫通して回路基板の表面側のスイッチハウジング内へと延びる回動軸を一体的に設け、
    操作ノブからスイッチハウジング内へと延びた操作軸の先端を、前記回動軸の先端に対し該回動軸とともに回動可能且つ該回動軸に対し傾動可能に係合させ、操作ノブの操作軸には操作ノブを十字方向に傾動したとき押圧スイッチ部材を押圧して各傾動方向に対応する押圧スイッチ部材の可動接点を回路基板の表面側の固定接点に接触させる押圧操作部を一体的に設け、
    前記回転スイッチ部材の回転軸を挿通する軸孔を形成し、操作ノブの操作軸に設けた押圧操作部と押圧スイッチ部材の複数のドーム部との間で保持するとともに、回路基板の表面側のスイッチハウジング内で回動不可能とする一方、傾動可能として収容した節度部材を設け、この節度部材の上面側と前記押圧操作部の底面側の一方にはクリック溝を、その他方には該クリック溝に当接する節度突起を設け、
    押圧スイッチ部材の弾性部材からなるドーム部の弾性力により、前記クリック溝と前記節度突起とを弾性的に当接させ、さらに、スイッチハウジングはその頂部に操作ノブの操作軸を通す開口を有するとともに、該頂部をドーム状に形成しており、前記操作ノブの操作軸に設けた押圧操作部は押圧スイッチ部材の前記ドーム部の弾性力によってスイッチハウジングのドーム状の頂部内面に摺動可能に係合するドーム部を有することを特徴とする車両用ミラーコントロールスイッチ。
  2. 請求項1に記載のミラーコントロールスイッチにおいて、
    節度部材には押圧スイッチ部材の可動接点の配置領域の外側で且つ押圧スイッチ部材の可動接点の十字配置に対し各々の中間に位置する4つの突起部を回路基板の表面に対し当接可能に設け、
    これら突起部は、節度部材が押圧スイッチ部材の可動接点の十字位置に対応する十字方向に傾動するときは突起部が回路基板に当接する前に押圧スイッチ部材の可動接点か回路基板の表面側の固定接点に接触し、且つ、節度部材が可動接点の十字位置に対する中間位置方向に傾動するときは押圧スイッチ部材の可動接点が回路基板の表面側の固定接点に接触する前に突起部が回路基板に当接するように、各々の突出高さが設定されていることを特徴とする車両用ミラーコントロールスイッチ。
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