JP4091197B2 - 回転電機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばロータの回転によりステータに交流電圧が生じる回転電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の回転電機である車両用交流発電機(以下、発電機と略称する。)の側断面図である。
この発電機は、アルミニウム製のフロントブラケット1及びリヤブラケット2から構成されたケース3と、このケース3内に回転自在に設けられ一端部にプーリ4が固定されたシャフト5と、このシャフト5に固定されたランドル型のロータ6と、このロータ6の両側に固定されたファン7と、ケース3の内壁面に固定されたステータ8と、シャフト5の他端部に固定されロータ6に電流を供給するスリップリング9と、スリップリング9に摺接するブラシ10と、このブラシ10を収納したブラシホルダ11と、ステータ8と電気的に接続されステータ8で生じた交流を直流に整流する整流器12と、ブラシホルダ11に嵌着されたヒートシンク13と、ヒートシンク13に接着されステータ8で生じた交流電圧の大きさを調整するレギュレータ14とを備えている。
【0003】
ロータ6は、電流を流して磁束を発生するロータコイル15と、このロータコイル15を覆い磁束によって磁極が形成されるポールコア16を備えている。ポールコア16は、一対の交互に噛み合った第1のポールコア体17及び第2のポールコア体18を備えている。第1のポールコア体17及び第2のポールコア体18は鉄製であり、かつ端部に全部で8個の爪状磁極19、20を有している。隣り合う爪状磁極19、20間には、爪状磁極19、20間で磁束が漏れないように、またロータコイル15を冷却するための冷却通路となる隙間(図示せず)が形成されている。
【0004】
ステータ8は、ステータコア22と、このステータコア22に導線が巻回された三相ステータコイル23とを備えている。ステータコア22は、薄板鋼板を等間隔に凹凸形状に打ち抜いて巻き重ね、あるいは積層して円環形状に構成されている。図6はティース部26及びスロット27が9箇所形成されたステータ8を平坦に展開したときの図であるが、ステータコア22の内周部には、軸線方向に延びたスロット25及びティース部26が形成されている。ティース部26は円環状では機械角360°/9で40°の均等間隔で形成されている。この例では、8極に均等にスロット27が対応するので、スロット27の開口部29の径方向に延びた中心線A間の電気角は160°である。
【0005】
スロット27には、3相ステータコイル23が組み込まれている。この3相ステータコイル23は、ティース部26に導線が巻回されたU相コイル部31、V相コイル部32及びW相コイル部33から構成されている。
この3相ステータコイル23は、所謂「集中巻き」と言われる方法で形成されるが、以下、その手順を説明する。先ず、No.1のティース部26に導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.2のティース部26に導線を反時計方向に巻回する。さらに、No.3のティース部26に時計方向に導線を巻回してU相コイル部31を形成する。
同様に、No.4のティース部26に導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.5のティース部26に導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.6のティース部26に時計方向に導線を巻回してV相コイル部32を形成する。
同様に、No.7のティース部26に導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.8のティース部26に導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.9のティース部26に時計方向に巻回してW相コイル部33を形成する。
最後に、U相コイル部31、V相コイル部32及びW相コイル部33のそれぞれの一端部を出力端子に接続し、他端部を中性点に電気的に接続する。
【0006】
上記構成の車両用交流発電機では、バッテリ(図示せず)からブラシ10、スリップリング9を通じて、ロータコイル15に電流が供給されて磁束が発生し、第1のポールコア体17の爪状磁極19にはN極が界磁され、第2のポールコア体18にはS極が界磁される。
一方、エンジンによってプーリ4は回転され、シャフト5とともにロータ6が回転する。このため、ステータコイル23には回転磁界が与えられ、起電力が生じる。この交流の起電力は、整流器12を通って直流に整流されるとともに、レギュレータ14によってその大きさが調整されて、バッテリに充電される。
【0007】
【発明を解決しようとする課題】
従来の8極のロータ6、及びスロット数9、集中巻きのステータ8を有する車両用交流発電機では、全ての導線がティース部26に集中して巻回されるため、分布巻きや波巻き等と比較してロータコイルエンド部を小さくすることができ、導線の使用量が低減することができ、銅損を低減する利点があるものの、磁束密度波形の各次数の高調波が現れやすい。そして、この高調波が互いに干渉することによって磁束の脈動が大きく、発生電圧の変動が大きくなるという問題点があった。
また、ロータ6の爪状磁極19、20とステータ8との間では磁気吸引力が生じるが、この高調波に起因してステータ8やケース3等が共振することや、ロータ6の爪状磁極19、20が振動することで、乗員にとって不快な音が生じるという問題点があった。
【0008】
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、磁束の脈動、及びステータとロータとの間の磁気吸引力に大きな影響を与える、高次数のステータ起磁力高調波を低減でき、発生電圧の変動及び騒音を低減することができる。回転電機を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る回転電機は、内周に軸線方向に延びた9n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、並びに前記スロットに組み込まれた第1の3相ステータコイル及び第2の3相ステータコイルを有するステータと、前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、前記第1の3相ステータコイル及び前記第2の3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画するティース部に導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成されたものであって、前記第1の3相ステータコイルの前記各相コイル部と、この各相コイル部に対応した前記第2の3相ステータコイルの前記各相コイル部とは、周方向に一つの前記ティース部分ずれた関係にある。
【0010】
この発明に係る回転電機は、内周に軸線方向に延びた18n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、並びに前記スロットに組み込まれた第1の3相ステータコイル及び第2の3相ステータコイルを有するステータと、前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、前記第1の3相ステータコイル及び前記第2の3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画する隣接した一対のティース部にわたって導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成され、前記第1の3相ステータコイルの前記各相コイル部と、この各相コイル部に対応した前記第2の3相ステータコイルの前記各相コイル部とは、周方向に一つの前記ティース部分ずれた位置関係にあるものであって、隣接した各前記スロットの開口部の径方向に延びた中心線間の間隔が不均等である。
【0011】
この発明に係る回転電機では、スロット間を区画するティース部の先端部には周方向に延びたつばが形成されており、このつばの長さにより隣接した開口部の中心線間の間隔を調整するようになっている。
【0012】
この発明に係る回転電機では、スロット間を区画するティース部の周方向の幅が不均等である。
【0013】
この発明に係る回転電機では、スロットの数は18,磁極の数は8であり、隣接した開口部の中心線間の間隔は、電気角で60°または90°である。
【0014】
この発明に係る回転電機は、内周に軸線方向に延びた9n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、及び前記スロットに組み込まれた3相ステータコイルを有するステータと、前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、前記3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画するティース部に導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成されたものであって、間隔をおいて3n個のティース部のそれぞれには前記U相コイル部、前記V相コイル部及び前記W相コイル部のうちから2つの相コイル部の一部が巻回されており、前記スロット間を区画するティース部の周方向の幅が不均等である。
【0015】
この発明に係る回転電機は、内周に軸線方向に延びた18n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、及び前記スロットに組み込まれた3相ステータコイルを有するステータと、前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、前記3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画するティース部に導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成されたものであって、間隔をおいて3n個のティース部のそれぞれには前記U相コイル部、前記V相コイル部及び前記W相コイル部のうちから2つの相コイル部の一部が巻回されており、前記スロットの数は18,磁極の数は8であり、隣接した開口部の中心線間の間隔は、電気角で60°または90°である。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による回転電機である車両用交流発電機のステータ50の説明図であり、円環状のステータ50を平坦化して示している。この実施の形態では、このステータ50以外の構成は図5及び図6に示した構成と同様であり、以下の説明では同一符号を付して説明する。
ステータ50は、内周に軸線方向に延びた9箇所の数のスロット51が形成されたステータコア52、及びスロット51に組み込まれた第1の3相ステータコイル53及び第2の3相ステータコイル54を有している。
第1の3相ステータコイル53及び第2の3相ステータコイル54は、それぞれスロット51間を区画するティース部55に導線が巻回されたU相コイル部56,57、V相コイル部58,59及びW相コイル部60,61から構成されている。
【0017】
第1の3相ステータコイル53の各相コイル部56,58,60と、この各相コイル部56,58,60に対応した第2の3相ステータコイル54の各相コイル部57,59,61とは、周方向に1ティース部55ずれた位置関係にあり、第1の3相ステータコイル53と第2の3相ステータコイル54とは20°(160°)の位相差の出力電流がそれぞれ流れるようになっている。
【0018】
以下、ステータコア52に第1の3相ステータコイル53及び第2の3相ステータコイル54の組み込む手順について説明する。
先ず、No.1のティース部55に導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.2のティース部55に導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.3のティース部55に時計方向に導線を巻回して第1の3相ステータコイル53のU相コイル部56を形成する。
同様に、No.4のティース部55に導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.5のティース部55に導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.6のティース部55に時計方向に導線を巻回して第1の3相ステータコイル54のV相コイル部58を形成する。
同様に、No.7のティース部55に導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.8のティース部55に導線を反時計方向に巻回する。さらに、No.9のティース部55に時計方向に巻回して第1の3相ステータコイル54のW相コイル部60を形成する。
その後、U相コイル部56、V相コイル部58及びW相コイル部60のそれぞれの一端部を出力端子に接続し、他端部を中性点に電気的に接続する。
【0019】
次に、No.2のティース部55に導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.3のティース部55に導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.4のティース部55に時計方向に導線を巻回して第2の3相ステータコイル54のU相コイル部57を形成する。
同様に、No.5のティース部55に導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.6のティース部55に導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.7のティース部55に時計方向に導線を巻回して第2の3相ステータコイル54のV相コイル部59を形成する。
同様に、No.8のティース部55に導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.9のティース部55に導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.1のティース部55に時計方向に巻回して第2の3相ステータコイル54のW相コイル部61を形成する。
その後、U相コイル部57、V相コイル部59及びW相コイル部61のそれぞれの一端部を出力端子に接続し、他端部を中性点に電気的に接続する。
【0020】
この実施の形態では、第1の3相ステータコイル53及び第2のステータコイル54は、ステータコア52に、第1の3相ステータコイル53の各相コイル部56,58,60と、この各相コイル部56,58,60に対応した第2の3相ステータコイル54の各相コイル部57,59,61とが、周方向に1ティース部55ずれた位置関係でティース部55に組み込まれており、表1から分かるように、ステータ起磁力高調波の発生割合(基本波に対して)は従来例で示した所謂集中巻きと比較して、低減することができる。なお、表1は本願の発明者が電磁界解析により求めた表である。
【0021】
【表1】
【0022】
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2による回転電機である車両用交流発電機のステータ65の説明図であり、円環状のステータ65を平坦化して示している。
このステータ65は、内周に軸線方向に延びた9の数のスロット66が形成されたステータコア67、及びスロット66に組み込まれた3相ステータコイル68を有している。
3相ステータコイル68は、それぞれスロット66間を区画するティース部69に導線が巻回されたU相コイル部70、V相コイル部71及びW相コイル部72から構成されている。
No.1のティース部69にはU相コイル部70の一部及びW相コイル部72の一部が巻回されている。No.4のティース部69にはU相コイル部70の一部及びV相コイル部72の一部が巻回されている。No.7のティース部69にはV相コイル部70の一部及びW相コイル部72の一部が巻回されている。
【0023】
以下、ステータコア67に3相ステータコイル68を組み込む手順について説明する。
先ず、No.1のティース部69に導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.2のティース部69に導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.3のティース部69に時計方向に導線を巻回し、さらにまたNo.4のティース部69の途中まで導線を反時計方向に巻回して3相ステータコイル68のU相コイル部70を形成する。
同様に、No.4のティース部69の途中から導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.5のティース部69に導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.6のティース部69に時計方向に導線を巻回し、さらにまたNo.7のティース部69の途中まで導線を反時計方向に巻回して3相ステータコイル68のV相コイル部71を形成する。
同様に、No.7のティース部69に導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.8のティース部69に導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.9のティース部69に時計方向に導線を巻回し、さらにまたNo.1のティース部69の途中まで導線を巻回して3相ステータコイル68のW相コイル部72を形成する。
その後、U相コイル部70、V相コイル部71及びW相コイル部72のそれぞれの一端部を出力端子に接続し、他端部を中性点に電気的に接続する。
【0024】
この実施の形態2では、No.1のティース部69にはU相コイル部70の一部及びW相コイル部72の一部が巻回され、No.4のティース部69にはU相コイル部70の一部及びV相コイル部72の一部が巻回され、またNo.7のティース部69にはV相コイル部70の一部及びW相コイル部72の一部が巻回されており、表1から分かるように、ステータ起磁力高調波の発生割合(基本波に対して)は従来例で示した所謂集中巻きと比較して、低減することができる。
【0025】
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3による回転電機である車両用交流発電機のステータ75の説明図であり、円環状のステータ75を平坦化して示している。
このステータ75は、内周に軸線方向に延びた18の数のスロット76が形成されたステータコア77、並びにスロット76に組み込まれた第1の3相ステータコイル78及び第2の3相ステータコイル79を有している。
ステータ75の内側には回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル15及びこのロータコイル15を覆い磁束によって8磁極が形成されるポールコア16を有するロータ6とを有している。
【0026】
第1の3相ステータコイル78及び第2の3相ステータコイル79は、それぞれスロット76間を区画する隣接した一対のティース部80にわたって導線が巻回されたU相コイル部81,82、V相コイル部83,84及びW相コイル部85,86から構成されている。
第1の3相ステータコイル78の各相コイル部81,83,85と、この各相コイル部81,83,85に対応した第2の3相ステータコイル79の各相コイル部82,84,86とは、周方向に一つのティース部80分ずれた配置関係にある。
隣接した各スロット76は、開口部87の径方向に延びた中心線A間の間隔T1,T2,T3が不均等になるように形成されている。
【0027】
図4は間隔T1,T2,T3の値を電気角150°、180°、150°にした場合の例である。この例では、ティース部80の中間部の周方向の幅寸法をa:b=5:6の関係になるように設定して、間隔T1,T2,T3を定めている。
なお、間隔T1,T2,T3は、ティース部80の先端部のつば88の周方向の長さ寸法を調整することで、定めることもできる。
また、つば88は、薄板打ち抜きの際に形成する必要はなく、3相ステータコイル78,79をステータコア77に組み入れた後、ティース部80の先端部を加工して形成してもよい。
【0028】
以下、ステータコア77に第1の3相ステータコイル78及び第2の3相ステータコイル79の組み込む手順について説明する。
先ず、No.1のティース部80及びNo.2のティース部80にわたって導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.3及びNo.4のティース部80にわたって導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.5及びNo.6のティース部80にわたって時計方向に導線を巻回して第1の3相ステータコイル78のU相コイル部81を形成する。
次に、No.7のティース部80及びNo.8のティース部80にわたって導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.9及びNo.10のティース部80にわたって導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.11及びNo.12のティース部80にわたって時計方向に導線を巻回して第1の3相ステータコイル78のV相コイル部83を形成する。
その次に、No.13のティース部80及びNo.14のティース部80にわたって導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.15及びNo.16のティース部80にわたって導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.17及びNo.18のティース部80にわたって時計方向に導線を巻回して第1の3相ステータコイル78のW相コイル部85を形成する。
その後、U相コイル部81、V相コイル部83及びW相コイル部85のそれぞれの一端部を出力端子に接続し、他端部を中性点に電気的に接続する。
【0029】
次に、No.2のティース部80及びNo.3のティース部80にわたって導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.4及びNo.5のティース部80にわたって導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.6及びNo.7のティース部80にわたって時計方向に導線を巻回して第2の3相ステータコイル79のU相コイル部82を形成する。
次に、No.8のティース部80及びNo.9のティース部80にわたって導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.10及びNo.11のティース部80にわたって導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.12及びNo.13のティース部80にわたって時計方向に導線を巻回して第2の3相ステータコイル79のV相コイル部84を形成する。
その次に、No.14のティース部80及びNo.15のティース部80にわたって導線を時計方向に巻回し、引き続きNo.16及びNo.17のティース部80にわたって導線を反時計方向に巻回し、さらにNo.18及びNo.1のティース部80にわたって時計方向に導線を巻回して第2の3相ステータコイル79のW相コイル部86を形成する。
その後、U相コイル部82、V相コイル部84及びW相コイル部86のそれぞれの一端部を出力端子に接続し、他端部を中性点に電気的に接続する。
【0030】
この実施の形態3では、第1の3相ステータコイル78の各相コイル部81,83,85と、この各相コイル部81,83,85に対応した第2の3相ステータコイル79の各相コイル部82,84,86とは、周方向に一つのティース部80分ずれた位置関係にあり、また隣接した各スロット76は、開口部87の径方向に延びた中心線A間の間隔T1,T2,T3が不等間隔になるように形成されている。そのため、表2から分かるように、ステータ起磁力高調波の発生割合(基本波に対して)は、等間隔と比較して、高調波次数が0.25のときに低減する。なお、表2は本願の発明者が三次元電磁界解析により求めた表である。
また、表3に示すように、間隔が均等であるときの比較して間隔が不均等のときには、巻線係数が大きくなり、発電出力が向上することが分かる。
なお、上記各実施の形態では回転電機として、車両用交流発電機について説明したが、この発明は電動機にも適用することができる。
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る回転電機によれば、内周に軸線方向に延びた9n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、及び前記スロットに組み込まれた第1の3相ステータコイル及び第2の3相ステータコイルを有するステータと、前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、前記第1の3相ステータコイル及び前記第2の3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画するティース部に導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成されたものであって、第1の3相ステータコイルの各相コイル部と、この各相コイル部に対応した第2の3相ステータコイルの前記各相コイル部とは、周方向に一つの前記ティース部分ずれた位置関係にあり、第1の3相ステータコイルと第2の3相ステータコイルとは20°(160°)の位相差の出力が得られるようになっているので、集中巻きであっても、ステータ起磁力高調波の発生が抑制されて、出力の変動及び騒音の発生を低減することができる。
【0034】
また、この発明に係る回転電機によれば、内周に軸線方向に延びた18n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、並びに前記スロットに組み込まれた第1の3相ステータコイル及び第2の3相ステータコイルを有するステータと、前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、前記第1の3相ステータコイル及び前記第2の3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画する隣接した一対のティース部にわたって導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成され、前記第1の3相ステータコイルの前記各相コイル部と、この各相コイル部に対応した前記第2の3相ステータコイルの前記各相コイル部とは、周方向に一つの前記ティース部分ずれた位置関係にあるものであって、隣接した各前記スロットの開口部の径方向に延びた中心線間の間隔が不均等であるので、集中巻きであっても、次数が0.25の固定子起磁力高調波の発生が抑制されて、発生電圧の変動及び騒音の発生を低減することができる。また、巻線係数が大きくなり、出力が向上する。さらに、スロット数に左右されず、目的とする低減脈動を応じて出力位相差角度を設定することができる。
【0035】
また、この発明に係る回転電機によれば、スロット間を区画するティース部の先端部には周方向に延びたつばが形成されており、このつばの長さにより隣接した開口部の中心線間の間隔を簡単に調整することができる。
【0036】
また、この発明に係る回転電機によれば、スロット間を区画するティース部の周方向の幅が不均等であるので、幅小のティース部を通る磁束が増えると磁気飽和が促進されるが、隣接した幅小のティース部では逆に磁気飽和が緩和されることになり、出力が増大する。
【0037】
また、この発明に係る回転電機によれば、スロットの数は18,磁極の数は8であり、隣接した開口部の中心線間の間隔は、電気角で60°または90°であるので、集中巻きであっても、次数が0.25の固定子起磁力高調波の発生が確実に抑制されて、出力の変動及び騒音の発生を低減することができる。また、巻線係数が大きくなり、出力が向上する。
【0038】
また、この発明に係る回転電機によれば、内周に軸線方向に延びた9n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、及び前記スロットに組み込まれた3相ステータコイルを有するステータと、前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、前記3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画するティース部に導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成されたものであって、間隔をおいて3n個のティース部のそれぞれには前記U相コイル部、前記V相コイル部及び前記W相コイル部のうちから2つの相コイル部の一部が巻回されているので、集中巻きであっても、ステータ起磁力高調波の発生が抑制されて、発生出力の変動及び騒音の発生を低減することができる。
また、スロット間を区画するティース部の周方向の幅が不均等であるので、幅小のティ ース部を通る磁束が増えると磁気飽和が促進されるが、隣接した幅小のティース部では逆に磁気飽和が緩和されることになり、出力が増大する。
【0039】
また、この発明に係る回転電機によれば、内周に軸線方向に延びた18n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、及び前記スロットに組み込まれた3相ステータコイルを有するステータと、前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、前記3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画するティース部に導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成されたものであって、間隔をおいて3n個のティース部のそれぞれには前記U相コイル部、前記V相コイル部及び前記W相コイル部のうちから2つの相コイル部の一部が巻回されているので、集中巻きであっても、ステータ起磁力高調波の発生が抑制されて、発生出力の変動及び騒音の発生を低減することができる。
また、スロットの数は18,磁極の数は8であり、隣接した開口部の中心線間の間隔は、電気角で60°または90°であるので、集中巻きであっても、次数が0.25の固定子起磁力高調波の発生が確実に抑制されて、出力の変動及び騒音の発生を低減することができる。また、巻線係数が大きくなり、出力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による車両用交流発電機のステータの平坦展開図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による車両用交流発電機のステータの平坦展開図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による車両用交流発電機のステータの平坦展開図である。
【図4】 スロットの開口部の中心線間の間隔が不均等である例を示す図である。
【図5】 従来の車両用交流発電機の側断面図である。
【図6】 図5のステータの平坦展開図である。
【符号の説明】
16 ポールコア、19,20 爪状磁極、50,65,75 ステータ、52,67,77 ステータコア、51,66,76 スロット、53,78 第1の3相ステータコイル、54,79 第2の3相ステータコイル、55,69,80 ティース部、56,57,70,81,82 U相コイル部、58,59,71,83,84 V相コイル部、60,61,72,85,86 W相コイル部、87 開口部、88 つば、A 中心線。
Claims (7)
- 内周に軸線方向に延びた9n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、並びに前記スロットに組み込まれた第1の3相ステータコイル及び第2の3相ステータコイルを有するステータと、
前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、
前記第1の3相ステータコイル及び前記第2の3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画するティース部に導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成された回転電機であって、
前記第1の3相ステータコイルの前記各相コイル部と、この各相コイル部に対応した前記第2の3相ステータコイルの前記各相コイル部とは、周方向に一つの前記ティース部分ずれた位置関係にある回転電機。 - 内周に軸線方向に延びた18n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、並びに前記スロットに組み込まれた第1の3相ステータコイル及び第2の3相ステータコイルを有するステータと、
前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、
前記第1の3相ステータコイル及び前記第2の3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画する隣接した一対のティース部にわたって導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成され、
前記第1の3相ステータコイルの前記各相コイル部と、この各相コイル部に対応した前記第2の3相ステータコイルの前記各相コイル部とは、周方向に一つの前記ティース部分ずれた位置関係にある回転電機であって、
隣接した各前記スロットの開口部の径方向に延びた中心線間の間隔が不均等である回転電機。 - スロット間を区画するティース部の先端部には周方向に延びたつばが形成されており、このつばの長さにより隣接した開口部の中心線間の間隔を調整するようになっている請求項2に記載の回転電機。
- スロット間を区画するティース部の中間部の周方向の幅が不均等である請求項1ないし3の何れか1項に記載の回転電機。
- スロットの数は18,磁極の数は8であり、隣接した開口部の中心線間の間隔は、電気角で60°または90°である請求項2または3に記載の回転電機。
- 内周に軸線方向に延びた9n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、及び前記スロットに組み込まれた3相ステータコイルを有するステータと、
前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、
前記3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画するティース部に導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成された回転電機であって、
間隔をおいて3n個のティース部のそれぞれには前記U相コイル部、前記V相コイル部及び前記W相コイル部のうちから2つの相コイル部の一部が巻回され、
前記スロット間を区画するティース部の中間部の周方向の幅が不均等である回転電機。 - 内周に軸線方向に延びた18n(n:1以上の整数)の数のスロットが形成されたステータコア、及び前記スロットに組み込まれた3相ステータコイルを有するステータと、
前記ステータの内側に回転自在に設けられ、電流を流して磁束を発生するロータコイル及びこのロータコイルを覆い磁束によって8n個の磁極が形成されるポールコアを有するロータとを備え、
前記3相ステータコイルは、それぞれ前記スロット間を区画するティース部に導線が巻回されたU相コイル部、V相コイル部及びW相コイル部から構成された回転電機であって、
間隔をおいて3n個のティース部のそれぞれには前記U相コイル部、前記V相コイル部及び前記W相コイル部のうちから2つの相コイル部の一部が巻回され、
スロットの数は18,磁極の数は8であり、隣接した開口部の中心線間の間隔は、電気角で60°または90°である回転電機。
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