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JP3870200B2 - ジョブ管理装置、管理方法、コンピュータ可読の記憶媒体 - Google Patents

ジョブ管理装置、管理方法、コンピュータ可読の記憶媒体 Download PDF

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JP3870200B2 JP2004116702A JP2004116702A JP3870200B2 JP 3870200 B2 JP3870200 B2 JP 3870200B2 JP 2004116702 A JP2004116702 A JP 2004116702A JP 2004116702 A JP2004116702 A JP 2004116702A JP 3870200 B2 JP3870200 B2 JP 3870200B2
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Description

本発明は、ジョブ管理装置、管理方法、コンピュータ可読の記憶媒体に関するものである。
近年の複写機のデジタル化に伴い、複写機のスキャナ,プリンタを使用してファクシミリ送受信を行ったり、PDL(Page Description Language)プリンタ等、複数の機能を合わせ持つ複合機が実用化されてきている。このような複合機は、複写機機能,ファクシミリ機能,PDLプリント機能,スキャナ機能等の単機能だけでなく、例えばPDL展開画像をファクシミリ送信するといった複数の機能間でも動作可能となるように構成されている。さらに、複合機をLAN経由で接続することにより、コンピュータ装置等でも複合機の機能を利用できるように構成されている。このように、複写機のスキャナ,プリンタを使用して、複数の機能拡張が容易に、また、性能性良く実現できるように、入力画像を一時的にページメモリやハードディスク等の記憶媒体に格納し、記憶媒体から画像出力するよう構成したものも考案されている。
しかしながら、前述の従来例では、例えばPDLプリント機能において、ホストコンピュータから所望の文書をネットワーク経由でプリントする場合には、まず、ホストコンピュータからPDLデータをネットワーク上のプリンタサーバに転送する。次に、プリンタ装置のNIC(Network Interface Card)部がプリンタサーバからプリントジョブとなるべきPDLデータを取得する。PDLデータを取得したNIC部は、取得したPDLデータをPDLのRIP(Raster ImageProcessor)部へ転送する。RIP部では、転送されたPDLデータを順次画像データに展開し、プリンタエンジン部へ画像転送し、プリンタエンジン部にて画像形成されてプリントアウトされる。ホストコンピュータへのプリントジョブの完了通知は、従来、前記NIC部分からRIP部へ一連のPDLデータを転送完了した時点でプリンタサーバ経由でホストコンピュータへ通知される程度に留まっていた。
本発明は、前述のような問題に着目してなされたもので、発行したジョブの完了を正確なタイミングで知ることが可能な、ジョブ管理装置、管理方法、コンピュータ可読の記憶媒体を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明では、ジョブ管理装置、管理方法、コンピュータ可読の記憶媒体を次の(1)ないし()のとおりに構成する。
(1)画像形成物の正常排紙に基づき状態が終了とされるジョブが含まれる複数のジョブの組合せを単位とした組合せジョブの状態を管理するジョブ管理装置であって、
前記組合せジョブの識別子と、前記複数のジョブ各々との関連付けと、を含む管理情報を作成する作成手段と、
前記管理情報における、前記組合せジョブに関連付けられた前記複数のジョブの状態を個別に判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記組合せジョブに関連付けられた各々のジョブの状態が全て終了とされたことに応じて前記管理情報における組合せジョブを終了とするようにする管理手段とを有するジョブ管理装置。
(2)前記複数のジョブの各々には識別子が割り当てられている前記(1)に記載のジョブ管理装置。
(3)前記組合せジョブが終了とされたことに応じて前記組合せジョブの終了を報知する報知手段とを有する前記(1)又は(2)に記載のジョブ管理装置。
(4)画像形成物の正常排紙に基づき状態が終了とされるジョブが含まれる複数のジョブの組合せを単位とした組合せジョブの状態を管理する管理方法であって、
前記組合せジョブの識別子と、前記複数のジョブ各々との関連付けと、を含む管理情報を作成する作成ステップと、
前記管理情報における、前記組合せジョブに関連付けられた前記複数のジョブ各々の状態の終了を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて前記組合せジョブに関連付けられた各々のジョブの状態が全て終了とされたことに応じて前記管理情報における組合せジョブを終了とするようにする管理ステップとを有する管理方法。
(5)前記複数のジョブの各々には識別子が割り当てられている前記(4)に記載の管理方法。
(6)前記組合せジョブが終了とされたことに応じて前記組合せジョブの終了を報知する報知ステップを有する前記(4)又は(5)に記載の管理方法。
(7)画像形成物の正常排紙に基づき状態が終了とされるジョブが含まれる複数のジョブの組合せを単位とした組合せジョブの状態を管理する管理方法をコンピュータにより実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ可読の記憶媒体であって、
前記プログラムは、
前記組合せジョブの識別子と、前記複数のジョブ各々との関連付けと、を含む管理情報を作成する作成ステップと、
前記管理情報における、前記組合せジョブに関連付けられた前記複数のジョブ各々の状態の終了を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて前記組合せジョブに関連付けられた各々のジョブの状態が全て終了とされたことに応じて前記管理情報における組合せジョブを終了とするようにする管理ステップとを有するコンピュータ可読の記憶媒体。
本発明によれば、画像形成物の正常排紙に基づき状態が終了とされるジョブが含まれる複数のジョブの組合せを単位とした組合せジョブの状態を管理するジョブ管理装置であって、
前記組合せジョブの識別子と、前記複数のジョブ各々との関連付けと、を含む管理情報を作成する作成手段と、
前記管理情報における、前記組合せジョブに関連付けられた前記複数のジョブの状態を個別に判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記組合せジョブに関連付けられた各々のジョブの状態が全て終了とされたことに応じて前記管理情報における組合せジョブを終了とするようにする管理手段とを有することを特徴とするジョブ管理装置を実現でき、ホストコンピュータ側において、発行したジョブの完了を正確なタイミングで知ることが可能である。
以下本発明の実施の形態をジョブ動作状況通知システムの実施例により詳しく説明する。なお本発明は、システムに限らず、ジョブ動作状況通知方法の形で、更にこの方法を実現するためのプログラムを格納した、CD−ROM等の記憶媒体の形で実施することができる。
図1は、実施例の“ジョブ動作状況通知システム”の構成を示すブロック図である。
同図において、リーダ部1は、原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2は、画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3は、リーダ部1およびプリンタ部2に接続されており、ファクシミリ部4,ストレージ部5,コンピュータインタフェイス部7,RIP部8,操作部9,コア部10などからなる。
ファクシミリ部4は、電話回線を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データをコア部10へ転送し、また、コア部10から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電話回線を介して送信する。送受信する画像データは、ストレージ部5に接続されたハードディスク6中に一時的に保存することができる。
ストレージ部5には、ハードディスク6が接続されており、ストレージ部5は、コア部10から転送された画像データを圧縮し、その画像データを検索するためのID番号とともにハードディスク6に記憶される。また、ストレージ部5は、コア部10を介して転送されたコードデータに基づいてハードディスク6に記憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像データをコア部10へ転送する。
コンピュータインタフェイス部7は、パーソナルコンピュータまたはワークステーション(PC/WS)11とコア部10、あるいはパーソナルコンピュータまたはワークステーション(PC/WS)11とプリンタサーバ12を介したコア部10の間のインタフェイスであり、PC/WS11と1対1のローカルインタフェイスで接続しても、ネットワークで接続しても良い。
RIP部8は、PC/WS11から転送された画像を表すコードデータ(PDL)をプリンタ部2で記録できる画像データに展開するものである。
操作部9は、タッチパネルディスプレイとハードキーを備え、ユーザインタフェイスにより、画像入出力制御装置3への動作指示や動作設定等を行うものである。
コア部10の詳細については後述するが、コア部10は、リーダ部1,プリンタ部2,ファクシミリ部4,ストレージ部5,コンピュータインタフェイス部7,RIP部8,操作部9のそれぞれの間のデータの流れを制御するものである。
図2はリーダ部1およびプリンタ部2の断面図である。リーダ部1の原稿給送装置101は原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103を点灯し、そしてスキャナユニット104の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー105,106,107、およびレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)109へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD109によって読み取られる。CCD109から出力される画像データは、所定の処理が施された後、画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
プリンタ部2のレーザドライバ221は、レーザ発光部201を駆動するものであり、画像入出力制御部3のコア部10から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部201に発光させる。このレーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204およびカセット205のいずれかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、ソータ220は排出された記録紙をそれぞれのビンに収納して記録紙の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。なお、ソータ220は仕分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納する。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。再給紙搬送路210へ導かれた記録紙は前述したタイミングで転写部206へ給紙される。
図3はコア部10のブロック図である。
リーダ部1からの画像データはインタフェイス122を介して、データ処理部121へ転送される。データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行うものであり、リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、インタフェイス120を介してストレージ部5へ転送される。
また、コンピュータインタフェイス部7を介して入力された画像を表すコードデータ(PDL)は、インタフェイス120を介してデータ処理部121に転送された後RIP部8へ転送されて画像データに展開され、この画像データはデータ処理部121に転送された後、ストレージ部5へ転送される。
ファクシミリ部4からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、ストレージ部5へ転送される。
また、ストレージ部5からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータインタフェイス部7へ転送される。CPU123はメモリ124に記憶されている制御プログラム、および操作部9から転送された制御コマンドに従ってこのような制御を行う。また、メモリ124はCPU123の作業領域としても使われる。
このように、コア部10を中心に、ストレージ部5を介して、原稿画像の読み取り,画像のプリント,画像の送受信,画像の保存,コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
次に、図4を用いてジョブ制御について説明する。図4はジョブ制御の単位を論理的に示したものである。ジョブ制御の単位は複数ページを含む画像データひとまとまりに対する入力および出力処理である。これにより制御されるジョブは画像入力ジョブと画像出力ジョブに大別される。画像入力ジョブは、リーダ部1で読み取った画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ411、RIP部8で展開された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ412、ファクシミリ部4で受信された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ413、コンピュータインタフェイス部7から入力された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ414にさらに分類される。
また、画像出力ジョブは、ストレージ部5から読み出した画像データを順次プリンタ部2へ出力する画像出力ジョブ401、ストレージ部5から読み出した画像データを順次ファクシミリ部4へ出力する画像出力ジョブ403、ストレージ部5から読み出した画像データを順次コンピュータインタフェイス部7へ出力する画像出力ジョブ404に分類される。
図5は、複数のジョブを組み合わせた単位(以下セッションと呼ぶ)の一例を示したものである。501はPDLプリントセッションであり、画像入力ジョブ412と画像出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制御するものである。502はコピーセッションであり、画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制御するものである。503はファクシミリ送信セッションであり、画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ403を組み合わせてセッションとして制御するものである。504はファクシミリ受信セッションであり、画像入力ジョブ413と画像出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制御するものである。505はスキャンセッションであり、画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ404を組み合わせてセッションとして制御するものである。
なお、セッションは1つ以上のジョブを含む制御単位であり、例えば画像入力ジョブ412を1セッションとして扱ったり、また、画像出力ジョブ401をセッションとして扱ったり、画像入力ジョブ412と画像出力ジョブ401と、画像出力ジョブ403を組み合わせて1セッションとして扱っても良い。
図6は、本実施例のジョブ動作状況通知システムの動作の一例として、PDLプリントセッション501と、それを構成するRIP部8で展開された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ412およびストレージ部5に記録された画像データを順次プリンタ部2へプリントアウトする画像出力ジョブ401の制御手順を示したフローチャートである。なお、S601〜S615は各ステップを示す。
まず、ステップ601では、PC/WS(ホストコンピュータ)11上でユーザがプリント設定を行う。プリント設定内容は、部数,用紙サイズ,拡大縮小率,片面/両面,ページ出力順序,ソート出力,ステイプル止めの有無等である。プリント設定後、ユーザはPC/WS11上で印刷指示を与え、それと共にPC/WS11上にインストールされているドライバソフトウェアが印刷対象となる文書データをいわゆるPDLデータに変換して、設定したプリント設定パラメータとともに、ネットワーク上のプリンタサーバ12経由でネットワークに接続されたコンピュータインタフェイス部7にPDLデータを転送する。コンピュータインタフェイス部7を介して入力された画像を表すPDLデータがデータ処理部121に転送された後、RIP部8へ転送され、RIP部8では、転送されたPDLデータを順次画像データに展開(ラスタライズ)する。RIP部8でPDLデータを受信開始すると、RIP部8からコア部10へ処理要求が発行される。コア部10では発行された処理要求をCPU123が受付ける。ここで、ユーザが設定したプリント設定もCPU123へ転送される。
ステップ602では、RIP部8から発行された処理要求から内部的にセッションを生成し、管理する。図7にセッション管理テーブル700を示す。セッション生成では図7に示すセッション管理テーブル700をメモリ124上に作成し、各種情報をセッションが終了するまで保持する。セッションIDフィールド701は本画像入出力制御装置中でのユニークなセッションIDを生成して保持するものである。生成されたセッションIDは、RIP部8へ通知され、RIP部8では、セッションが終了するまで本セッションIDを保持し、後述するジョブ実行状態の通知に使用される。
セッションタイプフィールド702は、生成されたセッションのタイプ(PDLプリントセッション,コピーセッション,ファクシミリ送信セッション,ファクシミリ受信セッション,スキャンセッション等)を特定するものであり、本実施例ではPDLプリントセッションであることを記録しておく。セッション優先順位フィールド703は、当該セッションの処理順序に関する優先順位を保持するものである。セッションステータスフィールド704は、当該セッションの実行状態(実行可能状態,実行状態,中断状態,終了状態,エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。リンクジョブ数フィールド705は、当該セッションを構成する画像入力ジョブおよび画像出力ジョブの構成数を保持するものであり、本実施例では画像入力ジョブ412と画像出力ジョブ401の2つのジョブ数が設定される。第1のジョブポインタフィールド706は、画像入力ジョブ412のジョブ管理テーブル710へのポインタである。また、第2のジョブポインタフィールド707は、画像出力ジョブ401のジョブ管理テーブル730へのポインタである。
ステップ603では、画像入力ジョブ412のジョブ管理テーブル710をメモリ124上に作成し、各種情報をジョブが終了するまで保持する。ジョブIDフィールド711は本ジョブ動作状況通知システム中でのユニークなジョブIDを生成して保持するものである。ジョブタイプフィールド712は生成されたジョブのタイプ(前述した画像入力ジョブおよび画像出力ジョブ)を特定するものであり、本実施例では、RIP部8で展開された画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ412であることを記録しておく。ジョブ優先順位フィールド713は、当該ジョブの処理順序に関する優先順位を保持するものである。ジョブステータスフィールド714は、当該ジョブの実行状態(実行可能状態,実行状態,中断状態,終了状態,エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。ページ数フィールド715は、当該ジョブのページ数を保持するものである。ページポインタフィールド716は、当該ジョブが管理する各ページの詳細情報を記述するページ管理テーブル720へのポインタである。ページ管理フィールド720はハードディスク6上に記録される。
ジョブパラメータフィールド717は、当該ジョブの各種設定パラメータを保持するものであり、本実施例ではステップ601で設定された、部数,用紙サイズ,拡大縮小率,片面/両面,ページ出力順序、ソート出力,ステイプル止めの有無等が保持される。
ステップ604では、生成した画像入力ジョブ412の処理を開始する。
ステップ605では、RIP部8で展開された画像データ1ページの受信を行う。すなわち、RIP部8からインタフェイス120を介してデータ処理部121への画像転送を行う。
ステップ606では、データ処理部121に転送された画像データをストレージ部5のハードディスク6に記録する。この時、ページ管理フィールド720中のページ1フィールド721に各種画像属性情報(解像度,画素数等)を記録する。
ステップ607では、RIP部8にて展開された処理すべき全てのページが画像データとしてハードディスク6に記録されたかどうかが判断される。ここでの判断の結果、処理されていないページが残っている場合は、処理をステップ605に戻し、また、全てのページが処理された場合には、処理をステップ608に進める。
ステップ608では、前記のステップ603で生成されたジョブ管理テーブル710中のジョブステータスを終了状態として、ステップ906へ進む。
ステップ609では、画像出力ジョブ401のジョブ管理テーブル730をメモリ124上に作成し、各種情報をジョブが終了するまで保持する。ジョブIDフィールド731は本ジョブ動作状況通知システム中でのユニークなジョブIDを生成して保持するものである。ジョブタイプフィールド732は生成されたジョブのタイプ(前述した画像入力ジョブおよび画像出力ジョブ)を特定するものであり、本実施例では、ストレージ部5に記録された画像データを順次プリンタ部2へプリントアウトする画像出力ジョブ401であることを記録しておく。ジョブ優先順位フィールド733は、当該ジョブの処理順序に関する優先順位を保持するものである。ジョブステータスフィールド734は、当該ジョブの実行状態(実行可能状態,実行状態,中断状態,終了状態,エラー状態等)を実行状態に応じて保持するものである。ページ数フィールド735は、当該ジョブのページ数を保持するものである。ページポインタフィールド736は、当該ジョブが管理する各ページの詳細情報を記述するページ管理テーブル740へのポインタである。ページ管理テーブル740の実体は、画像入力ジョブ412でハードディスク6上に記録されたページ管理テーブル720と同一のものである。ジョブパラメータフィールド737は当該ジョブの各種設定パラメータを保持するものであり、本実施例ではステップ601で設定された、部数,用紙サイズ,拡大縮小率,片面/両面,ページ出力順序、ソート出力,ステイプル止めの有無等が保持される。
ステップ610では、生成した画像出力ジョブ401の処理を開始する。
ステップ611では、ステップ606でストレージ部5のハードディスク6に記録されたページ毎の画像データを順次読み出して、インタフェイス120を介してデータ処理部121に画像転送する。
ステップ612では、データ処理部121に転送された画像データをインタフェイス122を介してプリンタ部2へ画像転送し、プリンタ部2で前述したように画像形成を行いプリントアウトする。また、プリンタ部2における画像形成状況は、これ以降、画像出力ジョブ401の動作状況の変化に応じてプリンタ部2よりコア部10に通知される。
図8にプリンタ部2からコア部10に通知される画像出力ジョブの動作状況データ800の一覧を示す。動作状況データ800は、ジョブ実行状況通知要因フィールド801,ジョブステータスフィールド802,ジョブ内の完了ページ数フィールド803、およびジョブ内の完了部数フィールド804から構成される。ジョブ実行状況通知要因フィールド801は、プリンタ部2からコア部10に通知された要因を示すものである。ページ単位排紙完了フィールド811は1ページの画像データが用紙上へ画像形成後、機外へ正常に排紙が完了した時点で値が1にセットされる。部単位排紙完了フィールド812は、設定されたプリント設定の部数に応じて、部単位のページの画像データが用紙上へ画像形成後、機外へ正常に排紙が完了した時点で値が1にセットされる。ジョブ単位排紙完了フィールド813は、設定されたプリント設定に応じて、ジョブ単位のページの画像データが用紙上へ画像形成後、機外へ正常に排紙が完了した時点で値が1にセットされる。ステータス変化有りフィールド814は、前記811,812,813以外のジョブ実行ステータスに変化が発生した時点で値が1にセットされる。
ジョブステータスフィールド802は、ステータス変化有りフィールド814の値が1にセットされている場合に、セットされるフィールドである。プリント中フィールド821は、プリンタ部2がプリント動作を開始した時点で値が1にセットされる。中断中フィールド822は、プリンタ部2がプリント中断を行った時点で値が1にセットされる。用紙なしフィールド823は、プリンタ部2においてプリント時に用紙なしを検知した時点で値が1にセットされる。用紙ジャムフィールド824は、プリンタ部2において用紙の紙詰まり(ジャム)の発生を検知した時点で値が1にセットされる。トナーなしフィールド826は、プリンタ部2のトナーなしを検知した時点で値が1にセットされる。異常終了フィールドはプリンタ部2において、プリント動作が異常終了した時点で値が1にセットされる。
コア部10は、前述したジョブ実行状況通知がプリンタ部2から通知された場合には、同様の内容をセッションID701とともに、RIP部8へ通知する。
ステップ613では、ハードディスク6に記録されたページ毎の画像データが全てプリントアウトされたかどうかが判断される。ここでの判断の結果、処理されていないページが残っている場合は、処理をステップ611に戻し、また、全てのページが処理された場合には、処理をステップ614に進める。この時点では、ジョブ単位排紙完了フィールド813は、値が1にセットされている。ジョブ単位排紙完了の通知を受信したRIP部8は、本イベントをコンピュータインタフェイス部7を介してネットワーク上のプリンタサーバ12へ通知し、プリンタサーバ12は当該イベントをジョブ要求元のCP/WS11へ通知する。
ステップ614では、前記のステップ609で生成されたジョブ管理テーブル730中のジョブステータス734を終了状態として、ステップ615へ進む。
ステップ615では、前記のステップ603およびステップ609で生成されたジョブ管理テーブルと、ステップ606で生成されたページ管理テーブル、ページ毎の画像データを破棄して資源を開放すると共に、前記のステップ602で生成されたセッション管理テーブルも破棄し、資源を開放して一連の処理を終了する。
以上、PC/WS11上で設定したプリント設定に従って、PC/WS11からPDLデータとして画像情報を転送し、本ジョブ実行状況通知システムでプリント状況およびプリントジョブの完了をPC/WS11に通知する仕方について説明した。
以上説明したように、本実施例によれば、画像を記録する記録手段への画像入力ジョブと、画像記録手段からの画像出力ジョブとを分割して制御可能とし、これらの画像入力ジョブと画像出力ジョブを任意に組み合わせて画像入出力セッションを制御すると共に、画像入力ジョブのジョブIDと、画像出力ジョブのジョブIDと、画像入出力セッションのセッションIDを生成し、画像入出力セッションのセッションIDと画像入力ジョブおよび画像出力ジョブのジョブIDを関連付けることにより、画像出力ジョブのジョブ実行状況を的確なタイミングでRIP部8を介してPC/WS(ホストコンピュータ)11へ通知することが可能である。これにより、ホストコンピュータ側において、発行したジョブに関して、プリンタ装置側のジョブ実行状況と、ジョブの完了を正確に知ることが可能である。
実施例の構成を示すブロック図 リーダ部およびプリンタ部の構成を示す断面図 コア部の構成を示すブロック図 ジョブ制御の説明図 セッション例を示す図 実施例の動作を示すフローチャート セッション管理,ジョブ管理,ページ管理テーブルの構造を示す図 ジョブ実行状況の通知データの構造を示す図
符号の説明
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部
4 ファクシミリ部
5 ストレージ部
7 コンピュータインタフェイス部
8 RIP部
9 操作部
10 コア部
11 パーソナルコンピュータ又はワークステーション(ホストコンピュータ)

Claims (7)

  1. 画像形成物の正常排紙に基づき状態が終了とされるジョブが含まれる複数のジョブの組合せを単位とした組合せジョブの状態を管理するジョブ管理装置であって、
    前記組合せジョブの識別子と、前記複数のジョブ各々との関連付けと、を含む管理情報を作成する作成手段と、
    前記管理情報における、前記組合せジョブに関連付けられた前記複数のジョブの状態を個別に判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記組合せジョブに関連付けられた各々のジョブの状態が全て終了とされたことに応じて前記管理情報における組合せジョブを終了とするようにする管理手段とを有することを特徴とするジョブ管理装置。
  2. 前記複数のジョブの各々には識別子が割り当てられていることを特徴とする請求項1に記載のジョブ管理装置。
  3. 前記組合せジョブが終了とされたことに応じて前記組合せジョブの終了を報知する報知手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のジョブ管理装置。
  4. 画像形成物の正常排紙に基づき状態が終了とされるジョブが含まれる複数のジョブの組合せを単位とした組合せジョブの状態を管理する管理方法であって、
    前記組合せジョブの識別子と、前記複数のジョブ各々との関連付けと、を含む管理情報を作成する作成ステップと、
    前記管理情報における、前記組合せジョブに関連付けられた前記複数のジョブ各々の状態の終了を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記組合せジョブに関連付けられた各々のジョブの状態が全て終了とされたことに応じて前記管理情報における組合せジョブを終了とするようにする管理ステップとを有することを特徴とする管理方法。
  5. 前記複数のジョブの各々には識別子が割り当てられていることを特徴とする請求項4に記載の管理方法。
  6. 前記組合せジョブが終了とされたことに応じて前記組合せジョブの終了を報知する報知ステップを有することを特徴とする請求項4又は5に記載の管理方法。
  7. 画像形成物の正常排紙に基づき状態が終了とされるジョブが含まれる複数のジョブの組合せを単位とした組合せジョブの状態を管理する管理方法をコンピュータにより実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ可読の記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    前記組合せジョブの識別子と、前記複数のジョブ各々との関連付けと、を含む管理情報を作成する作成ステップと、
    前記管理情報における、前記組合せジョブに関連付けられた前記複数のジョブ各々の状態の終了を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記組合せジョブに関連付けられた各々のジョブの状態が全て終了とされたことに応じて前記管理情報における組合せジョブを終了とするようにする管理ステップとを有することを特徴とするコンピュータ可読の記憶媒体。
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