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JP3716747B2 - 接続ピン番号対応データ生成システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリント基板用論理回路図作成システムやプリント基板用配置配線システム等のように回路部品同士を接続して配置した回路配置システムに使用する接続ピン番号対応データ生成システムに係わり、特に1つの回路配置システムで作成した回路図を表わした回路図データを他の回路配置システムで使用する際の同一回路部品同士のデータ変換に使われる接続ピン番号対応データを生成するための接続ピン番号対応データ生成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
CAD(computer aided design)を使用してプリント基板の回路設計を行う場合には、IC(integrated circuit:集積回路)やLSI(large scale integrated circuit:大規模集積回路)等の部品のうちのどのピンをどの信号ライン、電源ライン等のラインあるいは端子と接続するかを特定する必要がある。同じ形状の回路部品であっても、それぞれのピンの意味する内容は回路部品ごとに異なっている。
【0003】
図7は、ある回路の一部を一例として示したものである。この回路の特定の回路部品101に着目してみると、その接続ピンには“01”から“06”までの6つのピン番号が付されている。その回路部品101の何番目のピンは電源ラインに接続するピンであるとか、接地するアース用のピンであるといった情報が、図7に示した回路全体を構成する各回路部品の接続情報を表わした図示しない回路部品ライブラリに格納されている。したがって、回路部品を特定しその回路部品ライブラリからピン情報を取得することで、他の回路部品102、103等との接続箇所を決定することができる。また、たとえば図7に示した回路部品101と等しい機能を有する他の回路部品を代わって使用するような回路変更を行うような場合には、その新たな回路部品の各ピンについての接続情報を得ることができる。
【0004】
図8は図7と異なった回路部品を使用した場合の各ピンの接続状態の一例を示したものである。この図に示した回路部品111が図7に示した回路部品101と全く同一の機能を備えていたとする。この場合も、内部回路の配置が互いに異なっているものとすると、対応する入出力用のピンの配置が異なる。この結果として、たとえば回路部品101の第1ピン“01”と接続されていた回路部品102が、第3ピン“03”に接続されるといった変更が生じる。
【0005】
そこで、特定の基板上に配置された各回路部品あるいは回路を構成する各回路部品についてのそれぞれの接続ピンがどのラインあるいは回路部品と接続されるべきものであるかを示した部品接続情報を、たとえばプリント基板ごとに、あるいは特定の回路ごとに回路図データとして保存することが従来から行われている。ところが、1つの回路配置システムで使用されているこのような回路図データは、これとは異なる他の回路配置システムでそのまま使用できるとは限らない。これは回路配置システムの間で、個々の回路部品のピン番号の割り振り方のルールが必ずしも統一されていないために、これらの回路図データに登場する回路部品についての各種情報を格納した回路部品ライブラリ自体が両システムの間で異なっている可能性があるからである。
【0006】
図9は、同一の回路部品の接続ピンのピン番号が異なって付与される例を示したものである。同図(a)〜(c)はそれぞれ同一の回路部品121の接続ピンのピン番号を示している。同図(a)に対して同図(b)のものは、ピン番号を付与するルールが異なっているために、第1ピン“01”から第4ピン“04”までのピン番号が一致しているが、第5ピン“05”から第8ピン“08”までのピン番号が一致していない。また、同図(c)に示した回路部品121は同図(a)に示した回路部品121を180度回転させた状態で原点をとり、ピン番号を付与している。このため、これらの間ではすべてのピン番号が一致していない。
【0007】
このようにそれぞれの回路配置システムで使用される回路部品ライブラリがそれぞれ独自の観点あるいはルールでピン番号を付与している結果として、プリント基板用論理回路図作成システムやプリント基板用配置配線システム等の回路配置システムが異なると、同一の回路部品に異なったピン番号が付与される可能性がある。したがって、たとえばある回路設計システムから他の回路設計システムに移行した場合に、従来使用した回路設計システムで使用した回路図データをそのまま新しい回路設計システムで使用できない場合があるという問題が発生する。
【0008】
そこで従来では、いままで使用した回路配置システムで作成した回路図データを新しい回路設計システム等の回路配置システムに使用するためには、接続ピン番号対応データを作成して接続ピンについての情報を変更する必要があった。このために、接続ピン番号の対応関係の調査が行われていた。
【0009】
ところがこのような調査は接続ピンの対応を人手によって調べるものであり、人手で対応データの作成も行っていた。このため、作成した接続ピン番号対応データに間違いが生じる可能性があった。これにより、接続ピン番号対応データの信頼性が低いという問題があった。また、接続ピンの対応の調査から対応データの作成まで人が行うので、ライブラリ変換用接続ピン番号対応データの作成に時間と人件費が掛かるという問題もあった。
【0010】
ところで、特許第2744451号では規格が変更されたことに伴う回路変換を行う際の回路同士の照合やチェック方法を開示している。この提案では、旧回路図と新回路図からそれぞれの回路図を構成する回路部品のデータと部品間の接続ピンデータを、これらの回路図の実装データとして抽出するようにしている。そして、これらの回路部品のデータと部品間の接続ピンデータとを用いて、各々の回路部品の配置が同様になるように仮想的なプリント基板の製造データを作成している。このプリント基板の製造データを旧回路図と新回路図とについて照合することで回路図の変換の際のチェックを行っている。
【0011】
図10は、この提案における旧回路図と新回路図の関係を示している。Aという規格にあった旧回路図131からBという新たな規格に合致させるために新回路図132を作成するのがこの提案の目的である。この図に示した例では、旧回路図131には3つの回路部品133〜135が示されている。新回路図132では旧回路図131に存在した回路部品133が回路部品136に置き換えられている。旧回路図131の回路部品133はピン番号“01”の1つのピンのみを使用しているが、新回路図132で変更された回路部品136はピン番号“02”と“03”の2つのピンを使用している。そこでこの提案では、旧回路図131と新回路図132の双方について仮想のプリント基板製造データを作成している。そして、両者を照合しチェックして両者の違いが分かるようにしている。
【0012】
また、特開平4−21184号公報では、アンドゲート等の同一の回路部品が回路図上に複数存在する場合に、回路部品を格納したライブラリから対応する回路部品を抽出して、抽出されたそれぞれの回路部品のピン番号を回路図上のこれらの回路部品に自動的に割り付ける技術を開示している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このうち図10に示した提案では、旧回路図131と新回路図132の双方について仮想的なプリント基板の製造データを作成してこれらの突き合わせを行うようにしている。したがって、異なった回路部品が配置される場合の相互チェックを行うことができるものの、既存のシステムの回路図データを新しいシステムに活用することはできない。
【0014】
また、特開平4−21184号公報に開示された技術は、1つの定まった回路配置システム内で部品ライブラリから回路図上の特定部品と同一部品を抽出し、それらのピン番号を付与しようとするものである。したがって、回路配置システムが異なるシステムの間では、既に説明したように部品ライブラリの中身も異なる可能性があり、特開平4−21184号公報に開示された技術を使用することはできない。
【0015】
そこで本発明の目的は、ある回路配置システムで作成した回路図データを他の回路配置システムで使用するために、そのためのデータ変換に用いられる回路部品の接続ピン番号対応データを生成する接続ピン番号対応データ生成システムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、(イ)第1のシステムで管理されている回路部品の各種情報を表わした回路部品ライブラリの中から特定の第1の回路部品を指定する第1の回路部品指定手段と、(ロ)第1のシステムとは異なる第2のシステムで管理されている回路部品の各種情報を表わした回路部品ライブラリの中から特定の第2の回路部品を指定する第2の回路部品指定手段と、(ハ)第1の回路部品指定手段で指定した回路部品についてこれに配置されている各接続ピンについてのピン番号の割り振りおよび特定の接続ピンの位置情報を少なくとも記した第1の接続ピン情報を抽出する第1の接続ピン情報抽出手段と、(ニ)第2の回路部品指定手段で指定した回路部品についてこれに配置されている各接続ピンについてのピン番号の割り振りおよび特定の接続ピンの位置情報を少なくとも記した第2の接続ピン情報を抽出する第2の接続ピン情報抽出手段と、(ホ)抽出された第1の接続ピン情報および第2の接続ピン情報における特定の接続ピンの位置情報を照合して第1および第2のシステムの一方の座標の原点を他方の原点と一致させた後、これらの回路部品の原点の座標に誤差が生じている場合にはこの誤差が無くなるように一方の原点の座標を移動させる座標位置適正化手段と、(へ)この座標位置適正化手段によって原点の座標の一致した座標位置を基にして第1の回路部品と第2の回路部品のそれぞれの接続ピンを1つずつ対応付け、これらの接続ピンのピン番号を比較する接続ピン番号比較手段と、(ト)この接続ピン番号比較手段の比較結果を接続ピン番号対応データとして出力する接続ピン番号対応データ出力手段とを接続ピン番号対応データ生成システムに具備させる。
【0017】
すなわち請求項1記載の発明では、第1のシステムで管理されている複数の回路部品の各種情報を表わした部品ライブラリの中から特定の第1の回路部品を第1の回路部品指定手段で指定し、同様に第2のシステムで管理されている複数の回路部品の各種情報を表わした部品ライブラリの中から特定の第2の回路部品を第2の回路部品指定手段で指定する。第1の接続ピン情報抽出手段は、第1の回路部品指定手段で指定した回路部品について予め用意されている各接続ピンについてのピン番号の割り振りおよび特定の接続ピンの位置情報を少なくとも記した第1の接続ピン情報を抽出する。第2の接続ピン情報抽出手段は、同様に第2の回路部品指定手段で指定した回路部品について予め用意されている各接続ピンについてのピン番号の割り振りおよび特定の接続ピンの位置情報を少なくとも記した第2の接続ピン情報を抽出する。そこで、座標位置適正化手段は、抽出された第1の接続ピン情報および第2の接続ピン情報における特定の接続ピンの位置情報を照合して第1および第2のシステムの一方の座標の原点を他方の原点と一致させた後、これらの回路部品の原点の座標に誤差が生じている場合にはこの誤差が無くなるように一方の原点の座標を移動させることでこれらの回路部品の座標位置を適正化する。このようにして2つの回路部品の接続ピンのデータを互いに対応付けられる状態とし、接続ピン番号比較手段は第1の回路部品と第2の回路部品のそれぞれの接続ピンを1つずつ対応付け、これらの接続ピンのピン番号を比較することになる。接続ピン番号対応データ出力手段は、接続ピン番号比較手段の比較結果を接続ピン番号対応データとして出力する。したがって、一方のシステムのライブラリに備わった回路部品の接続ピンの番号と他方のシステムのライブラリに備わった回路部品の接続ピンの番号を対応付けることで、ライブラリ変換用接続ピン番号対応データの作成を機械的に処理できる。
【0018】
請求項2記載の発明では、(イ)第1のシステムで管理されている回路部品の各種情報を表わした回路部品ライブラリの中から特定の第1の回路部品を指定する第1の回路部品指定手段と、(ロ)第1のシステムとは異なる第2のシステムで管理されている回路部品の各種情報を表わした回路部品ライブラリの中から特定の第2の回路部品を指定する第2の回路部品指定手段と、(ハ)第1の回路部品指定手段で指定した回路部品についてこれに配置されている各接続ピンについてのピン番号の割り振り、接続ピンそれぞれの原点の座標および特定の接続ピンの位置を少なくとも記した第1の接続ピン情報を抽出する第1の接続ピン情報抽出手段と、(ニ)第2の回路部品指定手段で指定した回路部品についてこれに配置されている各接続ピンについてのピン番号の割り振り、接続ピンそれぞれの原点の座標および特定の接続ピンの位置を少なくとも記した第2の接続ピン情報を抽出する第2の接続ピン情報抽出手段と、(ホ)抽出された第1の接続ピン情報および第2の接続ピン情報における接続ピンそれぞれの原点の座標を使用して一方のシステムの座標の原点を他方のシステムの原点の座標に設定する座標基準点設定手段と、(へ)この座標基準点設定手段で基準点の設定が行われた後の第1の接続ピン情報および第2の接続ピン情報における特定の接続ピンの位置を照合してこれらの回路部品の原点の座標に誤差が生じている場合にはこの誤差が無くなるように一方の原点の座標を移動させる座標位置適正化手段と、(ト)この座標位置適正化手段によって原点の座標の一致した座標位置を基にして第1の回路部品と第2の回路部品のそれぞれの接続ピンを1つずつ対応付け、これらの接続ピンのピン番号を比較する接続ピン番号比較手段と、(チ)この接続ピン番号比較手段の比較結果を接続ピン番号対応データとして出力する接続ピン番号対応データ出力手段とを接続ピン番号対応データ生成システムに具備させる。
【0019】
すなわち請求項2記載の発明では、第1のシステムで管理されている複数の回路部品の各種情報を表わした回路ライブラリの中から特定の第1の回路部品を第1の回路部品指定手段で指定し、同様に第2のシステムで管理されている複数の回路部品の各種情報を表わした回路ライブラリの中から特定の第2の回路部品を第2の回路部品指定手段で指定する。第1の接続ピン情報抽出手段は、第1の回路部品指定手段で指定した回路部品について予め用意されている各接続ピンについてのピン番号の割り振りおよび特定の接続ピンの位置情報を少なくとも記した第1の接続ピン情報を抽出する。第2の接続ピン情報抽出手段は、同様に第2の回路部品指定手段で指定した回路部品について予め用意されている各接続ピンについてのピン番号の割り振りおよび特定の接続ピンの位置情報を少なくとも記した第2の接続ピン情報を抽出する。そこで、座標基準点設定手段はまず抽出された第1の接続ピン情報および第2の接続ピン情報における接続ピンそれぞれの原点の座標を使用して一方のシステムの座標の原点を他方のシステムの原点の座標に設定し、座標位置適正化手段が座標基準点設定手段で基準点の設定が行われた後の第1の接続ピン情報および第2の接続ピン情報における特定の接続ピンの位置情報を照合してこれらの回路部品の原点の座標に誤差が生じている場合にはこの誤差が無くなるように一方の原点の座標を移動させることでこれらの回路部品の座標位置を適正化する。このようにして2つの回路部品の接続ピンのデータを互いに対応付けられる状態とし、接続ピン番号比較手段は第1の回路部品と第2の回路部品のそれぞれの接続ピンを1つずつ対応付け、これらの接続ピンのピン番号を比較することになる。接続ピン番号対応データ出力手段は、接続ピン番号比較手段の比較結果を接続ピン番号対応データとして出力する。したがって、一方のシステムのライブラリに備わった回路部品の接続ピンの番号と他方のシステムのライブラリに備わった回路部品の接続ピンの番号を対応付けることで、ライブラリ変換用接続ピン番号対応データの作成を機械的に処理できる。
【0020】
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の接続ピン番号対応データ生成システムで、座標位置適正化手段は回路部品を回転させて座標位置を第1の回路部品と第2の回路部品の間で合致させることでこれらの回路部品の原点の座標を一致させることを特徴としている。
【0021】
すなわち請求項3記載の発明では、ピン番号の割り振り方が異なっている場合では、一方のシステムの回路部品を他方に対して相対的に回転させることで、これらの回路部品の原点の座標を一致させてそれぞれのピン番号を一致させることを示している。
【0022】
請求項4記載の発明では、請求項1または請求項2記載の接続ピン番号対応データ生成システムで、第1および第2のシステムはそれぞれ異なったプリント基板用論理回路図作成システムであることを特徴としている。
【0023】
すなわち請求項4記載の発明では、本発明の適用されるシステムの一例がプリント基板用論理回路図作成システムであることを示している。
【0024】
請求項5記載の発明では、請求項2記載の接続ピン番号対応データ生成システムで、接続ピン番号対応データ出力手段は接続ピン番号比較手段によって比較結果が一致しなかった接続ピンについての接続ピン番号対応データを出力することを特徴としている。
【0025】
すなわち請求項5記載の発明では、比較結果が全部一致するような接続ピンについては対応表が不要であるという前提で、一致しない接続ピンについて接続ピン番号対応データを出力することにしている。
【0026】
【発明の実施の形態】
【0027】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0028】
図1は本発明の一実施例における接続ピン番号対応データ生成システムとその周辺システムの関係を表わしたものである。本実施例の接続ピン番号対応データ生成システムは、回路部品を設計等のために配置する、ある回路配置システムとしてのCAD(computer aided design)システム(以下、第1のCADシステムという。)181から他の回路配置システムとしてのCADシステム(以下、第2のCADシステムという。)182にシステムの運用が切り替わる際に使用するものである。第1のCADシステム181で作成した回路図を表わしたデータ(以下回路図データ183という。)を第2のCADシステム182でも使用できるように接続ピン番号対応データを生成するようになっている。
【0029】
すなわち、第1のCADシステム181では、各回路部品の接続情報を表わした第1のCADシステム用回路部品ライブラリ184を使用して回路図データ183を作成し、同様に第2のCADシステム182では、各回路部品の接続情報を表わした第2のCADシステム用回路部品ライブラリ186を使用して回路図データ187を作成するようになっている。先に説明したようにCADシステムがそれぞれ異なるために、第1のCADシステム用回路部品ライブラリ184と第2のCADシステム用回路部品ライブラリ186は、同一の回路部品でもその内容が異なっていることが通常である。
【0030】
このため、本実施例では第1のCADシステム181で作成した回路図データ183はそのままの形で第2のCADシステム182で使用することができない。そこで、第1のCADシステム181で作成した回路図データ183を第2のCADシステム182でも資産として活用できるようにするために、接続ピン情報変換システム191が存在している。この接続ピン情報変換システム191は回路図の自動変換システムともいうべきものであり、第1のCADシステム181で作成した回路図データ183を第2のCADシステム182で読み取ることのできる回路図データ192に変換するシステムである。
【0031】
このように接続ピン情報変換システム191は、第1のCADシステム181で作成した回路図データ183を第2のCADシステム182で利用できる回路図データ192に変換するが、このために接続ピン番号対応データ194が必要となる。本実施例の接続ピン番号対応データ生成システム196はこのためのシステムである。すなわち、接続ピン番号対応データ生成システム196は、第1のCADシステムのために用意された第1のCADシステム用回路部品ライブラリ184と、第2のCADシステムのために用意された第2のCADシステム用回路部品ライブラリ186を用いて、接続ピン番号対応データ194を生成するようになっている。
【0032】
図2は、本実施例の接続ピン番号対応データ生成システムの構成を表わしたものである。接続ピン番号対応データ生成システム196は、基本的には通常のパーソナルコンピュータに周辺機器を接続した構成と同様である。すなわち、接続ピン番号対応データ生成システム196はCPU(中央処理装置)201を搭載しており、データバス等のバス202を通じてCRT等の表示部203やキーボード等の入力部204および必要に応じてプリント部205と接続されている。入力部204は接続ピン番号対応データを生成処理する過程での生成条件を入力するための回路装置であり、表示部203およびプリント部205は入出力処理を行うときに必要なデータを表示したりプリントするために使用される。
【0033】
バス202にはハードディスク等の記憶部206が接続されており、ここに格納された制御プログラムによって接続ピン情報の変換等の各種処理が実行されるようになっている。また、この記憶部206は生成されたライブラリ変換用接続ピン番号対応データを記憶する記憶領域も備えている。
【0034】
バス202には回路部品接続ピン番号処理部208も接続されている。ただしこの図で回路部品接続ピン番号処理部208は前記した制御プログラムの実行によって実現する機能的な処理部として表わしている。回路部品接続ピン番号処理部208内の処理対象回路部品ライブラリ抽出手段211は、処理対象となるCADシステム用の回路部品ライブラリ224、225を抽出するようになっている。接続ピン情報抽出手段212は、抽出した回路部品ライブラリ224、225から部品接続ピンの座標情報を抽出するようになっている。座標基準点設定手段213は、回路部品について座標の基準点を設定する手段である。これは回路部品の向きを合わせるもので、自動的にあるいは人手で指示することによって行われる。
【0035】
座標位置適正化手段214は、自動もしくは人手による指示によって回路部品の接続ピン座標の相対誤差を吸収させる手段である。座標位置比較手段215は、2系統の接続ピン情報から対応する接続ピンの原点の座標位置を求める手段である。接続ピン番号比較手段216は、2つの接続ピンの番号を比較する手段である。接続ピン番号対応データ出力手段217は、接続ピン番号対応データを生成するための手段である。
【0036】
更にバス202には直接、あるいは図示しない通信回線を介してライブラリ部221が接続されている。ライブラリ部221は、新しく使用しようとするCAD(computer aided design)システム(以下、これを第2のCADシステムという。)の部品接続情報としての回路部品ライブラリ186や、今まで使用していたCADシステム(以下、これを第1のCADシステムという。)の部品接続情報としての回路部品ライブラリ184や、処理の対象の回路部品についてのデータを抜き出したライブラリとしての処理対象回路部品ライブラリ224、225を備えている。これらのライブラリ部221の全部または一部は記憶部206内の特定の記憶領域に割り当てることができる。第1の処理対象回路部品ライブラリ224は第1のCADシステムについてのライブラリであり、第2の処理対象回路部品ライブラリ225は第2のCADシステムについてのライブラリである。これらの処理対象回路部品ライブラリ224、225はピン情報の変換処理に先立って作成されるものであり、接続ピン番号対応データ生成システム196内の記憶部206の所定の記憶領域に割り当てるのが便利である。
【0037】
図3は、ライブラリ部に格納される回路部品ライブラリの一般的な構成を示したものである。本実施例の回路部品ライブラリ(図2に示した第1のCADシステムの回路部品ライブラリ184、第2のCADシステムの回路部品ライブラリ186、第1の処理対象回路部品ライブラリ224および第2の処理対象回路部品ライブラリ225)内には、論理回路図における回路部品のシンボルの形状を表わした論理回路図シンボル231や、電源あるいはグランド(GND)情報等の論理情報232や、回路部品の物理形状、接続ピンの物理形状、位置情報等を記した物理情報233が格納されるようになっている。
【0038】
図4は、以上のような構成の接続ピン番号対応データ生成システムにおけるピン原点座標の抽出までの処理の概要を表わしたものである。図2に示した接続ピン番号対応データ生成システム196内の処理対象回路部品ライブラリ抽出手段211は、作業者としてのオペレータが入力部204により第1のCADシステムの回路部品ライブラリ184から変換処理の対象となる回路部品を指定すると、これらの部品についてのデータを抽出する(ステップS301)。そして第1のCADシステムの処理対象回路部品ライブラリ224を作成する(ステップS302)。この第1のCADシステムの処理対象回路部品ライブラリ224は、前記したようにたとえば図2に示す記憶部206内に作成される。
【0039】
次に図2に示した接続ピン情報抽出手段212は、第1のCADシステムの処理対象回路部品ライブラリ224内の物理情報から各回路部品ごとの接続ピンについてのピン原点座標等を抽出する(ステップS303)。ここでピン原点座標とは、半田付け等のように接続ピンに対する処理を行うときの原点となる座標である。このため、ピン原点座標はそれぞれの接続ピンごとに存在するようになっている。このステップS303の処理ではピン原点座標と共に電源およびグランド(GND)情報も抽出するようになっている。
【0040】
図5は、ライブラリの異なっている2つの回路部品の処理の様子を表わしたものである。同図(a)は第1のCADシステム181(図1)のライブラリのライブラリコード名“ABC”の回路部品331を示し、同図(b)は第2のCADシステム182のライブラリのライブラリコード名“DEF”の回路部品332を示している。これらはライブラリコード名が異なるが、同一の回路部品として選択されたものである。ライブラリが異なるために2つの回路部品331、332のコードは相違している。第1のCADシステムの回路部品ライブラリ184を第2のCADシステムの回路部品ライブラリ186として使用する際に、どの回路部品同士が同一の部品であるかどうかはオペレータが個別に指定することになる。
【0041】
回路部品331と回路部品332は共にパッケージ本体の上下に7本ずつの接続ピン333が配置されている。これらの接続ピン333に近接して記した“01”から“14”までの14個の数字はピン番号を示している。回路部品331と回路部品332でピン番号の割り振り方が異なっているのは、ライブラリが異なることが原因である。それぞれの接続ピン333内に記した“+”の印は接続ピンの原点334、335を表わしている。接続ピンの原点334、335は図でX,Y方向の座標値として示されるが、図5に示した回路部品331、332はこれらの図でY方向をピンの長手方向にして接続ピン333が配置されている。したがって、Y軸方向にのみライブラリごとの原点の取り方が相違している。X軸方向については接続ピン333の幅が狭く、かつ接続ピン333同士のピン間隔が一定している。このため、本実施例では接続ピン333のX軸方向の原点は回路部品331、332間で相違はない。
【0042】
図4に戻って説明を続ける。接続ピン情報抽出手段212がステップS303で第1のCADシステムの回路部品についてのピン原点座標334を抽出したら、処理対象回路部品ライブラリ抽出手段211はオペレータが入力部204により第2のCADシステムの回路部品ライブラリ186から変換処理の対象となる回路部品を指定した段階で、これらの部品についてのデータを抽出する(ステップS304)。そして第2のCADシステムの第2の処理対象回路部品ライブラリ225を作成する(ステップS305)。この第2のCADシステムの第2の処理対象回路部品ライブラリ225も、前記したようにたとえば図2に示す記憶部206内に作成される。
【0043】
次に接続ピン情報抽出手段212は、第2のCADシステムの第2の処理対象回路部品ライブラリ225内の物理情報から各部品ごとの接続ピンについてのピン原点座標335や電源およびグランド(GND)情報を抽出することになる(ステップS306)。
【0044】
図6は、図4のステップS306以後の接続ピン番号対応データ生成システムの処理動作の流れを表わしたものである。第1のCADシステムおよび第2のCADシステムについてのピン原点座標334、335の抽出が終了したら、図2に示した座標基準点設定手段213は図3の論理情報232として示した電源およびグランド(GND)情報を第1および第2のCADシステムから抽出し、電源ならびにグランドと基準点が同じ相対位置になるように基準点を算出する。あるいはオペレータの手動による指示によって、回路部品の向きを決定するための基準点を設定する(ステップS307)。
【0045】
基準点の設定に関する処理を再び図5に戻って説明する。同図(a)の回路部品331で記号“○”で示した接続ピン333を電源ピン351であるとし、記号“△”で示した接続ピン333をグランドピン352であるとする。図4のステップS303ではピン原点座標334と共にこれらの情報が接続ピン情報として抽出されることになる。図5(c)は第1のCADシステムの回路部品331についての接続ピン情報を図解したものである。
【0046】
同様に図5(b)の回路部品332で記号“○”で示した接続ピン333を電源ピン351であるとし、記号“△”で示した接続ピン333をグランドピン352であるとする。図4のステップS306ではピン原点座標335と共にこれらの情報が接続ピン情報として抽出されることになる。同図(d)は第2のCADシステムの回路部品332についての接続ピン情報を図解したものである。
【0047】
図5の(c)と(d)に示すように、これらの図で下側に横方向にそれぞれ一列に並んだピン原点座標334、335はY軸方向(図で上下方向)に同一の値(上下方向の位置)となるように、まず座標位置の第1段階の設定が行われる。同図(a)で示した回路部品331の図で上側と下側の接続ピン333、333のピン原点座標334の間隔と、同図(b)で示した回路部品332の図で上側と下側の接続ピン333、333のピン原点座標335の間隔とは、この例ではライブラリの違いが原因して相違している。この結果として、図5の(c)と(d)では、これらの図で上側に横方向にそれぞれ一列に並んだピン原点座標334、335はY軸方向に異なった値を示すことになる。その差361は両CADシステムにおける原点の誤差である。
【0048】
第1のCADシステムの回路部品331を第2のCADシステムの回路部品332と接続ピン単位で対応付けるためには、原点を統一する必要がある。そこでこの差361が無くなるように第2のCADシステム側のピン原点座標335をY軸のマイナス(下)方向に移動させてピン原点座標334と一致させる(図6ステップS308)。
【0049】
図5(c)に示す電源ピン351と対応する同図(d)に示す位置にはグランドピン352が存在し、反対にグランドピン352(同図(c))と対応する位置には電源ピン351(同図(d))が存在している。このようにオペレータが認定した同一回路部品同士でありながら対応する位置にそれぞれ異なった電源ピンあるいは部品が存在するということは、回路部品331、332の向きあるいは回転位置が異なっていることが考えられる。この例の場合、第1のCADシステム側の回路部品331を180度回転させると、それぞれの対応部品の位置が一致する。そこで、このような座標変換を第1のCADシステムの接続ピン情報に対して行う。なお、CADシステムによっては座標変換を行う必要がない場合があることは当然である。(図6ステップS308)
【0050】
以上の処理が終了したら、図2に示す座標位置比較手段215は対応する座標位置での接続ピン番号の比較を行う(図6ステップS309)。これを図5(e)および(f)を用いて説明する。これらの図では既に説明した処理によって各接続ピン333の位置が、記号“○”で示した電源ピン351および記号“△”で示したグランドピン352の位置を含めて完全に一致している。この状態でステップS309では、互いに対応する2つの接続ピンのピン番号を比較する。たとえば第1のCADシステムの回路部品331のピン番号“14”は、第2のCADシステムの回路部品332のピン番号“08”と対応するといった具合である。
【0051】
比較したピン番号がこの例のように不一致であった場合(図6ステップS310:Y)、接続ピン番号対応データ出力手段217はこれらの関係を示した1対の接続ピン番号データを図示しない作業メモリ領域に出力する(ステップS311)。そして、ピン番号の比較処理がすべて終了していない状態では(ステップS312:N)、再びステップS309に戻って次の1対のピン番号の比較を行う。ステップS310でピン番号が共に一致していた場合には(N)、ステップS312に進む。
【0052】
このようにしてピン番号の比較処理がすべて終了したら(ステップS312:Y)、接続ピン番号対応データ出力手段217は作業メモリ領域に一時的に格納されたこれらの接続ピン番号データを基にして、回路部品331と回路部品332を対応させたライブラリ変換用接続ピン番号対応データ表を生成することになる(ステップS313)。このライブラリ変換用接続ピン番号対応データ表を用いて変換を行うことで、今まで作成してきた回路図データを他のあるいは新たなCADシステムで使用することができる。したがって、過去に蓄積した資産を新しいシステムで活用することができる。しかも本実施例ではオペレータが接続ピン情報の変換を行おうとする回路部品を具体的に指定するだけで、接続ピン情報の変換作業は装置側で自動的に行う。したがって、人件費の節約と処理の迅速化を図ることができ、しかも人為的な作業ミスの発生を避けることができる。
【0053】
以上説明した実施例では接続ピンをパッケージ本体の互いに反対側に位置する2辺に配置した半導体製品について説明したが、矩形のパッケージ本体の4つの辺のそれぞれに接続ピンを配置した回路部品に対しても本発明を適用することができる。この場合には、ステップS308として説明した座標位置の適正化のための一方の回路部品の回転は180度に限るものではなく、90度あるいは270度の場合も存在する。更に回路部品はこのような長方形あるいは矩形の形状をしたものに限定されるものでないことも当然である。この場合には回転のための角度が更に異なった値となることがあることも当然である。
【0054】
また実施例では接続ピンのY軸方向について原点の補正を行うことを説明したが、接続ピンの形状等によっては他の軸方向に原点の補正を行うことも可能である。更に実施例では電源用の接続ピンおよびグランド用の接続ピンを使用して座標位置の適正化を行ったが、電源用の接続ピンのみ、あるいはグランド用の接続ピンのみ、更には他の性格を有する接続ピンを基準として座標位置の適正化を行うことも可能である。また、実施例ではCADシステムに本発明を適用した場合を示したが、ピン番号の割り振りが異なる他の回路配置システムについても本発明を適用することができることは当然である。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1〜請求項5記載の発明によれば、異なった2つのシステムで別々に管理されている回路部品を抜き出してこれらのデータの空間的な配置を補正した後に、それぞれ対応する接続ピンのピン番号を比較してその結果を出力することにしたので、ピン番号の異なった観点で割り振ったシステム間でもピン番号の対応関係を迅速かつ正確に求めライブラリ変換用接続ピン番号対応データを作成することができ、既存の回路図データを有効に活用することができる。また、人手を介することによるデータの誤りを大幅に減少させることができる。
【0056】
また、請求項1〜請求項5記載の各発明によれば、抽出された第1の接続ピン情報および第2の接続ピン情報における接続ピンそれぞれの原点の座標を使用して一方のシステムの座標の原点を他方のシステムの原点の座標に設定する座標基準点設定手段と、この座標基準点設定手段で基準点の設定が行われた後の第1の接続ピン情報および第2の接続ピン情報における特定の接続ピンの位置情報を照合してこれらの回路部品の原点の座標に誤差が生じている場合にはこの誤差が無くなるように一方の原点の座標を移動させる座標位置適正化手段を設けたので、各接続ピンの対応を正確にとることができ、複雑なピン配置であってもライブラリ変換用接続ピン番号対応データの信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における接続ピン番号対応データ生成システムとその周辺システムの関係を表わした説明図である。
【図2】本実施例で接続ピン番号対応データ生成システムの構成を表わしたブロック図である。
【図3】本実施例でライブラリ部に格納される回路部品ライブラリの一般的な構成を示した説明図である。
【図4】本実施例における接続ピン番号対応データ生成システムのピン原点座標の抽出までの処理の概要を表わした流れ図である。
【図5】本実施例でライブラリの異なる2つの回路部品の処理の様子を表わした説明図である。
【図6】図4のステップS306以後の接続ピン番号対応データ生成システムの処理動作の流れを表わした流れ図である。
【図7】回路の接続状態の一例を示したブロック図である。
【図8】図7と異なった回路部品を使用した場合の各ピンの接続状態の一例を示したブロック図である。
【図9】同一の回路部品の接続ピンのピン番号が異なって付与される例を示した平面図である。
【図10】従来の提案における旧回路図と新回路図の関係を示した説明図である。
【符号の説明】
184 第1のCADシステム用回路部品ライブラリ
186 第2のCADシステム用回路部品ライブラリ
201 CPU(中央処理装置)
204 入力部
206 記憶部
208 回路部品接続ピン番号処理部
211 処理対象回路部品ライブラリ抽出手段
212 接続ピン情報抽出手段
213 座標基準点設定手段
214 座標位置適正化手段
215 座標位置比較手段
216 接続ピン番号比較手段
217 接続ピン番号対応データ出力手段
221 ライブラリ部
224、225 処理対象回路部品ライブラリ
231 論理回路図シンボル
232 論理情報
233 物理情報
331 第1のCADシステムのライブラリの回路部品
332 第2のCADシステムのライブラリの回路部品
333 接続ピン
334、335 接続ピンの原点
351 電源ピン
352 グランドピン
361 差

Claims (5)

  1. 第1のシステムで管理されている回路部品の各種情報を表わした回路部品ライブラリの中から特定の第1の回路部品を指定する第1の回路部品指定手段と、
    前記第1のシステムとは異なる第2のシステムで管理されている回路部品の各種情報を表わした回路部品ライブラリの中から特定の第2の回路部品を指定する第2の回路部品指定手段と、
    第1の回路部品指定手段で指定した回路部品についてこれに配置されている各接続ピンについてのピン番号の割り振りおよび特定の接続ピンの位置情報を少なくとも記した第1の接続ピン情報を抽出する第1の接続ピン情報抽出手段と、
    第2の回路部品指定手段で指定した回路部品についてこれに配置されている各接続ピンについてのピン番号の割り振りおよび特定の接続ピンの位置情報を少なくとも記した第2の接続ピン情報を抽出する第2の接続ピン情報抽出手段と、
    抽出された第1の接続ピン情報および第2の接続ピン情報における特定の接続ピンの位置情報を照合して前記第1および第2のシステムの一方の座標の原点を他方の原点と一致させた後、これらの回路部品の原点の座標に誤差が生じている場合にはこの誤差が無くなるように一方の原点の座標を移動させる座標位置適正化手段と、
    この座標位置適正化手段によって原点の座標の一致した座標位置を基にして第1の回路部品と第2の回路部品のそれぞれの接続ピンを1つずつ対応付け、これらの接続ピンのピン番号を比較する接続ピン番号比較手段と、
    この接続ピン番号比較手段の比較結果を接続ピン番号対応データとして出力する接続ピン番号対応データ出力手段
    とを具備することを特徴とする接続ピン番号対応データ生成システム。
  2. 第1のシステムで管理されている回路部品の各種情報を表わした回路部品ライブラリの中から特定の第1の回路部品を指定する第1の回路部品指定手段と、
    前記第1のシステムとは異なる第2のシステムで管理されている回路部品の各種情報を表わした回路部品ライブラリの中から特定の第2の回路部品を指定する第2の回路部品指定手段と、
    第1の回路部品指定手段で指定した回路部品についてこれに配置されている各接続ピンについてのピン番号の割り振り、接続ピンそれぞれの原点の座標および特定の接続ピンの位置を少なくとも記した第1の接続ピン情報を抽出する第1の接続ピン情報抽出手段と、
    第2の回路部品指定手段で指定した回路部品についてこれに配置されている各接続ピンについてのピン番号の割り振り、接続ピンそれぞれの原点の座標および特定の接続ピンの位置を少なくとも記した第2の接続ピン情報を抽出する第2の接続ピン情報抽出手段と、
    抽出された第1の接続ピン情報および第2の接続ピン情報における接続ピンそれぞれの原点の座標を使用して一方のシステムの座標の原点を他方のシステムの原点の座標に設定する座標基準点設定手段と、
    この座標基準点設定手段で基準点の設定が行われた後の第1の接続ピン情報および第2の接続ピン情報における特定の接続ピンの位置を照合してこれらの回路部品の原点の座標に誤差が生じている場合にはこの誤差が無くなるように一方の原点の座標を移動させる座標位置適正化手段と、
    この座標位置適正化手段によって原点の座標の一致した座標位置を基にして第1の回路部品と第2の回路部品のそれぞれの接続ピンを1つずつ対応付け、これらの接続ピンのピン番号を比較する接続ピン番号比較手段と、
    この接続ピン番号比較手段の比較結果を接続ピン番号対応データとして出力する接続ピン番号対応データ出力手段
    とを具備することを特徴とする接続ピン番号対応データ生成システム。
  3. 前記座標位置適正化手段は回路部品を回転させて座標位置を第1の回路部品と第2の回路部品の間で合致させることでこれらの回路部品の原点の座標を一致させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の接続ピン番号対応データ生成システム。
  4. 前記第1および第2のシステムはそれぞれ異なったプリント基板用論理回路図作成システムであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の接続ピン番号対応データ生成システム。
  5. 前記接続ピン番号対応データ出力手段は前記接続ピン番号比較手段によって比較結果が一致しなかった接続ピンについての接続ピン番号対応データを出力することを特徴とする請求項2記載の接続ピン番号対応データ生成システム。
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