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JP3702547B2 - 車両用防盗装置 - Google Patents

車両用防盗装置 Download PDF

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JP3702547B2
JP3702547B2 JP22659096A JP22659096A JP3702547B2 JP 3702547 B2 JP3702547 B2 JP 3702547B2 JP 22659096 A JP22659096 A JP 22659096A JP 22659096 A JP22659096 A JP 22659096A JP 3702547 B2 JP3702547 B2 JP 3702547B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両を盗難から守る防盗装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
施錠状態にあるドアロック機構を解錠できないように拘束(以下、デッドロックと呼ぶ)したり、車室内への侵入を検出する侵入検出センサーや車体の傾きを検出する車両傾斜センサーにより盗難を検出して警報する車両用防盗装置が知られている。
【0003】
従来の装置では、図6に示すようにセット条件がすべて満足されると防盗装置がセットされる。セット条件は、▲1▼車両の全リッド(ドア、トランクリッド、フードなど)が閉じられている、▲2▼全ドアがロックされている、▲3▼リモートコントロールエントリーシステムによりドアロックがなされた、▲4▼イグニッションキースイッチACCがオンになっていない(イグニッションキーがOFF位置にある)ことである。
【0004】
また、従来の装置では、図7に示すようにリセット条件のいずれかが満足されると防盗装置がリセットされる。リセット条件は、▲1▼キーによりトランクリッドがアンロックされた、▲2▼キーによりドアがアンロックされた、▲3▼リモートコントロールエントリーシステムによりドアがアンロックされた、▲4▼イグニッションキースイッチACCがオフからオンに変化した(イグニッションキーがOFF位置からACC位置に操作された)ことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両用防盗装置では、エンジンが始動されるとイグニッションキースイッチACCがオフからオンに切り換わって防盗装置がリセットされるので、車両を運行する前にエンジンを作動させて車室内を空調する事前空調が行なえないという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、エンジン作動時でも防盗装置をセット可能にした車両用防盗装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1の発明は、車両のリッドの閉じ状態を検出するリッド閉じ検出手段と、車両のドアのロック状態を検出するドアロック検出手段と、遠隔操作で車両のドアをロックする遠隔操作手段と、遠隔操作手段から車両のドアロック指令を受信した時に、リッド閉じ検出手段により車両の全リッドの閉じが検出され、且つドアロック検出手段により車両の全ドアのロック状態が検出された場合には、防盗セットして盗難警戒状態にする制御手段とを備え、車両の盗難を防止する車両用防盗装置において、パーキング位置(P位置)にあるシフトレバーをロックするシフトロック手段を備え、制御手段により、防盗セット後にシフトロック手段によりシフトレバーをP位置でロックする
(2) 請求項2の車両用防盗装置は、変速機のシフトレバーがP位置にあることを検出するP位置検出手段を備え、制御手段によって、遠隔操作手段から車両のドアロック指令を受信した時に、リッド閉じ検出手段により車両の全リッドの閉じが検出され、且つ、ドアロック検出手段により車両の全ドアのロック状態が検出され、且つ、P位置検出手段によりシフトレバーのP位置が検出された場合には、防盗セットして盗難警戒状態にするようにしたものである。
遠隔操作による車両のドアロック指令を受信した時に、車両の全リッドの閉じが検出され、且つ、車両の全ドアのロック状態が検出され、且つ、シフトレバーのP位置が検出された場合には、防盗セットして盗難警戒状態にする。
(3) 請求項3の車両用防盗装置は、制御手段によって、防盗セット後に車両のランプを点灯するかまたはホーンを吹鳴するようにしたものである。
(4) 請求項4の車両用防盗装置は、車室内の動く物体を検知する動物検知手段を備え、制御手段によって、防盗セット後の所定時間内に動物検知手段により車室内で動く物体が検知された場合には、動物検知手段による動く物体の検知を停止するようにしたものである。
(5) 請求項5の車両用防盗装置は、制御手段によって、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、イグニッションキーがOFF位置に切り換えられると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除するようにしたものである。
(6) 請求項6の車両用防盗装置は、制御手段によって、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、ドアロック検出手段によりいずれかのドアのアンロックが検出されると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除するようにしたものである。
(7) 請求項7の車両用防盗装置は、車速を検出する車速検出手段を備え、制御手段によって、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、車速検出手段により所定値以上の車速が検出されると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除するようにしたものである。
(8) 請求項8の車両用防盗装置は、車両の全ドアを一括してアンロックする集中ドアアンロック手段を備え、制御手段によって、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、集中ドアアンロック手段により全ドアが一括してアンロックされると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除するようにしたものである。
(9) 請求項9の車両用防盗装置は、制御手段によって、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、P位置検出手段によりシフトレバーがP位置にないことが検出されると、防盗リセットして盗難監視状態を解除するようにしたものである。
【0008】
【発明の効果】
(1) 請求項1の発明によれば、遠隔操作による車両のドアロック指令を受信した時に、車両の全リッドの閉じが検出され、且つ車両の全ドアのロック状態が検出された場合には、防盗セットして盗難警戒状態にし、防盗セット後に変速機のシフトレバーをP位置でロックするようにしたので、エンジン作動時でも防盗セットが可能になり、車両を運行する前にエンジンを作動させて車室内を事前空調することができ、さらに、防盗性能を向上できる上に防盗セット状態での走行を防止できる
(2) 請求項2の発明によれば、遠隔操作による車両のドアロック指令を受信した時に、車両の全リッドの閉じが検出され、且つ車両の全ドアのロック状態が検出された場合には、防盗セットして盗難警戒状態にするようにしたので、請求項1の効果に加え、シフトレバーがP位置にあって車両が走行可能な状態にないことを確認した上で防盗状態にセットするので、防盗セット状態での走行を防止できる。
(3) 請求項3の発明によれば、防盗セット後に車両のランプを点灯するかまたはホーンを吹鳴するようしたので、防盗セットの完了を認識させることができる。
(4) 請求項4の発明によれば、防盗セット後の所定時間内に車室内で動く物体が検知された場合には、動く物体の検知を停止するようにしたので、車室内に子供や動物を残したままで防盗セットしても、車室内への不正な侵入者と誤認して防盗装置が作動することが避けられる。
(5) 請求項5の発明によれば、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、イグニッションキーがOFF位置に切り換えられると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除するようにしたので、乗員の降車時の防盗装置の誤作動を防止できる。
(6) 請求項6の発明によれば、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、いずれかのドアのアンロックが検出されると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除するようにしたので、請求項5と同様な効果が得られる。
(7) 請求項7の発明によれば、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に所定値以上の車速が検出されると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除するようにしたので、防盗セット状態での走行を防止できる。
(8) 請求項8の発明によれば、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に全ドアが一括してアンロックされると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除するようにしたので、請求項5と同様な効果が得られる。
(9) 請求項9の発明によれば、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、シフトレバーがP位置にないことが検出されると、防盗リセットして盗難監視状態を解除するようにしたので、請求項7と同様な効果が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は一実施形態の構成を示す。
コントローラ1は、マイクロコンピュータとその周辺部品から構成され、防盗処理を行なう。このコントローラ1には、リモートコントロールエントリーシステム(以下、リモコンエントリー装置と呼ぶ)2、侵入センサー3、傾斜センサー4、車速センサー5が接続されている。
【0010】
リモコンエントリー装置2は、不図示のリモートコントロールキー(以下、リモコンキーと呼ぶ)から送信される暗証番号、ドアロック/アンロック指令およびトランクリッド開放指令をアンテナ2aにより受信し、暗証番号が予め登録された番号と一致すればドアロック/アンロック指令およびトランクリッド開放指令をコントローラ1へ送る。
【0011】
侵入センサー3は、車室内の例えば左右のセンターピラーに超音波の発信機と受信機を設置し、車室内の動く物体を検知してコントローラ1へ警報信号を送る。傾斜センサー4は、車両が所定角度以上傾いた時にコントローラ1へ警報信号を送る。車速センサー5は、車両の所定の走行距離ごとにパルス信号を発生し、コントローラ1へ出力する。コントローラ1はこのパルス信号に基づいて車速を検出する。
【0012】
コントローラ1にはまた、ターンシグナルランプL1〜L4と、ホーン6と、各種スイッチが接続される。各種スイッチには、イグニッションキーがACC、ON、STARTのいずれかの位置にある時に閉路するスイッチACCと、イグニッションキーがONまたはSTART位置にある時に閉路するスイッチONと、運転席ドア、助手席ドア、後席左右ドアがそれぞれ開放状態の時に閉路するドアスイッチDO1〜DO4と、運転席ドア、助手席ドア、後席左右ドアのドアロックアクチュエータのロック/アンロック状態を検出するドアロックスイッチDL1〜DL4と、トランクリッドオープナースイッチTOと、トランクリッドがアンロック状態の時に閉路するスイッチTULと、フードが開放状態にある時に閉路するスイッチFOと、シフトレバーがパーキング位置(P位置)にある時に閉路するパーキングスイッチSPが含まれる。なお、BATはバッテリ電源である。
【0013】
図2は、イグニッションキーの位置に関わらず防盗をセットする場合の処理を示すフローチャートである。
ここで、防盗セットとは、ドアロックが解除されないように拘束するいわゆるデッドロックを行ない、侵入センサーや傾斜センサーを作動させるなど、車両の盗難を防止するために必要な処理を行なって盗難警戒状態に入ることであり、この状態において車室内への不正な侵入や車両の傾きが検出されると、ランプを点滅したりホーンを吹鳴するなどして必要な警報を行なう。また、防盗リセットとはそのような盗難警戒状態を解除することである。
【0014】
コントローラ1は所定の時間間隔でこの処理を実行する。ステップ21において、スイッチDO1〜DO4,TUL,FOにより車両の全リッド(ドア、トランク、フード)が閉じられていることを確認し、全リッドが閉じられていればステップ22へ進む。ステップ22では、スイッチDL1〜DL4により車両の全ドアがロックされていることを確認し、全ドアがロック状態にあればステップ23へ進む。ステップ23において、リモコンエントリー装置2からドアロック指令を受信したかどうかを確認し、ドアロック指令を受信したらステップ25へ進み、そうでなければステップ24へ進む。リモコンエントリー装置2からドアロック指令を受信していない場合は、ステップ24でイグニッションキースイッチACCがオンしているかどうかを確認し、スイッチACCがオンしていればステップ21へ戻り、スイッチACCがオフ、すなわちイグニッションキーがOFF位置にあればステップ25へ進む。
【0015】
車両の全リッドが閉じられ且つ全ドアがロックされている状態において、リモコンエントリー装置2からドアロック指令を受信した場合はステップ25で防盗セットし、盗難監視状態に入る。そして、ステップ26でターンシグナルランプL1〜L4を所定時間だけ点滅して防盗セット完了を知らせる。なお、ヘッドランプを点滅させたりあるいはホーン6を吹鳴させて、防盗セット完了を知らせるようにしてもよい。
このように、全リッドが閉じられ且つ全ドアがロックされている状態において、リモコンエントリー装置2からドアロック指令を受信した場合には、イグニッションキーの位置に関わらず防盗セットするようにしたので、エンジンを作動させて空調装置を駆動し、車両の運行前に事前に車室内を空調することが可能になる。
【0016】
防盗セット後のステップ27で、侵入センサー3を所定時間、例えば30秒間作動させ、車室内に人や動物がいるかどうかを検知する。防盗セット直後の所定時間内に侵入センサー3が動く物体を検知した場合には、車室内に子供や動物などがいると判断し、ステップ28で侵入センサー3による侵入検知を停止する。
【0017】
なお、上述した実施形態では、全リッドが閉じられ且つ全ドアがロックされている状態において、リモコンエントリー装置からドアロック指令を受信した場合には、イグニッションキーの位置にかかわらず防盗セットしたが、このような経過で防盗セットした場合には、侵入センサー3および傾斜センサー4による検知を停止するようにしてもよい。
【0018】
図3はイグニッションキーの位置に関わらず防盗セットする処理の変形例を示すフローチャートである。なお、図2に示す処理と同様な処理を行なうステップに対しては同一のステップ番号を付して相違点を中心に説明する。
図2に示す実施形態では、全リッドが閉じられ且つ全ドアがロックされている状態において、リモコンエントリー装置からドアロック指令を受信した場合には、イグニッションキーの位置に関わらず防盗セットしたが、この変形例では、全リッドが閉じられ且つ全ドアがロックされている状態において、リモコンエントリー装置からドアロック指令を受信した場合にはステップ23Aへ進み、スイッチSPによりシフトレバーがP位置にあるかどうかを確認する。P位置になければステップ24へ進んでイグニッションキースイッチACCがオンかどうかを確認する。シフトレバーがP位置になく、且つスイッチACCがオンしている時は、車両が走行可能な状態にあると判断し防盗セットしない。一方、P位置にあればステップ25へ進んで防盗セットを行なう。さらに、防盗セット後のステップ26Aで不図示のシフトロック機構によりシフトレバーをP位置にロックする。
【0019】
図4は、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている場合の防盗リセット処理を示すフローチャートである。
コントローラ1は所定の時間間隔でこの処理を実行する。ステップ41において、イグニッションキースイッチONが開路してイグニッションキーがOFF位置に戻されたか否かを確認する。イグニッションキーがOFF位置に戻されたら乗員が降車するものと判断し、ステップ49へ進んで防盗リセットする。 イグニッションキーがON位置にセットされたままであればステップ42へ進み、イグニッションキースイッチONとドアロックスイッチDL1〜DL4により、イグニッションキーがON位置にあって、いずれかのドアがアンロックされたか否かを確認する。この場合には乗員が降車するものと判断し、ステップ49へ進んで防盗リセットする。
【0020】
なお、ステップ42では、イグニッションキーがON位置で且つドアがアンロックされたら、乗員に降車意志があると判断して防盗リセットするようにしたが、運転席ドアなどに設置される集中ドアスイッチによりアンロック操作がなされた場合には、車室内に乗員がおり、その乗員に降車意志があると判断して防盗リセットするようにしてもよい。
【0021】
ステップ43で、車速センサー5により車速が所定値K以上あるか否かを確認し、車速が所定値K以上あればステップ49へ進んで防盗リセットを行なう。また、ステップ44では、スイッチSPによりシフトレバーがP位置にあるか否かを確認する。イグニッションキーがON位置にあるので、シフトレバーがP位置にない場合には車両が走行可能な状態にあることになり、ステップ49へ進んで防盗リセットする。
【0022】
なお、基本的には車速またはシフトレバー位置に基づいて車両の走行可能状態を判断できるが、例えば車速またはシフトレバー位置検出装置に故障があると、走行可能状態の判断ができず、防盗セット状態で走行することが可能となり好ましくない。そこで、この実施形態では車速とシフトレバー位置の両条件が満足された場合に車両が走行可能状態にないと判断し、防盗セット状態での走行を確実に防止する。
【0023】
ステップ45〜48の防盗リセット条件は基本的には従来の防盗装置の条件と同様である。ステップ45において、キーによりトランクリッドの開放操作がなされるとステップ49へ進んで防盗リセットを行なう。ここで、キーによるトランク開放の判断は、例えば、トランクリッドオープナースイッチTOが操作されずに、トランクリッドアンロックスイッチTULによりトランクリッドの開放が検出されたら、キーによりトランクリッドが開放されたと判断する。
【0024】
また、ステップ46でキーによりいずれかのドアがアンロックされるとステップ49へ進んで防盗リセットを行なう。ここで、キーによるドアアンロックの判断は、例えば、集中ドアロックスイッチやドアロックノブの操作なしに、ドアロックスイッチDL1〜DL4によりいずれかのドアのアンロックが検出されたら、キーによりドアがアンロックされたと判断する。ステップ47でリモコンエントリー装置2によりドアがアンロックされるとステップ49へ進み、防盗リセットを行なう。さらに、ステップ49において、イグニッションキースイッチACCがオフからオンに切り換わると乗員の走行意志があると判断し、ステップ49へ進んで防盗リセットを行なう。
【0025】
なお、防盗セット時にシフトレバーをP位置にロックした場合には、防盗リセット後のステップ50で不図示のシフトロック機構によりシフトレバーのP位置ロックを解除する。
【0026】
図5は、イグニッションキーがON位置にあって防盗がセットされている場合の防盗リセット処理の変形例を示すフローチャートである。なお、図4に示す処理と同様な処理を行なうステップに対しては同一のステップ番号を付して相違点を中心に説明する。
ステップ42AでシフトレバーがP位置にあるか否かを確認し、P位置になければ防盗リセットを行ない、P位置にあればステップ42Bへ進む。ステップ42Bでは車速が所定値K以上あるか否かを確認し、車速が所定値K以上あればステップ42Cへ進む。シフトレバーがP位置にあるのに車速が所定値K以上あるということは、シフトレバーのP位置検出スイッチSPの故障が考えられる。そこで、ステップ42CでパーキングスイッチSPの故障をアラームする。
【0027】
このように、車速とシフトレバー位置の両条件を確認することにより、防盗セット状態での走行を確実に防止できる上に、P位置検出スイッチSPの故障も検出できる。
【0028】
以上の一実施形態の構成において、ドアスイッチDO1〜DO4、トランクリッドアンロックスイッチTUL、フードスイッチFOがリッド閉じ検出手段を、ドアロックスイッチDL1〜DL4がドアロック検出手段を、リモートコントロールエントリーシステム2が遠隔操作手段を、コントローラ1が制御手段を、パーキングスイッチSPがP位置検出手段を、侵入センサー3が動物検出手段を、シフトロック機構(不図示)がシフトロック手段を、車速センサー5が車速検出手段を、集中ドアスイッチ(不図示)が集中ドアアンロック手段をそれぞれ構成する。
なお、車両のリッドは、ドア、フード、トランクリッドの他に、フューエルリッド、ウインドー、サンルーフなどが含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の構成を示す図である。
【図2】 イグニッションキーの位置に関わらず防盗セットする場合の処理を示すフローチャートである。
【図3】 イグニッションキーの位置に関わらず防盗セットする場合の処理の変形例を示すフローチャートである。
【図4】 イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている場合の防盗リセット処理を示すフローチャートである。
【図5】 イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている場合の防盗リセット処理の変形例を示すフローチャートである。
【図6】 従来の防盗装置の防盗セット処理を示すフローチャートである。
【図7】 従来の防盗装置の防盗リセット処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 コントローラ
2 リモートコントロールエントリーシステム(リモコンエントリー装置)
3 侵入センサー
4 傾斜センサー
5 車速センサー
6 ホーン
L1〜L4 ターンシグナルランプ
ACC,ON イグニッションキースイッチ
DO1〜DO4 ドアスイッチ
DL1〜DL4 ドアロックスイッチ
TO トランクリッドオープナースイッチ
TUL トランクリッドアンロックスイッチ
FO フードスイッチ
SP シフトレバーパーキングスイッチ

Claims (9)

  1. 両のリッドの閉じ状態を検出するリッド閉じ検出手段と、
    車両のドアのロック状態を検出するドアロック検出手段と、
    遠隔操作で車両のドアをロックする遠隔操作手段と、
    前記遠隔操作手段から車両のドアロック指令を受信した時に、前記リッド閉じ検出手段により車両の全リッドの閉じが検出され、且つ前記ドアロック検出手段により車両の全ドアのロック状態が検出された場合には、防盗セットして盗難警戒状態にする制御手段とを備え、車両の盗難を防止する車両用防盗装置において、
    パーキング位置(以下、P位置という)にあるシフトレバーをロックするシフトロック手段を備え、
    前記制御手段は、防盗セット後に前記シフトロック手段によりシフトレバーをP位置でロックすることを特徴とする車両用防盗装置。
  2. 請求項1に記載の車両用防盗装置において、
    変速機のシフトレバーがP位置にあることを検出するP位置検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記遠隔操作手段から車両のドアロック指令を受信した時に、前記リッド閉じ検出手段により車両の全リッドの閉じが検出され、且つ、前記ドアロック検出手段により車両の全ドアのロック状態が検出され、且つ、前記P位置検出手段によりシフトレバーのP位置が検出された場合には、防盗セットして盗難警戒状態にすることを特徴とする車両用防盗装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用防盗装置において、
    前記制御手段は、防盗セット後に車両のランプを点灯するかまたはホーンを吹鳴することを特徴とする車両用防盗装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載の車両用防盗装置において、
    車室内の動く物体を検知する動物検知手段を備え、
    前記制御手段は、防盗セット後の所定時間内に前記動物検知手段により車室内で動く物体が検知された場合には、前記動物検知手段による動く物体の検知を停止することを特徴とする車両用防盗装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかの項に記載の車両用防盗装置において、
    前記制御手段は、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、イグニッションキーがOFF位置に切り換えられると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除することを特徴とする車両用防盗装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかの項に記載の車両用防盗装置において、
    前記制御手段は、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、前記ドアロック検出手段によりいずれかのドアのアンロックが検出されると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除することを特徴とする車両用防盗装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかの項に記載の車両用防盗装置において、
    車速を検出する車速検出手段を備え、
    前記制御手段は、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、前記車速検出手段により所定値以上の車速が検出されると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除することを特徴とする車両用防盗装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかの項に記載の車両用防盗装置において、
    車両の全ドアを一括してアンロックする集中ドアアンロック手段を備え、
    前記制御手段は、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、前記集中ドアアンロック手段により全ドアが一括してアンロックされると、防盗リセットして盗難警戒状態を解除することを特徴とする車両用防盗装置。
  9. 請求項〜8のいずれかの項に記載の車両用防盗装置において、
    前記制御手段は、イグニッションキーがON位置にあって防盗セットされている時に、前記P位置検出手段によりシフトレバーがP位置にないことが検出されると、防盗リセットして盗難監視状態を解除することを特徴とする車両用防盗装置。
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