JP3656761B2 - 情報記録媒体の記録/再生装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、情報を担う情報記録媒体(以下、単に「記録媒体」と略称することがある)を記録又は再生する情報記録媒体の記録/再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報を記録した記録媒体として、コンパクトディスク(以下、単にCDと称する)が広く知られている。最近では、複数のCDをマガジンと称する収納手段に収納して、該マガジンを装着したプレーヤを自動車のトランク内に収納し、本体装置を運転席近くに配置するCDオートチェンジャー装置が普及してきている。
【0003】
一方、近年、保護用のカートリッジケースに情報記録用ディスクを収納した記録媒体で、光磁気記録方式のミニディスクカートリッジ(以下、MDと称する)が提案されている。このMDは、記録された情報を再生するばかりでなく、新たに記録すること、及び既に記録された情報の書き換えも可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかるMDに対して記録又は再生を行う情報記録媒体の記録/再生装置としては、現在、種々の製品企画がなされている段階である。
【0005】
本発明の目的とするところは、MD等の取扱いにおける簡便性の向上を図ることのできる情報記録媒体の記録/再生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、複数の情報記録媒体を収納可能な媒体収納手段と、前記情報記録媒体の記録又は再生を行う記録/再生手段と、前記情報記録媒体を前記媒体収納手段の各収納領域に搬送し、又は前記記録/再生手段上に載置すべく搬送する搬送手段とを備えた情報記録媒体の記録/再生装置において、前記搬送手段により前記情報記録媒体を前記記録/再生手段上にのみ載置して前記情報記録媒体に対する記録又は再生のためのアクセスを実行し、前記媒体収納手段には収納しない非収納モードを設定する非収納モード設定手段と、前記非収納モード設定手段により非収納モードが設定されている場合に、該非収納モードが設定された情報記録媒体を前記記録/再生手段から排出することにより、当該非収納モードを解除する非収納モード解除制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1における前記非収納モード設定手段が非収納モード設定をマニュアル操作により行うことを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項2における前記非収納モード設定手段が前記媒体収納手段内への前記情報記録媒体収納が不可能である場合に自動的に非収納モードの設定を行うことを特徴とする。
【0009】
請求項4に係る発明は、請求項3における前記媒体収納手段内への前記情報記録媒体の収納不可能状態が、前記媒体収納手段内の媒体収納領域に空きがない状態であることを特徴とする。
【0010】
請求項5に係る発明は、請求項3における前記媒体収納手段内への前記情報記録媒体の収納不可能状態が、前記媒体収納手段の故障により情報記録媒体の収納が不可能である状態であることを特徴とする。
【0012】
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5のいずれかにおいて、各種動作モードを指定する動作モード指定手段をさらに備えて、前記制御手段は、前記非収納モードが設定されている場合において前記動作モード指定手段によりさらに動作モードが指定されたときには、当該非収納モードが指定された情報記録媒体に対して指定動作を実行させることを特徴とする。
【0014】
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記記録媒体収納手段の各収納領域に前記情報記録媒体を搬送する搬送手段を備え、前記記録/再生手段に対する前記情報記録媒体の装着を、前記搬送手段が前記媒体収納手段の最端部媒体収納位置と対向する位置にある状態から、前記搬送手段及び前記記録/再生手段の相対的位置を接近させることにより行うように構成したことを特徴とする。
【0015】
請求項1に係る発明によれば、情報記録媒体を媒体収納手段に収納せず、記録/再生手段上に載置して該情報記録媒体に対するアクセスを実行する非収納モードが設定されている場合に、該非収納モードが設定された情報記録媒体が排出されることにより、当該非収納モードを解除することになる。
【0016】
請求項2に係る発明によれば、請求項1における非収納モード設定手段が非収納モード設定をマニュアル操作により行うので、ユーザーが前記媒体収納手段に記録媒体を収納させたくない予備の記録媒体を任意に設定することができる。
【0017】
請求項3に係る発明によれば、請求項1における前記非収納モード設定手段が前記媒体収納手段内への前記情報記録媒体収納が不可能である場合に自動的に非収納モードの設定を行うようにしたので、前記媒体収納手段が記録媒体収納不可能な状態である場合、ユーザーは、入力操作することなく、自動的に前記媒体収納手段に収納しない予備の記録媒体として設定することができる。
【0018】
請求項4に係る発明によれば、請求項3における前記媒体収納手段内への前記情報記録媒体の収納不可能状態が、前記媒体収納手段内の媒体収納領域に空きがない状態としたので、前記収納領域に空きがない場合、ユーザーは、入力操作することなく、自動的に前記媒体収納手段に収納しない予備の記録媒体として設定することができる。
【0019】
請求項5に係る発明によれば、請求項3における前記媒体収納手段内への前記情報記録媒体の収納不可能状態が、前記媒体収納手段の故障により情報記録媒体の収納が不可能である状態としたので、前記媒体収納手段が故障状態である場合、ユーザーは、入力操作することなく、自動的に前記媒体収納手段に収納しない予備の記録媒体として設定することができる。
【0021】
請求項6に係る発明によれば、非収納モードが設定されている場合において前記動作モード指定手段によりさらに動作モードが指定されたときには、当該非収納モードが指定された情報記録媒体に対して動作を実行させることができる。
【0023】
請求項7に係る発明によれば、記録/再生手段に対する前記情報記録媒体の装着は、搬送手段が前記媒体収納手段の最端部媒体収納位置と対向する位置にある状態から、搬送手段及び前記記録/再生手段の相対的位置を接近させることにより行うようにできる。
【0024】
【実施例】
以下、図面に基づいて本発明の記録媒体の記録/再生装置である車載用MDオートチェンジャー装置(以下、単にMD装置と称する)の実施例について説明する。
【0025】
該MD装置は、MDを挿入して、該MDへの情報の記録、あるいは、該MDに記録された情報の再生をするものである。
【0026】
まず、該MD装置に用いられる一般的なMDについて説明する。図2は一般的なMDの構成を示す平面図である。
【0027】
図2において、201はカートリッジケース、202は該カートリッジケース201に収納された直径6cm程度の光磁気ディスクである情報記録用のディスク本体、203はカートリッジケース201に設けられた該ディスク本体202にアクセスするアクセス用孔、204は該アクセス用孔203を開閉するスライドシャッター(以下、単にシャッターと称する)である。該シャッター204は使用時以外は閉じられているので、ディスク本体202が外部環境から保護され、実用性や耐久性に優れている。
【0028】
尚、このMDの種類には、予め固定した情報が記録された読出専用のプリマスタード(PRE−M)タイプと、書込可能なレコーダブル(RECORDABLE)タイプとがある。プリマスタードタイプのシャッター204はカートリッジケース201の片面のみに設けられ、後述するピックアップからの光ビームをディスク本体202のディスク面に照射することができる。また、レコーダブルタイプのシャッター204はカートリッジケース201の両面に設けられ、ディスク本体202への記録時には、光ビームを照射するディスク面と反対側のディスク面とに、磁界をかける磁気ヘッドが当接する構造となっている。
【0029】
以下、特にこだわらない限り、説明の便宜上、前記カートリッジケース201及びディスク本体202を含めて該記録媒体を総称してディスクという。
【0030】
では、次に該ディスクを再生・記録を行う本実施例におけるMD装置について説明する。尚、図面中の矢印X1,X2は該MD装置の前後方向を示すものであり、矢印Y1,Y2は該MD装置の上下方向を示すものである。そこで、矢印X1側を前側、矢印X2側を後側とし、矢印Y1側を下側、矢印Y2側を上側とする。
【0031】
図1はディスク挿入時のMD装置における内部構造の概略を示す断面図である。
【0032】
図1においてMD装置は、直方体状の機器ケース1と、該機器ケース1内部に設けられた後述する主要部とから構成されている。
【0033】
該機器ケース1正面の上側縁部にはディスクを挿入する挿入口212が形成されており、該挿入口212には該MD装置内への異物の侵入を防止する開閉ドア217が開閉自在に取り付けられている。
【0034】
該機器ケース1内に設けられた主要部としては、挿入されたディスクを搬送及び保持する搬送手段であるキャリア3と、該挿入されたディスクを回転駆動する媒体駆動手段であるプレーヤ部4と、該挿入されたディスクを収納する媒体収納手段であるストッカ5とから構成されている。
【0035】
前記キャリア3は、前記挿入口212の後側にて昇降可能に配置されており、該キャリア3の上部には、挿入されたディスクを装着(ローディング)したり、又は装着しているディスクを前記ストッカ5に収納したり、又は前記挿入口212から排出したりするための後述するローラ215が回転可能に設けられている。
【0036】
また、該キャリア3には、該ディスクの挿入、装着、排出等を検出するための各種センサーが設けられており、ディスクの挿入を検出するディスク挿入センサー216aや、ディスク装着完了を検出するローディング完了センサー216bや、イジェクトセンサー216cや、ディスクが抜取られたか否かを検出するディスク抜取センサー216d等がある。
【0037】
前記ローディング完了センサー216bは、挿入されローラ215でローディングされたディスクの端部が、図1のAの位置に至ることにより完全に装着されたことを検出するものである。また、前記イジェクトセンサー216cは、ディスクがストッカ5から取出可能となる位置(リロード位置)にまで排出されたことを検出するものである。前記ディスク抜取センサー216dは、前記挿入口212の近傍に設けられ、キャリア3から挿入口212に排出(リロード位置までの移動、すなわち一部を突出した状態)されたディスクが抜取られたか否かを検出するものである。
【0038】
また、該キャリア3には、該キャリア3の昇降位置を正確に検出するキャリア位置センサー(図示せず)が設けられており、該キャリア位置センサーにより、キャリア3の位置と、挿入口212及びストッカ5の後述する各収納部の位置とを相対向させることにより、ディスクの前後方向における水平移動をスムーズに行わしめる。
【0039】
また、前記プレーヤ部4は、前記キャリア3の下方で該キャリア3と対向して配置されており、該プレーヤ部4には図示しないダンパ及び防振スプリングにより遊動可能に機器ケース1に取り付けられている。このため、ディスクの回転駆動時には、前記ダンパ及び防振スプリングによってフローティング状態となり、外部から受ける機器ケース1への振動が該プレーヤ部4に伝達するのを防止することができる。尚、ディスクの回転駆動時でない場合には、該プレーヤ部4は機器ケース1に固定される構造となっている。
【0040】
該プレーヤ部4において、219はディスク回転駆動用のスピンドルモーター、220はディスク(ディスク本体202)を装着するターンテーブルである。221はディスクに光ビームを照射して情報の読取を行うピックアップ部(PU)であり、ターンテーブル220に装着されたディスクの半径方向にスライドする構造となっている。また、該プレーヤ部4には、カートリッジケース201の当接により、該ターンテーブル220上にディスクが装着されたことを検出するディスク装着完了センサー216eが設けられている。
【0041】
また、前記ストッカ5は、ディスクを収納する4つの収納領域である収納部50a〜50dを上下方向に積層した直方体状のケースであり、前記挿入口212から見て前記キャリア3よりもさらに後側に昇降可能に配置されている。尚、前記収納部50a〜50dは、識別番号#1〜#4に区別され、収納部50aを#1、収納部50bを#2、収納部50cを#3、収納部50dを#4とする。
【0042】
各収納部50a〜50dには、前側にディスクが挿入可能な開口部が形成され、これら各開口部の後側にディスクを水平に収納可能なスペースが設けられている。各収納部50a〜50dには、ディスクの収納完了を検出するストック完了センサー(51a〜51d)と、バネの付勢力によりディスクの排出又は吸引を行うディスク排出吸引機構(図示せず)とが夫々設けられている。
【0043】
尚、前記挿入口212に開閉自在に設けられた開閉ドア217は、前記キャリア3が収納部50aの開口部に対向する位置にある時にロック解除状態とし、前記キャリア3が収納部50aの開口部に対向する位置以外にある時にロック状態としている。従って、該キャリア3が待機状態である場合には、該キャリア3は前記収納部50bの開口部に対向する位置にあり、前記開閉ドア217をロック状態にして、キャリア待機時における該MD装置内への異物侵入を防止するようにしている。
【0044】
また、前記機器ケース1の正面部には、操作入力を行う操作手段又は情報表示機能を備えた前面パネルが設けられている。図3は該前面パネルを示す平面図である。
【0045】
図3において、102は挿入したディスクを装置内のストッカ5に収納する収納指令を入力するストックキーである。103乃至106は4枚のディスクを特定するための収納媒体指定であるMD指定キー(以下、単にNo.キーと称する)であり、107は予備記録媒体である5枚目のディスクを指定するための予備媒体指定である予備MD指定キーα(以下、単にαキーと称する)である。103a乃至107aは、各キーに設けられたLEDインジケータ(以下、単にNo.ランプと称する)である。
【0046】
108はディスクを演奏する場合の演奏指令を入力するプレイ/ポーズキーであり、プレイ中でないときにこのキーを押下すると、プレイモードとなり、ディスクのプレイ中にこのキーを押下するとポーズモード又はストップモードとなる。109乃至111は特殊なプレイモードを設定する入力キーであり、RPTキー109は繰り返し演奏するリピート演奏モードを、RDMキー110は各ディスク及び/あるいは各トラック(曲)をランダムに演奏するランダム演奏モードを、SCNキー111は各トラックの最初の部分だけを次々に演奏するスキャン(サーチ)演奏モードを設定するものである。
【0047】
112は一つ先のトラックの演奏の指令を入力するキーであり、113は一つ後のトラックの演奏の指令を入力するキーである。114及び115は早送りキー及び早戻しキーであり、プレイモード中にこのキーを押下すると、いわゆるキュー/レビューによるサーチ演奏となる。116はディスクをイジェクト、すなわち排出する排出指令を入力するイジェクトキーである。117は該装置の動作状態を表示するLCD表示器である。該表示器117は例えば最大15桁の文字、記号、数字を表示することができる。
【0048】
では、先に説明したキャリア3を図4に基づいてより詳細に説明する。図4はキャリア3の構造を示す平面図であり、ディスクを装着した状態を示している。図4において、21はキャリアの骨格をなすシャーシ、22はディスクをスムーズにローディング又はイジェクトするためのガイド、215は図1において説明したローラである。24はローラ215を回転させるローラ軸、25はローラ軸24の端部を回転自在に支持する支持アーム、26はカートリッジケース201を押圧するために支持アーム25を引っ張るバネ、27は支持アーム25を回転自在にシャーシ21に係合する支点軸である。
【0049】
かかる構成により、ローラ215はバネ26により付勢され、ディスクのカートリッジケース201に圧接される。そのため、ローラ駆動機構(図示せず)によりローラ215が回転すると、ディスクはガイド22に沿って図のX1,X2方向にスライドする。図4で明らかなように、ローラ215はシャッター204に接触しない位置に偏倚して設けられている。したがって、搬送時にローラ215によりシャッター204が開いて、ディスク面を破損するという不具合を回避することができる。また、ローラ215の圧接によりシャッター204が変形して開閉に支障をきたすのを防止することができる。
【0050】
尚、このように構成されたMD装置は、本出願人により特願平4−329694、特願平4−280052及び実願平4−82016として出願されている。
【0051】
では、次に該MD装置を制御する制御部、及び信号処理部について説明する。図5は該制御部及び信号処理部の構成を示すブロック図である。
【0052】
なお、スピンドルモーター219、ターンテーブル220、ピックアップ部221、ディスク本体202及び表示器117は既に述べたので説明を省略する。図5において、222は前記ピックアップ221から出力される高周波信号を増幅するRFアンプ、223は該RFアンプ222から得られる信号をディジタル信号の音声データに変換するとともに、所定の処理を行う信号処理部である。224は該信号処理部223からの音声データをメモリ225に書き込むとともに、該メモリ225から読み出した音声データの時間軸を伸長するメモリコントローラである。226は音声データに種々の音響補正を施すディジタルフィルタ、227はディジタル信号である音声データをアナログ信号に変換するD/Aコンバータ、228はこのアナログ音声信号を増幅するオーディオアンプ、229はこの音声信号の供給により音声を発するスピーカである。
【0053】
230は前記RFアンプ222からの読取同期信号成分その他の信号を受けて、駆動制御信号を生成するサーボ処理部である。231は該サーボ処理部230からの駆動制御信号により、前記ピックアップ部221の光ビームの照射手段、トラッキングアクチュエータ、フォーカスアクチュエータ(いずれも図示せず)を駆動する駆動信号を生成するドライバー、232は前記サーボ処理部230からの駆動制御信号により、前記スピンドルモーター219等のメカ駆動機構を駆動させる駆動信号を生成するドライバーである。
【0054】
233はこの装置を制御するとともに、ヘッドユニット(図示せず)と通信を行う制御手段としてのCPUである。234は図3に示す前面パネルに設けられたキー入力を受けて、その入力データをCPU233に供給するキー入力インターフェースである。235はCPU233によって制御されるディスクローディング機構であり、上記した各種センサー(216a〜216e)及びアクチュエータ等により構成され、キャリア3の動作を制御する。236はCPU233によって制御されるディスクストック機構であり、ストック完了センサー(51a〜51d)及びアクチュエータ等により構成され、ストッカ5の動作を制御する。また、237はCPU233から出力される表示データに基づいて表示器117を駆動する表示用ドライバーである。尚、この例は再生のみを対象としたものであるが、磁気ヘッドを設けるようにすれば記録/再生システムの構成となることはいうまでもない。
【0055】
次に該MD装置におけるCPU233の動作を図6乃至図19のフローチャートに基づいて説明する。尚、図6乃至図19に示すフローチャートにおいて各収納部50a〜50dを示す場合には総称してストッカとし、ストッカ全体を示す場合にはストッカ5とする。
【0056】
図6は該MD装置のCPU233における主な処理動作を示すメインルーチンのフローチャートである。
【0057】
図6において該MD装置への電源がONされると、前記ストッカ5及びキャリア3内にあるディスクに係るディスクデータが、車両のバックアップ電源にて前記メモリ225に保持されているか否かを判定する(ステップS1)。
【0058】
ディスクデータが保持されていなければ、前記ディスク挿入センサー216a、ローディング完了センサー216b、イジェクトセンサー216c、ディスク抜取センサー216d、ディスク装着完了センサー216e、ストック完了センサー(51a〜51d)等の各センサーにより前記ストッカ5及びキャリア3内にあるディスクを検知してディスクデータを作成し、該ディスクデータ(ストッカ5のどの位置にディスクが収納されているか等を示すデータ)を前記メモリ225に記憶させる(ステップS2)。
【0059】
次にストックキー102が押下されたか否かを判定する(ステップS3)。ストックキー102が押下されたのでなければ、イジェクトキー116が押下されたか否かを判定する(ステップS4)。イジェクトキー116が押下されたのでなければ、プレイ/ポーズキー108が押下されたか否かを判定する(ステップS5)。プレイ/ポーズキー108が押下されたのでなければ、ステップS3に移行する。
【0060】
また、ステップS1にてディスクデータが保持されているのであれば、ステップS3に移行する。
【0061】
また、ステップS3にてストックキー102が押下されたのであれば、ディスクを前記ストッカ5に収納するストックモードに移行してから(ステップS6)、ステップS4に移行する。
【0062】
また、ステップS4にてイジェクトキー116が押下されたのであれば、ディスクをMD装置内から排出させるイジェクトモードに移行してから(ステップS7)、ステップS5に移行する。
【0063】
また、ステップS5にてプレイ/ポーズキー108が押下されたのであれば、ディスクの再生等を行うプレイモードに移行してから(ステップS8)、ステップS3に移行する。
【0064】
では、次に各イジェクトモード、ストックモード、プレイモードにおけるCPU233の処理動作について説明する。
【0065】
では、図7乃至図9に基づいて第1実施例のイジェクトモードにおけるCPU233の処理動作について説明する。
【0066】
図7においてαフラグが“1”であるか否か判定する(ステップS11)。尚、αフラグが“1”の場合には、ストッカ5内に収納されずに直接プレーヤ部4上に装着されるディスク(αディスク)が当該装置内に存在することを示す。
【0067】
ステップS11にてαフラグが“1”であれば、イジェクトモードに移行したことを示す“EJECT MODE”を表示させ(ステップS12)、該キャリア3内のディスクがプレイ中であるか否かを判定する(ステップS13)。
【0068】
該ディスクがプレイ中であれば、該プレイ動作を停止させ(ステップS14)、該ディスクをイジェクト処理してリロード位置に待機させる(ステップS15)。次にイジェクト処理が完了したことを示す“EJECT END”を表示させ(ステップS16)、該CPU233内部の図示せぬタイマーをスタートさせ(ステップS17)、図8に示すE1に移行する。尚、前記タイマーは、所定時間、例えば10秒間を監視しているものとする。
【0069】
図8に示すE1において現在リロード位置にあるディスクが引抜かれたか否かを判定する(ステップS22)。該リロード位置にあるディスクが引抜かれたのでなければ、該リロード位置にあるディスクが押込まれたか否かを判定する(ステップS23)。該ディスクが押込まれたのであれば、ローディング準備完了を示す“STOCK LOAD”を表示させ(ステップS24)、該ディスクをローディング処理してキャリア3内に収容させ(ステップS25)、αフラグが“1”であるか否を判定する(ステップS26)。αフラグが“1”であれば、後述する図18に示すP1に移行する。
【0070】
また、ステップS22にてディスクが引抜かれたのであれば、後述する図9に示すE2に移行する。
【0071】
また、ステップS23にてディスクが押込まれたのでなければ、ステップS17にてスタートしたタイマーが10秒経過したか否かを判定する(ステップS27)。10秒が経過したのでなければ、ステップS22に移行し、また、10秒が経過したのであれば、“STOCK LOAD”を表示させ(ステップS28)、該ディスクをローディング処理してキャリア3内に収容させ(ステップS29)、αフラグが“1”であるか否かを判定する(ステップS30)。
【0072】
αフラグが“1”であれば、該キャリア3内に収容されたディスクをプレーヤ部4に装着させ(ステップS31)、現在表示中の“STOCK LOAD”を消灯させ(ステップS32)、メインルーチンに移行する。尚、ステップS30にてαフラグが“1”であれば、ステップS31にてディスクをプレーヤ部4に装着させるようにしたが、該ディスクをプレーヤ部4以外の位置に配置するようにしても良い。
【0073】
また、ステップS30にてαフラグが“1”でなければ、該キャリア3内に収容されたディスクを、前記メモリ225に記憶されたディスクデータに基づいて元のストッカ(以前、そのディスクが収納されていたストッカ)に収納させ(ステップS33)、キャリア3の位置を#2の位置(開閉ドア217のロックが解除される直前の位置)に移動させて(ステップS34)、“EJECT MODE”を表示させ(ステップS35)、図9に示すE3に移行する。尚、ステップS34を省略し、ステップS33にてディスクを元のストッカに戻したら、キャリア3をその位置で待機させるようにしても良い。また、ステップS26にてαフラグが“1”でなければ、ステップS33に移行する。尚、ステップS26にてαフラグが“1”であれば、図18に示すP1に移行するようになっているが、ステップS31に移行するようにしても良い。
【0074】
図9に示すE3において、イジェクトキー116が押下されたか否かを判定する(ステップS36)。イジェクトキー116が押下されたのでなければ、プレイ/ポーズキー108が押下されたか否かを判定する(ステップS37)。プレイ/ポーズキー108が押下されたのでなければ、ストックキー102が押下されたか否かを判定する(ステップS38)。
【0075】
ステップS37にてプレイ/ポーズキー108が押下されたのであれば、図6のプレイモード(ステップS8)に移行する。また、ステップS38にてストックキー102が押下されたのであれば、図6のストックモード(ステップS6)に移行する。
【0076】
ステップS38にてストックキー102が押下されたのでなければ、αキーを含むNo.キー(103〜107)が押下されたか否かを判定する(ステップS41)。No.キー(103〜107)が押下されたのでなければ、ステップS36に移行する。また、ステップS41にてNo.キー(103〜107)が押下されたのであれば、該押下されたNo.キー(103〜107)に対応するストッカのディスク、又はαディスクがあるか否か判定する(ステップS42)。
【0077】
該No.キー(103〜107)に対応したストッカのディスク、又はαディスクがなければ、該当ディスクが無いことを示す“NO DISC”を表示させ(ステップS43)、ステップS36に移行する。
【0078】
また、ステップS42にて該No.キー(103〜107)に対応したストッカのディスクがあれば、現在、キャリア3内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS44)。
【0079】
該キャリア3内にディスクがあるのであれば、該キャリア3内のディスクと前記押下されたNo.キー(103〜107)に対応したストッカのディスクとが同一であるか否かを判定する(ステップS45)。
【0080】
該キャリア3内のディスクが同一でなければ、該キャリア3内のディスクを元のストッカ内に収納させ(ステップS46)、前記押下されたNo.キー(103〜107)に対応するストッカのディスクをキャリア3内に収容させ(ステップS47)、図7に示すE4に移行する。
【0081】
また、ステップS44にてキャリア3内にディスクがなければ、ステップS47に移行する。また、ステップS45にてキャリア3内のディスクが同一でなければ、図7に示すE4に移行する。
【0082】
また、図7におけるステップS11にてαフラグが“1”でなければ、MD装置内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS18)。ディスクがあれば、“EJECT MODE”を表示させ(ステップS19)、該MD装置内にあるディスクが複数枚であるか否かを判定する(ステップS20)。該ディスクが複数枚であれば、図9に示すE3に移行する。また、ステップS20にて該ディスクが複数枚でなければ、ステップS13に移行する。
【0083】
また、ステップS18にてMD装置内にディスクがなければ、ディスクが無いことを示す“NO DISC”を表示させ(ステップS21)、メインルーチンに移行する。
【0084】
また、前述した図8におけるステップS22にてディスクが引抜かれたのであれば、図9に示すE2に移行するのであるが、図9に示すE2においては、キャリア3を#2の位置に移動させ(ステップS48)、ステップS22にて引抜かれたディスクがαディスクであるか否かを判定する(ステップS49)。αディスクであれば、現在のαフラグを“0”にして(ステップS50)、引き抜かれたディスクに対応するNo.ランプ(103a〜107a)を消灯させ(ステップS51)、MD装置内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS52)。
【0085】
MD装置内にディスクがあれば、ステップS36に移行し、MD装置内にディスクがなければ、表示中の“EJECT MODE”を消灯させ(ステップS53)、メインルーチンに移行させる。また、ステップS36にてイジェクトキー116が押下されたのであれば、ステップS53に移行する。
【0086】
だが、第1実施例のイジェクトモードによれば、#1〜#4間のストッカに収納されたディスクがイジェクト処理されると、各ストッカ間に空き収納領域である空きストッカが生じてしまう。
【0087】
そこで、このような各ストッカ間における空きストッカ、すなわち歯抜けを防止するために、次に示すような第2実施例のイジェクトモードが考えられる。
【0088】
では、次に該第2実施例のイジェクトモードにおけるCPU233の処理動作を図10及び図11に基づいて説明する。尚、第1実施例と重複する処理動作については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0089】
第2実施例のイジェクトモードにおけるCPU233の処理動作としては、第1実施例の処理動作にストッカ5内のディスクを順次に整列させ、各ストッカ間における空きストッカを防止するディスク整列処理を加えたものである。
【0090】
図10においてステップS36にてイジェクトキー116が押下されたのであれば、ディスク整列処理を施す(ステップS54)。尚、図示していないが、ステップS37及びステップS38において、肯定判断が行われた場合にも、このディスク整列処理を実行してから、それぞれ図6のプレイモード(ステップS8)又はストックモード(ステップS6)に移行する。
【0091】
該ディスク整列処理としては図11に示すように、#1内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS61)。#1内にディスクがあれば、#2内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS62)。#2内にディスクがあれば、#3内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS63)。#3内にディスクがあれば、メインルーチンに移行する。
【0092】
また、ステップS61にて#1内にディスクがなければ、#2内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS64)。#2内にディスクがあれば、該ディスクを#1内に収納して該ディスクデータを修正し(ステップS65)、#3内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS66)。
【0093】
#3内にディスクがあれば、該ディスクを#2内に収納して該ディスクデータを修正し(ステップS67)、#4内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS68)。#4内にディスクがあれば、該ディスクを#3内に収納して該ディスクデータを修正する(ステップS69)。
【0094】
また、ステップS64にて#2内にディスクがなければ、#3内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS70)。#3内にディスクがあれば、該ディスクを#1内に収納して該ディスクデータを修正し(ステップS71)、#4内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS72)。#4内にディスクがあれば、該ディスクを#2内に収納して該ディスクデータを修正する(ステップS73)。
【0095】
また、#4内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS74)。#4内にディスクがあれば、該ディスクを#1内に収納して該ディスクデータを修正する(ステップS75)。
【0096】
また、ステップS62にて#2内にディスクがなければ、ステップS66に移行し、ステップS66にて#3内にディスクがなければ、ステップS72に移行し、ステップS72にて#4内にディスクがなければ、メインルーチンに移行する。また、ステップS74にて#4内にディスクがなければ、同様にメインルーチンに移行する。また、ステップS63にて#3内にディスクがなければ、ステップS68に移行し、ステップS68にて#4内にディスクがなければ、メインルーチンに移行する。
【0097】
従って、上記第2実施例のイジェクトモードによれば、該ディスク整列処理により、#1〜#4間のストッカからディスクが抜かれたとしても、該ディスクを抜かれた空きストッカに#1から順次にディスクを詰めるようにしたので、各ストッカ間における空きストッカ、すなわち歯抜けが生じるといった事態を打開することができる。
【0098】
では、次に第1実施例のストックモードにおけるCPU233の処理動作を図12及び図13に基づいて説明する。
【0099】
図12においてαフラグが“1”であるか否かを判定する(ステップS81)。αフラグが“1”でなければ、該MD装置内、すなわちキャリア3内及びストッカ5の各ストッカ#1〜#4内にディスクが満杯であるか否かを判定する(ステップS82)。該MD装置内にディスクが満杯でなければ、“STOCK MODE”を表示させ(ステップS83)、キャリア3内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS84)。
【0100】
キャリア3内にディスクがあれば、“WAIT”を表示させ(ステップS85)、現在プレイ中であるか否かを判定する(ステップS86)。プレイ中であれば、該プレイ動作を停止させ(ステップS87)、該ディスクを元のストッカ(ディスク取出し前に収納されていたストッカ)内に収納させる(ステップS88)。
【0101】
次にキャリア3を#2の位置へ移動させて(ステップS89)、ストック準備完了を示す“STOCK STANDBY”を表示させて(ステップS90)、図13に示すS1に移行する。
【0102】
図13のS1において、ストックキー102が押下されたか否かを判定する(ステップS101)。ストックキー102が押下されたのでなければ、プレイ/ポーズキー108が押下されたか否かを判定する(ステップS102)。プレイ/ポーズキー108が押下されたのでなければ、イジェクトキー116が押下されたか否かを判定する(ステップS103)。イジェクトキー116が押下されたのでなければ、αキーを含むNo.キー(103〜107)が押下されたか否かを判定する(ステップS104)。
【0103】
No.キー(103〜107)が押下されたのでなければ、ステップS101に移行し、また、ステップS104にてNo.キー(103〜107)が押下されたのであれば、該No.キー(103〜107)に対応するストッカのディスク、又はαディスクがあるか否かを判定する(ステップS105)。該押下されたNo.キー(103〜107)に対応するストッカのディスク、又はαディスクがあれば、該ストッカ内に収納されるディスクがあることを示す“DISC”を表示させ(ステップS106)、ステップS101に移行する。また、該押下されたNo.キー(103〜107)に対応するストッカのディスク、又はαディスクがなければ、該ストッカが空きストッカであり、該ストッカにディスクが収納可能である旨を示す“STOCK LOAD”を表示させ(ステップS107)、キャリア3を#1の位置へ移動させて(ステップS108)、ディスクが挿入口212から挿入されたか否かを判定する(ステップS109)。ディスクが挿入されたのであれば、図12に示すS2に移行する。
【0104】
また、ステップS101にてストックキー102が押下されたのであれば、表示中の“STOCK STANDBY”を消灯させ(ステップS110)、メインルーチンに移行する。また、ステップS102にてプレイ/ポーズキー108が押下されたのであれば、図6のプレイモード(ステップS8)に移行する。また、ステップS103にてイジェクトキー116が押下されたのであれば、図6のイジェクトモード(ステップS7)に移行する。
【0105】
また、ステップS109にてディスクが挿入されたのであれば、該ディスクをローディング処理してキャリア3内に収容させ、図12に示すS2に移行するのであるが、図12に示すS2において、該挿入されたディスクがαディスクであるか否かを判定する(ステップS93)。αディスクであれば、αフラグを“1”にして(ステップS94)、αキー107に該当するNo.ランプ107aを点灯させ(ステップS95)、後述する図18に示すP1に移行する。
【0106】
また、ステップS93にて該挿入されたディスクがαディスクでなければ、該No.キー(103〜106)に該当するストッカに該ディスクを収納させ(ステップS96)、該ストッカに対応したNo.キー(103〜106)に該当するNo.ランプ(103a〜106a)を点灯させ(ステップS97)、現在のキャリア3の位置が#2の位置であるか否かを判定する(ステップS98)。
【0107】
キャリア3の位置が#2の位置であれば、ステップS90に移行する。キャリア3の位置が#2の位置でなければ、“WAIT”を表示させ(ステップS99)、ステップS89に移行する。
【0108】
また、ステップS84にてキャリア3内にディスクがなければ、ステップS98に移行する。
【0109】
また、ステップS81にてαフラグが“1”であれば、ストッカ5内に収納されずに直接プレーヤ部4上に装着されるディスク(αディスク)であることを示すα−DISCを表示させ(ステップS91)、ステップS82にてMD装置内にディスクが満杯であれば、すなわち全ての収納部内にディスクが収納され、しかもキャリア3内にもディスクが収容されていれば、該MD装置内にはディスクが満杯であることを示す“FULL DISC”を表示させ(ステップS92)、メインルーチンに移行する。
【0110】
だが、第1実施例のストックモードによれば、αディスクのローディングの後に、直ぐに曲の先頭から再生が行われてしまうので、利用者の曲の選択行為ができず使い勝手に問題が生じる。
【0111】
そこで、このような事態を打開するために第2実施例のストックモードが考えられる。
【0112】
では、次に第2実施例のストックモードにおけるCPU233の処理動作を図13及び図14に基づいて説明する。尚、第1実施例のストックモードにおける処理動作と重複するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0113】
第2実施例のストックモードにおける処理動作は、第1実施例のストックモードにおける処理動作に加えて、αディスクにおける識別情報であるTOC情報を予めメモリ225に記憶した後、ポーズ状態にしておくことである。
【0114】
図14においてステップS81乃至ステップS92の処理動作を行ってから、図13に示すS1に移行し、図13のS1にてステップS101乃至ステップS110の処理動作を行い、ステップS109にてディスクが挿入口212に挿入されたのであれば、図14に示すS3に移行する。
【0115】
図14に示すS3において該挿入されたディスクがαディスクであるか否かを判定する(ステップS121)。該挿入されたディスクがαディスクであれば、αフラグを“1”にして(ステップS122)、αキー107に該当するNo.ランプ107aを点灯させ(ステップS123)、該αディスクをプレーヤ部4に装着させる(ステップS124)。
【0116】
次に該プレーヤ部4に装着されたαディスクのTOC情報を読込ませ、該TOC情報をメモリ225に記憶させ(ステップS125)、該ディスクにおける曲頭のアドレスで一時停止させ(ステップS126)、タイマーをスタートさせ(ステップS127)、一時停止の解除を促す“ポーズを解除して下さい”を表示させる(ステップS128)。
【0117】
次にタイマーにて所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS129)。所定時間が経過したのであれば、後述する図18に示すP1に移行する。また、所定時間が経過したのでなければ、プレイ/ポーズキー108が押下されたか否かを判定する(ステップS130)。プレイ/ポーズキー108が押下されたのでなければ、ストップキーが押下されたか否かを判定する(ステップS131)。ストップキーが押下されたのであれば、ポーズ動作を解除、すなわち停止させ(ステップS132)、メインルーチンに移行する。尚、ステップS129にて所定時間が経過したのであれば後述する図18に示すP1に移行するようにしたが、停止するようにしても良い。
【0118】
また、ステップS130にてプレイ/ポーズキー108が押下されたのであれば、後述する図18に示すP1に移行し、ステップS131にてストップキーが押下されたのでなければ、ステップS129に移行する。
【0119】
また、ステップS121にて挿入されたディスクがαディスクでなければ、図13におけるステップS104及びステップS105にて指定された該No.キー(103〜106)に該当するストッカに該ディスクを収納させ(ステップS133)、該ストッカに対応したNo.キー(103〜106)に該当するNo.ランプ(103a〜106a)を点灯させ(ステップS134)、現在のキャリア3の位置が#2の位置であるか否かを判定する(ステップS135)。
【0120】
キャリア3の位置が#2の位置であれば、ステップS90に移行する。キャリア3の位置が#2の位置でなければ、“WAIT”を表示させ(ステップS136)、ステップS89に移行する。
【0121】
また、ステップS84にてキャリア3内にディスクがなければ、ステップS135に移行する。
【0122】
従って、上記第2実施例のストックモードによれば、αディスクのプレーヤ部4装着時に該αディスクのTOC情報を読込んで、該TOC情報をメモリ225に記憶した後、ポーズするようにしたので、例えばプレイを実行する前に選曲動作を行うことができて、使い勝手が良い。
【0123】
また、第1実施例のストックモードによれば、各ストッカ内に収納する各ディスクにおけるTOC情報の読込みは、各ディスクを再生する際にTOC情報を読み込むようにしていたので、少なくとも収納後、最初に再生を行う際にはTOC読込み時間が必要であり、時間が掛かるといった事態が生じた。
【0124】
そこで、このような事態を打開するために第3実施例のストックモードが考えられている。
【0125】
では、次に該第3実施例のストックモードにおけるCPU233の処理動作を図13及び図15に基づいて説明する。尚、第1実施例のストックモードにおける処理動作と重複するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0126】
第3実施例のストックモードにおける処理動作は、第1実施例のストックモードにおける処理動作に加えて、各ストッカに収納する各ディスクのTOC情報を予めメモリ225に記憶しておくことである。
【0127】
図15においてステップS81乃至ステップS92の処理動作を行ってから、図13に示すS1に移行し、図13のS1にてステップS101乃至ステップS110の処理動作を行い、ステップS109にてディスクが挿入口212に挿入されたのであれば、図15に示すS7に移行する。
【0128】
図15に示すS7において、ステップS109にて挿入されたディスクがαディスクであるか否かを判定する(ステップS141)。αディスクであれば、αフラグを“1”にし(ステップS142)、該αキー107に該当するNo.ランプ107aを点灯させ(ステップS143)、後述する図18に示すP1に移行する。
【0129】
また、ステップS141にてαディスクでなければ、該ディスクをプレーヤ部4に装着させ(ステップS144)、該ディスクにおけるTOC情報と、該ディスクがPRE−Mタイプであるか又はRECORDABLEタイプであるかを識別するディスク情報とを読み込んでメモリ225に記憶保持させ(ステップS145)、該記憶保持されたTOC情報の内容、例えば該ディスクに記録されているアルバム名や、その演奏トータル時間等を表示させる(ステップS146)。
【0130】
次にステップS104及び105にて指定されたNo.キー(103〜106)に対応するストッカに該ディスクを収納させ(ステップS147)、該No.キー(103〜106)に該当するNo.ランプ(103a〜106a)を点灯させ(ステップS148)、現在のキャリア3の位置が#2の位置であるか否かを判定する(ステップS149)。
【0131】
キャリア3の位置が#2の位置でなければ、“WAIT”を表示させ(ステップS150)、ステップS89に移行する。キャリア3の位置が#2の位置であれば、ステップS90に移行する。また、ステップS84にてキャリア3内にディスクがなければ、ステップS149に移行する。もちろん、この第3実施例においても、第2実施例のようにαディスク挿入後はTOC情報を読み取って、ポーズ状態としても良い。
【0132】
従って、上記第3実施例のストックモードによれば、各ストッカ内の各ディスクのプレーヤ装着時に各ディスクのTOC情報を読込んで、該TOC情報をメモリ225に記憶するようにしたので、該メモリ225に格納したTOC情報に基づいて、TOC情報を利用した選曲機能動作等を敏速に行うことができる。
【0133】
ところで、第1実施例のストックモードによれば、ストッカ5にディスクを収納する場合には、No.キー(103〜106)にて所望のストッカ5を指定しなければならないといった事態が生じた。
【0134】
そこで、このような事態を打開するために第4実施例のストックモードが考えられる。
【0135】
では、次に該第4実施例のストックモードにおけるCPU233の処理動作を図16及び図17に基づいて説明する。尚、第1実施例のストックモードにおける処理動作と重複するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0136】
第4実施例のストックモードにおける処理動作は、第1実施例のストックモードにおける処理動作に加えて、各ディスクを所定順序で順次に各ストッカに収納するようにしたものである。
【0137】
図16においてステップS81乃至ステップS88の処理動作を行った後、キャリア3の位置を挿入口212の位置へと移動させ(ステップS161)、“STOCK LOAD”を表示させ(ステップS162)、図17に示すS4に移行する。
【0138】
図17に示すS4において、ストックキー102が押下されたか否かを判定する(ステップS171)。ストックキー102が押下されたのでなければ、プレイ/ポーズキー108が押下されたか否かを判定する(ステップS172)。プレイ/ポーズキー108が押下されたのでなければ、イジェクトキー116が押下されたか否かを判定する(ステップS173)。イジェクトキー116が押下されたのでなければ、前記挿入口212にディスクが挿入されたか否かを判定する(ステップS174)。
【0139】
ディスクが挿入されたのでなければ、ステップS171に移行し、また、ディスクが挿入されたのであれば、図中のS6に移行する。
【0140】
S6においてステップS174にて挿入されたディスクがαディスクであるか否かを判定する(ステップS175)。αディスクであれば、αフラグを“1”にして(ステップS176)、該αキー107に該当するNo.ランプ107aを点灯させ(ステップS177)、後述する図18に示すP1に移行する。
【0141】
また、ステップS175にてディスクがαディスクでなければ、#1のストッカ内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS178)。#1内にディスクがなければ、#1内に該挿入されたディスクを収納させ(ステップS179)、該収納された#1のストッカに該当するNo.ランプ(103a〜106a)を点灯させる(ステップS180)。
【0142】
次にディスクを収納するストッカ5が満杯であるか否かを判定する(ステップS181)。ストッカ5が満杯であれば、表示中の“STOCK LOAD”を消灯させ(ステップS182)、現在のキャリア3の位置が待機位置であるか否かを判定する(ステップS183)。現在のキャリア3の位置が待機位置でなければ、キャリア3の位置を待機位置へと移動させ(ステップS184)、メインルーチンに移行する。また、ステップS183にて現在のキャリア3の位置が待機位置であれば、メインルーチンに移行する。
【0143】
ステップS171にてストックキー102が押下されたのであれば、ステップS182に移行する。
【0144】
また、ステップS172にてプレイ/ポーズキー108が押下されたのであれば、図6のプレイモード(ステップS8)に移行し、また、ステップS173にてイジェクトキー116が押下されたのであれば、図6のイジェクトモード(ステップS7)に移行する。
【0145】
また、ステップS178にて#1内にディスクがあれば、#2内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS185)。#2内にディスクがなければ、#2内に前記挿入されたディスクを収納させ(ステップS186)、ステップS180に移行する。また、ステップS185にて#2内にディスクがあれば、#3内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS187)。#3内にディスクがなければ、#3内に前記挿入されたディスクを収納させ(ステップS188)、ステップS180に移行する。また、ステップS187にて#3内にディスクがあれば、#4内に前記挿入されたディスクを収納させ(ステップS189)、ステップS180に移行する。
【0146】
また、ステップS181にてストッカ5が満杯でなければ、図16に示すS5に移行する。
【0147】
図16に示すS5において現在のキャリア3の位置が挿入口212の位置であるか否かを判定する(ステップS163)。挿入口212の位置であれば、ステップS162に移行し、挿入口212の位置でなければ、“WAIT”を表示させ(ステップS164)、ステップS161に移行する。また、ステップS84にてキャリア3内にディスクがなければ、ステップS163に移行する。
【0148】
従って、上記第4実施例のストックモードによれば、No.キー(103〜106)によるキー選択を必要とすることなく、ディスクを予め設定された所定の順序で敏速にストッカ5に収納することができる。
【0149】
尚、第4実施例のストックモードにおいては、ストッカ5の上部のストッカから順次に1番目のストッカを#1、2番目のストッカを#2、3番目のストッカを#3、4番目のストッカを#4としてある。これにより少数枚のディスクを収納する際には、挿入口212に近接したストッカからディスクを収納するようにしたので、該収納時間が短くて済むという効果がある。また、次に示すような順序にしても良好な効果を得ることができる。
【0150】
まず、前記1番目のストッカを#4、前記2番目のストッカを#3、前記3番目のストッカを#2、前記4番目のストッカを#1とする収納順序にした場合には、1枚や2枚といった少数枚のディスクを上から3番目及び4番目のストッカに収納することにより、3番目及び4番目のストッカはよりプレーヤ部4に近接しているので、これらストッカに収納したディスクを敏速にプレーヤ部4に装着することができる。尚、前記1番目のストッカを#4としたのは、前記1番目のストッカからディスクをキャリア3に収容する際には、開閉ドア217のロックが解除されるといったことがあるからである。
【0151】
また、前記1番目のストッカを#4、前記2番目のストッカを#1、前記3番目のストッカを#2、前記4番目のストッカを#3とする収納順序にした場合には、ディスクを各ストッカに敏速に収納することができる。
【0152】
また、前記1番目のストッカを#4、前記2番目のストッカを#3、前記3番目のストッカを#1、前記4番目のストッカを#2としても同様の効果を得ることができる。
【0153】
では、次にプレイモードにおけるCPU233の処理動作を図18及び図19に基づいて説明する。尚、ディスク再生中にプレイ/ポーズキー108を押下すると、ストップ又はポーズとなり、さらに押下すると再び再生が行われる。ストップ又はポーズの際に他のモードキーが押下されたときは、そのモードに移行する。
【0154】
図18においてαフラグが“1”であるか否かを判定する(ステップS201)。αフラグが“1”であれば、“PLAY MODE”を表示させ(ステップS202)、プレーヤ部4上にディスクがあるか否かを判定する(ステップS203)。プレーヤ部4上にディスクがなければ、該ディスクをプレーヤ部4に装着させ(ステップS204)、プレイ動作に移行させ(ステップS205)、表示中の“PLAY MODE”を消灯させ(ステップS206)、メインルーチンに移行する。
【0155】
また、ステップS203にてプレーヤ部4上にディスクがあれば、ステップS205に移行する。
【0156】
また、ステップS201にてαフラグが“1”でなければ、MD装置内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS207)。MD装置内にディスクがなければ、“NO DISC”を表示させ(ステップS208)、メインルーチンに移行する。
【0157】
また、ステップS207にてMD装置内にディスクがあれば、“PLAY MODE”を表示させ(ステップS209)、ディスクが複数枚であるか否かを判定する(ステップS210)。ディスクが複数枚でなければ、キャリア3内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS211)。キャリア3内にディスクがあれば、ステップS203に移行する。キャリア3内にディスクがなければ、ディスクをキャリア3内に収容させ(ステップS212)、ステップS204に移行する。
【0158】
また、ステップS210にてディスクが複数枚あるのであれば、図19に示すP2に移行する。
【0159】
図19に示すP2において、プレイ/ポーズキー108が押下されたか否かを判定する(ステップS221)。プレイ/ポーズキー108が押下されたのでなければ、ストックキー102が押下されたか否かを判定する(ステップS222)。ストックキー102が押下されたのでなければ、イジェクトキー116が押下されたか否かを判定する(ステップS223)。イジェクトキー116が押下されたのでなければ、αキーを含むNo.キー(103〜107)が押下されたか否かを判定する(ステップS224)。No.キー(103〜107)が押下されたのであれば、該No.キー(103〜107)に対応するストッカの該当ディスク、又はαディスクがあるか否かを判定する(ステップS225)。該当ディスク、又はαディスクがあれば、現在、キャリア3内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS226)。キャリア3内にディスクがなければ、ステップS224及びステップS225にて指定されたストッカの該当ディスク、又はαディスクをキャリア3内に収容させ(ステップS227)、該ディスクをプレーヤ部4上に装着させ(ステップS228)、プレイ動作に移行させて(ステップS229)、ステップS221に移行する。
【0160】
また、ステップS221にてプレイ/ポーズキー108が押下されたのであれば、図18に示すP3に移行する。また、ステップS222にてストックキー102が押下されたのであれば、図6のストックモード(ステップS6)に移行し、また、ステップS223にてイジェクトキー116が押下されたのであれば、図6のイジェクトモード(ステップS7)に移行する。
【0161】
また、ステップS224にてNo.キー(103〜107)が押下されたのでなければ、ステップS221に移行する。また、ステップS225にて該当するディスクがなければ、該当するディスクがないことを示す“NO DISC”を表示させ(ステップS232)、ステップS221に移行する。
【0162】
また、ステップS226にてキャリア3内にディスクがあれば、該キャリア3内のディスクとステップS224及びステップS225にて指定されたストッカの該当ディスクとが同一であるか否かを判定する(ステップS233)。同一であれば、ステップS228に移行する。また、同一でなければ、キャリア3内のディスクを元のストッカに収納させ(ステップS234)、ステップS227に移行する。
【0163】
尚、該プレイモードにおいては、図19のP2の処理に移行してから所定時間が経過したか否かの判定を、ステップS221の直前に設け、当該所定時間が経過したと判定された場合、(すなわち、各種キー入力がない場合、あるいは受け付けられない場合)に、自動的に所定の順序で、例えば1番目のストッカに収納されたディスク、又は4番目のストッカに収納されたディスクから順番に演奏するようにしても良い。
【0164】
尚、上記実施例においては、キャリア3とプレーヤ部4とが独立した構成としたが、他の実施例として、プレーヤ部4がキャリア3に組み込まれて一体構造とする。かかる構成により、プレーヤ部4が図1のY1及びY2方向に変位するので、キャリア3に装着されたMDを迅速に回転駆動することができる。
【0165】
また、上記実施例においては、αキー107の入力によってαフラグを“1”としたが、ストッカ5が収納不可能な状態、例えば全てのストッカが満杯の場合や、何等かの理由でストッカ5が故障した場合等をCPU233が検知して前記αフラグを“1”とするようにしても良く、殊に該ストッカ5が故障したことを検知する場合には、該ストッカ5の故障状態を検知する故障検知手段を該MD装置内に設け、該故障検知手段からの検知信号に応じて前記αフラグを“1”とするようにしても良い。
【0166】
また、上記実施例においては、ディスクの識別情報をTOC情報としたが、ディスク固有の識別情報、例えば該ディスクの製造番号等といった情報であってもよい。
【0167】
また、上記実施例においては、再生専用のMD装置について述べたが、記録も可能なMD装置についても同じ構成とすることにより、同一の効果を得ることができる。さらに、プレイ/ポーズキー108は、プレイ/ストップキーとしても良く、また、ストップキーやポーズキーをプレイキーとは別に設けても良い。
【0168】
また、上記実施例においては、記録媒体をMDとしたためにMD装置に適用して説明したが、記録媒体をCD,ビデオディスク等の光記録媒体、又はフロッピーディスク等の磁気記録媒体にすることにより、これら記録媒体を取り扱う装置についても同様に適用可能であることは言うまでもない。
【0169】
【発明の効果】
本発明によれば、情報記録媒体を媒体収納手段に収納せず、記録/再生手段上に載置して該情報記録媒体に対するアクセスを実行する非収納モードが設定されている場合に、該非収納モードが設定された情報記録媒体が排出されることにより、当該非収納モードを解除するようにしたので、非収納モード解除操作を改めて行う必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による車載用MDオートチェンジャー装置におけるディスク挿入時の内部構造を示す断面図である。
【図2】一般的なMDの構成を示す平面図である。
【図3】該車載用MDオートチェンジャー装置の前面パネルを示す図である。
【図4】キャリアの構造を示す平面図である。
【図5】該車載用MDオートチェンジャー装置の構成を示すブロック図である。
【図6】該車載用MDオートチェンジャー装置におけるCPUのメインルーチンを示すフローチャートである。
【図7】第1実施例のイジェクトモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図8】第1実施例のイジェクトモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図9】第1実施例のイジェクトモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図10】第2実施例のイジェクトモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図11】第2実施例のイジェクトモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図12】第1実施例のストックモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図13】第1実施例のストックモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図14】第2実施例のストックモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図15】第3実施例のストックモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図16】第4実施例のストックモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図17】第4実施例のストックモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図18】プレイモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【図19】プレイモードにおけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 キャリア(搬送手段)
4 プレーヤ部(媒体駆動手段)
5 ストッカ(媒体収納手段)
50a〜50d 収納部(収納領域)
212 挿入口
233 CPU(制御手段)
Claims (7)
- 複数の情報記録媒体を収納可能な媒体収納手段と、前記情報記録媒体の記録又は再生を行う記録/再生手段と、前記情報記録媒体を前記媒体収納手段の各収納領域に搬送し、又は前記記録/再生手段上に載置すべく搬送する搬送手段とを備えた情報記録媒体の記録/再生装置において、
前記搬送手段により前記情報記録媒体を前記記録/再生手段上にのみ載置して前記情報記録媒体に対する記録又は再生のためのアクセスを実行し、前記媒体収納手段には収納しない非収納モードを設定する非収納モード設定手段と、
前記非収納モード設定手段により非収納モードが設定されている場合には、該非収納モードが設定された情報記録媒体を前記記録/再生手段から排出することにより当該非収納モードを解除する非収納モード解除手段と、
を備えたことを特徴とする情報記録媒体の記録/再生装置。 - 前記非収納モード設定手段は、非収納モード設定をマニュアル操作により行うことを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体の記録/再生装置。
- 前記非収納モード設定手段は、前記媒体収納手段内への前記情報記録媒体収納が不可能である場合に自動的に非収納モードの設定を行うことを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体の記録/再生装置。
- 前記媒体収納手段内への前記情報記録媒体の収納不可能状態が、前記媒体収納手段内の媒体収納領域に空きがない状態であることを特徴とする請求項3記載の情報記録媒体の記録/再生装置。
- 前記媒体収納手段内への前記情報記録媒体の収納不可能状態が、前記媒体収納手段の故障により情報記録媒体の収納が不可能である状態であることを特徴とする請求項3記載の情報記録媒体の記録/再生装置。
- 請求項1ないし5のいずれかにおいて、各種動作モードを指定する動作モード指定手段をさらに備えて、
前記制御手段は、前記非収納モードが設定されている場合において前記動作モード指定手段によりさらに動作モードが指定されたときには、当該非収納モードが指定された情報記録媒体に対して指定動作を実行させることを特徴とする情報記録媒体の記録/再生装置。 - 前記記録/再生手段に対する前記情報記録媒体の装着は、前記搬送手段が前記媒体収納手段の最端部媒体収納位置と対向する位置にある状態から、前記搬送手段及び前記記録/再生手段の相対的位置を接近させることにより行うように構成したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の情報記録媒体の記録/再生装置。
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