JP3522926B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置および半導体装置の製造方法Info
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Description
化させることなく、セルフアライメント法にてコンタク
トホールの形成を行うことができる半導体装置および半
導体装置の製造方法に関するものである。
い、パターンサイズは微細化され、写真製版時のアライ
メントずれに対するマージンが減少している。そのた
め、コンタクトホール形成時に、実際のコンタクトホー
ルにて露出される半導体基板の幅すなわち、コンタクト
ホールサイズよりも、大きなサイズを有するマスクパタ
ーンを形成し、周囲のエッチングされても差し障りのな
い膜のエッチング選択性を利用してコンタクトホールを
形成するセルフアライメント法が提案されている。
よるコンタクトホールの製造方法を示す断面図である。
次いでこの半導体装置の製造方法について説明する。ま
ず、半導体基板1上に素子分離領域2を形成し、半導体
基板1上にゲート絶縁膜3を積層する。次に、半導体基
板1上の所望の箇所にゲート電極4および保護膜5を形
成し、次に、保護膜5および素子分離領域2をマスクと
して半導体基板1に不純物を注入し第1の拡散層6を形
成する(図5(a))。
にサイドウォール7を形成し、次に、保護膜5、素子分
離領域2およびサイドウォール7をマスクとして半導体
基板1に第1の拡散層6の不純物の濃度より高い濃度に
て不純物を注入し第2の拡散層8を形成し、第1の拡散
層6および第2の拡散層8にてLDD構造9を形成する
(図5(b))。次に、全面にシリコン酸化膜10およ
びエッチングストッパ膜11を順次積層する。次に、シ
リコン酸化膜を積層し、例えばRIEなどでエッチバッ
クを行い平坦化された層間絶縁膜12を形成する(図5
(c))。
し写真製版によりパターニングを行いレジスト膜13を
形成する。次に、レジスト膜13をマスクとし、エッチ
ングストッパ膜11をエッチングストッパとして、層間
絶縁膜12を例えばRIEを用いてドライエッチングを
行い開口部14を形成する(図6(a))。この際、エ
ッチングストッパ膜11はエッチングストッパとして働
くものの若干のエッチングは伴う。そして、エッチング
ストッパ膜11には保護膜5上の平坦部分Aの箇所と、
サイドウォール7上の傾斜部分Bの箇所とが存在する。
よって、エッチングに用いられるイオンのスパッタリン
グにより、エッチングストッパ膜11は平坦部分Aより
傾斜部分Bの方が速くエッチングされている。
部14にて露出されたエッチングストッパ膜11および
シリコン酸化膜10を半導体基板1が露出するまでエッ
チングしコンタクトホール15を形成する。次に、レジ
スト膜13を除去装置により除去し、ビット線となる電
極膜16をコンタクトホール15を介して積層する(図
6(b))。このように、エッチングストッパ膜11に
傾斜部分Bが存在すると、平坦部分Aより傾斜部分Bの
方がエッチングされやすいため、傾斜部分Bにおいてエ
ッチングストッパ膜11がエッチングストッパとしての
機能を十分に果たさず、エッチングされてしまい、延い
てはゲート電極4を取り囲む絶縁膜としての保護膜5お
よびサイドウォール7がエッチングされ薄くなる。よっ
て、ゲート電極4と電極膜16との耐圧不良により短絡
を引き起こし、正常に動作しなくなる場合がある。
て、エッチングストッパ膜11またはシリコン酸化膜1
0の膜厚を十分に厚くする方法も考えられる。しかし、
このような方法で対応すると、ゲート電極4と電極膜1
6との短絡は防止できるものの、表面全体の段差が著し
く大きくなり、後工程においてプロセスに問題が生じる
こととなる。
つの方法の提案がなされている。例えば、特開平6−1
51352号公報に示された半導体装置について説明す
る。図7および図8は従来の半導体装置を示す断面図で
ある。次いでこの半導体装置の製造方法について上記従
来例を交えて説明する。まず、上記従来例と同様の工程
を経て図5(a)に示すように半導体基板1上に素子分
離領域2、ゲート絶縁膜3、ゲート電極4、保護膜5お
よび第1の拡散層6を形成する。次に、全面にエッチン
グストッパ膜17を積層する(図7(a))。
コン酸化膜18を積層する(図7(b))。次にシリコ
ン酸化膜18を例えばRIEを用いてエッチバックを行
い、エッチングストッパ膜17およびシリコン酸化膜1
8から成るサイドウォール19を形成する。次に、素子
分離領域2、サイドウォール19およびエッチングスト
ッパ膜17をマスクとして、半導体基板1に第1の拡散
層6の不純物の濃度より高い濃度にて不純物を注入し第
2の拡散層20を形成し、第1の拡散層6および第2の
拡散層20にてLDD構造21を形成する(図7
(c))。次に、全面に層間絶縁膜22を積層する。
し写真製版によりパターニングを行いレジスト膜23を
形成する(図7(d))。次に、レジスト膜23をマス
クとし、エッチングストッパ膜17をエッチングストッ
パとして、層間絶縁膜22を半導体基板1が露出するま
で例えばRIEを用いてドライエッチングを行い、コン
タクトホール24を形成する(図8(a))。この際、
サイドウォール19としてのシリコン酸化膜18は膜減
りする。次に、レジスト膜23を除去装置により除去
し、ビット線となる電極膜25をコンタクトホール24
を介して積層する(図8(b))。
成すればエッチングストッパ膜17は全ての箇所におい
て平坦であるため、上記したようなエッチングストッパ
膜17が不必要にエッチングされることは生じなくな
る。しかし、実際には、サイドウォール19を形成する
工程において、エッチングストッパ膜17を保護膜5上
に残存させたままサイドウォール19を形成することは
困難であり、図9に示すように保護膜5上のエッチング
ストッパ膜17はエッチングされてしまう。
膜17がなくなってしまい図8(a)に示したようなコ
ンタクトホール24を形成する際に、レジスト膜23の
パターニングが少しでもズレれば保護膜5がエッチング
されて薄くなる。よって、ゲート電極4と電極膜25と
の耐圧不良による短絡を引き起こし、正常に動作しなく
なる場合がある。また、エッチングストッパ膜17が直
接半導体基板1に接する箇所を生じるため、エッチング
ストッパ膜17の応力により半導体基板1に結晶欠陥が
生じることとなる。
に示された半導体装置について説明する。図10は従来
の半導体装置を示す断面図である。次いでこの半導体装
置の製造方法について上記従来例を交えて説明する。ま
ず、上記従来例と同様の工程を経て図5(a)に示すよ
うに半導体基板1上に素子分離領域2、ゲート絶縁膜
3、ゲート電極4、保護膜5および第1の拡散層6を形
成する。次に、全面にシリコン酸化膜26およびエッチ
ングストッパ膜27を順次積層する。次に、エッチング
ストッパ膜27上にシリコン酸化膜を積層し、例えばR
IEを用いてエッチバックを行い、平坦化された層間絶
縁膜28を形成する(図10(a))。
し写真製版によりパターニングを行いレジスト膜29を
形成する。次に、レジスト膜29をマスクとし、エッチ
ングストッパ膜27をエッチングストッパとして、層間
絶縁膜28を例えばRIEを用いてドライエッチングを
行い、開口部30を形成する(図10(b))。この
際、エッチングストッパ膜27は全ての箇所において平
坦であるため、上記したようなエッチングストッパ膜2
7が不必要にエッチングされることは生じなくなる。
30にて露出されているシリコン酸化膜26およびエッ
チングストッパ膜27を半導体基板1が露出するまでエ
ッチングし、コンタクトホール31を形成する(図10
(c))。次にレジスト膜29を除去装置により除去
し、ビット線となる電極膜32をコンタクトホール31
を介して積層する(図10(d))。
成すればエッチングストッパ膜27は全ての箇所におい
て平坦であるため、上記したようなエッチングストッパ
膜27が不必要にエッチングされることは生じなくな
る。また、サイドウォールを形成していないので、保護
膜5上のエッチングストッパ膜27がエッチングストッ
パとして利用する以前になくなることもない。しかしな
がら、サイドウォールを形成しないため、不純物の拡散
層が一層のみとなりLDD構造を有することができな
い。
純物の一層のみのトランジスタとLDD構造を有するト
ランジスタとの各ゲート長(L)に対して、ゲート電圧
(Vg)およびドレイン電圧(Vd)をそれぞれ2.5
V、また、基板側電圧(Vb)を1V印加した際、ドレ
イン/ソース間の電流値(lds)を示す。そして、各
ドレイン/ソース間の電流値(lds)すなわち各電流
駆動能力を同一ゲート長で比較してわかるように、不純
物の一層のみのトランジスタの電流駆動能力はLDD構
造のトランジスタの電流駆動能力より劣っている。よっ
て、例えばDRAMの周辺回路部に用いられるトランジ
スタをこのように形成すれば、アクセス時間が遅くなり
DRAMの性能が低下することとなる。
上のように構成されているので、セルフアライメント法
にてコンタクトホールを形成する際、半導体装置の電気
的特性の劣化は否めないという問題点があった。
ためになされたもので、半導体装置の電気的特性を劣化
させることなく、セルフアライメント法にてコンタクト
ホールを形成することができる半導体装置および半導体
装置の製造方法を提供することを目的とする。
の半導体装置は、第1の領域と第2の領域とを備えた半
導体基板の両領域の上部に不純物が注入されて形成され
た第1の拡散層と、半導体基板上の各第1の拡散層間上
にゲート絶縁膜を介して形成された複数の第1の配線層
と、第1の領域上に形成された第1の配線層上に第1の
配線層を覆うように順次積層され形成されたシリコン酸
化膜およびエッチングストッパ膜と、第2の領域上に形
成された第1の配線層の側壁にシリコン酸化膜、エッチ
ングストッパ膜および絶縁膜が順次積層されて成るサイ
ドウォールと、サイドウォールの周囲の半導体基板上部
に不純物が注入されて形成され、第1の拡散層の不純物
濃度より不純物濃度が高い第2の拡散層と、エッチング
ストッパ膜、絶縁膜および半導体基板を覆うとともに、
上面が平坦化されて形成された層間絶縁膜と、第1の領
域上に形成された第1の拡散層に達するまで層間絶縁
膜、エッチングストッパ膜およびシリコン酸化膜を貫通
して形成された第1のコンタクトホールと、第2の領域
上に形成された第2の拡散層に達するまで層間絶縁膜を
貫通して形成された第2のコンタクトホールと、各コン
タクトホールを介してそれぞれ形成された第2の配線層
とを備えたものである。
置は、請求項1において、第1の領域をメモリセル形成
部とし、第2の領域を周辺回路形成部としたものであ
る。
置は、請求項1または請求項2において、層間絶縁膜が
シリコン酸化膜、エッチングストッパ膜がシリコン窒化
膜にて成るものである。
置は、請求項3において、エッチングストッパ膜の膜厚
が300オンク゛ストロームないし1000オンク゛ストローム、エッチン
グストッパ膜の下部に形成されたシリコン酸化膜の膜厚
が150オンク゛ストロームないし500オンク゛ストロームと成るもので
ある。
置の製造方法は、第1の領域および第2の領域とを備え
た半導体基板の両領域上にゲート絶縁膜を介して第1の
配線層を形成し、各第1の配線層をマスクとして半導体
基板上に不純物を注入し第1の拡散層を形成し、各第1
の配線層を覆うようにシリコン酸化膜、エッチングスト
ッパ膜および絶縁膜を順次積層し、第1の領域上をレジ
スト膜にて覆う。そして、第2の領域上に形成された第
1の配線層上の絶縁膜、エッチングストッパ膜およびシ
リコン膜を異方性エッチングし、第1の配線層の側壁に
のみ残存させ、第1の配線層の側壁にシリコン酸化膜、
エッチングストッパ膜および絶縁膜から成るサイドウォ
ールを形成し、サイドウォール、第1の配線層およびレ
ジスト膜をマスクとして半導体基板上に不純物を注入し
第1の拡散層不純物濃度より不純物濃度が高い第2の拡
散層を形成し、レジスト膜を除去し、各第1の配線層、
サイドウォールおよび半導体基板を覆うとともに、上面
が平坦化された層間絶縁膜を積層する。そして、第1の
領域上の第1の拡散層上に対応する層間絶縁膜および絶
縁膜のエッチングをエッチングストッパ膜をエッチング
ストッパとして行い開口部を形成するとともに、第2の
領域上の第2の拡散層上に対応する層間絶縁膜のエッチ
ングを第2の拡散層が露出するまで行いコンタクトホー
ルを形成し、開口部にて露出するエッチングストッパ膜
およびシリコン酸化膜を第1の拡散層が露出するまでエ
ッチングしコンタクトホールを形成し、各コンタクトホ
ールを介して第2の配線層をそれぞれ形成するものであ
る。
て説明する。図1ないし図4はこの発明の実施の形態1
のレジストを示す断面図である。次いで、実施の形態1
の半導体装置の製造方法について第1の領域としてメモ
リセル部(紙面上左側)と第2の領域として周辺回路部
(紙面上右側)とを有するDRAMを用いて説明する。
まず、従来の場合と同様に、半導体基板1上に素子分離
領域2を形成し、半導体基板1上に例えばシリコン酸化
膜を堆積させゲート絶縁膜3を形成する。次に、例えば
多結晶シリコン膜およびシリコン酸化膜を順次堆積し、
写真製版によるパターニングされレジスト膜を用いこれ
をマスクとしてエッチングを行い、所定のパターンのゲ
ート絶縁膜3、第1の配線層としてのゲート電極4およ
び保護膜5を形成する(図1(a))。この際、メモリ
セル形成部上の各ゲート電極4の間隔は周辺回路形成部
上の各ゲート電極4の間隔よりせまい。
物として例えば、リンをイオン注入しn型のソース/ド
レイン領域と成る第1の拡散層6を形成する(図1
(b))。この際の不純物の注入量は、短チャネル効果
抑制の効果が得られるように低濃度の設定しておく。
酸化膜33を例えば150オンク゛ストローム堆積し、この上に
例えば窒化膜から成るエッチングストッパ膜34を例え
ば500オンク゛ストローム堆積する。次に、このエッチングス
トッパ膜34上に絶縁膜35を堆積する(図1
(c))。この際、シリコン酸化膜33の役割は窒化膜
にて成るエッチングストッパ膜34が直接半導体基板1
やゲート電極4に接しないようにするためのものであ
る。シリコン酸化膜33が存在することよりエッチング
ストッパ膜34と半導体基板1との応力ストレスによる
結晶欠陥が低減し、および、ゲート電極4のホットキャ
リア耐性が向上する。
モリセル形成部上のみレジスト膜36を残存させる。次
に、レジスト膜36をマスクとして、絶縁膜35を例え
ばRIEを用いてエッチバックし、シリコン酸化膜33
a、エッチングストッパ膜34aおよび絶縁膜35aか
ら成るサイドウォール37を周辺回路形成部上のゲート
電極4および保護膜5の側壁にのみ形成する。次に、こ
のサイドウォール37、ゲート電極4およびレジスト膜
36をマスクとして、不純物を半導体基板1に注入し、
第1の拡散層6の不純物の濃度より高い濃度の第2の拡
散層38を形成し、第1の拡散層6および第2の拡散層
38にて成るLDD構造39を周辺回路形成部上のゲー
ト電極4の周辺にのみ形成する(図2(a))。
にて除去し、全面にシリコン酸化膜を堆積し、例えばR
IEなどでエッチバックし平坦化し層間絶縁膜40を形
成する(図2(b))。次に、レジストを塗布し、写真
製版によりレジスト膜41を形成する(図3(a))。
この際、セルフアライメント法によりコンタクトホール
を形成するため、実際のコンタクト開口部d′より大き
い開口寸法dにてパターニングを行う。図3(a)にお
いては、レジスト膜41の重ね合わせがズレ寸法xずれ
た場合について示す。周辺回路形成部上ではマージンm
がズレ寸法xと比較して十分に大きいため、レジスト膜
41の開口寸法dとゲート電極4とが重なることはな
い。
チングストッパ膜34がエッチングストッパとなる、例
えばC4F8等のガスを用いたドライエッチング、窒化膜
とシリコン酸化膜とのエッチング選択比が10より大き
い条件にて、層間絶縁膜40および絶縁膜35をエッチ
ングする。そして、メモリセル形成部上にはエッチング
ストッパ膜34が露出した開口部42を形成し、周辺回
路形成部上には半導体基板1が露出したコンタクトホー
ル43を形成する(図3(b))。この際、エッチング
ストッパ膜34は全ての箇所において平坦であるため、
従来にて示したように、エッチングストッパ膜34がエ
ッチングされる箇所は生じない。
ガスに変え連続してドライエッチングで、窒化膜とシリ
コン酸化膜とのエッチング選択比が1程度の条件にて、
開口部42にて露出したエッチングストッパ膜34およ
びシリコン酸化膜33をエッチングし、メモリセル形成
部上の半導体基板1の表面を露出させコンタクトホール
44を形成する(図4(a))。
により除去し、第2の配線層としてのビット線となる電
極膜45を堆積する(図4(b))。尚、上記した工程
中では不純物の注入を便宜上n型のもののみ示したが、
当然のことながらCOMSを形成する上では、図示した
箇所をレジスト膜にて覆い図示されていない箇所にp型
の不純物を注入する工程が、n型の不純物注入の工程と
同様に行われていることは言うまでもない。
導体装置はセルフアライメント法にてコンタクトホール
を形成する際、メモリセル形成部上のゲート電極4の側
壁にはサイドウォールを形成せず、ゲート電極4上のエ
ッチングストッパ膜34を全ての箇所にて平坦にし、開
口部42形成時にエッチングストッパ膜34が確実にエ
ッチングストッパとして機能しコンタクトホール44を
ゲート電極4と電極膜45との短絡を生じることなく形
成することができる。また、周辺回路形成部上のゲート
電極4の側壁にはサイドウォール37が形成され、ゲー
ト電極4上ではエッチングストッパ膜34が存在しない
ものの、マージンmが大きいため、コンタクトホール4
3をゲート電極4と電極膜45との短絡を生じることな
く形成することができる。
では一層の第1の拡散層6のみの形成となっているが、
アクセス速度を向上させる必要性が周辺回路形成部上の
ゲート電極と比較して少ないので、半導体装置としての
電気的特性を劣化させることはない。また、周辺回路形
成部上のゲート電極では第1の拡散層6と第2の拡散層
38とから成るLDD構造37を形成するようにしてい
るので、コンタクト抵抗を下げ、アクセス速度を向上さ
せ、電気的特性を向上させることができる。
チングストッパ膜34を500オンク゛ストローム、また、シリ
コン酸化膜33を150オンク゛ストロームにて堆積する例を示
したが、これに限られることはなく、エッチングストッ
パ膜34がエッチングストッパとして機能すること、シ
リコン酸化膜33がエッチングストッパ膜34と半導体
基板1との応力ストレスを緩和すること、且つ、エッチ
ング選択性を考慮に入れると、エッチングストッパ膜3
4は300オンク゛ストロームないし1000オンク゛ストローム、また、
シリコン酸化膜33は150オンク゛ストロームないし500オンク
゛ストロームの範囲の内で堆積させれば、上記実施の形態1と
同様の効果を奏することができる。
チングストッパ膜34として窒化膜、また、層間絶縁膜
40としてシリコン酸化膜を例に説明したが、これに限
られることはなく、層間絶縁膜40とエッチングストッ
パ膜34とのエッチング選択比が十分に大きくエッチン
グストッパ膜34が層間絶縁膜40エッチングの際にエ
ッチングストッパとして機能するものであれば何れでも
よいことは言うまでもない。
れば、第1の領域と第2の領域とを備えた半導体基板の
両領域の上部に不純物が注入されて形成された第1の拡
散層と、半導体基板上の各第1の拡散層間上にゲート絶
縁膜を介して形成された複数の第1の配線層と、第1の
領域上に形成された第1の配線層上に第1の配線層を覆
うように順次積層され形成されたシリコン酸化膜および
エッチングストッパ膜と、第2の領域上に形成された第
1の配線層の側壁にシリコン酸化膜、エッチングストッ
パ膜および絶縁膜が順次積層されて成るサイドウォール
と、サイドウォールの周囲の半導体基板上部に不純物が
注入されて形成され、第1の拡散層の不純物濃度より不
純物濃度が高い第2の拡散層と、エッチングストッパ
膜、絶縁膜および半導体基板を覆うとともに、上面が平
坦化されて形成された層間絶縁膜と、第1の領域上に形
成された第1の拡散層に達するまで層間絶縁膜、エッチ
ングストッパ膜およびシリコン酸化膜を貫通して形成さ
れた第1のコンタクトホールと、第2の領域上に形成さ
れた第2の拡散層に達するまで層間絶縁膜を貫通して形
成された第2のコンタクトホールと、各コンタクトホー
ルを介してそれぞれ形成された第2の配線層とを備える
ようにしたので、セルフアライメント法にてコンタクト
ホールを形成する際に第1の配線層と第2の配線層とが
短絡せず、且つ、所望のアクセス速度に応じた第1およ
び第2の拡散層を形成できるため、半導体装置の電気的
特性が劣化せず、且つ、半導体装置の信頼性を損なうこ
とのない半導体装置を提供することができる。
項1記載の半導体装置において、第1の領域をメモリセ
ル形成部とし、第2の領域を周辺回路形成部としたの
で、所望のアクセス速度に対応してメモリセル形成部お
よび周辺回路形成部を形成するため、半導体装置の電気
的特性を劣化せず、且つ、半導体装置の信頼性を損なう
ことのない半導体装置を提供することができる。
項1または請求項2において、層間絶縁膜がシリコン酸
化膜、エッチングストッパ膜がシリコン窒化膜にて成る
ので、エッチングストッパ膜が確実にエッチングストッ
パとして機能し、第1の配線層と第2の配線層との短絡
を確実に防止できるため、半導体装置の信頼性を損なう
ことのない半導体装置を提供することができる。
項3において、エッチングストッパ膜の膜厚が300オン
ク゛ストロームないし1000オンク゛ストローム、エッチングストッパ
膜の下部に形成されたシリコン酸化膜の膜厚が150オン
ク゛ストロームないし500オンク゛ストロームであるので、エッチング
ストッパ膜がより一層確実にエッチングストッパとして
機能し、第1の配線層と第2の配線層との短絡を確実に
防止でき、且つ、エッチングストッパ膜と半導体基板と
の応力ストレスをシリコン酸化膜が確実に緩和するた
め、半導体装置信頼性を損なうことのない半導体装置を
提供することができる。
の領域および第2の領域とを備えた半導体基板の両領域
上にゲート絶縁膜を介して第1の配線層を形成し、各第
1の配線層をマスクとして半導体基板上に不純物を注入
し第1の拡散層を形成し、各第1の配線層を覆うように
シリコン酸化膜、エッチングストッパ膜および絶縁膜を
順次積層し、第1の領域上をレジスト膜にて覆う。そし
て、第2の領域上に形成された第1の配線層上の絶縁
膜、エッチングストッパ膜およびシリコン膜を異方性エ
ッチングし、第1の配線層の側壁にのみ残存させ、第1
の配線層の側壁にシリコン酸化膜、エッチングストッパ
膜および絶縁膜から成るサイドウォールを形成し、サイ
ドウォール、第1の配線層およびレジスト膜をマスクと
して半導体基板上に不純物を注入し第1の拡散層不純物
濃度より不純物濃度が高い第2の拡散層を形成し、レジ
スト膜を除去し、各第1の配線層、サイドウォールおよ
び半導体基板を覆うとともに、上面が平坦化された層間
絶縁膜を積層する。そして、第1の領域上の第1の拡散
層上に対応する層間絶縁膜および絶縁膜のエッチングを
エッチングストッパ膜をエッチングストッパとして行い
開口部を形成するとともに、第2の領域上の第2の拡散
層上に対応する層間絶縁膜のエッチングを第2の拡散層
が露出するまで行いコンタクトホールを形成し、開口部
にて露出するエッチングストッパ膜およびシリコン酸化
膜を第1の拡散層が露出するまでエッチングしコンタク
トホールを形成し、各コンタクトホールを介して第2の
配線層をそれぞれ形成するので、セルフアライメント法
にてコンタクトホールを形成する際に第1の配線層と第
2の配線層とが短絡せず、且つ、所望のアクセス速度に
応じた第1および第2の拡散層を形成できるため、半導
体装置の電気的特性が劣化せず、且つ、半導体装置の信
頼性を損なうことのない半導体装置の製造方法を提供す
ることができる。
の製造方法を示す断面図である。
の製造方法を示す断面図である。
の製造方法を示す断面図である。
の製造方法を示す断面図である。
ある。
ある。
図である。
ある。
を示した断面図である。
面図である。
一層の拡散層を有するトランジスタの電気特性を比較す
るための図である。
6 第1の拡散層、33,33a シリコン酸化膜、3
4,34a エッチングストッパ膜、35,35a 絶
縁膜、36 レジスト膜、37 サイドウォール、38
第2の拡散層、40 層間絶縁膜。
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の領域と第2の領域とを備えた半導
体基板の上記両領域の上部に不純物が注入されて形成さ
れた第1の拡散層と、上記半導体基板上の上記各第1の
拡散層間上にゲート絶縁膜を介して形成された複数の第
1の配線層と、上記第1の領域上に形成された上記第1
の配線層上に上記第1の配線層を覆うように順次積層さ
れ形成されたシリコン酸化膜およびエッチングストッパ
膜と、上記第2の領域上に形成された上記第1の配線層
の側壁にシリコン酸化膜、エッチングストッパ膜および
絶縁膜が順次積層されて成るサイドウォールと、上記サ
イドウォールの周囲の上記半導体基板上部に不純物が注
入されて形成され、上記第1の拡散層の不純物濃度より
上記不純物濃度が高い第2の拡散層と、上記エッチング
ストッパ膜、上記絶縁膜および上記半導体基板を覆うと
ともに、上面が平坦化されて形成された層間絶縁膜と、
上記第1の領域上に形成された上記第1の拡散層に達す
るまで上記層間絶縁膜、上記エッチングストッパ膜およ
び上記シリコン酸化膜を貫通して形成された第1のコン
タクトホールと、上記第2の領域上に形成された上記第
2の拡散層に達するまで上記層間絶縁膜を貫通して形成
された第2のコンタクトホールと、上記各コンタクトホ
ールを介してそれぞれ形成された第2の配線層とを備え
たことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、第
1の領域をメモリセル形成部とし、第2の領域を周辺回
路形成部としたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 層間絶縁膜がシリコン酸化膜、エッチン
グストッパ膜がシリコン窒化膜にて成ることを特徴とす
る請求項1または請求項2記載の半導体装置。 - 【請求項4】 エッチングストッパ膜の膜厚が300オン
ク゛ストロームないし1000オンク゛ストローム、上記エッチングスト
ッパ膜の下部に形成されたシリコン酸化膜の膜厚が15
0オンク゛ストロームないし500オンク゛ストロームであることを特徴と
する請求項3記載の半導体装置。 - 【請求項5】 第1の領域および第2の領域とを備えた
半導体基板の上記両領域上にゲート絶縁膜を介して第1
の配線層を形成する工程と、上記各第1の配線層をマス
クとして上記半導体基板上に不純物を注入し第1の拡散
層を形成する工程と、上記各第1の配線層を覆うように
シリコン酸化膜、エッチングストッパ膜および絶縁膜を
順次積層する工程と、上記第1の領域上をレジスト膜に
て覆う工程と、上記第2の領域上に形成された上記第1
の配線層上の上記絶縁膜、上記エッチングストッパ膜お
よび上記シリコン膜を異方性エッチングし、上記第1の
配線層の側壁にのみ残存させ、上記第1の配線層の側壁
に上記シリコン酸化膜、上記エッチングストッパ膜およ
び上記絶縁膜から成るサイドウォールを形成する工程
と、上記サイドウォール、上記第1の配線層および上記
レジスト膜をマスクとして上記半導体基板上に不純物を
注入し上記第1の拡散層不純物濃度より不純物濃度が高
い第2の拡散層を形成する工程と、上記レジスト膜を除
去し、上記各第1の配線層、上記サイドウォールおよび
上記半導体基板を覆うとともに、上面が平坦化された層
間絶縁膜を積層する工程と、上記第1の領域上の上記第
1の拡散層上に対応する上記層間絶縁膜および上記絶縁
膜のエッチングを上記エッチングストッパ膜をエッチン
グストッパとして行い開口部を形成するとともに、上記
第2の領域上の上記第2の拡散層上に対応する上記層間
絶縁膜のエッチングを上記第2の拡散層が露出するまで
行いコンタクトホールを形成する工程、上記開口部にて
露出する上記エッチングストッパ膜および上記シリコン
酸化膜を上記第1の拡散層が露出するまでエッチングし
コンタクトホールを形成する工程と、上記各コンタクト
ホールを介して第2の配線層をそれぞれ形成する工程と
を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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JP31530195A JP3522926B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
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1995
- 1995-12-04 JP JP31530195A patent/JP3522926B2/ja not_active Expired - Fee Related
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