JP3518116B2 - エアゾール組成物 - Google Patents
エアゾール組成物Info
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Description
たエアゾール組成物に関する。更に詳しくは、原液と噴
射剤とが均一な液相を形成しているエアゾール組成物に
関する。
品形態の一つとして、泡状エアゾール製品が広く用いら
れている。このような泡状エアゾール製品のほとんど
は、毛髪処理剤を含有する水性原液と、ブタンやプロパ
ンなどの液化石油ガス(LPG)などの噴射剤とからな
るエアゾール組成物を耐圧容器に充填したものである。
通常は原液に溶解しない。このため、耐圧容器内のエア
ゾール組成物は、原液相及びその上のLPG相からなる
液相と、気化石油ガス相とから構成される分離三相系と
なっている。
ル組成物を組成的にも泡質的にも安定に吐出させるため
には、使用直前に容器を十分に振盪することによりLP
G相を非常に小さい液滴とし、それらを原液に十分に分
散させるという非常に煩わしい操作が必要となる。しか
しながら、このような振盪操作は、使用者により程度が
異なり、場合により全く振盪することなくエアゾール組
成物の吐出操作を行ってしまうことがある。従って、泡
ではなく原液自体が液状のまま吐出されてしまったり、
最適な泡質を得るための原液と噴射剤との配合バランス
が崩れて初期の泡質と泡安定性とを実現できないという
問題がある。
化し、それにより一容器あたりのエアゾール組成物の充
填量を増大させて一回当りの使用コストを低減させ、し
かもエアゾール製品自体を据え置きタイプとして使用で
きるようにすることが求められている。
に対し、振盪操作を行うことなく、充填されているエア
ゾール組成物を均質な泡として安定的に吐出できるよう
にすることが強く要請されるようになっている。
射剤としてLPGに代えて水溶性のジメチルエーテル
(DME)を使用することにより原液と噴射剤とを均一
な液相とすることや、LPG粒子を原液中に、トリエタ
ノールアミン脂肪酸塩と高級アルコールもしくは脂肪酸
とを組み合わせた混合界面活性剤により、あるいは硫酸
ナトリウムと高級アルコールとを組み合わせた混合界面
活性剤により、又は非イオン系界面活性剤と高級アルコ
ールもしくは脂肪酸とを組み合わせた混合界面活性剤に
より強力に分散させることが知られている。
合には、良好な保形性の泡が得られないという問題があ
る。また、上述のような混合界面活性剤によりLPG粒
子を原液中に分散させた場合、半永久的に安定な均一な
液相ではなく、徐々に液相が液化石油ガス相と原液相と
に分離してしまうという問題があった。
チルプロパノール又はアミノメチルプロパンジオールと
高級脂肪酸塩と必要に応じて非イオン系界面活性剤とか
ら主として原液を構成することが提案されている(特開
昭63−41586号公報)。
63−41586号公報に開示されたような原液の場
合、噴射剤としてのLPGを均一に液相(原液)に安定
的に溶解または分散させるためには、多量の界面活性剤
を使用しなければならないという問題あった。このた
め、特開昭63−41586号公報に開示されたような
原液を皮膜形成性ポリマー等を含有する泡状毛髪化粧料
などに適用した場合には、手や毛髪に過度のぬるつきや
べたつきが生ずるなどの感触上の問題や、皮膜形成性ポ
リマーを可塑化してその皮膜形成能を低下させる等の整
髪性能上の問題が引き起こされていた。
を解決しようとするものであり、比較的少量の界面活性
剤により、原液と液化石油ガスからなる噴射剤とが均一
で安定な液相を構成し、振盪操作を行うことなく安定的
に均質な泡を吐出することができるエアゾール組成物を
提供することを課題とする。
ールと界面活性剤とエタノールと水とから原液を構成す
ることにより、従来に比して少ない界面活性剤の配合量
であるのにもかかわらず、広い温度範囲(約5〜40℃
の温度範囲)で噴射剤を均一且つ安定的に原液に溶解も
しくは可溶化させることができ、そのため振盪操作を行
うことなく、エアゾール組成物を均質な泡状で耐圧容器
から吐出させることができることを見出し、本発明を完
成させるに至った。
し、噴射剤と原液とが均一の液相を形成しているエアゾ
ール組成物であって、以下の成分: (A) ミリスチルアルコール 0.1〜1重量%; (B) 界面活性剤 0.5〜5重量%; (C) エタノール 20〜30重量%; 及び (D) 水 50〜90重量%とからなる原液と、 (E) 液化石油ガスを含有する噴射剤とからなり、噴
射剤の50重量%以上が液化石油ガスであるエアゾール
組成物を提供する。また、本発明は、噴射剤と原液とを
含有し、噴射剤と原液とが均一の液相を形成しているエ
アゾール組成物であって、以下の成分: (A) 高級アルコール; (B) 界面活性剤; (C) エタノール; (F) オルガノポリシロキサンであって、そのオルガ
ノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原
子の少なくとも一個に、ヘテロ原子を含むアルキレン基
を介して以下の式(1)
基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を
示し、nは2又は3の数を示す。)で表されるポリ(N
−アシルアルキレンイミン)セグメントが結合している
オルガノポリシロキサン; 及び (D) 水とからなる原液と、 (E) 液化石油ガスを含有する噴射剤とからなるエア
ゾール組成物を提供する。
る成分(A)の高級アルコールとしては、炭素数8〜2
2、好ましくは12〜18の直鎖もしくは分岐鎖の飽和
もしくは不飽和アルコールを挙げることができる。中で
も、入手容易性の点などから直鎖で飽和の高級アルコー
ルが好ましい。この場合、二種以上の高級アルコールを
併用してもよい。このような高級アルコールの具体例と
しては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、
セチルアルコール、ステアリルアルコールなどを挙げる
ことができる。中でも、乳化安定能が高いミリスチルア
ルコールが好ましい。
合量は、少な過ぎると噴射剤の可溶化が不十分であり、
多過ぎるとそれ以上可溶化効果の向上が見込めず、しか
もぬるつきやべたつきなどが生ずるので、好ましくは
0.1〜1.0重量%、好ましくは0.2〜0.6重量
%とする。
り香粧品などに用いられているカチオン系界面活性剤、
アニオン系界面活性剤、両性界面活性剤を適宜選択して
使用することができるが、他の添加成分と反応しにくい
非イオン系界面活性剤を好ましく使用することができ
る。このような非イオン系界面活性剤としては、式
(2)
ルキル基もしくはアルケニル基であり、nはポリオキシ
エチレン基の繰り返し数であり、好ましくは1〜50の
数である。)のポリオキシエチレンアルキルエーテルを
好ましく挙げることができる。このようなポリオキシエ
チレンアルキルエーテルの具体例としては、ポリオキシ
エチレン(5EO)ラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レン(23EO)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレ
ン(7EO)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(1
3EO)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(6E
O)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(12E
O)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(13E
O)オレイルエーテル等を挙げることができる。これら
は2種以上を併用してもよい。
は、少な過ぎると噴射剤の可溶化が不十分であり、多過
ぎるとそれ以上可溶化効果の向上が見込めず、しかもぬ
るつきやべたつきなどが生ずるので、好ましくは0.5
〜5.0重量%、好ましくは1.0〜3.0重量%とす
る。
配合量は、少な過ぎると噴射剤の可溶化が不十分であ
り、多過ぎると泡の消失速度が速すぎるので、好ましく
は10〜50重量%、好ましくは20〜30重量%とす
る。
は、好ましくは50〜90重量%、より好ましくは60
〜80重量%である。
(E)のLPGを使用するが、DMEと併用してもよ
い。この場合、DMEの比率が高過ぎると泡の保形成が
低下するので、LPGとDMEとの比率は100:0〜
50:50とすることが好ましい。が好ましい。
(A)〜成分(D)からなる原液と、成分(E)のLP
Gからなる噴射剤との配合量は、原液が多過ぎても少な
過ぎても良好な泡質の泡が得られないので、好ましくは
原液80〜98重量部に対して噴射剤を2〜20重量
部、より好ましくは、原液88〜96重量部に対して噴
射剤を4〜12重量部とする。
(A)〜(E)を必須成分とするが、より広い温度領域
での安定性と、使用の際により良好な感触を得るため
に、更に成分(F)として、共有結合以外の結合による
分子内及び分子間架橋を生じ、温度20℃で相対湿度6
5%における伸長率が0〜15%の範囲で破断又は塑性
変形を生じないオルガノポリシロキサンであって、その
オルガノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケ
イ素原子の少なくとも一個に、ヘテロ原子を含むアルキ
レン基を介して以下の式(1)
基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を
示し、nは2又は3の数を示す。)で表されるポリ(N
−アシルアルキレンイミン)セグメントが結合している
オルガノポリシロキサンを含有することが好ましい。ま
た、成分(F)のポリオルガノシロキサンをエアゾール
組成物に含有させることにより、成分(B)の界面活性
剤の配合量を低減させても、原液と噴射剤との均一な液
相形成を阻害しないようにすることができる。
液中の配合量は、少な過ぎるとその添加効果が得られ
ず、多過ぎても添加量に見合う効果が期待できないの
で、好ましくは0.01〜5.0重量%、より好ましく
は0.1〜3.0重量%とする。
ンは、例えば、特開平7−133352号公報の段落0
035〜0042に記載の方法により製造することがで
きる。
粧料として使用する場合には、更に成分(G)として皮
膜形成性ポリマーを含有させることが好ましい。これに
より、毛髪化粧料としてのセット力を向上させることが
できる。このような皮膜形成性ポリマーとしては、通常
の毛髪化粧料に用いられている皮膜形成性ポリマーであ
る両性ポリマー、アニオンポリマー、カチオンポリマ
ー、ノニオンポリマーの中から適宜選択して使用するこ
とができる。
ユカフォーマーAM−75、AM75S/SM(以上、
三菱化学社製)等のジメチルアミノエチルメタクリレー
ト/メタクリル酸アルキルエステル共重合体のモノクロ
ル酢酸両性化物;アンフォーマー28−4910、LV
−71(以上、ナショナル・スターチ社製)等のアクリ
ル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエ
チル/アクリル酸オクチルアミド共重合体などを挙げる
ことができる。
トレッツES−225、ES−425、SP−215
(以上、ISP社製)等のメチルビニルエーテル/無水
マレイン酸アルキルハーフエステル共重合体;レジン2
8−1310(ナショナル・スターチ社製)、ルビセッ
トCA(BASF社製)等の酢酸ビニル/クロトン酸共
重合体;レジン28−2930(ナショナル・スターチ
社製)等の酢酸ビニル/クロトン酸/ネオデカン酸ビニ
ル共重合体;ルビセットCAP(BASF社製)等の酢
酸ビニル/クロトン酸/プロピオン酸ビニル共重合体;
ADVANTAGE−CP(ISP社製)等の酢酸ビニ
ル/マレイン酸モノブチルエステル/イソボロニルアク
リレート共重合体;プラスサイズL53P(互応化学社
製)、ダイヤホールド(三菱化学社製)等の(メタ)ア
クリル酸/(メタ)アクリル酸エステル共重合体;ウル
トラホールド8、ウルトラホールド・ストロング(以
上、BASF社製)、アンフォマーV−42(ナショナ
ル・スターチ社製)等のアクリル酸/アクリル酸アルキ
ルエステル/アルキルアクリルアミド共重合体;ルビフ
レックスVBM35(BASF社製)等のポリビニルピ
ロリドン/アクリレート/(メタ)アクリル酸共重合体
などを挙げることができる。
カットFC370、FC550、FC905、HM55
2、MonoCP(以上、BASF社製)等のビニルイ
ミダゾリウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合
体;セルカットH−100、L−200(以上、ナショ
ナル・スターチ社製)等のヒドロキシエチルセルロース
/ジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体;ガ
フカット734、755N、755(以上、ISP社
製)等のビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート共重合体;ルビフレックス(BASF
社製)等のポリビニルピロリドン/ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート共重合体;コポリマー845、93
7、958(以上GAF社製)等のポリビニルピロリド
ン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタ
ム共重合体;ガフカットHS−100(ISP社製)等
のビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化ト
リメチルアンモニウム共重合体;特開平2−18091
1号公報に記載の水溶性高分子化合物等のアルキルアク
リルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルア
クリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート
共重合体などを挙げることができる。
スコールK−12、17、30、60、80、90(以
上、BASF社製)、PVP K−15、30、60、
90(以上、ISP社製)等のポリビニルピロリドン;
ルビスコールVA28、37、55、64、73(以
上、BASF社製)、PVP/VA−735、535、
335、235、S−630(以上、ISP社製)等の
ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体;ルビスコ
ールVAP343(BASF社製)等のポリビニルピロ
リドン/酢酸ビニル/プロピオン酸ビニル三元共重合
体;Dowlex(ダウ・ケミカル社製)等の酢酸ビニ
ル/N−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン共重合
体などを挙げることができる。
の配合量としては、少な過ぎるとセット力が十分でな
く、多過ぎると毛髪がごわつき、その感触が低下するの
で、好ましくは0.01〜20重量部、より好ましくは
0.05〜10重量部とする。
じて成分(H)として油剤を含有させることが好まし
い。これにより、滑り感やしっとり感などの使用感を向
上させることができる。特に、本発明のエアゾール組成
物を毛髪化粧料として使用する場合には、毛髪に好まし
い感触(滑り感、しっとり感、柔らかさ等)を付与する
ことができる。
おいて用いられているものを適宜選択して使用すること
ができ、例えば、ワセリン、セレシン、固体パラフィ
ン、流動パラフィン、スクワランなどの炭化水素;オリ
ーブ油、ホホバ油、ラノリン、ヒマシ油、カカオ油、ミ
ンク脂等の天然動植物油脂;ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ヤシ油脂肪酸等の高
級脂肪酸;エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、ジグリセリン、ペンタエリスリトー
ル、ソルビトール等の多価アルコール;ミリスチン酸オ
クチルドデシル、イソプロピルミリステート、イソプロ
ピルパルミテート等の合成エステル油;ジメチルポリシ
ロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコー
ン誘導体;セラミド等のアミド誘導体などを挙げること
ができる。
な過ぎると添加効果が十分でなく、多過ぎるとべたつき
感がでてくるので、好ましくは0.01〜5重量部、よ
り好ましくは0.1〜2重量部である。
分の他に通常の化粧料に用いられている種々の添加成分
を、本発明の効果を阻害しない範囲内で必要に応じて添
加することができる。例えば、成分(B)以外の界面活
性剤、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の保湿剤、トリ
クロサン、トリクロロカルバニリド等の殺菌剤、グリチ
ルリチン酸カリウム、酢酸トコフェロール等の抗炎症
剤、ジンクピリチオン、オクトピロックス等の抗フケ
剤、メチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤、エチ
レンジアミン四酢酸又はその塩、ヒドロキシエタンジホ
スホン酸又はその塩等のキレート剤、クエン酸、コハク
酸等のpH調整剤、塩化ナトリウムなどの塩類、その他
パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤な
どを配合することができる。
製造することができる。例えば、成分(A)、(B)、
(C)、(D)及び(E)と必要に応じて他の成分とを
エアゾール用耐圧容器中に充填し、液相が均一になるま
で十分に振盪することにより製造することができる。
る。
圧透明ガラス容器中に入れ、液相が透明な均一相になる
まで十分に振盪することによりエアゾール組成物を製造
した。
剤の可溶化状態安定性」、「泡質及び泡安定性(初期並
びに30%残量時点)」、「感触(手の上並びに毛髪上
における)」、「毛髪に対するセット保持力」の各評価
項目について以下に示すように試験し評価した。得られ
た結果を表1及び表2に示す。
ス容器中のエアゾール組成物を観察し、その状態を以下
の評価基準に従って評価した。
期)と、振盪することなく断続的にエアゾール組成物を
吐出させてエアゾール組成物の残量が30%となった時
点とで得られた泡の泡質と安定性とを専門パネラーが以
下の評価基準に従って評価した。
る場合 ×: 吐出し発泡した後の泡の持続時間が一分未満であ
る場合
る)」試験 0.2gの泡を手の上で馴染ませたときの感触を以下の
評価基準に従って専門パネラーにより官能評価した。ま
た、同じ量の泡を毛髪に塗布した際の感触を以下の評価
基準に従って専門パネラーにより官能評価した。
ド(直径2cm)に巻いて乾燥させた後、カールのつい
た毛髪に、各毛髪化粧料をそれぞれ噴射又は塗布し、自
然乾燥させた。その後、カールのついた毛束からロッド
をはずし、カールのついた毛髪を高湿度(98%)条件
下に30分間つるしてカールの伸びを観察し、セット保
持力を以下の評価基準に従って判定した。
し、スプレー後ロッドから外した時のカールの直径をセ
ット保持力100%、カールの直径が0の場合、即ち、
毛髪が元の長さ(18cm)になった場合をセット保持
力0%とした。
*2は以下の通りである。 *1: 特開平7−133352号公報の合成例1によ
り製造したN−プロピオニルエチレンイミン−ジメチル
シロキサン共重合体 *2: ルビスコールVA55E,BASF社製
物は、均一な透明液相を安定的に形成していることがわ
かる。しかも、噴射初期から残量が30%になるまで良
好な泡質と泡安定性とを保持することができていること
がわかる。また、非常に好ましい感触が得られているこ
とがわかる。
結果から、オルガノポリシロキサンを含有させることに
より、界面活性剤の含有量を実施例1よりも減少させて
も、均一な透明液相を安定的に形成でき、また、噴射初
期から残量が30%になるまで良好な泡質と泡安定性と
を保持することができ、更に非常に好ましい感触が得ら
れることがわかる。
液相タイプの処方のエアゾール組成物に関するものであ
るが、いずれの評価項目についても好ましい結果は得ら
れなかったことがわかる。
ラス容器中に入れ、液相が透明な均一相になるまで十分
に振盪することにより頭髪用のエアゾール組成物を製造
した。この実施例のエアゾール組成物は、噴射剤を均一
に可溶化しており、使用中最後まで泡質の変化がなく、
ぬるつきもべたつきもあまりなく感触にも優れていた。
ラス容器中に入れ、液相が透明な均一相になるまで十分
に振盪することにより頭髪用のエアゾール組成物を製造
した。この実施例のエアゾール組成物は、噴射剤を均一
に可溶化しており、使用中最後まで泡質の変化がなく、
低温での泡質も極めて良好であった。しかも、整髪剤と
してのセット性能や感触にも優れていた。
量の界面活性剤により、原液と液化石油ガスからなる噴
射剤とが均一で安定に構成された液相を有する。従っ
て、振盪操作を行うことなく安定的に均質な泡を吐出す
ることができる。
Claims (13)
- 【請求項1】 噴射剤と原液とを含有し、噴射剤と原液
とが均一の液相を形成しているエアゾール組成物であっ
て、以下の成分: (A) ミリスチルアルコール 0.1〜1重量%; (B) 界面活性剤 0.5〜5重量%; (C) エタノール 20〜30重量%; 及び (D) 水 50〜90重量%からなる原液と、 (E) 液化石油ガスを含有する噴射剤とからなり、噴
射剤の50重量%以上が液化石油ガスであるエアゾール
組成物。 - 【請求項2】 成分(B)の界面活性剤が非イオン系界
面活性剤である請求項1記載のエアゾール組成物。 - 【請求項3】 非イオン系界面活性剤が、炭素数8〜2
2の直鎖アルキル鎖を有するポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルである請求項2記載のエアゾール組成物。 - 【請求項4】 原液80〜98重量部に対し、該噴射剤
20〜2重量部を含有する請求項1〜3のいずれかに記
載のエアゾール組成物。 - 【請求項5】 (F) オルガノポリシロキサンであっ
て、そのオルガノポリシロキサンセグメントの末端又は
側鎖のケイ素原子の少なくとも一個に、ヘテロ原子を含
むアルキレン基を介して以下の式(1) 【化1】 (式中、R1は水素原子、炭素数1〜22のアルキル
基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を
示し、nは2又は3の数を示す。)で表されるポリ(N
−アシルアルキレンイミン)セグメントが結合している
オルガノポリシロキサンを含有する請求項1〜4のいず
れかに記載のエアゾール組成物。 - 【請求項6】 (G) 皮膜形成性ポリマーを含有する
請求項1〜5のいずれかに記載のエアゾール組成物。 - 【請求項7】 (H) 油剤を含有する請求項1〜6の
いずれかに記載のエアゾール組成物。 - 【請求項8】 噴射剤と原液とを含有し、噴射剤と原液
とが均一の液相を形成しているエアゾール組成物であっ
て、以下の成分: (A) 高級アルコール; (B) 界面活性剤; (C) エタノール; (F) オルガノポリシロキサンであって、そのオルガ
ノポリシロキサンセグメントの末端又は側鎖のケイ素原
子の少なくとも一個に、ヘテロ原子を含むアルキレン基
を介して以下の式(1) 【化2】 (式中、R1は水素原子、炭素数1〜22のアルキル
基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を
示し、nは2又は3の数を示す。)で表されるポリ(N
−アシルアルキレンイミン)セグメントが結合している
オルガノポリシロキサン; 及び (D) 水からなる原液と、 (E) 液化石油ガスを含有する噴射剤とからなるエア
ゾール組成物。 - 【請求項9】 成分(A)の高級アルコールが炭素数8
〜22の直鎖状アルコールである請求項8記載のエアゾ
ール組成物。 - 【請求項10】 成分(B)の界面活性剤が非イオン系
界面活性剤である請求項8又は9記載のエアゾール組成
物。 - 【請求項11】 非イオン系界面活性剤が、炭素数8〜
22の直鎖アルキル鎖を有するポリオキシエチレンアル
キルエーテルである請求項10記載のエアゾール組成
物。 - 【請求項12】 原液80〜98重量部に対し、該噴射
剤20〜2重量部を含有する請求項8〜11のいずれか
に記載のエアゾール組成物。 - 【請求項13】 (G) 皮膜形成性ポリマーを含有す
る請求項8〜12のいずれかに記載のエアゾール組成
物。
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JP32370495A JP3518116B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | エアゾール組成物 |
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JP32370495A JP3518116B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | エアゾール組成物 |
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JPH09143039A JPH09143039A (ja) | 1997-06-03 |
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1995
- 1995-11-17 JP JP32370495A patent/JP3518116B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09143039A (ja) | 1997-06-03 |
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