JP3500138B2 - 織機における緯糸供給装置 - Google Patents
織機における緯糸供給装置Info
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Description
数引き揃えて所定の太さとし、これを予め開繊して帯状
繊維束(開繊糸)とし、これを経糸及び緯糸に使用して
繊維強化複合材料用織物を製織する場合に使用して好適
な織機における緯糸供給装置の改良に関するものであ
る。
続繊維には、例えば、カーボン繊維、ガラス繊維、セラ
ミック繊維、金属繊維等があるが、これらは髪の毛の1
/10程度の太さの単糸フィラメントを所定本数(12
K、24Kなど1K=1000本)引き揃えて所定の太さ
の糸(ストランド)として使用される。この糸は、その
ままで製織すると、繊維強化複合材料として使用する際
に種々の問題があるため、予め開繊して帯状繊維束とし
た状態で製織工程に供給されている。製織工程において
は、図4の(A)(B)に示すように、所定の密度と織
幅に対応する本数の経糸1が経糸ボビン2から平行に繰
出されて開口部3を形成する綜絖手段4に挿通され、巻
取りボビン5に導かれている。緯糸6は、図4の(C)
に示すように、経糸1の列の開口部3の一側に設置され
た緯糸ボビン7から繰出され、その繰出し端を経糸1の
列の開口部3の他側から往移動してくる緯糸引込み用チ
ャック8によって把持され、このチャック8が復移動し
て緯糸6を経糸1の列の織幅全長に亘って引き込み、続
いて経糸1の列の両側で緯糸6の両端を別の緯糸打込み
用チャック9、10で把持し直し、その状態で緯糸6の
根元側を緯糸ボビン7側に設置されたカッター11で切
断し、前記緯糸打込み用チャック9、10で把持し直し
た緯糸10を経糸1の列の前方の織前12へ移動(筬打
ち)させて1回の緯糸挿入動作を終了する。その後、緯
糸打込み用チャック9、10が打込み後の緯糸6の把持
を解放して元の位置に戻り、その間に開口機構(図示省
略)が綜絖手段4を上下逆動作させて経糸1の列の開口
状態を変え、経糸1の列を1ピッチ巻取り前進させ、続
いて緯糸引込み用チャック8が前進して次の緯糸6の引
込みに移行する。以後、前記動作を反復することによっ
て、経糸1の列に緯糸6を順次挿入して織物13が製造
される。
(C)に示すように、緯糸ボビン7から引出した緯糸6
の先端をカッター11の切断位置直前に配置された保持
手段14により保持して待機し、次に緯糸引込み用チャ
ック8が取りにくる時に受け渡しするように構成されて
いる。保持手段14は、カッター11との干渉を避ける
ためにカッター11の切断動作位置から緯糸ボビン7側
に離隔させて設置されている。そのため、緯糸6の引出
し端6aは、図4の(D)に示すように、保持手段14
の端部からカッター11による切断位置まで突出した状
態で保持されることになり、図4の(D)に点線で示す
ように、自重で垂れ下がり、次に緯糸引込み用チャック
8が緯糸6を取りに来た際、緯糸6の先端6aの把持が
不完全又は不可能となり緯糸6の引込みミスが発生する
問題があった。この問題は、緯糸6が帯状繊維束に開繊
された開繊糸であるためにより顕著である。
6の引込み時、図4の(C)に示すように、緯糸ボビン
7から緯糸6を直接引出しているため、緯糸6の使用経
過に伴う緯糸ボビン7の引出し抵抗の変化等で緯糸6に
作用する張力が毎回変化し、経糸1の列間に引込まれる
緯糸6の張力が毎回変化することになるため、製織され
た織物13に緯糸方向の縮みや皺よりが発生する問題が
あった。
6の切断を経糸1の列の長手方向に平行に切断していた
ため、緯糸打込み用チャック9、10で織前12に向け
て打込み移動(筬打ち)させる際、図4の(E)に示す
ように、保持手段14で保持されて待機する側の緯糸6
の先端6aと、緯糸打込み用チャック9、10で把持さ
れて打込み移動する側の緯糸6の後端6bとが擦れ合
い、保持手段14で保持されて待機する側の緯糸6の先
端6aが図4の(E)に鎖線で示すように打込み移動方
向に曲げられて乱れが生じ、次に緯糸引込み用チャック
8が緯糸6を受け取りに来た時、緯糸6の先端6aの把
持が不完全又は不可能となり、緯糸6の引込みミスを誘
発する問題もあった。この問題は、緯糸6が帯状繊維束
に開繊された開繊糸であるためにより顕著である。
発されたもので、その目的とするところは、緯糸の引込
みミスを減少させ、かつ、緯糸引込み時の張力を一定化
し得る織機における緯糸供給装置を提供することを目的
としている。
め、本発明は、緯糸ボビンから引出された緯糸の先端を
経糸列の開口部の一側の定位置で保持する保持手段と、
この保持手段に対向して経糸列の開口部の他側に経糸列
と交差する方向に往復移動可能に設置され、緯糸引込み
時、保持手段に向けて往移動し、保持手段から緯糸の先
端を受け取って復移動することにより経糸列の開口部に
緯糸を引込む緯糸引込み用チャックと、前記保持手段と
緯糸引込み用チャックとの間に設置され、前記緯糸引込
み用チャックで引込まれた緯糸の後端を切断するカッタ
ーと、経糸列の開口部に引込まれた緯糸の両端を把持し
て織前に打込む緯糸打込み用チャックとを具備する織機
において、前記カッターによる緯糸の切断時には前記保
持手段側に後退し、前記緯糸引込み用チャックの往移動
時にはカッター側に前進し、かつ、この前進端で前後動
自在に駆動制御される緯糸先端支持ガイドを、前記保持
手段とカッターとの間に、前記緯糸引込み用チャックの
往復移動方向と同方向に前後動可能に設置したものであ
る。
糸を切断した後の緯糸の先端の垂れ下がりを、緯糸先端
支持ガイドを前進動作させてカッターの切断位置付近ま
で突出させることによって防止することができ、しか
も、緯糸引込み用チャックが緯糸を受け取りに来る時に
は、該チャックで緯糸先端支持ガイドを押し戻して緯糸
の先端を上記支持ガイドから受け継ぐように受け取らせ
ることができる。従って、緯糸引込み用チャックによる
緯糸の引込みを確実に行わせることができる。
定台上に前後動可能に載置された緯糸支持用可動台と、
固定台に対して緯糸支持用可動台を前後動させ、かつ、
前進端で緯糸支持用可動台を前後動自在に保持する駆動
制御手段とで構成した。この駆動制御手段を製織工程の
各部材の動作に関連させて動作させることにより、緯糸
引込み用チャックによる緯糸の受け取り動作を確実かつ
円滑に行わせることができ、機構自体も簡単で小型化で
き、組み込みが容易である。
切断線が緯糸打込み用チャックの打込み方向前方側ほど
経糸列の端部から外側へ離隔するように傾斜させて取付
けたものである。この構成によって、緯糸打込み用チャ
ックによる緯糸打込み時、打込まれる緯糸の後端と、緯
糸ボビン側に残る次回の緯糸の先端とが擦れ合うことを
防止することができる。従って、次回の緯糸の先端の乱
れをなくして緯糸引込み用チャックによる緯糸の引込み
を確実に行わせることができる。
個の固定ローラ間で上下動自在に支持された1個の可動
ローラと、可動ローラの上下方向変位を監視するセンサ
ーと、センサーにより駆動制御される緯糸ボビンの緯糸
引出し用モータとからなる張力付与手段を前記緯糸ボビ
ンと保持手段との間に介在させ、緯糸ボビンから引出し
た緯糸を一方の固定ローラから可動ローラを経て他方の
固定ローラに略U字形に掛け渡して保持手段へ導き、可
動ローラに任意の重りを負荷して緯糸引込み用チャック
で引込まれる緯糸に一定の張力を付与するようになした
ものである。この構成によって、緯糸引込み用チャック
による毎回の緯糸の引込み時、緯糸の張力を一定化する
ことができ、製造される織物に縮みや皺より等の発生を
防止し、品質を向上させることができる。
て図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る織機の
緯糸供給装置の概略縦断側面図、図2はその平面図、図
3の(A)〜(F)は動作順序説明図である。なお、織
機の基本的な構成は図4の(A)(B)に示した従来の
ものと同様であり、説明の重複を避けるため、従来と同
一部材には従来と同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
ボビン7から引出された緯糸6の先端を経糸1の列の開
口部3の一側の定位置で保持する保持手段14と、この
保持手段14に対向して経糸1の列の開口部3の他側に
経糸1の列と交差する方向に往復移動可能に設置され、
緯糸引込み時、保持手段14に向けて往移動し、保持手
段14から緯糸6の先端6aを受け取って復移動するこ
とにより経糸1の列の開口部3に緯糸6を引込む緯糸引
込み用チャック8と、前記保持手段14と緯糸引込み用
チャック8との間に設置され、前記緯糸引込み用チャッ
ク8で引込まれた緯糸6の後端6bを切断するカッター
11と、経糸1の列の開口部3に引込まれた緯糸6の両
端を把持して織前12(図4の(A)参照)に打込む緯
糸打込み用チャック9、10とを具備する織機におい
て、前記カッター11による緯糸6の切断時には前記保
持手段14側に後退し、前記緯糸引込み用チャック8の
往移動時にはカッター11側に前進し、かつ、この前進
端で前後動自在に駆動制御される緯糸先端支持ガイド1
5を前記保持手段14とカッター11との間に、前記緯
糸引込み用チャック8の往復移動方向と同方向に前後動
可能に設置したものである。
うに、固定台15aと、固定台15a上に前後動可能に
載置された緯糸支持用可動台15bと、固定台15aに
対して緯糸支持用可動台15bを前後動させ、かつ、前
進端で緯糸支持用可動台15bを前後動自在に保持する
駆動制御手段15cとで構成した。この駆動制御手段1
5cは、エアシリンダ15c1と、3位置切替弁15c2
と、エア供給源15c 3とで構成し、3位置切替弁15
c2の前進位置(図1の左位置)では、エア供給源15
c3からエアシリンダ15c1の左室にエアを供給してピ
ストンを右方へ移動させ、緯糸支持用可動台15bをカ
ッター11の切断位置付近まで前進させ、後退位置(図
1の右位置)では、エアシリンダ15c1の右室にエア
を供給してピストンを左方へ移動させ、緯糸支持用可動
台15bを保持手段14側に後退させて、カッター11
の切断位置から退避させ、カッター11との干渉を防止
させている。そして、中立位置(図1の中央位置)で
は、エアシリンダ15c1のピストンが自由に動けるよ
うにしている。上記の3位置切替弁15c2を、緯糸引
込み用チャック8及び緯糸打込み用チャック9、10の
動作に関連させて前述のように駆動制御させることによ
り、緯糸引込み用チャック8による緯糸6の受け取り動
作を確実かつ円滑に行わせ得るようにしている。
示すように、緯糸6の切断線6cが緯糸打込み用チャッ
ク9、10の打込み方向前方側(図2の下方側)ほど経
糸1の列の端部から外側へ離隔するように傾斜させて取
付けたものである。この構成によって、緯糸打込み用チ
ャック9、10による緯糸6の打込み時、打込まれる緯
糸6'の後端6bと、緯糸ボビン7側に残る次回の緯糸
6の先端6aとが擦れ合うことを防止し、次回の緯糸6
の先端6aの乱れをなくして緯糸引込み用チャック8に
よる緯糸6の引込みを確実に行わせ得るようにしてい
る。なお、本実施形態において、カッター11は、上側
に切断刃11aと緯糸押え11bを設け、下側に受台1
1cを対向して設置し、緯糸切断時、両方を接近させ
て、先ず、受台11cと緯糸押え11bとで緯糸6を押
え、次にその状態で切断刃11aが降りてきて緯糸6を
切断し、切断後、それぞれ離隔させて元の位置に復帰動
作せしめられるようにしたものを例示している。
ボビン7と保持手段14との間に張力付与手段16を介
在させ、緯糸引込み用チャック8で引込まれる緯糸6に
一定の張力を付与せしめている。
2個の固定ローラ16a、16bと、2個の固定ローラ
16a、16b間で適宜のガイド機構(図示省略)を介
して上下動自在に支持された1個の可動ローラ16c
と、可動ローラ16cの上下方向位置を監視するセンサ
ー16dと、センサー16dにより駆動制御される緯糸
ボビン7の緯糸引出し用モータ16eとで構成し、緯糸
ボビン7から引出された緯糸6を一方の固定ローラ16
aから可動ローラ16cを経て他方の固定ローラ16b
に略U字形に掛け渡して保持手段14に導き、可動ロー
ラ16cに任意の重りを負荷して緯糸6に一定の張力を
付与するようにしている。これによって、毎回の緯糸引
込み用チャック8による緯糸引込み時、一定の張力を緯
糸6に付与することができる。従って、製造される織物
に縮みや皺より等の発生を防止し、品質を向上させるこ
とができる。
次に、緯糸挿入動作を図3の(A)〜(F)に示す動作
順序説明図を参照して各図毎に順に説明する。先ず、図
3の(A)は、緯糸引込み用チャック8が緯糸6を受け
取りに行く状態である。この状態においては、張力付与
手段16の可動ローラ16cが下端にあり、緯糸6は緯
糸ボビン7から最も長く引出された状態にある。この
時、図1に示す、緯糸支持用ガイド15のエアシリンダ
15c1の3位置切替弁15c2は中立位置にある。
が開放状態で往移動(左側へ移動)して緯糸支持用ガイ
ド15の緯糸支持用可動台15bを左側に押し戻し、緯
糸6の先端6aを受け取る。
が緯糸6の先端を把持して経糸1の列の他端まで引き入
れた状態を表している。この時、保持手段14は開放状
態とされ、張力付与手段16の可動ローラ16cを引き
上げながら緯糸6を引き入れることになるため、引き入
れられる緯糸6には、可動ローラ16cの自重と重りの
重量とが加算された張力が付与され、この張力は毎回同
じとなる。
9、10が緯糸6の両端を把持した状態を表している。
この状態で、カッター11の切断動作に移行するが、そ
の前に緯糸支持ガイド15は、3位置切替弁15c2が
後退位置に切替動作してカッター11から退避した状態
に保持される。
6を切断した状態を表している。この時、保持手段14
は閉じて緯糸6を保持している。
が緯糸6を解放し、カッター11も上下に離隔してお
り、緯糸打込み用チャック9、10が緯糸6の両端を把
持して打込み(筬打ち)を行う状態を表している。この
間、張力付与手段16のセンサー16dが可動ローラ1
6cの上方への変位を監視して緯糸引出し用モータ16
eを駆動し、緯糸ボビン7から緯糸6を所定量引出して
待機する。
9、10は緯糸を解放し、元の位置に復帰する。そし
て、緯糸支持用ガイド15は、3位置切替弁15c2が
前進位置に切替動作して緯糸支持用可動台15bをカッ
ター11の切断位置付近まで突出させて緯糸6の先端6
aを支持する。この後、図3の(A)に戻り、3位置切
替弁15c2が中立位置に切替動作して緯糸引込み用チ
ャック8の受け取り動作に備える。以後、前記動作を反
復し、織物を製造する。
したが、本発明は前記実施の形態に限定されることなく
種々の変形が可能であって、例えば、緯糸支持用ガイド
15は、駆動制御手段をソレノイド装置で行わせるよう
にしてもよく、また、張力付与手段16は、緯糸6の引
出し長さを正確に制御させるために、測長装置を採用し
てもよい。また、緯糸6が巻かれている緯糸ボビン7
は、低張力で緯糸6が引出されることが望ましい。そこ
で、変位センサーとサーボモータを組み合わせた機構を
採用する。即ち、変位センサーが、引出されていく緯糸
との距離を測定し、その距離によって出力される電圧
(または電流)をサーボモータに送ることで、緯糸ボビ
ンを回転させ、センサーとの距離を一定に保つ機構とす
る。この時に、上下移動可能な可動ローラに任意の重り
をつけることで、常に一定の張力で緯糸を引出すことが
可能になる。
した後の緯糸の先端の垂れ下がりを、緯糸先端支持ガイ
ドによって防止し、緯糸引込み用チャックが緯糸を受け
取りに来る時には、該チャックで緯糸先端支持ガイドを
押し戻して緯糸の先端を上記支持ガイドから受け継ぐよ
うに受け取らせることができ、緯糸引込み用チャックに
よる緯糸の引込みを確実に行わせることができる。
ち)時、緯糸の切断端同士の擦れ合いによる乱れを防止
することができ、この点においても、緯糸引込み用チャ
ックによる緯糸の引込みミスを防止することができる。
回、同一の張力条件で緯糸の引込みを行わせることが出
来、織物の品質を向上させることができる。
揃えて所定の太さとし、これを予め開繊して帯状繊維束
(開繊糸)とし、これを経糸及び緯糸に使用して繊維強
化複合材料用織物を製織する場合に使用して好適であ
る。
面図。
の平面図、(C)は緯糸供給装置の概略側面図、(D)
は緯糸先端の保持手段付近の状態説明図、(E)は緯糸
打込み時の様子を説明するための平面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 緯糸ボビンから引出された緯糸の先端を
経糸列の開口部の一側の定位置で保持する保持手段と、
この保持手段に対向して経糸列の開口部の他側に経糸列
と交差する方向に往復移動可能に設置され、緯糸引込み
時、保持手段に向けて往移動し、保持手段から緯糸の先
端を受け取って復移動することにより経糸列の開口部に
緯糸を引込む緯糸引込み用チャックと、前記保持手段と
緯糸引込み用チャックとの間に設置され、前記緯糸引込
み用チャックで引込まれた緯糸の後端を切断するカッタ
ーと、経糸列の開口部に引込まれた緯糸の両端を把持し
て織前に打込む緯糸打込み用チャックとを具備する織機
において、 前記カッターによる緯糸の切断時には前記保持手段側に
後退し、前記緯糸引込み用チャックの往移動時にはカッ
ター側に前進し、かつ、この前進端で前後動自在に駆動
制御される緯糸先端支持ガイドを、前記保持手段とカッ
ターとの間に、前記緯糸引込み用チャックの往復移動方
向と同方向に前後動可能に設置したことを特徴とする織
機における緯糸供給装置。 - 【請求項2】 緯糸先端支持ガイドを、固定台と、固定
台上に前後動可能に載置された緯糸支持用可動台と、固
定台に対して緯糸支持用可動台を前後動させ、かつ、前
進端で緯糸支持用可動台を前後動自在に保持する駆動制
御手段とで構成したことを特徴とする請求項1に記載の
織機における緯糸供給装置。 - 【請求項3】 カッターを、緯糸の切断線が緯糸打込み
用チャックの打込み方向前方側ほど経糸列の端部から外
側へ離隔するように傾斜させて取付けたことを特徴とす
る請求項1又は2に記載の織機における緯糸供給装置。 - 【請求項4】 2個の固定ローラと、2個の固定ローラ
間で上下動自在に支持された1個の可動ローラと、可動
ローラの上下方向変位を監視するセンサーと、センサー
により駆動制御される緯糸ボビンの緯糸引出し用モータ
とからなる張力付与手段を緯糸ボビンと保持手段との間
に介在させ、緯糸ボビンから引出した緯糸を一方の固定
ローラから可動ローラを経て他方の固定ローラに略U字
形に掛け渡して保持手段へ導き、可動ローラに任意の重
りを負荷して緯糸引込み用チャックで引込まれる緯糸に
一定の張力を付与するようになしたことを特徴とする請
求項1〜3の何れかに記載の織機における緯糸供給装
置。
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