JP3483114B2 - 自動車用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり防止方法、及び、その垂れ下がり防止構造 - Google Patents
自動車用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり防止方法、及び、その垂れ下がり防止構造Info
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- JP3483114B2 JP3483114B2 JP15476598A JP15476598A JP3483114B2 JP 3483114 B2 JP3483114 B2 JP 3483114B2 JP 15476598 A JP15476598 A JP 15476598A JP 15476598 A JP15476598 A JP 15476598A JP 3483114 B2 JP3483114 B2 JP 3483114B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用スライド
ドアの給電装置の車体及びスライドドア間に配索される
回路体の垂れ下がり防止に関する方法及び構造であっ
て、特に、スライダレール内に屈曲収容されるフレキシ
ブル・フラット・ケーブルの垂れ下がりを防止する方法
と構造に関するものである。
ドアの給電装置の車体及びスライドドア間に配索される
回路体の垂れ下がり防止に関する方法及び構造であっ
て、特に、スライダレール内に屈曲収容されるフレキシ
ブル・フラット・ケーブルの垂れ下がりを防止する方法
と構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9ないし図11は、本願出願人が特願
平10−94708号にて先に出願した自動車用スライ
ドドアの給電装置を示すものである。以下、その給電装
置について説明する。図9及び図10において、1はハ
イルーフ型自動車の車体、2は同じくハイルーフ型自動
車のスライドドアを示している。また、3は車体1及び
スライドドア2間に介在する自動車用スライドドアの給
電装置を示している。
平10−94708号にて先に出願した自動車用スライ
ドドアの給電装置を示すものである。以下、その給電装
置について説明する。図9及び図10において、1はハ
イルーフ型自動車の車体、2は同じくハイルーフ型自動
車のスライドドアを示している。また、3は車体1及び
スライドドア2間に介在する自動車用スライドドアの給
電装置を示している。
【0003】車体1には、車体側壁部4の略中央部に乗
降口5が形成されており、その乗降口5の下部にはステ
ップ6が形成されている。そして、ステップ6の一段上
には車室内床面7が設けられている。
降口5が形成されており、その乗降口5の下部にはステ
ップ6が形成されている。そして、ステップ6の一段上
には車室内床面7が設けられている。
【0004】また、ステップ6の下方には、スライドド
ア2に設けられたヒンジ本体8a(図10参照)とロー
ラー部8b(図10参照)とから成るヒンジローラー部
8を介して、スライドドア2を車体1の前後方向にスラ
イド開閉可能に移動させるためのレール(図示しない)
が所定の長さを有して設けられている。
ア2に設けられたヒンジ本体8a(図10参照)とロー
ラー部8b(図10参照)とから成るヒンジローラー部
8を介して、スライドドア2を車体1の前後方向にスラ
イド開閉可能に移動させるためのレール(図示しない)
が所定の長さを有して設けられている。
【0005】給電装置3は、スライドドア2に設けられ
たレール状のスライダレール9と、そのスライダレール
9に移動可能に保持されるスライダ10と、スライドド
ア2の移動に連動して屈伸し、一端となる回転軸部11
aが車体1に、他端となる回転軸部11bがスライダ1
0に回動可能に取り付けられた可撓アーム11と、その
可撓アーム11内を介して配索されてその一端12aが
車体側ハーネス13に、他端12bがスライドドア側ハ
ーネス14に接続される回路体12(図10及び図11
参照)とを備えて構成されている。
たレール状のスライダレール9と、そのスライダレール
9に移動可能に保持されるスライダ10と、スライドド
ア2の移動に連動して屈伸し、一端となる回転軸部11
aが車体1に、他端となる回転軸部11bがスライダ1
0に回動可能に取り付けられた可撓アーム11と、その
可撓アーム11内を介して配索されてその一端12aが
車体側ハーネス13に、他端12bがスライドドア側ハ
ーネス14に接続される回路体12(図10及び図11
参照)とを備えて構成されている。
【0006】スライダレール9は、スライドドア2のパ
ネル15に固定されており、図11に示される如く、内
部に回路体12に対する空洞部16とスライダ10に対
するレール部17とが形成されている。空洞部16の一
端部16aには、回路体12の他端12b側に対する導
出口18aを有する端末ブロック18が設けられてお
り、他端部16bには、回路体12の突き出し防止を兼
ねる端末ブロック19が同様に設けられている。端末ブ
ロック18には座部20が形成されている。
ネル15に固定されており、図11に示される如く、内
部に回路体12に対する空洞部16とスライダ10に対
するレール部17とが形成されている。空洞部16の一
端部16aには、回路体12の他端12b側に対する導
出口18aを有する端末ブロック18が設けられてお
り、他端部16bには、回路体12の突き出し防止を兼
ねる端末ブロック19が同様に設けられている。端末ブ
ロック18には座部20が形成されている。
【0007】スライダ10には、本体部10aの両側部
にレール部17を転がる3つのローラー21がそれぞれ
設けられている。また、本体部10aの上部には座部2
2が設けられ、本体部10aの下部には、可撓アーム1
1の回転軸部11bが取り付けられている。
にレール部17を転がる3つのローラー21がそれぞれ
設けられている。また、本体部10aの上部には座部2
2が設けられ、本体部10aの下部には、可撓アーム1
1の回転軸部11bが取り付けられている。
【0008】可撓アーム11は、図9に示される如く、
スライドドア2の移動に連動して屈伸するとともにその
内部に回路体12(図10参照)が配索される管状体で
あり、両端に設けられた回転軸部11a、11bと、そ
の回転軸部11a、11b間に配設される合成樹脂製又
は合成ゴム製の比較的柔軟なアウターチューブ23(図
10参照)と、同じく合成樹脂製又は合成ゴム製の柔軟
なインナーチューブ(アウターチューブ23の内側であ
り、図示しない)とを備えており、アウターチューブ2
3と前記図示しないインナーチューブとの間には、図示
しない金属製メッシュが装着されている。
スライドドア2の移動に連動して屈伸するとともにその
内部に回路体12(図10参照)が配索される管状体で
あり、両端に設けられた回転軸部11a、11bと、そ
の回転軸部11a、11b間に配設される合成樹脂製又
は合成ゴム製の比較的柔軟なアウターチューブ23(図
10参照)と、同じく合成樹脂製又は合成ゴム製の柔軟
なインナーチューブ(アウターチューブ23の内側であ
り、図示しない)とを備えており、アウターチューブ2
3と前記図示しないインナーチューブとの間には、図示
しない金属製メッシュが装着されている。
【0009】回路体12は、図10及び図11に示され
る如く、可撓アーム11内とスライダレール9内を介し
て前記車体1及びスライドドア2間に配索され、車体側
ハーネス13に接続されるハーネス24と、スライダレ
ール9内に屈曲収容される2枚重ねのフレキシブル・フ
ラット・ケーブル25、25(図11参照)と、端末ブ
ロック18の導出口18aから導出され、スライドドア
側ハーネス14に接続されるハーネス26とから成り、
フレキシブル・フラット・ケーブル25、25の両端と
ハーネス24及びハーネス26とが、スライダ10の座
部22に設けられたコネクタ27及びスライダレール9
の端末ブロック18に設けられたコネクタ28によって
接続されている。
る如く、可撓アーム11内とスライダレール9内を介し
て前記車体1及びスライドドア2間に配索され、車体側
ハーネス13に接続されるハーネス24と、スライダレ
ール9内に屈曲収容される2枚重ねのフレキシブル・フ
ラット・ケーブル25、25(図11参照)と、端末ブ
ロック18の導出口18aから導出され、スライドドア
側ハーネス14に接続されるハーネス26とから成り、
フレキシブル・フラット・ケーブル25、25の両端と
ハーネス24及びハーネス26とが、スライダ10の座
部22に設けられたコネクタ27及びスライダレール9
の端末ブロック18に設けられたコネクタ28によって
接続されている。
【0010】フレキシブル・フラット・ケーブル25、
25には、スライダレール9の座部20とスライダ10
の座部22とに両端部がねじ締め固定された合成樹脂又
はコンベックス製の薄板状の屈曲補助板29が装着され
ている(コンベックス製の場合には、通常、半月状の断
面を有するように形成してある)。この屈曲補助板29
は可撓性を有しており、スライダ10の移動に伴ってフ
レキシブル・フラット・ケーブル25、25と共に屈曲
位置を変えながら追従移動する。
25には、スライダレール9の座部20とスライダ10
の座部22とに両端部がねじ締め固定された合成樹脂又
はコンベックス製の薄板状の屈曲補助板29が装着され
ている(コンベックス製の場合には、通常、半月状の断
面を有するように形成してある)。この屈曲補助板29
は可撓性を有しており、スライダ10の移動に伴ってフ
レキシブル・フラット・ケーブル25、25と共に屈曲
位置を変えながら追従移動する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、図11に示される如く、スライダレール9内にフレ
キシブル・フラット・ケーブル25、25に対する屈曲
補助板29を設けることにより、フレキシブル・フラッ
ト・ケーブル25、25に対する引っ張りや曲げに抗す
るとともに、フレキシブル・フラット・ケーブル25、
25が波打ったり、垂れ下がったりしないようにするこ
とができる。
は、図11に示される如く、スライダレール9内にフレ
キシブル・フラット・ケーブル25、25に対する屈曲
補助板29を設けることにより、フレキシブル・フラッ
ト・ケーブル25、25に対する引っ張りや曲げに抗す
るとともに、フレキシブル・フラット・ケーブル25、
25が波打ったり、垂れ下がったりしないようにするこ
とができる。
【0012】しかし、前記スライドドア2の例えば開操
作に伴い、スライダ10の移動距離が長くなると(フレ
キシブル・フラット・ケーブル25、25が長尺の場合
も含む)、フレキシブル・フラット・ケーブル25、2
5の端部と屈曲部分との間隔が広くなるため、(上述の
コンベックス製に対して)汎用性のある合成樹脂製の屈
曲補助板29の場合では、その剛性と環境温度の変化か
ら、長期的に見ると、次第に垂れ下がりを生じてしまう
可能性がある(例えば図12の矢線A部分に示されるよ
うな垂れ下がり)。
作に伴い、スライダ10の移動距離が長くなると(フレ
キシブル・フラット・ケーブル25、25が長尺の場合
も含む)、フレキシブル・フラット・ケーブル25、2
5の端部と屈曲部分との間隔が広くなるため、(上述の
コンベックス製に対して)汎用性のある合成樹脂製の屈
曲補助板29の場合では、その剛性と環境温度の変化か
ら、長期的に見ると、次第に垂れ下がりを生じてしまう
可能性がある(例えば図12の矢線A部分に示されるよ
うな垂れ下がり)。
【0013】そして、スライダレール9内でフレキシブ
ル・フラット・ケーブル25、25及び屈曲補助板29
の垂れ下がりが生じると、フレキシブル・フラット・ケ
ーブル25、25及び屈曲補助板29がスライダ10に
追従することができなくなって、キンク(kink)や
噛み込みを起こしやすくなってしまうということが懸念
される。
ル・フラット・ケーブル25、25及び屈曲補助板29
の垂れ下がりが生じると、フレキシブル・フラット・ケ
ーブル25、25及び屈曲補助板29がスライダ10に
追従することができなくなって、キンク(kink)や
噛み込みを起こしやすくなってしまうということが懸念
される。
【0014】これに対し、屈曲補助板29を上述のコン
ベックス製にすれば改善することができるが、特殊な加
工と熱処理が必要となり、また、限界がないわけではな
いので、十分とは言い難いものがある。
ベックス製にすれば改善することができるが、特殊な加
工と熱処理が必要となり、また、限界がないわけではな
いので、十分とは言い難いものがある。
【0015】本発明は、上述した事情に鑑み、自動車用
スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラッ
ト・ケーブルが長尺になったり、端部と屈曲部分との間
隔が広くなったりした場合でも、確実にフレキシブル・
フラット・ケーブルの垂れ下がりを防止することのでき
る垂れ下がり防止方法と垂れ下がり防止構造とを提供す
ることを課題とする。
スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラッ
ト・ケーブルが長尺になったり、端部と屈曲部分との間
隔が広くなったりした場合でも、確実にフレキシブル・
フラット・ケーブルの垂れ下がりを防止することのでき
る垂れ下がり防止方法と垂れ下がり防止構造とを提供す
ることを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明の自動車用スライドドア
の給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がり防止方法は、車体及び該車体にスライド可
能に取り付けられたスライドドア間に介在する自動車用
スライドドアの給電装置を、前記車体又は前記スライド
ドアのどちらか一方に設けられるレール状のスライダレ
ールと、該スライダレールの下側レール部に移動可能に
保持されるスライダと、前記スライダレール内を介して
前記車体及び前記スライドドア間に配索され、一端が車
体側回路体に、他端がスライドドア側回路体に接続され
る回路体とを備えて構成するとともに、前記回路体の前
記スライダレールに対して配索される部分を、前記スラ
イダの前記スライドドアの開閉操作にかかる移動に追従
する単層又は積層のU字状に折り返されたフレキシブル
・フラット・ケーブルと、該フレキシブル・フラット・
ケーブルの外面側に装着され、かつ、可撓性を有する薄
板状の屈曲補助板とで形成し、前記スライダに対向する
前記スライダレールの上側壁部を磁化部とすると共に、
前記屈曲補助板を鋼製とし、あるいは、該上側壁部を鋼
製とすると共に、該屈曲補助板を磁化部として、該スラ
イダの移動に伴って該屈曲補助板の下側部分を前記下側
レール部に沿って移動自在とすると共に、該屈曲補助板
の上側部分を該上側壁部に磁着させ、それにより、前記
スライダレール内での前記フレキシブル・フラット・ケ
ーブルの垂れ下がりを防止することを特徴としている。
なされた請求項1記載の本発明の自動車用スライドドア
の給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がり防止方法は、車体及び該車体にスライド可
能に取り付けられたスライドドア間に介在する自動車用
スライドドアの給電装置を、前記車体又は前記スライド
ドアのどちらか一方に設けられるレール状のスライダレ
ールと、該スライダレールの下側レール部に移動可能に
保持されるスライダと、前記スライダレール内を介して
前記車体及び前記スライドドア間に配索され、一端が車
体側回路体に、他端がスライドドア側回路体に接続され
る回路体とを備えて構成するとともに、前記回路体の前
記スライダレールに対して配索される部分を、前記スラ
イダの前記スライドドアの開閉操作にかかる移動に追従
する単層又は積層のU字状に折り返されたフレキシブル
・フラット・ケーブルと、該フレキシブル・フラット・
ケーブルの外面側に装着され、かつ、可撓性を有する薄
板状の屈曲補助板とで形成し、前記スライダに対向する
前記スライダレールの上側壁部を磁化部とすると共に、
前記屈曲補助板を鋼製とし、あるいは、該上側壁部を鋼
製とすると共に、該屈曲補助板を磁化部として、該スラ
イダの移動に伴って該屈曲補助板の下側部分を前記下側
レール部に沿って移動自在とすると共に、該屈曲補助板
の上側部分を該上側壁部に磁着させ、それにより、前記
スライダレール内での前記フレキシブル・フラット・ケ
ーブルの垂れ下がりを防止することを特徴としている。
【0017】上記構成において、自動車用スライドドア
の給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がり防止方法は、給電装置を構成するスライダ
レールと、その給電装置のスライダレール内に屈曲収容
される回路体としてのフレキシブル・フラット・ケーブ
ルに装着される屈曲補助板とを磁力により接触、保持さ
せて、スライダレール内でのフレキシブル・フラット・
ケーブルの垂れ下がりを防止する方法を採用している。
このような方法を採用することにより、フレキシブル・
フラット・ケーブルが長尺になったり、フレキシブル・
フラット・ケーブルの端部と屈曲部分との間隔が広くな
ったりした場合でも、屈曲補助板の元々有する機能の他
に、スライダレールと屈曲補助板との磁力による接触、
保持が加わることになるので、フレキシブル・フラット
・ケーブルの垂れ下がりを生じる恐れがなくなる。従っ
て、スライドドアの開閉操作に伴うスライダの移動に際
して、フレキシブル・フラット・ケーブル及び屈曲補助
板がいつまでも追従することになるので、キンク(ki
nk)や噛み込みを確実に防止することができる。
の給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がり防止方法は、給電装置を構成するスライダ
レールと、その給電装置のスライダレール内に屈曲収容
される回路体としてのフレキシブル・フラット・ケーブ
ルに装着される屈曲補助板とを磁力により接触、保持さ
せて、スライダレール内でのフレキシブル・フラット・
ケーブルの垂れ下がりを防止する方法を採用している。
このような方法を採用することにより、フレキシブル・
フラット・ケーブルが長尺になったり、フレキシブル・
フラット・ケーブルの端部と屈曲部分との間隔が広くな
ったりした場合でも、屈曲補助板の元々有する機能の他
に、スライダレールと屈曲補助板との磁力による接触、
保持が加わることになるので、フレキシブル・フラット
・ケーブルの垂れ下がりを生じる恐れがなくなる。従っ
て、スライドドアの開閉操作に伴うスライダの移動に際
して、フレキシブル・フラット・ケーブル及び屈曲補助
板がいつまでも追従することになるので、キンク(ki
nk)や噛み込みを確実に防止することができる。
【0018】請求項2記載の本発明の自動車用スライド
ドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケー
ブルの垂れ下がり防止方法は、請求項1に記載の自動車
用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラ
ット・ケーブルの垂れ下がり防止方法において、前記ス
ライダレールの少なくとも前記屈曲補助板に対する接触
面の全部又は一部、前記屈曲補助板の全部又は一部、或
いは前記スライダレールの前記接触面の全部又は一部と
前記屈曲補助板の全部又は一部、のうちいずれかの部分
を磁化手段により磁化させることを特徴としている。
ドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケー
ブルの垂れ下がり防止方法は、請求項1に記載の自動車
用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラ
ット・ケーブルの垂れ下がり防止方法において、前記ス
ライダレールの少なくとも前記屈曲補助板に対する接触
面の全部又は一部、前記屈曲補助板の全部又は一部、或
いは前記スライダレールの前記接触面の全部又は一部と
前記屈曲補助板の全部又は一部、のうちいずれかの部分
を磁化手段により磁化させることを特徴としている。
【0019】上記構成において、スライダレールの少な
くとも屈曲補助板に対する接触面の全部又は一部、屈曲
補助板の全部又は一部、或いはスライダレールの前記接
触面の全部又は一部と屈曲補助板の全部又は一部、のう
ちいずれかの部分を磁化手段により磁化させるようにな
っている。従って、このような部分を磁化手段により磁
化させているので、相手側を鋼製にしておけば、容易に
スライダレールと屈曲補助板との磁力による接触、保持
を成し得るとともに、スライドドア又は給電装置の仕様
に合わせて適宜磁化する部分を選定することもできる。
くとも屈曲補助板に対する接触面の全部又は一部、屈曲
補助板の全部又は一部、或いはスライダレールの前記接
触面の全部又は一部と屈曲補助板の全部又は一部、のう
ちいずれかの部分を磁化手段により磁化させるようにな
っている。従って、このような部分を磁化手段により磁
化させているので、相手側を鋼製にしておけば、容易に
スライダレールと屈曲補助板との磁力による接触、保持
を成し得るとともに、スライドドア又は給電装置の仕様
に合わせて適宜磁化する部分を選定することもできる。
【0020】請求項3記載の本発明の自動車用スライド
ドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケー
ブルの垂れ下がり防止方法は、請求項2に記載の自動車
用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラ
ット・ケーブルの垂れ下がり防止方法において、前記磁
化手段は、前記部分に対して、磁性材料により形成して
永久磁石化処理する、鋼により形成して永久磁石化処理
する、磁性材料からなる粉末又は塗布材料を塗布乾燥し
て永久磁石化処理する、及び磁石の薄肉テープを貼着す
る、のうちいずれかであることを特徴としている。
ドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケー
ブルの垂れ下がり防止方法は、請求項2に記載の自動車
用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラ
ット・ケーブルの垂れ下がり防止方法において、前記磁
化手段は、前記部分に対して、磁性材料により形成して
永久磁石化処理する、鋼により形成して永久磁石化処理
する、磁性材料からなる粉末又は塗布材料を塗布乾燥し
て永久磁石化処理する、及び磁石の薄肉テープを貼着す
る、のうちいずれかであることを特徴としている。
【0021】上記構成において、磁化手段は、上述した
部分に対して、磁性材料により形成して永久磁石化処理
する、鋼により形成して永久磁石化処理する、磁性材料
からなる粉末又は塗布材料を塗布乾燥して永久磁石化処
理する、及び磁石の薄肉テープを貼着する、のうちいず
れかを採用するようになっている。従って、給電装置の
生産性及び作業性を考慮して適宜磁化手段を選定するこ
とができる。
部分に対して、磁性材料により形成して永久磁石化処理
する、鋼により形成して永久磁石化処理する、磁性材料
からなる粉末又は塗布材料を塗布乾燥して永久磁石化処
理する、及び磁石の薄肉テープを貼着する、のうちいず
れかを採用するようになっている。従って、給電装置の
生産性及び作業性を考慮して適宜磁化手段を選定するこ
とができる。
【0022】上記課題を解決するためなされた請求項4
記載の本発明の自動車用スライドドアの給電装置におけ
るフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり防止
構造は、車体及び該車体にスライド可能に取り付けられ
たスライドドア間に介在する自動車用スライドドアの給
電装置を、前記車体又は前記スライドドアのどちらか一
方に設けられるレール状のスライダレールと、該スライ
ダレールの下側レール部に移動可能に保持されるスライ
ダと、前記スライダレール内を介して前記車体及び前記
スライドドア間に配索され、一端が車体側回路体に、他
端がスライドドア側回路体に接続される回路体とを備え
て構成するとともに、前記回路体の前記スライダレール
に対して配索される部分を、前記スライダの前記スライ
ドドアの開閉操作にかかる移動に追従する単層又は積層
のU字状に折り返されたフレキシブル・フラット・ケー
ブルと、該フレキシブル・フラット・ケーブルの外面側
に装着され、かつ、可撓性を有する薄板状の屈曲補助板
とで形成し、前記スライダに対向する前記スライダレー
ルの上側壁部の少なくとも前記屈曲補助板に対する接触
面の全部又は一部、前記屈曲補助板の全部又は一部、或
いは前記スライダレールの前記接触面の全部又は一部と
前記屈曲補助板の全部又は一部、のうちいずれかの部分
に磁力を生じる磁化部を設けて、前記スライダの移動に
伴って前記屈曲補助板の下側部分を前記下側レール部に
沿って移動自在とすると共に、該屈曲補助板の上側部分
を該上側壁部に磁着させ、それにより、前記スライダレ
ール内での前記フレキシブル・フラット・ケーブルの垂
れ下がりを防止することを特徴としている。
記載の本発明の自動車用スライドドアの給電装置におけ
るフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり防止
構造は、車体及び該車体にスライド可能に取り付けられ
たスライドドア間に介在する自動車用スライドドアの給
電装置を、前記車体又は前記スライドドアのどちらか一
方に設けられるレール状のスライダレールと、該スライ
ダレールの下側レール部に移動可能に保持されるスライ
ダと、前記スライダレール内を介して前記車体及び前記
スライドドア間に配索され、一端が車体側回路体に、他
端がスライドドア側回路体に接続される回路体とを備え
て構成するとともに、前記回路体の前記スライダレール
に対して配索される部分を、前記スライダの前記スライ
ドドアの開閉操作にかかる移動に追従する単層又は積層
のU字状に折り返されたフレキシブル・フラット・ケー
ブルと、該フレキシブル・フラット・ケーブルの外面側
に装着され、かつ、可撓性を有する薄板状の屈曲補助板
とで形成し、前記スライダに対向する前記スライダレー
ルの上側壁部の少なくとも前記屈曲補助板に対する接触
面の全部又は一部、前記屈曲補助板の全部又は一部、或
いは前記スライダレールの前記接触面の全部又は一部と
前記屈曲補助板の全部又は一部、のうちいずれかの部分
に磁力を生じる磁化部を設けて、前記スライダの移動に
伴って前記屈曲補助板の下側部分を前記下側レール部に
沿って移動自在とすると共に、該屈曲補助板の上側部分
を該上側壁部に磁着させ、それにより、前記スライダレ
ール内での前記フレキシブル・フラット・ケーブルの垂
れ下がりを防止することを特徴としている。
【0023】上記構成において、自動車用スライドドア
の給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がり防止構造は、給電装置を構成するスライダ
レールと、その給電装置のスライダレール内に屈曲収容
される回路体としてのフレキシブル・フラット・ケーブ
ルに装着される屈曲補助板のどちらか又は両方に磁力を
生じる磁化部を設け、その磁化部を介してスライダレー
ルと屈曲補助板とを接触、保持させて、スライダレール
内でのフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり
を防止する構造を採用している。このような構造を採用
することにより、フレキシブル・フラット・ケーブルが
長尺になったり、フレキシブル・フラット・ケーブルの
端部と屈曲部分との間隔が広くなったりした場合でも、
屈曲補助板の元々有する機能の他に、スライダレールと
屈曲補助板のどちらか又は両方に、磁力による接触、保
持を成し得る磁化部が設けられることになるので、フレ
キシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がりを生じる恐
れがなくなる。従って、スライドドアの開閉操作に伴う
スライダの移動に際して、フレキシブル・フラット・ケ
ーブル及び屈曲補助板がいつまでも追従することになる
ので、キンク(kink)や噛み込みを確実に防止する
ことができる。
の給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がり防止構造は、給電装置を構成するスライダ
レールと、その給電装置のスライダレール内に屈曲収容
される回路体としてのフレキシブル・フラット・ケーブ
ルに装着される屈曲補助板のどちらか又は両方に磁力を
生じる磁化部を設け、その磁化部を介してスライダレー
ルと屈曲補助板とを接触、保持させて、スライダレール
内でのフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり
を防止する構造を採用している。このような構造を採用
することにより、フレキシブル・フラット・ケーブルが
長尺になったり、フレキシブル・フラット・ケーブルの
端部と屈曲部分との間隔が広くなったりした場合でも、
屈曲補助板の元々有する機能の他に、スライダレールと
屈曲補助板のどちらか又は両方に、磁力による接触、保
持を成し得る磁化部が設けられることになるので、フレ
キシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がりを生じる恐
れがなくなる。従って、スライドドアの開閉操作に伴う
スライダの移動に際して、フレキシブル・フラット・ケ
ーブル及び屈曲補助板がいつまでも追従することになる
ので、キンク(kink)や噛み込みを確実に防止する
ことができる。
【0024】請求項5記載の本発明の自動車用スライド
ドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケー
ブルの垂れ下がり防止構造は、請求項4に記載の自動車
用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラ
ット・ケーブルの垂れ下がり防止構造において、前記磁
化部を、磁性材料により形成して永久磁石化処理する、
鋼により形成して永久磁石化処理する、磁性材料からな
る粉末又は塗布材料を塗布乾燥して永久磁石化処理す
る、及び磁石の薄肉テープを貼着する、のうちいずれか
を施すことにより形成したことを特徴としている。
ドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケー
ブルの垂れ下がり防止構造は、請求項4に記載の自動車
用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラ
ット・ケーブルの垂れ下がり防止構造において、前記磁
化部を、磁性材料により形成して永久磁石化処理する、
鋼により形成して永久磁石化処理する、磁性材料からな
る粉末又は塗布材料を塗布乾燥して永久磁石化処理す
る、及び磁石の薄肉テープを貼着する、のうちいずれか
を施すことにより形成したことを特徴としている。
【0025】上記構成において、磁化部を、磁性材料に
より形成して永久磁石化処理する、鋼により形成して永
久磁石化処理する、磁性材料からなる粉末又は塗布材料
を塗布乾燥して永久磁石化処理する、及び磁石の薄肉テ
ープを貼着する、のうちいずれかを施すことにより形成
するようになっている。従って、給電装置の生産性及び
作業性を考慮して適宜磁化部を形成することができる。
より形成して永久磁石化処理する、鋼により形成して永
久磁石化処理する、磁性材料からなる粉末又は塗布材料
を塗布乾燥して永久磁石化処理する、及び磁石の薄肉テ
ープを貼着する、のうちいずれかを施すことにより形成
するようになっている。従って、給電装置の生産性及び
作業性を考慮して適宜磁化部を形成することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明の自動車用スライ
ドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケ
ーブルの垂れ下がり防止構造の一実施の形態を示す給電
装置の斜視図である。また、図2は図1のスライダレー
ルの断面図、図3は図2のフレキシブル・フラット・ケ
ーブルと屈曲補助板の斜視図、図4ないし図6は図1の
スライドドアと図2のフレキシブル・フラット・ケーブ
ル及び屈曲補助板の動作を説明するための説明図を示し
ている。尚、従来例と基本的に同一の構成部材には同一
の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態を説明する。図1は本発明の自動車用スライ
ドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケ
ーブルの垂れ下がり防止構造の一実施の形態を示す給電
装置の斜視図である。また、図2は図1のスライダレー
ルの断面図、図3は図2のフレキシブル・フラット・ケ
ーブルと屈曲補助板の斜視図、図4ないし図6は図1の
スライドドアと図2のフレキシブル・フラット・ケーブ
ル及び屈曲補助板の動作を説明するための説明図を示し
ている。尚、従来例と基本的に同一の構成部材には同一
の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0027】図1において、31は車体1及びスライド
ドア2間に介在する自動車用スライドドアの給電装置を
示しており、後述する磁化部32を有するスライダレー
ル33(後述する)と、同じく後述するフレキシブル・
フラット・ケーブル25、25に装着された屈曲補助板
34(後述する)とが前記磁化部32に生じる磁力によ
って接触保持され、前記スライダレール33内で前記フ
レキシブル・フラット・ケーブル25、25が垂れ下が
らない構造となっている。
ドア2間に介在する自動車用スライドドアの給電装置を
示しており、後述する磁化部32を有するスライダレー
ル33(後述する)と、同じく後述するフレキシブル・
フラット・ケーブル25、25に装着された屈曲補助板
34(後述する)とが前記磁化部32に生じる磁力によ
って接触保持され、前記スライダレール33内で前記フ
レキシブル・フラット・ケーブル25、25が垂れ下が
らない構造となっている。
【0028】給電装置31は、スライドドア2に設けら
れるとともに磁化部32を有するレール状のスライダレ
ール33と、そのスライダレール33に移動可能に保持
されるスライダ10と、スライドドア2の移動に連動し
て屈伸し、一端となる回転軸部11aが車体1に、他端
となる回転軸部11bがスライダ10に回動可能に取り
付けられた可撓アーム11(複数のアームを連接するも
のでも良い)と、その可撓アーム11内とスライダレー
ル33内を介して配索されてその一端12aが車体側ハ
ーネス13に、他端12b(図2参照)がスライドドア
側ハーネス14(図2参照)に接続される回路体12
(図2参照)とを備えて構成されている。尚、従来例で
説明したように、4は車体側壁部、5は乗降口、6はス
テップ、8はヒンジローラー部を示している。
れるとともに磁化部32を有するレール状のスライダレ
ール33と、そのスライダレール33に移動可能に保持
されるスライダ10と、スライドドア2の移動に連動し
て屈伸し、一端となる回転軸部11aが車体1に、他端
となる回転軸部11bがスライダ10に回動可能に取り
付けられた可撓アーム11(複数のアームを連接するも
のでも良い)と、その可撓アーム11内とスライダレー
ル33内を介して配索されてその一端12aが車体側ハ
ーネス13に、他端12b(図2参照)がスライドドア
側ハーネス14(図2参照)に接続される回路体12
(図2参照)とを備えて構成されている。尚、従来例で
説明したように、4は車体側壁部、5は乗降口、6はス
テップ、8はヒンジローラー部を示している。
【0029】スライダレール33は、スライドドア2の
パネル15に固定されており、図2に示される如く、内
部に回路体12に対する空洞部16とスライダ10に対
するレール部17とが形成されている。空洞部16の一
端部16aには回路体12の他端12b側に対する導出
口18aを有する端末ブロック18が設けられており、
他端部16b(図1参照)には回路体12の突き出し防
止を兼ねる端末ブロック19(図1参照)が同様に設け
られている。端末ブロック18には座部20が形成され
ている。
パネル15に固定されており、図2に示される如く、内
部に回路体12に対する空洞部16とスライダ10に対
するレール部17とが形成されている。空洞部16の一
端部16aには回路体12の他端12b側に対する導出
口18aを有する端末ブロック18が設けられており、
他端部16b(図1参照)には回路体12の突き出し防
止を兼ねる端末ブロック19(図1参照)が同様に設け
られている。端末ブロック18には座部20が形成され
ている。
【0030】また、スライダレール33の上部には、磁
性材料(例えばフェライトなど)により形成するととも
に永久磁石化処理を施した磁化部32が設けられてお
り、空洞部16の天井壁を形成するような格好で一体又
は別体で設けられている。
性材料(例えばフェライトなど)により形成するととも
に永久磁石化処理を施した磁化部32が設けられてお
り、空洞部16の天井壁を形成するような格好で一体又
は別体で設けられている。
【0031】スライダ10には、本体部10aの両側部
にレール部17を転がる3つのローラー21がそれぞれ
設けられている。また、本体部10aの上部には座部2
2が設けられ、本体部10aの下部には可撓アーム11
の回転軸部11bが取り付けられている。
にレール部17を転がる3つのローラー21がそれぞれ
設けられている。また、本体部10aの上部には座部2
2が設けられ、本体部10aの下部には可撓アーム11
の回転軸部11bが取り付けられている。
【0032】可撓アーム11は、図1に示される如く、
スライドドア2の移動に連動して屈伸するとともにその
内部に回路体12(図2参照)が配索される管状体であ
り、両端には回転軸部11a、11bが形成されてい
る。
スライドドア2の移動に連動して屈伸するとともにその
内部に回路体12(図2参照)が配索される管状体であ
り、両端には回転軸部11a、11bが形成されてい
る。
【0033】回路体12は、図2に示される如く、可撓
アーム11内とスライダレール33内を介して前記車体
1及び前記スライドドア2間に配索され、車体側ハーネ
ス13(図1参照)に接続されるハーネス24と、スラ
イダレール33内に屈曲収容される2枚重ねのフレキシ
ブル・フラット・ケーブル25、25と、端末ブロック
18の導出口18aから導出され、スライドドア側ハー
ネス14に接続されるハーネス26とから成り、フレキ
シブル・フラット・ケーブル25、25の両端とハーネ
ス24及びハーネス26とが、スライダ10の座部22
に設けられたコネクタ27及びスライダレール33の端
末ブロック18に設けられたコネクタ28によって接続
されている(コネクタ27及び28による接続に限るも
のではなく、溶接等の適宜手段を用いることができ
る)。
アーム11内とスライダレール33内を介して前記車体
1及び前記スライドドア2間に配索され、車体側ハーネ
ス13(図1参照)に接続されるハーネス24と、スラ
イダレール33内に屈曲収容される2枚重ねのフレキシ
ブル・フラット・ケーブル25、25と、端末ブロック
18の導出口18aから導出され、スライドドア側ハー
ネス14に接続されるハーネス26とから成り、フレキ
シブル・フラット・ケーブル25、25の両端とハーネ
ス24及びハーネス26とが、スライダ10の座部22
に設けられたコネクタ27及びスライダレール33の端
末ブロック18に設けられたコネクタ28によって接続
されている(コネクタ27及び28による接続に限るも
のではなく、溶接等の適宜手段を用いることができ
る)。
【0034】フレキシブル・フラット・ケーブル25、
25には、スライダレール33の座部20とスライダ1
0の座部22とに両端部がねじ締め固定された鋼製の薄
板状の屈曲補助板34が装着されている。この屈曲補助
板34は可撓性を有しており、スライダ10の移動に伴
ってフレキシブル・フラット・ケーブル25、25と共
に屈曲位置を変えながら追従移動する。その際、屈曲補
助板34はスライダレール33の磁化部32に生じる磁
力により接触保持されることになり、フレキシブル・フ
ラット・ケーブル25、25と共に垂れ下がる恐れはな
い。
25には、スライダレール33の座部20とスライダ1
0の座部22とに両端部がねじ締め固定された鋼製の薄
板状の屈曲補助板34が装着されている。この屈曲補助
板34は可撓性を有しており、スライダ10の移動に伴
ってフレキシブル・フラット・ケーブル25、25と共
に屈曲位置を変えながら追従移動する。その際、屈曲補
助板34はスライダレール33の磁化部32に生じる磁
力により接触保持されることになり、フレキシブル・フ
ラット・ケーブル25、25と共に垂れ下がる恐れはな
い。
【0035】一方、屈曲補助板34には、図3に示され
る如く、フレキシブル・フラット・ケーブル25、25
の長手方向に沿う両側縁部34a、34a側に複数(数
及び間隔は使用状態に応じて適宜設定できるものとす
る)の突起35が相対向して設けられている。
る如く、フレキシブル・フラット・ケーブル25、25
の長手方向に沿う両側縁部34a、34a側に複数(数
及び間隔は使用状態に応じて適宜設定できるものとす
る)の突起35が相対向して設けられている。
【0036】突起35は、挿入部36を有する断面形状
がL字状に形成された幅狭の板状片であって、屈曲補助
板34の基板34bをプレス加工により打ち抜いて一体
成形されている。また、突起35の先端には、フレキシ
ブル・フラット・ケーブル25、25の装着性を考慮し
たテーパ部35aが形成されている。尚、複数の34c
は打ち抜き孔を示している。
がL字状に形成された幅狭の板状片であって、屈曲補助
板34の基板34bをプレス加工により打ち抜いて一体
成形されている。また、突起35の先端には、フレキシ
ブル・フラット・ケーブル25、25の装着性を考慮し
たテーパ部35aが形成されている。尚、複数の34c
は打ち抜き孔を示している。
【0037】フレキシブル・フラット・ケーブル25、
25を屈曲補助板34に装着して支持させようとする場
合には、矢線P方向と矢線Q方向の装着が考えられる。
先ず、矢線P方向の場合では、フレキシブル・フラット
・ケーブル25、25又は屈曲補助板34のどちらか一
方を幅方向に撓ませてから挿入部36内に装着するよう
になり、矢線Q方向の場合では、フレキシブル・フラッ
ト・ケーブル25、25又は屈曲補助板34のどちらか
をスライドさせて挿入部36内に装着するようになる
(どちらの装着、支持の場合にしても、簡単かつ迅速に
行うことができるのは勿論のことであり、作業性の向上
に寄与する)。
25を屈曲補助板34に装着して支持させようとする場
合には、矢線P方向と矢線Q方向の装着が考えられる。
先ず、矢線P方向の場合では、フレキシブル・フラット
・ケーブル25、25又は屈曲補助板34のどちらか一
方を幅方向に撓ませてから挿入部36内に装着するよう
になり、矢線Q方向の場合では、フレキシブル・フラッ
ト・ケーブル25、25又は屈曲補助板34のどちらか
をスライドさせて挿入部36内に装着するようになる
(どちらの装着、支持の場合にしても、簡単かつ迅速に
行うことができるのは勿論のことであり、作業性の向上
に寄与する)。
【0038】尚、フレキシブル・フラット・ケーブル2
5、25の両端部は、前述のようにコネクタ27、28
(図2参照)に接続されているので、本来、屈曲した際
に前記両端部に生じるズレ分(例えば、両端部が固定さ
れていない2枚重ねのフレキシブル・フラット・ケーブ
ル25、25を屈曲させると両端部にズレが生じる)
は、フレキシブル・フラット・ケーブル25、25の中
間部に撓みとなって生じることになる。しかし、突起3
5を前記長手方向に間隔を有して設けているので、その
間隔が撓みを吸収してしまい、特に問題となることはな
い。
5、25の両端部は、前述のようにコネクタ27、28
(図2参照)に接続されているので、本来、屈曲した際
に前記両端部に生じるズレ分(例えば、両端部が固定さ
れていない2枚重ねのフレキシブル・フラット・ケーブ
ル25、25を屈曲させると両端部にズレが生じる)
は、フレキシブル・フラット・ケーブル25、25の中
間部に撓みとなって生じることになる。しかし、突起3
5を前記長手方向に間隔を有して設けているので、その
間隔が撓みを吸収してしまい、特に問題となることはな
い。
【0039】上記構成において、給電装置3はスライド
ドア2の開扉操作(閉扉操作は開扉操作の逆であるので
省略する)に伴って、図4ないし図6に示される如くの
動作をする。尚、前記フレキシブル・フラット・ケーブ
ル25、25と前記屈曲補助板34の動作を説明するた
めに、これらを屈曲補助板付ケーブル37に置き換えて
説明する。
ドア2の開扉操作(閉扉操作は開扉操作の逆であるので
省略する)に伴って、図4ないし図6に示される如くの
動作をする。尚、前記フレキシブル・フラット・ケーブ
ル25、25と前記屈曲補助板34の動作を説明するた
めに、これらを屈曲補助板付ケーブル37に置き換えて
説明する。
【0040】図4に示される閉扉時において、給電装置
3の可撓アーム11は鋭角に屈曲してステップ6の隅部
(車体1の後方側)で縮状態を保っている。また、可撓
アーム11と連結しているスライダ10はスライダレー
ル33の車体1後方側に位置している。スライダレール
33内に屈曲収容された屈曲補助板付ケーブル37の屈
曲部分37aは、スライダレール33の略中間部分に位
置しており、この状態において、前記屈曲補助板34の
全長の約半分近くが前記磁化部32によって接触保持さ
れている。
3の可撓アーム11は鋭角に屈曲してステップ6の隅部
(車体1の後方側)で縮状態を保っている。また、可撓
アーム11と連結しているスライダ10はスライダレー
ル33の車体1後方側に位置している。スライダレール
33内に屈曲収容された屈曲補助板付ケーブル37の屈
曲部分37aは、スライダレール33の略中間部分に位
置しており、この状態において、前記屈曲補助板34の
全長の約半分近くが前記磁化部32によって接触保持さ
れている。
【0041】そして、スライドドア2が開かれて、図5
に示される半開扉時には、スライドドア2の移動に連動
してスライダ10がスライダレール33を介して案内さ
れ(車体1前方方向へ移動する)、可撓アーム11が矢
線方向に回動する。その際、可撓アーム11は若干拡開
する。また、屈曲補助板付ケーブル37の屈曲部分37
aは、その屈曲位置が車体1前方方向へ移動する。そし
てこの状態において、前記屈曲補助板34は車体1前方
方向へ移動した分だけ前記磁化部32によって更に接触
保持されることになる。
に示される半開扉時には、スライドドア2の移動に連動
してスライダ10がスライダレール33を介して案内さ
れ(車体1前方方向へ移動する)、可撓アーム11が矢
線方向に回動する。その際、可撓アーム11は若干拡開
する。また、屈曲補助板付ケーブル37の屈曲部分37
aは、その屈曲位置が車体1前方方向へ移動する。そし
てこの状態において、前記屈曲補助板34は車体1前方
方向へ移動した分だけ前記磁化部32によって更に接触
保持されることになる。
【0042】そしてさらに、スライドドア2を車体後方
に移動させ、図6に示される如くの全開状態にすると、
可撓アーム11はスライダ10の前記前方方向への移動
に連動し、ほぼ直角状態にまで拡開する。また、屈曲補
助板付ケーブル37の屈曲部分37aは、その屈曲位置
が更に車体1前方方向へ移動する。そしてこの状態にお
いて、前記屈曲補助板34は車体1前方方向へ更に移動
した分だけ前記磁化部32によって接触保持されること
になり、前記屈曲補助板34の屈曲部、即ち屈曲補助板
付ケーブル37の屈曲部分37aの位置が閉扉時よりも
十分に車体1前方方向へ移動しても前記屈曲補助板34
は磁力により接触を維持され、垂れ下がることはない。
に移動させ、図6に示される如くの全開状態にすると、
可撓アーム11はスライダ10の前記前方方向への移動
に連動し、ほぼ直角状態にまで拡開する。また、屈曲補
助板付ケーブル37の屈曲部分37aは、その屈曲位置
が更に車体1前方方向へ移動する。そしてこの状態にお
いて、前記屈曲補助板34は車体1前方方向へ更に移動
した分だけ前記磁化部32によって接触保持されること
になり、前記屈曲補助板34の屈曲部、即ち屈曲補助板
付ケーブル37の屈曲部分37aの位置が閉扉時よりも
十分に車体1前方方向へ移動しても前記屈曲補助板34
は磁力により接触を維持され、垂れ下がることはない。
【0043】以上、図1ないし図6を参照しながら説明
したように、フレキシブル・フラット・ケーブル25、
25が長尺になったり、フレキシブル・フラット・ケー
ブル25、25の端部と屈曲部分との間隔が広くなった
りした場合でも、屈曲補助板34の元々有する機能(複
数の突起35で保持するとともに、剛性により垂れ下が
りを防止する)の他に、スライダレール33と屈曲補助
板34との磁力による接触、保持が加わることになるの
で、フレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がりを
生じる恐れがなくなり、スライドドア2の開閉操作に伴
うスライダ10の移動に際して、フレキシブル・フラッ
ト・ケーブル25、25及び屈曲補助板34がいつまで
も追従することになる。よって、キンク(kink)や
噛み込みを確実に防止することができる。
したように、フレキシブル・フラット・ケーブル25、
25が長尺になったり、フレキシブル・フラット・ケー
ブル25、25の端部と屈曲部分との間隔が広くなった
りした場合でも、屈曲補助板34の元々有する機能(複
数の突起35で保持するとともに、剛性により垂れ下が
りを防止する)の他に、スライダレール33と屈曲補助
板34との磁力による接触、保持が加わることになるの
で、フレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がりを
生じる恐れがなくなり、スライドドア2の開閉操作に伴
うスライダ10の移動に際して、フレキシブル・フラッ
ト・ケーブル25、25及び屈曲補助板34がいつまで
も追従することになる。よって、キンク(kink)や
噛み込みを確実に防止することができる。
【0044】尚、図2を参照しながら説明した磁化部3
2は、スライダレール33の上部全体を指していたが、
これに限らず、部分的に設けることも可能である。即
ち、磁化部32をスライダレール33の上部に対して縞
状に設けること等も可能である。磁化部32をスライダ
レール33側に設けることにより、屈曲補助板34は上
述の通り、鋼製にすることで十分対応することができ、
あえて、コンベックス製の屈曲補助板を使用する必要が
なくなって生産性を向上させることができるという効果
も奏する。
2は、スライダレール33の上部全体を指していたが、
これに限らず、部分的に設けることも可能である。即
ち、磁化部32をスライダレール33の上部に対して縞
状に設けること等も可能である。磁化部32をスライダ
レール33側に設けることにより、屈曲補助板34は上
述の通り、鋼製にすることで十分対応することができ、
あえて、コンベックス製の屈曲補助板を使用する必要が
なくなって生産性を向上させることができるという効果
も奏する。
【0045】また、スライダレール33の上部全体又は
一部を鋼製にし、屈曲補助板34の少なくとも基板34
bを磁化部にすることも可能である。即ち、基板34b
を磁性材料(例えばフェライトなど)により形成すると
ともに永久磁石化処理を施し、上述の逆を行うことも当
然に可能である。さらには、スライダレール33の上部
全体又は一部と屈曲補助板34の基板34b(図3参
照)を上述同様の磁化部にすることも可能である。
一部を鋼製にし、屈曲補助板34の少なくとも基板34
bを磁化部にすることも可能である。即ち、基板34b
を磁性材料(例えばフェライトなど)により形成すると
ともに永久磁石化処理を施し、上述の逆を行うことも当
然に可能である。さらには、スライダレール33の上部
全体又は一部と屈曲補助板34の基板34b(図3参
照)を上述同様の磁化部にすることも可能である。
【0046】次に、図7及び図8を参照しながら、本発
明の自動車用スライドドアの給電装置におけるフレキシ
ブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり防止構造の他の
一実施の形態を説明する。尚、以下で説明する屈曲補助
板38以外は、全て従来例(図9ないし図11参照)で
説明した構成と同一であるので、同一符号を付し、詳細
な説明を省略する。また、スライダレール9の少なくと
も上部は鋼製であり、この給電装置には符号31′を付
す。
明の自動車用スライドドアの給電装置におけるフレキシ
ブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり防止構造の他の
一実施の形態を説明する。尚、以下で説明する屈曲補助
板38以外は、全て従来例(図9ないし図11参照)で
説明した構成と同一であるので、同一符号を付し、詳細
な説明を省略する。また、スライダレール9の少なくと
も上部は鋼製であり、この給電装置には符号31′を付
す。
【0047】図7において、薄板状の屈曲補助板38は
合成樹脂製であって、可撓性を有し、フレキシブル・フ
ラット・ケーブル25、25に装着されるとともに、両
端部がスライダレール9の座部20とスライダ10の座
部22とにねじ締め固定されている。また、屈曲補助板
38は、スライダ10の移動に伴ってフレキシブル・フ
ラット・ケーブル25、25と共に屈曲位置を変えなが
ら追従移動するようになっている。
合成樹脂製であって、可撓性を有し、フレキシブル・フ
ラット・ケーブル25、25に装着されるとともに、両
端部がスライダレール9の座部20とスライダ10の座
部22とにねじ締め固定されている。また、屈曲補助板
38は、スライダ10の移動に伴ってフレキシブル・フ
ラット・ケーブル25、25と共に屈曲位置を変えなが
ら追従移動するようになっている。
【0048】屈曲補助板38には、特に図示はしていな
いが、フレキシブル・フラット・ケーブル25、25に
対する面側に、上述の突起35と同様の突起や突条が設
けられており、前記面の逆側となる面、即ちスライダレ
ール9の上部に対する接触面側に磁化部としてのプラス
チック磁石の薄肉テープ39、39が長手方向に沿って
2条貼着されている。
いが、フレキシブル・フラット・ケーブル25、25に
対する面側に、上述の突起35と同様の突起や突条が設
けられており、前記面の逆側となる面、即ちスライダレ
ール9の上部に対する接触面側に磁化部としてのプラス
チック磁石の薄肉テープ39、39が長手方向に沿って
2条貼着されている。
【0049】上記構成において、例えば前記スライドド
ア2の開操作が行われると、図8に示される如く、スラ
イダ10の移動に伴って、屈曲補助板38の屈曲部分の
位置が矢線B、C、Dの順に移動することになる。そし
て、その屈曲部分が移動した分だけ屈曲補助板38が前
記薄肉テープ39、39によってスライダレール9の上
部に接触して保持されることになり、上述と同様の効果
を奏することになる。
ア2の開操作が行われると、図8に示される如く、スラ
イダ10の移動に伴って、屈曲補助板38の屈曲部分の
位置が矢線B、C、Dの順に移動することになる。そし
て、その屈曲部分が移動した分だけ屈曲補助板38が前
記薄肉テープ39、39によってスライダレール9の上
部に接触して保持されることになり、上述と同様の効果
を奏することになる。
【0050】尚、前記薄肉テープ39、39を貼着する
ことから、屈曲補助板38を非磁性材料(例えばアルミ
ニウム、銅合金、ラミネート材等)で製造することがで
きることになり、生産性に応じて適宜選定することがで
きる。
ことから、屈曲補助板38を非磁性材料(例えばアルミ
ニウム、銅合金、ラミネート材等)で製造することがで
きることになり、生産性に応じて適宜選定することがで
きる。
【0051】また、前記薄肉テープ39、39をスライ
ダレール9の上部に設け、屈曲補助板38を鋼製のもの
にすることも可能であり、フェライト等の磁性材料の粉
末あるいは塗布材料を塗布乾燥後、永久磁石化処理を施
すことも可能である(磁化された物質を塗布又は接合す
ることも含まれることにする)。さらには、一方のみを
磁化するのではなく、スライダレール9の上部及び屈曲
補助板38を共に磁化することも当然に可能である。前
記薄肉テープ39、39の場合では、スライダレール9
の上部及び屈曲補助板38を合成樹脂材又は上記非磁性
材料で製造することができる。
ダレール9の上部に設け、屈曲補助板38を鋼製のもの
にすることも可能であり、フェライト等の磁性材料の粉
末あるいは塗布材料を塗布乾燥後、永久磁石化処理を施
すことも可能である(磁化された物質を塗布又は接合す
ることも含まれることにする)。さらには、一方のみを
磁化するのではなく、スライダレール9の上部及び屈曲
補助板38を共に磁化することも当然に可能である。前
記薄肉テープ39、39の場合では、スライダレール9
の上部及び屈曲補助板38を合成樹脂材又は上記非磁性
材料で製造することができる。
【0052】以上のような他の一実施形態においても、
上述同様、キンクや噛み込みを確実に防止することがで
きる。また、あえて、コンベックス製の屈曲補助板を使
用する必要がなくなって生産性を向上させることができ
るという効果も同様に奏する。
上述同様、キンクや噛み込みを確実に防止することがで
きる。また、あえて、コンベックス製の屈曲補助板を使
用する必要がなくなって生産性を向上させることができ
るという効果も同様に奏する。
【0053】その他、本発明は本発明の主旨を変えない
範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、自動車用スライドドアの給電装置
におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下が
り防止方法は、給電装置を構成するスライダレールと、
その給電装置のスライダレール内に屈曲収容される回路
体としてのフレキシブル・フラット・ケーブルに装着さ
れる屈曲補助板とを磁力により接触、保持させて、スラ
イダレール内でのフレキシブル・フラット・ケーブルの
垂れ下がりを防止する方法を採用している。このような
方法を採用することにより、フレキシブル・フラット・
ケーブルが長尺になったり、フレキシブル・フラット・
ケーブルの端部と屈曲部分との間隔が広くなったりした
場合でも、屈曲補助板の元々有する機能の他に、スライ
ダレールと屈曲補助板との磁力による接触、保持が加わ
ることになるので、フレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がりを生じる恐れがなくなる。従って、スライ
ドドアの開閉操作に伴うスライダの移動に際して、フレ
キシブル・フラット・ケーブル及び屈曲補助板がいつま
でも追従することになるので、キンク(kink)や噛
み込みを確実に防止することができるという効果を奏す
る。
れた本発明によれば、自動車用スライドドアの給電装置
におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下が
り防止方法は、給電装置を構成するスライダレールと、
その給電装置のスライダレール内に屈曲収容される回路
体としてのフレキシブル・フラット・ケーブルに装着さ
れる屈曲補助板とを磁力により接触、保持させて、スラ
イダレール内でのフレキシブル・フラット・ケーブルの
垂れ下がりを防止する方法を採用している。このような
方法を採用することにより、フレキシブル・フラット・
ケーブルが長尺になったり、フレキシブル・フラット・
ケーブルの端部と屈曲部分との間隔が広くなったりした
場合でも、屈曲補助板の元々有する機能の他に、スライ
ダレールと屈曲補助板との磁力による接触、保持が加わ
ることになるので、フレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がりを生じる恐れがなくなる。従って、スライ
ドドアの開閉操作に伴うスライダの移動に際して、フレ
キシブル・フラット・ケーブル及び屈曲補助板がいつま
でも追従することになるので、キンク(kink)や噛
み込みを確実に防止することができるという効果を奏す
る。
【0055】請求項2に記載された本発明によれば、ス
ライダレールの少なくとも屈曲補助板に対する接触面の
全部又は一部、屈曲補助板の全部又は一部、或いはスラ
イダレールの前記接触面の全部又は一部と屈曲補助板の
全部又は一部、のうちいずれかの部分を磁化手段により
磁化させるようになっている。従って、このような部分
を磁化手段により磁化させているので、相手側を鋼製に
しておけば、容易にスライダレールと屈曲補助板との磁
力による接触、保持を成し得るとともに、スライドドア
又は給電装置の仕様に合わせて適宜磁化する部分を選定
することもできるという効果を奏する。
ライダレールの少なくとも屈曲補助板に対する接触面の
全部又は一部、屈曲補助板の全部又は一部、或いはスラ
イダレールの前記接触面の全部又は一部と屈曲補助板の
全部又は一部、のうちいずれかの部分を磁化手段により
磁化させるようになっている。従って、このような部分
を磁化手段により磁化させているので、相手側を鋼製に
しておけば、容易にスライダレールと屈曲補助板との磁
力による接触、保持を成し得るとともに、スライドドア
又は給電装置の仕様に合わせて適宜磁化する部分を選定
することもできるという効果を奏する。
【0056】請求項3に記載された本発明によれば、磁
化手段は、上述した部分に対して、磁性材料により形成
して永久磁石化処理する、鋼により形成して永久磁石化
処理する、磁性材料からなる粉末又は塗布材料を塗布乾
燥して永久磁石化処理する、及び磁石の薄肉テープを貼
着する、のうちいずれかを採用するようになっている。
従って、給電装置の生産性及び作業性を考慮して適宜磁
化手段を選定することができるという効果を奏する。
化手段は、上述した部分に対して、磁性材料により形成
して永久磁石化処理する、鋼により形成して永久磁石化
処理する、磁性材料からなる粉末又は塗布材料を塗布乾
燥して永久磁石化処理する、及び磁石の薄肉テープを貼
着する、のうちいずれかを採用するようになっている。
従って、給電装置の生産性及び作業性を考慮して適宜磁
化手段を選定することができるという効果を奏する。
【0057】請求項4に記載された本発明によれば、自
動車用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・
フラット・ケーブルの垂れ下がり防止構造は、給電装置
を構成するスライダレールと、その給電装置のスライダ
レール内に屈曲収容される回路体としてのフレキシブル
・フラット・ケーブルに装着される屈曲補助板のどちら
か又は両方に磁力を生じる磁化部を設け、その磁化部を
介してスライダレールと屈曲補助板とを接触、保持させ
て、スライダレール内でのフレキシブル・フラット・ケ
ーブルの垂れ下がりを防止する構造を採用している。こ
のような構造を採用することにより、フレキシブル・フ
ラット・ケーブルが長尺になったり、フレキシブル・フ
ラット・ケーブルの端部と屈曲部分との間隔が広くなっ
たりした場合でも、屈曲補助板の元々有する機能の他
に、スライダレールと屈曲補助板のどちらか又は両方
に、磁力による接触、保持を成し得る磁化部が設けられ
ることになるので、フレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がりを生じる恐れがなくなる。従って、スライ
ドドアの開閉操作に伴うスライダの移動に際して、フレ
キシブル・フラット・ケーブル及び屈曲補助板がいつま
でも追従することになるので、キンク(kink)や噛
み込みを確実に防止することができるという効果を奏す
る。
動車用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・
フラット・ケーブルの垂れ下がり防止構造は、給電装置
を構成するスライダレールと、その給電装置のスライダ
レール内に屈曲収容される回路体としてのフレキシブル
・フラット・ケーブルに装着される屈曲補助板のどちら
か又は両方に磁力を生じる磁化部を設け、その磁化部を
介してスライダレールと屈曲補助板とを接触、保持させ
て、スライダレール内でのフレキシブル・フラット・ケ
ーブルの垂れ下がりを防止する構造を採用している。こ
のような構造を採用することにより、フレキシブル・フ
ラット・ケーブルが長尺になったり、フレキシブル・フ
ラット・ケーブルの端部と屈曲部分との間隔が広くなっ
たりした場合でも、屈曲補助板の元々有する機能の他
に、スライダレールと屈曲補助板のどちらか又は両方
に、磁力による接触、保持を成し得る磁化部が設けられ
ることになるので、フレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がりを生じる恐れがなくなる。従って、スライ
ドドアの開閉操作に伴うスライダの移動に際して、フレ
キシブル・フラット・ケーブル及び屈曲補助板がいつま
でも追従することになるので、キンク(kink)や噛
み込みを確実に防止することができるという効果を奏す
る。
【0058】請求項5に記載された本発明によれば、磁
化部を、磁性材料により形成して永久磁石化処理する、
鋼により形成して永久磁石化処理する、磁性材料からな
る粉末又は塗布材料を塗布乾燥して永久磁石化処理す
る、及び磁石の薄肉テープを貼着する、のうちいずれか
を施すことにより形成するようになっている。従って、
給電装置の生産性及び作業性を考慮して適宜磁化部を形
成することができるという効果を奏する。
化部を、磁性材料により形成して永久磁石化処理する、
鋼により形成して永久磁石化処理する、磁性材料からな
る粉末又は塗布材料を塗布乾燥して永久磁石化処理す
る、及び磁石の薄肉テープを貼着する、のうちいずれか
を施すことにより形成するようになっている。従って、
給電装置の生産性及び作業性を考慮して適宜磁化部を形
成することができるという効果を奏する。
【図1】本発明による自動車用スライドドアの給電装置
におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下が
り防止構造の一実施の形態を示す給電装置の斜視図であ
る。
におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下が
り防止構造の一実施の形態を示す給電装置の斜視図であ
る。
【図2】図1のスライダレールの断面図である。
【図3】図2のフレキシブル・フラット・ケーブルと屈
曲補助板の斜視図である。
曲補助板の斜視図である。
【図4】図1のスライドドアと図2のフレキシブル・フ
ラット・ケーブル及び屈曲補助板の動作を説明するため
の閉扉時における説明図である。
ラット・ケーブル及び屈曲補助板の動作を説明するため
の閉扉時における説明図である。
【図5】図4の状態から半開扉にした時の図1のスライ
ドドアと図2のフレキシブル・フラット・ケーブル及び
屈曲補助板の動作を説明するための閉扉時における説明
図である。
ドドアと図2のフレキシブル・フラット・ケーブル及び
屈曲補助板の動作を説明するための閉扉時における説明
図である。
【図6】図5の状態から扉全開にした時の図1のスライ
ドドアと図2のフレキシブル・フラット・ケーブル及び
屈曲補助板の動作を説明するための閉扉時における説明
図である。
ドドアと図2のフレキシブル・フラット・ケーブル及び
屈曲補助板の動作を説明するための閉扉時における説明
図である。
【図7】本発明による自動車用スライドドアの給電装置
におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下が
り防止構造の他の一実施の形態を示す給電装置の斜視図
である。
におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下が
り防止構造の他の一実施の形態を示す給電装置の斜視図
である。
【図8】図7のスライダレールの断面図である。
【図9】従来例の自動車用スライドドアの給電装置を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図10】図9を車体前方方向から見た時の側面図であ
る。
る。
【図11】図9のスライダレールの断面図である。
【図12】図9のスライダレール内でフレキシブル・フ
ラット・ケーブルが垂れ下がってしまった状態を説明す
るためのスライダレールの断面図である。
ラット・ケーブルが垂れ下がってしまった状態を説明す
るためのスライダレールの断面図である。
1 車体
2 スライドドア
10 スライダ
11 可撓アーム
12 回路体
13 車体側ハーネス
14 スライドドア側ハーネス
25 フレキシブル・フラット・ケーブル
31、31′ 給電装置
32 磁化部
33 スライダレール
34 屈曲補助板
35 突起
36 挿入部
37 屈曲補助板付ケーブル
37a 屈曲部分
38 屈曲補助板
39 薄肉テープ(磁化部)
Claims (5)
- 【請求項1】 車体及び該車体にスライド可能に取り付
けられたスライドドア間に介在する自動車用スライドド
アの給電装置を、前記車体又は前記スライドドアのどち
らか一方に設けられるレール状のスライダレールと、該
スライダレールの下側レール部に移動可能に保持される
スライダと、前記スライダレール内を介して前記車体及
び前記スライドドア間に配索され、一端が車体側回路体
に、他端がスライドドア側回路体に接続される回路体と
を備えて構成するとともに、前記回路体の前記スライダ
レールに対して配索される部分を、前記スライダの前記
スライドドアの開閉操作にかかる移動に追従する単層又
は積層のU字状に折り返されたフレキシブル・フラット
・ケーブルと、該フレキシブル・フラット・ケーブルの
外面側に装着され、かつ、可撓性を有する薄板状の屈曲
補助板とで形成し、前記スライダに対向する前記スライダレールの上側壁部
を磁化部とすると共に、前記屈曲補助板を鋼製とし、あ
るいは、該上側壁部を鋼製とすると共に、該屈曲補助板
を磁化部として、該スライダの移動に伴って該屈曲補助
板の下側部分を前記下側レール部に沿って移動自在とす
ると共に、該屈曲補助板の上側部分を該上側壁部に磁着
させ、それにより、 前記スライダレール内での前記フレ
キシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がりを防止する
ことを特徴とする自動車用スライドドアの給電装置にお
けるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり防
止方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用スライドドア
の給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がり防止方法において、 前記スライダレールの少なくとも前記屈曲補助板に対す
る接触面の全部又は一部、前記屈曲補助板の全部又は一
部、或いは前記スライダレールの前記接触面の全部又は
一部と前記屈曲補助板の全部又は一部、のうちいずれか
の部分を磁化手段により磁化させることを特徴とする自
動車用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・
フラット・ケーブルの垂れ下がり防止方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の自動車用スライドドア
の給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がり防止方法において、 前記磁化手段は、前記部分に対して、磁性材料により形
成して永久磁石化処理する、鋼により形成して永久磁石
化処理する、磁性材料からなる粉末又は塗布材料を塗布
乾燥して永久磁石化処理する、及び磁石の薄肉テープを
貼着する、のうちいずれかであることを特徴とする自動
車用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フ
ラット・ケーブルの垂れ下がり防止方法。 - 【請求項4】 車体及び該車体にスライド可能に取り付
けられたスライドドア間に介在する自動車用スライドド
アの給電装置を、前記車体又は前記スライドドアのどち
らか一方に設けられるレール状のスライダレールと、該
スライダレールの下側レール部に移動可能に保持される
スライダと、前記スライダレール内を介して前記車体及
び前記スライドドア間に配索され、一端が車体側回路体
に、他端がスライドドア側回路体に接続される回路体と
を備えて構成するとともに、前記回路体の前記スライダ
レールに対して配索される部分を、前記スライダの前記
スライドドアの開閉操作にかかる移動に追従する単層又
は積層のU字状に折り返されたフレキシブル・フラット
・ケーブルと、該フレキシブル・フラット・ケーブルの
外面側に装着され、かつ、可撓性を有する薄板状の屈曲
補助板とで形成し、前記スライダに対向する 前記スライダレールの上側壁部
の少なくとも前記屈曲補助板に対する接触面の全部又は
一部、前記屈曲補助板の全部又は一部、或いは前記スラ
イダレールの前記接触面の全部又は一部と前記屈曲補助
板の全部又は一部、のうちいずれかの部分に磁力を生じ
る磁化部を設けて、前記スライダの移動に伴って前記屈
曲補助板の下側部分を前記下側レール部に沿って移動自
在とすると共に、該屈曲補助板の上側部分を該上側壁部
に磁着させ、それにより、前記スライダレール内での前
記フレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がりを防
止することを特徴とする自動車用スライドドアの給電装
置におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下
がり防止構造。 - 【請求項5】 請求項4に記載の自動車用スライドドア
の給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブル
の垂れ下がり防止構造において、 前記磁化部を、磁性材料により形成して永久磁石化処理
する、鋼により形成して永久磁石化処理する、磁性材料
からなる粉末又は塗布材料を塗布乾燥して永久磁石化処
理する、及び磁石の薄肉テープを貼着する、のうちいず
れかを施すことにより形成したことを特徴とする自動車
用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラ
ット・ケーブルの垂れ下がり防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15476598A JP3483114B2 (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 自動車用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり防止方法、及び、その垂れ下がり防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15476598A JP3483114B2 (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 自動車用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり防止方法、及び、その垂れ下がり防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11342807A JPH11342807A (ja) | 1999-12-14 |
JP3483114B2 true JP3483114B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=15591413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15476598A Expired - Fee Related JP3483114B2 (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 自動車用スライドドアの給電装置におけるフレキシブル・フラット・ケーブルの垂れ下がり防止方法、及び、その垂れ下がり防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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KR100393735B1 (ko) * | 2000-12-21 | 2003-08-02 | 주식회사 한샘디지텍 | 유동 케이블 고정기구 |
JP2004142704A (ja) * | 2002-10-28 | 2004-05-20 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | スライドドアのケーブル配索支持部構造 |
JP2004248431A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd | スライドドアの給電構造 |
JP2004262284A (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-24 | Ryosei Electro-Circuit Systems Ltd | スライドドアの電線余長吸収装置 |
DE10333834A1 (de) | 2003-07-24 | 2005-08-11 | Igus Spritzgussteile für die Industrie GmbH | Schiebetürensystem |
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FR2865860B3 (fr) * | 2004-02-04 | 2005-12-23 | Delachaux Sa | Procede et dispositif de transfert d'energie par l'intermediaire d'un ruban souple. |
JP4205611B2 (ja) * | 2004-02-25 | 2009-01-07 | 古河電気工業株式会社 | スライドドア用給電装置 |
JP4256826B2 (ja) | 2004-07-30 | 2009-04-22 | 矢崎総業株式会社 | 給電装置 |
JP4217670B2 (ja) | 2004-08-06 | 2009-02-04 | 矢崎総業株式会社 | 給電装置 |
JP4263684B2 (ja) * | 2004-08-06 | 2009-05-13 | 矢崎総業株式会社 | スライド用給電装置 |
JP4403091B2 (ja) | 2005-03-03 | 2010-01-20 | 矢崎総業株式会社 | 給電装置 |
CA2540456C (en) * | 2005-03-29 | 2009-07-21 | Fujikura Ltd. | Power supply apparatus for sliding door |
JP4681988B2 (ja) * | 2005-05-16 | 2011-05-11 | 矢崎総業株式会社 | 常時給電装置 |
JP4689349B2 (ja) * | 2005-05-24 | 2011-05-25 | 京セラミタ株式会社 | ケーブル及び画像読取装置 |
JP4721043B2 (ja) * | 2005-06-14 | 2011-07-13 | 住友電装株式会社 | スライドドアのハーネスガイド |
EP1777117B1 (en) * | 2005-10-18 | 2008-05-14 | Yazaki Corporation | Installation apparatus |
JP2007116782A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Yazaki Corp | 配索装置 |
JP4560478B2 (ja) * | 2005-11-17 | 2010-10-13 | 矢崎総業株式会社 | スライド構造体用の給電装置 |
DE102007017286A1 (de) * | 2007-04-12 | 2008-10-16 | Leoni Bordnetz-Systeme Gmbh | Leitungsführungseinrichtung |
JP5202917B2 (ja) * | 2007-10-02 | 2013-06-05 | 古河電気工業株式会社 | フレキシブルフラットハーネス及びスライドドアの給電装置 |
JP2019050659A (ja) * | 2017-09-08 | 2019-03-28 | 矢崎総業株式会社 | 給電装置用ケース、それを備えた給電装置 |
DE102022106503A1 (de) | 2022-03-21 | 2023-09-21 | Webasto SE | Fahrzeugdachdeckel mit einer Kabelverbindung |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP15476598A patent/JP3483114B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11342807A (ja) | 1999-12-14 |
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