JP3441850B2 - マルチメディア通信システム及び情報提供者用端末装置 - Google Patents
マルチメディア通信システム及び情報提供者用端末装置Info
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Description
像データ、音声データ、コンピュータデータ等の情報を
伝送するマルチメディア通信システム及び通信装置に関
し、特に情報の提供に対する課金に関するものである。
ネットワークの整備、それを用いたB−ISDNの具体
化、ケーブルシステムの普及、通信衛星の実用化、ロー
カルネットワークの普及など、様々な通信網が急速に整
備されてきており、また、それらの相互接続も積極的に
なされている。一方、これらの情報通信ネットワークを
用いて、キャラクタデータのみでなく、静止画、音声、
動画などいわゆるマルチメディアと呼ばれる情報が、世
界的な規模で交換されるようになってきている。このよ
うな状況の中で、マルチメディア情報ネットワークを用
いた情報サービス産業も急速に拡大してきている。例え
ば、次のような情報サービスがマルチメディア情報ネッ
トワークを前提として開発・展開されてきている。
スして好みのものを選択・鑑賞できるビデオオンデマン
ド (2)ゲームライブラリの中から好みのものを選択し、
遠くの人とプレイするゲーム・ネットワーク (3)各種のデータベースにアクセスし、必要な情報を
呼び出す情報検索サービス (4)何十万点もの商品から欲しい商品を検索し購入す
る。 (5)利用者が参加する視聴者参加TV (6)遠く離れた人達が資料を共有しながら話し合いを
進めるTV会議
「利用したサービスの対価を確実にサービス提供者に渡
す」という課金の技術は重要な位置を占める。特に、情
報やソフトウェア等の不正コピーといった著作権に関す
る問題を考えた場合、正当に課金がなされるか否かは、
上述のマルチメディア情報ネットワークを前提とした情
報サービス産業にとって死活問題となる。
テレビシステムや衛星放送のように利用頻度に無関係な
月極の課金方式であったり、またはコンピュータの利用
サービスのように、情報の種類や質に無関係な使用頻度
(または使用時間)のみを計数した課金方式であること
が多かった。または、パソコン通信等の双方向システム
の場合等に情報を提供するものに対する課金が通信時間
と通信速度の二つからなる料金体系を用いるなどしてい
るが、対価を支払ってでも情報を発信したいという者の
要求に十分対応できなかった。またCATV等では、一
方的に商業広告を発するだけで、その商業広告を受信す
る利用者の視聴頻度に応じて課金が減免されることはな
かった。また、情報を送り出す者に課金して情報を受け
取る者が情報を受け取った場合に料金が減免されるとい
うこともなく、情報の発信、受信における適正な課金が
なされていなかった。
ービスの種類や質を依存しない従来の課金方式では、今
後さらに広がっていくことが予想される多様な情報やサ
ービスに対応していくことは困難であり、適正な課金を
行うことが重要な問題となっていた。
たものであり、適正な課金を行うことのできるマルチメ
ディア通信システム及び通信装置を提供することを目的
とする。
者が情報を受信するための利用者用端末装置と情報を提
供する情報提供者用端末装置と、これらを接続するネッ
トワークとを備えたマルチメディア通信システムであっ
て、上記利用者用端末装置は、必要な情報を要求すると
ともに、この必要な情報のみ、又はこの必要な情報と共
に付加情報を送ることを選択する手段を有し、上記情報
提供者用端末装置は、上記利用者用端末装置からの要求
に応じて、要求された上記必要な情報又はこの必要な情
報に上記付加情報を挿入した情報を提供する手段と、課
金用のデータベースに基づいて、提供された情報に上記
付加情報が挿入されている場合には、要求した利用者へ
の課金額の一部を上記付加情報の提供者に課金する課金
手段とを備え、上記課金用のデータベースには、同一情
報の要求回数に応じて上記付加情報の提供者への課金額
を異ならせしめ、また、同一情報の要求回数が所定回数
を超えた場合には上記付加情報の提供者への課金額を制
限するよう設定がなされているものである点に特徴を有
する。
るための利用者用端末装置と情報を提供する情報提供者
用端末装置と、これらを接続するネットワークとを備え
たマルチメディア通信システムにおける情報提供者用端
末装置であって、上記利用者用端末装置からの要求に応
じて、要求された情報又はこの情報に付加情報を挿入し
た情報を提供する手段と、課金用のデータベースに基づ
いて、提供された情報に上記付加情報が挿入されている
場合には、要求した利用者への課金額の一部を上記付加
情報の提供者に課金する課金手段とを備え、上記課金用
のデータベースには、同一情報の要求回数に応じて上記
付加情報の提供者への課金額を異ならせしめ、また、同
一情報の要求回数が所定回数を超えた場合には上記付加
情報の提供者への課金額をゼロにするよう設定がなされ
ているものである点に特徴を有する。
情報の提供者に対して情報の要求回数に応じた金額が課
金されるので、利用者及び付加情報の提供者への適正な
課金を行うことができる。
1はマルチメディアネットワークにおいて利用者が用い
る利用者用端末装置10の実施例を示す。この端末装置
10は、外部との通信を行う通信インターフェイス1
1、送られてきた信号を不図示のディスプレイに表示し
たり、信号チャンネルの指定などを行うユーザ入出力部
12、利用者が付加情報としての商業広告(以下CMと
言う)の受信の有無の選択をキーボードまたはスイッチ
などによって指定するCM選択部13、通信インターフ
ェイス11から送られて来る信号をデジタルからアナロ
グに変換するといった信号の変換を行ったり、ユーザ入
出力部12やCM選択部13の指定に応じて信号の選択
を行う制御部14を有している。
行い、特にCMを受信するかどうかを利用者がCM選択
部13に設定することによって制御部14と通信インタ
ーフェイス11を介して選択できる。特にビデオオンデ
マンドなどの場合、利用者のCMの選択はあらかじめ要
求情報の指定とともに、通信インターフェイス11を介
して情報提供者に送られる。また、本来の情報にCMを
挿入するか挿入しないかの処理は情報提供者が行う。
て情報提供者が用いる情報提供者用端末装置20の実施
例を示す。この端末装置20は、ビデオ作品を多数保持
するビデオオンデマンドライブラリ21、CMを多数保
持するCMデータベース22、ビデオ作品に利用者の請
求によりCMを挿入するCM挿入部23、利用者の請求
によりビデオオンデマンドライブラリ21やCMのデー
タベース22の中から作品を検索したり、CMの挿入を
制御したりする制御部24、利用者とスポンサにCMの
有無に応じて制御部24の制御により課金する課金部2
5、伝送路と制御部24との情報交換を行う通信インタ
ーフェイス26から構成される。
を利用者の指定に応じて通信インターフェイス26を介
して利用者に情報を送信するものである。利用者により
CMの挿入が指定されている場合は、制御部24の管理
によりCMデータベース22からCMの映像と音声が取
り出され、CM挿入部23でビデオオンデマンドの信号
に適当なタイミングで挿入される。CMを挿入した作品
を鑑賞する場合は、課金部25においてビデオオンデマ
ンドの作品に応じた金額がスポンサに課金され、利用者
は無料あるいは広告無しの場合より安い額の課金で鑑賞
することができる。
24の管理によりビデオオンデマンドの映像と音声の情
報がそのまま送り出される。この場合、課金部25にお
いて通信インターフェイス26に接続されている利用者
用端末装置10に対してその利用者にビデオオンデマン
ドの作品に応じた金額が課金される。
タベース27と累積金額記憶装置28と課金装置29と
からなり、制御部24より課金の対象者とサービスの種
別とが課金部25に伝えられ、累積金額記憶装置28か
ら対象者の累積金額が課金装置29に読み出され、課金
データベース27によりサービスの種別に応じた金額が
課金装置29で計算され、スポンサに通信インターフェ
イス26を介して伝えられる。尚、その度に支払われる
場合は累積金額記憶装置28は省略できる。利用者とス
ポンサにはそれぞれ課金の請求が行われる。
てスポンサが用いるスポンサ用端末装置30の実施例を
示す。この端末装置30は伝送路と制御部31との情報
交換を行う通信インターフェイス32、通信インターフ
ェイス32とスポンサ入出力部33を制御する制御部3
1、スポンサが課金額を表示したり変更したりするスポ
ンサ入出力部33から成る。さらに必要に応じて各情報
提供者からの課金請求や各CMの課金額を記憶しておく
課金データベース34が加わる。
ス32を介して情報提供者から課金の請求があった場
合、この情報をスポンサ入出力部33へ出力して課金の
明細をスポンサに伝える。また、課金データベース34
を有する場合は、各情報提供者からの課金請求や各CM
の課金額を記憶しておくこともできる。
0をネットワーク40に接続して構成されたマルチメデ
ィア通信システムを示す。この図示の例では、各端末装
置10、20、30を2個づつ用いた場合を示している
が、少くともそれぞれ1個以上用いてよい。また、ネッ
トワーク40としては、例えばATMネットワークが用
いられる。尚、以下の説明においては、説明を判り易く
するために、各端末装置10、20、30をそれぞれ単
に利用者10、情報提供者20、スポンサ30と呼ぶも
のとする。
一つの情報提供者20にビデオオンデマンドのCM付き
のサービス請求を行う場合は、まず、利用者10は情報
提供者20に接続しCM付きビデオオンデマンドの請求
を行う。続いて情報提供者20はCM挿入部23で、C
Mデータベース22からのCMをビデオオンデマンドラ
イブラリ21からの映像情報に挿入して利用者10に送
る。続いて情報提供者20の課金部25は課金データを
スポンサ30に通知し課金額を請求する。この時、料金
の金額がスポンサ30の負担でない場合は、利用者10
にも課金の一部が請求される。
スの請求をした場合は、利用者10は情報提供者20に
接続し、CMの無いビデオオンデマンドの要求をする。
続いて情報提供者20からビデオオンデマンドライブラ
リ21の映像情報が利用者10に送られる。続いて情報
提供者20の課金部25の課金データが利用者10に通
知され課金額が請求される。
求した場合、その視聴の頻度に応じて情報提供者20が
スポンサ30に請求する課金額を変化させるようにして
もよい。その場合は、課金データベース27に視聴頻度
に応じて課金額を設定しておけばよい。さらに、利用者
10が同一のサービスに対してある視聴頻度を越えた場
合に、その課金額に上限を設けるようにしてもよい。す
なわち、ある回数以上になると、課金額をゼロにする。
場合によってはその回数を一回のみにしてもよい。
らず、まず利用者が要求して情報提供者がそれに応じて
情報を送る場合を示した。しかし、利用者はCMを見る
ことによって料金がただになるとしても、常に能動的に
情報を要求しなければその情報を得ることはできない。
しかし、実際の利用者は常に能動的であるとは限らず、
情報はBGM的または受動的にあればよいという場合も
ある。それに対して、スポンサは料金を負担してもCM
を利用者に見てもらいたいという要求をもつ。従って、
スポンサが全額負担をするCMに限って、情報提供者が
利用者の要求がなくとも常にCM付きの情報を流すよう
にすれば、受動的な利用者とスポンサとの両方の要求を
満たすことができる。しかし、ネットワークの全てのチ
ャンネルでこのようなCM付き情報を常に流せば、能動
的に情報を得たいと思う利用者の要求に応えられない。
でCM付きの情報を常に流しながら、その他のチャンネ
ルで利用者の要求に応じて情報を提供するようにしてい
る。図5において、まず情報提供者20がCM付き情報
を常に流す場合について説明する。この場合の情報提供
者20と前述の説明における情報提供者20とでは図2
の構成は同じながら、動作が若干異なる。即ち、前述の
説明では、情報提供者20は利用者10から送信の要求
に従って送信したが、本発明においては利用者10の要
求がなくとも情報提供者20はスポンサ30が全額払う
情報をいくかつのチャンネルに常にブロードキャストす
る。この場合、情報提供者20は一つとは限らず複数で
あってもよい。利用者10は情報提供者20によるCM
の挿入されたATMネットワーク40上の放送を受信し
ている。この場合スポンサ30への課金はCMが流され
た回数等に応じて行われる。プロードキャストする情報
の選択は、スポンサ30からの要求に応じたり情報提供
者20自身が選択すればよい。また、利用者10の視聴
率やアンケート等によって決定してもよい。
ンサ30に全額課金されない情報を要求する場合につい
て説明する。利用者10は情報提供者20にCMを伴わ
ないビデオオンデマンドの請求を現在空いているチャン
ネルを用いて行う。続いて、情報提供者20はそのチャ
ンネルの情報としてCM挿入部23でCMの挿入を停止
しビデオオンデマンドライブラリ21の映像情報を利用
者10に送る。このとき他のいくつかのチャンネルで
ば、利用者10からの請求が無かった場合と同様にCM
の挿入された情報を常に流し続けている。利用者10が
要求した情報に応じた料金は情報提供者20の課金部2
5でその利用者10に対して課金される。尚、利用者1
0はチャンネルの選択を自由に行えるのは勿論である。
場合に初めて情報を送信するのではなく、いくつかのチ
ャンネルでCM付きの情報を常に送信することにより、
情報に対して受動的な利用者10の要求を満足させるこ
とができると共に、他のチャンネルで利用者の要求した
情報を提供することにより、能動的な利用者の要求も満
足させることができる。また自動的な利用者10も情報
の一部をあらかじめ知ることにより能動的に情報を選択
する機会が増える。また、スポンサ30も多数の利用者
10にCMを見てもらえる。
利用者が情報を受信した回数に応じた金額を利用者に課
金するようにしたことにより、マルチメディアネットワ
ークにおける利用者への課金を適正に行うことができ
る。また、付加情報を挿入した情報を常に流すチャンネ
ルと、利用者の要求があったときのみ情報を流すチャン
ネルとを設けたことにより、利用者は情報を受動的に受
信したり能動的に受信したりすることができる。また、
付加情報を挿入した情報を常に流すチャンネルのスポン
サに対して課金することにより、利用者に課金するので
はなく、情報発信者であるスポンサに課金できるので、
利用者はより軽い負担で情報を入手でき、マルチメディ
アネットワークの質を良くすることができる。また、付
加情報を受け取りたくない場合は利用者の選択により受
信料を払って付加情報の送信を停止できる。
明によれば、利用者及び付加情報の提供者に対して情報
の要求回数に応じた金額を課金するようにしたことによ
り、マルチメディアネットワークにおける利用者及び付
加情報の提供者への課金を適正に行うことを可能とした
マルチメディア通信システム及び情報提供者用端末装置
を提供することができる。
ある。
図である。
ブロック図である。
である。
ロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 利用者が情報を受信するための利用者用
端末装置と情報を提供する情報提供者用端末装置と、こ
れらを接続するネットワークとを備えたマルチメディア
通信システムであって、 上記利用者用端末装置は、必要な情報を要求するととも
に、この必要な情報のみ、又はこの必要な情報と共に付
加情報を送ることを選択する手段を有し、 上記情報提供者用端末装置は、上記利用者用端末装置か
らの要求に応じて、要求された上記必要な情報又はこの
必要な情報に上記付加情報を挿入した情報を提供する手
段と、 課金用のデータベースに基づいて、提供された情報に上
記付加情報が挿入されている場合には、要求した利用者
への課金額の一部を上記付加情報の提供者に課金する課
金手段とを備え、 上記課金用のデータベースには、同一情報の要求回数に
応じて上記付加情報の提供者への課金額を異ならせし
め、また、同一情報の要求回数が所定回数を超えた場合
には上記付加情報の提供者への課金額を制限するよう設
定がなされていることを特徴とするマルチメディア通信
システム。 - 【請求項2】 上記付加情報は広告情報であることを特
徴とする請求項1に記載のマルチメディア通信システ
ム。 - 【請求項3】 利用者が情報を受信するための利用者用
端末装置と情報を提供する情報提供者用端末装置と、こ
れらを接続するネットワークとを備えたマルチメディア
通信システムにおける情報提供者用端末装置であって、 上記利用者用端末装置からの要求に応じて、要求された
情報又はこの情報に付加情報を挿入した情報を提供する
手段と、 課金用のデータベースに基づいて、提供された情報に上
記付加情報が挿入されている場合には、要求した利用者
への課金額の一部を上記付加情報の提供者に課金する課
金手段とを備え、 上記課金用のデータベースには、同一情報の要求回数に
応じて上記付加情報の提供者への課金額を異ならせし
め、また、同一情報の要求回数が所定回数を超えた場合
には上記付加情報の提供者への課金額をゼロにするよう
設定がなされていることを特徴とする情報提供者用端末
装置。 - 【請求項4】 上記付加情報は広告情報であることを特
徴とする請求項3に記載の情報提供者用端末装置。
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1995
- 1995-06-29 JP JP16422095A patent/JP3441850B2/ja not_active Expired - Fee Related
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