JP3441160B2 - 追い越し接触型歯形の撓み噛み合い式歯車装置 - Google Patents
追い越し接触型歯形の撓み噛み合い式歯車装置Info
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Description
に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、撓み
噛み合い式歯車装置に用いられる剛性内歯車と可撓性外
歯車の歯の形状に関するものである。
性円形内歯車と、この内歯車の内側でこれと例えば2か
所で噛み合うように楕円状に撓まされ、内歯車よりも2
n枚(nは正の整数)だけ少ない歯数を有する可撓性外
歯車と、この外歯車の内側に嵌められて当該外歯車を楕
円状に撓ませるウエーブ・ジェネレータとから成ってい
る。
国特許第2,906,143号参照)、インボリュート
歯形も考案されている(特公昭45−411171
号)。さらに、当該装置の負荷能力を高めるために、本
発明者は、両歯車の歯末面の歯形を、内歯車に対する外
歯車の歯のラック近似による移動軌跡上の噛み合いの限
界点から、該軌跡の所要の範囲を縮比1/2で相似変換
して得られる曲線とする方式を考案した(特開昭63−
115943号)。これは両歯車が歯末の歯形同士を連
続的に接触させ得るようにした方式である。
は、コップ状の可撓性外歯車が組み込まれた形式のもの
が知られている。この形式の装置では、楕円状のウエー
ブ・ジェネレータを挿入することによって、コップ状可
撓性外歯車のダイヤフラム側から開口部にかけてダイヤ
フラムからの距離にほぼ比例して撓み量(楕円の長径と
短径との差)が漸増する、いわゆるコーニングという3
次元の現象が発生する。しかし、上記の各公報に記載の
歯形はこのコーニングを考慮していない。したがって、
歯筋のある特定断面(例えば、正規の撓み量に対応する
無偏位の断面)では両歯車の歯形の連続的な噛み合いを
実現できるが、歯筋の他の断面では歯の干渉等の不具合
が生ずる。
の全歯筋に渡って、干渉が無く、より広い範囲の噛み合
いを可能とする撓み噛み合い式歯車装置を提案してい
る。例えば、特願平3−357036号、特願平3−3
57037号において提案している。
歯車装置の性能に対する要求はますます高度化してい
る。これに応えるためには、その強度と耐摩耗性を一層
向上させる必要がある。特に歯面の耐摩耗性をできるだ
け改善することが必要である。
続的な噛み合いを可能とする。しかし、その噛み合い
は、いわゆるすれ違い接触である。ここに、すれ違い接
触とは、歯形の接触点で両歯形の線素の端点同士が接触
する状態を考えたとき、両歯形の線素が接触点を挟んで
反対側に位置するような噛み合いを意味する(参考文
献:「歯車の研究」1.歯形論(1),養賢堂,196
0,p.23)。従って、歯面間の潤滑油膜保持の点か
らは不利を免れず、油膜破断からの歯面摩耗によって許
容伝達トルクには一定の限界が存在する。このため、そ
の改善が強く望まれている。
め、本発明では、すれ違い接触を行う両凸の歯形を、潤
滑油保持特性の良い追い越し接触を行う凸と凹との歯形
に変えることを試み、後述の歯数逆転の手法を考案し、
位相が反転した移動軌跡から歯形を誘導するようにして
いる。ここに、追い越し接触とは、歯形の接触点の両歯
形の線素の端点同士が接触する状態を考えたとき、両歯
形の線素が接触点の同じ側に位置するような噛み合いを
意味する(参考文献:「歯車の研究」1.歯形論
(1),養賢堂,1960,p.23)。
内側の円筒状可撓性外歯車と、この円筒状可撓性外歯車
の横断面を楕円状に撓ませて、当該円筒状可撓性外歯車
を部分的に前記剛性内歯車に噛み合わせ、これらの噛み
合わせ位置を円周方向に回転させるウェーブ・ジェネレ
ータとを有し、ウェーブ・ジェネレータの回転により両
歯車に相対回転を生じさせる撓み噛み合い式歯車装置に
おいて次の構成を採用したことを特徴としている。
を共に平歯車とする。 (b)円筒状可撓性外歯車の歯数を剛性内歯車の歯数よ
りも2枚多くする。 (c)円筒状可撓性外歯車の歯形を凸歯形とし、その形
状を、円筒状可撓性外歯車の任意の軸直角断面で、剛性
内歯車に対して当該円筒状可撓性外歯車の歯が描く、ラ
ック近似による移動軌跡における剛性内歯車に対して凸
の部分を、この軌跡上の両歯車歯形の接触の限界点を原
点として、縮小比λで相似変換した曲線とする。 (d)剛性内歯車の歯形を凹歯形とし、その形状を、前
記移動軌跡における剛性内歯車に対して凸の前記と同一
部分を前記接触の限界点を原点として、拡大比(1+
λ)で相似変換した曲線とすることにより、両歯形の噛
み合いを連続接触可能でかつ追い越し接触型とする。こ
こに、追い越し接触型とは、歯形の接触点で両歯形の線
素の端点同士が接触する状態を考えたとき、両歯形の線
素が接触点の同じ側に位置するような噛み合いの型を意
味する。
備えた撓み噛み合い式歯車装置において、次の構成を採
用したことを特徴としている。
車を共に平歯車とする。 (b)コップ状可撓性外歯車の歯数を剛性内歯車の歯数
よりも2枚多くする。 (c)コップ状可撓性外歯車の歯形を凸歯形とし、その
歯形の形状を、剛性内歯車に対してコップ状可撓性外歯
車の軸直角断面のうちで基準にとる一断面、即ち基準軸
直角断面(通常は可撓性外歯車の歯幅中央に採る。)内
で描く、ラック近似による移動軌跡における剛性内歯車
の歯に対して凸の部分を、この軌跡上の両歯車歯形の接
触の限界点を原点として、縮小比λで相似変換した曲線
とする。 (d)剛性内歯車の歯形を凹歯形とし、その形状を、前
記移動軌跡における剛性内歯車に対して凸の前記と同一
部分を前記接触の限界点を原点として、拡大比(1+
λ)で相似変換した曲線とすることにより、両歯形の噛
み合いを連続接触可能でかつ追い越し接触型とする。 (e)コップ状可撓性外歯車の歯筋の基準軸直角断面よ
り開口部側の歯にはレリービングを施こす。
るためには、上記の(e)の構成に加えて、コップ状可
撓性外歯車の上記の基準軸直角断面よりダイヤフラム側
の歯に逆レリービング(レリービングと反対に歯をせり
上げること。)を施すようにすることが好ましい。
しながら説明する。
知の撓み噛み合い式歯車装置の斜視図および正面図であ
る。この撓み噛み合い式歯車装置1は、円筒状の剛性内
歯車2と、この内側に配置されたコップ状可撓性外歯車
3と、この内側に装着された楕円状のウエーブ・ジェネ
レータ4から構成されている。コップ状の可撓性外歯車
3は、楕円状のウエーブ・ジェネレータ4によって楕円
状に撓められた状態にある。
部を楕円状に撓ませることによる、いわゆるコーニング
による可撓性外歯車の撓み状況を含軸断面で示すもので
ある。図3(a)は変形前の状態を示す図であり、
(b)はウエーブ・ジェネレータ4の長軸を含む含軸断
面であり、(c)はその短軸を含む含軸断面である。こ
れらの図から分かるように、コップ状可撓性外歯車3
は、コーニングによって、その開口部3aにおいて撓み
量が最大であり、そのダイヤフラム3bの側に向けて撓
み量が漸減している。
基本的に異なる点は、可撓性外歯車の歯数が剛性内歯車
の歯数よりも2枚多いことである。このように歯数差を
従来の装置とは逆となるように設定しているので、本発
明を適用した可撓性外歯車の移動軌跡は図4に示すよう
になる。
の基準軸直角断面(歯形を誘導する移動軌跡を考える軸
直角断面で、通常、歯筋中央の断面をとる)における該
外歯車の歯の剛性内歯車に対するラック近似における移
動軌跡Lであり、撓み量(可撓性外歯車のピッチ円が楕
円状に変形したときの長径と短径の差)が正規の値d
(可撓性外歯車のピッチ円直径を減速比で割った値)の
κ(κ<1)倍、即ちκdの場合を示す。これはいわゆ
る負偏位の状態である。また従来の同種装置における外
歯車の移動軌跡とは上下の位相が反転している。
多く噛み合いを近似的にラックとみなすことができる。
したがって、本図を始めとし、以下ラック近似として取
り扱っている。
明図である。A点は移動軌跡L上の噛み合いの上部(剛
性内歯車の歯溝の奥の部分)の限界点である。B点は該
軌跡の剛性内歯車に対して凸となっている曲線部分に取
った下部の限界点である。A点を原点(相似の中心)と
して軌跡のAB間の曲線を縮小比λで相似変換した曲線
ACを求め、この曲線ACを、可撓性外歯車の歯形とし
て採用する。したがってこれは凸歯形である。
して、曲線ABを拡大比(1+λ)で相似変換した曲線
ADを求め、この曲線ADを、剛性内歯車の歯形として
採用する。したがって、これは凹歯形である。ただし、
反対側の歯形と交差することの無いような範囲に、予め
B点を設定する。
歯先が尖点となるため、実際は図に示したように、若干
歯たけを低くし、頂部にランドを持たせる。
は、以下のように示される。
し、直線ARを引く。この直線ARが可撓性外歯車の歯
形AC及び移動軌跡ABと交わる点を、それぞれP、Q
とする。このとき、歯形設定の経緯から、次の関係が成
立する。
におけるそれぞれの曲線への接線は互いに平行である。
Q点に位置したとき、凸歯形ACがR点で凹歯形ADに
接することが分かる。すなわち、凸歯形ACと凹歯形A
Dとの連続的な噛み合いが保証される。かつ、その噛み
合いは、図5で凸歯形ACが移動軌跡ABに沿って平行
移動するとき、Q点が移動軌跡AB上の任意の点で、直
線AQ上とその延長上にそれぞれ設けた凸歯形上の点P
と凹歯形上の点Rは、段落(0025)に示すAP=λ
・AQ、AR=(1+λ)・AQの関係とAR=AP+
PRの関係から、PR=AQの関係を持つ。従って、こ
の図でQ点をB点に採ったとき、P点はC点に、R点は
D点に来て、この状態でAC=λ・AB、AD=(1+
λ)・ABの関係がある。従って、CD=AB、共通部
分のBCを除けばAC=BDの関係が成り立つ。次に、
歯形の動きを考える。今、凸歯形ACが図で凹歯形AD
に対して下から上に進むとき、噛み合いはC点がD点と
接触している位置で始まり(このときの歯形ACは図に
は示されていない。)、こ のときAC=BDからA点は
B点の位置にある。噛み合いの終わりには、図の上部に
示した凸歯形ACの位置にある。従って、両歯形の線素
が接触点の同じ側に位置するような噛み合いの型であ
り、いわゆる追い越し接触型の噛み合いである。
本発明者による既発明の、すれ違い接触型の噛み合いの
例を示したものである。潤滑油保持の観点からは、追い
越し接触型が優れていることは良く知られている。
一つの歯溝について相対的に、時間の経過を追って描い
たものが図7である。また、歯の半数に渡って空間的に
描いたものが図8である。図8からは、更に歯の噛み合
い領域が長軸付近を除外していることが分かる。このこ
とは、楕円状の変形に伴う曲げ応力が長軸で最大になる
ことを考えると、リム強度を確保する上でも本歯形が優
れていることを示している。
性質について考える。本発明の歯形は、基準軸直角断面
の移動軌跡から誘導されたものであり、この歯形が他の
軸直角断面にはそのまま適合しない。これを示したもの
が図9である。図9(a)は基準軸直角断面より開口部
側の断面における噛み合いを示し、(c)は基準軸直角
断面よりダイヤフラム側の断面における噛み合いを示
す。
ム側の断面では、両歯形に隙間が生じ干渉の危険が無い
ことが分かる。これに対して、基準軸直角断面より開口
部側の断面では歯が互いに干渉していることが分かる。
このため、本発明では、図10(a)に示すように、基
準軸直角断面より開口部側の歯の干渉量に見合うだけの
レリービングを施し、干渉を避けて正常な噛み合いに近
づける手法を併用する。図9(b)はこのレリービング
を施した場合の開口部側断面における噛み合いを示して
いる。
では、このままでも差し支えないが、図10(b)に示
すように、更に基準軸直角断面よりダイヤフラム側の歯
に隙間に見合うだけの逆レリービング(レリービングと
は逆に歯をせり上げること。)を施し、積極的に噛み合
い領域を広げることも可能である。図9(d)はこの場
合の該断面の噛み合いを示すものである。
み込まれた撓み噛み合い式歯車装置の歯形に適用した例
を説明した。しかし、本発明は、コーニングを考慮する
必要のない、所謂フラット型の環状をした円筒状可撓性
外歯車が組み込まれた撓み噛み合い式歯車装置の歯形に
も適用できる。この場合には、コーニングによる両歯車
の干渉等を考慮する必要がないので、上記のようなレリ
ービングは不要である。
力を大きく高めることができ、歯面摩耗に基づく撓み噛
み合い式歯車装置の許容伝達トルクを大幅に向上するこ
とができる。また、可撓性外歯車の長軸付近を噛み合い
の範囲から除くことにより、可撓性外歯車のリム強度の
向上も計られる。
えた装置に適用する場合には、可撓性外歯車のコーニン
グの角度によらず適用できる。よって、コップ状可撓性
外歯車の胴長の短いタイプのものにも、本発明はそのま
ま適用できるという利点がある。
歯車装置の斜視図である。
状況を示す説明図であり、(a)はその変形前の含軸断
面、(b)はウエーブ・ジェネレータの長軸を含む含軸
断面であり、(c)は短軸を含む含軸断面である。
に対するコップ状可撓性外歯車の歯の、負偏位の場合の
基準軸直角断面上の移動軌跡である。
説明図である。
いを、剛性内歯車の一つの歯溝について相対的に、時間
の経過を追って描いた説明図である。
いを、剛性内歯車の半数の歯に渡って空間的に描いた説
明図である。
形の噛み合いを示す説明図であり、(a)は基準軸直角
断面から開口部側の断面のもの、(b)はそれにレリー
ビングを施した場合、(c)は基準軸直角断面からダイ
ヤフラム側の断面のもの、(d)はそれに逆レリービン
グを施した場合のものである。
図で、(a)は基準軸直角断面から開口部側に施すレリ
ービングを示す図、(b)は更に基準軸直角断面からダ
イヤフラム側に施す逆レリービングを示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 剛性内歯車と、その内側の円筒状可撓性
外歯車と、この円筒状可撓性外歯車の横断面を楕円状に
撓ませて、当該円筒状可撓性外歯車を部分的に前記剛性
内歯車に噛み合わせ、これらの噛み合わせ位置を円周方
向に回転させるウェーブ・ジェネレータとを有し、ウェ
ーブ・ジェネレータの回転により両歯車に相対回転を生
じさせる撓み噛み合い式歯車装置であって以下の構成を
備えたことを特徴とする追い越し接触型歯形の撓み噛み
合い式歯車装置。 (a)剛性内歯車及び円筒状可撓性外歯車を共に平歯車
とする。 (b)円筒状可撓性外歯車の歯数を剛性内歯車の歯数よ
りも2枚多くする。 (c)円筒状可撓性外歯車の歯形を凸歯形とし、その形
状を、円筒状可撓性外歯車の任意の軸直角断面で剛性内
歯車に対して当該円筒状可撓性外歯車の歯が描く、ラッ
ク近似による移動軌跡における剛性内歯車に対して凸の
部分を、この軌跡上の両歯車歯形の接触の限界点を原点
として、縮小比λで相似変換した曲線とする。 (d)剛性内歯車の歯形を凹歯形とし、その形状を、前
記移動軌跡における剛性内歯車に対して凸の前記と同一
部分を前記接触の限界点を原点として、拡大比(1+
λ)で相似変換した曲線とすることにより、両歯形の噛
み合いを連続接触可能でかつ追い越し接触型とする。 - 【請求項2】 剛性内歯車と、その内側のコップ状可撓
性外歯車と、このコップ状可撓性外歯車をそのダイヤフ
ラム側から開口部にかけてダイヤフラムからの距離にほ
ぼ比例した撓み量を生ずるように、当該コップ状可撓性
外歯車の横断面を楕円状に撓ませて、当該コップ状可撓
性外歯車を部分的に前記剛性内歯車に噛み合わせ、これ
らの噛み合わせ位置を円周方向に回転させるウェーブ・
ジェネレータとを有し、ウェーブ・ジェネレータの回転
により両歯車に相対回転を生じさせる撓み噛み合い式歯
車装置であって以下の構成を備えたことを特徴とする追
い越し接触型歯形の撓み噛み合い式歯車装置。 (a)剛性内歯車及びコップ状可撓性外歯車を共に平歯
車とする。 (b)コップ状可撓性外歯車の歯数を剛性内歯車の歯数
よりも2枚多くする。 (c)コップ状可撓性外歯車の歯形を凸歯形とし、その
歯形の形状を、コップ状可撓性外歯車の軸直角断面のう
ち、基準に選んだ一つの軸直角断面上で剛性内歯車に対
して当該コップ状可撓性外歯車の歯が描く、ラック近似
による移動軌跡における剛性内歯車の歯に対して凸の部
分を、この軌跡上の両歯車歯形の接触の限界点を原点と
して、縮小比λで相似変換した曲線とする。 (d)剛性内歯車の歯形を凹歯形とし、その形状を、前
記移動軌跡における剛性内歯車に対して凸の前記と同一
部分を前記接触の限界点を原点として、拡大比(1+
λ)で相似変換した曲線とすることにより、両歯形の噛
み合いを連続接触可能でかつ追い越し接触型とする。 (e)コップ状可撓性外歯車の前記基準に選んだ一つの
軸直角断面より開口部側の歯にレリービングを施こす。 - 【請求項3】 請求項2において、更に、コップ状可撓
性外歯車の前記基準に選んだ一つの軸直角断面よりダイ
ヤフラム側の歯に逆レリービングを施すことを特徴とす
る追い越し接触型歯形の撓み噛み合い式歯車装置。
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