JP3323393B2 - カンチレバー型ブレーキ装置 - Google Patents
カンチレバー型ブレーキ装置Info
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- JP3323393B2 JP3323393B2 JP03162296A JP3162296A JP3323393B2 JP 3323393 B2 JP3323393 B2 JP 3323393B2 JP 03162296 A JP03162296 A JP 03162296A JP 3162296 A JP3162296 A JP 3162296A JP 3323393 B2 JP3323393 B2 JP 3323393B2
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- brake
- shoe
- spring
- coil spring
- cantilever type
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62L—BRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
- B62L1/00—Brakes; Arrangements thereof
- B62L1/02—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements
- B62L1/06—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements the wheel rim being engaged
- B62L1/10—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements the wheel rim being engaged by the elements moving substantially parallel to the wheel axis
- B62L1/14—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements the wheel rim being engaged by the elements moving substantially parallel to the wheel axis the elements being mounted on levers pivotable about different axes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62L—BRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
- B62L1/00—Brakes; Arrangements thereof
- B62L1/005—Brakes; Arrangements thereof constructional features of brake elements, e.g. fastening of brake blocks in their holders
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ装置、特
に、自転車の車輪を挟む2股のフォークに設けられた台
座から延びる固定ピンに回動自在に片持ち支持されるカ
ンチレバー型ブレーキ装置に関する。
に、自転車の車輪を挟む2股のフォークに設けられた台
座から延びる固定ピンに回動自在に片持ち支持されるカ
ンチレバー型ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、MTB(マウンテンバイク)
と呼ばれるオフロード走行が可能な自転車には、強力な
制動力を得るためにカンチレバー型のブレーキ装置が装
着されている。カンチレバー型のブレーキ装置は、自転
車用リムの両側面を挟んで制動作用するものであり、一
般に左右1対のブレーキリンクとブレーキリンクに取り
付けられたブレーキシューと両ブレーキリンクをブレー
キ解放側に付勢するコイルバネとを有している。ブレー
キリンクは、前フォーク又は後フォーク(シートステ
ィ)に設けられた台座から突出する固定ピンに回動自在
に片持ち支持されている。コイルバネは、ブレーキリン
クの回動支持部の内部に配置され一端が回動支持部から
突出して台座に設けられた3つの係止孔のいずれかに係
止されるようになっている。これらの3つの係止孔は、
固定ピンの中心から同一半径上に上下に配置されてお
り、コイルバネの台座への係止位置を変更することで、
コイルバネのバネ力(ブレーキ解放側への力)を3段階
に変更可能である。
と呼ばれるオフロード走行が可能な自転車には、強力な
制動力を得るためにカンチレバー型のブレーキ装置が装
着されている。カンチレバー型のブレーキ装置は、自転
車用リムの両側面を挟んで制動作用するものであり、一
般に左右1対のブレーキリンクとブレーキリンクに取り
付けられたブレーキシューと両ブレーキリンクをブレー
キ解放側に付勢するコイルバネとを有している。ブレー
キリンクは、前フォーク又は後フォーク(シートステ
ィ)に設けられた台座から突出する固定ピンに回動自在
に片持ち支持されている。コイルバネは、ブレーキリン
クの回動支持部の内部に配置され一端が回動支持部から
突出して台座に設けられた3つの係止孔のいずれかに係
止されるようになっている。これらの3つの係止孔は、
固定ピンの中心から同一半径上に上下に配置されてお
り、コイルバネの台座への係止位置を変更することで、
コイルバネのバネ力(ブレーキ解放側への力)を3段階
に変更可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のカンチレバ
ー型のブレーキ装置では、コイルバネを係止孔に係止す
る際に、ブレーキリンクを回動させることでコイルバネ
の一端が係止孔で係止される位置に配置できる場合には
問題が生じない。しかし、バネ力を変更する際やブレー
キの取付の際に、ブレーキシューが車輪に干渉してブレ
ーキリンクを内側にあまり回動させることができない場
合やブレーキシューがフォークに干渉してブレーキリン
クを外側にあまり回動させることができない場合等、ブ
レーキリンクの回動が制限される場合には、そのままの
状態ではコイルバネの一端を所望の係止孔にうまく配置
することができないことがある。このような場合には、
コイルバネの一端をラジオペンチ等の工具で摘んで所望
の係止孔に配置する等の煩雑な作業が必要になり、コイ
ルバネの一端を簡単に係止孔に係止できない。
ー型のブレーキ装置では、コイルバネを係止孔に係止す
る際に、ブレーキリンクを回動させることでコイルバネ
の一端が係止孔で係止される位置に配置できる場合には
問題が生じない。しかし、バネ力を変更する際やブレー
キの取付の際に、ブレーキシューが車輪に干渉してブレ
ーキリンクを内側にあまり回動させることができない場
合やブレーキシューがフォークに干渉してブレーキリン
クを外側にあまり回動させることができない場合等、ブ
レーキリンクの回動が制限される場合には、そのままの
状態ではコイルバネの一端を所望の係止孔にうまく配置
することができないことがある。このような場合には、
コイルバネの一端をラジオペンチ等の工具で摘んで所望
の係止孔に配置する等の煩雑な作業が必要になり、コイ
ルバネの一端を簡単に係止孔に係止できない。
【0004】本発明の課題は、ブレーキリンクの回動が
制限される場合であってもコイルバネを簡単に係止孔に
係止できるようにすることにある。
制限される場合であってもコイルバネを簡単に係止孔に
係止できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明1に係るカンチレバ
ー型ブレーキ装置は、自転車の車輪を挟む2股のフォー
クに設けられた台座から延びる固定ピンに回動自在に片
持ち支持されるブレーキ装置であって、左右1対のブレ
ーキシューと、左右1対のブレーキリンクと、コイルバ
ネと、バネ位置調整手段とを備えている。ブレーキシュ
ーは車輪に接触し得る。ブレーキリンクは、固定ピンに
回動自在に支持されるように基端に設けられた回動支持
部と、ブレーキシューの一方を取り付けるために中間部
に設けられたシュー取付部と、先端に設けられたケーブ
ル係止部とを有している。コイルバネは、固定ピンの外
周側に配置されるように設けられ、一端が台座に係止可
能であり他端が回動支持部に係止されるバネであり、両
ブレーキリンクをブレーキ解放側に付勢している。バネ
位置調整手段は、コイルバネの一端の台座に対する位置
を調整するための手段である。そして、バネ位置調整手
段は、コイルバネの一端が係止され回動支持部と相対回
転自在でありかつ外周部に回転操作部を有するバネ調整
部材を有している。
ー型ブレーキ装置は、自転車の車輪を挟む2股のフォー
クに設けられた台座から延びる固定ピンに回動自在に片
持ち支持されるブレーキ装置であって、左右1対のブレ
ーキシューと、左右1対のブレーキリンクと、コイルバ
ネと、バネ位置調整手段とを備えている。ブレーキシュ
ーは車輪に接触し得る。ブレーキリンクは、固定ピンに
回動自在に支持されるように基端に設けられた回動支持
部と、ブレーキシューの一方を取り付けるために中間部
に設けられたシュー取付部と、先端に設けられたケーブ
ル係止部とを有している。コイルバネは、固定ピンの外
周側に配置されるように設けられ、一端が台座に係止可
能であり他端が回動支持部に係止されるバネであり、両
ブレーキリンクをブレーキ解放側に付勢している。バネ
位置調整手段は、コイルバネの一端の台座に対する位置
を調整するための手段である。そして、バネ位置調整手
段は、コイルバネの一端が係止され回動支持部と相対回
転自在でありかつ外周部に回転操作部を有するバネ調整
部材を有している。
【0006】ここでは、コイルバネの一端の台座に対す
る位置がバネ位置調整手段によって調整可能であるの
で、ブレーキリンクの回動に制限がありそのままの状態
でコイルバネの一端を係止孔に配置できない場合であっ
ても、バネ位置調整手段によってコイルバネの一端の台
座に対する位置を調整することでコイルバネの一端を簡
単に係止孔に係止できる。また、回転操作部を操作する
ことでバネ調整部材が回転してコイルバネの一端を自由
に回転させることができ、このため、前記同様にコイル
バネの一端を簡単に係止孔に係止できる。
る位置がバネ位置調整手段によって調整可能であるの
で、ブレーキリンクの回動に制限がありそのままの状態
でコイルバネの一端を係止孔に配置できない場合であっ
ても、バネ位置調整手段によってコイルバネの一端の台
座に対する位置を調整することでコイルバネの一端を簡
単に係止孔に係止できる。また、回転操作部を操作する
ことでバネ調整部材が回転してコイルバネの一端を自由
に回転させることができ、このため、前記同様にコイル
バネの一端を簡単に係止孔に係止できる。
【0007】
【0008】発明2に係るカンチレバー型ブレーキ装置
は、発明1に記載の装置において、前記バネ調整部材
は、回動支持部に相対回転自在に装着され底面にコイル
バネの一端が貫通する孔を有する筒状部と、筒状部の周
面から外方に突出する突起部とを有し、回転操作部は突
起部である。この場合には、回転操作部が突起部である
ので、指先で回転操作部を操作しやすい。
は、発明1に記載の装置において、前記バネ調整部材
は、回動支持部に相対回転自在に装着され底面にコイル
バネの一端が貫通する孔を有する筒状部と、筒状部の周
面から外方に突出する突起部とを有し、回転操作部は突
起部である。この場合には、回転操作部が突起部である
ので、指先で回転操作部を操作しやすい。
【0009】発明3に係るカンチレバー型ブレーキ装置
は、発明1又は2に記載の装置において、前記ブレーキ
シューは、車輪に当接し得る弾性体からなるシュー本体
と、シュー本体の長手方向の略中央部から長手方向と交
差する方向に突出するシュー取付ピンとを有している。
は、発明1又は2に記載の装置において、前記ブレーキ
シューは、車輪に当接し得る弾性体からなるシュー本体
と、シュー本体の長手方向の略中央部から長手方向と交
差する方向に突出するシュー取付ピンとを有している。
【0010】発明4に係るカンチレバー型ブレーキ装置
は、発明1から3のいずれかに記載の装置において、前
記シュー取付部は、ブレーキシューをブレーキリンクと
フォークとの間に取り付ける。この場合には、ブレーキ
力の反力によるモーメントが小さくなり、フォークに作
用する力が小さくなるとともに、ブレーキ力が効率よく
車輪に伝達される。
は、発明1から3のいずれかに記載の装置において、前
記シュー取付部は、ブレーキシューをブレーキリンクと
フォークとの間に取り付ける。この場合には、ブレーキ
力の反力によるモーメントが小さくなり、フォークに作
用する力が小さくなるとともに、ブレーキ力が効率よく
車輪に伝達される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2において、本発明の
一実施形態によるカンチレバー型のブレーキ装置1は、
たとえば前輪用のものであり、前輪2のリム5の側面5
aに両側面に圧接して制動作用する。ブレーキ装置1
は、フレーム3のフロントフォーク4に回動自在に支持
されている。
一実施形態によるカンチレバー型のブレーキ装置1は、
たとえば前輪用のものであり、前輪2のリム5の側面5
aに両側面に圧接して制動作用する。ブレーキ装置1
は、フレーム3のフロントフォーク4に回動自在に支持
されている。
【0012】フロントフォーク4は、たとえば、エアー
・オイル式またはエラストマー式のサスペンションペン
ションフォークであり、路面からの衝撃を吸収できるも
のである。フロントフォーク4は、左右1対のサスペン
ション部4aと、1対のサスペンション部4aを取り付
けるための取付部4bと、サスペンション部4aを補強
するためのスタビライザー4cとを有している。スタビ
ライザー4cは、2股に分かれたほぼ倒立U字状であ
り、その下端がサスペンション部4aの途中に固定され
ており、上端にアウターケーシングを保持するケーブル
止め部4dを有し、両下端に左右1対の台座8a,8b
を有している。この台座8a,8bには、図5に示すよ
うに、前方に突出する段付の固定ピン9a,9b(9a
のみ図示)がそれぞれ設けられている。また、台座8
a,8bにはブレーキ装置1に設けられたコイルバネ
(後述)を係止するための3つの係止孔15a,15
b,15cが固定ピン9a,9bの中心を中心とする円
周上に設けられている。
・オイル式またはエラストマー式のサスペンションペン
ションフォークであり、路面からの衝撃を吸収できるも
のである。フロントフォーク4は、左右1対のサスペン
ション部4aと、1対のサスペンション部4aを取り付
けるための取付部4bと、サスペンション部4aを補強
するためのスタビライザー4cとを有している。スタビ
ライザー4cは、2股に分かれたほぼ倒立U字状であ
り、その下端がサスペンション部4aの途中に固定され
ており、上端にアウターケーシングを保持するケーブル
止め部4dを有し、両下端に左右1対の台座8a,8b
を有している。この台座8a,8bには、図5に示すよ
うに、前方に突出する段付の固定ピン9a,9b(9a
のみ図示)がそれぞれ設けられている。また、台座8
a,8bにはブレーキ装置1に設けられたコイルバネ
(後述)を係止するための3つの係止孔15a,15
b,15cが固定ピン9a,9bの中心を中心とする円
周上に設けられている。
【0013】ブレーキ装置1は、図2及び図3に示すよ
うに、ハンドル6に設けられたブレーキレバー7に先端
が連結されたインナーケーブル10の先端及びインナー
ケーブル10の途中に連結されたユニットリンクと呼ば
れる分岐ケーブル11の先端に連結されている。インナ
ーケーブル10の先端には止着金具14がネジ止めされ
ている。分岐ケーブル11は、インナーケーブル10の
途中に移動自在に配置された分岐金具11aと、分岐金
具11aに基端がカシメにより固定されたケーブル11
bと、ケーブル11bの先端にカシメにより固定された
円柱状の係止金具11cとを有している。
うに、ハンドル6に設けられたブレーキレバー7に先端
が連結されたインナーケーブル10の先端及びインナー
ケーブル10の途中に連結されたユニットリンクと呼ば
れる分岐ケーブル11の先端に連結されている。インナ
ーケーブル10の先端には止着金具14がネジ止めされ
ている。分岐ケーブル11は、インナーケーブル10の
途中に移動自在に配置された分岐金具11aと、分岐金
具11aに基端がカシメにより固定されたケーブル11
bと、ケーブル11bの先端にカシメにより固定された
円柱状の係止金具11cとを有している。
【0014】ブレーキ装置1は、インナーケーブル10
及び分岐ケーブル11にそれぞれ先端部が着脱可能に連
結された左右1対のブレーキリンク12a,12bと、
ブレーキリンク12a,12bの途中において調整可能
に対向して取り付けられたブレーキシュー13a,13
bとを有している。ブレーキリンク12a,12bは、
図2及び図3に示すように、上方が外方に折れ曲がり、
裏面が肉抜きされた板状のリンク本体20a,20bを
それぞれ有している。リンク本体20a,20bの基端
部には、台座8a,8bから延びる固定ピン9a,9b
に回動自在に支持された回動支持部16a,16bが設
けられている。また、中間部には、ブレーキシュー13
a,13bを取り付けるためのシュー取付部17a,1
7bが設けられている。さらに、リンク本体20aの先
端には、止着金具14を着脱自在に係止するための第1
係止部18aが、リンク本体20bの先端には、係止金
具11cを着脱自在に係止するための第2係止部18b
がそれぞれ設けられている。なお、以降の説明において
左右のブレーキリンク12a,12b等の説明におい
て、共通部分の説明については左側(図2の右側)の部
材についてのみ説明する。
及び分岐ケーブル11にそれぞれ先端部が着脱可能に連
結された左右1対のブレーキリンク12a,12bと、
ブレーキリンク12a,12bの途中において調整可能
に対向して取り付けられたブレーキシュー13a,13
bとを有している。ブレーキリンク12a,12bは、
図2及び図3に示すように、上方が外方に折れ曲がり、
裏面が肉抜きされた板状のリンク本体20a,20bを
それぞれ有している。リンク本体20a,20bの基端
部には、台座8a,8bから延びる固定ピン9a,9b
に回動自在に支持された回動支持部16a,16bが設
けられている。また、中間部には、ブレーキシュー13
a,13bを取り付けるためのシュー取付部17a,1
7bが設けられている。さらに、リンク本体20aの先
端には、止着金具14を着脱自在に係止するための第1
係止部18aが、リンク本体20bの先端には、係止金
具11cを着脱自在に係止するための第2係止部18b
がそれぞれ設けられている。なお、以降の説明において
左右のブレーキリンク12a,12b等の説明におい
て、共通部分の説明については左側(図2の右側)の部
材についてのみ説明する。
【0015】回動支持部16aは、図4に示すように、
リンク本体20aの基端にカシメ固定され固定ピン9a
に嵌め込まれた筒状のブッシュ21aと、ブッシュ21
aの外周に固定された底付円筒状のバネカバー22aと
を有している。バネカバー22aとブッシュ21aとの
間には筒状の空間23aが形成されており、この空間2
3a内にはブレーキリンク12aをブレーキ解放側に付
勢するコイルバネ25aが収納されている。コイルバネ
25aの後端26aは、図5に示すように、台座8aに
設けられた係止孔15a〜15cのいずれか一つに係止
される。この係止孔15a〜15cへの係止位置を変更
することで、ブレーキの解放側への力の強さを3段階に
調整できる。また、前端(図示せず)は、バネカバー2
2aの底部に係止されている。なお、ブレーキリンク1
2a側のコイルバネ25a前端の係止位置は、バネカバ
ー22aの外側面にネジ込まれたバネ調整ネジ27によ
り固定ピン9aの周方向に移動可能である。
リンク本体20aの基端にカシメ固定され固定ピン9a
に嵌め込まれた筒状のブッシュ21aと、ブッシュ21
aの外周に固定された底付円筒状のバネカバー22aと
を有している。バネカバー22aとブッシュ21aとの
間には筒状の空間23aが形成されており、この空間2
3a内にはブレーキリンク12aをブレーキ解放側に付
勢するコイルバネ25aが収納されている。コイルバネ
25aの後端26aは、図5に示すように、台座8aに
設けられた係止孔15a〜15cのいずれか一つに係止
される。この係止孔15a〜15cへの係止位置を変更
することで、ブレーキの解放側への力の強さを3段階に
調整できる。また、前端(図示せず)は、バネカバー2
2aの底部に係止されている。なお、ブレーキリンク1
2a側のコイルバネ25a前端の係止位置は、バネカバ
ー22aの外側面にネジ込まれたバネ調整ネジ27によ
り固定ピン9aの周方向に移動可能である。
【0016】バネカバー22aの後方には、コイルバネ
25aの後端をカバーするバネキャップ28aが回転自
在に装着されている。バネキャップ28aは、固定ピン
9aの太径部に嵌め込まれる円筒部30aと、円筒部3
0aの周面から外方に三角に突起する回転操作部31a
とを有している。また、バネカバー22aの底面にはコ
イルバネ25aの後端26aが貫通する貫通穴32a
(図5)が形成されており、コイルバネ25aの後端を
係止可能である。
25aの後端をカバーするバネキャップ28aが回転自
在に装着されている。バネキャップ28aは、固定ピン
9aの太径部に嵌め込まれる円筒部30aと、円筒部3
0aの周面から外方に三角に突起する回転操作部31a
とを有している。また、バネカバー22aの底面にはコ
イルバネ25aの後端26aが貫通する貫通穴32a
(図5)が形成されており、コイルバネ25aの後端を
係止可能である。
【0017】このようなバネキャップ28aを設ける
と、バネキャップ28aを回すことでコイルバネ25a
の後端26aを任意の位置に配置できる。このため、ブ
レーキリンク12aの回動に制限があり自然状態でコイ
ルバネ25aの後端26aが所望の係止孔15a〜15
cに挿入できない場合であっても、バネキャップ28a
を回すだけで後端26aを簡単に係止孔15a〜15c
に挿入できる。また、バネキャップ28aの取付角度
(バネキャップ28aの先端の向き)がコイルバネ25
aの係止孔15a〜15cへの係止位置の違いにより変
化するので、コイルバネ25aの係止位置、つまりブレ
ーキの解放側への力の強さがバネキャップ28aの向き
により簡単に分かる。たとえば、コイルバネ25aが係
止孔15bに係止されているときにはバネキャップ28
aの先端が下方に向き、係止孔15aに係止されている
ときには斜め内側に向き、係止孔15cに係止されてい
るときには斜め外側に向くため、バネキャップ28aの
向きによりブレーキの解放側への力の強さが簡単に分か
る。
と、バネキャップ28aを回すことでコイルバネ25a
の後端26aを任意の位置に配置できる。このため、ブ
レーキリンク12aの回動に制限があり自然状態でコイ
ルバネ25aの後端26aが所望の係止孔15a〜15
cに挿入できない場合であっても、バネキャップ28a
を回すだけで後端26aを簡単に係止孔15a〜15c
に挿入できる。また、バネキャップ28aの取付角度
(バネキャップ28aの先端の向き)がコイルバネ25
aの係止孔15a〜15cへの係止位置の違いにより変
化するので、コイルバネ25aの係止位置、つまりブレ
ーキの解放側への力の強さがバネキャップ28aの向き
により簡単に分かる。たとえば、コイルバネ25aが係
止孔15bに係止されているときにはバネキャップ28
aの先端が下方に向き、係止孔15aに係止されている
ときには斜め内側に向き、係止孔15cに係止されてい
るときには斜め外側に向くため、バネキャップ28aの
向きによりブレーキの解放側への力の強さが簡単に分か
る。
【0018】シュー取付部17aは、図2〜図4に示す
ように、リンク本体20aの中央部に開けられた長孔3
5aに後側から挿入されたシュー取付ボルト40aと、
リンク本体20aを挟んでシュー取付ボルト40aに嵌
め込まれたワッシャ41aおよびカラー42aとを有し
ている。リンク本体20aの後側に配置されるシュー取
付ボルト40aの頭部45aにはシュー取付孔46aが
左右方向(図4紙面直交方向)にあけられている。
ように、リンク本体20aの中央部に開けられた長孔3
5aに後側から挿入されたシュー取付ボルト40aと、
リンク本体20aを挟んでシュー取付ボルト40aに嵌
め込まれたワッシャ41aおよびカラー42aとを有し
ている。リンク本体20aの後側に配置されるシュー取
付ボルト40aの頭部45aにはシュー取付孔46aが
左右方向(図4紙面直交方向)にあけられている。
【0019】第1係止部18aは、図6〜図8に示すに
ように、リンク本体20aの先端に形成された四角穴か
らなる凹部50を有している。凹部50は、ブレーキ解
放側(外側)が開口している。また、リンク本体20a
の先端において凹部50より内側及び上側にはインナー
ケーブル10を通すためのケーブル溝51が形成されて
いる。また、ケーブル溝51のケーブル根元側にはイン
ナーケーブル10が折れ曲がって切断するのを防止する
ための保護管52を装着するための装着穴53が形成さ
れている。
ように、リンク本体20aの先端に形成された四角穴か
らなる凹部50を有している。凹部50は、ブレーキ解
放側(外側)が開口している。また、リンク本体20a
の先端において凹部50より内側及び上側にはインナー
ケーブル10を通すためのケーブル溝51が形成されて
いる。また、ケーブル溝51のケーブル根元側にはイン
ナーケーブル10が折れ曲がって切断するのを防止する
ための保護管52を装着するための装着穴53が形成さ
れている。
【0020】止着金具14は、凹部50に回転不能に係
止される止着ボルト55と、止着ボルト55に螺合する
止着ナット56と、止着ボルト55に嵌め込まれた止着
カラー57と、止着金具14の第1係止部18aからの
脱落を防止する脱落防止部材58とを有している。止着
ボルト55の頭部55aは四角形状であり、第1係止部
18aの凹部50に回転不能に係止される形状である。
止着ボルト55の軸部55bの根元側は2面取りされて
おり、そこにはインナーケーブル10を挿通するための
ケーブル孔55cが径方向に貫通している。止着カラー
57は、止着ナット56を介してインナーケーブル10
をケーブル孔55cに押圧してインナーケーブル10を
止着金具14に止着するための部材である。
止される止着ボルト55と、止着ボルト55に螺合する
止着ナット56と、止着ボルト55に嵌め込まれた止着
カラー57と、止着金具14の第1係止部18aからの
脱落を防止する脱落防止部材58とを有している。止着
ボルト55の頭部55aは四角形状であり、第1係止部
18aの凹部50に回転不能に係止される形状である。
止着ボルト55の軸部55bの根元側は2面取りされて
おり、そこにはインナーケーブル10を挿通するための
ケーブル孔55cが径方向に貫通している。止着カラー
57は、止着ナット56を介してインナーケーブル10
をケーブル孔55cに押圧してインナーケーブル10を
止着金具14に止着するための部材である。
【0021】脱落防止部材58は止着カラー57の外周
に嵌め込まれる合成樹脂製の部材であり、図9に示すよ
うに、リング部60と、リング部60から図9上方に延
びる1対の回転防止部71と、リング部60から外方に
延びるリンク本体20aの先端に係止される係止部62
とを有している。リング部60は止着カラー57の外周
に嵌め込まれ、回転防止部71は止着カラー57にリン
グ部60が嵌め込まれると止着ボルト55の頭部55a
に接触して脱落防止部材58の回転を防止する。係止部
62は、リング部60から接線方向に外方に延びる突出
部63と、突出部63の先端部に間隔を隔てて配置され
た内周側に1対の舌状片66,67を有する挟持部65
と、突出部63と挟持部65とを連結する接続部64と
を有している。この止着カラー57に嵌め込まれた脱落
防止部材58の係止部62をリンク本体20aのケーブ
ル溝51より後側に嵌め込むことで、インナーケーブル
10が緊張していない場合であっても止着金具14が第
1係止部18aから脱落しにくくなる。また、止着金具
14が第1係止部18aに対して着脱自在であるので、
ユニットリンク式であってもインナーケーブル10に影
響を受けることなくブレーキリンク12aを確実に開く
ことができる。
に嵌め込まれる合成樹脂製の部材であり、図9に示すよ
うに、リング部60と、リング部60から図9上方に延
びる1対の回転防止部71と、リング部60から外方に
延びるリンク本体20aの先端に係止される係止部62
とを有している。リング部60は止着カラー57の外周
に嵌め込まれ、回転防止部71は止着カラー57にリン
グ部60が嵌め込まれると止着ボルト55の頭部55a
に接触して脱落防止部材58の回転を防止する。係止部
62は、リング部60から接線方向に外方に延びる突出
部63と、突出部63の先端部に間隔を隔てて配置され
た内周側に1対の舌状片66,67を有する挟持部65
と、突出部63と挟持部65とを連結する接続部64と
を有している。この止着カラー57に嵌め込まれた脱落
防止部材58の係止部62をリンク本体20aのケーブ
ル溝51より後側に嵌め込むことで、インナーケーブル
10が緊張していない場合であっても止着金具14が第
1係止部18aから脱落しにくくなる。また、止着金具
14が第1係止部18aに対して着脱自在であるので、
ユニットリンク式であってもインナーケーブル10に影
響を受けることなくブレーキリンク12aを確実に開く
ことができる。
【0022】ブレーキシュー13aは、図3及び図4に
示すように、ゴム製のシュー本体70aと、シュー本体
70aの長手方向の略中心部から外方に延びるシュー取
付ピン71aとをそれぞれ有している。シュー本体70
aは、従来より薄型でありブレーキ時に変形しにくいよ
うになっている。シュー取付ピン71aは、シュー取付
ボルト40aにあけられたシュー取付孔46aに挿通可
能である。
示すように、ゴム製のシュー本体70aと、シュー本体
70aの長手方向の略中心部から外方に延びるシュー取
付ピン71aとをそれぞれ有している。シュー本体70
aは、従来より薄型でありブレーキ時に変形しにくいよ
うになっている。シュー取付ピン71aは、シュー取付
ボルト40aにあけられたシュー取付孔46aに挿通可
能である。
【0023】このブレーキシュー13aはブレーキリン
ク12aのフロントフォーク4側に配置されているの
で、フロントフォーク4との距離が近くなり、ブレーキ
シュー13aに作用するリム5からの反力によるモーメ
ントが小さくなる。このため、比較的ねじり剛性が弱い
サスペンションフォークを用いてもフォークのねじれに
よるブレーキ力の低下が生じにくい。また、シュー本体
70a自体の厚みが薄いのでシュー本体70aのブレー
キ時の撓み変形も少なくなりブレーキ力の低下がより少
なくなる。
ク12aのフロントフォーク4側に配置されているの
で、フロントフォーク4との距離が近くなり、ブレーキ
シュー13aに作用するリム5からの反力によるモーメ
ントが小さくなる。このため、比較的ねじり剛性が弱い
サスペンションフォークを用いてもフォークのねじれに
よるブレーキ力の低下が生じにくい。また、シュー本体
70a自体の厚みが薄いのでシュー本体70aのブレー
キ時の撓み変形も少なくなりブレーキ力の低下がより少
なくなる。
【0024】このように構成されたブレーキ装置1のブ
レーキ調整を行う場合には、止着金具14の止着ナット
56を緩めてインナーケーブル10の止着を一端解除す
る。そしてブレーキリンク12aを適当な位置に保持し
た状態で止着ナット56を回すことでブレーキ調整を行
う。この際、止着ボルト55が回り止めされているの
で、止着ボルト55を工具等で保持する必要がない。こ
のため、ブレーキ調整を一人で容易に行え、リムとブレ
ーキシューとの隙間を適切に確保できる。
レーキ調整を行う場合には、止着金具14の止着ナット
56を緩めてインナーケーブル10の止着を一端解除す
る。そしてブレーキリンク12aを適当な位置に保持し
た状態で止着ナット56を回すことでブレーキ調整を行
う。この際、止着ボルト55が回り止めされているの
で、止着ボルト55を工具等で保持する必要がない。こ
のため、ブレーキ調整を一人で容易に行え、リムとブレ
ーキシューとの隙間を適切に確保できる。
【0025】また、自転車メーカーでインナーケーブル
10に対する止着金具14の止着位置を最適な状態に予
め設定すれば、後はその位置に止着金具14を止着する
だけで常に最適な状態にブレーキ調整される。前輪2を
脱着する際には、ブレーキリンク12a,12bを閉じ
るように保持した状態で、ブレーキリンク12aの第1
係止部18aから止着金具14を外すとともにブレーキ
リンク12bの第2係止部18bから係止金具11cを
外す。この結果、両ブレーキリンク12a,12bがコ
イルバネ25a,25bに付勢されてブレーキ解放側
(外方)に開く。このとき、ブレーキシュー13a,1
3bのシュー本体70a,70bがスタビライザー4c
に当たるまで開く。したがって、インナーケーブル10
が連結された側のブレーキリンク12aも確実に開くの
で前輪2の着脱が容易になる。
10に対する止着金具14の止着位置を最適な状態に予
め設定すれば、後はその位置に止着金具14を止着する
だけで常に最適な状態にブレーキ調整される。前輪2を
脱着する際には、ブレーキリンク12a,12bを閉じ
るように保持した状態で、ブレーキリンク12aの第1
係止部18aから止着金具14を外すとともにブレーキ
リンク12bの第2係止部18bから係止金具11cを
外す。この結果、両ブレーキリンク12a,12bがコ
イルバネ25a,25bに付勢されてブレーキ解放側
(外方)に開く。このとき、ブレーキシュー13a,1
3bのシュー本体70a,70bがスタビライザー4c
に当たるまで開く。したがって、インナーケーブル10
が連結された側のブレーキリンク12aも確実に開くの
で前輪2の着脱が容易になる。
【0026】ブレーキ装置を固定ピン9a,9bに装着
する際には、回動支持部16a,16bを固定ピン9
a,9bに嵌め込み、回転操作部31aを指で摘んでコ
イルバネ25a,25bの後端26a,26bを所望の
係止孔15a〜15cのいずれかに配置する。この状態
でさらに奥まで回動支持部16a,16bを嵌め込め
ば、後端26a,26bを係止孔15a〜15bのいず
れかに挿入できる。
する際には、回動支持部16a,16bを固定ピン9
a,9bに嵌め込み、回転操作部31aを指で摘んでコ
イルバネ25a,25bの後端26a,26bを所望の
係止孔15a〜15cのいずれかに配置する。この状態
でさらに奥まで回動支持部16a,16bを嵌め込め
ば、後端26a,26bを係止孔15a〜15bのいず
れかに挿入できる。
【0027】ここでは、ブレーキ力を高く維持するため
にブレーキシュー13a,13bをブレーキリンク12
a,12bのフロントフォーク4側に配置したため、シ
ュー本体70a,70bの後端がスタビライザー4cに
当たってブレーキリンク12a,12bのブレーキ解放
側の回動が制限される。しかし、コイルバネ25a,2
5bの後端26a,26bが回転操作部31a,31b
によって自由に係止位置を変更できるので、ブレーキリ
ンク12a,12bの回動が制限されてもコイルバネ2
5a,25bの一端を確実に係止孔15a〜15cのい
ずれかに挿入できる。
にブレーキシュー13a,13bをブレーキリンク12
a,12bのフロントフォーク4側に配置したため、シ
ュー本体70a,70bの後端がスタビライザー4cに
当たってブレーキリンク12a,12bのブレーキ解放
側の回動が制限される。しかし、コイルバネ25a,2
5bの後端26a,26bが回転操作部31a,31b
によって自由に係止位置を変更できるので、ブレーキリ
ンク12a,12bの回動が制限されてもコイルバネ2
5a,25bの一端を確実に係止孔15a〜15cのい
ずれかに挿入できる。
【0028】〔他の実施形態〕 (a) 前ブレーキに代えて後ブレーキにも本発明を適
用できる。 (b) コイルバネの台座に対する位置を調整するため
の回転操作部をバネキャップに設ける構成に代えて、コ
イルバネの後端より内側でコイル径より外方に突出する
ようにコイルバネを湾曲させた構成でもよい。この場合
にはバネキャップ等の別の部材を設けることなくコイル
バネの台座に対する位置を自由に調整できる。
用できる。 (b) コイルバネの台座に対する位置を調整するため
の回転操作部をバネキャップに設ける構成に代えて、コ
イルバネの後端より内側でコイル径より外方に突出する
ようにコイルバネを湾曲させた構成でもよい。この場合
にはバネキャップ等の別の部材を設けることなくコイル
バネの台座に対する位置を自由に調整できる。
【0029】
【発明の効果】本発明に係るブレーキ装置では、コイル
バネの一端の台座に対する位置がバネ位置調整手段によ
って調整可能であるので、ブレーキリンクの回動に制限
がありそのままの状態でコイルバネの一端を係止孔に配
置できない場合であっても、バネ位置調整手段によって
コイルバネの一端の台座に対する位置を調整することで
コイルバネの一端を簡単に係止孔に係止できる。
バネの一端の台座に対する位置がバネ位置調整手段によ
って調整可能であるので、ブレーキリンクの回動に制限
がありそのままの状態でコイルバネの一端を係止孔に配
置できない場合であっても、バネ位置調整手段によって
コイルバネの一端の台座に対する位置を調整することで
コイルバネの一端を簡単に係止孔に係止できる。
【図1】本発明の一実施形態を採用した自転車前部の側
面図。
面図。
【図2】ブレーキ装置の正面図。
【図3】ブレーキ装置の背面部。
【図4】ブレーキ装置の縦断面図。
【図5】ブレーキ装置の斜視部分図。
【図6】図2のVI−VI断面部分図。
【図7】図6のVII −VII 断面部分図。
【図8】止着金具の取付状態を示す展開斜視図。
【図9】脱落防止部材を示す斜視図。
1 ブレーキ装置 2 車輪 4 フロントフォーク 8a,8b 台座 9a,9b 固定ピン 12a,12b ブレーキリンク 13a,13b ブレーキシュー 16a,16b 回動支持部 17a,17b シュー取付部 25a,25b コイルバネ 26a,26b 後端 28a,28b バネキャップ 30a,30b 円筒部 31a,31b 回転操作部70a,70b シュー本体71a,71b シュー取付ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−24376(JP,A) 実開 平2−128693(JP,U) 実開 平2−129985(JP,U) 実開 平7−35289(JP,U) 実開 平5−65787(JP,U) 実開 平5−64092(JP,U) 実開 平5−64091(JP,U) 実公 昭49−15635(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62L 1/14 - 1/16
Claims (4)
- 【請求項1】自転車の車輪を挟む2股のフォークに設け
られた台座から延びる固定ピンに回動自在に片持ち支持
されるカンチレバー型ブレーキ装置であって、 前記車輪に接触し得る左右1対のブレーキシューと、 前記固定ピンに回動自在に支持されるように基端に設け
られた回動支持部と、 前記ブレーキシューの一方を取り付けるために中間部に
設けられたシュー取付部と、先端に設けられたケーブル
係止部とを有する左右1対のブレーキリンクと、 前記固定ピンの外周側に配置されるように設けられ、一
端が前記台座に係止可能であり他端が前記回動支持部に
係止される、前記両ブレーキリンクをブレーキ解放側に
付勢するコイルバネと、 前記コイルバネの一端の前記台座に対する位置を調整す
るためのバネ位置調整手段とを備え、前記バネ位置調整手段は、前記コイルバネの一端が係止
され前記回動支持部と相対回転自在でありかつ外周部に
回転操作部を有するバネ調整部材を有している、 カンチレバー型ブレーキ装置。 - 【請求項2】前記バネ調整部材は、前記回動支持部に相
対回転自在に装着され底面に前記コイルバネの一端が貫
通する孔を有する筒状部と、前記筒状部の周面から外方
に突出する突起部とを有し、前記回転操作部は前記突起
部である、請求項1に記載のカンチレバー型ブレーキ装
置。 - 【請求項3】前記ブレーキシューは、 車輪に当接し得る弾性体からなるシュー本体と、前記シ
ュー本体の長手方向の略中央部から前記長手方向と交差
する方向に突出するシュー取付ピンとを有している、請
求項1又は2に記載のカンチレバー型ブレーキ装置。 - 【請求項4】前記シュー取付部は、前記ブレーキシュー
を前記ブレーキリンクと前記フォークとの間に取り付け
る、請求項1から3のいずれかに記載のカンチレバー型
ブレーキ装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03162296A JP3323393B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | カンチレバー型ブレーキ装置 |
TW085104089A TW323996B (en) | 1996-02-20 | 1996-04-08 | Suspending arm type brake (2) |
US08/801,746 US5865276A (en) | 1996-02-20 | 1997-02-18 | Cantilever brake device |
DE69725907T DE69725907T2 (de) | 1996-02-20 | 1997-02-20 | Mittelzugbremse |
CN97102648A CN1096384C (zh) | 1996-02-20 | 1997-02-20 | 悬臂型刹车装置 |
EP97301105A EP0791530B1 (en) | 1996-02-20 | 1997-02-20 | Cantilever brake device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03162296A JP3323393B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | カンチレバー型ブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09221082A JPH09221082A (ja) | 1997-08-26 |
JP3323393B2 true JP3323393B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=12336325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03162296A Expired - Fee Related JP3323393B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | カンチレバー型ブレーキ装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0791530B1 (ja) |
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CN (1) | CN1096384C (ja) |
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TW (1) | TW323996B (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8522640B2 (en) * | 2008-10-30 | 2013-09-03 | GM Global Technology Operations LLC | Lightweight cantilever control system |
US8118141B2 (en) * | 2009-01-28 | 2012-02-21 | Io Dupont Llc | Clamp jaw and clamp |
TWM434723U (en) * | 2012-02-08 | 2012-08-01 | Tektro Technology Corp | Safety quick release brake device |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738071Y2 (ja) * | 1986-06-20 | 1995-08-30 | 株式会社シマノ | 自転車用キャリパ−ブレ−キ |
JPH02129985U (ja) * | 1989-04-04 | 1990-10-26 | ||
GB2248589A (en) * | 1990-10-12 | 1992-04-15 | Lo Nun Nan | Device for mounting a braking device on a composite plastics bicycle rear fork |
JPH0537674A (ja) * | 1991-07-29 | 1993-02-12 | Fujitsu Ltd | 電話音声・低速モデム・フアクシミリ信号用符号・復号器 |
JP2624916B2 (ja) * | 1991-08-28 | 1997-06-25 | 株式会社シマノ | キャリパーブレーキとユニット式連結部材 |
JPH0564091U (ja) * | 1992-02-07 | 1993-08-24 | 株式会社シマノ | 自転車用カンチレバーブレーキのばね調節装置 |
JPH0735289U (ja) * | 1993-12-16 | 1995-06-27 | 株式会社シマノ | 自転車用ブレーキ装置 |
US5469934A (en) * | 1994-09-29 | 1995-11-28 | Pherigo; Calvin L. | Fully-adjustable tree stand |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP03162296A patent/JP3323393B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-04-08 TW TW085104089A patent/TW323996B/zh not_active IP Right Cessation
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1997
- 1997-02-18 US US08/801,746 patent/US5865276A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-02-20 CN CN97102648A patent/CN1096384C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1997-02-20 DE DE69725907T patent/DE69725907T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-02-20 EP EP97301105A patent/EP0791530B1/en not_active Expired - Lifetime
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TW323996B (en) | 1998-01-01 |
JPH09221082A (ja) | 1997-08-26 |
EP0791530A3 (en) | 1997-12-17 |
EP0791530A2 (en) | 1997-08-27 |
CN1159997A (zh) | 1997-09-24 |
EP0791530B1 (en) | 2003-11-05 |
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CN1096384C (zh) | 2002-12-18 |
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