Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP3300870B2 - ドアトリム真空成形装置 - Google Patents

ドアトリム真空成形装置

Info

Publication number
JP3300870B2
JP3300870B2 JP12457294A JP12457294A JP3300870B2 JP 3300870 B2 JP3300870 B2 JP 3300870B2 JP 12457294 A JP12457294 A JP 12457294A JP 12457294 A JP12457294 A JP 12457294A JP 3300870 B2 JP3300870 B2 JP 3300870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin material
door trim
decorative sheet
mold
press machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12457294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07304092A (ja
Inventor
毅 幸島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirotani Co Ltd
Original Assignee
Hirotani Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirotani Co Ltd filed Critical Hirotani Co Ltd
Priority to JP12457294A priority Critical patent/JP3300870B2/ja
Publication of JPH07304092A publication Critical patent/JPH07304092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3300870B2 publication Critical patent/JP3300870B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ドアトリム
基材に、表皮材と装飾シートを貼着して装飾シートを有
するドアトリムを得るためのドアトリム真空成形装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、装飾シート部を有するドアトリム
を得るための技術は、種々あった。例えば、オーナメン
トをプレス成形し、トリミングし、下型に保持させ、一
方、別工程で表皮材とドアトリム基材を貼着しプレス成
形したものを加熱し、上型に移しかえて保持させ、さら
にプレスを行い、下型のオーナメントと上型の表皮材と
ドアトリム基材を貼着させる自動車用内装材の製造方法
が、特開平2−111526号公報に開示されている。
また、別に、オーナメントを打ち抜き、保持具にセット
した後、別工程で表皮材とドアトリム基材を貼着し、受
け型に移しかえて、さらにプレスを行って、オーナメン
トと表皮材とドアトリム基材を貼着させるドアトリム用
オーナメントの貼着装置が、特開昭62−85741号
公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
技術においては、ドアトリム基材と表皮材を別工程で貼
着成形したり、貼着したものを移しかえたりする等、工
程数が多く、しかも工程と工程の間のロスが発生する欠
点があった。また、人手を介することが多かった。その
ため、貼着作業時間全体が長くなる欠点があった。
【0004】この発明は、上記の欠点を除去するためな
されたものであり、ドアトリム基材への表皮材と装飾シ
ートの貼着作業を一つの装置で自動的に連続して行うこ
とが可能で、貼着作業時間を大幅に短縮できるドアトリ
ム真空成形装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のドアトリム真
空成形装置は、多数の真空吸引孔を持つ上型を昇降自在
にセットしたプレス機の左右方向の一方には、多数の真
空吸引孔を持ち、装飾シートを上記プレス機に供給する
昇降自在な装飾シートセット型を、上記上型の直下への
移動軌道上に移動自在に設け、他方には、多数の真空吸
引孔を持ち、予め成形されている通気性を有するドアト
リム基材をセットして上記プレス機に供給する下型を、
上記上型の直下への移動軌道上に移動自在に設け、上記
プレス機の後方に、表皮材供給ラインを、表皮材ストッ
ク部と、表皮材位置決め部と、表皮材セット部と表皮材
加熱部により構成して設け、上記プレス機の前方に、成
形品受取部を設けたドアトリム真空成形装置である。
【0006】
【実施例】この発明の一実施例を図面を参照して詳細説
明する。図1は、本発明装置の平面図であり、多数の真
空吸引孔を持つ上型(1)を昇降自在にセットしたプレ
ス機(2)を中心に設け、プレス機(2)の左右方向の
一方には、多数の真空吸引孔を持ち、装飾シートをプレ
ス機(2)に供給する昇降自在な装飾シートセット型
(3)を、上型(1)の直下へ通じるレール(4)上に
移動自在に設け、他方には、多数の真空吸引孔を持ち、
予め成形されているドアトリム基材をセットしてプレス
機(2)に供給する下型(5)を、上型(1)の直下へ
通じるレール(4)上に移動自在に設けてある。また、
プレス機(2)の後方に、表皮材供給ライン(6)を設
け、プレス機(2)の前方に、成形品受取部(7)を設
けてある。
【0007】表皮材供給ライン(6)について詳しく述
べると、本発明装置後端に、供給する表皮材をストック
する表皮材ストック部(8)を設け、その隣に、表皮材
の位置決めを行う表皮材位置決め部(9)を設け、その
隣に、表皮材を金枠に設けられた針に突き刺して、金枠
に固定する表皮材セット部(10)を設ける。そして、
表皮材ストック部(8)から表皮材セット部(10)ま
での表皮材の搬送は、走行装置に取り付けられたエアバ
キューム式の吊上装置(11)で行う。金枠に固定され
た表皮材は、表皮材加熱部(12)で加熱されて、金枠
ごとプレス機(2)にチェーンコンベア式の搬送装置で
搬送される。以上の表皮材ストック部(8)、表皮材位
置決め部(9)、表皮材セット部(10)および表皮材
加熱部(12)の配列全体で、表皮材供給ライン(6)
を形成する。
【0008】上型(1)の装飾シートに対応する部分以
外のプレス面に、シボ模様が刻みつけてある。装飾シー
トセット型(3)と下型(5)はそれぞれレール(4)
上を左右方向にスライドして移動することによって、交
互にプレス機(2)の上型(1)の直下に位置するべく
入れ代わる。プレス機(2)で装飾シートと表皮材とド
アトリム基材の真空成形貼着一体化を行い、成形品は成
形品受取部(7)に排出する。
【0009】ここに使用する材料は、ドアトリム基材
が、例えば、熱硬化性樹脂を含浸させた木質系の通気性
材料、もしくは樹脂系で全体に均一な割合で多数の小孔
を穿設した通気性を有する材料であり、表皮材が、塩
ビ、ポリエチレン、ポリプロピレン等のシートの裏面に
発泡ウレタンあるいは発泡ポリエチレン等の緩衝材をラ
ミネートしたシートであり、装飾シートは、不織布、織
布又はニット等の裏面にフィルムを付与したものであ
る。
【0010】
【作用】この発明のドアトリム真空成形装置において
は、表皮材ストック部(8)にストックさせた表皮材
を、表皮材位置決め部(9)に1枚ずつ連続供給し、予
め成形されている通気性を有するドアトリム基材の表面
に接着剤を吹き付けたものを、下型(5)に1枚ずつ連
続供給し、装飾シートの裏面に接着剤を塗布したもの
を、装飾シートセット型(3)に1枚ずつ連続供給す
る。
【0011】表皮材位置決め部(9)と表皮材セット部
(10)の間に接着剤塗布装置を加設し、そこで表皮材
の裏面に接着剤を塗布する場合もある。その場合は、ド
アトリム基材は接着剤を施さないままで下型(5)に供
給する。
【0012】すると、まず、上型(1)の直下に、左右
方向の一方から装飾シートセット型(3)が装飾シート
(A)を真空吸引孔からの吸引により吸着保持してスラ
イドして入ってくる。(図2参照。)装飾シートセット
型(3)が上昇し、上型(1)に当接したところで、装
飾シートセット型(3)が吸引を止め、今度は、上型
(1)が真空吸引孔から吸引して装飾シート(A)を吸
着保持する。装飾シートセット型(3)は下降し、左右
方向の一方へスライドして出る。入れ代わりに、他方よ
り、ドアトリム基材(B)を載せた下型(5)が、上型
(1)の下方にスライドして入ってくる。(図3参
照。)さらに、前後方向の一方から、表皮材供給ライン
(6)に載って、金枠(D)にセットされた加熱済みの
表皮材(C)が、上型(1)と下型(5)の中間に入っ
てくる。(図4参照。)
【0013】上型(1)に、下面に接着剤を塗布した装
飾シート(A)がセットされ、下型(5)に、ドアトリ
ム基材(B)がセットされ、中間に、加熱された表皮材
(C)がセットされると、次に、表皮材(C)と上型
(1)が下降する。表皮材(C)が先にドアトリム基材
(B)に当接し、このとき、下型(5)の真空吸引孔か
らの吸引により、ドアトリム基材(B)が通気性である
ため、表皮材(C)がドアトリム基材(B)に接着す
る。すなわち、真空成形である。(図5、図6参照。)
ここで、異なる方法として、表皮材(C)の位置まで、
一旦、上型(1)が下降し、先に、上型(1)の真空吸
引孔からの吸引により表皮材(C)を上型(1)に吸着
し、装飾シート(A)と表皮材(C)を接着した状態に
する場合もある。(図示せず。)さらに、上型(1)が
下降して加圧し、上型(1)が吸引し、下型(5)が吸
引を止めて、装飾シート(A)と表皮材(C)とドアト
リム基材(B)が圧着一体化する。このとき、上型
(1)の装飾シートに対応する部分以外のプレス面にシ
ボ模様があらかじめ刻みつけられてあるので、表皮材の
表面にシボ模様が形成される。(図7参照。)
【0014】続いて、上型(1)の吸引を止め、下型
(5)が再び吸引し、数秒間の吸引の後に吸引を止め、
上型(1)の上昇により圧着一体化した装飾シート
(A)と表皮材(C)とドアトリム基材(B)の成形品
(X)が上型(1)から外れ、上型(1)の上昇に伴っ
て成形品(X)も上昇し、この時下型(5)からも外れ
て、成形品受取部(7)に移動する。(図8参照。)
【0015】以上の過程はすべて自動であり、連続して
繰り返す。下型(5)と装飾シートセット型(3)にお
いては、下型(5)が上型(1)の直下に位置している
ときは、装飾シートセット型(3)が上型(1)の下方
から外れているので、その待ち時間の間に装飾シート
(A)を装飾シートセット型(3)にセットできる。逆
の場合は、下型(5)が上型(1)の下方から外れ、そ
の待ち時間の間にドアトリム基材(B)を下型(5)に
セットできる。このように、待ち時間が有効に使えて、
作業時間が短縮できる。
【0016】
【発明の効果】この発明によると、ドアトリム基材への
表皮材および装飾シートの貼着作業を一つの装置で自動
的に連続して行えるため、貼着作業時間を大幅に短縮す
ることができ、待ち時間に材料をセットして供給できる
等たいへん効率的である。装飾シートの貼着位置のバラ
ツキを防止でき、プレス機の上型にシボ模様を刻みつけ
てあるため、表皮材の表面にシボが形成され、ドアトリ
ム外観に高級感をもたらすことができる等極めて有益な
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】この発明の一実施例を使用してドアトリム基
材、表皮材および装飾シートを貼着する過程を順を追っ
て示す説明図の一つである。
【図3】同じく説明図の一つである。
【図4】同じく説明図の一つである。
【図5】同じく説明図の一つである。
【図6】同じく説明図の一つである。
【図7】同じく説明図の一つである。
【図8】同じく説明図の一つである。
【符号の説明】
1 上型 2 プレス機 3 装飾シートセット型 4 レール 5 下型 6 表皮材供給ライン 7 成形品受取部 8 表皮材ストック部 9 表皮材位置決め部 10 表皮材セット部 11 吊上装置 12 表皮材加熱部 A 装飾シート B ドアトリム基材 C 表皮材 D 金枠 X 成形品

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の真空吸引孔を持つ上型を昇降自在
    にセットしたプレス機の左右方向の一方には、多数の真
    空吸引孔を持ち、装飾シートを上記プレス機に供給する
    昇降自在な装飾シートセット型を、上記上型の直下への
    移動軌道上に移動自在に設け、他方には、多数の真空吸
    引孔を持ち、予め成形されている通気性を有するドアト
    リム基材をセットして上記プレス機に供給する下型を、
    上記上型の直下への移動軌道上に移動自在に設け、上記
    プレス機の後方に、表皮材供給ラインを、表皮材ストッ
    ク部と、表皮材位置決め部と、表皮材セット部と表皮材
    加熱部により構成して設け、上記プレス機の前方に、成
    形品受取部を設けたことを特徴とするドアトリム真空成
    形装置。
JP12457294A 1994-05-12 1994-05-12 ドアトリム真空成形装置 Expired - Fee Related JP3300870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12457294A JP3300870B2 (ja) 1994-05-12 1994-05-12 ドアトリム真空成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12457294A JP3300870B2 (ja) 1994-05-12 1994-05-12 ドアトリム真空成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07304092A JPH07304092A (ja) 1995-11-21
JP3300870B2 true JP3300870B2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=14888807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12457294A Expired - Fee Related JP3300870B2 (ja) 1994-05-12 1994-05-12 ドアトリム真空成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3300870B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015058547A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 トヨタ紡織株式会社 真空成形装置及び真空成形方法
CN106736603B (zh) * 2017-01-23 2019-08-23 浙江钱豹精工装备有限公司 后道加工电梯门板自动生产混线
CN106736602B (zh) * 2017-01-23 2019-07-12 浙江钱豹精工装备有限公司 一体式电梯门板自动生产混线
KR102087763B1 (ko) * 2018-08-20 2020-03-11 (주)건양아이티티 열성형기용 표피지 공급장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07304092A (ja) 1995-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6475423B1 (en) Hybrid injection molding process for enhancing exterior appearance of molded articles by molding fabric thereto
KR101228379B1 (ko) 가죽시트 라미네이팅 방법
KR20060120432A (ko) 용기 형성장치, 시트 반송장치, 용기 제조방법 및 시트반송방법
JPH08318570A (ja) 真空成形同時巻込トリミング装置
JP3300870B2 (ja) ドアトリム真空成形装置
JPH0442172B2 (ja)
JP3019745B2 (ja) 積層成形体の成形方法及び成形装置
JP2004276280A (ja) 表皮を有する成形品の成形方法および成形装置
KR20190090475A (ko) 자동차용 내장재의 제조시스템
JP4174840B2 (ja) 表皮の賦形方法
KR0155964B1 (ko) 도아 트림 진공성형장치
JPH0110185Y2 (ja)
JPH03286835A (ja) 成形品の加飾方法
JPS60161122A (ja) 射出成形同時絵付装置
JP2631447B2 (ja) 加飾材付き積層成形体の製造方法
JP3153038B2 (ja) 表皮接着シートの製造法
JPH03286834A (ja) 芯材に表皮体を貼着する方法
JP2564597B2 (ja) 加飾用部品の取付け構造
JP2008126428A (ja) 表皮の貼着方法並びに貼着装置
JPH09314678A (ja) 車内装部材の製造方法
JPH06114881A (ja) 表皮材貼合成形装置
JP4066815B2 (ja) 成形体の製造方法および成形装置
KR20230163007A (ko) 기재간 접합성을 개선한 자동차 내장재용 제조장치
JPH10180798A (ja) 射出成形同時絵付装置及び方法
JP3550819B2 (ja) 内装材の製造方法および製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees