JP3369964B2 - エレベータ群管理制御装置 - Google Patents
エレベータ群管理制御装置Info
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Description
タを効率よく運行制御するエレベータ群管理制御装置に
関するものである。
場合には、輸送能力やサービス性能の向上を図るため
に、エレベータの利用時間帯に応じた群管理制御が行わ
れている。例えば、出勤時間帯の群管理制御による出勤
時運転においては、総てのかご呼びと乗り場呼びに応答
し終えたかごは、利用者が多い基準階へ強制的に引き戻
す基準階引き戻し制御が行われている。そして、基準階
に引き戻されたかごは乗車人数(荷重)や乗車してからの
経過時間等により、基準階からの出発のタイミングの出
発間隔制御により、輸送力の効率化を図っている。
るサービスが著しく向上するという効果が得られる。こ
のように、従来のエレベータ群管理制御における出勤時
運転では、基準階引き戻し制御や出発間隔制御により、
基準階に対するサービスを著しく向上させている。
あっても基準階以外の階床で乗り場呼びが登録される場
合もある。このような場合、従来の出勤時運転ではかご
呼びと乗り場呼びに応答し終えたかごは総て基準階に引
き戻され、出発間隔制御により基準階を出発するタイミ
ングが管理されてしまうので、基準階以外の階床の乗り
場呼びには直ちに応答することができなくなる。このた
め、基準階以外の階床に対するサービスは低下してしま
い、長待ちの原因にもなるという問題が生じていた。
してだけではなく基準階以外の階床のサービスも向上さ
せる必要がある。
も基準階以外の階床に対するサービスを向上させ、基準
階と基準階以外の階とのバランスのとれた運転を行うこ
とができるエレベータ群管理制御装置を提供することを
目的とする。
ータ群管理制御装置は、複数台のエレベータが設けられ
た各階床の乗り場にそれぞれ設置された乗り場呼び登録
装置と、前記乗り場呼び登録装置に登録された乗り場呼
びに対して複数台のエレベータの中から最適なエレベー
タを割当てる割当制御手段と、複数台のエレベータのか
ごの運行制御を各号機毎に行う号機制御装置と、複数台
のエレベータが出勤時運転を行う場合には基準階からの
かごの出発を管理する出発間隔制御手段と、前記基準階
に停止しているかごが所定の台数以下となるまでの時間
を予測する基準階停止かご監視手段と、前記割当制御手
段で割り当てられた乗り場呼びとかご呼びに総て応答し
終えたかごの位置から前記基準階までの移動時間を予測
する移動時間予測手段と、前記基準階停止かご監視手段
にて予測した時間が前記移動時間予測手段にて予測した
時間以下となった場合に、前記割当制御手段で割り当て
られた乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終えたかごの
中から前記基準階に最も近いかご1台に対して基準階へ
の運行指令を出力するかご供給管理手段とを備えたこと
を特徴とする。
置では、出勤時運転を行う場合には、出発間隔制御手段
が基準階からのかごの出発を管理し、基準階停止かご監
視手段が基準階に停止しているかごが所定の台数以下と
なるまでの時間を予側し、移動時間予測手段が割り当て
られた乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終えたかごの
位置から基準階までの移動時間を予測し、基準階停止か
ご監視手段にて予測した時間が移動時間予測手段にて予
測した時間以下となった場合、かご供給管理手段は割り
当てられた乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終えたか
ごの中から基準階に最も近いかご1台に対して基準階へ
の運行指令を出力する。
置は、請求項1に記載のエレベータ群管理制御装置にお
いて、前記かご供給管理手段は、割り当てられた乗り場
呼びとかご呼びに総て応答し終えたかごに代えて、前記
基準階方向の乗り場呼びが割り当てられているかごまた
はかご呼びが登録されているかごがある場合は、そのか
ごを選出するようにしたことを特徴とする。
置では、請求項1に記載のエレベータ群管理制御装置の
作用に加え、基準階に停止しているかごが所定の台数以
下となるときは、割り当てられた乗り場呼びとかご呼び
に総て応答し終えたかごに代えて、基準階方向の乗り場
呼びが割り当てられているかごまたはかご呼びが登録さ
れているかごがある場合は、そのかごを選出し基準階へ
の運行指令を出力する。
置は、請求項1に記載のエレベータ群管理制御装置にお
いて、前記基準階への運行指令が出力されていないかご
に基準階方向のかご呼びまたは乗り場呼びが割り当てら
れ、この状態で既に基準階への運行指令が出力されてい
るかごがあるときは、その既に基準階への運行指令が出
力されているかごの基準階への運行指令を中断し、前記
基準階方向のかご呼びまたは乗り場呼びが割当てられた
かごに対して基準階への運行指令を出力するかご供給中
断手段を備えたことを特徴とする。
置では、請求項1に記載のエレベータ群管理制御装置の
作用に加え、既に基準階への運行指令が出力されている
かごがあり、基準階への運行指令が出力されていないか
ごに基準階方向のかご呼びまたは乗り場呼びの割当てを
検知したときは、かご供給中断手段は、既に基準階への
運行指令が出力されているかごの基準階への運行指令を
中断し、基準階方向のかご呼びまたは乗り場呼びが割当
てられたかごに対して基準階への運行指令を出力する。
置は、請求項1に記載のエレベータ群管理制御装置にお
いて、前記割当制御手段で割り当てられた乗り場呼びと
かご呼びに総て応答し終えた複数台のかご間の階床が所
定の階床以下である場合に、かご間の階床差が「基準階
より上方の所定の階床数/割り当てられている乗り場呼
びとかご呼びに総て応答し終えたかごの台数」で示され
る数値となるようにかごを移動させるかご偏り解消手段
を備えたことを特徴とする。
置では、請求項1に記載のエレベータ群管理制御装置の
作用に加え、かご偏り解消手段は、割当制御手段で割り
当てられた乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終えた複
数台のかご間の階床が所定の階床以下である場合には、
かご間の階床差が「基準階より上方の所定の階床数/割
り当てられている乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終
えたかごの台数」で示される数値となるように、かごを
移動させる。
置は、請求項1に記載のエレベータ群管理制御装置にお
いて、前記基準階以外の階床で登録される乗り場呼びの
個数を基に、前記割当制御手段で割り当てられた乗り場
呼びとかご呼びに総て応答し終えたかごの待機階を学習
により求める待機階学習手段と、乗り場呼びとかご呼び
に総て応答し終えたかごを前記待機階学習手段により求
めた階床に移動させて待機させる待機制御手段とを備え
たことを特徴とする。
置では、請求項1に記載のエレベータ群管理制御装置の
作用に加え、待機階学習手段は、基準階以外の階床で登
録される乗り場呼びの個数を基に、割当制御手段で割り
当てられた乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終えたか
ごの待機階を学習により求め、待機制御手段は、乗り場
呼びとかご呼びに総て応答し終えたかごを待機階学習手
段により求めた階床に移動させて待機させる。
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わるエレベ
ータ群管理制御装置のブロック構成図である。
乗り場には、それぞれ乗り場呼びボタン1a〜1nが設
けられ、これら乗り場呼びボタン1a〜1nに入力され
た各階床における乗り場呼びは乗り場呼び登録装置2に
登録される。乗り場呼び登録装置2はそれぞれの乗り場
呼びボタン1a〜1nに対応して各階床の乗り場呼びが
登録される。
呼びは割当制御手段3に入力され、この割当制御手段3
にて乗り場呼び登録装置2に登録された乗り場呼びに対
して、複数台のエレベータの中から最適なエレベータが
割り当てられる。
号機、B号機、C号機、D号機の4台のエレベータ4A
〜4Dがある場合を示しており、各々の号機にはそれぞ
れのかご5A〜5Dの運行制御を各号機毎に行う号機制
御装置6A〜6Dが設けられている。
視手段7により基準階に停止しているかご台数を検出
し、かご供給管理手段8により総てのかご呼びと乗り場
呼びに応答し終えたかごを、利用者が多い基準階へ強制
的に引き戻す基準階引き戻し制御が行われる。そして、
出発間隔制御手段9は、基準階に引き戻されたかごの乗
車人数(荷重)や乗車してからの経過時間等により、基準
階からの出発のタイミングの出発間隔制御を行う。
階停止かご監視手段7で検出された基準階に停止してい
るかご5の台数が所定の台数(例えば1台)以下となっ
た場合には、割当制御手段3で割当てられた乗り場呼び
とかご呼びに総て応答し終えたかごの中から、所定の条
件により選出した適切なかご1台に対して基準階への運
行指令を出力する。
ータの運行動作を説明する。いま、12階床に設置され
たエレベータであって基準階を1階とし、その基準階に
停止してるかごの所定の台数を「1」とする。そして、
図2(a)に示すようにA号機およびB号機は基準階に
停止中であり、出発間隔制御手段9により基準階を出発
するタイミングが制御される状態にあり、また、C号機
およびD号機は、乗り場呼びとかご呼びがともに無く、
それぞれ10階と12階に停止しているとする。この状
態で、一定時間後に図2(b)に示すようなかご配置に
変化したとする。つまり、A号機が基準階から出発した
とする。
基準階に停止しているかご台数をカウントして「CAGE C
OUNT=1」をかご供給管理手段8に出力する。ここで「CA
GE COUNT」とは基準階に停止しているかご台数を格納す
るシンボルであるとする。かご供給管理手段8は、「CA
GE COUNT≦1」であるため、乗り場呼びとかご呼びがと
もに無く待機中のC号機およびD号機のうちの所定の条
件を満たすいずれかの号機を基準階へ引き戻すことにな
る。この場合、所定の条件として基準階に近い位置で待
機しているC号機を選択し、そのC号機の号機制御装置
8に対して基準階への運行指令を出力する。
ごの供給を管理しつつ、基準階以外の階床に対するサー
ビスも向上させることができる。すなわち、基準階以外
の階床に対しては、D号機がサービスすることになる。
る。図3は本発明の第2の実施の形態に係わるエレベー
タ群管理制御装置のブロック構成図である。この第2の
実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、
割当制御手段3で割り当てられた乗り場呼びとかご呼び
に総て応答し終えたかごの位置から、基準階までの移動
時間を予測する移動時間予測手段10を設け、基準階停
止かご監視手段7は、基準階で戸開してからの経過時間
や乗車人数(荷重)等によりA号機が出発するまでの時間
および基準階に停止しているかかご台数に基づいて、基
準階に停止しているかごが所定の台数以下となるまでの
時間を予測し、かご供給管理手段8は、基準階停止かご
監視手段7にて予測した時間と移動時間予測手段10に
て予測した時間との所定の関係が成立した場合に、割当
制御手段3で割り当てられた乗り場呼びとかご呼びに総
て応答し終えたかごの中から所定の条件により選出した
かご1台に対して基準階への運行指令を出力するように
したものである。
られた各階床の乗り場には、それぞれ乗り場呼びボタン
1a〜1nが設けられ、これら乗り場呼びボタン1a〜
1nに入力された各階床における乗り場呼びは乗り場呼
び登録装置2に登録される。乗り場呼び登録装置2はそ
れぞれの乗り場呼びボタン1a〜1nに対応して各階床
の乗り場呼びが登録される。
呼びは割当制御手段3に入力され、この割当制御手段3
にて乗り場呼び登録装置2に登録された乗り場呼びに対
して、複数台のエレベータの中から最適なエレベータが
割り当てられる。A号機、B号機、C号機、D号機の各
々の号機にはそれぞれのかご5A〜5Dの運行制御を各
号機毎に行う号機制御装置6A〜6Dが設けられてい
る。
視手段7により基準階に停止しているかご台数を検出す
ると共に、移動時間予測手段10により、割当制御手段
3で割り当てられた乗り場呼びとかご呼びに総て応答し
終えたかごの位置から、基準階までの移動時間を予測
し、かご供給管理手段8により総てのかご呼びと乗り場
呼びに応答し終えたかごのうち所定の条件を満たすかご
を選択し、利用者が多い基準階へ強制的に引き戻す基準
階引き戻し制御が行われる。そして、出発間隔制御手段
9は、基準階に引き戻されたかごの乗車人数(荷重)や乗
車してからの経過時間等により、基準階からの出発のタ
イミングの出発間隔制御を行う。
視手段7にて予測した時間と移動時間予測手段10にて
予測した時間との所定の関係が成立した場合に、割当制
御手段3で割り当てられた乗り場呼びとかご呼びに総て
応答し終えたかごの中から所定の条件により選出したか
ご1台に対して基準階への運行指令を出力する。
制御手段9は基準階からのかご5の出発を管理し、基準
階停止かご監視手段7は、基準階に停止しているかごが
所定の台数以下となるまでの時間を予測する。一方、移
動時間予測手段10は、割当られている乗り場呼びとか
ご呼びに総て応答し終えたかごの位置から基準階までの
移動時間を予測する。
止かご監視手段7にて予測した時間と移動時間予測手段
10にて予測した時間との関係が成立した場合、割当ら
れている乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終えたかご
の中から所定の条件により選出したかご1台の号機制御
装置6対して基準階への運行指令を出力する。
ータの運行動作を説明する。図2において、A号機に乗
客が乗り込んでいるものとする。基準階停止かご監視手
段7は、基準階で戸開してからの経過時間や乗車人数
(荷重)等によりA号機が出発するまでの時間および基準
階に停止しているかかご台数に基づいて、基準階に停止
しているかごが所定の台数以下となるまでの時間を予測
する。いま、A号機は10秒後に基準階を出発すると予
測したとする。10秒後には基準階に停止しているかご
5の台数が1台となり、所定の台数(1台とする)以下と
なるため、「CAGETIME=10」をかご供給管理手段8に出
力する。ここで、CAGE TIMEとは基準階に停止している
かごが所定の台数(1台)以下となるまでの時間を格納
するシンボルである。
およびD号機に対して基準階までの移動時間を予測す
る。いま、C号機は基準階までの移動に12秒かかるも
のとしD号機は14秒かかるものとする。
階に近いC号機に対して基準階までの移動時間(12秒)
を示す「FORECAST TIME=12]および「FORECAST CAGE=
C」をかご供給管理手段8に出力する。このように、待
機かごが複数台の場合は移動時間が最小のFORECAST TIM
E、FORECAST CAGEを出力する。なお、「FORECAST TIM
E」とは基準階までの最小予測移動時間、FORECAST CAGE
とは最小予測移動時間となるかごNo.(かごナンバー)
を格納するシンボルである。
係が、FORECAST TIME≧CAGE TIMEを満たすようになった
場合に待機状態を解除することとすると、この第2実施
の形態におけるかご供給管理手段8では、FORECAST TIM
E≧CAGE TIMEが成立するので、FORECAST CAGE(ここでは
C号機)の号機制御装置6Cに対して基準階への運行指
令を出力する。
基準階に停止しているかごが所定の台数以下となるまで
の予測時間を基にして、基準階へのかごの供給管理を行
うので、基準階に対するサービスを損なうことなく、バ
ランスのとれた運転を行うことができる。
の形態の説明では、かご供給管理手段8が基準階への運
行指令を出力するかごを選択する所定の条件として、待
機中のかごを選択するようにしたが、基準階方向の乗り
場呼びまたはかご呼びが割り当てられているかごがある
場合には、そのかごを選出するようにしてもよい。
図4の状態に変化したとする。すなわち、A号機が基準
階を出発しD号機が11階の下降方向の乗り場呼びが割
り当てられたとする。この場合、かご供給管理手段8
は、下降方向の乗り場呼びが割り当てられているD号機
の号機制御装置6Dに対して基準階への運行指令を出力
する。これにより、乗り場呼びまたはかご呼びが割当ら
れたかご5Dを基準階へ供給するかごとすることによ
り、基準階へ無駄にかごを供給するこを防止することが
できる。
る。図5は本発明の第3の実施の形態に係わるエレベー
タ群管理制御装置のブロック構成図である。この第3の
実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、
かご供給管理手段8により既に基準階への運行指令が出
力されているかごがあり、この状態で基準階への運行指
令が出力されていないかごに基準階方向のかご呼びまた
は乗り場呼びが割り当てられたときは、既に基準階への
運行指令が出力されているかごの基準階への運行指令を
中断し、基準階方向のかご呼びまたは乗り場呼びが割当
てられたかごに対して基準階への運行指令を出力するか
ご供給中断手段11を追加して設けたものである。
の形態と同一であるので、同一要素には同一符号を付し
その説明を省略する。
基準階への運行指令が出力されていないかごに対する基
準階方向のかご呼びまたは乗り場呼びの割当を検知した
ときは、既に基準階への運行指令が出力されているかご
が有るか否かを判定する。そして、既に基準階への運行
指令が出力されているかごが有る場合には、その既に基
準階への運行指令が出力されているかごの基準階への運
行指令を中断すると共に、呼びが割り当てられているか
ごに対して基準階への運行指令を出力する。
ータの運行動作の説明図である。いま、A号機は10階
と12階にかご呼びがあり5階付近を走行中であり、B
号機は出発間隔制御手段9により基準階に停止中とし、
C号機には基準階への運行指令が出力されていて基準階
に向けて走行中とする。このとき、10階に下降方向の
乗り場呼びが登録されその乗り場呼びがD号機に割当て
られたとする。
呼びが割当られたことを検知すると、既に基準階への運
行指令が出力されているかごが有るか否かを判定する。
この場合、既にC号機に基準階への運行指令が出力中で
あるため、C号機への運行指令を中断して待機する指令
を出力する。さらに、かご供給中断手段11は、D号機
に対して基準階への運行指令を出力する。
かごに乗り場呼びまたはかご呼びが新たに割当られた場
合には、既に基準階に向けて移動しているかごが有るか
否かを判定し、既に基準階に向けて移動しているかごが
有る場合は、その移動を中断する。これにより、基準階
へ無駄にかごを供給するこを防止することができる。
る。図7は本発明の第4の実施の形態に係わるエレベー
タ群管理制御装置のブロック構成図である。この第4の
実施の形態は、複数台の待機かごが有る場合にそれらの
かご位置に偏りがあるときは、その偏りを解消すべくか
ごを所定の階床に移動させるかご偏り解消手段12を設
けたものである。その他の構成は、図1に示した第1の
実施の形態と同一であるので同一要素には同一符号を付
しその説明は省略する。
乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終え、待機中の複数
台のかごの位置に偏りがあるか否かを判定する。そし
て、待機中のかご位置に偏りがあるときは、その偏りを
解消すべく待機中のいずれかのかごを所定の階床に移動
させる。
が有るか否かは、待機中の互いのかごの階床差が所定の
階床以下であるか否かで判定する。例えば複数台の待機
かご間の階床差が2階床以下で有る場合には、かご位置
に偏りがあると判定する。そして、その偏りを解消すべ
く、待機かご間の階床差が「基準階より上方の所定の階
床数/待機かご台数」となるように待機かごを移動させ
る。
状態であるとすると、割り当てられている乗り場呼びと
かご呼びに総て応答し終え、待機中のかごはC号機およ
びD号機の2台である。ここで、かご偏り解消手段12
は、C号機とD号機との間の階床差を求める。C号機と
D号機との間の階床差は2階床であるため、所定の条件
(2階床以下)であるので、2台のかごは偏っていると
判定する。
の階床差が「基準階より上方の所定の階床数/待機かご
台数」となるように待機かごを移動させる。図2(a)
の場合、「基準階より上方の所定の階床数」はC号機が
10階でありD号機が12階であるので、その中間階の
11階とする。また、「待機かご台数」は2台である。
従って、「11/2=5.2」となり、小数点以下切り
捨てとして、移動させる階床差は5階床となる。従っ
て、C号機を7階に移動させる指令をC号機の号機制御
装置6Cに出力する。
びとかご呼びに総て応答し終えたかごの配置が偏ってい
た場合には、その偏りを解消することができるので、基
準階以外の階床へのサービスを向上させることができ
る。
る。図8は本発明の第5の実施の形態に係わるエレベー
タ群管理制御装置のブロック構成図である。この第5の
実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、
かごが待機する階床を学習により求める待機階学習手段
13と、乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終えたかご
を待機階学習手段13により求めた階床に移動させて待
機させる待機制御手段14とを備えたものである。その
他の構成は図1に示した第1の実施の形態と同一である
ので、同一要素には同一符号を付しその説明は省略す
る。
る出勤時運転のエレベータの運行動作の説明図である。
図9(a)に示すように、最大階床数を12階床に設定
しA号機とB号機は基準階に停止中とし、C号機には5
階と12階のかご呼びがあり、D号機には12階のかご
呼びがあるとする。
に図9(b)の状態に変化し、D号機が総ての呼びに応
答し終えたとすると、待機階学習手段13は、基準階以
外の階床で発生する乗り場呼びの個数等を基に適当な待
機階を学習する。その学習によりD号機の適切な待機階
を算出する。ここで、待機階学習手段13により適当な
待機階は10階であると算出されたとすると、待機制御
手段14に対し待機階床数(10階)を出力する。待機制
御手段14は、D号機の号機制御装置6Dに10階へ移
動して待機する指令を出力する。
びが登録される可能性の高い階床を学習により求め、サ
ービスを終えたかごをその階床に待機させるので、基準
階以外の階に対するサービスをさらに向上させることが
できる。
ば、複数台のエレベータに対して出勤時運転を行う場合
に、基準階引き戻し制御に加えて基準階以外の階床に対
するサービスも向上させることができる。従って、基準
階と基準階以外の階とのバランスのとれた運転を行うこ
とができる。
レベータ群管理制御装置のブロック構成図である。
説明図である。
レベータ群管理制御装置のブロック構成図である。
勤運転時に基準階方向の乗り場呼びまたはかご呼びが割
当られたかごを基準階へ供給する場合のエレベータの運
行動作の説明図である。
レベータ群管理制御装置のブロック構成図である。
び応答事例のエレベータの運行動作の説明図である。
レベータ群管理制御装置のブロック構成図である。
レベータ群管理制御装置のブロック構成図である。
勤時運転のエレベータの運行動作の説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数台のエレベータが設けられた各階床
の乗り場にそれぞれ設置された乗り場呼び登録装置と、
前記乗り場呼び登録装置に登録された乗り場呼びに対し
て複数台のエレベータの中から最適なエレベータを割当
てる割当制御手段と、複数台のエレベータのかごの運行
制御を各号機毎に行う号機制御装置と、複数台のエレベ
ータが出勤時運転を行う場合には基準階からのかごの出
発を管理する出発間隔制御手段と、前記基準階に停止し
ているかごが所定の台数以下となるまでの時間を予測す
る基準階停止かご監視手段と、前記割当制御手段で割り
当てられた乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終えたか
ごの位置から前記基準階までの移動時間を予測する移動
時間予測手段と、前記基準階停止かご監視手段にて予測
した時間が前記移動時間予測手段にて予測した時間以下
となった場合に、前記割当制御手段で割り当てられた乗
り場呼びとかご呼びに総て応答し終えたかごの中から前
記基準階に最も近いかご1台に対して基準階への運行指
令を出力するかご供給管理手段とを備えたことを特徴と
するエレベータ群管理制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のエレベータ群管理制御
装置において、前記かご供給管理手段は、割り当てられ
た乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終えたかごに代え
て、前記基準階方向の乗り場呼びが割り当てられている
かごまたはかご呼びが登録されているかごがある場合
は、そのかごを選出するようにしたことを特徴とするエ
レベータ群管理制御装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載のエレベータ群管理制御
装置において、前記基準階への運行指令が出力されてい
ないかごに基準階方向のかご呼びまたは乗り場呼びが割
り当てられ、この状態で既に基準階への運行指令が出力
されているかごがあるときは、その既に基準階への運行
指令が出力されているかごの基準階への運行指令を中断
し、前記基準階方向のかご呼びまたは乗り場呼びが割当
てられたかごに対して基準階への運行指令を出力するか
ご供給中断手段を備えたことを特徴とするエレベータ群
管理制御装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載のエレベータ群管理制御
装置において、前記割当制御手段で割り当てられた乗り
場呼びとかご呼びに総て応答し終えた複数台のかご間の
階床が所定の階床以下である場合に、かご間の階床差が
「基準階より 上方の所定の階床数/割り当てられている
乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終えたかごの台数」
で示される数値となるようにかごを移動させるかご偏り
解消手段を備えたことを特徴とするエレベータ群管理制
御装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載のエレベータ群管理制御
装置において、前記基準階以外の階床で登録される乗り
場呼びの個数を基に、前記割当制御手段で割り当てられ
た乗り場呼びとかご呼びに総て応答し終えたかごの待機
階を学習により求める待機階学習手段と、乗り場呼びと
かご呼びに総て応答し終えたかごを前記待機階学習手段
により求めた階床に移動させて待機させる待機制御手段
とを備えたことを特徴とするエレベータ群管理制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15080498A JP3369964B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | エレベータ群管理制御装置 |
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