JP3365553B2 - オフセット印刷用印刷胴 - Google Patents
オフセット印刷用印刷胴Info
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- JP3365553B2 JP3365553B2 JP35627199A JP35627199A JP3365553B2 JP 3365553 B2 JP3365553 B2 JP 3365553B2 JP 35627199 A JP35627199 A JP 35627199A JP 35627199 A JP35627199 A JP 35627199A JP 3365553 B2 JP3365553 B2 JP 3365553B2
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- printing cylinder
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/08—Cylinders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷機に着脱可
能なオフセット印刷用印刷胴に関するものである。
能なオフセット印刷用印刷胴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術における印刷機に着脱可能なオ
フセット印刷用印刷胴は、例えば、特許第282578
4号公報及び特開平7−256864号公報に開示され
ている。又、特開平1−242250号公報には、印刷
機に着脱可能なグラビア印刷用印刷胴が開示されてい
る。
フセット印刷用印刷胴は、例えば、特許第282578
4号公報及び特開平7−256864号公報に開示され
ている。又、特開平1−242250号公報には、印刷
機に着脱可能なグラビア印刷用印刷胴が開示されてい
る。
【0003】特許第2825784号公報に開示されて
いる印刷機の印刷胴は、エンドレスなゴム被覆体のブラ
ンケットが外周面に取り付けられた胴本体とその両端と
結合する軸受けジャーナルとからなり、軸受けジャーナ
ルは、対向するフレームに同一中心線でフランジが対向
し、フレーム間で各軸受けジャーナルのフランジを前記
印刷胴の軸方向長さより若干広い間隔をおいて対向可能
であるように各フレームに取り付けられる。
いる印刷機の印刷胴は、エンドレスなゴム被覆体のブラ
ンケットが外周面に取り付けられた胴本体とその両端と
結合する軸受けジャーナルとからなり、軸受けジャーナ
ルは、対向するフレームに同一中心線でフランジが対向
し、フレーム間で各軸受けジャーナルのフランジを前記
印刷胴の軸方向長さより若干広い間隔をおいて対向可能
であるように各フレームに取り付けられる。
【0004】胴本体内に設けられたセンタリング・リリ
ース装置において、胴本体の軸線方向の貫通孔には、内
部にストッパディスクが固定されると共にストッパディ
スクと軸受けジャーナルのフランジ内側面との間に円錐
台形の先端のピンが軸方向のみに移動自在に挿入されて
おり、軸受けジャーナルのフランジ内側面には、ピン先
端が嵌まり得る円錐台形の凹部が形成されている。
ース装置において、胴本体の軸線方向の貫通孔には、内
部にストッパディスクが固定されると共にストッパディ
スクと軸受けジャーナルのフランジ内側面との間に円錐
台形の先端のピンが軸方向のみに移動自在に挿入されて
おり、軸受けジャーナルのフランジ内側面には、ピン先
端が嵌まり得る円錐台形の凹部が形成されている。
【0005】そして、ストッパディスクに頭部が接触し
てピンに向う軸方向の移動が規制された調節ボルトがス
トッパディスクに挿入され、調節ボルトの先端部はピン
の貫通孔にねじ込まれ、ストッパディスクとピンの内側
端面との間に圧縮ばねが挿入されている。又、軸受けジ
ャーナルには、ピンの中心孔と同軸関係に貫通した操作
孔が形成されている。
てピンに向う軸方向の移動が規制された調節ボルトがス
トッパディスクに挿入され、調節ボルトの先端部はピン
の貫通孔にねじ込まれ、ストッパディスクとピンの内側
端面との間に圧縮ばねが挿入されている。又、軸受けジ
ャーナルには、ピンの中心孔と同軸関係に貫通した操作
孔が形成されている。
【0006】軸受けジャーナルの操作孔及びピンの貫通
孔を通して外部から挿入した工具を調節ボルトの先端面
の凹部に嵌めて、回転操作することにより、調節ボルト
を回転させ、それにより、ピンを軸方向に進退させ、ピ
ンの円錐台形の先端と軸受けジャーナルの内側面の円錐
台形の凹部との間の結合・離脱を行うようになってい
る。
孔を通して外部から挿入した工具を調節ボルトの先端面
の凹部に嵌めて、回転操作することにより、調節ボルト
を回転させ、それにより、ピンを軸方向に進退させ、ピ
ンの円錐台形の先端と軸受けジャーナルの内側面の円錐
台形の凹部との間の結合・離脱を行うようになってい
る。
【0007】又、印刷胴内にモーターを取り付け、モー
ター軸を前記調節ボルトに連結して回転駆動することに
より調整ねじの回転駆動操作を行うこともできる。従っ
て、印刷胴の印刷機への取り付けは、先ず胴本体に内蔵
したピンを胴本体へ後退させた状態で、胴本体を対向し
た軸受けジャーナルのフランジ間へ移動し、ピンを突出
させてフランジの円錐台形の凹部に嵌め合わせた後、フ
ランジを印刷胴側面へボルトで結合固定することによっ
て行われる。
ター軸を前記調節ボルトに連結して回転駆動することに
より調整ねじの回転駆動操作を行うこともできる。従っ
て、印刷胴の印刷機への取り付けは、先ず胴本体に内蔵
したピンを胴本体へ後退させた状態で、胴本体を対向し
た軸受けジャーナルのフランジ間へ移動し、ピンを突出
させてフランジの円錐台形の凹部に嵌め合わせた後、フ
ランジを印刷胴側面へボルトで結合固定することによっ
て行われる。
【0008】上記公報には、その他に、印刷胴の貫通穴
内に圧縮ばねだけを取り付け、圧縮ばねのばね力を受け
て常に印刷胴側面から先端部を突出させているピンを、
印刷胴内に後退させるために、圧縮媒体を供給可能とし
ている圧力室が嵌まりあうピンと印刷胴との間に形成さ
れ、この圧力室に圧力媒体が供給されると、圧力室は軸
方向にスペースを拡大し、それによってピンは圧縮ばね
のばね力に抗して印刷胴内へ後退する機構を具備したも
のも開示されている。
内に圧縮ばねだけを取り付け、圧縮ばねのばね力を受け
て常に印刷胴側面から先端部を突出させているピンを、
印刷胴内に後退させるために、圧縮媒体を供給可能とし
ている圧力室が嵌まりあうピンと印刷胴との間に形成さ
れ、この圧力室に圧力媒体が供給されると、圧力室は軸
方向にスペースを拡大し、それによってピンは圧縮ばね
のばね力に抗して印刷胴内へ後退する機構を具備したも
のも開示されている。
【0009】特開平7−256864号公報に開示され
ている印刷機の印刷胴は、版胴及びブランケット胴に使
用可能であり、円筒の胴本体と、胴本体の一方側に同一
中心線で設けられた軸と、胴本体の他方側に同一中心線
で設けられた円錐台形凹部とから構成されており、胴本
体の外周面には、両側面に達する軸線と平行に開口する
溝が設けられている。この溝には、板状の印刷版又はブ
ランケットの端縁部を収納でき、或いはこの端縁部を巻
き込むための巻き込み軸を内蔵することが可能である。
ている印刷機の印刷胴は、版胴及びブランケット胴に使
用可能であり、円筒の胴本体と、胴本体の一方側に同一
中心線で設けられた軸と、胴本体の他方側に同一中心線
で設けられた円錐台形凹部とから構成されており、胴本
体の外周面には、両側面に達する軸線と平行に開口する
溝が設けられている。この溝には、板状の印刷版又はブ
ランケットの端縁部を収納でき、或いはこの端縁部を巻
き込むための巻き込み軸を内蔵することが可能である。
【0010】上記の印刷胴は、印刷機に設けられた印刷
胴支持手段によって印刷機に取り付けられる。この印刷
胴支持手段は、対向するフレームの一方のフレームに印
刷胴を搬入する開口部を設け、このフレーム開口部の外
側にフレーム側面に沿って移動し、印刷胴の一方側に設
けた軸を支持するサブフレームと、サブフレームの印刷
胴支持位置と同一中心線で他方のフレームに設けられ印
刷胴の他方側に設けた円錐台形凹部と嵌まり合い、他方
側を支持する支持軸から構成される。
胴支持手段によって印刷機に取り付けられる。この印刷
胴支持手段は、対向するフレームの一方のフレームに印
刷胴を搬入する開口部を設け、このフレーム開口部の外
側にフレーム側面に沿って移動し、印刷胴の一方側に設
けた軸を支持するサブフレームと、サブフレームの印刷
胴支持位置と同一中心線で他方のフレームに設けられ印
刷胴の他方側に設けた円錐台形凹部と嵌まり合い、他方
側を支持する支持軸から構成される。
【0011】そして、印刷胴の印刷機への取り付けは、
対向するフレームの一方のフレーム開口部より印刷胴を
搬入し、印刷胴の他方側面の円錐台形凹部を他方のフレ
ームに設けた支持軸先端の円錐台形状に結合し、そし
て、開口部のある一方のフレームの外側に設けられたサ
ブフレームをフレーム開口部を閉じるように移動させ、
印刷胴の一方側面の軸に接触させてサブフレームにより
印刷胴の一方側面の軸を支持することにより行われる。
対向するフレームの一方のフレーム開口部より印刷胴を
搬入し、印刷胴の他方側面の円錐台形凹部を他方のフレ
ームに設けた支持軸先端の円錐台形状に結合し、そし
て、開口部のある一方のフレームの外側に設けられたサ
ブフレームをフレーム開口部を閉じるように移動させ、
印刷胴の一方側面の軸に接触させてサブフレームにより
印刷胴の一方側面の軸を支持することにより行われる。
【0012】特開平1−242250号公報に開示され
ている印刷機の印刷胴は、版胴に使用され、円筒形状で
その両側面に同一中心線で円錐台形凹部が設けられ、一
方の円錐台形凹部にはキー溝加工が施されている。上記
の印刷胴は、印刷機に設けられた印刷胴支持手段によっ
て支持される。この印刷胴支持手段は、対向する駆動側
フレーム及び操作側フレームに同一中心線で回転自在及
び軸方向へ移動可能に取り付けられた二つの支持軸と、
支持軸を夫々軸方向に移動させる二つの移動機構と、駆
動側フレームに設けた駆動側支持軸に駆動回転を伝達す
る駆動伝達機構と、駆動側支持軸を設定した円周方向の
位相位置に停止させる定位相停止機構とから構成されて
いる。
ている印刷機の印刷胴は、版胴に使用され、円筒形状で
その両側面に同一中心線で円錐台形凹部が設けられ、一
方の円錐台形凹部にはキー溝加工が施されている。上記
の印刷胴は、印刷機に設けられた印刷胴支持手段によっ
て支持される。この印刷胴支持手段は、対向する駆動側
フレーム及び操作側フレームに同一中心線で回転自在及
び軸方向へ移動可能に取り付けられた二つの支持軸と、
支持軸を夫々軸方向に移動させる二つの移動機構と、駆
動側フレームに設けた駆動側支持軸に駆動回転を伝達す
る駆動伝達機構と、駆動側支持軸を設定した円周方向の
位相位置に停止させる定位相停止機構とから構成されて
いる。
【0013】印刷胴を支持する二つの支持軸先端は円錐
台形状で、印刷胴側面に設けた円錐台形凹部に嵌まり合
う。また、駆動側支持軸先端には、印刷胴の一方の円錐
台形凹部に設けたキー溝に結合するキーが取り付けられ
ている。駆動側支持軸の移動機構は、流体圧シリンダー
を使用し、回転自在、且つ軸方向移動可能に駆動側フレ
ームに設けられた軸受に支持される。
台形状で、印刷胴側面に設けた円錐台形凹部に嵌まり合
う。また、駆動側支持軸先端には、印刷胴の一方の円錐
台形凹部に設けたキー溝に結合するキーが取り付けられ
ている。駆動側支持軸の移動機構は、流体圧シリンダー
を使用し、回転自在、且つ軸方向移動可能に駆動側フレ
ームに設けられた軸受に支持される。
【0014】そして、駆動側フレーム外側に取り付けら
れた流体圧シリンダーのロッドが駆動側支持軸の後端に
結合され、流体圧シリンダーのピストン棒の進退動作で
駆動側支持軸が軸方向移動するのである。操作側支持軸
の移動機構は、操作側支持軸の軸部外側にスリーブを設
け支持軸を回転自在に且つ軸方向移動を規制して支持す
る。このスリーブは操作側フレームに設けられた軸受に
軸方向移動可能に且つ円周方向の変位を規制して支持さ
れる。
れた流体圧シリンダーのロッドが駆動側支持軸の後端に
結合され、流体圧シリンダーのピストン棒の進退動作で
駆動側支持軸が軸方向移動するのである。操作側支持軸
の移動機構は、操作側支持軸の軸部外側にスリーブを設
け支持軸を回転自在に且つ軸方向移動を規制して支持す
る。このスリーブは操作側フレームに設けられた軸受に
軸方向移動可能に且つ円周方向の変位を規制して支持さ
れる。
【0015】スリーブの外周面には、軸線と平行にラッ
クが設けられ、ピニオンを介して駆動源の電動機が連結
されている。この電動機は、スリーブの軸方向位置を検
出するポテンショメーターからの検出信号にしたがって
作動し、操作側支持軸を所定の軸方向停止位置に停止さ
せる。駆動伝達機構は、主駆動源の電動機によって駆動
され駆動側フレーム外側に回転自在で固定された歯車
に、駆動側支持軸の軸部が貫通し、すべりキーを介して
結合する。
クが設けられ、ピニオンを介して駆動源の電動機が連結
されている。この電動機は、スリーブの軸方向位置を検
出するポテンショメーターからの検出信号にしたがって
作動し、操作側支持軸を所定の軸方向停止位置に停止さ
せる。駆動伝達機構は、主駆動源の電動機によって駆動
され駆動側フレーム外側に回転自在で固定された歯車
に、駆動側支持軸の軸部が貫通し、すべりキーを介して
結合する。
【0016】定位相停止機構は、主駆動源の電動機によ
って駆動される主軸に設けられたエンコーダーによっ
て、駆動側支持軸の位相を検出し、主軸に歯車を介して
連結する停止用の電動機を制御装置によって微速駆動
し、連動する駆動側支持軸を定位相位置で停止させるも
のである。
って駆動される主軸に設けられたエンコーダーによっ
て、駆動側支持軸の位相を検出し、主軸に歯車を介して
連結する停止用の電動機を制御装置によって微速駆動
し、連動する駆動側支持軸を定位相位置で停止させるも
のである。
【0017】印刷胴の印刷機への取り付けは、駆動側フ
レームに設けた開口部から、印刷胴を印刷機内へ搬入し
た後、印刷胴の一方の側面の円錐台形凹部に設けたキー
溝を、待機する駆動側支持軸のキーに嵌まり合う定位相
位置に位置決めして、印刷機内に設けたリフターによっ
て印刷胴の取り付け位置へ移動することにより行われ
る。
レームに設けた開口部から、印刷胴を印刷機内へ搬入し
た後、印刷胴の一方の側面の円錐台形凹部に設けたキー
溝を、待機する駆動側支持軸のキーに嵌まり合う定位相
位置に位置決めして、印刷機内に設けたリフターによっ
て印刷胴の取り付け位置へ移動することにより行われ
る。
【0018】そして、操作側支持軸が連結するモーター
の駆動によって進行し、所定の支持位置で停止した後、
駆動側の支持軸が連結する流体圧シリンダーのロッド伸
長によって進行し、駆動側の支持軸先端が一方の印刷胴
円錐台形凹部と嵌まり合いキーを介して所定の位相関係
で連結し、他方の印刷胴円錐台形凹部を操作側の支持軸
先端に押し付けて嵌め合わせ、印刷胴を支持するもので
ある。
の駆動によって進行し、所定の支持位置で停止した後、
駆動側の支持軸が連結する流体圧シリンダーのロッド伸
長によって進行し、駆動側の支持軸先端が一方の印刷胴
円錐台形凹部と嵌まり合いキーを介して所定の位相関係
で連結し、他方の印刷胴円錐台形凹部を操作側の支持軸
先端に押し付けて嵌め合わせ、印刷胴を支持するもので
ある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術に
は、夫々次のような問題点がある。既述のような従来の
技術である特許第2825784号公報が示す印刷胴
は、印刷胴支持手段に連結するピン機構が印刷胴内に設
けられているため、印刷胴の半径方向の肉厚は厚くな
り、重量も重くなり、自重による撓みが大きい。
は、夫々次のような問題点がある。既述のような従来の
技術である特許第2825784号公報が示す印刷胴
は、印刷胴支持手段に連結するピン機構が印刷胴内に設
けられているため、印刷胴の半径方向の肉厚は厚くな
り、重量も重くなり、自重による撓みが大きい。
【0020】そのため、稼働中の印刷胴の回転に振動が
発生しやすく、高速回転での安定した回転は得にくい。
また、重量が重いので印刷胴の取扱いが大変で作業者の
負担が増し、更に印刷胴内のセンタリング・リリース装
置が複雑でコスト高となり、保守点検にも時間がかか
る。
発生しやすく、高速回転での安定した回転は得にくい。
また、重量が重いので印刷胴の取扱いが大変で作業者の
負担が増し、更に印刷胴内のセンタリング・リリース装
置が複雑でコスト高となり、保守点検にも時間がかか
る。
【0021】同じく、特開平7−256864号公報に
開示された印刷胴は、周面に印刷版及びブランケットを
装着するための溝が開口しており、この開口部が稼働時
に印刷胴周面に接触する他の印刷胴の周面と対向する
度、印刷胴間の接触圧力が抜けて双方の印刷胴に振動が
生じる。この振動の影響により、印刷されるウェブ紙へ
の印圧が変動し、印刷物の品質が低下しやすく、またブ
ランケットや印刷版の、開口部のエッジに巻きつけられ
る部分が回転ごとに対向する印刷胴周面にたたかれて消
耗して切れ易く寿命が短くなる。
開示された印刷胴は、周面に印刷版及びブランケットを
装着するための溝が開口しており、この開口部が稼働時
に印刷胴周面に接触する他の印刷胴の周面と対向する
度、印刷胴間の接触圧力が抜けて双方の印刷胴に振動が
生じる。この振動の影響により、印刷されるウェブ紙へ
の印圧が変動し、印刷物の品質が低下しやすく、またブ
ランケットや印刷版の、開口部のエッジに巻きつけられ
る部分が回転ごとに対向する印刷胴周面にたたかれて消
耗して切れ易く寿命が短くなる。
【0022】更に、印刷胴内に印刷版及びブランケット
を差し込んで装着する巻き込み軸を設けるには、印刷胴
の半径方向の肉厚を厚くして設ける必要があり重量が重
くなり撓みが比較的大きくなるため、印刷胴の回転で振
動が発生しやすく高回転での安定した運転が得にくい。
そして、印刷胴を支持する一方のフレームに印刷胴を出
入する大きな開口部とそれを塞ぐサブフレームが必要で
あると共に、開口部の外側に、印刷胴を出し入れして交
換するためのスペースが必要である。
を差し込んで装着する巻き込み軸を設けるには、印刷胴
の半径方向の肉厚を厚くして設ける必要があり重量が重
くなり撓みが比較的大きくなるため、印刷胴の回転で振
動が発生しやすく高回転での安定した運転が得にくい。
そして、印刷胴を支持する一方のフレームに印刷胴を出
入する大きな開口部とそれを塞ぐサブフレームが必要で
あると共に、開口部の外側に、印刷胴を出し入れして交
換するためのスペースが必要である。
【0023】又、特開平l一242250号公報に開示
されたグラビア印刷用の印刷胴は、胴主部外周面に直接
印刷画像を彫刻して設けるもので、胴主部外周面が損傷
した場合廃棄せざるを得なかった。また印刷胴を装着す
るのに、まず先に操作側支持軸が軸方向に移動して所定
停止位置で停止し待機し、続いて駆動側支持軸が軸方向
に移動して印刷胴とキーを介して連結し、印刷胴を支持
するもので、印刷胴の軸方向の位置決めは、この操作側
支持軸の所定停止位置によって決まり、印刷胴の円周方
向の位置決めは駆動側支持軸のキー連結位置によって決
められるという操作上の煩雑さがある。
されたグラビア印刷用の印刷胴は、胴主部外周面に直接
印刷画像を彫刻して設けるもので、胴主部外周面が損傷
した場合廃棄せざるを得なかった。また印刷胴を装着す
るのに、まず先に操作側支持軸が軸方向に移動して所定
停止位置で停止し待機し、続いて駆動側支持軸が軸方向
に移動して印刷胴とキーを介して連結し、印刷胴を支持
するもので、印刷胴の軸方向の位置決めは、この操作側
支持軸の所定停止位置によって決まり、印刷胴の円周方
向の位置決めは駆動側支持軸のキー連結位置によって決
められるという操作上の煩雑さがある。
【0024】印刷胴支持手段の支持軸を軸方向移動させ
る移動機構は、各フレームの外側に大きく張り出して設
けられるため、省スペース化は望めず、機構も複雑でコ
スト高となり保守点検にも時間がかかる。又グラビア輪
転機と異なり、複数の印刷胴及び多数のインキングロー
ラーが並設されるオフセット輪転機には適用し難い。こ
の発明は、上記の従来の技術がかかえていた問題点を一
挙に解決し、複数が隣接されて設けられるオフセット印
刷用印刷胴としての改良を図るものである。
る移動機構は、各フレームの外側に大きく張り出して設
けられるため、省スペース化は望めず、機構も複雑でコ
スト高となり保守点検にも時間がかかる。又グラビア輪
転機と異なり、複数の印刷胴及び多数のインキングロー
ラーが並設されるオフセット輪転機には適用し難い。こ
の発明は、上記の従来の技術がかかえていた問題点を一
挙に解決し、複数が隣接されて設けられるオフセット印
刷用印刷胴としての改良を図るものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明のオフセット印
刷用印刷胴は、インキ画像を相対する印刷胴や印刷紙に
転移可能で、周面方向に継ぎ目などがない略一様に平ら
かな外周面を形成する被覆部が形成され、中空の円筒状
の胴主部及びその両端に設けた円盤状部材からなる胴部
材と、対向するフレームに同一軸線上で回転可能に取り
付けられ、胴部材の外側端部に契合部を間にして結合手
段により軸端部が結合される一対の支持軸を備えた印刷
胴支持手段とから構成されている。
刷用印刷胴は、インキ画像を相対する印刷胴や印刷紙に
転移可能で、周面方向に継ぎ目などがない略一様に平ら
かな外周面を形成する被覆部が形成され、中空の円筒状
の胴主部及びその両端に設けた円盤状部材からなる胴部
材と、対向するフレームに同一軸線上で回転可能に取り
付けられ、胴部材の外側端部に契合部を間にして結合手
段により軸端部が結合される一対の支持軸を備えた印刷
胴支持手段とから構成されている。
【0026】上記の契合部は、互に嵌まり合う、胴部材
の外端面部の中心に形成された外開きのテーパーの付い
た円錐台形穴と、フレームの内側に向いた支持軸の軸端
部の中心に形成された先細テーパの円錐台形軸端部とか
ら構成されているか、又は互に嵌まり合う、胴部材の外
端面部に形成された外周縁から中心に達する直径方向の
凸条部と、フレームの内側に向いた支持軸の軸端部に形
成された外周縁から中心に達する直径方向の凹溝部とか
ら構成される。
の外端面部の中心に形成された外開きのテーパーの付い
た円錐台形穴と、フレームの内側に向いた支持軸の軸端
部の中心に形成された先細テーパの円錐台形軸端部とか
ら構成されているか、又は互に嵌まり合う、胴部材の外
端面部に形成された外周縁から中心に達する直径方向の
凸条部と、フレームの内側に向いた支持軸の軸端部に形
成された外周縁から中心に達する直径方向の凹溝部とか
ら構成される。
【0027】或いは、互いに嵌まり合う胴部材の外端面
部に形成された外周縁から中心に達する直径方向の凹溝
部と、フレームの内側に向いた支持軸の軸端部に形成さ
れた外周縁から中心に達する直径方向の凸条部とから構
成される。
部に形成された外周縁から中心に達する直径方向の凹溝
部と、フレームの内側に向いた支持軸の軸端部に形成さ
れた外周縁から中心に達する直径方向の凸条部とから構
成される。
【0028】そして、結合手段は、胴部材の外端面部と
なるベアラーと支持軸の軸端部であるフランジとの中心
に対して点対称とならない複数位置におけるねじ部材結
合である。支持軸は、対向するフレームに軸方向移動が
拘束されて回転可能に設けられた偏心スリーブを貫通す
る偏心穴に、軸方向移動可能な軸受を介してフレームを
貫通して取り付けられている。
なるベアラーと支持軸の軸端部であるフランジとの中心
に対して点対称とならない複数位置におけるねじ部材結
合である。支持軸は、対向するフレームに軸方向移動が
拘束されて回転可能に設けられた偏心スリーブを貫通す
る偏心穴に、軸方向移動可能な軸受を介してフレームを
貫通して取り付けられている。
【0029】胴部材を印刷機に取り付けるに際しては、
印刷胴支持手段の支持軸に胴部材を装着した際、胴部材
が隣り合って外周面が接する他の印刷胴から間隔を置い
て遠ざかり胴部材が容易に装着できる位置となるように
偏心スリーブを角変位させ、偏心スリーブの回転中心か
ら偏心して支持される支持軸を、偏心スリーブの回転中
心を中心とした円弧に沿って、胴部材の装着位置へ移動
する。
印刷胴支持手段の支持軸に胴部材を装着した際、胴部材
が隣り合って外周面が接する他の印刷胴から間隔を置い
て遠ざかり胴部材が容易に装着できる位置となるように
偏心スリーブを角変位させ、偏心スリーブの回転中心か
ら偏心して支持される支持軸を、偏心スリーブの回転中
心を中心とした円弧に沿って、胴部材の装着位置へ移動
する。
【0030】次に、印刷胴支持手段の支持軸の間に胴部
材の装着スペースを確保するために、支持軸を軸方向に
一層離隔するよう移動させる。契合部が凸条部と凹溝部
とから構成されている場合には、心ずしも対向した支持
軸を一層離隔することは要しない。
材の装着スペースを確保するために、支持軸を軸方向に
一層離隔するよう移動させる。契合部が凸条部と凹溝部
とから構成されている場合には、心ずしも対向した支持
軸を一層離隔することは要しない。
【0031】胴部材の外周面を例えばマニピュレーター
で支持して、胴部材を対向した支持軸の間に移動し、支
持軸を対向前進させて、胴部材のベアラーの円錐台形穴
に支持軸の円錐台形軸端部を嵌め合わせるか、胴部材の
ベアラーの凸条部に支持軸のフランジの凹溝部を嵌め合
わせる。又はマニピュレーターに外周面を支持された胴
部材を対向した支持軸の間へと半径方向に移動し、ベア
ラーの凸条部を支持軸のフランジの凹溝部に嵌め合わせ
る。そして、胴部材の外端面部となるベアラーと支持軸
の軸端部であるフランジとをねじ部材で結合する。かく
して印刷機への印刷胴が装着され、胴部材の印刷胴支持
手段からの取り外しは、上記とは逆の工程で行う。
で支持して、胴部材を対向した支持軸の間に移動し、支
持軸を対向前進させて、胴部材のベアラーの円錐台形穴
に支持軸の円錐台形軸端部を嵌め合わせるか、胴部材の
ベアラーの凸条部に支持軸のフランジの凹溝部を嵌め合
わせる。又はマニピュレーターに外周面を支持された胴
部材を対向した支持軸の間へと半径方向に移動し、ベア
ラーの凸条部を支持軸のフランジの凹溝部に嵌め合わせ
る。そして、胴部材の外端面部となるベアラーと支持軸
の軸端部であるフランジとをねじ部材で結合する。かく
して印刷機への印刷胴が装着され、胴部材の印刷胴支持
手段からの取り外しは、上記とは逆の工程で行う。
【0032】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態における印
刷機の印刷胴、例えば、オフセット印刷用印刷胴を図面
に従って説明する。オフセット印刷用印刷胴は、胴部材
P及び印刷胴支持手段Qから構成されている。
刷機の印刷胴、例えば、オフセット印刷用印刷胴を図面
に従って説明する。オフセット印刷用印刷胴は、胴部材
P及び印刷胴支持手段Qから構成されている。
【0033】図1、図2、図3及び図4に示すように、
胴部材Pは、中空の円筒状の胴主部1の両端部に、円盤
状のベアラー2,3が取り付けられて形成されている。
胴部材Pの胴主部1の外周面には、インキ画像を相対す
る印刷胴や印刷紙に転移可能で、周面方向に継ぎ目など
がない略一様に平らかな外周面を形成する被覆部4が形
成されている。
胴部材Pは、中空の円筒状の胴主部1の両端部に、円盤
状のベアラー2,3が取り付けられて形成されている。
胴部材Pの胴主部1の外周面には、インキ画像を相対す
る印刷胴や印刷紙に転移可能で、周面方向に継ぎ目など
がない略一様に平らかな外周面を形成する被覆部4が形
成されている。
【0034】前記被覆部4は、例えば光照射によって親
油性域と親水性域とを混在して形成し得る画像形成層、
又は、例えば合成樹脂表面によってインキ画像の転移中
継が可能な画像転移中継層である。前者は、オフセット
印刷の版胴として使用する印刷胴であり、後者はオフセ
ット印刷のブランケット胴として使用する印刷胴であ
る。そして、これらの被覆部4は、溶解、研削又は離脱
などによって除去可能であると共に、塗布、貼着、装着
などによって再成可能である。
油性域と親水性域とを混在して形成し得る画像形成層、
又は、例えば合成樹脂表面によってインキ画像の転移中
継が可能な画像転移中継層である。前者は、オフセット
印刷の版胴として使用する印刷胴であり、後者はオフセ
ット印刷のブランケット胴として使用する印刷胴であ
る。そして、これらの被覆部4は、溶解、研削又は離脱
などによって除去可能であると共に、塗布、貼着、装着
などによって再成可能である。
【0035】同じく、印刷胴支持手段Qは、胴部材Pの
ベアラー2,3に結合される支持軸7,8が、対向する
フレーム5,6に軸方向移動が拘束されて回転可能に設
けられた偏心スリーブ15,16を貫通する偏心穴1
7,18に、軸方向移動可能な軸受9,10を介してフ
レーム5,6を貫通して取り付けられて構成されてい
る。
ベアラー2,3に結合される支持軸7,8が、対向する
フレーム5,6に軸方向移動が拘束されて回転可能に設
けられた偏心スリーブ15,16を貫通する偏心穴1
7,18に、軸方向移動可能な軸受9,10を介してフ
レーム5,6を貫通して取り付けられて構成されてい
る。
【0036】胴部材Pのベアラー2,3と支持軸7,8
との結合構造について説明する。図1及び図2に示す実
施の第1の形態において、ベアラー2,3の外側面に
は、支持軸7,8との結合の際に位置決めが可能である
ように、外開きのテーパーの付いた円錐台形穴2a,3
aが同一中心線にあけられていると共に、ベアラー2,
3の中心に対して点対称とならない位置関係のねじ穴2
b,3bが各側面の複数個所(図示の実施の形態では3
個所)に軸方向にあけられている。
との結合構造について説明する。図1及び図2に示す実
施の第1の形態において、ベアラー2,3の外側面に
は、支持軸7,8との結合の際に位置決めが可能である
ように、外開きのテーパーの付いた円錐台形穴2a,3
aが同一中心線にあけられていると共に、ベアラー2,
3の中心に対して点対称とならない位置関係のねじ穴2
b,3bが各側面の複数個所(図示の実施の形態では3
個所)に軸方向にあけられている。
【0037】印刷胴支持手段Qは、図2に示すように、
フレーム5,6の内側に向いた支持軸7,8の軸端に
は、フランジ7a,8aが形成され、その対向面には、
先細テーパの円錐台形軸端部7b,8bが同一中心線に
形成されている。この支持軸7,8の円錐台形軸端部7
b,8bの形状は、前記胴部材Pのベアラー2,3の側
面の円錐台形穴2a,3aに丁度嵌まり合う形状であ
り、円錐台形穴2a,3aと円錐台形軸端部7b,8b
とにより、互いに嵌まった状態で胴部材Pと支持軸7,
8とを同一軸線関係にする契合部が構成される。
フレーム5,6の内側に向いた支持軸7,8の軸端に
は、フランジ7a,8aが形成され、その対向面には、
先細テーパの円錐台形軸端部7b,8bが同一中心線に
形成されている。この支持軸7,8の円錐台形軸端部7
b,8bの形状は、前記胴部材Pのベアラー2,3の側
面の円錐台形穴2a,3aに丁度嵌まり合う形状であ
り、円錐台形穴2a,3aと円錐台形軸端部7b,8b
とにより、互いに嵌まった状態で胴部材Pと支持軸7,
8とを同一軸線関係にする契合部が構成される。
【0038】そして、支持軸7,8のフランジ7a,8
aには、円錐台形軸端部7b,8bがベアラー2,3の
円錐台形穴2a,3aに嵌まった状態で、ベアラー2,
3の各ねじ穴2b,3bと整合する位置に軸方向のボル
ト穴12が貫通され、各ボルト穴12に挿入されたボル
ト11がねじ穴2b,3bにねじ込まれることにより、
支持軸7,8と胴部材Pとが一体に結合され得る。
aには、円錐台形軸端部7b,8bがベアラー2,3の
円錐台形穴2a,3aに嵌まった状態で、ベアラー2,
3の各ねじ穴2b,3bと整合する位置に軸方向のボル
ト穴12が貫通され、各ボルト穴12に挿入されたボル
ト11がねじ穴2b,3bにねじ込まれることにより、
支持軸7,8と胴部材Pとが一体に結合され得る。
【0039】図3、図4及び図5に示す実施の第2の形
態において、ベアラー2,3の各外側面には、支持軸
7,8との結合の際に位置決めが可能であるように、外
周縁から中心に達する直径方向の均一幅で所定厚さの凸
条部25a,26aが図3に示すように形成され、ベア
ラー2,3の中心に対して点対称とならない位置関係の
ねじ穴2b(3b)が各側面の複数個所(図示の実施の
形態では3個所)に軸方向にあけられている。
態において、ベアラー2,3の各外側面には、支持軸
7,8との結合の際に位置決めが可能であるように、外
周縁から中心に達する直径方向の均一幅で所定厚さの凸
条部25a,26aが図3に示すように形成され、ベア
ラー2,3の中心に対して点対称とならない位置関係の
ねじ穴2b(3b)が各側面の複数個所(図示の実施の
形態では3個所)に軸方向にあけられている。
【0040】印刷胴支持手段Qは、図4で示すように、
フレーム5,6の内側に向いた支持軸7,8の軸端に形
成されたフランジ7a,8aの対向面には、ベアラー
2,3の各外側面の凸条部25a,26aが丁度嵌まり
合う形状の凹溝部25b,26bが形成されており、凸
条部25a,26aと凹溝部25b,26bとにより、
互いに嵌まった状態で胴部材Pと支持軸7,8とを同一
軸線関係にする契合部25,26が構成される。
フレーム5,6の内側に向いた支持軸7,8の軸端に形
成されたフランジ7a,8aの対向面には、ベアラー
2,3の各外側面の凸条部25a,26aが丁度嵌まり
合う形状の凹溝部25b,26bが形成されており、凸
条部25a,26aと凹溝部25b,26bとにより、
互いに嵌まった状態で胴部材Pと支持軸7,8とを同一
軸線関係にする契合部25,26が構成される。
【0041】図示の例とは逆に、ベアラー2,3の各外
側面に凹溝部25b,26bが、フレーム5,6の内側
に向いた支持軸7,8の軸端に形成されたフランジ7
a,8aの対向面に凸条部25a,26aが夫々形成さ
れていてもよい。そして、いずれにしても、図示されて
いないが、凸条部25a,26a及び凹溝部25b,2
6bの幅及び厚さ又はそのいずれか一方が外周縁から中
心部に向けて小さくなる形状であってもよい。このテー
パ状形式では、後に説明する胴部材Pを印刷機に取り付
けるときに、凸条部25a,26aと凹溝部25b,2
6bとの嵌め合わせ操作が容易になる。
側面に凹溝部25b,26bが、フレーム5,6の内側
に向いた支持軸7,8の軸端に形成されたフランジ7
a,8aの対向面に凸条部25a,26aが夫々形成さ
れていてもよい。そして、いずれにしても、図示されて
いないが、凸条部25a,26a及び凹溝部25b,2
6bの幅及び厚さ又はそのいずれか一方が外周縁から中
心部に向けて小さくなる形状であってもよい。このテー
パ状形式では、後に説明する胴部材Pを印刷機に取り付
けるときに、凸条部25a,26aと凹溝部25b,2
6bとの嵌め合わせ操作が容易になる。
【0042】支持軸7,8のフランジ7a,8aには、
凹溝部25b,26bにベアラー2,3の凸条部25
a,26aが嵌まった状態で、ベアラー2,3の各ねじ
穴2b(3b)と整合する位置に軸方向のボルト穴12
が貫通され、各ボルト穴12に挿入されたボルト11が
ねじ穴2b,3bにねじ込まれることにより、支持軸
7,8と胴部材Pとが一体に結合され得る。
凹溝部25b,26bにベアラー2,3の凸条部25
a,26aが嵌まった状態で、ベアラー2,3の各ねじ
穴2b(3b)と整合する位置に軸方向のボルト穴12
が貫通され、各ボルト穴12に挿入されたボルト11が
ねじ穴2b,3bにねじ込まれることにより、支持軸
7,8と胴部材Pとが一体に結合され得る。
【0043】上記の両実施の形態において、印刷胴支持
手段における偏心スリーブ15,16の偏心穴17,1
8は、同一中心線に配置され、適宜手段によって偏心ス
リーブ15,16が円周方向に変位移動するのに伴い偏
心スリーブ15,16に取り付けた支持軸7,8は、そ
の中心線が同一円弧上を移動可能である。
手段における偏心スリーブ15,16の偏心穴17,1
8は、同一中心線に配置され、適宜手段によって偏心ス
リーブ15,16が円周方向に変位移動するのに伴い偏
心スリーブ15,16に取り付けた支持軸7,8は、そ
の中心線が同一円弧上を移動可能である。
【0044】この移動により印刷胴は、隣接胴に対して
加圧下で接触する位置と隣接胴から離れる位置に移動可
能であり、胴部材Pと支持軸7,8を結合するときに、
偏心スリーブ15,16を印刷胴が隣接胴から離れる位
置になるよう円周方向に移動して行うことにより、隣接
胴にわずらわされることをなくせる。
加圧下で接触する位置と隣接胴から離れる位置に移動可
能であり、胴部材Pと支持軸7,8を結合するときに、
偏心スリーブ15,16を印刷胴が隣接胴から離れる位
置になるよう円周方向に移動して行うことにより、隣接
胴にわずらわされることをなくせる。
【0045】上記の胴部材Pを印刷機に取り付ける操作
を図に従って説明する。 印刷胴支持手段Qの支持軸7,8に胴部材Pを装着
した際、胴部材Pが図示しない隣り合って外周面が接す
る印刷胴から間隔を置いて遠ざかり胴部材Pが容易に装
着できる位置となるように偏心スリーブ15,16を移
動しておく。
を図に従って説明する。 印刷胴支持手段Qの支持軸7,8に胴部材Pを装着
した際、胴部材Pが図示しない隣り合って外周面が接す
る印刷胴から間隔を置いて遠ざかり胴部材Pが容易に装
着できる位置となるように偏心スリーブ15,16を移
動しておく。
【0046】それには、適宜の手段で偏心スリーブ1
5,16を角変位させる。偏心スリーブ15,16の回
転中心から偏心して支持される支持軸7,8を、偏心ス
リーブ15,16の回転中心を中心とした円弧に沿っ
て、胴部材Pの装着位置へ移動する。
5,16を角変位させる。偏心スリーブ15,16の回
転中心から偏心して支持される支持軸7,8を、偏心ス
リーブ15,16の回転中心を中心とした円弧に沿っ
て、胴部材Pの装着位置へ移動する。
【0047】 次に、図1及び図2に示すような実施
の第1形態においては、印刷胴支持手段Qの支持軸7,
8の間に胴部材Pの装着スペースを確保するために、支
持軸7,8を適宜の手段で軸方向に一層離隔するよう移
動させる。図3及び図4に示すような実施の第2形態に
おける契合部25,26によって位置決めする場合は、
心ずしも支持軸7,8を一層離隔することは要しない。
の第1形態においては、印刷胴支持手段Qの支持軸7,
8の間に胴部材Pの装着スペースを確保するために、支
持軸7,8を適宜の手段で軸方向に一層離隔するよう移
動させる。図3及び図4に示すような実施の第2形態に
おける契合部25,26によって位置決めする場合は、
心ずしも支持軸7,8を一層離隔することは要しない。
【0048】 次に、実施の第1形態においては、胴
部材Pの外周面を例えば図示しないマニピュレーターで
支持して、胴部材Pを支持軸7,8の間に移動する。そ
して、胴部材Pの端面のねじ穴2b,3bにフランジ7
a,8a側面の中心に対して点対称とならない位置に設
けたボルト穴12が整合する回転位相に位置決めされた
支持軸7,8を対向前進させて、胴部材Pのベアラー
2,3の円錐台形穴2a,3aに支持軸7,8の円錐台
形軸端部7b,8bを嵌め合わせる。
部材Pの外周面を例えば図示しないマニピュレーターで
支持して、胴部材Pを支持軸7,8の間に移動する。そ
して、胴部材Pの端面のねじ穴2b,3bにフランジ7
a,8a側面の中心に対して点対称とならない位置に設
けたボルト穴12が整合する回転位相に位置決めされた
支持軸7,8を対向前進させて、胴部材Pのベアラー
2,3の円錐台形穴2a,3aに支持軸7,8の円錐台
形軸端部7b,8bを嵌め合わせる。
【0049】同じく、実施の第2形態においては、フラ
ンジ7a,8aの凹溝部25b,26bが同一回転位
相、例えば上向き開口の同一回転位相になるように支持
軸7,8を回転位置決めし、ベアラー2,3の各外側面
の凸条部25a,26aが上下方向になるような回転位
相でマニピュレーターに外周面を支持された胴部材Pを
上方から、支持軸7,8の間に移動し、胴部材Pのベア
ラー2,3の各外側面の凸条部25a,26aをフラン
ジ7a,8aの凹溝部25b,26bに嵌め合わせる。
ンジ7a,8aの凹溝部25b,26bが同一回転位
相、例えば上向き開口の同一回転位相になるように支持
軸7,8を回転位置決めし、ベアラー2,3の各外側面
の凸条部25a,26aが上下方向になるような回転位
相でマニピュレーターに外周面を支持された胴部材Pを
上方から、支持軸7,8の間に移動し、胴部材Pのベア
ラー2,3の各外側面の凸条部25a,26aをフラン
ジ7a,8aの凹溝部25b,26bに嵌め合わせる。
【0050】或いは、実施の第1形態と同様に、印刷胴
支持手段Qの支持軸7,8の間に胴部材Pの装着スペー
スを確保するために、支持軸7,8を適宜の手段で軸方
向に一層離隔するよう移動させ、フランジ7a,8aの
凹溝部25b,26bをベアラー2,3の各外側面の凸
条部25a,26aと同一回転位相になるように回転位
置決めされた支持軸7,8を対向前進させて、胴部材P
のベアラー2,3の各外側面の凸条部25a,26aに
支持軸7,8のフランジ7a,8aの凹溝部25b,2
6bを嵌め合わせる。
支持手段Qの支持軸7,8の間に胴部材Pの装着スペー
スを確保するために、支持軸7,8を適宜の手段で軸方
向に一層離隔するよう移動させ、フランジ7a,8aの
凹溝部25b,26bをベアラー2,3の各外側面の凸
条部25a,26aと同一回転位相になるように回転位
置決めされた支持軸7,8を対向前進させて、胴部材P
のベアラー2,3の各外側面の凸条部25a,26aに
支持軸7,8のフランジ7a,8aの凹溝部25b,2
6bを嵌め合わせる。
【0051】 そして、ボルト11を支持軸7,8の
フランジ7a,8aのボルト穴12から挿入して、工具
によって仮締めし、胴部材Pを予め定められた所定の外
周面位相関係で支持軸7,8に結合する。続いて、胴部
材Pを支持軸7,8に結合する各ボルト11を均一に増
し締めすることで、実施の第1形態においては、胴部材
Pの円錐台形穴2a,3aの支持軸7,8の円錐台形軸
端部7b,8bが更に合致して嵌まり合う。
フランジ7a,8aのボルト穴12から挿入して、工具
によって仮締めし、胴部材Pを予め定められた所定の外
周面位相関係で支持軸7,8に結合する。続いて、胴部
材Pを支持軸7,8に結合する各ボルト11を均一に増
し締めすることで、実施の第1形態においては、胴部材
Pの円錐台形穴2a,3aの支持軸7,8の円錐台形軸
端部7b,8bが更に合致して嵌まり合う。
【0052】胴部材Pは、同一中心線で支持軸7,8に
支持され装着され、実施の第2形態においては、胴部材
Pのベアラー2,3の各外側面の凸条部25a,26a
に支持軸7,8のフランジ7a,8aの凹溝部25b,
26bを嵌まり合った状態で、胴部材Pは、同一中心線
で支持軸7,8に支持され装着される。以上によって、
胴部材Pが印刷機に装着される
支持され装着され、実施の第2形態においては、胴部材
Pのベアラー2,3の各外側面の凸条部25a,26a
に支持軸7,8のフランジ7a,8aの凹溝部25b,
26bを嵌まり合った状態で、胴部材Pは、同一中心線
で支持軸7,8に支持され装着される。以上によって、
胴部材Pが印刷機に装着される
【0053】最後に、図示しないマニピュレーターが胴
部材Pから離れて、印刷機への印刷胴装着作業は終了す
る。胴部材Pの印刷胴支持手段Qからの取り外しは、上
記装着作業の逆の工程で行える。この発明は、以上記載
の実施例に限定されるものではなく、要は特許請求の範
囲を逸脱しない設計上の改変を含むものである。
部材Pから離れて、印刷機への印刷胴装着作業は終了す
る。胴部材Pの印刷胴支持手段Qからの取り外しは、上
記装着作業の逆の工程で行える。この発明は、以上記載
の実施例に限定されるものではなく、要は特許請求の範
囲を逸脱しない設計上の改変を含むものである。
【0054】
【発明の効果】この発明のオフセット印刷用印刷胴と印
刷胴支持手段の組立体においては、次のような効果が奏
せられる。 (1)印刷胴外周面に印刷版及びブランケットを装着す
る溝がないので、機械運転中の騒音及び振動を低減し、
印刷作業環境の改善、印刷品質の向上に寄与する。
刷胴支持手段の組立体においては、次のような効果が奏
せられる。 (1)印刷胴外周面に印刷版及びブランケットを装着す
る溝がないので、機械運転中の騒音及び振動を低減し、
印刷作業環境の改善、印刷品質の向上に寄与する。
【0055】(2)印刷胴の主部が単なる中空円筒でよ
いので、円筒を隣接胴との接触圧(印圧)に耐え得る最
小限まで薄くし、オフセット印刷用印刷胴として飛躍的
に軽量化が可能となり、且つ機構が簡素化される。従っ
て、コストが低減され、且つ軽量の撓みが少なくなり安
定した高速での回転が得られて、印刷機の性能及び印刷
品質が向上する。そして、軽量のため印刷機への印刷胴
取り付け作業が簡単で印刷胴の取り扱いも容易なため、
作業者の負担が軽減され、作業の効率が高まる。
いので、円筒を隣接胴との接触圧(印圧)に耐え得る最
小限まで薄くし、オフセット印刷用印刷胴として飛躍的
に軽量化が可能となり、且つ機構が簡素化される。従っ
て、コストが低減され、且つ軽量の撓みが少なくなり安
定した高速での回転が得られて、印刷機の性能及び印刷
品質が向上する。そして、軽量のため印刷機への印刷胴
取り付け作業が簡単で印刷胴の取り扱いも容易なため、
作業者の負担が軽減され、作業の効率が高まる。
【0056】(3)印刷機への印刷胴を取り付ける操作
で、所定の円周方向位相位置に印刷胴を正確に固定する
ことができるので、印刷機運転開始の多色印刷見当及び
表裏印刷見当のいずれか又は双方を調整可能な調整装置
による見当調整が迅速かつ正確に行われ、印刷機による
良好な印刷品質の印刷物を得ることができる。 (4)印刷胴外周が損傷した場合、又は印刷画像を変更
する場合には、外周面を形成する被覆部のみを再成して
何度でも使用できるので、廃棄する無駄がなくなる。
で、所定の円周方向位相位置に印刷胴を正確に固定する
ことができるので、印刷機運転開始の多色印刷見当及び
表裏印刷見当のいずれか又は双方を調整可能な調整装置
による見当調整が迅速かつ正確に行われ、印刷機による
良好な印刷品質の印刷物を得ることができる。 (4)印刷胴外周が損傷した場合、又は印刷画像を変更
する場合には、外周面を形成する被覆部のみを再成して
何度でも使用できるので、廃棄する無駄がなくなる。
【0057】(5)印刷胴を印刷機に取り付け、又は取
り外しをする際、支持軸を軸方向に全く移動しないか、
せいぜい若干移動すれば足りるので、印刷胴の取り付け
又は取り外しのための機構や印刷胴を変位移動するため
の特別なスペースを必要とせず、省スペース面でも極め
て有効である。
り外しをする際、支持軸を軸方向に全く移動しないか、
せいぜい若干移動すれば足りるので、印刷胴の取り付け
又は取り外しのための機構や印刷胴を変位移動するため
の特別なスペースを必要とせず、省スペース面でも極め
て有効である。
【図1】この発明の実施の第1形態におけるオフセット
印刷用印刷胴の斜視図である。
印刷用印刷胴の斜視図である。
【図2】この発明の実施の第1形態におけるオフセット
印刷用印刷胴と印刷胴支持手段の組立体の部分断面図で
ある。
印刷用印刷胴と印刷胴支持手段の組立体の部分断面図で
ある。
【図3】この発明の実施の第2形態におけるオフセット
印刷用印刷胴の斜視図である。
印刷用印刷胴の斜視図である。
【図4】この発明の実施の第2形態におけるオフセット
印刷用印刷胴と印刷胴支持手段の組立体の部分断面図で
ある。
印刷用印刷胴と印刷胴支持手段の組立体の部分断面図で
ある。
【図5】図4のV−V線における断面図である。
P 胴部材
1 胴主部
2,3 ベアラー
2a,3a 円錐台形穴
2b,3b ねじ穴
4 被覆部
Q 印刷胴支持手段
5,6 フレーム
7,8 支持軸
7a,8a フランジ
7b,8b 円錐台形軸端部
9,10 軸受
11 ボルト
12 ボルト穴
15,16 偏心スリーブ
17,18 偏心穴
25,26 契合部
25a,26a 凸条部
25b,26b 凹部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B41F 13/08
B41F 13/10
Claims (4)
- 【請求項1】 インキ画像を相対する印刷胴や印刷紙に
転移可能で、周面方向に継ぎ目などがない略一様に平ら
かな外周面を形成する被覆部が形成され、中空の円筒状
の胴主部及びその両端に設けた円盤状部材からなる胴部
材と、 対向するフレームに同一軸線上で回転可能に取り付けら
れ、胴部材の外側端部に契合部を間にして結合手段によ
り軸端部が結合される一対の支持軸を備えた印刷胴支持
手段とから構成され、 前記結合手段は、ベアラーとなる前記円盤状部材と支持
軸の軸端部であるフランジとの中心に対して点対称とな
らない複数位置におけるねじ部材結合である オフセット
印刷用印刷胴。 - 【請求項2】 契合部は、互に嵌まり合う、胴部材の外
端面部の中心に形成された外開きのテーパーの付いた円
錐台形穴と、 フレームの内側に向いた支持軸の軸端部の中心に形成さ
れた先細テーパの円錐台形軸端部とから構成されている
請求項1に記載のオフセット印刷用印刷胴。 - 【請求項3】 契合部は、互に嵌まり合う、胴部材の外
端面部に形成された外周縁から中心に達する直径方向の
凸条部又は凹溝部と、 フレームの内側に向いた支持軸の軸端部に形成された外
周縁から中心に達する直径方向の凹溝部又は凸条部とか
ら構成されている請求項1に記載のオフセット印刷用印
刷胴。 - 【請求項4】 支持軸は、対向するフレームに軸方向移
動が拘束されて回転可能に設けられた偏心スリーブを貫
通する偏心穴に、軸方向移動可能な軸受を介してフレー
ムを貫通して取り付けられている請求項1乃至請求項3
のいずれかに記載のオフセット印刷用印刷胴。
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