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JP3125452B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP3125452B2
JP3125452B2 JP04197421A JP19742192A JP3125452B2 JP 3125452 B2 JP3125452 B2 JP 3125452B2 JP 04197421 A JP04197421 A JP 04197421A JP 19742192 A JP19742192 A JP 19742192A JP 3125452 B2 JP3125452 B2 JP 3125452B2
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JP
Japan
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servo
sector
signal
magnetic disk
circuit
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俊彦 廣瀬
隆保 武藤
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Sony Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59605Circuits
    • G11B5/59611Detection or processing of peak/envelop signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セクタサーボ方式の磁
気ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、セクタサーボ方式の磁気ディス
クは、各セクタの先頭領域には、セクタサーボパターン
SSPが配されている。磁気ディスクは、セクタサーボ
パターンSSPとデータ領域とが交互に現れることにな
る。
【0003】例えば図6に示すように、2.5インチの
磁気ディスクは、241.5 μs を1セクタすることによっ
て全面が71セクタに分割されている。また、3.5イ
ンチの磁気ディスクでは181.5 μs を1セクタとするこ
とにより90セクタに分割され、各セクタの先頭領域に
サーボパターンSSPが書かれている。このサーボパタ
ーンSSPの領域は、18.625μsに書かれてい
る。
【0004】このセクタサーボパターンの一例を模式的
に示す図7を参照しながら説明する。なお、この図7に
示すサーボパターンは、本件出願人が特願平3−320
84号において提案しているサーボパターンである。
【0005】すなわち、このサーボパターンは、所定の
基準信号がW/Rセトリング領域を経てプリバースト信
号BS、信号レベル補正用の基準信号AGC、同期信号
SYNC等でなる。上記同期信号SYNCには、サーボ
ヘッダSH、クロックCLK、パターンシンクPAT
SYNCに分けて各種の信号が記録されている。
【0006】さらに、偶数トラック2、4、6、・・・
の記録トラックに対してトラックセンタTCが一致する
ように記録トラック幅TBWで、第1のバースト信号X
と、奇数トラック1、3、5、・・・の記録トラックに
対してトラックセンタTCが一致するように記録トラッ
ク幅TBWで、第2のバースト信号Yが記録されると共
に、各2トラック単位で偶数番目のトラックセンタTC
の略々近傍で値が変化するように第1のアドレス情報A
D0、AD1、AD2、・・・と、奇数番目のトラック
センタTCの略々近傍で値が変化するように第2のアド
レス情報D0、D1、D2、・・・とが記録されてい
る。上記第1のレベル検出信号Xと第2のレベル検出信
号Yの比較結果から求めるアドレスADを検出して、第
2のアドレス情報で補正することにより、磁気ヘッドの
位置を検出することができる
【0007】さらに、トラッキング制御用のサーボ信号
A及びBがトラックと直交方向に互いに逆向きのオフセ
ットをかけた異なる位置に市松状に記録された後、所定
の基準信号Cの3つのバースト信号がいわゆるファイン
パターンFPとして記録されてこれら全体でサーボパタ
ーンが形成されている。
【0008】磁気ディスクのヘッダは図7に示すように
幅TW を有するヘッダであって、セクタサーボパターン
を走査してトラッキング制御するための位置情報を読み
出してサーボ制御するのに用いられる。
【0009】上記ファインパターンFPの上記ファイン
パターンA及びBは、各トラックの中心に対してそれぞ
れトラック上の磁気ヘッドの幅TBWをTBW/2だけ偏位
し、交互にオフセットをかけて配している。上記上記フ
ァインパターンA及びBを磁気ヘッドが走査した際に走
査位置に応じてエンベロープが変化する。このエンベロ
ープ信号の変化を検出することによって、磁気ヘッドの
位置ずれを検出することができる。上記ファインパター
ンCは、上記ファインパターンA及びBと異なり、半径
方向に対して連続的に一定のエンベロープレベルを出力
するように記録されている。このファインパターンC
は、レベルを正規化するために用いられる。磁気ヘッド
の位置信号としては、磁気ヘッドが走査した際上記ファ
インパターンA、B及びCのバースト信号の各レベルV
A 、VB 及びVC を用いて(VA −VB )/VC から求
めることができる。この後にデータ領域が設けられてい
る。
【0010】一般に、磁気ディスク装置は、スピンドル
モータ、アクチュエアータの一部であるヘッドアームの
先端の磁気ヘッド、リードライト回路、ヘッド位置検出
部、メモリ(RAM)、ディジタル・シグナル・プロセ
ッサ(DSP)、ボイスコイルモータ(VCM)駆動回
路及びボイスコイルモータ等で構成されている。
【0011】磁気ディスク装置では、トラッキング制御
用の位置情報として、磁気ヘッドを介して上記ファイン
パターンA、Bのバースト信号のレベルVA 、VB が検
出される。そして、上記磁気ディスク装置のヘッド位置
は、上記2つの信号レベルの差(VA −VB )に比例す
ることが知られている。この性質を利用して磁気ヘッド
の位置を示す位置情報の信号が生成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、もし、サー
ボパターン内のファインパターン領域に欠落が生じてい
る場合、上記レベル差(VA −VB )から求めた磁気ヘ
ッドの位置制御電圧値は、真の磁気ヘッドの位置に制御
する制御電圧値と異なる値となってしまう。このため、
磁気ディスク装置にとって、上記制御電圧値は、真の位
置に制御する電圧値と差を生じ外乱の原因となってしま
い、オフトラックとなる虞れがある。
【0013】そこで、本発明は上述の如き実情に鑑み、
磁気ディスク上のサーボパターンの欠落を検出して、精
度の高いヘッド位置制御を行うようことができるように
した磁気ディスク装置の提供を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、セクターサー
ボ方式の磁気ディスク装置において、ディスク半径方向
に連続したサーボ領域に位相を揃えて記録された周波数
信号を再生してパルス化するリードパルス発生手段と、
上記リードパルス発生手段からのリードパルスを計数す
る計数手段と、上記計数手段による計数出力を所定値と
比較して、上記計数手段により上記所定値以下の計数出
力が得られた欠陥セクタを示す欠陥検出信号を出力する
比較手段と、上記比較手段からの欠陥検出信号により示
される欠陥セクタを除いた各セクタのサーボ領域からサ
ーボ信号を得て、ヘッド位置制御を行う制御手段とを備
えることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明に係る磁気ディスク装置では、セクター
サーボ方式の磁気ディスクにディスク半径方向に連続し
たサーボ領域に位相を揃えて記録された周波数信号をリ
ードパルス発生手段により再生してパルス化したリード
パルスを計数手段により計数し、比較手段により、その
計数出力を所定値と比較して、上記所定値以下の計数出
力が得られた欠陥セクタを示す欠陥検出信号を得る。そ
して、上記欠陥検出信号により示される欠陥セクタを除
いた各セクタのサーボ領域からサーボ信号を得て、制御
手段によりヘッド位置制御を行う。
【0016】
【実施例】本発明に係る磁気ディスク装置の一実施例に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】本発明に係る磁気ディスク装置は、例えば
図1のように構成される。
【0018】この磁気ディスク装置は、サンプルサーボ
方式のハードディスク装置に本発明を適用したもので、
磁気ディスク10、スピンドルモータ11、ヘッドアー
ム13、磁気ヘッド14、リードライト回路15、ヘッ
ト位置検出制御部16、ローパスフィルタ(LPF)1
7、ボイスコイルモータ(VCM)駆動回路18、ボイ
スコイルモータ19などを備えてなる。
【0019】上記磁気ディスク10は、セクタサーボ方
式の磁気ディスクであって、各セクタの先頭部分に設け
たサーボ領域に上述の図7に示したセクタサーボパター
ンSSPが配されている。この磁気ディスク10は、上
記スピンドルモータ11により回転駆動され、上記ヘッ
ドアーム13の先端部分に設けた磁気ヘッド14により
各トラックが走査される。
【0020】上記磁気ヘッド14は、上記磁気ディスク
10のトラックを走査して、上記セクタサーボパターン
SSPの再生信号を上記リードライト回路15を介して
上記ヘット位置検出制御部16に供給する。このヘッド
位置検出制御部16は、上記セクタサーボパターンSS
Pの再生信号から上記磁気ヘッド14の位置制御用のサ
ーボ量に応じた制御信号を生成する。そして、このヘッ
ド位置検出制御部16は、上記LPF17を介してヘッ
ド位置制御信号を上記VCM駆動回路18に供給して、
上記ボイスコイルモータ19の駆動を制御することによ
り、上記ヘッドアーム13の位置を制御して、上記磁気
ヘッド14を目的のトラック位置に移動させる。
【0021】上記ヘッド位置検出制御部16は、イコラ
イザ回路161、パルス検出回路162、サーボ検出回
路163、エンベロープ検波回路164、積分回路16
5、A/D変換器166、ディジタル・シグナル・プロ
セッサ(DSP)167、CPU168、メモリ(RA
M)169やD/A変換器170などから成る。
【0022】上記イコライザ回路161は、上記磁気ヘ
ッド14から上記リードライト回路15を介して供給さ
れる再生信号に等価処理を施して、等価処理済の再生信
号を上記パルス検出回路162とエンベロープ検波回路
164に供給する。
【0023】上記パルス検出回路162は、上記イコラ
イザ回路161により等価処理が施された再生信号につ
いて、図2に示すように、所定のスレッショルドレベル
TH,VTLでピーク部分を検出することによりリードパ
ルスを生成する。そして、このパルス検出回路162
は、生成したリードパルスを上記サーボ検出回路163
に供給する。
【0024】上記サーボ検出回路163は、上記パルス
検出回路162から供給されるリードパルスについて、
上述のサーボパターンを再生したものであるか否かを判
定して、上述のサーボ領域のファインパターンA、B及
びCの各タイミングを示す検出信号を上記積分回路16
5に供給する。
【0025】また、このサーボ検出回路163は、図3
に示すように、上記パルス検出回路162から供給され
るリードパルスを計数する計数回路163Aと、その計
数出力を所定値と比較する比較回路163Bを備える。
【0026】上記計数回路163Aは、上述のサーボ領
域のファインパターンCの期間を示す検出タイミング信
号(図2参照)により、上記ファインパターンCの期間
中、上記リードパルスを計数する。すなわち、上記ファ
インパターンCの再生信号から生成したリードパルスを
計数する。そして、上記比較回路163Bは、上記計数
回路163Aによる計数出力を所定値と比較して、上記
ファインパターンCを再生して得られたリードパルスの
計数結果が所定数よりも少ない場合に、そのセクタが欠
陥セクタであることを示すエラーフラグEFを上記DS
P166に供給する。
【0027】また、上記エンベロープ検波回路164
は、上記イコライザ回路161により等価処理が施され
た再生信号について、図4(a),(b),(c)に示
すように、全波整流してからエンベロープ検波を行う。
このエンベロープ検波回路164により得られた図4
(c)に示すようなエンベロープ検波信号が上記積分回
路165に供給される
【0028】上記積分回路165は、上記エンベロープ
検波回路164により得られたエンベロープ検波信号に
ついて、上記サーボ検出回路163により検出された上
述のサーボ領域のファインパターンA、B及びCの各タ
イミングを示す図4(e),(f)に示すような検出タ
イミング信号に応じて、各ファインパターンA、B及び
C毎に積分する。そして、この積分回路165により得
られる図4(d)に示すような積分出力信号が上記A/
D変換器166に供給される。
【0029】このA/D変換器166は、上記積分回路
165の積分出力信号の信号レベルを図4(g)に示す
クロックに同期してディジタル化して、信号レベルデー
タを上記DSP166に供給する。このDSP166
は、上記サーボ検出回路163から供給される欠陥セク
タを「1」で示すエラーフラグEFおよび上記積分回路
165の積分出力信号の信号レベルデータに基づいて、
上記磁気ヘッド14の位置制御用のサーボ量に応じた制
御データを図5に示すフローチャートの手順に従って生
成する。
【0030】すなわち、ステップS10で磁気ヘッド1
4の位置制御のためのサーボセクタの検出及び演算を開
始してステップS11に進む。ステップS11では、ト
ラッキング制御用に図4(d)に示した3つのファイン
パターンA、B及びCのバースト信号についてのサンプ
リングポイントS1 〜S5 のサンプリングデータD1
5 を取り込む。すなわち、上記A/D変換器166か
ら供給される図4(h)に示すような上記信号レベルデ
ータから上記サンプリングポイントS1 〜S5 のサンプ
リングデータD1 〜D5 を図4(i)に示すクロックS
1 〜S5 のタイミングで取り込む。
【0031】次のステップS12では、これらのサンプ
リングデータD1 〜D5 を基にして上記3つのファイン
パターンA、B及びCのバースト信号レベルVA
B 、VCA =D2 −D1 (1) VB =D3 −D2 (2) VC =D5 −D4 (3) を計算してステップS13に進む。
【0032】ステップS13では、エラーフラグEFに
基づいて欠陥セクタの判定を行う。すなわち、エラーフ
ラグEFが「0」である場合には、欠陥のない正常なセ
クタであると判定してステップS15に進む。また、エ
ラーフラグEFが「1」である場合には、サーボセクタ
のいわゆるファインパターンが欠落して壊れている欠陥
セクタでさると判定してステップS14に進む。
【0033】ステップS14では、上記D/A変換器1
70に出力されている前のセクタの制御データを保持し
て再度出力する。すなわち、欠陥セクタでは、ファイン
パターン内に信号の欠落部分が存在して上記サンプリン
グした信号レベルVA 、及び/またはVB のレベルが低
下したと判断して、このサーボセクタからサンプリング
したデータを使用せず、前のサーボセクタで得られた制
御信号用データを用いる。
【0034】また、ステップS15では、バースト信号
レベルVA 、VB 、VC を基にして磁気ヘッド14の位
置信号を(VA −VB )/VC から求める。そして、ス
テップS16では、位置制御量を計算する。例えばサー
ボ制御のための比例・積分・微分(PID)動作の制御
量を計算してサーボの補償量を求める。
【0035】ステップS17では、上記ステップS16
において求めた位置決めにおけるサーボの補償量をD/
A変換器170に出力する。ステップS18において上
述した一連のサーボセクタの検出及び演算を終了する。
なお、このルーチンは、常に行われているものであるか
ら、ステップS14のデータの保持は、次のサーボセク
タが正常に検出されるまで保持することになる。
【0036】このように上記サーボ検出回路163によ
りエラーフラグEFを立てて、この欠落エラーの発生し
たセクタの位置情報を用いることなく、セクタサーボに
よる位置制御を行うことができるようになる。このた
め、サーボシステムへの影響が減少してサーボ制御の外
乱による磁気ヘッドの位置検出の遅延を回避することが
できる。
【0037】なお、上記CPU168は、上記DSP1
67との間でデータや制御信号を相互に送受して制御し
ている。上記DSP167は、例えば磁気ヘッド14に
加わる外力等を補正する計算を行ってサーボの補正した
信号と上記CPU168から供給される位置に関する信
号とを加算して上記D/A変換器170に出力する。
【0038】そして、このようにしてサーボ量に応じた
制御信号が上記DSP167から上記LPF17を介し
てVCM駆動回路18に供給される。このVCM駆動回
路18は、供給される制御信号に応じた駆動制御信号を
ボイスコイルモータ19に送って位置制御を行う。
【0039】ここで、ファインパターンの欠落によるサ
ーボエラーに考察する。先ず、簡略化のため上記エンベ
ロープ検波回路164からの検波出力が正弦波であると
すると、上記積分回路165による1波当たりの積分出
力V1 は、
【0040】
【数1】
【0041】となる。そして、ファインパターンn波当
たりの積分出力VINT は、
【0042】
【数2】
【0043】となり、1波でもファインパターンが欠落
すると積分出力VINTが1/nだけレベルダウンするこ
とになる。この実施例では、上記エンペロ−プ検波回路
164において、全波整流波形に対して5波分に相当す
る625nsecの時定数を有するピークホールドを行
ってエンペロープ検波出力を得ることにより、14波の
ファインパターンCに対して、1波の欠落により0.2
mだけ積分出力VINTがレベルダウンすることになり、
表1にファインパターンCの欠落数mと積分出力VINT
及びレベル誤差を示すように、10%ダウンのレベル誤
差まで許容する場合には、3波の欠落まで許される。
【0044】
【表1】
【0045】上記サーボ検出回路163は、この許容誤
差の範囲を越えるファインパターンの欠落を検出したと
きに、欠陥セクタを示すエラーフラグEFを立てる。
【0046】このように、この実施例の磁気ディスク装
置では、磁気ディスク10から上記サーボパターンを検
出して磁気ヘッド14の位置制御を行う際に、ディスク
半径方向に連続したサーボ領域に位相を揃えて記録され
た周波数信号(ファインパターンC)は必ず再生される
ので、その再生信号からリードパルスを得て欠陥セクタ
の検出を確実に行うことができる。そして、欠陥セクタ
を除いた正常なセクタに記録されているファインパター
ンを使用することにより、位置制御サーボに外乱として
生じる欠陥セクタの影響を少なく抑えて、精度の高いヘ
ッド位置制御を行うことができる。
【0047】なお、この実施例では、ディスク半径方向
に連続したサーボ領域に位相を揃えて記録された周波数
信号として、上記ファインパターンCを再生してリード
パルスを得て、欠陥セクタを検出するようにしたが、信
号レベル補正用の基準信号AGCからリードパルスを得
て欠陥セクタを検出することもできる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る磁気ディスク装置では、セクターサーボ方式の
磁気ディスクにディスク半径方向に連続したサーボ領域
に位相を揃えて記録された周波数信号をリードパルス発
生手段により再生してパルス化したリードパルスを計数
手段により計数し、その計数出力を比較手段により所定
値と比較して、上記所定値以下の計数出力が得られた欠
陥セクタを除いた各セクタのサーボ領域から制御手段に
よりサーボ信号を得てサーボ制御を行うので、精度の高
いヘッド位置制御を行うことができる。
【0049】従って、本発明によれば、磁気ディスク上
のサーボパターンの欠落を検出して、精度の高いヘッド
位置制御を行う磁気ディスク装置の提供を目的とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ディスク装置を示すブロック
回路図である。
【図2】上記磁気ディスク装置におけるサーボ検出回路
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】上記サーボ検出回路の要部構成を示すブロック
図である。
【図4】上記磁気ディスク装置におけるヘッド位置の制
御動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】上記磁気ディスク装置におけるDSPによるヘ
ッド位置の制御動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図6】セクタ毎に分割されたセクタサーボ方式のディ
スクの模式図である。
【図7】上記セクタサーボ方式のディスクにおけるサー
ボセクタ内のパターンを説明するための図である。
【符号の説明】
10・・・・・・・・・・・磁気ディスク 11・・・・・・・・・・・スピンドルモータ 13・・・・・・・・・・・ヘッドアーム 14・・・・・・・・・・・磁気ヘッド 15・・・・・・・・・・・リードライト回路 16・・・・・・・・・・・ヘッド位置検出制御部 18・・・・・・・・・・・VCM駆動回路 19・・・・・・・・・・・ボイスコイルモータ 161・・・・・・・・・・・イコライザ 162・・・・・・・・・・・パルス検出回路 162A・・・・・・・・・・計数回路 162B・・・・・・・・・・比較回路 163・・・・・・・・・・・サーボ検出回路 164・・・・・・・・・・・エンベロープ検波回路 165・・・・・・・・・・・積分回路 167・・・・・・・・・・・DSP
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−104067(JP,A) 特開 平2−141916(JP,A) 特開 昭63−153772(JP,A) 特公 昭61−28191(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/10 G11B 20/18 G11B 20/10 G11B 5/596

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セクターサーボ方式の磁気ディスク装置
    において、 ディスク半径方向に連続したサーボ領域に位相を揃えて
    記録された周波数信号を再生してパルス化するリードパ
    ルス発生手段と、 上記リードパルス発生手段からのリードパルスを計数す
    る計数手段と、 上記計数手段による計数出力を所定値と比較して、上記
    計数手段により上記所定値以下の計数出力が得られた欠
    陥セクタを示す欠陥検出信号を出力する比較手段と、 上記比較手段からの欠陥検出信号により示される欠陥セ
    クタを除いた各セクタのサーボ領域からサーボ信号を得
    て、ヘッド位置制御を行う制御手段とを備えることを特
    徴とする磁気ディスク装置。
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