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JP3189989U - 包装装置 - Google Patents

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JP3189989U
JP3189989U JP2014000396U JP2014000396U JP3189989U JP 3189989 U JP3189989 U JP 3189989U JP 2014000396 U JP2014000396 U JP 2014000396U JP 2014000396 U JP2014000396 U JP 2014000396U JP 3189989 U JP3189989 U JP 3189989U
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Abstract

【課題】伸縮性に富むフィルムを使用した場合でも、載置部材に絡まらずに、適切に包装することのできる新たな包装装置を提供する。【解決手段】緊張保持させたフィルムFに下方から被包装物を押し上げて、該フィルムFの周縁部を被包装物の下面に折り込む包装装置1で、緊張保持されたフィルムFに向けて被包装物を押し上げるリフト機構30を備え、そのリフト機構30の上部には、被包装物を支持する複数の載置部材が設けられる。そして、リフト機構30によって被包装物がフィルムFを押し上げた後、被包装物と前記載置部材との間に折込部材76〜78が入り込んでフィルムFの周縁部を被包装物の下面に折り込むが、前記載置部材の側部には、解放されたフィルム周縁部と前記載置部材との衝突を防止する部材が設けられている。これにより、開放されたフィルム周縁部が載置部材に絡まるのを防止する。【選択図】図9

Description

本考案は、緊張保持させたストレッチフィルムに下方から被包装物を押し上げて該フィルムの周縁部を被包装物の下面へと折り込む包装装置に関する。
この種の包装装置は、ストレッチフィルムをトレーの大小に応じた寸法に切断してから包装ステーションに搬送し、そこで該フィルムを緊張保持した後、該フイルムの下方から被包装物を押し上げてフィルムを被せるが、その際に使用される押し上げ装置としては、下記特許文献に記載のリフト機構が知られている。
このリフト機構は、被包装物を包装装置内に搬入する搬入機構の終端部に設けられて、搬入機構から受け取った被包装物を複数の載置部材上に載せて包装ステーションまで押し上げていく。そして、被包装物で緊張保持されたフィルムを押し上げた状態において、被包装物と載置部材との間に折込部材が前後左右から進入してフィルムを折り込んでいく。そのとき、載置部材は、進入してくる折込部材で押し倒されるが、所定のタイミングになると、緊張保持されたフィルムは開放されて、被包装物の下面に折り込まれていく。
特開2004−262513号公報
ところで、最近では、伸縮性に富むストレッチフィルムが使用されるようになり、それが伸張状態で開放されると、その反動で、フィルム開放端が押し倒された載置部材に衝突して、載置部材に引っ掛かることがあった。その状態で折込部材がさらに進入すると、フィルムが破けて包装不良に陥るし、載置部材に絡まったフィルムの破片が被包装物内に混入して異物混入の原因になるという問題があった。
この問題を解決するには、載置部材の表面をヤスリで荒らしてフィルムとの接触面積を低減させる方法があるが、この方法は、永続性に欠けるため、定期的にヤスリ掛けをしなければならない問題がある。
本考案は、こうした問題に鑑みて開発したもので、伸縮性に富むフィルムを使用した場合でも、載置部材に絡まらずに、適切に包装することのできる新たな包装装置を提供することにある。
本考案に係る包装装置は、緊張保持させたフィルムに下方から被包装物を押し上げて、該フィルムの周縁部を被包装物の下面に折り込む包装装置であって、被包装物が載置される複数の載置部材を有し、緊張保持された前記フィルムに向けて被包装物を押し上げるリフト機構と、該リフト機構によって被包装物が前記フィルムを押し上げた状態において、被包装物と前記載置部材との間に入り込んで前記フィルムの周縁部を被包装物の下面に折り込む折込部材とを備え、前記リフト機構の前記載置部材の側部には、解放されたフィルム周縁部と前記載置部材との衝突を防止する部材が設けられていることを特徴とする。
緊張保持されたフィルムを被包装物の下面に折り込むときは、折込部材が載置部材を押し倒しながら進入した後、所定のタイミングで、緊張保持されたフィルムが開放される。その際、フィルム周縁部は、押し倒された載置部材に向かって勢い良く収縮する。しかしながら、載置部材の側部には、収縮するフィルムの衝突を防止する部材が設けられ、それが収縮するフィルム周縁部と、押し倒された載置部材との衝突を遮るため、開放されたフィルム周縁部は、載置部材に絡まることなく被包装物の下面にスムースに折り込まれていく。
本考案によれば、例え伸縮性に富むストレッチフィルムが使用されても、それが載置部材に絡まないようにしたから、ストレッチフィルムの種類を問わず、常に適切な包装を行うことができる。したがって、伸縮性に富むストレッチフィルムを使用しても、フィルムの破れや、それに伴う異物混入等の問題を無くすことができる。
本考案の一実施形態である包装装置の外観斜視図。 包装装置内部の正面概略図。 図2のIII-III矢視概略図。 図3のIV-IV矢視概略図。 リフト機構のリフトヘッド配置図。 載置部材の正面図。 載置部材の側面図。 制御部の構成ブロック図。 包装装置の動作説明図。 包装装置の動作説明図。 包装装置の動作説明図。 包装装置の動作説明図。 包装装置の動作説明図。 折り込み動作説明図。 折り込み動作説明図。 折り込み動作説明図。 折り込み動作説明図。
本考案の一実施形態に係るフィルム横送り型のストレッチ包装装置を図1に示す。この包装装置1は、緊張保持させたストレッチフィルムに対してトレーTに載せた生鮮食料品等の商品Gを押し上げた後(図10,図11参照)、フィルムの周縁部をトレーTの下側に折り込むことによって、トレーTと商品Gとから成る被包装物をフィルムで包装する包装装置である。また、この包装装置1は、フィルム包装機能に加えて、計量機能や値付けされたラベルを被包装物に貼付するラベル貼付機能も兼ね備えている。
<装置の全体構成>
図1、図2に示すように、包装装置1は、計量搬入機構2と、包装ステーション3と、ロール支持機構4と、フィルム送り出し機構5と、フィルム搬送機構6と、折り込み機構7と、加熱機構82とを備えている。
計量搬入機構2は、本体1aの正面中央部に設けられている。包装ステーション3は、本体1a内に形成される空間である。ロール支持機構4は、本体1aの両側部に配設されており、それぞれフィルムロールRを保持する。フィルム送り出し機構5は、フィルムロールRから引き出されたフィルムFを上方に送り出す。フィルム搬送機構6は、フィルム送り出し機構5からフィルムFを受け取って包装ステーション3へ搬送する。折り込み機構7は、包装ステーション3に搬送されたフィルムFを被包装物の下面に折り込む。加熱機構82は、折り込み機構7により被包装物の下面に折り込まれたフィルムFを加熱してヒートシールする。
また、本体1aの上部には、表示パネル94、操作キー95などを備えた制御部9が配置されている。この制御部9は、コンピュータを搭載し、上記各機構の動作を制御するとともに、計量搬入機構2で計量された商品Gの重量に基づいて値付けラベルを発行するラベルプリンター10と、発行されたラベルを包装された被包装物に貼付するラベル貼付機11とを制御する。表示パネル94は、タッチパネル式のディスプレイであり、パネル上に操作ボタンや種々のメッセージが表示される。また、制御部9のコンピュータには、記憶部96(図8参照)が収められ、その記憶部96には、表示パネル94や操作キー95などから入力された、フィルム関連データと商品関連データとが記憶されている。
なお、この包装装置1で使用するフィルムロールRは、所定の幅寸法のストレッチフィルムFをロール状に巻き付けたものであるが、そのフィルムは、伸縮率の高いものから低いものまで制限なく使用可能となっている。
<計量搬入機構>
計量搬入機構2は、図示は省略するが、トレーTに収納された商品Gを搬送する搬送ベルトと、商品Gの重量を計量する計量器とを有している。搬送ベルトには、トレーTの側部を押す突起が設けられており、計量器に商品Gを収容したトレーTを載置すれば(図9参照)、商品Gの重量が計量器によって計量され、計量が完了すると、トレーTが搬送ベルトの突起に押されて、包装ステーション3のリフト機構30の支持ベース33a,33b上に送り込まれる(図10参照)。
<包装ステーション>
包装ステーション3は、本体1a内にあって、計量を終えたトレーTとそこに収納された商品G(これらを総称して被包装物という)に一連のフィルム包装処理を施す空間である。この包装ステーション3には、フィルム搬送機構6によってストレッチフィルムFが事前に張られ、張られたフィルムFに対してリフト機構30が被包装物を突き上げる(図11参照)。そして、折り込み機構7の折込板76〜78や前折込棒79がフィルムFを突き上げた状態のトレーTの下面へフィルムFの周縁部を折り込むことにより、被包装物がフィルムFで覆われた状態となる。そのため、この包装ステーション3の下方には、トレーTの下面を支持して被包装物を上方に移動させるリフト機構30が設けられている。
<リフト機構>
リフト機構30は、図3〜図5に示すように、前後の支持ベース33a,33bと、支持ベース33a,33b上に固定された合計33個の載置部材311〜314,321〜325,331〜335,341〜345,351〜355,361〜365,371〜374と、支持ベース33a,33bを上下動させるラックピニオン機構34とから構成されている。ラックピニオン機構34は、ギアボックスを介してサーボモータの回転軸に固定されたピニオンが、そのピニオンに噛合するラックを上下方向に移動させる。これにより、ラック上部に固定された支持ベース33aが上下動する。
2つの支持ベース33a,33bは、前後に配置されており、大きなトレーTを包装する際には前後が連結され、小さなトレーTを包装する際には切り離されて、前側の支持ベース33aだけが上下動するようになっている。
(衝突を防止する部材)
また、前側支持ベース33aの左右方向の両サイドには、フィルムFの衝突を防止する部材Pが取り付けられている(図4、5参照)。この部材Pは、伸縮率の高いフィルムFが使用された場合は、緊張保持されたフィルムFの開放によって、その周縁部が載置部材311〜313、371〜373の側面に勢い良く衝突しようとするが、それを防止する作用をなすものである。そのために、この部材Pは、両サイドに位置する載置部材311〜313、371〜373を被う長さと、左右折込板76,77と干渉しない高さサイズに設定されている。これにより、緊張保持されたフィルムFの周縁部が、開放された勢いで載置部材311〜313、371〜373の側面に引っ掛かったり、絡まったりするのを防止する。
(載置部材)
載置部材311〜374は、後述するように、前後バネ28の反発力が載置部材によって異なるという違いはあるものの、基本的な構造は全て同じとなっている。ここでは、載置部材311を例にとって構造を説明する。なお、ここでは、計量搬入機構2のある側を前側、リフト機構30のある側を後側としている。
載置部材311は、図6および図7に示すように、主として、ヘッド21と、固定ポスト22と、左右回動軸23と、前後回動軸24と、左右バネ27と、前後バネ28とから構成されている。
ヘッド21は、上面がトレーTを載置する載置面となっており、固定ポスト22に対して前後および左右に回動して倒れることができる。
固定ポスト22は、ヘッド21の下方に配置されており、下部が支持ベース33aに固定されている。
左右回動軸23は、図6の2点鎖線の矢印A1で示すように、ヘッド21が垂直状態から左右一方向に約90度の回動が可能になるように、ヘッド21を固定ポスト22に軸支されている。
前後回動軸24は、図7の矢印A2で示すように、ヘッド21が垂直状態から前方向に約90度の回動が可能になるように、ヘッド21を固定ポスト22に軸支されている。
したがって、左右回動軸23と前後回動軸24とは、平面的に直交している。また、図6および図7に示すように、左右回動軸23の中心23aと前後回動軸24の中心24aとは、互いの高さ位置が寸法Hだけずれている。後述するように、ヘッド21は、左右折込板76,77からの力を受けて左右回動軸23を中心に回動して左右方向に倒れ、後ろ折込板78からの力を受けて前後回動軸24を中心に回動して前方に倒れる。ここで、左右回動軸23の中心23aと前後回動軸24の中心24aとが寸法Hだけ高さ方向にずれて配置されているため、左右折込板76,77の高さ方向の中心(図6の中心線77a参照)と左右回動軸23の中心23aとの高さ方向距離L1は、後ろ折込板78の高さ方向の中心(図7の中心線78a参照)と前後回動軸24の中心24aとの高さ方向距離L2に近い値となっている。左右折込板76,77と後ろ折込板78とが高さ方向にずれて配置されているため、もし前後回動軸24の中心24aが左右回動軸23の中心23aと同じ高さ位置にあるとすれば、後ろ折込板78の高さ方向の中心と前後回動軸24の中心24aとの高さ方向距離が図7に示す距離L2よりも大きくなって、ヘッド21の前方への倒れの回動半径が大きくなり、載置部材311等を前後方向に密に配置できなくなる。しかし、ここでは載置部材311等のヘッド21の前方への倒れの回動半径が比較的小さな値に抑えられているため、載置部材311等の前後方向の配置間隔を小さくすることができる(図5参照)。
なお、ヘッド21が左右回動軸23および前後回動軸24を中心にそれぞれ約90度だけ回動可能であるため、左右および前後の両方から力を受けた場合には、ヘッド21は斜めに倒れることもある。具体的には、図5において、点線で示す範囲が、本包装装置1において載置部材311等のヘッド21が倒れる可能性のある平面的な範囲となる。
ただし、中央列にある載置部材341〜345については、左右折込板76,77が届かない範囲にあるため、原則として左右方向に倒れることはなく、前方だけに倒れることになる。しかし、トレーTの載置位置などの関係で重量バランスが崩れて中央の載置部材341〜345が左右に倒れると、包装に不具合が生じる恐れもある。そこで、中央の載置部材341〜345については、ヘッド21が左右に倒れることを防止するリング(図示せず)を装着して、ヘッド21が左右には倒れず前にだけ倒れる構造としている。
図6および図7に示す左右バネ27は、図6の2点鎖線の矢印A1で示すように、ヘッド21が垂直状態から左右方向に回動するときに、その回動に抗するバネである。すなわち、左右バネ27は、ヘッド21が左右方向に倒れたときにヘッド21を図6の実線で示す垂直状態に戻すようにバネ力を作用させている。この左右バネ27は、弦巻状のバネであり、左右回転軸23の周りに巻き付けている。
図6、図7に示す前後バネ28は、図7の2点鎖線の矢印A2で示すようにヘッド21が垂直状態から前方に回動するときに、その回動に抗するバネである。すなわち、前後バネ28は、ヘッド21が前方に倒れたときにヘッド21を図7の実線で示す垂直状態に戻すようにバネ力を作用させるものである。この前後バネ28は、弦巻状のバネであり、前後回転軸24の周りに巻き付けている。
そして、左右バネ27の反発力は、原則として、前後バネ28の反発力よりも強く設定されている。すなわち、ヘッド21は、原則として、左右に倒れるときには強い反発力を受け、前に倒れるときには弱い反発力を受けることになる。但し、左右方向の中央の列(中央列)にある5つの載置部材341〜345については、左右バネ27のバネ強さは他の載置部材311等と同じであるが、前後バネ28のバネ強さは、他の載置部材311の前後バネ28のバネ強さよりも強く設定されている。具体的には、中央列の載置部材341〜345の前後バネ28のバネ強さは、自身および他の載置部材311等の左右バネ27のバネ強さよりも強く設定されている。
なお、前後バネ28のバネ強さが特別に強く設定されている中央列の載置部材341〜345は、左右折込板76,77がトレーTの下側に入り込んだときにもトレーTを支え続けるものである。左右折込板76,77は、中央列の載置部材341〜345の手前までしか移動してこない(図16および図17参照)。
以上をまとめると、載置部材311等に採用されているバネは3種類あり、中央列の載置部材341〜345の前後バネ28が一番強く、全ての載置部材311等の左右バネ27が次に強く、左右それぞれ3列の載置部材311〜314,321〜325,331〜335,351〜355,361〜365,371〜374の前後バネ28が最も弱いバネとなっている。
(押さえ機構)
また、包装ステーション3の上部には、リフト機構30によって突き上げられた被包装物が姿勢を崩して転倒することを防止する押さえ機構(図示せず)が配置されている。この押さえ機構は、排出プッシャー80によってトレーTを排出台83に押し出しながら、トレーTの下面に折り込まれたフィルムFを加熱ローラ112によってヒートシールする際に、被包装物を加熱ローラ112に押しつける役割を果たす。
<ロール支持機構>
フィルムロールRを支持するロール支持機構4は、図2に示すように、本体1aの両側部に概ね対称に設けられている。ロール支持機構4は、主としてロールバー4aから構成されている。
ロールバー4aは、フィルムロールRを挿通させ、ホルダー等でフィルムロールRを保持することができる。また、ロールバー4aは、それぞれ本体1aに回転自在に支持されており、1つのロール駆動モータ4bによって駆動されるようになっている。ロール駆動モータ4bは、正転・逆転が可能であり、正回転時には、一方のロール支持機構4を駆動し、逆回転時には、他方のロール支持機構4を駆動する。
<フィルム送り出し機構>
フィルム送り出し機構5は、フィルムロールRから引き出されたフィルムFを後述するフィルム搬送機構6の一対のフィーダユニット61,62に受け渡すための機構である。このフィルム送り出し機構5は、図2に示すように、主として、繰り出しローラ51と、繰り出しローラ51を駆動するモータ52と、フィルム差し込み板ユニット53と、フィルム差し込み板ユニット53を上下動させるフィルム差し込み板駆動モータ54とから構成されている。
繰り出しローラ51は、ロール支持機構4に保持されたフィルムロールRの斜め上方、フィルムロールRよりも外側に配置されるローラであって、フィルムロールRの長手方向に沿って延びている。この繰り出しローラ51は、ベルトを介して繰り出しモータ52と連結されており、繰り出しモータ52の作動によって回転する。
フィルム差し込み板ユニット53は、2枚の板部材57,58から構成されており、図2に示すように、ロール支持機構4に支持されたフィルムロールRの上方に配置されている。
フィルム差し込み板駆動モータ54は、上記のフィルム差し込み板ユニット53を上下に移動させるために配備されており、リンク機構を介してフィルム差し込み板ユニット53を上下動させる。
<フィルム搬送機構>
フィルム搬送機構6は、フィルムロールRから上記フィルム送り出し機構5によって繰り出されたフィルムFを受け取って、包装ステーション3の中央部分に搬送し、さらにフィルムFを緊張保持する。このフィルム搬送機構6は、第1フィーダユニット61と、第2フィーダユニット62と、第1フィーダ移動ユニット63と、第2フィーダ移動ユニット64と、フィーダ駆動ユニット65とから構成されている。
第1フィーダユニット61は、装置1の正面から見て手前側に、第2フィーダユニット62は、装置1の正面から見て向こう側に配置されている(図3および図4参照)。これらの第1、第2フィーダユニット61,62は、横送りされるフィルムFの前後の両側部(手前側および向こう側の側部)を上下のベルトで挟み、フィーダ駆動ユニット65の作動によってフィルムFを搬送する。
また、第1フィーダユニット61は、第1フィーダ移動ユニット63の作動により、第2フィーダユニット62は、第2フィーダ移動ユニット64の作動により、それぞれフィルムの幅方向(図3および図4の左右方向)に移動するように構成されている。それぞれのフィーダユニット61,62は、フィルムの幅方向に沿って延びるスライドシャフト66,67によって、2カ所でフィルムの幅方向に移動自在に支持されている。
なお、図3、図4では図示していないが、第1、第2フィーダユニット61,62は、複数のクランプ61a,62a(図14〜図17参照)を有している。これらのクランプ61a,62aは、ソレノイドによって作動し、フィルムFの把持とその解除を行うものである。クランプ61a,62aは、左右折込板76,77と後ろ折込板78によってフィルムFの周縁部をトレーTの下面へ折り込ませるときの初期段階において、主として、フィルムFの前後の端部を把持する役割を果たす(図14,図15参照)。
(カッター機構)
また、フィルム搬送機構6のフィルム搬送方向前側には、カッター機構69が配備されている。カッター機構69は、フィルム送り出し機構5からフィルム搬送機構6へと受け渡されたフィルムFがフィルム搬送機構6で所定量だけ搬送された後に、両機構5,6間においてフィルムFを切断するために設けられている。カッター機構69は、フィルム幅よりも長い切断刃69aを有し、この切断刃69aをアクチュエータで移動させることによりフィルムFを切断する。
なお、カッター機構69も、正面右側のフィルムロールRからフィルムFが繰り出されるときに作動するものと、正面左側のフィルムロールRからフィルムFが繰り出されるときに作動するものの2セットが配備されている(図2参照)。
<折り込み機構>
折り込み機構7は、図2、図3に示すように、左右折込板76,77と、後ろ折込板78と、前折込棒79と、排出プッシャー80とから構成されている。
左右折込板76,77は、フィルムFの周縁部の左右部分(フィルム搬送方向の両端部近傍部分)をトレーTの下面に折り込むもので、図示しないモータおよびタイミングベルトによって左右方向に水平移動が可能である。具体的には、左右折込板76,77は、図11に示すようにリフト機構30が被包装物をフィルムFに押し上げた状態において、トレーTと載置部材311等との間に入り込み、フィルムFの周縁部を左右方向にトレーTの下面へと折り込ませる。
後ろ折込板78は、フィルムF周縁部の後側部分をトレーTの下面に折り込むもので、図示しないモータおよびタイミングベルトによって前後方向に水平移動が可能である。この後ろ折込板78は、左右折込板76,77よりも上側に配置されており、平面的に左右折込板76,77に重なりながらフィルムFをトレーTの下側に折り込むことができる。具体的には、後ろ折込板78は、リフト機構30が被包装物をフィルムFに押し上げた状態において、左右折込板76,77よりも高い位置においてトレーTと載置部材311等との間に入り込み、フィルムFの周縁部をトレーTの下面へ前後方向に折り込ませる。
前折込棒79は、排出プッシャー80でトレーTを排出台83に向けて押し出す際に、フィルムFの周縁部の前側部分(第1フィーダユニット61側の側部近傍部分)がトレーTの下面に折り込まれるように、図3に示すように配置されている。
排出プッシャー80は、図2に示すように、上述の押さえ機構(図示せず)と干渉しないよう、左右に2分割されている。排出プッシャー80は、図示しないモータおよびタイミングベルトによって前後方向に水平移動が可能である。後述するように、排出プッシャー80は、後ろ折込板78がフィルムFの周縁部の後側部分をトレーTの下面へと折り込ませた後に、トレーTを前方に移動させて、フィルムFの周縁部の前側部分を前折込棒79によって相対的にトレーTの下面へと折り込ませる(図12,図13参照)。
<加熱機構>
加熱機構82は、図3に示すように、加熱ローラ112や、その前後の搬送ローラなどから構成されている。
<制御部>
図8は、本体1aの上部に配置される制御部9の構成ブロック図を示す。この図において、制御部9は、各機構2,5,6,30,7,82,10,11を制御するもので、CPU91、ROM92、RAM93、タッチパネル式の表示パネル94、操作キー95などを有しており、また各種データが保存される記憶部96、主電源スイッチ16、ヒータ電源スイッチ17、非常停止スイッチ18などと接続されている。
記憶部96には、フィルムデータファイル96aと、商品データファイル96bと、トレーデータファイル96cとが収納されている。フィルムデータファイル96aには、複数種類のフィルムFの性状に関するデータがフィルムFの種類ごとに記憶されている。商品データファイル96bには、商品Gの単価データや商品Gに適合するトレーサイズや盛り付け高さ等に関するデータが商品Gの種類ごとに記憶されている。トレーデータファイル96cには、トレーTのサイズに関するデータと、フィルムFを折り込むタイミングデータと、フィルムTを開放するタイミングデータとが、トレーTの種類ごとに記憶されている。
<包装装置の動作概略>
次に、上記のような構成を持つ包装装置1の概略動作を説明する。
本装置1では、オペレータが商品Gを収容したトレーTを計量搬入機構2の計量器上に載せると、計量値が安定して計量が完了するのを待って、搬送ベルトが動き出す。この搬送ベルトの動きに従って搬送ベルトに固定されている突起が移動し、商品Gを載せたトレーTをリフト機構30の載置部材上に押し出す(図9,図10参照)。
一方、フィルムロールRからフィルム送り出し機構5によりフィルム搬送機構6へと受け渡されたフィルムFは、カッター機構69の切断刃69aにより切断され、1枚の長方形状のフィルムFになって、リフト機構30の上方まで両フィーダユニット61,62によって運ばれる。そして、リフト機構30の上方において、図10に示すフィルムFは、各クランプ61a,62aの作動によりフィルムFの周縁部の前後端が強く把持された状態となる。
そして、周縁部、特に前後端を強く把持されたフィルムFに対して、リフト機構30が商品GおよびトレーTを押し上げる(図11参照)。すると、前後端が強く把持されたフィルムFは、伸張して商品GおよびトレーTの上部を覆う。
この状態において、左右折込板76,77、および、それに続いて動き出す後ろ折込板78が、トレーTの下側に水平移動してくる。そして、適当なタイミングで第2フィーダユニット62のクランプ62aがフィルムFの保持を解除し、フィルムFの周縁部の左右部分および後側部分がトレーTの下面に折り込まれる。続いて、図12に示すように排出プッシャー80がトレーTを排出台83側に押し出すと、折り込まれていなかったフィルムFの周縁部の前側部分(正面側の部分)が前折込棒79に当たり、排出台83側へのトレーTの移動に伴ってトレーTの下側に折り込まれていく。なお、第1フィーダユニット61のクランプ61aは、このときにフィルムFの把持を解除する。また、この移動中にトレーTの下側に折り込まれたフィルムFが加熱ローラ112によりヒートシールされ、図13に示す位置に排出されたときには、商品Gを含むトレーT全体をフィルムFが覆いヒートシールされて包装完了となる。
さらに、ラベル貼付を含む処理を選択している場合には、計量値に基づいて算出される商品の値段や重量などがラベルプリンター10によりラベルに印字され、そのラベルがラベル貼付機11により包装済みの被包装物上に貼付される。
<フィルム周縁部のトレー下面への折り込み動作の詳細>
次に、第1、第2フィーダユニット61,62の各クランプ61a,62aによって保持されているフィルムFをトレーTの下面に折り込むフィルム折り込み動作について、図14〜図17を用いて詳しく説明する。
図14(a),(b)は、リフト機構30によってトレーTが後ろ折込板78および左右折込板76,77よりも上方に持ち上げられたときの状態を表している。図14(a)は正面から、図14(b)は側面から見たときの状態を表す。ここでは、フィルムFがある程度伸張しており、トレーT内の商品はピンと張られたフィルムFで上方を覆われた状態となっている。
この図14(a),(b)に示す状態までトレーTが持ち上げられると、左右折込板76,77および後ろ折込板78がトレーTの下方の空間に向かって水平移動してくる。前述のように、左右折込板76,77よりも後ろ折込板78が上側にあるため、平面的に左右折込板76,77および後ろ折込板78が重なるようにトレーTの下側に入り込むことになる。
そして、図15(a),(b)に示すように、左右折込板76,77がフィルムFを中央に向けて押し始め、続いて、後ろ折込板78がフィルムFを前方へ押し始める。後ろ折込板78がフィルムFを前方へ押し始めると、図15(b)の矢印A11で示すように、第2フィーダユニット62が少し前方に移動し、フィルムFに過剰な張力が作用することを抑える。
また、図15(b)に示すように、前後方向においては、載置部材311等のうち後側にある載置部材325,335,345,355,365のヘッド21が倒れ始める。このときには、第2フィーダユニット62のクランプ62aがフィルムFの後端を把持し続けているが、ヘッド21が倒れ始める5つの載置部材325,335,345,355,365のうち、4つの載置部材325,335,355,365については、前後バネ28のバネ強さが弱く、トータルとして大きな抵抗なく載置部材325,335,345,355,365のヘッド21が倒れる。このため、後ろ折込板78と載置部材325,335,345,355,365とにフィルムFが強く挟まれ、後ろ折込板78の移動によって過剰な張力がフィルムFに作用してフィルムFが破れるといった不具合がなくなる。
さらに、図15(a)に示すように、左右方向においては、左右の外側の2列にある載置部材311〜314,321〜325,361〜365,371〜374のヘッド21が倒れ始める。クランプ61a,62aは、主として、フィルムFの前後端を把持しており、フィルムFの左右の端部は殆ど把持されていないが、ここではヘッド21が倒れ始める載置部材311〜314,321〜325,361〜365,371〜374を含む全載置部材311等の左右バネ27が比較的強いバネ強さを有しているため、倒れながらフィルムFに接触する載置部材311〜314,321〜325,361〜365,371〜374のヘッド21は、フィルムFを比較的強く拘束することになる。そして、載置部材311〜314,321〜325,361〜365,371〜374が比較的強くフィルムFを拘束した状態において、左右折込板76,77が内側に進むため、トレーTを覆うフィルムFの張りが緩んで包装後に見栄えが悪くなることが少なくなる。すなわち、フィルムFに接触しながらフィルムFを比較的強く拘束することになる載置部材311〜314,321〜325,361〜365,371〜374は、フィルムFの張りが緩む方向ではなく、フィルムFの張りが向上する方向に影響を及ぼす。
次に、所定の位置まで左右折込板76,77および後ろ折込板78が進んでくると、第2フィーダユニット62のクランプ62aによるフィルム把持が解除される。すると、伸張したフィルムFの周縁部は、勢い良く収縮するが、衝突を防止する部材Pがあるため、押し倒された載置部材311〜313、371〜373には触れずにその部材Pの外側に止まる。この後、さらに左右折込板76,77および後ろ折込板78が移動して、図16に示す状態を経由して、図17に示す状態へと移行する。図17に示すように、後ろ折込板78が中央列の前端の載置部材341を倒すぐらいまで前方に進んでくると、排出プッシャー80が図17(b)の矢印A12に示すように前方に移動してくるとともに、リフト機構30が載置部材311等を固定している支持ベース33a,33bを図17(b)の矢印A13に示すように下降させ始める。
その後、後ろ折込板78がトレーTの前端まで移動し、排出プッシャー80が上述のようにトレーTを前方の排出台83に押し出す(図13参照)。
<本実施形態の変形例>
本実施形態では、衝突防止部材Pを前側支持ベース33aの左右方向の両サイドに取り付けたが、必要に応じて後側支持ベース33bの左右方向の両サイドにも同様に取り付けることができる。また、開放されたフィルムFの周縁部は、この部材Pを乗り越えてトレーTの下面に折り込まれるため、防止部材Pの角やエッジをきるだけ丸く形成して、滑り易くしておくのが良い。また、この防止部材Pは、金属性で成形されるが、合成樹脂で形成することもできる。
さらに、この実施形態の包装装置1は、フィルム横送り型のストレッチ包装装置であったが、本考案は、フィルム縦送り(前後送り)型の青果などを包装対象とするストレッチ包装装置に対しても、同様に適用することができる。
また、この実施形態では、フィルムロールRを左右両サイドに配置したが、必要に応じて片方だけとすることもできる。
1 包装装置
30 リフト機構
76 左右折込板(左右折込部材)
77 左右折込板(左右折込部材)
311〜314 左右サイドの載置部材
371〜374 左右サイドの載置部材
F フィルム
T トレー(被包装物)
G 商品(被包装物)
P 衝突を防止する部材

Claims (1)

  1. 緊張保持させたフィルムに下方から被包装物を押し上げて、該フィルムの周縁部を被包装物の下面に折り込む包装装置であって、被包装物が載置される複数の載置部材を有し、緊張保持された前記フィルムに向けて被包装物を押し上げるリフト機構と、該リフト機構によって被包装物が前記フィルムを押し上げた状態において、被包装物と前記載置部材との間に入り込んで前記フィルムの周縁部を被包装物の下面に折り込む折込部材とを備え、前記リフト機構の前記載置部材の側部には、解放されたフィルム周縁部と前記載置部材との衝突を防止する部材が設けられていることを特徴とする包装装置。
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CN108557125A (zh) * 2018-05-29 2018-09-21 重庆众点农业有限公司 种子包装机的包装装置

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