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JP3174776U - 半導体発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に安定した所望の色度を得ることを可能とする半導体発光装置を提供する。
【解決手段】 シリコン基板と、前記シリコン基板の一方の主面上に配設された第1の導電型の第1の半導体層、この第1の半導体層上に配設された前記第1の導電型とは逆の第2の導電型の第2の半導体層を有する主半導体領域とを有し、前記シリコン基板の表面には、前記主半導体領域に達する深さの開口部が設けられ、前記開口部に波長変換物質が充填されることを特徴とする。

【選択図】図1

Description

本考案は、半導体発光装置に関する。
半導体発光装置として例えば半導体発光ダイオード(LED)の需要が高まっている。LEDは発光体の主要部品として広く用いられている。そしてLEDの発する光を蛍光体に入射させて発光体としての発光色を変換する技術もよく知られ、例えば青色のLEDと蛍光体を用いて白色の発光色を得る発光ダイオードがある。
この種の発光ダイオードでは発光するLED素子とその光の波長を変換する蛍光体とをどのように配置するかが課題となる。従来提案された構造は、蛍光体でLED素子の周囲を覆ったり、あるいは蛍光体を混ぜたダイボンド剤でLED素子を基台に固定したり、あるいは蛍光体を混ぜた封止樹脂でLED素子を封入するものであった。
しかし、上述の技術においては、樹脂層の形状や厚さ(即ち光変換に関与する蛍光体の総量)を一定に保つことが困難で、樹脂層の形状を一定にしようとすれば注型などを要し、工程を増し製造コストが増える。またキュアー条件の変動によって封止樹脂等の内部での蛍光体の分布にバラツキが発生し易い。これらの理由により、例えば発光ダイオードからスペクトルの強度分布が安定した白色光を発生させることが、発光方向による偏りも含めて困難である。
このような問題を解決するため、下記特許文献1には、サファイア基板の一方の面に発光層であるPNジャンクションとそれらの電極を形成し、前記基板に前記発光層のない側の面から前記発光層に達しない深さに縦横に加工した格子状の溝を形成し、該溝の内部にのみ蛍光体を含有した樹脂を充填し、該樹脂を硬化して成る半導体発光ダイオードが開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に開示されている半導体発光ダイオードにおいては、以
下の点について配慮がなされていなかった。上記半導体発光ダイオードは透光性基板であるサファイア基板が採用される。上記半導体発光ダイオードは縦横に加工した格子状の溝が形成され、該溝の内部にのみ蛍光体が充填される。そのため、PNジャンクションで発生した光は、蛍光体が充填された箇所と充填されない箇所の両方を通過し、それぞれ異なる領域から外部に出射するため混色させることが困難である。また、所望の色度を得ようとした場合に、格子状に充填された蛍光体部の大きさや形状等を発光素子の波長、光量に合わせ、最適化することが困難であり、現実的でない。
特許第4822482号公報
本考案は、上記課題を解決するためになされたものである。従って、本考案は、容易に安定した所望の色度を得ることを可能とする半導体発光装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本考案は、
シリコン基板と、前記シリコン基板の一方の主面上に配設された第1の導電型の第1の半導体層、この第1の半導体層上に配設された前記第1の導電型とは逆の第2の導電型の第2の半導体層を有する主半導体領域とを有し、前記シリコン基板の表面には、前記主半導体領域に達する深さの開口部が設けられ、前記開口部に波長変換物質が充填されることを特徴とする。
容易に安定した所望の色度を得ることを可能とする半導体発光装置を提供する。
本考案の第1の実施形態に係る半導体発光装置の概略図である。 本考案の第2の実施形態に係る半導体発光装置の概略図である。 本考案の第2の実施形態に係る半導体発光装置の部分的な概略図である。 本考案の第2の実施形態に係る半導体発光装置の部分的な概略図である。 本考案の第2の実施形態の変形例に係る半導体発光装置の概略図である。 本考案の第2の実施形態の他の変形例に係る半導体発光装置の概略図である。
次に、本考案の実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であって、本考案はここに示す実施形態に限定される趣旨ではない。
図1に、本考案の第1の実施の形態に係る半導体発光装置の概略図を示す。
本考案の第1の実施の形態に係る半導体発光装置は、シリコンからなる半導体基板1と、半導体基板1の一方の主面上に配設された第1の導電型の第1の半導体層(n型半導体層)11、この第1の半導体層11上に活性層12を介して配設された第1の導電型とは逆の第2の導電型の第2の半導体層(p型半導体層)13を有する主半導体領域2とを備える。
図1では、p型半導体層13がn型半導体層11までエッチングされており、露出したn型半導体層11にn側電極3が形成されている。p側電極4は、p型半導体層13上に形成されている。半導体基板1の他方の主面(発光ダイオードが形成されたのとは反対側の面)には、開口部が形成されている。当該開口部は、半導体基板1の周辺部を残し、n型半導体層11に達するまでエッチングされ、中心付近の半導体基板1は全て除去されている。
当該開口部には波長変換物質である蛍光体100又は、蛍光体100を分散した樹脂101が充填され、硬化されている。この蛍光体100は、当該発光ダイオードから発せられる光を吸収して、その補色の光を放出するような蛍光体である。この目的の為にはYAG蛍光体などを用いることができる。
蛍光体100を分散した樹脂101を充填、硬化させた後は、バックグラインド処理により、半導体基板1及び充填された樹脂101が研磨され、所望の厚さまで薄型化することができる。
半導体発光装置の主要部を構成するための主半導体領域2は、半導体基板1と異種の3−5族化合物半導体から成る複数の層を有し、半導体基板1の上に周知の気相成長法によって形成されている。更に詳細には、主半導体領域2は、ダブルヘテロ接合発光ダイオードを構成するためにn型半導体層11と活性層12とp型半導体層13とを順次に有している。なお、n型半導体層11をn型クラッド層と呼び、p型半導体層13をp型クラッド層と呼ぶことがある。発光ダイオードは原理的にn型半導体層11とp型半導体層13のみで構成できる。従って、主半導体領域2から活性層12を省くことができる。また、必要に応じてバッファ層や周知の電流分散層又はオーミックコンタクト層等を主半導体領域2に付加することができる。
絶縁膜15は例えばシリコン酸化物(SiO2)、によって主半導体領域2を覆うように形成されている。
この構造によれば、活性層12からの直接光と、蛍光体100によって変換された光が混合することによって、白色光を得ることができる。また、前述したように、バックグラインド処理等により半導体基板1及び樹脂101の厚さを調整することが可能なため、容易に所望の色度を得ることができる。さらに、蛍光体100の周囲には、光吸収基板であるシリコン半導体基板1によって囲まれているため、活性層12からの発光と蛍光体100からの発光を効率よく混色させることができる。
なお、この素子は、電極側が、配線基板に直接接続されるフリップチップ方式によって実装される。
次に、図2を用いて本考案の第2の実施形態に係る半導体発光装置について説明する。なお、図1と実質的に同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
本考案の第2の実施形態に係る半導体発光装置は、第1の実施形態に係る半導体発光装置に対し、さらに支持基板10と光反射層5を有し、配線22と接する側の支持基板の主面にはp側電極4が形成され、半導体基板1の他方の主面にはn側電極3が形成される。
図2に示す半導体発光装置を製造する時には、まず、図3に示す半導体基板1を用意する。半導体基板1は、図1と同様に光吸収性基板であればよく、この実施例では、シリコン基板を用いている。
次に、半導体基板1の上に図1に示したものと同様に、p型半導体層11と活性層12とn型半導体層13とを順次に周知の気相成長法で形成して発光機能を有する主半導体領域2を得る。
次に、主半導体領域2の上にAg又はAg合金から成る第1の貼合せ層5aを周知のスパッタリング方法で形成するが、勿論、スパッタリング方法以外の別の蒸着方法等で形成することもできる。第1の貼合せ層5aの厚さは、図2に示した完成後の光反射層5の約半分の厚さであることが望ましい。
次に、図4に示すように、導電性を有するシリコンから成る支持基板10を用意し、この一方の主面10上にAg又はAg合金から成る第2の貼合せ層5bを周知のスパッタリング方法で形成する。そして、他方の主面には、p側電極4が形成される。
そして、図2に示すように支持基板10上の第2の貼合せ層5bに対して図3に示した主半導体領域2上に形成された第1の貼合せ層5aを重ね合せ、且つ互いに加圧接触させて例えば210〜400℃の熱処理を施してAg又はAg合金材料を相互に拡散させて第1及び第2の貼合せ層5a、5bを一体化して光反射層5を得る。この種の接合は一般に拡散接合又は熱圧着と呼ばれている。第1及び第2の貼合せ層5a、5b
がAgの場合には表面をエッチングして酸化又は硫化膜を除去した後に貼合せるのが望ましい。光反射層5は、支持基板10及び主半導体領域2に良好にオーミック接触し且つ比較的大きい反射率を有する。
次に、第1の実施形態に係る半導体発光装置と同様に、半導体基板1の他方の面(発光ダイオードが形成されたのとは反対側の面)に開口部を形成する。当該開口部は、半導体基板1の周辺部を残し、n型半導体層11に達するまでエッチングされ、中心付近の半導体基板1は全て除去される。
そして、当該開口部に波長変換物質である蛍光体100又は、蛍光体100を分散した樹脂101を充填し、硬化する。蛍光体100を分散した樹脂101を充填、硬化させた後は、バックグラインド処理により、半導体基板1及び充填された樹脂101を研磨し、所望の厚さまで薄型化する。
その後、前記開口部の周囲として残された半導体基板1上に、n側電極3を形成し、第2の実施形態に係る半導体発光装置が完成する。
なお、上記第2の実施形態に係る半導体発光装置は、第1の貼合せ層5aと第2の貼合せ層5bを貼合わせて光反射層5を形成したが、その変形例として図5のように、主半導体領域2上に光反射層5を形成し、その上にp側電極4を形成することも可能である。
さらに、他の変形例を図6に示す。図6は、シリコン基板である支持基板10の一方の主面上にn型半導体層13と活性層12とp型半導体層11とを順次に周知の気相成長法で形成して発光機能を有する主半導体領域2を得る。また、支持基板10の他方の主面にはn側電極3が形成される。
次に、シリコン基板である半導体基板1を前記主半導体領域2上に、第2の実施の形態において説明したような方法において貼り合わせ、これまでと同様の方法で半導体基板1の中心付近に開口部を形成し、当該開口部に波長変換物質である蛍光体100又は、蛍光体100を分散した樹脂101を充填し、硬化する。蛍光体100を分散した樹脂101を充填、硬化させた後は、バックグラインド処理により、半導体基板1及び充填された樹脂101を研磨し、所望の厚さまで薄型化する。
その後、前記開口部の周囲として残された半導体基板1上に、p側電極4を形成し、第2の実施形態に係る他の変形例としての半導体発光装置が完成する。
1 半導体基板1
2 主半導体領域
3 n側電極
4 p側電極
5 光反射層
5a 第1の貼合せ層
5b 第2の貼合せ層
10 支持基板
15 絶縁膜
21 実装基板
22 実装基板配線
100 蛍光体
101 樹脂



Claims (3)

  1. シリコン基板と、前記シリコン基板の一方の主面上に配設された第1の導電型の第1の半導体層、この第1の半導体層上に配設された前記第1の導電型とは逆の第2の導電型の第2の半導体層を有する主半導体領域とを有し、
    前記シリコン基板の表面には、前記主半導体領域に達する深さの開口部が設けられ、前記開口部に波長変換物質が充填されることを特徴とする半導体発光装置。
  2. 前記半導体発光装置はフリップタイプであることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  3. 前記主半導体領域上には銀又は銀合金から成る光反射層が形成され、前記光反射層上と前記シリコン基板の他方の主面上にそれぞれ電極が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。







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