JP3157537B2 - Mr装置 - Google Patents
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Description
法に関し、さらに詳しくは、SSFPシーケンス(Stea
dy-State Free Precession sequence)によりコントラ
ストの異なる複数の画像を同時に得ることが出来るMR
イメージング方法に関する。
E 81, 474-483 (1989)」や「MAGNETICRESONANCE IMAGIN
G Vol.6, pp.353-368(1988)」 に記載されているよう
に、SSFPシーケンスとして、FISP,GRAS
S,CE−FASTなどのパルスシーケンスが知られて
いる。図6に、FISP法のパルスシーケンスを例示す
る。
得られる信号は、異なる次数のエコーが重なりあったも
のであるが、従来、これらを分離できなかったため、1
つの画像しか得られない問題点があった。
ケンスによりコントラストの異なる複数の画像を同時に
得ることが出来るMRイメージング方法を提供すること
にある。
ング方法は、SSFPシーケンスによりデータを収集す
るMRイメージング方法において、所望の画像数をNと
するとき、n=−N/2〜N/2−1の各nについて位
相回転k・θn(θn =2πn/N)をk(k=0,±
1,±2,…)次のエコーに与えて、データPnを収集
するステップと、リード方向のデータ番号をr,ワープ
方向のデータ番号をmとするとき、データPn(r,
m)→ミックスデータPmix(r, m・N+n+N/
2)となるようにデータを並べ変えて、前記収集したデ
ータPnからミックスデータPmix を作成するステップ
と、前記ミックスデータPmix を用いてフーリエ変換し
画像を再構成するステップと、再構成した画像をワープ
方向についてN個に分離するステップとを有することを
構成上の特徴とするものである。
ーに与える方法としては、RFの位相を前回の位相に対
して毎回θn だけ回転させる方法や、時間TRの間の勾
配磁場の総面積を“0”にせずに(リフェーズしなけれ
ばよい),スポイラを入れる方法などがある。
転k・θn をk次のエコーに与えてデータPnを収集す
る。データPnは、異なる次数のエコーが重なりあった
ものであり、そのままでは異なる次数のエコーのデータ
を分離できない。ところが、データPn(r,m)→ミ
ックスデータPmix(r,m・N+n+N/2)となる
ようにデータを並べ変えてミックスデータPmix を作
り、そのミックスデータPmix を用いてフーリエ変換す
ると、k次のエコーによる画像をN周期で分離できる。
すなわち、N個のコントラストの異なる画像が得られ
る。
SFPシーケンスで、RF直後からt秒後の信号S
(t)は、
に代入すると、
(7)はRF直前のFIDを表わし、(5)(6)
(8)(9)はそれらに含まれる高次エコーを表わす。
高次エコーは(q/2p)のn乗で減衰していくから、
各次数のエコーの画像はコントラストおよび信号強度が
異なることになる。
回転させる場合を考える。このとき、 δωTR → δω
TR+θ と表わせるので、(3)は、
直後のエコーに比較して、各次数のエコーには次数に応
じた位相回転が加わる。(但し、位相回転θのRFのと
きに得られるエコーでは、高次エコーまで共通に位相回
転θが加わるので、データ収集後、データに位相補正e
xp(−jθ)をかける必要がある。上記の式はこの補
正を加えている。)δωの主な原因は静磁場の不均一で
あるが、通常は静磁場の均一度が非常に良いので、g
(δω)はデルタ関数δ(δω)的になっていると考え
てよい。すると、f(t)はほぼ一定となり、注目する
時間帯0≦t≦TRに、S(t)には、非常に多くの高
次エコーが含まれる。高次エコーを位相別にまとめてS
(t)を表わすと、
N/2−1の各nについてデータPnを収集すると、
(17)に示されるように、k次のエコーはMOD(2
πkn/N,2π)の位相回転を受ける。但し、MOD
(2πkn/N,2π)>πのときは、−2π+MOD
(2πkn/N,2π)<0と同じ効果をもつので、M
OD(2πin/N,2π)=−2π+MOD(2πj
n/N,2π)となるi次のエコーとj次のエコーは同
じ位相回転のグループとして取り扱う。また、同様に、
MOD(2πkn/N,2π)<−πのときは、2π+
MOD(2πkn/N,2π)>0と同じ効果をもつの
で、MOD(2πin/N,2π)=2π+MOD(2
πjn/N,2π)となるi次のエコーとj次のエコー
は同じ位相回転のグループとして取り扱う。つまり、エ
コーは、次のようなN個の位相回転のグループに分けら
れる。
てフーリエ変換すると、N個のコントラストの異なる画
像が得られる。
に詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。図5は、この発明のMRイメ−ジン
グ方法を実施するMR装置1を示すブロック図である。
計算機2は、操作卓13からの指示に基づき、全体の作
動を制御する。
るシーケンスに基づいて、磁場駆動回路4を作動させ、
マグネットアセンブリ5の静磁場コイル,勾配磁場コイ
ルで静磁場,勾配磁場を発生させる。また、変調回路7
を制御し、RF発振回路6で発生したRF信号を所定の
波形に変調して、RF電力増幅器8からマグネットアセ
ンブリ5の送信コイルに加える。
られたNMR信号は、前置増幅器9を介して位相検波器
10に入力され、さらにAD変換器11を介して計算機
2に入力される。計算機2は、AD変換器11から得た
NMR信号のデータに基づき、イメ−ジを再構成し、表
示装置12で表示する。
機2およびシーケンスコントローラ3に記憶された手順
により実施される。図1は、この発明のMRイメージン
グ方法のフロー図である。
と,データ数“Mr×Mw”と,FOV“Lr×Lw”とを
決定する。ここで、Mrはリード方向のデータ数,Mwは
ワープ方向のデータ数である。また、Lrはリード方向
のFOV,Lwはワープ方向のFOVである。数値例を
示せば、N=2,Mr=Mw=M=64,Lr=Lw=L=
30cmである。
−N/2〜N/2であり、θn =2πn/Nである。数
値例を示せば、N=2のとき、n=−1,0であり、θ
-1=±π,θ0 =0である。
数値例を示せば、n=−1を取り出す。
ーケンスによりデータPn を収集する。このとき、RF
の位相を前回の位相に対して毎回θn だけ回転させる。
また、ワープ方向のデータ番号m=−Mw/2,…,Mw
/2−1とするとき、 (Gn)m=(N・m+n+N/2)・ΔGw ΔGw =1/(γ・Tw・Lw・N) γ:磁気回転比 Tw:位相エンコード時間 なる位相エンコード勾配(Gn)m を加える。データPn
のデータ数は、Mr×Mwとなる。数値例を示せば、N
=2,n=−1,Mr=Mw=M=64のとき、θ-1=
πであり、RFの位相を1回毎に反転する。また、m=
−32,…,31である。また、(G-1)m=(2m)
・ΔGwである。これにより、データP-1として、64
×64のデータが得られる。
かチェックする。まだnが残っていれば、前記ステップ
S3に戻る。全てのnを取り出したなら、図2のステッ
プR1に進む。上記数値例では、n=0が残っているの
で、前記ステップS3に戻り、n=0を取り出す。そし
て、ステップS4では、θ0 =0であり、RFの位相を
変えない。また、(G0 )m=(2m+1)・ΔGwであ
る。これにより、データP0 として、64×64のデー
タが得られる。
のデータ番号をr,ワープ方向のデータ番号をmとする
とき、データPn(r,m)→ミックスデータPmix
(r,m・N+n+N/2)となるようにデータを並べ
変えて、前記収集したデータPnからミックスデータP
mix を作成する。ミックスデータPmix のデータ数は、
Mr×N・Mwとなる。数値例を示せば、上記データP-1
(r,m)はミックスデータPmix (r,2m)にな
り、上記データP0(r,m)はミックスデータPmix
(r,2m+1)になる。つまり、データP-1(r,
m)とデータP0 (r,m)とをワープ方向に交互に並
べて、ミックスデータPmix を作成する。ミックスデー
タPmix は、64×128のデータ数になる。
ーリエ変換を行う。これにより、FOV“Lr×N・L
w”の画像が得られる。数値例を示せば、FOV“30c
m×60cm”の画像が得られる。
られた画像をN個の画像に分離する。このとき、Nが偶
数なら、ワープ方向の両端から1/2枚ずつ取って1枚
の画像に合成する。数値例を示せば、FOV“30cm×
60cm”の画像のワープ方向の中央部分からFOV“3
0cm×30cm”の画像を1枚とる。また、ワープ方向の
上端部分からFOV“30cm×15cm”の画像をとり、
下端部分からFOV“30cm×15cm”の画像をとり、
合成してFOV“30cm×30cm”の画像を1枚とる。
データまたは画像を表わす概念図である。ステップS4
で、図3の左端に示す各データ(DATA_-N/2 から DATA_
N/2-1 まで)が得られる。ステップR1で、図3の左端
から2番目に示すデータが得られる。ステップR2で、
図3の左端から3番目に示す画像が得られる。ステップ
R3で、図3の右端に示す各画像(IMAGE_-N/2 から IM
AGE_N/2-1 まで)が得られる。
る。θ=0の画像におけるエコーの次数は、0,±2,
±4,±6,…である。また、θ=±πの画像における
エコーの次数は、±1,±3,±5,…である。
ルスシーケンスを用いているが、この場合、RF間の勾
配磁場Gr,Gsは、その波形より1次モーメントまで
0になるので、流れや体動によるモーションアーチファ
クトが低減される効果がある。さらに、FISP法のパ
ルスシーケンスでは、静磁場不均一の影響により画像に
ムラが出るが、各エコーによる画像を分離して生成でき
るため、位相補正後に重ね合わせれば、ムラのない画像
が得られる。
ば、SSFPシーケンスによりコントラストの異なる複
数の画像を同時に得ることが出来る。また、高次のエコ
ーを同時に重ね合わせてデータ収集するので、信号強度
が大きくなり、各エコーのデータを単独で収集する場合
より、S/Nが向上する。また、各エコーのデータを単
独で収集する場合より、勾配アンプの負担が少なくて済
む。
ある。
ある。
である。
である。
R装置のブロック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 SSFPシーケンスによりデータを収集
するMR装置であって、 所望の画像数をNとするとき、n=−N/2〜N/2−
1の各nについて位相回転k・θn (θn =2πn/
N)をk(k=0,±1,±2,…)次のエコーに与え
て、データPnを収集するようにRFパルス発生手段及
び勾配磁場発生手段を制御し、 リード方向のデータ番号をr,ワープ方向のデータ番号
をmとするとき、データPn(r,m)→ミックスデー
タPmix(r, m・N+n+N/2)となるようにデー
タを並べ変えて、前記収集したデータPnからミックス
データPmix を作成し、 ミックスデータPmix を用いてフーリエ変換し画像を再
構成し、 再構成した画像をワープ方向についてN個に分離し、 コントラストの異なるN個の画像を得る制御演算手段を
備えたことを特徴とするMR装置。 - 【請求項2】 前記SSFPシーケンスはFISP法の
パルスシーケンスであり,且つ,RFの位相を前回の位
相に対して毎回θn だけ回転させて、前記データPnを
収集することを特徴とする請求項1に記載のMR装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12410291A JP3157537B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | Mr装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12410291A JP3157537B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | Mr装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04352945A JPH04352945A (ja) | 1992-12-08 |
JP3157537B2 true JP3157537B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=14876978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12410291A Expired - Lifetime JP3157537B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | Mr装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3157537B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3968353B2 (ja) | 2004-02-18 | 2007-08-29 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | Mri装置 |
JP4585539B2 (ja) * | 2007-04-12 | 2010-11-24 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | Mri装置 |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP12410291A patent/JP3157537B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04352945A (ja) | 1992-12-08 |
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